JP2001343372A - 液体クロマトグラフ - Google Patents

液体クロマトグラフ

Info

Publication number
JP2001343372A
JP2001343372A JP2000167291A JP2000167291A JP2001343372A JP 2001343372 A JP2001343372 A JP 2001343372A JP 2000167291 A JP2000167291 A JP 2000167291A JP 2000167291 A JP2000167291 A JP 2000167291A JP 2001343372 A JP2001343372 A JP 2001343372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
sample
suction
analysis
diluent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000167291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4313501B2 (ja
Inventor
Katsuaki Kaido
克明 海藤
Kaoru Murata
薫 村田
Naoki Asakawa
直樹 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Shimadzu Corp
Eisai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp, Eisai Co Ltd filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2000167291A priority Critical patent/JP4313501B2/ja
Publication of JP2001343372A publication Critical patent/JP2001343372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4313501B2 publication Critical patent/JP4313501B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/24Automatic injection systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/16Injection
    • G01N30/20Injection using a sampling valve
    • G01N2030/207Injection using a sampling valve with metering cavity, e.g. sample loop
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/06Preparation
    • G01N30/08Preparation using an enricher

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃縮カラムに導入する試料を希釈するための
機構を簡単にする。 【解決手段】 流路選択バルブ2によりシリンジポンプ
4につながる吸引吐出用流路4aを試料導入流路6に接
続し、サンプリングニードル8の先端を試料びん15の
試料に浸入させ、シリンジポンプ4を吸引動作させて試
料をサンプリングニードル8及び試料導入流路6に吸引
した後、サンプリングニードル8を試料注入ポート14
に接続する。試料を希釈する場合、流路選択バルブ2を
切り替えて吸引吐出用流路4aを試料導入流路8及びバ
イパス流路10,12に接続し、シリンジポンプ4を吐
出動作させて、試料を試料注入ポート14から試料導入
流路18の合流部16へ導入するとともに、バイパス流
路10,12から希釈液を合流部16へ導入し、試料導
入流路18で試料を希釈して分析流路切替えバルブ33
を介して濃縮カラム35に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体クロマトグラフ
に関し、特に、試料を希釈液とともに分析流路切替えバ
ルブを介して濃縮カラムに導入して濃縮してから、分析
流路切替えバルブを切り替えて濃縮カラムを分析流路に
接続し、濃縮カラムからの試料を分析流路に導入して分
離分析を行なう液体クロマトグラフに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、試料を濃縮して分析する機能を
備えた従来の液体クロマトグラフシステム(従来例)を
示す流路図である。図9(a)から(d)はその動作を
