JP2001341766A - 分別回収し易いプラスチック製口栓 - Google Patents

分別回収し易いプラスチック製口栓

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JP2001341766A
JP2001341766A JP2000165677A JP2000165677A JP2001341766A JP 2001341766 A JP2001341766 A JP 2001341766A JP 2000165677 A JP2000165677 A JP 2000165677A JP 2000165677 A JP2000165677 A JP 2000165677A JP 2001341766 A JP2001341766 A JP 2001341766A
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ring
cylinder
outer cylinder
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JP2000165677A
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Tadasuke Kojima
忠祐 小嶋
Masao Kobayashi
正男 小林
Toshio Mitsuma
敏夫 三津間
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄処理時に容器から取り外しやすく、充填機
上でのセット性が良好で、使用時にしっかりと容器に嵌
着する分別回収し易いプラスチック製口栓を提供する。 【解決手段】上方に注出筒110 をもち、上端をリング状
天板120 に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外
筒130 と嵌合内筒140 とで容器に嵌着し、嵌合内筒の下
端内周面に、リング状の薄肉脆弱線151 をもち、この薄
肉脆弱線の内側近傍の位置に、上端にプルリング153 を
もつ支柱152 を立設する封鎖板150 を設け、嵌合外筒の
一側に、上端から下方へ切欠き部132 を設け、この切欠
き部の周方向の片側の嵌合外筒の外周面縁部に分別回収
用つまみ133 を突設し、この分別回収用つまみ側の切込
み部下端から嵌合外筒の下端に至る薄肉脆弱線134 を設
け、リング状天板の嵌合外筒の沿った内側近傍にリング
状の薄肉脆弱線121 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体内容物を充填
したプラスチックボトルやガラスビンなどの容器の口頸
部に嵌着され、使用時にプルリングにより開封し、使用
後の廃棄処理時に分別回収し易いプラスチック製口栓に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体内容物を充填したプラスチッ
クボトルやガラスビンなどの口頸部には、使用時の使用
のし易さからプルリング付の口栓が取り付けられてい
た。この口栓の構造は、上方に注出筒をもち、上端をリ
ング状天板に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合
外筒と嵌合内筒とで容器の口頸部に嵌着し、嵌合内筒の
下端内周面に、リング状の薄肉脆弱線をもち、この薄肉
脆弱線の内側近傍の位置に、上端にプルリングをもつ支
柱を立設する封鎖板を設けて内側を封鎖するものであ
り、使用時に容器を開封するときには、嵌合内筒内に収
容されているプルリングを指で上方へ引っ張って、封鎖
板を開口して容器を開封して使用していた。なお、上述
の口栓の嵌合外筒に蓋部を取り付けた口栓も使用されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、環境
保全やリサイクルの問題から、使用後の容器を廃棄処理
するときに、各部品を材質ごとに分別回収する機運が高
まってきているが、上述した従来の口栓は、廃棄すると
きに、容器の口頸部から口栓を取り外そうとしても、口
栓の嵌合外筒と嵌合内筒とで容器の口頸部にしっかりと
嵌着しているため、口栓を容器の口頸部から取り外し難
いことがあった。
【0004】本発明は、上述の従来の口栓の問題を解決
したものであり、使用後の容器の廃棄処理時に容器の口
頸部から取り外しやすく、しかも、充填機上でのセット
性が良好であり、流通時や使用時にはしっかりと容器の
口頸部に嵌着する分別回収し易いプラスチック製口栓を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、上方に注出筒をもち、上端をリング状天板に
連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合内
筒とで容器の口頸部に嵌着し、前記嵌合内筒の下端内周
面に、リング状の薄肉脆弱線をもち、この薄肉脆弱線の
