JP2001343061A - 多板ロックアップクラッチ及び該多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバータ装置 - Google Patents
多板ロックアップクラッチ及び該多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバータ装置Info
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- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0289—Details of friction surfaces of the lock-up clutch
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トルクコンバータ装置の内圧によって生じる
引き摺りトルクを低減する。 【解決手段】 流体中で使用される多板ロックアップク
ラッチ(2)において、多板ロックアップクラッチに用い
られる摩擦板(50)の摩擦面に、内周縁から外周縁に連続
し、摩擦板の内周と外周とを連通する第1の溝(54)と、
連通溝と交差し周方向に延在する第2の溝(55)とを設け
たことを特徴とする。
引き摺りトルクを低減する。 【解決手段】 流体中で使用される多板ロックアップク
ラッチ(2)において、多板ロックアップクラッチに用い
られる摩擦板(50)の摩擦面に、内周縁から外周縁に連続
し、摩擦板の内周と外周とを連通する第1の溝(54)と、
連通溝と交差し周方向に延在する第2の溝(55)とを設け
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に車両のトルク
伝達装置として用いられる多板ロックアップクラッチ及
び多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバー
タ装置に関する。より詳細には、多板ロックアップクラ
ッチの摩擦板の改良に関する。
伝達装置として用いられる多板ロックアップクラッチ及
び多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバー
タ装置に関する。より詳細には、多板ロックアップクラ
ッチの摩擦板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トルクの断続を行う多板ロック
アップクラッチは、トルク伝達のため車両などの自動変
速機等と共に設けられるトルクコンバータ装置に付設さ
れている。このような多板ロックアップクラッチを内蔵
する多板ロックアップクラッチ付トルクコンバータ装置
の一例を図8に示す。
アップクラッチは、トルク伝達のため車両などの自動変
速機等と共に設けられるトルクコンバータ装置に付設さ
れている。このような多板ロックアップクラッチを内蔵
する多板ロックアップクラッチ付トルクコンバータ装置
の一例を図8に示す。
【0003】トルクコンバータ装置1は、多板ロックア
ップクラッチ2、ダンパ3、ポンプ羽根車4、タービン
羽根車5、ステータ6によって構成される。ステータ6
の軸方向両側部はニードル軸受7及び8によって支持さ
れ、内周には所定方向に対する逆転を防止するために不
図示のワンウェイクラッチが配置されている。
ップクラッチ2、ダンパ3、ポンプ羽根車4、タービン
羽根車5、ステータ6によって構成される。ステータ6
の軸方向両側部はニードル軸受7及び8によって支持さ
れ、内周には所定方向に対する逆転を防止するために不
図示のワンウェイクラッチが配置されている。
【0004】また、多板ロックアップクラッチ2は、ク
ラッチケース23の内周にスプライン嵌合したセパレー
タプレート24及びバッキングプレート25とハブ22
の外周にスプライン嵌合した摩擦板50とが各々交互に
配置され、スナップリング26によって支持されてい
る。また、これらの各プレートの図中左側にはピストン
21が配置され、このピストン21は油圧室27に油圧
が供給されると図中右方向へ作動して、セバレータプレ
ート24、摩擦板50及びパッキングプレート25をス
ナップリング26との間で挟み込んで締結状態を得る仕
組みになっている。
