JP2001342587A - 給電体 - Google Patents
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Abstract
ネルギ効率の向上を実現可能な給電体を提供することを
課題とする。 【解決手段】 一方の面が固体電解質膜(10)側に位
置し、他方の面が電極(12),(13)側に位置し
て、電解セルを構成する給電体(14),(15)にお
いて、前記給電体(14),(15)の一方の面が前記
固体電解質膜(10)と接するべく設けられ、前記給電
体(14),(15)が二以上の給電体部(14A,1
4B),(15A,15B)を用いて形成されており、
前記一方の面を成す第一の給電体部(14A),(15
A)の表面が所定以上の平滑性を有し、前記他方の面を
成す第二の給電体部(14B),(15B)が所定以上
の空隙率を有することを特徴としている。
Description
て水素ガスおよび酸素ガスを発生させる水素酸素発生装
置等の水電解装置に関し、詳しくは、水電解装置(以
下、単に「電解装置」ともいう。)を構成する際に用い
られる給電体等の構成に関するものである。
ガスを発生させる電解装置を構成する電解セルとして
は、電解質の役割を果たす部材として固体電解質膜を用
いたものが、従来から知られている。
と、この固体電解質膜を挟持すべく設けられた電極板
(陽極側および陰極側電極板)と、固体電解質膜と電極
板との間に設けられた給電体(陽極側および陰極側給電
体)等を用いて構成されている。また、この従来技術に
係る電解セルにおいては、固体電解質膜の両面に、電極
触媒層(陽極側および陰極側触媒層)が設けられてい
る。
陽極側に純水を供給して、電極板に対して通電すること
により、主に陽極側触媒層で純水が分解され、酸素ガス
が発生することとなる。そして、酸素ガスと同時に生成
されたH+イオンは、電場の働きによって固体電解質膜
内を移動するため、陰極側触媒層においては電子を得
て、水素ガスが発生することとなる。
おいては、電解作用のエネルギ効率を向上させるため
に、固体電解質膜の両側に設けられた給電体は、固体電
解質膜に対して、均一に圧接すべく構成されている。ま
た、純水等の供給が行われる給電体は、所定量の純水等
通水量を確保すべく、所定の空隙率を有するパンチング
メタル、エキスパンドメタル等を用いて構成されてい
る。すなわち、従来技術に係る電解セルは、高いエネル
ギ効率と所定の通水量とを実現するために、所定の空隙
率を有する給電体を固体電解質膜に圧接して構成されて
いる。例えば、エキスパンドメタルを用いて構成する場
合には、エキスパンドメタルを三層組み立てた完成品の
空隙率は83%程度である(ただし、膜に接する面の開
口率は48%程度である)。
来技術に係る電解セルには、次のような問題があった。
述したように、固体電解質膜に対して、所定の空隙率
(40%以上の空隙率)を有する給電体を圧接すべきで
ある。ところが、従来技術に係る給電体を形成するパン
チングメタル等は開口部が大きいために、給電体を固体
電解質膜に圧接させると、固体電解質膜に対して不均一
な圧力が加わることとなり、固体電解質膜における破損
発生の確率が高まるという問題があった。
電体において、所定の通水量を得るために所定の空隙率
(全体の空隙率83%)とすれば、固体電解質膜との接
触面においては、給電体の空隙率が大きいために、給電
体と固体電解質膜との間に非接触部分が形成されること
となり、この部分において電流値が低下し、効果的にエ
ネルギ効率の向上を図ることができないという問題があ
った。
を解決するためになされたものであって、固体電解質膜
の破損を低減させると共に、エネルギ効率の向上を実現
可能な給電体を提供することを課題とし、延いては、係
る給電体を用いた電解セルおよび電解装置を提供するこ
