JP2001342963A - ポンプ、ポンプ用逆止弁及びポンプ制御方法 - Google Patents

ポンプ、ポンプ用逆止弁及びポンプ制御方法

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JP2001342963A
JP2001342963A JP2000402792A JP2000402792A JP2001342963A JP 2001342963 A JP2001342963 A JP 2001342963A JP 2000402792 A JP2000402792 A JP 2000402792A JP 2000402792 A JP2000402792 A JP 2000402792A JP 2001342963 A JP2001342963 A JP 2001342963A
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毅 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化を図りながら高速駆動が可能なポンプを
提供する。 【解決手段】ポンプ室10の中心位置に、吐出ノズルB
が配置されている。また、ダイヤフラム8の外形線S1
に近い位置において、ポンプ室10の中心位置から所定
距離の円周(ダイヤフラム外径と相似な図形の周)上
に、複数の吸入ノズルAが等距離間隔で配置されてい
る。ここで、ポンプ室10内の排除体積(可動壁の変位
に伴い排除される体積)分を満たすために、1つの吸入
ノズルAから吸入された流体が到達するべき最も離れた
位置までの直線的な距離を最大移動距離L A と称する
と、各吸入ノズルAの最大移動距離L A は、互いに等し
い値r1となるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧電素子等のア
クチュエータによりピストンあるいはダイヤフラムなど
の可動壁を振動させることでポンプ室内の容積を変更
し、吸入及び吐出動作を行なうポンプ、ポンプ用逆止弁
及びポンプ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電素子は、1周期の変位は小さいが応
答周波数が高く、素子の共振周波数までの間は、高周波
で駆動するほど出力エネルギが大きく取れる特性を有し
ている。このため、ダイアフラムポンプに代表されるよ
うな可動壁を駆動する往復動ポンプの駆動源として圧電
素子(若しくは、圧電素子のような特性を有するアクチ
ュエータ)を使用する場合には、高周波駆動できるポン
プ構成とすることで、ポンプの出力エネルギが大きくな
り、電動モータを用いるものより小型軽量なポンプ構成
となる。
【0003】ところで、高周波駆動できるポンプ構成と
するためには、可動壁の変位に伴い排除される体積(排
除体積)分の動作流体がポンプ内を通過する通過時間を
短くする必要がある。この通過時間を短くする一つの方
法として、ポンプを構成している逆止弁を通過する動作
流体の抵抗(流体抵抗)を減らす方法が知られており、
具体的な技術として、例えば特開平5−288151号
公報(先願技術1と称する)には、逆止弁を多数使用す
ることが記載されており、日本機械学会論文集(C編)
60巻571号956ページの「圧電素子を動力源とす
る油圧式アクチュエータに関する研究」(先願技術2と
称する)には、流量をQとして並列配置した弁の個数を
nとし、弁の損失をQ3 /n2 に比例するという記載か
ら、弁を並列配置して流体抵抗を低減することが記載さ
れている。
【0004】また、圧電素子を駆動源としたポンプに使
用する逆止弁の具体的な技術として、例えば特開平5−
172060号公報(先願技術3と称する)には、シリ
コンゴム製で放射状のアームを持つ円形弁が記載されて
おり、金属材料を弁体に用いた小型逆止弁としては、日
本機械学会論文集(C編)59巻564号213ページ
の「圧電素子を動力源とする油圧式アクチュエータに関
する研究」(先願技術4と称する)にピアノ線によって
位置規制された円盤型逆止弁が記載され、日本機械学会
論文集(C編)65巻631号215ページの「共振駆
動を用いた高パワー密度の圧電マイクロポンプ」(先願
技術5と称する)にリード弁を逆止弁として使用するこ
とが記載されている。
【0005】一方、ダイヤフラムポンプに代表されるよ
うな可動壁を弾性支持する往復動ポンプでは、その弾性
と可動壁自体の質量等の関係から決まる共振周波数が温
度等の影響で変動しやすく、様々な環境で、最適な駆動
周波数を選択する必要があり、温度による共振周波数の
変動を小さくする先願技術として、例えば、特開平11
−236880号公報(先願技術6と称する)に、振動