示す流路図である。希釈液が収容された希釈液容器1か
らの流路は希釈液を送液するための希釈用ポンプ3の吸
引側に接続されている。希釈用ポンプ3の吐出側は流路
を2つに分岐する分岐部5に接続されている。
【0003】分岐部5からの一方の流路は、サンプルル
ープ9が接続された6ポートバルブ7の1つのポートに
接続されている。バルブ7には、試料注入ポート11に
つながる流路、ドレイン13につながる流路、合流部3
1につながる流路が接続されている。バルブ7は、分岐
部5からの流路を合流部31につながる流路に接続し、
かつサンプルループ9を試料注入ポート11につながる
流路及びドレイン13につながる流路に接続する接続ポ
ジション(図8参照)と、分岐部5からの流路をサンプ
ルループ9を介して合流部31につながる流路に接続
し、かつ試料注入ポート11につながる流路とドレイン
13につながる流路とを接続する接続ポジション(図9
(c)参照)との間で切り替えられる。
【0004】試料注入ポート11の近傍には、試料びん
15に収容された試料を試料注入ポート11へ注入する
ためのサンプリングニードル17と、液体を吸引及び吐
出する試料の計量及び導入用のシリンジポンプ19と、
洗浄液を収容した洗浄液容器21と、シリンジポンプ1
9からの流路をサンプリングニードル17につながる流
路又は洗浄液容器21につながる流路へ切り替えて接続
するバルブ23が配置されている。
【0005】分岐部5からの他方の流路は希釈率設定用
バルブ25に接続されている。バルブ25には、それぞ
れ抵抗管が設けられたバイパス流路27a,27bの一
端側が接続されている。バルブ25は、分岐部5からの
流路を、バイパス流路27aに接続する接続ポジション
と、バイパス流路27bに接続する接続ポジションと、
いずれの流路にも接続しない接続ポジションとの間で切
り替えられる。バイパス流路27a,27bの他端側は
希釈率設定用バルブ29に接続されている。バルブ29
には合流部31につながる流路も接続されている。バル
ブ29は、合流部31からの流路を、バイパス流路27
aに接続する接続ポジションと、バイパス流路27bに
接続する接続ポジションと、いずれの流路にも接続しな
い接続ポジションとの間で切り替えられる。
【0006】合流部31からの流路は、濃縮カラム35
が接続された6ポートバルブ33の1つのポートに接続
されている。バルブ33には、分析流路37と、ドレイ
ン39につながる流路も接続されている。分析流路37
には、移動相を収容した移動相容器41と、移動相を送
液するための分析用ポンプ43と、分離カラム45と、
検出器47が設けられており、バルブ33は分析用ポン
プ43と分離カラム45の間に接続されている。バルブ
33は、合流部31からの流路を濃縮カラム35を介し
てドレイン39に接続し、かつ分析流路37の分析用ポ
ンプ43、分離カラム45間を接続する接続ポジション
(図8参照)と、合流部31からの流路をドレイン39
に接続し、かつ分析流路37の分析用ポンプ43、分離
カラム45間を濃縮カラム35を介して接続する接続ポ
ジション(図9(d)参照)との間で切り替えられる。
【0007】図9を参照してこの従来例の動作を説明す
る。 (A)図8に示す待機状態から、サンプリングニードル
17を移動させてその先端を試料びん15の試料へ浸入
させた後、シリンジポンプ19を吸引動作させて試料を
サンプリングニードル17を介して吸引する。 (B)サンプリングニードル17を試料注入ポート11
に接続した後、シリンジポンプ19を吐出動作させて試
料を試料注入ポート11からバルブ7を介してサンプル
ループ9に導入する。
【0008】(C)バルブ7を回転させて接続ポジショ
ンを切り替え、サンプルループ9内の試料を、希釈用ポ
ンプ3によって希釈液容器1から送液される希釈液によ
り押し出して、合流部31及びバルブ33を介して濃縮
カラム35に導いて捕集する。試料が溶け込んでいる溶
媒は有機溶媒である場合が多く、そのままでは試料が濃
縮カラム35を素通りしてしまうので、溶媒強度を下げ
るために、希釈用ポンプ3からの希釈液の一部を、分岐
部5で分岐してバルブ25、バイパス流路27a又は2
7b、及びバルブ29を介して合流部31に導き、その
分岐した希釈液により試料が溶け込んでいる溶媒を希釈
する。希釈率は、バルブ25,29の切替えによりバイ
パス流路27a又は27bのいずれかを選択して流路抵
抗を変えることにより、バルブ29を経て合流部31へ
導かれる希釈液の流量を変えて調整する。 (D)分析流路切替えバルブ33を切り替えて濃縮カラ
ム35を分析流路37に接続し、試料の分析を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8の従来例
に示すように、試料を濃縮しようとすると、試料を濃縮
カラム35に捕集させるだけのために、複数のポンプ
3,19や多数のバルブ7,23,25,29が必要に
