JPH08166025A - ドラグトルクを低減させた摩擦板 - Google Patents
ドラグトルクを低減させた摩擦板Info
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- JPH08166025A JPH08166025A JP6331372A JP33137294A JPH08166025A JP H08166025 A JPH08166025 A JP H08166025A JP 6331372 A JP6331372 A JP 6331372A JP 33137294 A JP33137294 A JP 33137294A JP H08166025 A JPH08166025 A JP H08166025A
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- Japan
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- friction
- friction plate
- oil
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/648—Clutch-plates; Clutch-lamellae for clutches with multiple lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/12—Details not specific to one of the before-mentioned types
- F16D25/123—Details not specific to one of the before-mentioned types in view of cooling and lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩擦板とメイティングプレートとが油中で係
合することによりトルク伝達を行う摩擦係合装置におい
て、摩擦板とメイティングプレートとの間に生じるドラ
グトルクを低減する摩擦板の提供。 【構成】 摩擦板１０は、スプライン１２が形成された
コアプレート１４と、その表面に固着された摩擦材１６
からなる。摩擦材１６の表面には、内縁から外縁に貫通
して延びる放射状の油溝１８が形成されている。油溝１
８の深さは、内縁から中央部に向って徐々に浅くなり、
中央部から外縁に向って徐々に深くなっている。摩擦板
１０とメイティングプレートとの間で相対回転が生じる
と、油は油溝１８を通じて摩擦材の内縁から外縁に流れ
る。油溝１８は中央部で断面積が縮小しているので、摩
擦材１６の中央部の圧力はその周囲の圧力より高くな
る。摩擦板１０とメイティングプレートはこの圧力によ
って離反させられる。
合することによりトルク伝達を行う摩擦係合装置におい
て、摩擦板とメイティングプレートとの間に生じるドラ
グトルクを低減する摩擦板の提供。 【構成】 摩擦板１０は、スプライン１２が形成された
コアプレート１４と、その表面に固着された摩擦材１６
からなる。摩擦材１６の表面には、内縁から外縁に貫通
して延びる放射状の油溝１８が形成されている。油溝１
８の深さは、内縁から中央部に向って徐々に浅くなり、
中央部から外縁に向って徐々に深くなっている。摩擦板
１０とメイティングプレートとの間で相対回転が生じる
と、油は油溝１８を通じて摩擦材の内縁から外縁に流れ
る。油溝１８は中央部で断面積が縮小しているので、摩
擦材１６の中央部の圧力はその周囲の圧力より高くな
る。摩擦板１０とメイティングプレートはこの圧力によ
って離反させられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式多板摩擦係合装置
に使用される摩擦板に関する。
に使用される摩擦板に関する。
【０００２】
【従来の技術】湿式多板摩擦係合装置は、車両のオート
マティックトランスミッション等に用いられている。図
６に示されるように、この種の摩擦係合装置５０は、交
互に配設された摩擦板５２及びメイティングプレート５
４と、摩擦板５２とメイティングプレート５４とを係合
させる油圧作動式ピストン５６を有してなる。
マティックトランスミッション等に用いられている。図
６に示されるように、この種の摩擦係合装置５０は、交
互に配設された摩擦板５２及びメイティングプレート５
４と、摩擦板５２とメイティングプレート５４とを係合
させる油圧作動式ピストン５６を有してなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】同図のように、非係合
状態の摩擦板５２とメイティングプレート５４の間で
は、理論上、トルクは伝達されない。ところが、実際に
は、摩擦板５２とメイティングプレート５４との間に油
が介在するため、この油によって、摩擦板５２からメイ