板をバネ座金の付勢力により挟持することが記載されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧電素子を
駆動素子としたポンプを高周波駆動するために排除体積
分の動作流体の通過時間を短くするためには、ポンプ室
内の流体抵抗を減らすことも無視できない。ところが、
前述した先願技術1及び先願技術2は、ポンピ室の流体
抵抗を減らすことに関して何等開示していなかった。
【0007】一方、ポンプ用逆止弁として示した先願技
術3は、アーム部の伸長によって動作するため、その構
造では高速駆動時に内部損失の大きいゴムを使用する必
要があり、その結果、応答性の低下と弁の寿命が短いと
いう課題がある。また、先願技術4及び先願技術5の逆
止弁は、円盤型弁、リード弁ともに十分な弁リフト量を
確保しなければ流路断面積が確保できず損失が発生し、
逆に十分な弁リフト量を確保すると弁の高速移動が必要
で応答性が悪化するという課題がある。また、円盤型弁
においては、弁体の位置規制構造の複雑さから直径4m
m程度が小型化の限界であり、圧電素子を用いたポンプ
の目的の小型化をも阻害していた。
【0008】さらに、往復動ポンプとして示した先願技
術6は、ポンプ自体の温度による可動板の変位への影響
は防止できるが、他の要因による影響を防ぐことが不可
能である。例えば、シリコンゴムでできた流体室に、動
作流体を圧送して変形させるようなフレキシブルアクチ
ュエータの駆動原としてポンプを用いるような場合、シ
リコンゴム製の流体室や動作流体自体が温度によって膨
張する等の影響を受け、全体圧力の変化等が生じると、
この全体圧力の変化がダイヤフラムの変形に影響を与
え、結果的に可動版の共振周波数の変化をもたらしてし
まうのである。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、効果的にポンプ室内の流体抵抗を削減し、高速
駆動が可能なポンプを提供するとともに、長寿命かつ内
部損失の小さい金属材料を用いた高速応答の逆止弁を簡
単な構造で安価に製造可能なポンプ用逆止弁を提供する
とともに、最適な駆動状態で効率的な駆動が実現できる
ポンプ制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1請求項に記載の発明は、ピストンあるいはダイ
ヤフラム等の可動壁により容積が変更可能なポンプ室
と、ポンプ室へ動作流体を流入させる流入管路と、ポン
プ室から流体を流出させる流出管路とを備えたポンプに
おいて、流入管路内もしくは流出管路の少なくともどち
らか一方は、弁を構成する複数のノズルを有し、前記複
数のノズルは、ポンプ室中心に対して周方向に略等距離
間隔で配置されており、他の一方の管路が有するノズル
は、前記複数のノズルが配置されている位置よりも、ポ
ンプ室中心に近い位置に配置されている。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のポンプにおいて、前記複数のノズルは、前記ポンプ
室の中心位置から距離の異なる、複数の周上に配置され
ている。また、請求項3記載の発明は、ピストンあるい
はダイヤフラム等の可動壁により容積が変更可能なポン
プ室と、ポンプ室へ動作流体を流入させる流入管路と、
ポンプ室から流体を流出させる流出管路とを備えたポン
プにおいて、流入管路内もしくは流出管路の少なくとも
どちらか一方は、弁を構成する複数のノズルを有し、前
記複数のノズルは、各ノズルに対する流体の最大移動距
離が略等しい位置に配置されており、他の一方の管路を
有するノズルは、前記複数のノズルが配置されている位
置よりも、ポンプ室中心に近い位置に配置されている。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3の何れかに記載のポンプにおいて、前記複数のノズ
ルは、吸入管路を有するノズルであり、前記ポンプ室中
心に近い位置に配置されているノズルは、吐出管路を有
するノズルである。また、請求項5記載の発明は、ピス
トンあるいはダイヤフラム等の容積が変更可能なポンプ
室を備えたポンプに用いられるポンプ用逆止弁におい
て、リング状流路と、前記流路を開閉する、螺旋状アー
ムで支持されたリング状薄板を具備しているようにし
た。
【0013】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のポンプ用逆止弁において、リング状流路の外径を、
3mm以下とした。また、請求項7記載の発明は、請求
項1乃至4の何れかに記載のポンプにおいて、請求項5
記載のポンプ用逆止弁、或いは請求項5、6記載のポン
プ用逆止弁を備えるようにした。
【0014】一方、請求項8記載の発明は、ピストン、
或いはダイヤフラム等の可動壁により容積が変更可能な
