JP2001343233A - 真円度測定器 - Google Patents

真円度測定器

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JP2001343233A
JP2001343233A JP2000162880A JP2000162880A JP2001343233A JP 2001343233 A JP2001343233 A JP 2001343233A JP 2000162880 A JP2000162880 A JP 2000162880A JP 2000162880 A JP2000162880 A JP 2000162880A JP 2001343233 A JP2001343233 A JP 2001343233A
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JP
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measured
displacement
roundness
detecting means
rotation angle
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JP2000162880A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ogawa
茂 小川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物の正確な真円度を測定者の熟練度に
関係なく安定して求めることのできる真円度測定器を提
供する。 【解決手段】 真円度を測定すべき被測定物17に着脱自
在に取り付けられる支持手段(15,16)と,この支持手
段に結合された軸受部1に回転自在に支持された主軸2
に結合されて前記被測定物の内側において回転し被測定
物内面の径方向の変位を検出する変位検出手段(3,
4,5,6)とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きな直径を有す
る円形の部品等の形状を評価するために用いられる真円
度測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大型金属タンク等の大口径部品の
真円度を評価するには、真円度測定器として内側マイク
ロメータが使用され、内径測定によって行われている。
図3に、内側マイクロメータによる大型金属タンク等の
被測定物の真円度測定状況を示す。すなわち、被測定物
17の内側に棒状の内側マイクロメータ18を挿入し、被測
定物17の内径中心を通りかつ内壁面に垂直方向に設置し
て、図中のa,b,c,dに示すような複数の方向の内
径測定を行う。次にこの測定値から、((内径の最大値
―内径の最小値)/2)の計算を行って近似的に真円度
を求めるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内側マイクロメータを
使用した上述のような真円度測定では、次のような問題
がある。すなわち、まず、内側マイクロメータは棒状で
あるので、被測定物の内径中心を通りかつ内壁面に対し
て垂直方向となるように設置することは非常にむずかし
い。また、内側マイクロメータによる測定は、連続的に
連なる測定内径面における所定のあるいは任意の点にお
けるポイント測定であるため、内径全周における真の最
大値と最小値を得ることは非常にむずかしい。したがっ
て、この測定方法は作業性が悪く測定作業に熟練を要す
るにもかかわらず正確な真円度を得ることができない。
そこで本発明は、被測定物の正確な真円度を測定者の熟
練度に関係なく安定して求めることのできる真円度測定
器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は,真円度を測定すべき被測定物に着
脱自在に取り付けられる支持手段と,この支持手段に結
合された軸受部に回転自在に支持された主軸に結合され
て前記被測定物の内側において回転し前記被測定物内面
の径方向の変位を検出する変位検出手段とを備えた構成
とする。
【0005】この発明によれば、真円度測定器を支持手
段によって被測定物に安定して取付けまた取り外すこと
ができ、回転する変位検出手段によって測定者の熟練度
に関係なく安定した高い測定精度を容易に得ることがで
きる。
【0006】請求項2の発明は,上記請求項1の発明に
おいて軸受部に、変位検出手段を回転させる回転駆動手
段が取り付けられている構成とする。この発明によれ
ば、変位検出手段を所定の速度、所定の角度ピッチ等で
自動的に回転させることができる。
【0007】請求項3の発明は、上記請求項1の発明に
おいて変位検出手段の回転角度を検出する回転角度検出
手段を備えた構成とする。この発明によれば、被測定物
の円周方向角度と内径の大きさとの関係が分かるので、