ティングプレート５４へ、又はメイティングプレート５
４から摩擦板５２へ、少なからずトルクが伝達される。
このように伝達されるトルクをドラグトルクといい、例
えば、オートマティックトランスミッションでは動力損
失の原因となっている。本発明の目的は、このようなド
ラグトルクを低減することである。
状態の摩擦板５２とメイティングプレート５４の間で
は、理論上、トルクは伝達されない。ところが、実際に
は、摩擦板５２とメイティングプレート５４との間に油
が介在するため、この油によって、摩擦板５２からメイ
ティングプレート５４へ、又はメイティングプレート５
４から摩擦板５２へ、少なからずトルクが伝達される。
このように伝達されるトルクをドラグトルクといい、例
えば、オートマティックトランスミッションでは動力損
失の原因となっている。本発明の目的は、このようなド
ラグトルクを低減することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、第１に、コア
プレートに摩擦材が固着された摩擦板とメイティングプ
レートとが油中で係合することによりトルク伝達を行う
摩擦係合装置に使用される摩擦板において、該摩擦材の
表面に、内縁から外縁に貫通して延び且つ前記内縁及び
外縁より中央部の深さを浅くした放射状の油溝を設けた
摩擦板により前記課題を解決した。
プレートに摩擦材が固着された摩擦板とメイティングプ
レートとが油中で係合することによりトルク伝達を行う
摩擦係合装置に使用される摩擦板において、該摩擦材の
表面に、内縁から外縁に貫通して延び且つ前記内縁及び
外縁より中央部の深さを浅くした放射状の油溝を設けた
摩擦板により前記課題を解決した。
【０００５】本発明は、第２に、コアプレートに摩擦材
が固着された摩擦板とメイティングプレートとが油中で
係合することによりトルクの伝達を行う摩擦係合装置に
使用される摩擦板において、前記摩擦材の表面に、内縁
から外縁に貫通して延び且つ前記内縁及び外縁より中央
部の幅が狭くなるように周方向に対称な円弧で区画した
油溝を設けた摩擦板により前記課題を解決した。
が固着された摩擦板とメイティングプレートとが油中で
係合することによりトルクの伝達を行う摩擦係合装置に
使用される摩擦板において、前記摩擦材の表面に、内縁
から外縁に貫通して延び且つ前記内縁及び外縁より中央
部の幅が狭くなるように周方向に対称な円弧で区画した
油溝を設けた摩擦板により前記課題を解決した。
【０００６】本発明は、第３に、コアプレートに摩擦材
が固着された摩擦板とメイティングプレートとが油中で
係合することによりトルクの伝達を行う摩擦係合装置に
使用される摩擦板において、該摩擦材の表面に、内縁か
ら外縁に貫通して延び且つ前記内縁及び外縁より中央部
を周方向に膨らませた円弧状溝を設けた摩擦板により前
記課題を解決した。
が固着された摩擦板とメイティングプレートとが油中で
係合することによりトルクの伝達を行う摩擦係合装置に
使用される摩擦板において、該摩擦材の表面に、内縁か
ら外縁に貫通して延び且つ前記内縁及び外縁より中央部
を周方向に膨らませた円弧状溝を設けた摩擦板により前
記課題を解決した。
【０００７】
【作用】摩擦材表面に上述のような特定形状の溝を設け
ることにより、摩擦板とメイティングプレートとの間の
油の圧力が周辺より高くなる。すなわち、摩擦板とメイ
ティングプレートとの間に正圧が発生し、この圧力は摩
擦板とメイティングプレートとを離反させようとする。
その結果、ドラグトルクを軽減することができる。
ることにより、摩擦板とメイティングプレートとの間の
油の圧力が周辺より高くなる。すなわち、摩擦板とメイ
ティングプレートとの間に正圧が発生し、この圧力は摩
擦板とメイティングプレートとを離反させようとする。
その結果、ドラグトルクを軽減することができる。
【０００８】第１の発明では、摩擦材表面の油溝を通じ
て油が内縁から外縁に流れるとき、油溝の断面積が縮小
するので、中央部で圧縮された油が摩擦板とメイティン
グプレートとを離反させようとする。この圧力によって
摩擦板とメイティングプレートとの隙間が大きくなり、
ドラグトルクが低減される。
て油が内縁から外縁に流れるとき、油溝の断面積が縮小
するので、中央部で圧縮された油が摩擦板とメイティン
グプレートとを離反させようとする。この圧力によって
摩擦板とメイティングプレートとの隙間が大きくなり、
ドラグトルクが低減される。
【０００９】第２の発明では、油溝の断面積が第１の発
明と同様に中央部で小さくなる。従って、油が油溝を通
過するとき、断面積が縮小する中央部で油の圧力が高く
なり、摩擦板とメイティングプレートとが離反させられ
る。
明と同様に中央部で小さくなる。従って、油が油溝を通
過するとき、断面積が縮小する中央部で油の圧力が高く
なり、摩擦板とメイティングプレートとが離反させられ
る。
【００１０】第３の発明では、円弧状溝が回転方向の逆