なり、システムが大がかりになるという問題があった。
そこで本発明は、濃縮カラムに導入する試料を希釈する
ための機構を簡単な構成により実現できる液体クロマト
グラフを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料を希釈液
とともに分析流路切替えバルブを介して濃縮カラムに導
入して濃縮してから、分析流路切替えバルブを切り替え
て濃縮カラムを分析流路に接続し、濃縮カラムからの試
料を分析流路に導入して分離分析を行なう液体クロマト
グラフであって、液体を吸引及び吐出する吸引吐出部
と、希釈液を収容した希釈液容器と、一端側が分析流路
切替えバルブに接続され、試料を注入するためのサンプ
リングニードル及び試料注入ポートを備えた試料導入流
路と、一端側が試料導入流路の試料注入ポート、分析流
路切替えバルブ間に接続された1又は複数の希釈調整流
路と、吸引吐出部につながる流路、希釈液容器につなが
る流路、試料導入流路の他端側及び希釈調整流路の他端
側が接続された流路選択バルブとを備え、その流路選択
バルブは、少なくとも、吸引吐出部につながる流路を、
試料導入流路及び少なくとも1つの希釈調整流路に同時
に接続する接続ポジションと、試料導入流路に接続する
接続ポジションと、希釈液容器につながる流路に接続す
る接続ポジションとの間で切り替えられるものである。
【0011】流路選択バルブにより吸引吐出部につなが
る流路を希釈液につながる流路に接続し、吸引吐出部を
吸引動作させて吸引吐出部に希釈液を吸引した後、流路
選択バルブを切り替えて吸引吐出部につながる流路を試
料導入流路及び希釈調整流路に接続し、吸引吐出部を吐
出動作させて試料導入流路及び希釈調整流路を希釈液で
満たす。流路選択バルブにより吸引吐出部につながる流
路を試料導入流路に接続し、サンプリングニードルの先
端を試料に浸入させた後、吸引吐出部を吸引動作させて
試料を試料導入流路のサンプリングニードル、流路選択
バルブ間に吸引する。吸引吐出部には試料導入流路のサ
ンプリングニードル、流路選択バルブ間に満たされてい
る希釈液が吸引される。その後、サンプリングニードル
を試料注入ポートに接続する。
【0012】試料を希釈しない場合、吸引吐出部を吐出
動作させて、試料を試料注入ポートから試料導入流路及
び分析流路切替えバルブを介して、濃縮カラムに導入す
る。試料を希釈する場合、流路選択バルブを切り替えて
吸引吐出部につながる流路を試料導入流路及び少なくと
も1つの希釈調整流路に接続し、吸引吐出部を吐出動作
させて、試料を試料注入ポートから試料導入流路へ導入
するとともに、希釈調整流路から希釈液を試料導入流路
の試料注入ポート、分析流路切替えバルブ間へ導入し、
試料導入流路で試料を希釈液により希釈し、その希釈試
料を分析流路切替えバルブを介して濃縮カラムに導く。
【0013】
【実施例】図1は一実施例を示す流路図である。図2か
ら図5はその動作を示す流路図である。図8と同じ機能
を果たす部分には同じ符号を付し、その説明は省略す
る。流路選択バルブ2は変則の6ポートロータリーバル
ブであり、そのポートには、洗浄液としても用いられる
希釈液を収容した希釈液容器1につながる希釈液流路1
a、シリンジポンプ(吸引吐出部)4につながる吸引吐
出用流路4a及び希釈液吸引用流路4b、サンプリング
ニードル8につながる試料導入流路6、抵抗管が設けら
れたバイパス流路(希釈調整流路)10,12が接続さ
れている。流路選択バルブ2のステータには、吸引吐出
用流路4aのポート、試料導入流路6のポート、バイパ
ス流路10のポート、バイパス流路12のポート、希釈
液流路1aのポート、希釈液吸引用流路4bのポートの
順に時計回りに45度間隔でポートが設けられており、
希釈液吸引用流路4bのポートと吸引吐出用流路4aの
間隔は135度である。流路選択バルブ2のローターに
は135度の溝2aが形成されており、ローターの回転
により流路選択バルブ2の流路接続が切り替えられる。
流路選択バルブ2は、図6に示すように、吸引吐出用流
路4a、試料導入流路6、バイパス流路10及びバイパ
ス流路12を接続する接続ポジション(A)、吸引吐出
用流路4a、試料導入流路6及びバイパス流路10を接
続する接続ポジション(B)、吸引吐出用流路4a及び
試料導入流路6を接続する接続ポジション(C)、希釈
液流路1a及び希釈液吸引用流路4bを接続する接続ポ
ジション(D)の間で切り替えられる。
【0014】図7は、シリンジポンプ4の構造を示す断
面図である。図1に示すように、シリンジポンプ4と流
路選択バルブ2の間は2本の流路4a,4bで接続され
ている。吸引吐出用流路4aはプランジャ4cの前進位
置側でシリンダ4dに接続され、希釈液吸引用流路4b
はプランジャ4cの後退位置側でシリンダ4dに接続さ
れている。試料を吸引するときは吸引吐出用流路4aか
ら液を吸引し、希釈液を吸引するときは希釈液吸引用流
路4bから吸引する。吐出は吸引吐出用流路4aから行