後工程での手直し加工等に便利である。
【0008】請求項4の発明は、上記請求項3の発明に
おいて、変位検出手段によって取得された変位データと
回転角度検出手段によって取得された回転角度データか
ら、被測定物の真円度を演算する演算手段と、この演算
手段の演算結果を表示する表示手段とを備えた構成とす
る。この発明によれば、測定者による手計算を要するこ
となく、被測定物の真円度を知得することができる。
【0009】請求項5の発明は、上記請求項1の発明に
おいて支持手段は被測定物上のほぼ均等に分布する3点
に取り付けられる構成とする。この発明によれば、真円
度測定器が被測定物上に安定支持され正確な測定データ
を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の真円度
測定器について、図1および図2を参照して説明する。 [構成]本実施の形態による真円度測定器は、軸受部1
と、この軸受部1内に回転自在に支持された主軸2と、
この主軸2を回転させる回転駆動機構と、主軸2に取付
けられて被測定物17の内面の径方向の変位を検出する変
位検出機構と、主軸2の回転角度を検出する回転角度検
出機構とを備えており、これらの軸受部1、主軸2、回
転駆動機構、変位検出機構および回転角度検出機構によ
って測定器本体が構成されている。
【0011】回転駆動機構は、駆動源のモータ7と、軸
受部1に対してモータ7を支持するブラケット8と、モ
ータ7の回転を主軸2に伝達する伝動プーリ10,11およ
び伝動ベルト9から構成される。
【0012】変位検出機構は、主軸2の一端に取付けら
れて主軸2と直交する方向に伸びるアーム3と、アーム
3の先端に変位可能に取付けられて被測定物17の内面に
接するローラ測定子6と、このローラ測定子6の変位量
を検出する変位検出器4、およびローラ測定子6と変位
検出器4をアーム3に対して支持するブラケット5から
構成される。
【0013】回転角度検出機構は、主軸2の回転角度を
検出するロータリエンコーダ13と、このロータリエンコ
ーダ13を主軸2の上記変位検出機構を取り付けられた一
端の反対側の他端に連結する自在継手12、およびロータ
リエンコーダ13を軸受部1に対して支持するブラケット
14から構成される。
【0014】このような構成の測定器本体を被測定物17
に取付け支持する支持機構は、測定器本体を支える3本
の支持棒15a,15b,15cと、この支持棒15a,15b,
15cをガイドとしてスライド可能な3個の支柱16a,16
b,16cで構成される。
【0015】さらに本実施の形態の真円度測定器は、変
位検出機構から径方向の変位データを入力し、回転角度
検出機構から回転角度データを入力して、被測定物17の
内径の真円度を演算し結果を表示する図示しない演算表
示器を備えている。
【0016】[作用]本実施の形態の真円度測定器では、
次のようにして被測定物18の真円度を測定する。すなわ
ち、まず被測定物17の端面に3個の支柱16a,16b,16
cをセットする。これらの支柱の底には溝が掘られてお
り、被測定物17の外周部分にこの溝をはめ込む方法によ
り、測定器本体を被測定物上に設置する。
【0017】測定動作としては、回転駆動機構のモータ
7を駆動し主軸2を回転させて、主軸2に取付けられた
変位検出機構を旋回させる。このときローラ測定子6
は、その先端のローラが被測定物17の内面上を回転しな
がらこの内面に沿って移動し、このローラ測定子6の変
位は変位検出器4によって検出される。これと同時に、
回転角度検出機構のロータリエンコーダ13によって主軸
2の回転角度が検出される。
【0018】この測定動作において、変位検出機構の変
位検出器4によって検出された変位データと、回転角度
検出機構のロータリエンコーダ13によって検出された主
軸2の回転角度データとは同期して、図示されていない
演算表示器に入力される。
【0019】その後、演算表示器は主軸2の回転中心と
被測定物17の測定内径における形状中心との位置ずれ量
を演算後、偏心修正して被測定物17の測定内面の真円度
を算出して結果を表示する。
【0020】[効果]本実施の形態の真円度測定器は3本
の支持棒15a,15b,15cと、これらの支持棒をガイド
としてスライド可能な3個の支柱16a,16b,16cを備
えているので、被測定物17の端面部に測定器本体を容易
に設置することができ、回転駆動機構によって主軸2を
回転させて被測定物17の径方向の変位を容易に検出する
ことができる。このとき、各測定方向毎に内側マイクロ
メータ18を位置決めする必要があった従来方法に比べ、
作業性が高く測定作業に熟練を要しない。
【0021】変位検出機構にはローラ測定子6を備えて
いるので、被測定物17の内面の全周にわたって連続的に
測定することができ、従来のポイント測定に比べてより
詳細なデータを得ることができる。
【0022】主軸2の回転角度を検出するロータリエン
コーダ13は自在継手12によって主軸2に直結されている