ラッチケース23の内周にスプライン嵌合したセパレー
タプレート24及びバッキングプレート25とハブ22
の外周にスプライン嵌合した摩擦板50とが各々交互に
配置され、スナップリング26によって支持されてい
る。また、これらの各プレートの図中左側にはピストン
21が配置され、このピストン21は油圧室27に油圧
が供給されると図中右方向へ作動して、セバレータプレ
ート24、摩擦板50及びパッキングプレート25をス
ナップリング26との間で挟み込んで締結状態を得る仕
組みになっている。
【0005】上述の構成のトルクコンバータ装置に用い
られる多板ロックアップクラッチに使用される従来の摩
擦板50の正面図を図9に示す。摩擦板50は、内周に
スプライン53が設けられた環状のコアプレート52に
摩擦材51を固着した構成となっている。そして、摩擦
材51には内周縁と外周縁との間を連通する連通溝54
が加工されている。この連通溝54はジャダーを抑制す
ることを目的として設けられている。
られる多板ロックアップクラッチに使用される従来の摩
擦板50の正面図を図9に示す。摩擦板50は、内周に
スプライン53が設けられた環状のコアプレート52に
摩擦材51を固着した構成となっている。そして、摩擦
材51には内周縁と外周縁との間を連通する連通溝54
が加工されている。この連通溝54はジャダーを抑制す
ることを目的として設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図8に戻る
と、ポンプ羽根車4は連結部10によって不図示のエン
ジンと直結しているため常時回転している状態となって
いる。そのため若干の油圧が常に存在し、多板ロックア
ップクラッチ2のピストン21が作動していない状態に
あっても図中右方(図8の矢印方向)から、即ちバッキ
ングプレート25側から若干の圧力を受けることにな
る。この圧力によって、パッキングプレート25、摩擦
板50及びセバレータプレート24がピストン21へ押
し付けられて係合してしまい、引き摺りトルクが発生す
る。またジャダー抑制を目的として設けられた連通溝3
4は油の排出性が高く、前記圧力に敏感に反応して引き
摺りトルクをより増大させる傾向にあった。
と、ポンプ羽根車4は連結部10によって不図示のエン
ジンと直結しているため常時回転している状態となって
いる。そのため若干の油圧が常に存在し、多板ロックア
ップクラッチ2のピストン21が作動していない状態に
あっても図中右方(図8の矢印方向)から、即ちバッキ
ングプレート25側から若干の圧力を受けることにな
る。この圧力によって、パッキングプレート25、摩擦
板50及びセバレータプレート24がピストン21へ押
し付けられて係合してしまい、引き摺りトルクが発生す
る。またジャダー抑制を目的として設けられた連通溝3
4は油の排出性が高く、前記圧力に敏感に反応して引き
摺りトルクをより増大させる傾向にあった。
【0007】そこで、本発明は上述したトルクコンバー
タ装置の内圧によって生じる引き摺りトルクを低減した
多板ロックアップクラッチ及び多板ロックアップクラッ
チを内蔵したトルクコンバータ装置を提供することを目
的とする。
タ装置の内圧によって生じる引き摺りトルクを低減した
多板ロックアップクラッチ及び多板ロックアップクラッ
チを内蔵したトルクコンバータ装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の多板ロックアップクラッチは、流体中で使
用される多板ロックアップクラッチ(2)において、 前
記多板ロックアップクラッチに用いられる摩擦板(50)の
摩擦面には、内周縁から外周縁に連続し、該摩擦板の内
周と外周とを連通する第1の溝(54)と、前記連通溝と交
差し周方向に延在する第2の溝(55)とを設け、または摩
擦板(50)を周方向において波形(57,58)に形成したこ
とを特徴としている。
め、本発明の多板ロックアップクラッチは、流体中で使
用される多板ロックアップクラッチ(2)において、 前
記多板ロックアップクラッチに用いられる摩擦板(50)の
摩擦面には、内周縁から外周縁に連続し、該摩擦板の内
周と外周とを連通する第1の溝(54)と、前記連通溝と交
差し周方向に延在する第2の溝(55)とを設け、または摩
擦板(50)を周方向において波形(57,58)に形成したこ