内側近傍の位置に、上端にプルリングをもつ支柱を立設
する封鎖板を設けて内側を封鎖するプラスチック製口栓
において、前記嵌合外筒の一側に、上端から下方へ切欠
き部を設け、この切欠き部の周方向の片側の前記嵌合外
筒の外周面縁部に分別回収用つまみを突設し、この分別
回収用つまみ側の前記切込み部下端から前記嵌合外筒の
下端に至る薄肉脆弱線を設け、前記リング状天板の前記
嵌合外筒の沿った内側近傍にリング状の薄肉脆弱線を設
けたことを特徴とする分別回収し易いプラスチック製口
栓である。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、上方に注出
筒をもち、上端をリング状天板に連設する下方内周面に
係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合内筒とで容器の口頸部に
嵌着し、前記嵌合内筒の下端内周面に、リング状の薄肉
脆弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の位置に、上
端にプルリングをもつ支柱を立設する封鎖板を設けて内
側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上端の一側にヒンジ部を
介して蓋部が連結するプラスチック製口栓において、前
記嵌合外筒の中心を介して対向する前記ヒンジ部の左右
側の位置に、前記ヒンジ部側に上端から下端にわたる薄
肉脆弱線をもち他方側に上端から下端にわたるヒンジ線
をもつ二つの開き部を設け、前記リング状天板の前記嵌
合外筒の開き部上端の内側位置に切欠き部を設け、か
つ、前記開き部のヒンジ部側の外周面に分別回収用つま
みを設けたことを特徴とする分別回収し易いプラスチッ
ク製口栓である。
【0007】次に、本発明の第3の発明は、上方に注出
筒をもち、上端をリング状天板に連設する下方内周面に
係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合内筒とで容器の口頸部に
嵌着し、前記嵌合内筒の下端内周面に、リング状の薄肉
脆弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の位置に、上
端にプルリングをもつ支柱を立設する封鎖板を設けて内
側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上端の一側にヒンジ部を
介して蓋部を連結するプラスチック製口栓において、前
記嵌合外筒の中心を介して対向する前記ヒンジ部の左右
側の位置に、両側に上端から下端にわたる薄肉脆弱線を
もつ二つの分離部を設け、前記嵌合外筒の分離部上端と
前記リング状天板との間に切欠き部を設け、かつ、前記
分離部の上端外周面に分別回収用つまみを設けたことを
特徴とする分別回収し易いプラスチック製口栓である。
【0008】次に、本発明の第4の発明は、上方に注出
筒をもち、上端をリング状天板に連設する下方内周面に
係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合内筒とで容器の口頸部に
嵌着し、前記嵌合内筒の下端内周面に、リング状の薄肉
脆弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の位置に、上
端にプルリングをもつ支柱を立設する封鎖板を設けて内
側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上端の一側にヒンジ部を
介して蓋部を連結するプラスチック製口栓において、前
記ヒンジ部の左右の中心線を介して対向する嵌合外筒の
左右の位置に、両側に上端から下端にわたる薄肉脆弱線
をもつ二つの開き部を設け、かつ、前記開き部の下端外
周面に分別回収用つまみを設けたことを特徴とする分別
回収し易いプラスチック製口栓である。
【0009】そして、本発明の第5の発明は、上方に注
出筒をもち、上端をリング状天板に連設する下方内周面
に係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合内筒とで容器の口頸部
に嵌着し、前記嵌合内筒の下端内周面に、リング状の薄
肉脆弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の位置に、
上端にプルリングをもつ支柱を立設する封鎖板を設けて
内側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上端の一側にヒンジ部
を介して蓋部を連結するプラスチック製口栓において、
前記ヒンジ部の左端又は右端のどちらか一方側の周方向
外側近傍の嵌合外筒の位置に、上端から下端にわたる薄
肉脆弱線を設け、他方側の周方向外側近傍の嵌合外筒の
位置に、上端から下端にわたるヒンジ線を設け、かつ、
前記リング状天板の前記嵌合外筒の薄肉脆弱線とヒンジ
線と間の内側位置に、前記薄肉脆弱線の先端と前記ヒン
ジ線の先端とに接続する切欠き部を設けたことを特徴と