とを課題とする。
決するための本発明は、一方の面が固体電解質膜側に位
置し、他方の面が電極側に位置して、電解セルを構成す
る給電体において、前記給電体の一方の面が前記固体電
解質膜と接するべく設けられ、前記給電体が二以上の給
電体部を用いて形成されており、前記一方の面を成す第
一の給電体部の表面が所定以上の平滑性を有し、前記他
方の面を成す第二の給電体部が所定以上の空隙率を有す
ることを特徴としている。
を用いて、前記固体電解質側および前記電極側に、それ
ぞれ適切な性質を有する前記給電体部を配設して、前記
給電体が構成されている。したがって、本発明によれ
ば、容易に、表面平滑性等に優れ、適切な空隙率を有す
る給電体を得ることができる。よって、固体電解質膜の
破損を低減させると共に、エネルギ効率の向上を実現可
能な給電体を得ることができる。
記第一の給電体部および前記第二の給電体部がそれぞれ
金属繊維を用いて形成されており、前記第一の給電体部
を成す金属繊維の繊維径が、前記第二の給電体部を成す
金属繊維の繊維径よりも細く形成されていることが好ま
しい。
電体部を成す金属繊維の繊維径が、前記第二の給電体部
を成す金属繊維の繊維径よりも細く形成されているの
で、前記固体電解質膜側では、前記給電体(を構成する
前記第一の給電体部)の表面平滑性が、その内部(前記
第二の給電体部)よりも向上する。また、換言すれば、
前記前記第二の給電体部を成す金属繊維の繊維径が、前
記第一の給電体部を成す金属繊維の繊維径よりも太く形
成されているので、前記給電体の内部(前記第二の給電
体部)の空隙率が向上する。したがって、この好ましい
構成によれば、容易に、表面平滑性等に優れ、適切な空
隙率を有する給電体を得ることができ、固体電解質膜の
破損を低減させると共に、エネルギ効率の向上を実現可
能な給電体を得ることができる。
記第一の給電体部を成す金属繊維の繊維径が4μm〜2
0μmである構成が好ましい。このような繊維径として
いるのは、最小膜厚を20μm〜50μmとすると、繊
維径は、その1/5〜1/7程度が望ましいからであ
る。
記第二の給電体部を成す金属繊維の繊維径が35μm〜
100μmである構成が好ましい。このような繊維径と
しているのは、繊維径が太い方が生産コストを低く抑え
ることが可能だからである。ただし、あまり太いと細い
繊維と太い繊維との境界部で焼結がうまく進まないの
で、上述した35μm〜100μm程度の太さであるこ
とが好ましい。
記金属繊維がチタンを用いて、コイル切削法あるいは集
束伸線法にて形成されていることが好ましい。さらに、
本発明に係る給電体においては、空隙率が40%以上で
あることが好ましい。
記第一の給電体部の表面粗度Raが0.1μm〜10μ
mであることが好ましい。このような構成とすれば、前
記第一の給電体部の平滑性が高いため、前記第一の給電
体部と接する固体電解質膜に対するピンホール等の傷の
発生を低減させることができる。また、このような表面
粗度を有する第一の給電体部であれば、前記固体電解質
膜に対して平均的に前記第一の給電体部が接することと
なるため、前記固体電解質膜と前記第一の給電体部との
接触状態が向上して、電解電圧を低減させてエネルギ効
率の向上を図ることが可能となる。
実施の形態を説明する。
を構成する電解セルの概略断面図を示したものである。
ここで、電解装置は、電解セルを複数個、直列あるいは
並列に並べた電解処理部と、その他の要素(純水タン
ク、水素分離タンク、酸素分離タンク、除湿器、熱交換
器、電源供給部等)とを用いて構成されている。
は、固体電解質膜10と、この固体電解質膜10の両側
に設けられた電極板(陽極側電極板12,陰極側電極板
13)と、固体電解質膜10と電極板12,13との間
に設けられた給電体(陽極側給電体14,陰極側給電体
15)等を用いて構成されている。