方向に膨らむように、摩擦板を取り付けることにより、
摩擦板の空転時に、内縁では油溝への油の流入が促進さ
れ、外縁では油溝からの油の流出が制限されて、油溝内
の圧力が周辺の圧力より高くなる。油溝内の油に生じる
圧力は摩擦板とメイティングプレートとを離反させる。
その結果、第１及び第２の発明と同様に、ドラグトルク
が低減される。
方向に膨らむように、摩擦板を取り付けることにより、
摩擦板の空転時に、内縁では油溝への油の流入が促進さ
れ、外縁では油溝からの油の流出が制限されて、油溝内
の圧力が周辺の圧力より高くなる。油溝内の油に生じる
圧力は摩擦板とメイティングプレートとを離反させる。
その結果、第１及び第２の発明と同様に、ドラグトルク
が低減される。
【００１１】
【実施例】図１及び図２は、本発明による摩擦板の第１
実施例を示している。摩擦板１０は、スプライン１２が
形成されたコアプレート１４と、その表面に固着された
摩擦材１６からなる。摩擦材１６の表面には、複数の放
射状の油溝１８が形成されている。放射状の油溝１８
は、摩擦材１６の内縁から外縁に貫通して延びており、
その断面形状は矩形である。そして、油溝１８の深さ
は、内縁から中央部に向って徐々に浅くなり、中央部か
ら外縁に向って徐々に深くなっている。なお、同図の油
溝１８は断面形状が矩形であるが、その断面形状を、例
えば、半円形とすることができる。
実施例を示している。摩擦板１０は、スプライン１２が
形成されたコアプレート１４と、その表面に固着された
摩擦材１６からなる。摩擦材１６の表面には、複数の放
射状の油溝１８が形成されている。放射状の油溝１８
は、摩擦材１６の内縁から外縁に貫通して延びており、
その断面形状は矩形である。そして、油溝１８の深さ
は、内縁から中央部に向って徐々に浅くなり、中央部か
ら外縁に向って徐々に深くなっている。なお、同図の油
溝１８は断面形状が矩形であるが、その断面形状を、例
えば、半円形とすることができる。
【００１２】摩擦係合装置が係合状態から非係合状態に
移行するときは、ピストンに作用する油圧がなくなるだ
けであるから、摩擦板１０とメイティングプレートはす
ぐ隣合った状態にある。従って、摩擦板１０とメイティ
ングプレートとの間の相対回転は、動力損失の原因とな
るドラグトルクを発生させる。
移行するときは、ピストンに作用する油圧がなくなるだ
けであるから、摩擦板１０とメイティングプレートはす
ぐ隣合った状態にある。従って、摩擦板１０とメイティ
ングプレートとの間の相対回転は、動力損失の原因とな
るドラグトルクを発生させる。
【００１３】本発明では、摩擦板１０とメイティングプ
レートの少なくとも一方が回転しているとき、油が遠心
力によって油溝１８を通じて摩擦材の内縁から外縁に流
れる。油溝１８は中央部で断面積が縮小しているので、
摩擦材１６の中央部の油溝１８における圧力はその周囲
の圧力より高くなる。摩擦板１０とメイティングプレー
トはこの圧力（正圧）によって離反させられ、ドラグト
ルクが低減される。
レートの少なくとも一方が回転しているとき、油が遠心
力によって油溝１８を通じて摩擦材の内縁から外縁に流
れる。油溝１８は中央部で断面積が縮小しているので、
摩擦材１６の中央部の油溝１８における圧力はその周囲
の圧力より高くなる。摩擦板１０とメイティングプレー
トはこの圧力（正圧）によって離反させられ、ドラグト
ルクが低減される。
【００１４】図３は本発明による摩擦板の第２実施例を
示している。本実施例の摩擦板２０における油溝２８
は、内縁から外縁に貫通して延び、中央部が幅狭になっ
ている。本実施例の摩擦板２０の場合、油溝２８の深さ
は一定であり、幅のみが内縁から外縁にかけて変化して
いる。油溝２８は、次のような円弧が対向して形成され
ている。この円弧は、Ｒ１の半径の円弧とＲ２の半径の
円弧とが内縁と外縁の中間で連続した形状である。従っ
て、油が摩擦材２６の内縁から外縁に向って流れると
き、断面積が縮小する部分で油の圧力が高くなり、摩擦
板２０とメイティングプレートとが離反させられる。
示している。本実施例の摩擦板２０における油溝２８
は、内縁から外縁に貫通して延び、中央部が幅狭になっ
ている。本実施例の摩擦板２０の場合、油溝２８の深さ
は一定であり、幅のみが内縁から外縁にかけて変化して
いる。油溝２８は、次のような円弧が対向して形成され
ている。この円弧は、Ｒ１の半径の円弧とＲ２の半径の
円弧とが内縁と外縁の中間で連続した形状である。従っ
て、油が摩擦材２６の内縁から外縁に向って流れると
き、断面積が縮小する部分で油の圧力が高くなり、摩擦
板２０とメイティングプレートとが離反させられる。
【００１５】なお、Ｒ１＜Ｒ２とすることにより、油溝
２８の内縁の幅Ｌ１は、外縁の幅Ｌ２より大きくなる。
油溝２８の形状をこのようにすることにより、多くの油
を油溝２８内に取り込んで油溝内に発生する油圧を一層
高めることができる。
２８の内縁の幅Ｌ１は、外縁の幅Ｌ２より大きくなる。
油溝２８の形状をこのようにすることにより、多くの油
