JP2001343408A - 信号強度検出器 - Google Patents
信号強度検出器Info
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- JP2001343408A JP2001343408A JP2000167018A JP2000167018A JP2001343408A JP 2001343408 A JP2001343408 A JP 2001343408A JP 2000167018 A JP2000167018 A JP 2000167018A JP 2000167018 A JP2000167018 A JP 2000167018A JP 2001343408 A JP2001343408 A JP 2001343408A
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Abstract
の強度検出の精度及び桁数を、入力レベルの高低に関わ
らず確保することができる信号強度検出器を提供する。 【解決手段】A/D変換器の入力信号に対する参照電圧
の上限値を制御することにより、低入力信号レベルに対
しても強度検出データの桁数を確保すると同時に、減衰
器の動作及び参照電圧の設定値に応じた補正を行うこと
により、信号強度データそのものを出力する。
Description
関し、特に広いダイナミックレンジと雑音性の振幅確率
分布をもつ入力信号に対して高精度な強度データを取得
する信号強度検出器に関する。
特開平7−260835号公報に開示されている。この
信号強度検出器では、入力アナログ信号を減衰器で減衰
し、その出力をプリアンプで増幅し、増幅出力を乗算器
で二乗する。得られた二乗出力からローパスフイルタに
より高周波成分を除去し、低域成分(DC成分)を取り
出す。この出力はAD変換器6のアナログ入力レンジの
最大幅と略同一のレベルまでプリスケーラにより増幅さ
れた後、AD変換器によりクロック信号の周期毎にプリ
スケーラの出力をディジタルデータに変換される。この
変換後のディジタルデータを加算器で順次加算する。
器の加算結果の上位の所定ビットのディジタルデータと
予め設定された基準値である信号強度設定値とを比較
し、この比較結果に応じてプリアンプに入力される入力
アナログ信号を減衰させている。比較動作の結果、減衰
器で滅衰動作が行われる場合は、その旨を示す1ビット
の情報である動作情報を出カする。そして、加算器の加
算結果の上位の所定ビットのディジタルデータと上記動
作情報とが検出器の信号強度データとして出カされる。
た従来の信号強度検出器は、高入力レベルの信号に対し
ては、減衰器の動作により適性なレベルでA/D変換動
作が行われるが、低入力レベルの信号についてはLSB
側の2〜3ビット以下のみでしか検出レベルが表現され
ない。したがって、低入力レベルの信号に対して十分な
検出桁数が確保出来ないことである。
換器の出力データの加算器による加算結果及び減衰器が
働いたか否かを知らせるデータから構成されているた
め、得られた信号強度データがそのまま使用可能なデー
タとはならない。
クレンジを持つ雑音性入力信号の強度検出の精度及び桁
数を、入力レベルの高低に関わらず確保することができ
る信号強度検出器を提供することにある。
め、本発明による信号強度検出器は、次のような特徴的
な構成を採用している。
減衰された信号からDC成分を取り出し、取り出された
DC成分A/D変換し、得られたデジタルデータに基づ
いて前記所定の減衰量を制御し、前記A/D変換の際に
用いる参照電圧を選択するとともに、前記制御された減
衰量に対応する乗算または除算して信号強度データとし
て出力する信号強度検出器。
幅確率分布をもつ雑音性の入力信号である上記(1)の
信号強度検出器。
をもつ雑音性の入力信号のレベルが高い場合は前記減衰
量を制御し、またレベルが小さい場合は前記A/D変換
器の参照電圧の上限値を切り替える上記(1)の信号強
度検出器。
衰量が可変な減衰器と、前記減衰器からの出力信号を増
幅する第1の増幅器と、前記第1の増幅器の出力信号を
自乗するアナログ乗算器と、自乗された信号からDC成
分のみを取り出す低域通過フィルタと、取り出されたD
C信号を必要なレベルに増幅する第2の増幅器と、前記
第2の増幅器の出力信号を量子化するA/D変換器と、
前記A/D変換器に対する複数の参照電圧を発生する参
照電圧発生部と、前記参照電圧の中から前記A/D変換
器の参照電圧の上限値を選択するアナログマルチプレク
サと、前記A/D変換器の出力データを一定期間加算す
る加算器と、前記加算器の出力結果をもとに前記減衰器