とを特徴としている。
【0009】また、本発明のトルクコンバータ装置は、
多板ロックアップクラッチ(2)を内蔵したトルクコンバ
ータ装置(1)において、前記多板ロックアップクラッチ
に用いられている摩擦板(50)の摩擦面には、内周縁から
外周縁に連続し、該摩擦板の内周と外周とを連通する第
1の溝(54)と、前記連通溝と交差し周方向に延在する第
2の溝(55)とを設け、または摩擦板(50)を周方向におい
て波形(57,58)に形成したことを特徴としている。
多板ロックアップクラッチ(2)を内蔵したトルクコンバ
ータ装置(1)において、前記多板ロックアップクラッチ
に用いられている摩擦板(50)の摩擦面には、内周縁から
外周縁に連続し、該摩擦板の内周と外周とを連通する第
1の溝(54)と、前記連通溝と交差し周方向に延在する第
2の溝(55)とを設け、または摩擦板(50)を周方向におい
て波形(57,58)に形成したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】多板ロックアップクラッチ及びト
ルクコンバータ装置の構成は上述した図8に示したもの
と同様とした。また、摩擦板は「特許請求の範囲」及び
「課題を解決するための手段」に示した内容である。
ルクコンバータ装置の構成は上述した図8に示したもの
と同様とした。また、摩擦板は「特許請求の範囲」及び
「課題を解決するための手段」に示した内容である。
【0011】本発明は、摩擦板と摩擦板の相手部材であ
るセパレータプレート及びバッキングプレートとの間に
油膜を生じさせることによって引き摺りトルクを低減す
るものである。周方向に延びる第2の溝、摩擦板の波形
はこの油膜を生じさせるために設けられるものである。
従って、油膜が生じる程度であれば、第2の溝の深さは
特に限定されるものではなく、極めて浅いものであって
も良い。また、第1の溝の深さと第2の溝の深さとが異
なっていても良い。
るセパレータプレート及びバッキングプレートとの間に
油膜を生じさせることによって引き摺りトルクを低減す
るものである。周方向に延びる第2の溝、摩擦板の波形
はこの油膜を生じさせるために設けられるものである。
従って、油膜が生じる程度であれば、第2の溝の深さは
特に限定されるものではなく、極めて浅いものであって
も良い。また、第1の溝の深さと第2の溝の深さとが異
なっていても良い。
【0012】本発明は、多板ロックアップクラッチの摩
擦板の摩擦面に、内外周縁間を連通する第1の溝、前記
連通溝から周方向に延在すると共に閉じた第2の溝を設
け、または摩擦板全体を周方向において波形に形成した
ものである。また、付随的な効果を得るために前記第1
の溝及び第2の溝を摩擦材セグメントによって形成する
こととした。
擦板の摩擦面に、内外周縁間を連通する第1の溝、前記
連通溝から周方向に延在すると共に閉じた第2の溝を設
け、または摩擦板全体を周方向において波形に形成した
ものである。また、付随的な効果を得るために前記第1
の溝及び第2の溝を摩擦材セグメントによって形成する
こととした。
【0013】
【実施例】以下、本発明の各実施例を添付図面を参照し
て詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符
号で示す。各実施例における摩擦板は、図8において説
明した多板ロックアップクラッチ付トルクコンバータ装
置の多板ロックアップクラッチの摩擦板として用いるこ
とができる。
て詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符
号で示す。各実施例における摩擦板は、図8において説
明した多板ロックアップクラッチ付トルクコンバータ装
置の多板ロックアップクラッチの摩擦板として用いるこ
とができる。
【0014】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例を示す摩擦板の正面図である。摩擦板50は内周にス
プライン53が設けられた環状のコアプレート52に摩
擦材51を固着して形成されている。摩擦板50はスプ
ライン53を介してハブ22(図8)に係合する。
例を示す摩擦板の正面図である。摩擦板50は内周にス
プライン53が設けられた環状のコアプレート52に摩