する分別回収し易いプラスチック製口栓である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の分別回収し易いプ
ラスチック製口栓の実施の形態について、図を用いて詳
細に説明する。
【0011】一実施形態の口栓(100)の構造は、図
1(a)又は(b)に示すように、上方に注出筒(11
0)をもち、上端をリング状天板(120)に連設する
下方内周面に容器との係合突起(131)をもつ嵌合外
筒(130)と嵌合内筒(140)とで容器(200)
の口頸部(210)に嵌着し、嵌合内筒の下端内周面
に、リング状の薄肉脆弱線(151)をもち、この薄肉
脆弱線の内側近傍の位置に、上端にプルリング(15
3)をもつ支柱(152)を立設する封鎖板(150)
を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の一側に、上端から下
方へ切欠き部(132)を設け、この切欠き部の周方向
の片側の嵌合外筒の外周面縁部に分別回収用つまみ(1
33)を突設し、この分別回収用つまみ側の切込み部下
端から嵌合外筒の下端に至る薄肉脆弱線(134)を設
け、リング状天板の嵌合外筒の沿った内側近傍にリング
状の薄肉脆弱線(121)を設けるものである。
【0012】上述の本発明の口栓(100)は、流通・
保管時には、図2(a)に示すように、内容物を充填し
た容器(200)の口頸部に嵌着して容器を密封してい
るが、使用時に、図2(b)に示すように、プルリング
(153)を引っ張って嵌合内筒(140)内側を封鎖
する封鎖板の薄肉脆弱線を切断して、封鎖板を開口して
容器を開封するものである。そして、使用後の容器を廃
棄処理時に、図1(a)に示す嵌合外筒(130)の切
欠き部(132)の右側に隣接して外周に突設する分別
回収用つまみ(133)を引っ張って、嵌合外筒(13
0)に設けた図1(a)に示す薄肉脆弱線(134)と
リング状天板(120)に設けた図1(b)に示す薄肉
脆弱線(121)を切断して、図2(c)に示すよう
に、嵌合外筒(130)を口栓(100)から取り外す
ものである。容器との図1(b)に示す係合突起(13
1)を内側にもつ嵌合外筒(130)を取り外すと、口
栓の容器に対する嵌着力が著しく低下するため、図2
(c)に示すように、嵌合外筒を取り去った口栓(10
0)を容易に容器(200)の口頸部(210)から取
り外すことができる。
【0013】次に、他の一実施形態の口栓(100)の
構造は、図3(a)乃至(c)に示すように、上方に注
出筒(110)をもち、上端をリング状天板(120)
に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒(13
0)と嵌合内筒(140)とで容器(200)の口頸部
に嵌着し、嵌合内筒の下端内周面に、リング状の薄肉脆
弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の位置に、上端
にプルリング(135)をもつ支柱(152)を立設す
る封鎖板(150)を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の
外周面上端の一側にヒンジ部(160)を介して蓋部
(170)が連結し、嵌合外筒の中心を介して対向する
ヒンジ部の左右側の位置に、ヒンジ部側に上端から下端
にわたる薄肉脆弱線(136)をもち他方側に上端から
下端にわたるヒンジ線(137)をもつ二つの開き部
(135)を設け、リング状天板の嵌合外筒の開き部上
端の内側位置に切欠き部(132)を設け、開き部のヒ
ンジ部側の外周面に分別回収用つまみ(133)を設け
るものである。
【0014】上述の本発明の口栓(100)は、流通・
保管時には、図3(a)に示すように、内容物を充填し
た容器(200)の口頸部に嵌着して容器を密封してい
るが、使用時には、図3(b)により説明すると、蓋部
(170)を開き、プルリング(135)を引っ張って
嵌合内筒の下方内側を封鎖する封鎖板(150)の薄肉
脆弱線を切断して、封鎖板を開口して容器を開封するも
のである。そして、使用後の容器を廃棄処理時に、図3
(b)及び(c)により説明すると、嵌合外筒(13
0)の外周面に対向させて設けられた二つの開き部(1
35)を、それぞれの分別回収用つまみ(133)を外
側へ引っ張って、ヒンジ部側に設けられた薄肉脆弱線
(136)を切断し、他方側のヒンジ線(137)で回
転させて二つの開き部(135)を開くと、嵌合外筒の
容器(200)に対する嵌着力が著しく低下して、口栓
(100)を容易に容器の口頸部から取り外すことがで
きる。
【0015】次に、他の一実施形態の口栓(100)の
構造は、図4(a)乃至(c)に示すように、上方に注
出筒(110)をもち、上端をリング状天板(120)
に連設する下方内周面に係合突起(131)をもつ嵌合
外筒(130)と嵌合内筒(140)とで容器(20
0)の口頸部に嵌着し、嵌合内筒の下端内周面に、リン