の減衰量を制御するとともに、前記アナログマルチプレ
クサに対し前記A/D変換器の参照電圧の上限値として
最適なものを選択するための選択信号を出力するレンジ
調整判断部と、前記加算器の加算結果を、前記レンジ調
整判断部からの命令にしたがって乗算又は除算する乗除
演算部と、を備えて成る信号強度検出器。
幅確率分布をもつ雑音性の入力信号である上記(4)の
信号強度検出器。
前記レンジ調整判断部からの命令により選択された減衰
量を与えることにより、前記増幅器及びアナログ乗算器
がリニア動作を保証された入力範囲内に限定させる上記
(5)の信号強度検出器。
定された信号強度検出値を前記加算器により集計された
値と比較する上記(4)の信号強度検出器。
記第1の増幅器及びアナログ乗算器がリニア動作する上
限となる雑音信号入力の強度検出値を比較用の設定値と
し、前記入力信号レベルがこのしきい値を超えると、前
記減衰器に対し所定の減衰量を与えると同時に前記乗除
演算部に対して前記与えられた減衰量に対応する演算命
令を出力し、以下、同様に前記入力信号レベルがしきい
値を超える毎に前記減衰器及び乗除演算部に補正動作の
指令を行う上記(4)の信号強度検出器。
をもつ雑音性の入力信号のレベルが高い場合は前記減衰
器の減衰量を制御し、またレベルが小さい場合は前記A
/D変換器の参照電圧の上限値を切り替える上記(4)
の信号強度検出器。
器の好適実施形態例について図1及び図2を参照して詳
細に説明する。
検出器は、雑音入力信号レベルを減衰させ、その減衰量
が可変な減衰器1と、減衰器1からの出力信号をアナロ
グ乗算器3へ入力前に増幅する増幅器2と、入力信号を
自乗するアナログ乗算器3と、自乗された信号のDC成
分のみを取り出すための低域通過フィルタ4と、得られ
たDC信号をA/D変換器8に入力させる必要なレベル
に増幅する高精度増幅器5と、増幅器5の出力信号を量
子化するA/D変換器8と、A/D変換器8の参照電圧
発生部(参照電圧1からNを発生する)6と、この参照
電圧の中からA/D変換器8の参照電圧の上限値を選択
するアナログマルチプレクサ7と、A/D変換器8の出
力データを加算する加算器9と、加算器9の出力結果を
もとに入力信号に対する減衰量を選択する信号又は参照
電圧の選択信号及び演算命令信号を出力するレンジ調整
判断部10と、加算器9の加算結果を、レンジ調整判断
部10からの命令にしたがって乗算又は除算する乗除演
算部11から構成される。
整判断部10からの命令により選択された減衰量を与え
ることにより、増幅器2及びアナログ乗算器3がリニア
動作を保証された入力範囲内に限定させる。また、参照
電圧発生部6及びアナログマルチプレクサ7は、低入力
信号レベルに対し強度データの桁数を確保させる効果を
持つ。
部からの選択信号に応じて必要な減衰量がかけられる構
成となっている。レンジ調整判断部10は、減衰器1に
対し増幅器2及びアナログ乗算器3がリニア領域で動作
するために必要な減衰量を与えるよう選択信号を出力す
る。
自乗処理された後低域通過フィルタ4によりDC成分が
取り出された後、高精度増幅器5によりA/D変換器8
の入力範囲に合ったレベルに増幅される。参照電圧発生
部6は、N個の参照電圧(1からN)を発生し、これら
のうち一つの参照電圧がアナログマルチプレクサ7に入
力される。レンジ調整判断部10は、アナログマルチプ
レクサ7に対しA/D変換器8の参照電圧の上限値とし
て最適なものを選択するための選択信号をアナログマル
チプレクサ7に出力する。A/D変換器8は、高精度増
幅器5の出力信号をA/D変換し、その変換データを加
算器9に出力する。
たデジタルデータを一定期間加算した後、その結果をレ
ンジ調整判断部10及び乗除演算部11に送出する。レ
ンジ調整判断部10は、内部に設定された信号強度検出
値を加算器9により集計された値と比較する。レンジ調
整判断部10は、最初、増幅器2及びアナログ乗算器3
がリニア動作する上限となる雑音信号入力の強度検出値
を比較用の設定値とする。入力信号レベルがこのしきい
値を超えると、レンジ調整判断部10は、減衰器1に対
し選択信号を出力することにより、入力信号に強度値換
算で6dBの減衰量を与えると同時に乗除演算部11に
対して2倍の演算命令を出力する。この状態で、入力信
号レベルが上述のしきい値を超えると、レンジ調整判断
部10は、減衰器1に対し12dBの減衰量を与ると同
時に乗除演算部に対して4倍の演算命令を出力する。以
下、同様に入力信号レベルがしきい値を超える毎に減衰
器1及び乗除演算部11に補正動作の指令を行う。入力
信号レベルが低下する場合は、参照電圧を切り替えると