擦材51を固着して形成されている。摩擦板50はスプ
ライン53を介してハブ22(図8)に係合する。
【0015】摩擦材51には第1の溝、すなわち連通溝
54が設けられている。連通溝54は、摩擦板50の外
周縁と内周縁との間で連続的に延在し、摩擦板50の外
周側と内周側とを連通している。すなわち、トルクコン
バータ装置内の流体(ATF等)が摩擦板50の締結時
においても内径側から外径側、また内径側から外径側へ
と連通溝54を介して移動できる。
54が設けられている。連通溝54は、摩擦板50の外
周縁と内周縁との間で連続的に延在し、摩擦板50の外
周側と内周側とを連通している。すなわち、トルクコン
バータ装置内の流体(ATF等)が摩擦板50の締結時
においても内径側から外径側、また内径側から外径側へ
と連通溝54を介して移動できる。
【0016】摩擦材51には、連通溝54のほぼ中央で
連通し、周方向に延びる第2の溝、すなわち非連通溝5
5が設けられている。非連通溝55は、連通溝54を中
心として周方向の両側に所定距離延在するが、所定の位
置で終わっている。すなわち、非連通溝55は、連通溝
54とは連通しているが、周方向の両端は閉じた状態で
形成されている。尚、第1及び第2の溝は、摩擦板50
の周方向において所定間隔で繰り返し形成されている。
連通し、周方向に延びる第2の溝、すなわち非連通溝5
5が設けられている。非連通溝55は、連通溝54を中
心として周方向の両側に所定距離延在するが、所定の位
置で終わっている。すなわち、非連通溝55は、連通溝
54とは連通しているが、周方向の両端は閉じた状態で
形成されている。尚、第1及び第2の溝は、摩擦板50
の周方向において所定間隔で繰り返し形成されている。
【0017】尚、本明細書中において使用する用語「連
通溝」は、摩擦板50の内外周間で流体が連通する溝を
意味し、用語「非連通溝」は、単独では摩擦板50の内
外周間で流体を連通させないが、連通溝を介して連通さ
せることのできる溝を意味する。すなわち、非連通溝
は、摩擦板50の内外周間で流体が連通していないだけ
であり、例えば連通溝54と連通しているように、他の
部位とは連通していてもよい。連通溝54及び非連通溝
55は、コアプレート52に摩擦材51を固着した後に
押圧プレスや切削によって加工することができる。
通溝」は、摩擦板50の内外周間で流体が連通する溝を
意味し、用語「非連通溝」は、単独では摩擦板50の内
外周間で流体を連通させないが、連通溝を介して連通さ
せることのできる溝を意味する。すなわち、非連通溝
は、摩擦板50の内外周間で流体が連通していないだけ
であり、例えば連通溝54と連通しているように、他の
部位とは連通していてもよい。連通溝54及び非連通溝
55は、コアプレート52に摩擦材51を固着した後に
押圧プレスや切削によって加工することができる。
【0018】(第1実施例の変更例)図2−図5は、第
1実施例の変形例を示する溝部分の拡大図であり、主な
構成は上述した第1実施例と同様である。従って、同一
符号を用いて説明する。図2に示す非連通溝55は、周
方向の両端が閉じた半円状であり、連通溝54と連通し
全体としてほぼ円形の溝を画成し、周方向及び径方向に
バランス良く油膜を形成することができる。
1実施例の変形例を示する溝部分の拡大図であり、主な
構成は上述した第1実施例と同様である。従って、同一
符号を用いて説明する。図2に示す非連通溝55は、周
方向の両端が閉じた半円状であり、連通溝54と連通し
全体としてほぼ円形の溝を画成し、周方向及び径方向に
バランス良く油膜を形成することができる。
【0019】また、図3に示す非連通溝55は径方向へ
の幅が広く、周方向に短く、周方向の両端が閉じた形状
となっており、連通溝54と連通し全体としてほぼ矩形
の溝を形成し、径方向に広く油膜を形成することができ
る。
の幅が広く、周方向に短く、周方向の両端が閉じた形状
となっており、連通溝54と連通し全体としてほぼ矩形
の溝を形成し、径方向に広く油膜を形成することができ
る。
【0020】図4に示す非連通溝55は、連通溝54か
ら周方向の両側に対して傾斜を有する、すなわち摩擦板
50の外周縁方向に端部が向かう形状を有するように形
成されている。このような傾斜をもたせることで、摩擦
板50の回転時に遠心力等により外周へ移動しようとす