解質膜、あるいはセラミック製固体電解質膜等を用いる
ことが可能である。本実施形態に係る固体電解質膜10
としては、例えば、固体高分子電解質を膜状に形成した
もの(以下「固体高分子電解質膜」ともいう。)11の
両面に貴金属、特に白金族金属から成る多孔質層(電極
触媒層(陽極側触媒層16,陰極側触媒層17))を形
成したものを用いることが好ましい。ここで、固体高分
子電解質膜11としては、例えば、カチオン交換膜(フ
ッ素樹脂系スルフォン酸カチオン交換膜(デュポン社製
「ナフィオン117」等))を用いることが好ましい。
化学的に(無電解メッキ等によって)、固体高分子電解
質膜11の両面に形成されている。さらに、この場合、
電極触媒層16,17を形成する多孔質層(多孔質メッ
キ層)としては、白金族金属のうち白金を用いることが
好ましく、特に、白金とイリジウムとから成る二層構造
とすることが好ましい。このような二層構造とすれば、
80℃の状況下において、200A/dm2の高電流密
度で四年間の長期にわたって、電気分解を行うことが可
能である。また、本実施形態に係る電極触媒層は上記構
成に限定されるものではなく、例えば、イリジウムの他
に、二種類以上の白金族金属をメッキした多層構造の電
極触媒層を形成して、これを固体高分子電解質膜11の
両面に形成することによって、固体電解質膜10を構成
してもよい。
態に係る固体電解質膜10によれば、固体高分子電解質
膜11と電極触媒層16,17との間に水が存在しない
ので、溶液抵抗やガス抵抗が少ない。したがって、固体
高分子電解質膜11と電極触媒層16,17との間の接
触抵抗が低くなり、電気抵抗が低くなって、固体電解質
膜10における電流分布が均一となる。その結果、高電
流密度化、高温水電解、高圧水電解が可能となり、高純
度の水素ガスおよび酸素ガスを効率よく生成させること
が可能となる。
10の両側には、先に述べたように陽極側電極板12と
陰極側電極板13とが設けられている。本実施形態に係
る電極板12,13は、それぞれ単極式電極として構成
されている。なお、本実施形態においては省略している
が、電極板としては、複極式電極板を用いることが好ま
しい。すなわち、陽極側電極板においては、固体電解質
膜に近接する面が陽極となって、他面が陰極となり、ま
た、陰極側電極板においては、固体電解質膜に近接する
面が陰極となって、他面が陽極となる構成が好ましい。
このような複極式電極板を用いた電解セルであれば、係
る電解セルを複数個直列的に配設して、より高い処理能
力を実現可能な電解装置を得ることが可能となる。(特
願平7−40142号公報参照)
と陽極側電極板12とで挟まれた空間を陽極室といい、
固体電解質膜10と陰極側電極板13とで挟まれた空間
を陰極室という。陽極側電極板12には、純水供給孔1
2aと、酸素抽出孔12bとが形成されており、純水供
給孔12aを介して、電解セル外部から陽極室に対して
純水が供給され、酸素抽出孔12bを介して、陽極室に
て生成された酸素が電解セル外部に抽出される。陰極側
電極板13には、水素抽出孔13bが形成されており、
この水素抽出孔13bを介して、陰極室にて生成された
水素が電解セル外部に抽出される。
は、陽極室および陰極室に、陽極側給電体14および陰
極側給電体15が設けられている。本実施形態に係る給
電体14,15は、それぞれ金属繊維を焼結して形成さ
れており、詳しくは後述する。ここで、陽極側給電体1
4は、チタン等を用いて形成されており、陰極側給電体
15は、ステンレス等を用いて形成されている。
に構成されており、固体電解質膜10を隔膜として用
い、陽極室に設けられた陽極側給電体14に純水を供給
し、この純水を電気分解することによって、陽極室側か
ら酸素ガスを発生させ、陰極室側から水素ガスを発生さ
せるべく機能する。以下、本実施形態に係る電解セルに