ポンプ室と、前記可動壁を駆動するアクチュエータとを
有するポンプにおいて、前記可動壁の共振周波数を演算
する可変周波数手段を備え、当該可変周波数手段が、前
記ポンプ室内の環境に応じて前記アクチュエータを制御
するようにしたポンプ制御方法である。
【0015】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載のポンプ制御方法において、前記ポンプ室内の動作流
体の温度を検出する温度センサを備え、前記温度センサ
の検出結果を前記可変周波数手段の演算値とするように
した。また、請求項10記載の発明は、請求項8又は9
記載のポンプ制御方法において、前記ポンプ室の内部、
流入側、流出側の少なくとも一箇所の動作流体の圧力を
検出する圧力センサと、前記圧力センサの検出結果に基
づいて流体送出量を演算する圧力−流体送出量変換手段
とを備え、当該圧力−流体送出量変換手段が、前記アク
チュエータを制御するようにした。
【0016】また、請求項11記載の発明は、請求項8
乃至10の何れかに記載のポンプ制御方法において、前
記ポンプ室内の動作流体の温度を検出する温度センサ
と、前記温度センサの検出結果に基づいて前記圧力−流
体送出量変換手段の流体送出量を補正する補正手段とを
備えるようにした。さらに、請求項12記載の発明は、
請求項8乃至11の何れかに記載のポンプ制御方法にお
いて、請求項1乃至4の何れかに記載のポンプ、或いは
請求項7記載のポンプを制御するようにした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る複数の実施
形態について図面を参照しながら説明する。先ず、図1
は、圧電素子を駆動源とした一般的なポンプ2の構造を
縦断面で示すものであり、円筒形状のケース4内の底部
に圧電素子6を配置し、圧電素子6の上部に積層した状
態で円形のダイヤフラム8を配置している。ダイヤフラ
ム8は、外周縁がケース4の内壁に固定支持されて弾性
変形自在となっている。
【0018】ダイヤフラム8とケース4の上壁との間の
狭い空間がポンプ室10であり、このポンプ室10に向
けて、吸入逆止弁Avを設けた吸入ノズルA、吐出逆止
弁Bvを設けた吐出ノズルBが開口している。そして、
吸入ノズルAに流入管路12が接続し、吐出ノズルBに
流出管路16が接続している。そして、圧電素子6に交
流電圧が供給されることによってダイヤフラム8が振動
してポンプ室10の容積が連続的に変化し、ポンプ室1
0の容積が増大するときが吸入行程となり、吸入逆止弁
Avが開いて吸入管路12側から動作流体が流入し、ポ
ンプ室10の容積が減少するときが吐出行程となり、吐
出逆止弁Bvが開いて吐出ノズル16側から動作流体が
流出する。なお、図1は、吐出行程時のポンプ2内部を
示している。
【0019】次に、本発明に係るノズルの配置位置の第
1実施形態について図2を参照して説明する。図2は、
ポンプ室10に連通する複数のノズルの配置位置を平面
視で模式的に示した図であり、実線の円S1が円形のダ
イヤフラム8の外形線(平面視で見たポンプ室10の外
形線)であり、この外形線S1内に納まっている複数の
白抜きの丸(○印)が吸入ノズルAの配置位置、黒丸
(●印)が吐出ノズルBの配置位置である。吐出ノズル
Bは、ポンプ室10の中心位置に配置されている。複数
の吸入ノズルAは、ダイヤフラム8の外形線S1に近い
位置において、ポンプ室10の中心位置から所定距離
の、円周(ダイヤフラム外径と相似な図形の周)上に等
距離間隔で配置されている。
【0020】ここで、ポンプ室10内の排除体積分を満
たすために、1つの吸入ノズルAから吸入された流体が
到達するべき最も離れた位置までの直線的な距離を、最
大移動距離L A と称すると、図2に示したものは、各吸
入ノズルAの最大移動距離L A が等しい値r1となるよ
うに配置されている。一方、本発明に沿っていない場合
のノズルの配置を図4に示す。
【0021】ここで、平板間の距離が一定である平行平
板間の流体抵抗Rは、定数C、流路の平均断面積S、平
均流路長さLとすると、R=C×(L/S)として記述
される。図2と図4とで、1つの吸入ノズルAが受け持
つ流路の平均断面積S、平均流路長Lを見比べると、流
路の平均断面積Sは図2の方が大きく、平均流路長Lは
図2の方が短いことがわかる。
【0022】従って、複数のノズルは、本発明のように
配置することでポンプ室10内の流体抵抗を効果的に削
減することができる。その結果、流量が増えるので、吸
入行程で排除体積分の流体を吸入するまでの時間が少な
くて済み、ポンプをより高周波駆動することが可能とな
る。また、図2では、吐出ノズルBをポンプ室10の中
心に配置しているが、このように、吐出ノズルBを、吸