る流体を溝によく保持でき油膜を形成し易くなってい
る。本例においても、非連通溝55の両端は閉じてい
る。
ら周方向の両側に対して傾斜を有する、すなわち摩擦板
50の外周縁方向に端部が向かう形状を有するように形
成されている。このような傾斜をもたせることで、摩擦
板50の回転時に遠心力等により外周へ移動しようとす
る流体を溝によく保持でき油膜を形成し易くなってい
る。本例においても、非連通溝55の両端は閉じてい
る。
【0021】図5に示す、非連通溝55は、連通溝54
から両側に延在する溝のうち、片側の溝(図5で右側)
のみが周方向に対して傾斜を有する(摩擦板50の外周
縁方向に端部が向かう)形状となっており、回転方向に
よって異なった状態の油膜を形成することが可能とな
る。本例においても、非連通溝55の両端は閉じてい
る。
から両側に延在する溝のうち、片側の溝(図5で右側)
のみが周方向に対して傾斜を有する(摩擦板50の外周
縁方向に端部が向かう)形状となっており、回転方向に
よって異なった状態の油膜を形成することが可能とな
る。本例においても、非連通溝55の両端は閉じてい
る。
【0022】(第2実施例)図6及び7は、本発明の第
2実施例による摩擦板50の正面図及び側面図である。
本実施例では摩擦面に溝は設けられていない。摩擦板5
0には、波形が周方向において所定間隔で繰り返し形成
されている。このような歪みを設けることによって、波
の谷部58に油膜が形成される。また、ピストン21が
作動していない状態では山部57のみが相手部材と接触
するので、接触面積減少により装置の内圧による係合で
発生する引き摺りトルクが更に低く抑えられる。尚、図
7では、山部57、谷部58を分かり易く示すために歪
み(波)を誇張して示している。尚、ピストン21の作
動によって正規の摩擦係合をする場合には摩擦板50が
撓んで平らになり、摩擦材51の表面全体が相手部材に
接触する。
2実施例による摩擦板50の正面図及び側面図である。
本実施例では摩擦面に溝は設けられていない。摩擦板5
0には、波形が周方向において所定間隔で繰り返し形成
されている。このような歪みを設けることによって、波
の谷部58に油膜が形成される。また、ピストン21が
作動していない状態では山部57のみが相手部材と接触
するので、接触面積減少により装置の内圧による係合で
発生する引き摺りトルクが更に低く抑えられる。尚、図
7では、山部57、谷部58を分かり易く示すために歪
み(波)を誇張して示している。尚、ピストン21の作
動によって正規の摩擦係合をする場合には摩擦板50が
撓んで平らになり、摩擦材51の表面全体が相手部材に
接触する。
【0023】図10は、従来のトルクコンバータ装置と
本発明に係るトルクコンバータ装置の引き摺りトルクの
大きさを比較したグラフである。グラフは縦軸に引き摺
りトルク(N・m)を、横軸に相対回転数(rpm)を
表している。破線は本発明の引き摺りトルク値を示し、
実線は従来例の引き摺りトルク値を示す。
本発明に係るトルクコンバータ装置の引き摺りトルクの
大きさを比較したグラフである。グラフは縦軸に引き摺
りトルク(N・m)を、横軸に相対回転数(rpm)を
表している。破線は本発明の引き摺りトルク値を示し、
実線は従来例の引き摺りトルク値を示す。
【0024】これらの値は、トルクコンバータ装置の潤
滑油による内圧が発生している状況で得られたものであ
る。グラフからも明らかなように本発明の引き摺りトル
クは従来例の引き摺りトルクよりも低く、その差は相対
回転数に比例して大きくなる。尚、このグラフに示す本
発明のトルクコンバータ装置は第1実施例に示した摩擦
板を用いている。
滑油による内圧が発生している状況で得られたものであ
る。グラフからも明らかなように本発明の引き摺りトル
クは従来例の引き摺りトルクよりも低く、その差は相対
回転数に比例して大きくなる。尚、このグラフに示す本
発明のトルクコンバータ装置は第1実施例に示した摩擦
板を用いている。
【0025】本発明は、上述の各実施例及びその変更例
に述べた非連通溝及び微小な波形状、個数、ピッチ、配
列パターン等に限定されるものではない。また、この形
状、個数、ピッチ、配列パターン等は必ずしも等配でな
ければならないものではなく、むしろ上述したジャダー
を抑制するためには積極的に不等配とするほうが適して