なう。これにより、シリンジポンプ4の中に空気が滞留
しにくくなる。
【0015】サンプリングニードル8の近傍に、試料注
入ポート14と試料びん15が配置されている。試料注
入ポート14は、途中に合流部16が設けられた試料導
入流路18により分析流路切替えバルブ33に接続され
ている。合流部16には、流路選択バルブ2からのバイ
パス流路10,12が接続されている。分析流路切替え
バルブ33、濃縮カラム35、分析流路37、ドレイン
39、移動相容器41、分析用ポンプ43、分離カラム
45及び検出器47が図8の従来例と同じ構成で設けら
れている。本発明の試料導入流路は試料導入流路6,1
8により構成されている。
【0016】図1から図5を参照してこの実施例の動作
を説明する。 (A)待機状態 分析流路切替えバルブ33は、合流部16からの流路を
濃縮カラム35を介してドレイン39に接続し、かつ分
析流路37の分析用ポンプ43、分離カラム45間を接
続する接続ポジションにされており、分析用ポンプ43
が作動して分析流路37を移動相が流れている。希釈液
流路1a、吸引吐出用流路4a、希釈液吸引用流路4
b、試料導入流路6,18及びバイパス流路10,12
は希釈液で満たされている(図1参照)。
【0017】(B)試料の吸引 図1に示す待機状態から、流路選択バルブ2を切り替え
て吸引吐出用流路4aを試料導入流路6のみに接続し、
サンプリングニードル8を移動させてその先端を試料び
ん15の試料へ浸入させた後、シリンジポンプ4を吸引
動作させて予め設定された量の試料をサンプリングニー
ドル8及び試料導入流路6に吸引する。このとき、シリ
ンジポンプ4には試料導入流路6に満たされている希釈
液が吸引される(図2参照)。
【0018】(C)希釈液の吸引 サンプリングニードル8を試料注入ポート14に接続し
た後、流路選択バルブ2を切り替えて希釈液流路1aと
希釈液吸引用流路4bを接続する。その状態で、シリン
ジポンプ4を吸引動作させて、希釈液をシリンジポンプ
4内に満たす(図3参照)。 (D)濃縮カラムへの試料の導入 流路選択バルブ2を切り替えて吸引吐出用流路4aを試
料導入流路6、バイパス流路10及び12に接続し、シ
リンジポンプ4を吐出動作させる。シリンジポンプ4内
の希釈液は、吸引吐出用流路4aを経て流路選択バルブ
2の溝2aに導かれ、試料導入流路6及びバイパス流路
10,12の流路抵抗に応じて分岐されて試料導入流路
6及びバイパス流路10,12に導入される。試料導入
流路6に導入された希釈液は試料導入流路6内及びサン
プリングニードル8に導入されている試料を試料注入ポ
ート14側へ押し出し、試料導入流路18に導入する。
バイパス流路10,12に導入された希釈液は合流部1
6へ押し出される(図4参照)。
【0019】試料導入流路18に導入された試料は合流
部16でバイパス流路10,12からの希釈液と混合さ
れて希釈される。その希釈試料は分析流路切替えバルブ
33を介して濃縮カラム35に導かれて捕集される。こ
こで、必要なら、試料が完全に濃縮カラム35に捕集さ
れるまで希釈液の吸引動作(C)と吐出動作(D)を繰
り返す。 (E)試料の分析 分析流路切替えバルブ33を切り替えて濃縮カラム35
を分析流路37に接続し、濃縮カラム35内の試料を、
分析用ポンプ43により移動相容器41から送液された
分析用の移動相により捕集時とは逆方向に流し出し、分
析カラム45に導いて分離し、その分離成分を検出器4
7で検出する(図5参照)。
【0020】上記の動作では、バイパス流路10及び1
2から合流部16へ希釈液を導入しているが、動作
(C)において、流路選択バルブ2により吸引吐出流路
4aを試料導入流路6及びバイパス流路10に接続して
(図6(B)参照)、バイパス流路10のみから合流部
16へ希釈液を導入するようにすれば、バイパス流路1
0及び12から希釈液を導入する場合に比較して、希釈
率を小さくして試料を希釈することができる。また、動
作(C)において、流路選択バルブ2により吸引吐出流
路4aを試料導入流路6のみに接続して(図6(C)参
照)、合流部16へ希釈液を導入しないようにすれば、
試料を希釈せずに濃縮カラム35に導入することができ
る。
【0021】このように、この実施例によれば、流路選
択バルブ2の切替えにより、1台のシリンジポンプ4
で、試料の計量及び吸引、試料の濃縮カラムへの導入、
試料溶媒の希釈の全てを行なうことができる。この実施
例を図8に示す従来例と比較すると、濃縮カラムヘの試
料の導入に必要な構成要素の数は、ポンプ及びシリンジ
ポンプとしてはポンプ3及びシリンジポンプ19の2個
からシリンジポンプ4の1個へ、バルブとしてはバルブ
7,23,25,29の4個からバルブ2の1個に減ら
すことができ、濃縮カラムに導入する試料を希釈するた
めの機構の構成を簡単にすることができる。また、構成
が簡単なので動作のシーケンスが短くなり、試料の導入
に要する時間を短縮できる。