おける電解処理等について、さらに詳細に説明する。
解セルにおいては、陽極側電極板12に設けられた純水
供給孔12aを介して、電解セルの外部に設けられた純
水タンク等(図示省略)から、陽極室に設けられた陽極
側給電体14に対して、純水等の供給が行われる。
は、陽極側給電体14へ純水を供給すると共に、各電極
板12,13に対して電流を供給する(通電する)こと
によって、主に陽極側触媒層16で純水が分解され、酸
素ガスが発生することとなる。この際、純水の一部は電
解セル等を冷却するための冷却水としても機能するた
め、すべての純水が分解されるわけではない。したがっ
て、本実施形態においては、陽極側電極板14に設けら
れた酸素抽出孔12bを介して、電解セルの外部に、純
水と、分解された酸素ガスとが抽出されることとなる。
同時に生成されたH+イオンが、電場の働きによって固
体電解質膜11内を移動する。したがって、本実施形態
においては、H+イオンが移動することによって、陰極
側触媒層17で水素イオンが電子を得ることとなり、水
素ガスが発生する。そして、陰極側電極板13に設けら
れた水素抽出孔13bを介して、電解セルの外部に、発
生した水素ガスが抽出されることとなる。
において、高いエネルギ効率を得るためには、固体電解
質膜10と給電体14,15とを圧接した構成とするこ
とが好ましい。すなわち、固体電解質膜10と給電体1
4,15との間隔をなくし(これらの要素の間のギャッ
プをゼロとし)、固体電解質膜10の膜面に対して均一
に圧力が作用した状態で、固体電解質膜10と給電体1
4,15とが接すべく構成されたことが好ましい。
接した状態で電解セルが構成される場合において、固体
電解質膜10と接する部位である給電体14,15の表
面は、固体電解質膜10に傷等を付けないように、また
電気抵抗が低くなるように、できるだけ平面性、平滑性
等を有するべく構成されることが好ましい。例えば、固
体電解質膜10と接する給電体14,15の表面粗度R
aは、0.1μm〜10μmであることが好ましい。
は、所定の処理量(水素および酸素等の発生量)を実現
するために、さらに、電解セル等の過熱を防止するため
に、陽極室内に所定量の純水を流通させなければならな
い。つまり、所定量の純水を流通させるために、陽極室
に設けられた陽極側給電体14が、所定の空隙率を有す
るべく構成されることが好ましい。空隙率としては、少
なくとも40%以上であることが好ましい。空隙率が低
いと膜への純水の供給が不充分となり、膜の焼損の危険
があるからである。
せるためには、給電体14,15を固体電解質膜10に
対して均一に圧接する必要があるため、給電体14,1
5は、ある程度の撓み易さを有することが好ましい。
する給電体14,15は、上述した種々の効果を奏する
べく、二層構造を有している。すなわち、本実施形態に
係る給電体14,15は、固体電解質膜10と接する側
に位置し、その表面(少なくとも固体電解質膜10との
接触面)が所定以上の平面性、平滑性等を有する第一の
給電体部14A,15Aと、その内部が所定以上の空隙
率(40%以上の空隙率)を有すると共に、ある程度の
撓み易さをも有する第二の給電体部14B,15Bとを
用いて形成されている。以下、具体的に説明する。
あり、詳しくは、陽極側給電体14周辺の部分拡大図を
示したものである。この図2からも明らかなように、陽
極側給電体14は、第一の給電体部14Aと第二の給電
体部14Bとを用いて形成されている。第一の給電体部
14Aの一方の面は、固体電解質膜10を形成する陽極
触媒層16に接し、第一の給電体部14Aの他方の面
は、第二の給電体部14Bに接する位置に設けられ、第
二の給電体14Bの一方の面は、第一の給電体部14A
に接し、第二の給電体部14Bの他方の面は、陽極側電
極板12に接する位置に設けられている。ここでは、第