入ノズルAを配置した位置よりもポンプ室10の中心に
近くになるように配置すると、吐出ノズルBからポンプ
室の周囲までの距離がほぼ等しくなり、ポンプ室10か
ら吐出する流体に対するポンプ室10内の流体抵抗を少
なくすることができるため、吐出行程でも排除体積分の
流体を吐出するまでの時間が少なくて済み、ポンプをよ
り高周波駆動することが可能となる。さらに、図示して
いない吸入管路12と流出管路16を、立体的に交差さ
せることなく配置させることができるため、吸入管路1
2と流出管路16の形状が単純になり、これら管路内の
流体抵抗を増やさないで複数のノズルを配置することが
できる。
【0023】次に、本発明に係るノズルの配置位置の第
2実施形態について図3を参照して説明する。本実施形
態は、図3に示すように、ポンプ室10の中心位置に吐
出ノズルBが配置されているとともに、第1実施形態よ
りも数の多い吸入ノズルAが、ポンプ室10の中心位置
から距離の異なる複数の円周(ダイヤフラムと外径の相
似な図形の周)上である、吐出ノズルBの近くと、ダイ
ヤフラム8の外形線S1に近い位置に配置されている。
また、各吸入ノズルAの最大移動距離LA が等しい値r
2となるようにも配置されている。
【0024】多くの吸入ノズルAを配置する方法として
S1に近い位置にだけ配置することを考えられるが、そ
のような配置よりは、図3のようにポンプ室10の中心
位置から距離の異なる複数の周上に、周方向に等距離間
隔で配置した方が、1つの吸入ノズルAが受け持つ流路
の平均断面積Sを大きく、平均流路長Lを短くでき、流
体抵抗を小さくできる。
【0025】さらに、図3のように、ポンプ室10の中
心位置から複数の周までの距離を、各吸入ノズルAの最
大移動距離LA を等しくするような関係に決めること
で、ポンプ室10の中心位置からノズルを配置する複数
の周までの距離を合理的に定めて配置することができ、
より流体抵抗を減らすことができる。従って、本発明に
よる配置によって、吸入ノズルAから流入する流体に対
するポンプ室10内の流体抵抗を効果的に削減すること
ができ、その結果、流量が増えるので、吸入行程で排除
体積分の流体を吸入するまでの時間が少なくて済み、ポ
ンプをより高周波駆動することが可能となる。
【0026】また、図3では、吐出ノズルBをポンプ室
10の中心に配置しているが、このように、吐出ノズル
Bを、吸入ノズルAを配置した位置よりもポンプ室10
の中心に近くなるように配置すると、吐出ノズルBから
ポンプ室10の周囲までの距離がほぼ等しくなり、ポン
プ室から吐出する流体に対するポンプ室10内の流体抵
抗を少なくすることができるため、吐出行程でも排除体
積分の流体を吐出するまでの時間が少なくて済み、ポン
プをより高周波駆動することが可能となる。さらに、図
示していない吸入管路と12と流出管路16を、立体的
に交差させることなく配置させることができるため、吸
入管路と12と流出管路16の形状が単純になり、これ
ら管路内の流体抵抗を増やさないで複数ノズルを配置す
ることができる。
【0027】以上、第1及び第2実施形態では、吸入ノ
ズルAが複数である場合を示している。これは動作流体
が液体の場合、ポンプを駆動した時にポンプ室10内外
に発生する圧力差が、吐出行程よりも吸入行程の方が少
ないためである。具体的には、吸入行程ではポンプ室1
0内の圧力は真空状態までしか低下しないが、吐出行程
では、ダイヤフラム8を駆動するアクチュエータの発生
力に関係して圧力を上昇させることができるからであ
る。
【0028】一方、ポンプ室10内の圧力差、流体抵
抗、流量の関係は、圧力差/流体抵抗=流量の関係を有
している。従って、吸入行程で圧力差が少ない場合に
は、吸入ノズルを大きくして流体抵抗を減らす必要があ
るが、この際、1つの大きな吸入ノズルAを設け、逆止
弁を構成するための弁板をそのノズルに取り付けると、
吐出行程で発生するポンプ室10内の高圧力で弁板がた
わみ易く、破壊され易くなる問題が生じる。そこで、吸
入ノズルAの総面積が吐出ノズルBの総面積よりも大き
くなる関係を保ちながら、吸入ノズルAを複数個にして
いるのである。
【0029】従って、動作流体が気体等で、吐出行程、
吸入行程での圧力差にあまり差がない場合には、吐出ノ
ズルが複数であっても構わない。次に、図5から図8
は、本発明に係る逆止弁、すなわち、図1で示した吸入
逆止弁Av、吐出逆止弁Bvの具体例な実施形態を示す
ものであり、本実施形態の逆止弁の説明を容易にするた
めに、図9に従来の逆止弁の動作状態の縦断面図で示
し、図10に従来の逆止弁の上面図を示している。
【0030】図5から図8に示すように、本実施形態の
逆止弁の弁ケース104は、カップ状で中心に内側弁座
となる突起が形成され、弁座の周囲には、複数の流入孔
203が開けられている。外側弁座103は、リング状