【0022】上記の実施例では、希釈調整流路としてバ
イパス流路を2本備え、流路選択バルブの切替えにより
3段階の希釈率を実現しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、バイパス流路は1本であってもよ
いし、3本以上であってもよい。また、希釈調整流路と
して抵抗管を設けて流路抵抗を調節したバイパス流路を
用いているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、バルブの開閉程度による可変流路抵抗など、他の流
路調節器を備えたものであってもよいし、流路調節器を
備えずに内径の寸法により流路抵抗を調節したものでも
よい。また、吸引吐出部として2つの液体吸引口を備え
たシリンジポンプを用いているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、液体吸引口が1つのシリンジポン
プであってもよいし、他の吸引吐出機構であってもよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明の液体クロマトグラフでは、液体
を吸引及び吐出する吸引吐出部と、希釈液を収容した希
釈液容器と、一端側が分析流路切替えバルブに接続さ
れ、試料を注入するためのサンプリングニードル及び試
料注入ポートを備えた試料導入流路と、一端側が試料導
入流路の試料注入ポート、分析流路切替えバルブ間に接
続された1又は複数の希釈調整流路と、吸引吐出部につ
ながる流路、希釈液容器につながる流路、試料導入流路
の他端側及び希釈調整流路の他端側が接続された流路選
択バルブとを備え、その流路選択バルブは、吸引吐出部
につながる流路を、試料導入流路及び少なくとも1つの
希釈調整流路に同時に接続する接続ポジションと、試料
導入流路に接続する接続ポジションと、希釈液容器につ
ながる流路に接続する接続ポジションとの間で切り替え
られるようにしたので、濃縮カラムに導入する試料を希
釈するための機構を簡単な構成により実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例を示す流路図である。
【図2】 同実施例の試料吸引動作を示す流路図であ
る。
【図3】 同実施例の希釈液吸引動作を示す流路図であ
る。
【図4】 同実施例の濃縮カラムへの試料導入動作を示
す流路図である。
【図5】 同実施例の試料分析動作を示す流路図であ
る。
【図6】 同実施例の流路選択バルブの接続ポジション
を示す図である。
【図7】 同実施例のシリンジポンプの構造を示す断面
図である。
【図8】 従来例を示す流路図である。
【図9】 従来例の動作を示す流路図である。
【符号の説明】
1 希釈液容器 1a 希釈液流路 2 流路選択バルブ 4 シリンジポンプ 6,18 試料導入流路 8 サンプリングニードル 10,12 バイパス流路 14 試料注入ポート 16 合流部 33 分析流路切替えバルブ 35 濃縮カラム 37 分析流路 39 ドレイン 41 移動相容器 43 分析用ポンプ 45 分離カラム 47 検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅川 直樹 茨城県つくば市並木3丁目26−13 Fターム(参考) 2G058 DA09 EA02 EB01 EC01 EC08 FA07 FB12 GA14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を希釈液とともに分析流路切替えバ
    ルブを介して濃縮カラムに導入して濃縮してから、分析
    流路切替えバルブを切り替えて濃縮カラムを分析流路に
    接続し、濃縮カラムからの試料を分析流路に導入して分
    離分析を行なう液体クロマトグラフにおいて、 液体を吸引及び吐出する吸引吐出部と、希釈液を収容し
    た希釈液容器と、一端側が前記分析流路切替えバルブに
    接続され、試料を注入するためのサンプリングニードル
    及び試料注入ポートを備えた試料導入流路と、一端側が
    前記試料導入流路の前記試料注入ポート、前記分析流路
    切替えバルブ間に接続された1又は複数の希釈調整流路
    と、前記吸引吐出部につながる流路、前記希釈液容器に
    つながる流路、前記試料導入流路の他端側及び前記希釈
    調整流路の他端側が接続された流路選択バルブと、を備
    え、 前記流路選択バルブは、少なくとも、前記吸引吐出部に
    つながる流路を、前記試料導入流路及び少なくとも1つ
    の前記希釈調整流路に同時に接続する接続ポジション
    と、前記試料導入流路に接続する接続ポジションと、前
    記希釈液容器につながる流路に接続する接続ポジション
    との間で切り替えられるものであることを特徴とする液
    体クロマトグラフ。