いる。しかし、そのようなパターンは無限に存在するも
のであるから本明細書では等配のもののみを例にとって
述べた。
に述べた非連通溝及び微小な波形状、個数、ピッチ、配
列パターン等に限定されるものではない。また、この形
状、個数、ピッチ、配列パターン等は必ずしも等配でな
ければならないものではなく、むしろ上述したジャダー
を抑制するためには積極的に不等配とするほうが適して
いる。しかし、そのようなパターンは無限に存在するも
のであるから本明細書では等配のもののみを例にとって
述べた。
【0026】また、第1実施例と第2実施例とを組み合
わせることも可能である。すなわち、第1実施例の各非
連通溝を第2実施例の谷部間、または山部間に設けるこ
ともできる。この場合、より有効にシャダーを防止でき
る。つまり、ピストン21の作動によって正規の摩擦係
合をする場合に摩擦板50が撓んで平らになり、摩擦材
51の表面全体が相手部材に接触した場合でも、連通溝
や非連通溝によって必要な油膜が確保できるためであ
る。
わせることも可能である。すなわち、第1実施例の各非
連通溝を第2実施例の谷部間、または山部間に設けるこ
ともできる。この場合、より有効にシャダーを防止でき
る。つまり、ピストン21の作動によって正規の摩擦係
合をする場合に摩擦板50が撓んで平らになり、摩擦材
51の表面全体が相手部材に接触した場合でも、連通溝
や非連通溝によって必要な油膜が確保できるためであ
る。
【0027】更に、本発明は摩擦材セグメントを用いて
も同様の効果を得ることが可能である。即ち、上述した
非連通溝を摩擦材セグメントの一単位として形成し、隣
り合う摩擦材セグメントの間に適度な隙間を設けること
で連通溝を形成することができる。また、前記非連通溝
のみ押圧成形や切削成形によって形成することもでき
る。そして、この摩擦材セグメントを用いて実施すれ
ば、摩擦材の材料歩留まりが向上するという効果が得ら
れる。
も同様の効果を得ることが可能である。即ち、上述した
非連通溝を摩擦材セグメントの一単位として形成し、隣
り合う摩擦材セグメントの間に適度な隙間を設けること
で連通溝を形成することができる。また、前記非連通溝
のみ押圧成形や切削成形によって形成することもでき
る。そして、この摩擦材セグメントを用いて実施すれ
ば、摩擦材の材料歩留まりが向上するという効果が得ら
れる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明は以下のような効果
を奏する。トルクコンバータ装置の内庄によって生じる
引き摺りトルクを低減した多板ロックアップクラッチ及
び多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバー
タ装置を得ることができる。
を奏する。トルクコンバータ装置の内庄によって生じる
引き摺りトルクを低減した多板ロックアップクラッチ及
び多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバー
タ装置を得ることができる。
【0029】請求項1、2及び5,6に記載の発明によ
れば、油膜が形成されるという効果があり、請求項3,
4及び7,8に記載の発明によれば、油膜が形成される
と共に、装置の内圧による係合時の接触面積が低くなる
という効果がある。
れば、油膜が形成されるという効果があり、請求項3,
4及び7,8に記載の発明によれば、油膜が形成される
と共に、装置の内圧による係合時の接触面積が低くなる
という効果がある。
【図1】第1実施例の摩擦板の正面図である。
【図2】第1実施例の変形例を示する溝部分の拡大図で
ある。
ある。
【図3】第1実施例の変形例を示する溝部分の拡大図で
ある。
ある。
【図4】第1実施例の変形例を示する溝部分の拡大図で
ある。
ある。
【図5】第1実施例の変形例を示する溝部分の拡大図で
ある。
ある。
【図6】第2実施例による摩擦板の正面図である。
【図7】第2実施例による摩擦板の側面図である。
【図8】本発明が適用可能な多板ロックアップクラッチ
を内蔵したトルクコンバータ装置の部分軸方向断面図で
ある。
を内蔵したトルクコンバータ装置の部分軸方向断面図で
ある。
【図9】従来の摩擦板の正面図である。
【図10】従来例と本発明に係る装置の引き摺りトルク
を比較したグラフである。