で貫通し直径の異なる中心穴が開けられている。直径の
小さい中心穴は、直径が3mm以下であるが、前記弁ケ
ース104の内側弁座となる突起よりわずかに大きく、
両者が組み合わされリング状流路201が形成される。
外側弁座103の直径の大きい中心穴は、周方向流路2
02を構成している。
【0031】弁体101は、金属薄板をエッチングして
製作され、2重のリングを螺旋状アームが接続する形状
となる。弁体101は弁押えリング102を弁ケース1
04に圧入することで外側リングが押さえられ、弁ケー
ス104に固定される。次に、本実施形態の逆止弁の動
作について図8に基いて説明する。図中矢印は流体の流
れを示す。図8において流体は、図下方から上方へは流
れることが可能で、逆方向には逆止弁の作用によって流
れが阻止される。
【0032】流入側と流出側の圧力差が小さい場合や、
流入側より流出側の圧力が大きい場合、弁体101の内
側リングは、弁ケース104の突起と、外側弁座103
に流体圧力や弁体101の螺旋状アーム部の弾性によっ
て圧接する。弁体101の内側リングの内周はリング状
流路201の内周より小さく、外周はリング状流路20
1の外周より大きくなっているためリング状流路は閉鎖
され、その結果、流体の流れも阻止される。
【0033】流入側の圧力が流出側より十分高くなる
と、圧力差によって弁体101の内側リングを図中上方
に移動する力が発生する。その結果、弁体101の螺旋
状アーム部が変形して、弁体101の内側リングが上方
に移動し流体の流路が構成される。流体は弁体101の
内側リングの内側と外側の両方から流出することがで
き、従って外側にしか流失できない円盤型弁や、従来例
を示した図9及び図10のようにリード弁の自由端方向
にしか流出できないリード弁より、同一断面積の流路を
確保するための弁の移動量が小さくて済む。そのため、
弁の高速応答が可能になり、高速動作が可能な圧電ポン
プ等の逆止弁に応用することで、小型高性能ポンプが構
成できるのである。
【0034】また、本実施形態の逆止弁はアーム部を螺
旋状にすることで、アーム部の伸縮ではなく主に曲がり
を利用して弁の動きに対応するため、弁体を薄くするこ
とで弱い圧力でも十分な弁リフトが確保できる。従っ
て、シリコンゴム等に比較して高剛性の金属材料を弁体
に用いることができ、長寿命と高速動作時の内部損失の
低減を可能にした。
【0035】さらに、高速応答性に優れ大きな流路を確
保できるリング弁を、簡単な構造で実現できるため、リ
ング状流路の外径を3mm以下に構成できる。リング状
流路の外径を3mm以下にすることで、弁全体の外径が
約5mmとなり、ダイヤフラムポンプ等の圧力室の底面
に吸入側、吐出側の二つの弁を並べて配置しても、ポン
プの圧力室の内径を10mm以下、ポンプ本体の外径を
15mm以下にすることができる。
【0036】ポンプの外径を15mm以下に構成したポ
ンプは、ほぼ、人間の指の太さの中にポンプを内蔵する
ことができる。近年、高齢化社会等の要求により、人間
の身近で人間をサポートするロボットが求められている
が、本発明のポンプとシリンダ等で構成されるアクチュ
エータユニットを用いることで人間の手と同サイズのロ
ボットハンドが構成でき、人間の生活環境にある人間の
ために設計された機器や道具類を扱うことが可能なロボ
ットが構成できるのである。
【0037】次に、図11及び図12に示すものは、第
1、第2実施形態で示したポンプのように、圧電素子
(アクチュエータ)を駆動源とし、この圧電素子を駆動
してダイヤフラムを往復変位させることでポンプ室の容
積変化を行うポンプ20と、このポンプ20を駆動させ
る駆動装置22、ポンプ20の駆動により対象物Wを昇
降させる昇降機構24とを備えた装置を示す第3実施形
態である。
【0038】ポンプ20には、制御弁(図示せず)を介
してシリコンゴム製のリザーバ流体室26及びアクチュ
エータ流体室28が接続しており、リザーバ流体室26
からアクチュエータ流体室28に向けて動作流体が流動
するようにポンプ20を駆動すると、図12に示すよう
にアクチュエータ流体室28の容積拡大により対象物W
が上昇し、アクチュエータ流体室28からリザーバ流体
室26に向けて動作流体が流動するようにポンプ20を
駆動すると、図11に示すように、アクチュエータ流体
室28の容積減少により対象物Wが下降するようになっ
ている。
【0039】ここで、ポンプ20内には、動作流体の温
度を測定する温度センサ30と、動作流体の圧力を測定
する圧力センサ32が配設されており、これらセンサが
検出した情報は、駆動装置22に入力する。駆動装置2
2は、ポンプ20の圧電素子に駆動信号SDを出力する
駆動回路33と、温度−周波数相関変更回路34と、可
変周波数回路36、圧力−流体送出量相関変更回路3