同時に除算による補正を行う。
波の強度を周期的に検出する場合を図面を参照しながら
説明する。
に検出する場合の全体構成図である。本実施例における
構成要素は、図1に示す構成と同様な構成を有する信号
強度検出器、クロック発生部31、基準トリガ発生部3
2及び検出周期計測部33となる。
周期は、クロック発生部31から発生するクロック信号
をカウントすることにより基準トリガ発生部32から発
生するトリガ信号を基に検出周期計測部33によって作
り出される。信号強度検出器内の減衰器11は、6d
B、12dBの減衰量及び減衰機能なしの状態がレンジ
調整判断部20により設定可能となっている。
衰器11、増幅器12、アナログ乗算器13、低域通過
フィルタ14、高精度増幅器15を経てA/D変換器1
8に入る。アナログマルチプレクサ17には、3種類の
参照電圧16(参照電圧1〜3)を入力しレンジ調整判
断部20からの参照電圧選択信号に従い選択された参照
電圧をA/D変換器18に出力する。参照電圧1は初期
設定値であり、A/D変換器18のアナログ入力電圧範
囲の上限及び下限をカパーする値に設定される。参照電
圧2は、その半値に、参照電圧3は更にその半値に設定
される。
に従い量子化を行いそのデータを加算器19に出力する
と、加算器19は検出周期計測部33が周期を計測して
いる間加算を続け、その結果をレンジ調整判断部20及
び乗除演算部21に出力する。
ったデータを2倍、4倍する乗算機能と、1/2、1/
4とする除算機能とを持つ。検出周期計測部33は、加
算結果が上記に出力されると同時に加算器19をリセッ
トする。
に対して増幅器12及びアナログ乗算器13がリニア動
作する上限となる強度検出値を比較用の設定値とする。
入力信号レベルがこのしきい値を超えると、レンジ調整
判断部20は、減衰器11に対し選択信号を出力し入力
信号に強度換算で6dBの減衰量を与えると同時に乗除
演算部21に対して2倍の演算命令を出力する。この状
態で、入力信号レベルが上述のしきい値を超えると、レ
ンジ調整判断部21は減衰器に対し12dBの減衰量を
与えると同時に4倍の演算命令を出力する。入力信号が
小さく、加算器のデータ桁数の上位から半数が0となっ
た場合は、レンジ調整判断部21によってアナログマル
チプレクサ17が参照電圧2を選択すると共に、乗除演
算部に÷2の演算命令が出力される。この状態で、入力
信号レベルが更に低下し加算器のデータ桁数の上位から
半数が0となった場合は参照電圧3及び÷4の演算命令
が選択される。
形態例を説明したが、これは単なる例示にすぎず、特定
用途に応じて種々の変形変更が可能であること勿論であ
る。
よれば以下のような顕著な効果が得られる。
入力信号に対してA/D変換器の参照電圧の上限値を制
御しているので、広いダイナミックレンジにわたる信号
強度検出精度を向上させることができる。
より取り出せるため従来必要だった後処理が不要になる
ことである。
成ブロック図である。
構成ブロック図である。
Claims (9)
- 【請求項1】入力信号を所定の減衰量で減衰し、減衰さ
れた信号からDC成分を取り出し、取り出されたDC成
分A/D変換し、得られたデジタルデータに基づいて前
記所定の減衰量を制御し、前記A/D変換の際に用いる
参照電圧を選択するとともに、前記制御された減衰量に
対応する乗算または除算して信号強度データとして出力
することを特徴とする信号強度検出器。 - 【請求項2】前記入力信号はガウス分布に従う振幅確率
分布をもつ雑音性の入力信号であることを特徴とする請
求項1に記載の信号強度検出器。 - 【請求項3】前記ガウス分布に従う振幅確率分布をもつ
雑音性の入力信号のレベルが高い場合は前記減衰量を制
御し、またレベルが小さい場合は前記A/D変換器の参
照電圧の上限値を切り替えることを特徴とする請求項1
に記載の信号強度検出器。 - 【請求項4】入力信号レベルを減衰させ、その減衰量が
可変な減衰器と、 前記減衰器からの出力信号を増幅する第1の増幅器と、 前記第1の増幅器の出力信号を自乗するアナログ乗算器
と、 自乗された信号からDC成分のみを取り出す低域通過フ
ィルタと、 取り出されたDC信号を必要なレベルに増幅する第2の
増幅器と、 前記第2の増幅器の出力信号を量子化するA/D変換器
と、 前記A/D変換器に対する複数の参照電圧を発生する参
照電圧発生部と、 前記参照電圧の中から前記A/D変換器の参照電圧の上
限値を選択するアナログマルチプレクサと、 前記A/D変換器の出力データを一定期間加算する加算
器と、 前記加算器の出力結果をもとに前記減衰器の減衰量を制
御するとともに、前記アナログマルチプレクサに対し前