一の給電体部14A(の他方の面)と第二の給電体部1
4B(の一方の面)とを固着する(例えば、焼結、拡散
接合、スポット溶接、ロウ付等によって固着する)こと
によって、陽極側給電体14が構成されている。
00μmの繊維径を有する金属繊維を用いて形成されて
いる。本実施形態に係る陽極側給電体14を形成する金
属繊維としては、チタン繊維が用いられる。なお、この
チタン繊維以外であっても、ニオブ、チタン−パラジウ
ム合金等を用いることが可能である。
m〜20μm程度の繊維径を有する金属繊維(以下、
「細繊維」ともいう。)を用いて形成され、第二の給電
体部14Bは、35μm〜100μm程度の繊維径を有
する金属繊維(以下、「粗繊維」ともいう。)を用いて
形成されている。
金属材料(チタン等)を、「細繊維」および「粗繊維」
に加工して、これらを焼結等することによって、上述し
た効果を奏する第一の給電体部14Aおよび第二の給電
体部14Bが形成されている。具体的には、例えば、所
定の型の中に「細繊維」および「粗繊維」を積層させ
て、所定形状に形成した後に、焼結等することによっ
て、本実施形態に係る第一の給電体部14Aおよび第二
の給電体部14Bから成る給電体14が作製される。
て、厚さ0.5mm〜1.0mm程度の第一の給電体部
14Aが形成される。「細繊維」を用いれば、比較的容
易に、上記厚みを有し、且つ空隙率50%以上、圧縮弾
性率150MPa程度の第一の給電体部14Aを形成す
ることができる。
維」等の太めの金属繊維を用いる場合と比較して、繊維
径が細い分だけ、給電体部表面における固体電解質膜1
0との接触点が増加して、膜に係る面圧を分散して均一
化し、所定以上の平滑性(例えば、表面粗度Raが0.
1μm〜10μm程度の平滑性)を実現する給電体部1
4Aを得ることが可能となる。また、金属繊維を焼結す
るため、必要とされる空隙率(50%以上)を比較的容
易に実現可能である。
維」を用いて、厚さ1.0mm〜10.0mm程度の第
二の給電体部14Bが形成される。「粗繊維」を用いれ
ば、比較的容易に、上記厚みを有し、且つ空隙率75%
〜85%、圧縮弾性率15〜22MPa程度の第二の給
電体部14Bを形成することができる。
るいは「細繊維」等の細かい原料を用いる場合と比較し
て、繊維径が太い分だけ、容易に高い空隙率を有する給
電体部14Bを形成して得ることが可能となる。従来技
術においては、例えば、粉末焼結体等から給電体が形成
されていたが、係る構成では、空隙率50%に焼結する
のが非常に困難であった(従来技術においては、空隙率
が30%〜40%程度であれば比較的に容易に作製可能
であった。)。
体電解質膜10側と、電極板12側とで、それぞれ必要
とされる性質が異なるのに対応して、それぞれの「側」
に適切な給電体部14A,14Bを用いて、陽極側給電
体14を形成している。
給電体部14Aが固体電解質膜10(を形成する陽極側
触媒層16)に接することにより、固体電解質膜10の
損傷を防止し、第二の給電体部14Bが高い空隙率を有
することにより、所定の純水流通量の確保を容易に実現
可能である。また、第一の給電体部14Aよりも第二の
給電体部14Bの方が圧縮弾性率が小さいので(すなわ
ち、撓み易いので)、第二の給電体部14Bが、第一の
給電体部14Aを固体電解質膜10に押し付ける際のク
ッション的な役割を果たすこととなる。よって、比較的
容易に、固体電解質膜10の膜面に対して均一に圧力が
作用した状態で、固体電解質膜10と給電体14(第一
の給電体14A)との接触状態を維持することができ
る。以上のことから、本実施形態によれば、固体電解質
膜10の破損を低減させると共に、エネルギ効率の向上
を実現可能な給電体14を得ることができる。また、こ
の給電体14を用いることによって、長寿命化、高効率