8、温度補正回路40とを備えている。
【0040】駆動回路33が圧電素子に出力する駆動信
号SDは、所定の周波数の正弦波信号であり、可変周波
数回路32から所定の駆動周波数fdが入力される。ま
た、温度−駆動周波数相関変更回路34は、温度センサ
30が測定した動作流体の温度変化に対応して最適な駆
動周波数をデータマップ化した記憶部を備えた回路であ
る。つまり、ダイヤフラムは、共振周波数領域では往動
変位が大きくなるが、その共振周波数は温度の影響で変
動しやすく、この温度−駆動周波数相関変更回路34に
おいて動作流体の温度変化に対応した最適な駆動周波数
を設定する。
【0041】また、圧力−流体送出量相関変更回路38
は、圧力センサ32が測定したポンプ室内の動作流体の
圧力に基づいて、アクチュエータ流体室28側の動作流
体の絶対量を演算等により算出する回路であり、前記動
作流体の絶対量を算出することで現在の装置の駆動量を
判断する。また、温度補正回路40は、圧力−流体送出
量相関変更回路38で算出した動作流体の絶対量を、温
度センサ30が測定した動作流体の温度で補正する回路
である。温度が変化するとダイヤフラムは膨張、或いは
収縮して動作流体の絶対量が変化するので、この温度補
正回路40で補正された動作流体の絶対量は高精度の値
となる。
【0042】そして、可変周波数回路36は、温度−駆
動周波数相関変更回路34から最適な駆動周波数が入力
し、温度補正回路40から現在のアクチュエータ流体室
28側の動作流体の絶対量が入力し、これらの値に基づ
いて、駆動周波数fdを可変周波数回路36に入力す
る。そして、可変周波数回路46から駆動周波数fdが
入力した駆動回路33は、圧電素子に対して、現在の動
作流体の温度に最適な駆動信号SDを出力する。
【0043】本実施形態によると、動作流体の温度に対
応してダイヤフラムが共振周波数領域で往動変位するよ
うに、圧電素子に対して最適な値の駆動信号SDを入力
して制御しているので、最も効率の良いポンプ20の駆
動状態を実現することができる。また、ポンプ20内に
設けた温度センサ30及び圧力センサ32からの測定情
報に基づいて、アクチュエータ流体室28側の動作流体
の絶対量を高精度に把握するようにしているので、高精
度のアクチュエータ駆動を行うことができる。
【0044】次に、図13から図15は、第3実施形態
に対してセンサの配置位置と、駆動装置の構成が異なる
第4実施形態の装置を示すものである。本実施形態の圧
力センサ32は、リザーバ流体室26側のポンプ内流路
に配設されており、リザーバ流体室26内の圧力を測定
している。そのため、圧力センサ32の測定情報は、リ
ザーバ流体室26内に十分な圧力で動作流体が封入され
ているものとすると、リザーバ流体室26内の体積と相
関関係にある。
【0045】本実施形態の駆動装置44は、ポンプ20
の圧電素子に駆動信号SDを出力する駆動回路33と、
可変周波数回路36と、駆動周波数設定回路46とを備
えている。そして、駆動装置44は、図12に示すよう
に、リザーバ流体室26からアクチュエータ流体室28
に向けて動作流体が流動するようにポンプ20が駆動す
る際に、所定時間の停止時間を設けて断続的に駆動信号
SDを出力する。
【0046】ここで、図14の第1駆動区間では、周波
数をスイープ駆動しながら最適な駆動周波数fdを求め
ており、以降の第2、第3…駆動区間では、検出した最
適な駆動周波数fdに基づいて駆動を行っている。第1
駆動区間では、駆動周波数設定回路48が、図15のフ
ローチャートで示す動作を行う。
【0047】図15のフローチャートに基づいて説明す
ると、駆動周波数設定回路48の動作を説明すると、先
ず、ステップS2において、第1駆動区間の時間T1
経過しているか否かを判断する。第1駆動区間の時間T
1 が経過していない場合には、ステップS4に移行し、
周波数をスイープ駆動する。次いで、ステップS6に移
行し、単位時間当たりの圧力変化ΔPと、その周波数f
dを記憶する。次いで、周波数fdを駆動周波数として
可変周波数回路36に出力する。
【0048】そして、第1駆動区間の時間T1 が経過し
ていない場合には、ステップS8から再度ステップS4
に移行して、前述したステップを繰り返す。そして、第
1駆動区間の時間T1 が経過した場合には、ステップS
10に移行し、記憶している複数の単位時間当たりの圧
力変化ΔPの中から、最大の圧力変化ΔPmax を算出す
る。次いで、ステップS12に移行し、最大の圧力変化
ΔP max に対応した最適な周波数fdmax を設定する。
【0049】次に、図14を参照しながら本実施形態の
動作を説明する。駆動回路33からスイープ駆動した周
波数fdに基づいて駆動信号SDを出力していくと、所