グ状の薄肉脆弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の
位置に、上端にプルリング(153)をもつ支柱(15
2)を立設する封鎖板(150)を設けて内側を封鎖
し、嵌合外筒の外周面上端の一側にヒンジ部(160)
を介して蓋部(170)を連結し、嵌合外筒の中心を介
して対向するヒンジ部の左右側の位置に、両側に上端か
ら下端にわたる薄肉脆弱線(136,139)をもつ二
つの分離部(138)を設け、嵌合外筒の分離部上端と
リング状天板との間に切欠き部(132)を設け、分離
部の上端外周面に分別回収用つまみ(133)を設ける
ものである。
【0016】上述の本発明の口栓(100)は、流通・
保管時には、内容物を充填した容器の口頸部に嵌着して
容器を密封しているが、使用時には、図4(a)により
説明すると、蓋部(170)を開き、プルリング(15
3)を引っ張って嵌合内筒の下方内側を封鎖する封鎖板
(150)の薄肉脆弱線を切断して、封鎖板を開口して
容器を開封するものである。そして、使用後の容器を廃
棄処理時に、図4(b)及び(c)により説明すると、
嵌合外筒(130)の外周面に対向させて設けられた二
つの分離部(138)を、それぞれの分別回収用つまみ
(133)を外側へ引っ張って、分離部の両側に設けら
れた薄肉脆弱線(136,139)を切断し、二つの分
離部を取り除くと嵌合外筒の容器(200)に対する嵌
着力が著しく低下して、口栓(100)を容易に容器の
口頸部から取り外すことができる。
【0017】次に、他の一実施形態の口栓(100)の
構造は、図5(a)乃至(c)に示すように、上方に注
出筒(110)をもち、上端をリング状天板(120)
に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒(13
0)と嵌合内筒(140)とで容器(200)の口頸部
に嵌着し、嵌合内筒の下端内周面に、リング状の薄肉脆
弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の位置に、上端
にプルリング(153)をもつ支柱(152)を立設す
る封鎖板(150)を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の
外周面上端の一側にヒンジ部(160)を介して蓋部
(170)を連結し、ヒンジ部の左右の中心線を介して
対向する嵌合外筒の左右の位置に、両側に上端から下端
にわたる薄肉脆弱線(136,139)をもつ二つの開
き部(135)を設け、開き部の下端外周面に分別回収
用つまみ(133)を設けるものである。
【0018】上述の本発明の口栓(100)は、流通・
保管時には、内容物を充填した容器の口頸部に嵌着して
容器を密封しているが、使用時には、図5(a)により
説明すると、蓋部(170)を開き、プルリング(13
5)を引っ張って嵌合内筒の下方内側を封鎖する封鎖板
(150)の薄肉脆弱線を切断して、封鎖板を開口して
容器を開封するものである。そして、使用後の容器を廃
棄処理時に、図5(b)及び(c)により説明すると、
嵌合外筒(130)の外周面に対向させて設けられた二
つの開き部(135)を、それぞれの分別回収用つまみ
(133)を外側へ引っ張って、開き部の両側に設けら
れた薄肉脆弱線(136,139)を切断し、上方へ回
転させて二つの開き部(135)を開くと、嵌合外筒の
容器(200)に対する嵌着力が著しく低下して、口栓
(100)を容易に容器の口頸部から取り外すことがで
きる。
【0019】次に、他の一実施形態の口栓(100)の
構造は、図6(a)乃至(c)に示すように、上方に注
出筒(110)をもち、上端をリング状天板(120)
に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒(13
0)と嵌合内筒(140)とで容器(200)の口頸部
に嵌着し、嵌合内筒の下端内周面に、リング状の薄肉脆
弱線をもち、この薄肉脆弱線の内側近傍の位置に、上端
にプルリング(153)をもつ支柱(152)を立設す
る封鎖板(150)を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の
外周面上端の一側にヒンジ部(160)を介して蓋部
(170)を連結し、ヒンジ部の左端又は右端のどちら
か一方側の周方向外側近傍の嵌合外筒の位置に、上端か
ら下端にわたる薄肉脆弱線(136)を設け、他方側の
周方向外側近傍の嵌合外筒の位置に、上端から下端にわ
たるヒンジ線(137)を設け、かつ、リング状天板の
嵌合外筒の薄肉脆弱線とヒンジ線と間の内側位置に、薄
肉脆弱線の先端とヒンジ線の先端とに接続する切欠き部
を設けるものである。
【0020】上述の本発明の口栓(100)は、流通・
保管時には、内容物を充填した容器の口頸部に嵌着して
容器を密封しているが、使用時には、図6(a)により
説明すると、蓋部(170)を開き、プルリング(13
5)を引っ張って嵌合内筒の下方内側を封鎖する封鎖板