を油溝２８内に取り込んで油溝内に発生する油圧を一層
高めることができる。
【００１６】図４は本発明による摩擦板の第３実施例を
示している。本実施例の摩擦板３０における油溝３８
は、内縁から外縁に貫通して延び、内縁及び外縁より中
央部が周方向に膨んだ円弧状溝である。油溝３８の断面
形状は特に限定されず、半円形又は矩形が一般的であ
る。
示している。本実施例の摩擦板３０における油溝３８
は、内縁から外縁に貫通して延び、内縁及び外縁より中
央部が周方向に膨んだ円弧状溝である。油溝３８の断面
形状は特に限定されず、半円形又は矩形が一般的であ
る。
【００１７】本実施例の摩擦板は、円弧が回転方向と逆
の方向に膨らむように装着することで、油溝３８内に正
圧を発生させることができる。すなわち、摩擦板３０が
矢印方向に回転すると、内縁では油が油溝３８に流れ込
み、外縁では油溝３８からの油の流出が制限されて、油
溝３８内の油圧が周囲より高くなる。この油圧は摩擦板
３０とメイティングプレートとを離反させる。その結
果、ドラグトルクが低減される。
の方向に膨らむように装着することで、油溝３８内に正
圧を発生させることができる。すなわち、摩擦板３０が
矢印方向に回転すると、内縁では油が油溝３８に流れ込
み、外縁では油溝３８からの油の流出が制限されて、油
溝３８内の油圧が周囲より高くなる。この油圧は摩擦板
３０とメイティングプレートとを離反させる。その結
果、ドラグトルクが低減される。
【００１８】図５の摩擦板４０は、図４のような円弧状
の油溝４８，４９が交互に設けられたものである。中央
部が反時計回りに膨らむ円弧状の油溝４８は、摩擦板４
０が時計回りに回転するとき、油溝４８内に正圧を発生
させる。一方、中央部が時計回りに膨らむ円弧状の油溝
４９は、摩擦板４０が反時計回りに回転するとき、油溝
４９内に正圧を発生させる。このような油溝４８，４９
は、摩擦板４０がいずれの方向に回転するときにも油溝
４８，４９内に正圧を発生させる。この正圧は、前述の
実施例と同様に摩擦板４０とメイティングプレートとを
離反させるように作用する。その結果、ドラグトルクが
低減される。
の油溝４８，４９が交互に設けられたものである。中央
部が反時計回りに膨らむ円弧状の油溝４８は、摩擦板４
０が時計回りに回転するとき、油溝４８内に正圧を発生
させる。一方、中央部が時計回りに膨らむ円弧状の油溝
４９は、摩擦板４０が反時計回りに回転するとき、油溝
４９内に正圧を発生させる。このような油溝４８，４９
は、摩擦板４０がいずれの方向に回転するときにも油溝
４８，４９内に正圧を発生させる。この正圧は、前述の
実施例と同様に摩擦板４０とメイティングプレートとを
離反させるように作用する。その結果、ドラグトルクが
低減される。
【００１９】
【発明の効果】請求項１の発明では、油が摩擦板の油溝
を通過するとき、深さが浅くなった中央部で油圧が高く
なり、その油圧が摩擦板とメイティングプレートとを離
反させる。その結果、摩擦板とメイティングプレートと
の間隔が広くなり、ドラグトルクが低減する。
を通過するとき、深さが浅くなった中央部で油圧が高く
なり、その油圧が摩擦板とメイティングプレートとを離
反させる。その結果、摩擦板とメイティングプレートと
の間隔が広くなり、ドラグトルクが低減する。
【００２０】請求項２の発明では、油が摩擦板の油溝を
通過するとき、幅が狭くなった中央部で油圧が高くな
り、その油圧が摩擦板とメイティングプレートとを離反
させる。その結果、摩擦板とメイティングプレートとの
間隔が広くなり、ドラグトルクが低減する。
通過するとき、幅が狭くなった中央部で油圧が高くな
り、その油圧が摩擦板とメイティングプレートとを離反
させる。その結果、摩擦板とメイティングプレートとの
間隔が広くなり、ドラグトルクが低減する。
【００２１】請求項３の発明では、摩擦板とメイティン
グプレートとが相対回転を生じるときに、円弧状溝内の
油の油圧がその周辺の油圧より高くなるので、その油圧
が摩擦板とメイティングプレートとを離反させる。その
結果、摩擦板とメイティングプレートとの間隔が広くな
り、ドラグトルクが低減する。
グプレートとが相対回転を生じるときに、円弧状溝内の
油の油圧がその周辺の油圧より高くなるので、その油圧
が摩擦板とメイティングプレートとを離反させる。その
結果、摩擦板とメイティングプレートとの間隔が広くな
り、ドラグトルクが低減する。
【図１】 本発明による摩擦板の第１実施例を示す平面
図。
図。
【図２】 図１の摩擦板の一部拡大斜視図。
【図３】 本発明による摩擦板の第２実施例を示す平面
図。
図。
【図４】 本発明による摩擦板の第３実施例を示す平面
図。
図。
【図５】 本発明による摩擦板の第４実施例を示す平面
図。
図。
【図６】 一般的な湿式摩擦係合装置の断面図。
１０，２０，３０，４０ 摩擦板 １２ スプライン １４ コアプレート １６ 摩擦材 １８，２８，３８，４８ 油溝