定の時間t1 において、リザーバ流体室26内が最大の
圧力変化ΔPmax となり、駆動周波数設定回路48は、
最大の圧力変化ΔPmax 及び最適な周波数fdmax を記
憶する。
【0050】第1駆動区間が経過した後、第2駆動区間
の開始と同時に、駆動回路33は、最適な周波数fd
max に対応した駆動信号SDを出力し、次回移行の第3
…駆動区間においても、最適な周波数fdmax に対応し
た駆動信号SDを出力し続ける。本実施形態によると、
単位時間当たりで圧力変化が大きいとき(最大の圧力変
化ΔPmax )の周波数fdmax を求め、その周波数fd
max に対応した駆動信号SDを圧電素子に入力している
ので、効率の良いポンプ20の駆動状態を実現すること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求
項4記載のポンプによると、ポンプ室内の流体抵抗を効
果的に削減することができ、その結果、流量が増えるの
で、排除体積(可動壁の変位に伴い排除される体積)分
の流体がポンプ室内を通過する通過時間を短くできる。
従って、ポンプをより高周波駆動することが可能とな
り、小型化で高出力のポンプが実現できる。
【0052】また、請求項7記載のポンプによると、高
速応答の逆止弁と組み合わせるため、ポンプをより一層
高周波駆動することが可能となり、より小型で高出力の
ポンプが実現できる。また、請求項5及び6記載のポン
プ用逆止弁によると、小型で高出力のポンプの構成を可
能にし、また、本発明の逆止弁を用いたポンプは、人間
生活環境の中で作業をするロボット等を構成できる。
【0053】また、請求項8から12記載のポンプ制御
方法によると、動作流体の温度、圧力の変化に対応して
可動壁が共振周波数領域で往動変位するように、アクチ
ュエータに最適な制御情報を入力しているので、効率の
良いポンプを実現することができる。また、ポンプに設
けた温度センサ及び圧力センサからの測定情報に基づい
て、ポンプ内の動作流体の移動量を高精度に把握するよ
うにしているので、高精度の駆動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクチュエータとして圧電素子を使用した一般
的なポンプの構造を示す縦断面である。
【図2】本発明に係るポンプの第1実施形態のノズルの
配置位置を示した図である。
【図3】本発明に係るポンプの第2実施形態のノズルの
配置位置を示した図である。
【図4】本発明に係るノズルの配置を説明するために本
発明と異なるノズル配置のポンプを示す図である。
【図5】本発明に係るポンプ用逆止弁の縦断面図であ
る。
【図6】本発明に係るポンプ用逆止弁の上面図である。
【図7】本発明に係るポンプ用逆止弁の底面図である。
【図8】本発明に係るポンプ用逆止弁の動作状態図であ
る。
【図9】従来の逆止弁の動作状態の縦断面図である。
【図10】従来の逆止弁の上面図である。
【図11】本発明に係る第3実施形態のポンプを使用し
た装置を示す図である。
【図12】第3実施形態において装置の作動状態を示す
図である。
【図13】本発明に係る第4実施形態のポンプを使用し
た装置を示す図である。
【図14】第4実施形態においてアクチュエータを駆動
する駆動装置の動作を示す図である。
【図15】第4実施形態における駆動周波数設定回路の
動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2、20 ポンプ 6 圧電素子(アクチュエータ) 8 ダイヤフラム(可動壁) 10 ポンプ室 12 流入管路 16 流出管路 22、44 駆動装置 33 駆動回路 34 温度−駆動周波数相関変更回路 36 可変周波数回路(可変周波数手段) 38 圧力−流体送出量相関変更回路(圧力−流体送出
量変換手段) 40 温度補正回路(補正手段) 46 駆動周波数設定回路 30 温度センサ 32 圧力センサ 101 弁体 102 弁押えリング 103 外側弁座 104 弁ケース 201 リング状流路 202 周方向流路 203 流入孔 301 リード弁弁体 302 弁押え 303 リード弁ケース 401 円形流路 A 吸入ノズル B 吐出ノズル Av 吸入逆止弁 Bv 吐出逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H045 AA03 AA08 AA22 AA25 BA33 CA03 CA19 CA29 DA07 EA34 3H071 AA01 AA06 BB01 CC14 CC31 CC34 DD04 DD12 DD13 3H077 AA01 AA11 CC02 CC09 DD06 EE02 EE34 EE37 FF12 FF36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンあるいはダイヤフラム等の可動