化を実現可能な電解セルおよび電解装置を得ることがで
きる。
について説明したが、本発明は、この陽極側給電体14
のみに限定されるものではなく、略同様の趣旨から、陰
極側給電体15についても、第一の給電体部15Aと第
二の給電体部15Bとを用いて形成されることが好まし
い(図1参照)。また、陽極側給電体14と同様に、陰
極側給電体15の場合も、第一の給電体部15Aが「細
繊維」を用いて形成され、第二の給電体部15Bが「粗
繊維」を用いて形成されることが好ましい。ここで、陰
極側給電体15を形成する金属繊維としては、ステンレ
ス繊維が用いられる。なお、このステンレス繊維以外で
あってもグラファイト、カーボン等を用いることが可能
である。
二の給電体部14B,15Bを形成する「粗繊維」の繊
維径が、35μm〜100μmである場合について説明
したが、製作上は、繊維径が35μmよりも細い金属繊
維、あるいは100μmよりも太い金属繊維を用いるこ
とも可能である。しかしながら、35μmよりも細い金
属繊維の場合は、得られる性質の割にはコスト高とな
り、また、100μmよりも太い金属繊維の場合は、空
隙率の高い焼結には不適切であり、さらに焼結の際の強
度が不充分である等の問題がある。よって、本実施形態
においては、「粗繊維」は、35μm〜100μmの繊
維径を有する金属繊維として定義している。
は、第一の給電体部14Aを「細繊維」を用いて形成す
る場合について説明したが、本発明は、この構成に限定
されるものではなく、第一の給電体部14Aに要求され
る平滑性等を実現可能であれば、他の構成であってもよ
い。したがって、例えば、第一の給電体部14Aを「長
繊維」を用いて形成してもよい。
0mm程度の長さに形成された金属繊維(切削方式によ
る金属繊維の製造法(特開平7−314260号公報参
照)あるいは集束伸線法等で形成された金属繊維)であ
って、第一の給電体部14Aに要求される平滑性等を実
現するためには、その繊維長は、20mm〜200mm
程度であることが好ましい。
平滑性に優れた給電体を得られる理由について説明す
る。
(以下、「短繊維」という。)あるいは金属粉末等を用
いて形成されていた。金属粉末を用いて給電体を構成す
ると、適切な空隙率を得ることが困難であるため、従来
は、例えば、その繊維長が2.5mm程度の短繊維を用
いて給電体が形成されていた。
する場合においては、その繊維長の短さから、金属繊維
が起立状態で維持される可能性が高まる。一方、長繊維
を用いて給電体(給電体部)を形成する場合において
は、短繊維を用いる場合よりも、金属繊維が起立状態で
維持される可能性は低くなる。
考えると、長繊維を用いる場合よりも、短繊維を用いる
場合の方が、その本数は、明らかに多数となる。その長
さが1/10程度であるものとすれば、短繊維の数は、
長繊維の約10倍となる。よって、短繊維の端部(両端
部)の数も、長繊維の端部(両端部)の数の10倍とな
り、短繊維を用いる場合においては、端部の数の増加に
伴い、給電体表面に対して金属繊維の端部が突出する可
能性も増大する。
すると、長繊維を用いて給電体部を形成する場合に比べ
て、金属繊維の起立する確率、および給電体部表面に金
属繊維の端部が突出する確率が増大することとなる。し
たがって、これらのことから、短繊維を用いて給電体部
を形成する場合よりも、長繊維を用いて給電体部を形成
する場合の方が、給電体表面の平滑性等を向上させるこ
とが可能となる。
繊維を用いて給電体を形成する場合も考えられるが、係
る構成であると、金属繊維の繊維間の絡み合いが少なく
なる。そうすると、繊維間の絡み合いが少ないことに起
因して、給電体を焼結して形成する際の焼結強度が低く
なってしまう。電解セルを構成する場合において、基本
的に、給電体は圧接した状態で保持される。よって、強