(150)の薄肉脆弱線を切断して、封鎖板を開口して
容器を開封するものである。そして、使用後の容器を廃
棄処理時に、図6(b)及び(c)により説明すると、
蓋部(170)を指で掴んで嵌合外筒(130)に設け
られたヒンジ線(137)側へ回転すると、嵌合外筒に
設けられた薄肉脆弱線(136)が切断され、リング状
天板(120)に設けられた切欠き部(132)によ
り、嵌合外筒の薄肉脆弱線とヒンジ線との間がヒンジ線
を中心にして回転して開き、嵌合外筒の容器(200)
に対する嵌着力が著しく低下して、口栓(100)を容
易に容器の口頸部から取り外すことができる。
【0021】なお、本発明の口栓は、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法
により作製されるものである。また、嵌合外筒の外周面
上端の一側にヒンジ部を介して蓋部を連結した口栓は、
通常、蓋部の下面に、使用時の液漏れを防ぐために、注
出筒とのインナー封止リング(171)を設けるもので
あり、また、ヒンジ部は、一般的なヒンジでも、スナッ
プヒンジでもよい。また、嵌合外筒に設けられる薄肉脆
弱線やヒンジ線は、充填機上で容器の口頸部に打栓され
たときに、破損されない強度に設計されるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明の口栓は、プラスチックボトルや
ガラスビンなどの容器に使用でき、使用後の容器を廃棄
処理するときに、容器の口頸部からワンタッチの操作で
取り外しが出来るので分別回収がし易く、しかも、充填
機上でのセット性が良好であり、流通時や使用時には、
容器の口頸部に嵌合外筒と嵌合内筒とでしっかりと嵌着
する口栓である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態の口栓が容器の
口頸部に嵌着したときの斜視図であり、(b)は、その
口栓の構造を示す断面図である。
【図2】(a)乃至(d)は、図1に示す容器の密封状
態から口栓を容器口頸部から取り外すまでの過程を示す
説明図である。
【図3】(a)は、本発明の他の一実施形態の口栓が容
器の口頸部に嵌着したときの斜視図であり、(b)は、
口栓を容器口頸部から取り外すときの状態を示す説明図
であり、(c)は、口栓の構造を示す底面図である。
【図4】(a)は、本発明の他の一実施形態の口栓が蓋
部を開けた状態で容器の口頸部に嵌着しているときの斜
視図であり、(b)は、口栓を容器口頸部から取り外す
ときの状態を示す説明図であり、(c)は、口栓の構造
を示す底面図である。
【図5】(a)は、本発明の他の一実施形態の口栓が蓋
部を開けた状態で容器の口頸部に嵌着しているときの斜
視図であり、(b)は、口栓を容器口頸部から取り外す
ときの状態を示す説明図であり、(c)は、口栓の構造
を示す底面図である。
【図6】(a)は、本発明の他の一実施形態の口栓が蓋
部を開けた状態で容器の口頸部に嵌着しているときの斜
視図であり、(b)は、口栓を容器口頸部から取り外す
ときの状態を示す説明図であり、(c)は、口栓の構造
を示す底面図である。
【符号の説明】
100……口栓 110……注出筒 120……リング状天板 121,134,136,139,151……薄肉脆弱
線 130……嵌合外筒 131……係合突起 132……切欠き部 133……つまみ 135……開き部 137……ヒンジ線 138……分離部 140……嵌合内筒 150……封鎖板 152……支柱 153……プルリング 160……ヒンジ部 170……蓋部 171……インナー封止リング 200……容器 210……口頸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 AA32 AB01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DB01 DB02 DB09 DB13 DC04 DC05 FA03 FA09 FC07 GA06 GA08 GB06 GB08 GB12 GB17 KB01 LA03 LA18 LB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に注出筒をもち、上端をリング状天板
    に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合
    内筒とで容器の口頸部に嵌着し、前記嵌合内筒の下端内
    周面に、リング状の薄肉脆弱線をもち、該薄肉脆弱線の
    内側近傍の位置に、上端にプルリングをもつ支柱を立設
    する封鎖板を設けて内側を封鎖するプラスチック製口栓
    において、前記嵌合外筒の一側に、上端から下方へ切欠
    き部を設け、該切欠き部の周方向の片側の前記嵌合外筒
    の外周面縁部に分別回収用つまみを突設し、該分別回収
    用つまみ側の前記切込み部下端から前記嵌合外筒の下端
    に至る薄肉脆弱線を設け、前記リング状天板の前記嵌合
    外筒の沿った内側近傍にリング状の薄肉脆弱線を設けた