    壁により容積が変更可能なポンプ室と、ポンプ室へ動作
    流体を流入させる流入管路と、ポンプ室から流体を流出
    させる流出管路とを備えたポンプにおいて、 流入管路内もしくは流出管路の少なくともどちらか一方
    は、弁を構成する複数のノズルを有し、前記複数のノズ
    ルは、ポンプ室中心に対して周方向に略等距離間隔で配
    置されており、他の一方の管路が有するノズルは、前記
    複数のノズルが配置されている位置よりも、ポンプ室中
    心に近い位置に配置されていることを特徴とするポン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記複数のノズルは、前記ポンプ室の中
    心位置から距離の異なる、複数の周上に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載のポンプ。
  3. 【請求項3】 ピストンあるいはダイヤフラム等の可動
    壁により容積が変更可能なポンプ室と、ポンプ室へ動作
    流体を流入させる流入管路と、ポンプ室から流体を流出
    させる流出管路とを備えたポンプにおいて、 流入管路内もしくは流出管路の少なくともどちらか一方
    は、弁を構成する複数のノズルを有し、前記複数のノズ
    ルは、各ノズルに対する流体の最大移動距離が略等しい
    位置に配置されており、他の一方の管路を有するノズル
    は、前記複数のノズルが配置されている位置よりも、ポ
    ンプ室中心に近い位置に配置されていることを特徴とす
    るポンプ。
  4. 【請求項4】 前記複数のノズルは、吸入管路を有する
    ノズルであり、前記ポンプ室中心に近い位置に配置され
    ているノズルは、吐出管路を有するノズルであることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のポンプ。
  5. 【請求項5】 ピストンあるいはダイヤフラム等の容積
    が変更可能なポンプ室を備えたポンプに用いられるポン
    プ用逆止弁において、リング状流路と、前記流路を開閉
    する、螺旋状アームで支持されたリング状薄板を具備し
    たことを特徴とするポンプ用逆止弁。
  6. 【請求項6】 リング状流路の外径は、3mm以下であ
    ることを特徴とする請求項5記載のポンプ用逆止弁。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のポンプ用逆止弁、或いは
    請求項5、6記載のポンプ用逆止弁を備えたことを特徴
    とする請求項1乃至4の何れかに記載のポンプ。
  8. 【請求項8】 ピストン、或いはダイヤフラム等の可動
    壁により容積が変更可能なポンプ室と、前記可動壁を駆
    動するアクチュエータとを有するポンプにおいて、 前記可動壁の共振周波数を演算する可変周波数手段を備
    え、当該可変周波数手段が、前記ポンプ室内の環境に応
    じて前記アクチュエータを制御するようにしたことを特
    徴とするポンプ制御方法。
  9. 【請求項9】 前記ポンプ室内の動作流体の温度を検出
    する温度センサを備え、前記温度センサの検出結果を前
    記可変周波数手段の演算値とすることを特徴とする請求
    項8記載のポンプ制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ポンプ室の内部、流入側、流出側
    の少なくとも一箇所の動作流体の圧力を検出する圧力セ
    ンサと、前記圧力センサの検出結果に基づいて流体送出
    量を演算する圧力−流体送出量変換手段とを備え、当該
    圧力−流体送出量変換手段が、前記アクチュエータを制
    御するようにしたことを特徴とする請求項8又は9記載
    のポンプ制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ポンプ室内の動作流体の温度を検
    出する温度センサと、前記温度センサの検出結果に基づ
    いて前記圧力−流体送出量変換手段の流体送出量を補正
    する補正手段とを備えたことを特徴とする請求項8乃至
    10の何れかに記載のポンプ制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至4の何れかに記載のポン
    プ、或いは請求項7記載のポンプを制御することを特徴
    とする請求項8乃至11の何れかに記載のポンプ制御方
    法。
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