度が低い給電体を用いて電解セルを構成すると、給電体
の破損等の原因となり、好ましくない。このようなこと
から、給電体を構成する金属繊維の繊維長等は、上述し
たような長繊維の範囲であることが好ましい。
体部としては、上述した「長繊維」を複数積層等し焼結
等して得られた給電体部を用いてもよい。
については、適宜、メッキ処理を施すことが好ましい。
具体的には、陽極側給電体14における固体電解質膜1
0との接触面については、白金メッキが施されている構
成が好ましい。また、陰極側給電体15についても、固
体電解質膜10との接触面には、白金メッキあるいは金
メッキが施されている構成が好ましい。このように、そ
れぞれの給電体14,15について、メッキ処理を施す
のは、各給電体14,15表面(特に固体電解質膜10
に接する面)に関する腐蝕(酸化、水素脆化等)等を防
止するためである。
施形態に係る給電体14,15であれば、焼結した後で
あっても、圧縮等により、その空隙率を変更可能である
ので、空隙率の制御幅を、従来よりもかなり広く設定す
ることができる。また、金属繊維であれば、粉末のよう
に、強大な圧力(100〜200MPa)で圧縮する必
要がないので、給電体の製作コストを低減することがで
きる。
つの給電体部にて形成される場合について説明したが、
本発明はこの構成に限定されるものではなく、適当な繊
維径の金属繊維等を用いることによって、膜側あるいは
電極板側に必要な要件を適切に満足する構成であれば、
給電体が三つ以上の給電体部にて形成されてもよい。
体電解質膜の破損を低減させると共に、エネルギ効率の
向上を実現可能な給電体を得ることが可能となり、延い
ては、係る給電体を用いることによって、長寿命化、お
よび高効率化を実現可能な電解セルおよび電解装置を得
ることができる。
解セルの概略断面図
…陽極側電極板、12a…純水供給孔、12b…酸素抽
出孔、13…陰極側電極板、13b…水素抽出孔、14
…陽極側給電体、14A…第一の給電体部(陽極側給電
体の第一の給電体部)、14B…第二の給電体部(陽極
側給電体の第二の給電体部)、15…陰極側給電体、1
5A…第一の給電体部(陰極側給電体の第一の給電体
部)、15B…第二の給電体部(陰極側給電体の第二の
給電体部)、16…陽極側触媒層、17…陰極側触媒層
Claims (7)
- 【請求項1】 一方の面が固体電解質膜側に位置し、他
方の面が電極側に位置して、電解セルを構成する給電体
において、前記給電体の一方の面が前記固体電解質膜と
接するべく設けられ、前記給電体が二以上の給電体部を
用いて形成されており、前記一方の面を成す第一の給電
体部の表面が所定以上の平滑性を有し、前記他方の面を
成す第二の給電体部が所定以上の空隙率を有しているこ
とを特徴とする給電体。 - 【請求項2】 前記第一の給電体部および前記第二の給
電体部がそれぞれ金属繊維を用いて形成されており、前
記第一の給電体部を成す金属繊維の繊維径が、前記第二
の給電体部を成す金属繊維の繊維径よりも細く形成され
ている請求項1に記載の給電体。 - 【請求項3】 前記第一の給電体部を成す金属繊維の繊
維径が4μm〜20μmである請求項2に記載の給電
体。 - 【請求項4】 前記第二の給電体部を成す金属繊維の繊
維径が35μm〜100μmである請求項2または3に
記載の給電体。 - 【請求項5】 前記金属繊維がチタンを用いて、コイル
切削法あるいは集束伸線法にて形成されている請求項2
から4のいずれか1項に記載の給電体。 - 【請求項6】 空隙率が40%以上である請求項1から
5のいずれか1項に記載の給電体。 - 【請求項7】 前記第一の給電体部の表面粗度Raが
0.1μm〜10μmである請求項1から6のいずれか
1項に記載の給電体。
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