を比較したグラフである。
1 トルタコンバータ装置 2 多板ロックアップクラッチ 3 ダンパ 6 ステータ 50 摩擦板 51 摩擦材(セグメント) 54 第1の溝(連通溝) 55 第2の溝(非連通溝) 57 山部 58 谷部
Claims (8)
- 【請求項1】流体中で使用される多板ロックアップクラ
ッチにおいて、 前記多板ロックアップクラッチに用い
られる摩擦板の摩擦面に、内周縁から外周縁に連続し、
該摩擦板の内周と外周とを連通する第1の溝と、前記連
通溝と交差し周方向に延在する第2の溝とを設けたこと
を特徴とする多板ロックアップクラッチ。 - 【請求項2】前記第1及び第2の溝は、前記摩擦板の周
方向に所定の間隔で繰り返し形成されていることを特徴
とする請求項1に記載の多板ロックアップクラッチ。 - 【請求項3】流体中で使用される多板ロックアップクラ
ッチにおいて、 前記多板ロックアップクラッチに用い
られる摩擦板は周方向において波形に形成されているこ
とを特徴とする多板ロックアップクラッチ。 - 【請求項4】前記波形は、前記摩擦板の周方向に所定の
間隔で繰り返し形成されていることを特徴とする請求項
3に記載の多板ロックアップクラッチ。 - 【請求項5】多板ロックアップクラッチを内蔵したトル
クコンバータ装置において、前記多板ロックアップクラ
ッチに用いられている摩擦板の摩擦面に、内周縁から外
周縁に連続し、該摩擦板の内周と外周とを連通する第1
の溝と、前記連通溝と交差し周方向に延在する第2の溝
とを設けたことを特徴とするトルクコンバータ装置。 - 【請求項6】前記第1及び第2の溝は、前記摩擦板の周
方向に所定の間隔で繰り返し形成されていることを特徴
とする請求項5に記載のトルクコンバータ装置。 - 【請求項7】多板ロックアップクラッチを内蔵したトル
クコンバータ装置において、 前記多板ロックアップクラッチに用いられている摩擦板
は周方向において波形に形成されていることを特徴とす
るトルクコンバータ装置。 - 【請求項8】前記波形は、前記摩擦板の周方向に所定の
間隔で繰り返し形成されていることを特徴とする請求項
7に記載のトルクコンバータ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309070A JP2001343061A (ja) | 2000-03-27 | 2000-10-10 | 多板ロックアップクラッチ及び該多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバータ装置 |
US09/817,168 US6557685B2 (en) | 2000-03-27 | 2001-03-27 | Multiple lockup clutch and torque converter with the same clutch incorporated therein |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-86245 | 2000-03-27 | ||
JP2000086245 | 2000-03-27 | ||
JP2000309070A JP2001343061A (ja) | 2000-03-27 | 2000-10-10 | 多板ロックアップクラッチ及び該多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバータ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001343061A true JP2001343061A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=26588405
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---|---|---|---|
JP2000309070A Pending JP2001343061A (ja) | 2000-03-27 | 2000-10-10 | 多板ロックアップクラッチ及び該多板ロックアップクラッチを内蔵したトルクコンバータ装置 |
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