記A/D変換器の参照電圧の上限値として最適なものを
選択するための選択信号を出力するレンジ調整判断部
と、 前記加算器の加算結果を、前記レンジ調整判断部からの
命令にしたがって乗算又は除算する乗除演算部と、を備
えて成ることを特徴とする信号強度検出器。 - 【請求項5】前記入力信号はガウス分布に従う振幅確率
分布をもつ雑音性の入力信号であることを特徴とする請
求項4に記載の信号強度検出器。 - 【請求項6】前記減衰器は、雑音入力信号に対し前記レ
ンジ調整判断部からの命令により選択された減衰量を与
えることにより、前記増幅器及びアナログ乗算器がリニ
ア動作を保証された入力範囲内に限定させることを特徴
とする請求項5に記載の信号強度検出器。 - 【請求項7】前記レンジ調整判断部は、内部に設定され
た信号強度検出値を前記加算器により集計された値と比
較することを特徴とする請求項4に記載の信号強度検出
器。 - 【請求項8】前記レンジ調整判断部は、最初、前記第1
の増幅器及びアナログ乗算器がリニア動作する上限とな
る雑音信号入力の強度検出値を比較用の設定値とし、前
記入力信号レベルがこのしきい値を超えると、前記減衰
器に対し所定の減衰量を与えると同時に前記乗除演算部
に対して前記与えられた減衰量に対応する演算命令を出
力し、以下、同様に前記入力信号レベルがしきい値を超
える毎に前記減衰器及び乗除演算部に補正動作の指令を
行うことを特徴とする請求項4に記載の信号強度検出
器。 - 【請求項9】前記ガウス分布に従う振幅確率分布をもつ
雑音性の入力信号のレベルが高い場合は前記減衰器の減
衰量を制御し、またレベルが小さい場合は前記A/D変
換器の参照電圧の上限値を切り替えることを特徴とする
請求項4に記載の信号強度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167018A JP3548953B2 (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 信号強度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000167018A JP3548953B2 (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 信号強度検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001343408A true JP2001343408A (ja) | 2001-12-14 |
JP3548953B2 JP3548953B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP3548953B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006050311A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Canon Inc | アナログ信号出力装置 |
JP2019052906A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | アンリツ株式会社 | 信号解析装置及び信号解析装置のダイナミックレンジ最適化方法 |
-
2000
- 2000-06-05 JP JP2000167018A patent/JP3548953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006050311A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Canon Inc | アナログ信号出力装置 |
JP4585810B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2010-11-24 | キヤノン株式会社 | 信号処理装置及び信号処理システム |
JP2019052906A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | アンリツ株式会社 | 信号解析装置及び信号解析装置のダイナミックレンジ最適化方法 |
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---|---|
JP3548953B2 (ja) | 2004-08-04 |
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