ため、検出される回転角度データの精度が高い。これら
の測定データを用いて演算処理を行うことにより、被測
定物17の内面の真円度を正確に算出することができる。
【0023】さらに、演算表示器によって変位検出器4
からの変位データとロータリエンコーダ13からの主軸2
の回転角度データとを用いて自動的に演算処理を行い被
測定物17の内径の真円度を表示することができるため、
測定者によるデータ処理の必要が無く作業性が高い。
【0024】[他の実施の形態]本発明は前記実施の形態
に限定されるものではなく、他にも本発明の範囲内で適
宜変更可能である。すなわち、著しく異なる内径を有す
る被測定物17に対しては、アーム3を主軸2に対して着
脱可能に構成し、被測定物17の内径寸法や測定位置の変
更に対応する複数種類の寸法のアーム3を用意すること
によって、測定範囲を拡げることができる。
【0025】変位検出機構は、上記実施の形態のように
接触式の変位検出器4に限定されるものではなく、レー
ザなど光学的な非接触式の変位検出器でもよい。さら
に、回転角度検出機構においても、ロータリエンコーダ
13を使用した構成に限定されるものではなく、例えば主
軸2を一定速度で回転させながら、所定時間毎に変位検
出器4からの検出データを取り込むことにより、回転角
度検出機構なしで同様の機能を実現することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の真円度測定
器は、真円度を測定すべき被測定物に着脱自在に取り付
けられる支持手段と、この支持手段に結合された軸受部
に回転自在に支持された主軸に結合されて前記被測定物
の内側において回転し被測定物内面の径方向の変位を検
出する変位検出手段とを備えた構成としたので、被測定
物に安定して取付けまた取り外すことができ、測定者の
熟練度に関係なく安定した高い測定精度を容易に得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の実施の形態の真円度測定器の側
面を示す図。
【図2】図1を上からみた図。
【図3】内側マイクロメータによる従来の真円度測定方
法を示す図。
【符号の説明】
1…軸受部、2…主軸、3…アーム、4…変位検出器、
5…ブラケット、6…ローラ測定子、7…モータ、8…
ブラケット、9…伝動ベルト、10…伝動プーリ、11…伝
動プーリ、12…自在継手、13…ロータリエンコーダ、14
…ブラケット、15a,15b,15c…支持棒、16a,16
b,16c…支柱、17…被測定物、18…内側マイクロメー
タ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真円度を測定すべき被測定物に着脱自在
    に取り付けられる支持手段と,この支持手段に結合され
    た軸受部に回転自在に支持された主軸に結合されて前記
    被測定物の内側において回転し前記被測定物内面の径方
    向の変位を検出する変位検出手段とを備えたことを特徴
    とする真円度測定器。
  2. 【請求項2】 軸受部に、変位検出手段を回転させる回
    転駆動手段が取り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載の真円度測定器。
  3. 【請求項3】 変位検出手段の回転角度を検出する回転
    角度検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    真円度測定器。
  4. 【請求項4】 変位検出手段によって取得された変位デ
    ータと回転角度検出手段によって取得された回転角度デ
    ータから、被測定物の真円度を演算する演算手段と、こ
    の演算手段の演算結果を表示する表示手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項3記載の真円度測定器。
  5. 【請求項5】 支持手段は被測定物上のほぼ均等に分布
    する3点に取り付けられることを特徴とする請求項1記
    載の真円度測定器。
JP2000162880A 2000-05-31 2000-05-31 真円度測定器 Pending JP2001343233A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506473A (ja) * 2011-12-29 2015-03-02 ヴァルレック オイル アンド ガスフランス 管状コンポーネントの内部輪郭または外部輪郭を測定する装置
CN113218285A (zh) * 2021-05-12 2021-08-06 西安理工大学 一种分段式圆弧滚动导轨圆度的现场测量装置

Cited By (3)

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Effective date: 20070227