Claims (3)
- 【請求項１】 コアプレートに摩擦材が固着された摩擦
板とメイティングプレートとが油中で係合することによ
りトルク伝達を行う摩擦係合装置に使用される摩擦板に
おいて、 前記摩擦材の表面に、内縁から外縁に貫通して延び且つ
前記内縁及び外縁より中央部の深さを浅くした放射状の
油溝を設けたことを特徴とする、 摩擦板。 - 【請求項２】 コアプレートに摩擦材が固着された摩擦
板とメイティングプレートとが油中で係合することによ
りトルクの伝達を行う摩擦係合装置に使用される摩擦板
において、 前記摩擦材の表面に、内縁から外縁に貫通して延び且つ
前記内縁及び外縁より中央部の幅が狭くなるように周方
向に対称な円弧で区画した油溝を設けたことを特徴とす
る、 摩擦板。 - 【請求項３】 コアプレートに摩擦材が固着された摩擦
板とメイティングプレートとが油中で係合することによ
りトルクの伝達を行う摩擦係合装置に使用される摩擦板
において、 該摩擦材の表面に、内縁から外縁に貫通して延び且つ前
記内縁及び外縁より中央部を周方向に膨らませた円弧状
溝を設けたことことを特徴とする、 摩擦板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6331372A JPH08166025A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | ドラグトルクを低減させた摩擦板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6331372A JPH08166025A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | ドラグトルクを低減させた摩擦板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08166025A true JPH08166025A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18242954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6331372A Pending JPH08166025A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | ドラグトルクを低減させた摩擦板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08166025A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6499579B2 (en) * | 2000-04-13 | 2002-12-31 | Aisin Kako Kabushiki Kaisha | Wet type friction member |
| US6753702B2 (en) | 2001-08-29 | 2004-06-22 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor integrated circuit and its layout method |
| WO2005085667A1 (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Kabushiki Kaisha F.C.C. | 湿式クラッチ用摩擦板 |
| JP2005265186A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-29 | Dainatsukusu:Kk | 湿式摩擦係合要素の摩擦板の溝構造の最適化方法 |
| JP2007132362A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Nsk Warner Kk | 摩擦板及び摩擦板を備えた湿式多板クラッチ |
| DE19959010B4 (de) * | 1999-12-08 | 2011-12-29 | Zf Sachs Ag | Kopplungseinrichtung |
| EP2994661B1 (de) | 2013-05-06 | 2017-12-27 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Kupplung mit reduziertem schleppmoment |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP6331372A patent/JPH08166025A/ja active Pending
Cited By (10)
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