JP2000167291A 2000-06-05 2000-06-05 液体クロマトグラフ Expired - Fee Related JP4313501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000167291A JP4313501B2 (ja) 2000-06-05 2000-06-05 液体クロマトグラフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000167291A JP4313501B2 (ja) 2000-06-05 2000-06-05 液体クロマトグラフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001343372A true JP2001343372A (ja) 2001-12-14
JP4313501B2 JP4313501B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=18670466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000167291A Expired - Fee Related JP4313501B2 (ja) 2000-06-05 2000-06-05 液体クロマトグラフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4313501B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267643A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ
JP2004347513A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Hitachi Ltd サンプルトランスファ装置
JP2007292620A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Shimadzu Corp 流路切換えバルブ、それを用いた高速液体クロマトグラフ及び分析方法
WO2018116440A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 株式会社島津製作所 遠心式流動場分画装置
WO2018207295A1 (ja) * 2017-05-10 2018-11-15 株式会社島津製作所 送液装置及びその送液装置を備えた液体クロマトグラフ
CN109541051A (zh) * 2018-11-12 2019-03-29 复旦大学 二维液相色谱接口在线浓缩溶剂交换装置
US10371674B2 (en) * 2016-04-13 2019-08-06 Horiba Stec, Co., Ltd. Chromatograph sampler and method for operating chromatograph sampler
JP2020109382A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 東ソー株式会社 前処理装置
JP7405208B2 (ja) 2021-09-23 2023-12-26 株式会社島津製作所 送液ユニット、ならびに、液体クロマトグラフィ分析システムおよびその制御方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11709154B2 (en) 2019-10-17 2023-07-25 Aisti Science Co., Ltd. Liquid chromatograph including passage switch valve

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4567219B2 (ja) * 2001-03-07 2010-10-20 株式会社島津製作所 液体クロマトグラフ
JP2002267643A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ
JP2004347513A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Hitachi Ltd サンプルトランスファ装置
JP2007292620A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Shimadzu Corp 流路切換えバルブ、それを用いた高速液体クロマトグラフ及び分析方法
US10371674B2 (en) * 2016-04-13 2019-08-06 Horiba Stec, Co., Ltd. Chromatograph sampler and method for operating chromatograph sampler