    ことを特徴とする分別回収し易いプラスチック製口栓。
  2. 【請求項2】上方に注出筒をもち、上端をリング状天板
    に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合
    内筒とで容器の口頸部に嵌着し、前記嵌合内筒の下端内
    周面に、リング状の薄肉脆弱線をもち、該薄肉脆弱線の
    内側近傍の位置に、上端にプルリングをもつ支柱を立設
    する封鎖板を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上
    端の一側にヒンジ部を介して蓋部が連結するプラスチッ
    ク製口栓において、前記嵌合外筒の中心を介して対向す
    る前記ヒンジ部の左右側の位置に、前記ヒンジ部側に上
    端から下端にわたる薄肉脆弱線をもち他方側に上端から
    下端にわたるヒンジ線をもつ二つの開き部を設け、前記
    リング状天板の前記嵌合外筒の開き部上端の内側位置に
    切欠き部を設け、かつ、前記開き部のヒンジ部側の外周
    面に分別回収用つまみを設けたことを特徴とする分別回
    収し易いプラスチック製口栓。
  3. 【請求項3】上方に注出筒をもち、上端をリング状天板
    に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合
    内筒とで容器の口頸部に嵌着し、前記嵌合内筒の下端内
    周面に、リング状の薄肉脆弱線をもち、該薄肉脆弱線の
    内側近傍の位置に、上端にプルリングをもつ支柱を立設
    する封鎖板を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上
    端の一側にヒンジ部を介して蓋部を連結するプラスチッ
    ク製口栓において、前記嵌合外筒の中心を介して対向す
    る前記ヒンジ部の左右側の位置に、両側に上端から下端
    にわたる薄肉脆弱線をもつ二つの分離部を設け、前記嵌
    合外筒の分離部上端と前記リング状天板との間に切欠き
    部を設け、かつ、前記分離部の上端外周面に分別回収用
    つまみを設けたことを特徴とする分別回収し易いプラス
    チック製口栓。
  4. 【請求項4】上方に注出筒をもち、上端をリング状天板
    に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合
    内筒とで容器の口頸部に嵌着し、前記嵌合内筒の下端内
    周面に、リング状の薄肉脆弱線をもち、該薄肉脆弱線の
    内側近傍の位置に、上端にプルリングをもつ支柱を立設
    する封鎖板を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上
    端の一側にヒンジ部を介して蓋部を連結するプラスチッ
    ク製口栓において、前記ヒンジ部の左右の中心線を介し
    て対向する嵌合外筒の左右の位置に、両側に上端から下
    端にわたる薄肉脆弱線をもつ二つの開き部を設け、か
    つ、前記開き部の下端外周面に分別回収用つまみを設け
    たことを特徴とする分別回収し易いプラスチック製口
    栓。
  5. 【請求項5】上方に注出筒をもち、上端をリング状天板
    に連設する下方内周面に係合突起をもつ嵌合外筒と嵌合
    内筒とで容器の口頸部に嵌着し、前記嵌合内筒の下端内
    周面に、リング状の薄肉脆弱線をもち、該薄肉脆弱線の
    内側近傍の位置に、上端にプルリングをもつ支柱を立設
    する封鎖板を設けて内側を封鎖し、嵌合外筒の外周面上
    端の一側にヒンジ部を介して蓋部を連結するプラスチッ
    ク製口栓において、前記ヒンジ部の左端又は右端のどち
    らか一方側の周方向外側近傍の嵌合外筒の位置に、上端
    から下端にわたる薄肉脆弱線を設け、他方側の周方向外
    側近傍の嵌合外筒の位置に、上端から下端にわたるヒン
    ジ線を設け、かつ、前記リング状天板の前記嵌合外筒の
    薄肉脆弱線とヒンジ線と間の内側位置に、前記薄肉脆弱
    線の先端と前記ヒンジ線の先端とに接続する切欠き部を
    設けたことを特徴とする分別回収し易いプラスチック製
    口栓。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230562A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製容器
KR101049660B1 (ko) * 2009-01-28 2011-07-14 삼화왕관주식회사 힌지캡
JP2014015248A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Toppan Printing Co Ltd 打栓口栓

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