JPWO2018116440A1 (ja) * 2016-12-22 2019-11-21 株式会社島津製作所 遠心式流動場分画装置
WO2018116440A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 株式会社島津製作所 遠心式流動場分画装置
WO2018207295A1 (ja) * 2017-05-10 2018-11-15 株式会社島津製作所 送液装置及びその送液装置を備えた液体クロマトグラフ
JPWO2018207295A1 (ja) * 2017-05-10 2019-11-07 株式会社島津製作所 送液装置及びその送液装置を備えた液体クロマトグラフ
US11413555B2 (en) 2017-05-10 2022-08-16 Shimadzu Corporation Liquid delivery device and liquid chromatograph equipped with liquid delivery device
CN109541051A (zh) * 2018-11-12 2019-03-29 复旦大学 二维液相色谱接口在线浓缩溶剂交换装置
CN109541051B (zh) * 2018-11-12 2021-08-17 复旦大学 二维液相色谱接口在线浓缩溶剂交换装置
JP2020109382A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 東ソー株式会社 前処理装置
JP7225805B2 (ja) 2019-01-07 2023-02-21 東ソー株式会社 前処理装置
JP7405208B2 (ja) 2021-09-23 2023-12-26 株式会社島津製作所 送液ユニット、ならびに、液体クロマトグラフィ分析システムおよびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4313501B2 (ja) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7347936B2 (en) Liquid chromatograph
US7195229B2 (en) Automatic sampler
CN101281177B (zh) 液相色谱仪
US11573212B2 (en) Flow channel mechanism and liquid chromatograph including the same
JP2001343372A (ja) 液体クロマトグラフ
JP6269829B2 (ja) 液体試料導入装置
US11009488B2 (en) Fluid chromatograph
KR0178374B1 (ko) 기체성분 분석 장치와 그 방법 및 샘플기체 채취장치
GB2338433A (en) Liquid Chromatograph
US11391705B2 (en) Sample injection device
US9841406B2 (en) Switching valve for flow type analysis apparatus
CN110869760A (zh) 自动取样器以及液相色谱仪
JP2016070695A (ja) オートサンプラ及びそのオートサンプラを備えた液体クロマトグラフ
JP5505249B2 (ja) オンライン試料導入装置
JP4567219B2 (ja) 液体クロマトグラフ
JP2003194790A (ja) 試料導入装置
WO2017122261A1 (ja) 液体クロマトグラフ分析装置
JP6130788B2 (ja) 生化学分析用の試料注入装置、フロー式生化学分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法
JP6672781B2 (ja) 流路機構及びこれを備えた液体クロマトグラフ
JP3848991B2 (ja) 血清・血漿直接注入可能な高速液体クロマトグラフ
JPS62167470A (ja) 液体クロマトグラフ用試料導入装置
JP2743124B2 (ja) 液体クロマトグラフ
JPH0815278A (ja) 試料導入装置
JP2000074893A (ja) 液体クロマトグラフ
CN111220812A (zh) 一种样品自动净化无污染进样方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060627

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060627

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090515

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees