JP2001341315A - インクジェットヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびその製造方法

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JP2001341315A JP2000165656A JP2000165656A JP2001341315A JP 2001341315 A JP2001341315 A JP 2001341315A JP 2000165656 A JP2000165656 A JP 2000165656A JP 2000165656 A JP2000165656 A JP 2000165656A JP 2001341315 A JP2001341315 A JP 2001341315A
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Atsushi Ito
敦 伊藤
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のインク溝、ダミー溝および接着剤の逃
げ溝を有するものにおいて、加工工数を削減し、低コス
トで製造できるインクジェットヘッドおよびその製造方
法を提案する。 【解決手段】 基板10に、複数のインク溝21と、イ
ンクを収容しない複数のダミー溝22とを平行に交互に
配置し、インク溝21のインク供給がわの端部をインク
供給源に接続し、ダミー溝22のインク供給源がわの端
部を壁23によって閉塞する。さらにインク溝21とダ
ミー溝22の配列方向の延長方向に、インク溝と同形状
の接着剤逃げ用の第1の逃げ溝21aと、ダミー溝と同
形状の接着剤逃げ用の第2の逃げ溝22aとを交互に配
置し、インク溝、ダミー溝および逃げ溝の幅を同じにす
る。複数のインク溝、ダミー溝および逃げ溝の長手方向
の開放面を覆うカバー板30を、基板10に接着剤によ
り接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を噴射し
て記録媒体上に記録をおこなうインクジェットヘッドお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドとして、インクを
収容するインク溝を1つの基板上に複数個備えた、いわ
ゆるマルチノズル型のものがあり、インク溝の壁面が圧
電材料等で変形することによりインクに圧力を加えるも
のでは、隣のインク溝との干渉を避けるために、インク
溝間にインクを収容しないダミー溝を設けている。特開
昭63−247051号公報、特開平5−318730
号公報には、これらの例が開示されている。
【0003】複数インク溝のピッチは、記録密度(いわ
ゆる1インチ当たりのドット数)によって決められ、噴
射するべきインク滴の体積からインク溝の容積が決めら
れ、そして残り部分がダミー溝の大きさとなるから、上
記公報に記載のようにインク溝とダミー溝との幅が異な
るのが一般的であった。
【0004】また、この種のインクジェットヘッドで
は、インク溝とダミー溝を形成した基板に、カバー板を
接着し、インク溝およびダミー溝の長手方向の開放面を
覆っている。このとき、接着剤がインク溝を閉塞しない
ために、特表平9−502668号公報に記載されてい
るように、インク溝の配列方向の延長方向に、接着剤の
逃げ溝を設けることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インク溝やダミー溝
は、ダイヤモンドブレード等による研削などの機械加工
により溝加工される場合、上記のようにインク溝とダミ
ー溝の幅が異なると、両溝の加工のために別々の工具を
用意し、さらにそのために加工条件を変更しなければな
らないなど、多くの工数を必要とし、コスト高となる。
また、上記特表平9−502668号公報に記載されて
いるように、インク溝とは別の逃げ溝を加工する場合に
は、さらに多くの工数を必要とすることになる。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インク溝、ダミー溝、接着剤の
逃げ溝の加工を容易にし、製造コストを低減できるイン
クジェットヘッドおよびその製造方法を提案する。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この目
的を達成するために、請求項1に記載のインクジェット
ヘッドは、噴射するインクを収容する複数のインク溝
と、インクを収容しない複数のダミー溝とを平行に交互
に配置し、前記インク溝のインク供給がわの端部をイン
ク供給源に接続し、前記ダミー溝の前記インク供給源が
わの端部を壁によって閉塞した基板と、前記複数のイン
ク溝とダミー溝の長手方向の開放面を覆って、前記基板
に接着剤により接合したカバー板とを備え、前記接着剤
を逃がすための逃げ溝であって、前記インク溝とダミー
溝の配列方向の延長方向に、前記インク溝と同形状の第
1の逃げ溝と、前記ダミー溝と同形状の第2の逃げ溝と
を交互に配置し、前記インク溝、ダミー溝および逃げ溝
を、その配列方向の幅を同じに形成したことを特徴とす
る。
【0008】インク溝とダミー溝は、その機能上インク
供給源がわの形状を異にするが、インク溝と第1の逃げ
溝と、ダミー溝と第2の逃げ溝とを交互に配置し、また
インク溝、ダミー溝および逃げ溝を同じ幅に形成するこ
とで、同じ溝加工手段で、インク溝とダミー溝、および
第1の逃げ溝と第2の逃げ溝を交互に連続して加工した
り、あるいはインク溝と第1の逃げ溝(あるいはダミー
溝と第2の逃げ溝)を加工した後、それらに間にダミー
溝と第2の逃げ溝(あるいはインク溝と第1の逃げ溝)
を連続して加工することができ、工具交換や加工条件の
変更等の工数を削減し、製造コストを低減できる。
【0009】この効果は、請求項3の製造方法によっ
て、一層よく実現することができる。つまり、インク溝
と第1の逃げ溝からなるグループと、ダミー溝と第2の
逃げ溝からなるグループの一方のみに対応する複数のブ
レード部を有する溝加工手段を用い、一方のグループの
溝を加工した後、溝加工手段と基板を相対移動して、同
じ溝加工手段で他方のグループの溝加工をすることで、
複数のインク溝と第1の逃げ溝(あるいはダミー溝と第
2の逃げ溝)を同時に加工し、それらに間に複数のダミ
ー溝と第2の逃げ溝(あるいはインク溝と第1の逃げ
溝)を同時に加工でき、一層の工数の削減をすることが
できる。
【0010】また、請求項2のインクジェットヘッド
は、上記構成において、ダミー溝および第2の逃げ溝の
端部に連続して縦溝を形成することで、その縦溝を接着
剤の逃げ溝としてノズル板を基板に接合することができ
る。この構成も、請求項4のように、インク溝、ダミー
溝と同じ溝加工手段を用い、縦溝の加工をすることで、
少ない工数で容易に加工することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。本実施の形態は、噴射エネルギ
発生手段として、圧電材料に分極方向と直交する方向の
電界を生成することによりその圧電材料を圧電厚みすべ
り変形させる方式を用いた。
【0012】図1に示すように、インクを収容する溝を
有する基板10、40は、カバー板30を挟んで2つ設
けられているが、両基板はほぼ同構成であるので、主と
して一方の基板10について説明し、基板40について
は基板10の各部分10a〜10fと対応する部分を4
0a〜40fと書き換えて説明を省略する。
【0013】基板10には、インクを収容する複数のイ
ンク溝21と、空間となる複数のダミー溝22とが交互
に平行形成され、その両溝間は隔壁24で隔てられてい
る。インク溝21とダミー溝22は、同じ幅、深さに形
成される。隔壁24は、その高さ方向に相互に逆に分極
(図3の矢印P)した2つの圧電材料を、同じく高さ方
向に積層して構成される。本実施の形態において、隔壁
24は、高さ方向の2つの部分ともが圧電材料である必
要がなく、少なくとも一方が圧電材料であればよい。イ
ンク溝21とダミー溝22の配列方向の延長方向に、イ
ンク溝およびダミー溝と同形状の溝が交互に繰り返し形
成してあるが、これは、基板10とカバー板30とを接
着する際の接着剤の第1および第2の逃げ溝21a、2
2aとして機能するものである。
【0014】インク溝21は、その長手方向を基板10
の一方の面10aに開放しかつ長手方向両端を基板10
の前後両端面10b、10cに開放して形成されてい
る。ダミー溝22は、その長手方向を基板10の一方の
面10aに開放し、かつ長手方向一端を基板10の前端
面10bに開放して形成されているが長手方向他端を基
板の後端面10cに対して壁23で閉鎖されている。両
溝21、22の長手方向の開放面は、基板の一方の面1
0aに接着したカバー板30により覆われている。基板
10の前端面10bには、ダミー溝22および第2の逃
げ溝22aと同じ幅の縦溝25が連続して形成され、縦
溝25は、基板の一方の面10aと反対がわの面10d
に接続している。
【0015】基板10の後端面10cには、マニホール
ド31(図2)が接続され、図示しないインク供給源か
ら供給口31aに供給されたインクを複数のインク溝2
1に分配する。ダミー溝22の後端は壁23によって覆
われているので、インクは供給されない。接着剤の逃げ
溝21a、22aの後端は、マニホールド31両端の壁
に対向しているので、この溝にもインクは供給されな
い。
【0016】2つの基板10、40が同色のインクを使
用する場合には、1つのマニホールド31が両基板の後
端面10c、40cにまたがって接合され、両基板に共
通のインクを供給するように構成することができる。ま
た、2つの基板10、40が別々の色のインクを使用す
る場合には、両基板の後端面にそれぞれ別のマニホール
ドが接合される。
【0017】基板10の前端面10aには、各インク溝
21の前端に対向する噴射口33を複数有するノズルプ
レート32が接合される。
【0018】インク溝21およびダミー溝22の内側
面、すなわち隔壁24の側面には、電極26a、26b
がそれぞれ形成され、ダミー溝22の内で対向する電極
26b、26bは溝底に沿って形成された分離溝27に
よって相互に絶縁されている。前記一方の面10aと反
対がわの他方の面10dには、それら電極26a、26
bと接続した接続端子28a、28bが整列して形成さ
れている。1つのインク溝21の両外がわに位置する各
電極26b、26bは、ダミー溝22に連続して形成さ
れた縦溝25の側面に形成された導電層を介して1つの
接続端子28bに接続している。縦溝25の側面の導電
層は、ダミー溝22内の各電極26b、26bと同様に
溝底で分割されており、ダミー溝22内で対向する電極
26b、26bは、それぞれ別の接続端子28b、28
bに接続している。
【0019】複数の接続端子28bの外がわに位置す
る、他方の面10d上の導電層は、接続端子28aを構
成する。この接続端子28aは、基板10の後端面10
c上の導電層を介してすべてのインク溝21内の電極2
6aと接続している。電極28aと電極28b間、およ
び電極28bどうしの間は、分離溝29によって絶縁さ
れている。
【0020】電極28a、28bには、図示しないフレ
キシブルな配線材がハンダ接合され、外部の噴射パルス
信号発生源に接続される。
【0021】接続端子28aすなわちすべてのインク溝
21内の電極26aをアースし、インクを噴射しようと
するインク溝21に対応する電極28bを介して電極2
6b、26bにパルス信号を印加すると、図3に示すよ
うに、そのインク溝21の両がわの隔壁24、24に分
極方向Pと直交する電界Eが生じる。その結果、隔壁に
おいて分極方向が異なる各部がそれぞれ圧電厚みすべり
変形し、全体としてインク溝の21の容積を拡大する。
それにより、マニホールド31からインク溝21内にイ
ンクを吸引する。その後、パルス信号の印加を停止する
と、隔壁24が復帰して、インクに圧力が加えられる。
その結果、インクは、噴射口33からインク滴として噴
射される。
【0022】以下に、上記インクジェットヘッドの製造
方法を説明する。
【0023】まず、基板10を形成するために、予め厚
さ方向に分極された圧電材料11、12を接着する。そ
して、図4に示すように、両圧電材料11、12にわた
ってインク溝21、ダミー溝22、逃げ溝21a、22
aおよび縦溝25となる溝を、ダイヤモンドブレード5
1によって研削すなわち機械加工する。このダイヤモン
ドブレード51は、特開平1−140970号公報およ
び特開平3−117565号公報に開示されているよう
に、各溝に対応する複数のブレード部を一体に有するも
のを使用するが、本実施の形態の場合、インク溝21と
ダミー溝22(逃げ溝21a、22aを含む)は、後端
の壁23の有無において形状が異なり、それらを同時に
加工することができないので、その一方のグループのみ
に対応する複数のブレード部を、そのグループの列方向
にわたって備える。つまり、図5に示すように、まず複
数のダミー溝22と第2逃げ溝22aを同時に加工す
る。このとき各溝の後端に壁23を残すようにダイヤモ
ンドブレード51を基板10の後端の手前で上昇させ
る。その後、その溝間にブレード部を相対移動して、そ
れらの溝の間に、複数のインク溝21と第1の逃げ溝2
1aを同時に加工する。本実施の形態の場合、インク溝
21とダミー溝22の幅、深さを同じ寸法に設定するこ
とで、ダイヤモンドブレード51や加工条件等を共通に
できる。縦溝25も、同じダイヤモンドブレード51に
よって加工することができる。
【0024】なお、ダイヤモンドブレード51の複数の
ブレード部は、インク溝21またはダミー溝22の1個
おき、または複数個おきに対応したものであってもよ
い。これにより、所定数おきにいくつかのインク溝21
を同時加工し、その後、ブレード部をインク溝21の1
ピッチ分ずらせて残りのインク溝21を加工することに
なる。ダミー溝22も同様に複数回に分けて加工する。
また、1つのフレードのみからなるダイヤモンドブレー
ド51で、インク溝とダミー溝、および第1の逃げ溝と
第2の逃げ溝を交互に連続して加工したり、インク溝と
第1の逃げ溝を順次加工した後、ダミー溝と第2の逃げ
溝を順次加工することもできる。
【0025】実施の形態では両基板10、40は、後述
するカバー板30に接合した状態で、インク溝21どう
し、ダミー溝22どうしが対向するように、両基板の同
じがわの一端(溝21、22の配列方向の延長方向の端
部)10e、40eから同距離の位置にインク溝21、
ダミー溝22を形成している。また、一方の基板40の
一端40eから最初の縦溝25までの距離Aが、他方の
基板10の他端10f(一端10eとは反対がわの端
部)から最初の縦溝25までの距離Aと同じになるよう
にしている。このために、一方の基板40の一端40e
寄りの溝はダミー溝22と同形状になるべきであるが、
縦溝25を省略して加工している。つまり、縦溝25を
加工する際、ダイヤモンドブレード51をダミー溝22
の1ピッチ分ずらせてある。
【0026】そして図6に示すように、上記のように溝
を加工した基板10、40に、各溝の内面を含む全面に
わたって導電層52を、メッキ等によって形成する。次
に図7に示すように、基板の前記一方の面10aを平面
研削することによって、その面10a上の導電層を除去
する。さらにダミー溝22および縦溝25の溝底に沿っ
て、レーザ照射機53から発射したYAGレーザ光を照
射して、その溝底の導電層をアブレーション加工により
除去し、分割溝27を形成する。
【0027】その後、図8に示すように、基板10、4
0を、インク溝21とダミー溝22が対向するように、
カバー板30の両面に接着剤により接合する。その際、
基板10、40とカバー板30間にはさまれた接着剤
は、ダミー溝22、逃げ溝21a、22aに逃げ、イン
ク溝21を詰まらせることがなくなる。とくに、本実施
の形態では、逃げ溝21a、22aがインク溝とダミー
溝のピッチで細かく形成されているので、接着剤を確実
に逃がすことができるだけでなく、接合時にはさむ空気
塊を良好に逃がし、強固に接合することができる。
【0028】そして、両基板10、40の前端面10
b、40bをカバー板30とともに1つの平面に揃える
ために、その面を平面研削する。このとき同時に前端面
10b、40bの導電層を除去することで、インク溝2
1内の導電層とダミー溝22内の導電層は、分離され
て、それぞれ電極26a、26bとして形成される。
【0029】基板40に接続端子28a、28bを形成
するために、まず、一端40e寄りにある基準部として
の縦溝25を撮像装置54で捕らえる。その縦溝25は
一端40eから予め決められた距離Aにあるから撮像装
置54で捕らえやすい。さらに、その基準部としての縦
溝25から見て、先に分離溝27を形成したダミー溝2
2および縦溝25は、予め決められた位置にあるから、
レーザ照射機53をその分離溝27と連続した位置に容
易に位置決めすることができる。そして、YAGレーザ
光を照射しながら、レーザ照射機53と基板40とを、
予め決められたプログラムにしたがってX−Y方向に相
対移動することで、面40d上の導電層をアブレーショ
ン加工により除去して、分離溝29を形成し、接続端子
28a、28bを分割することができる。
【0030】また、基板10に接続端子28a、28b
を形成するには、基板10の他端10fが図8の基板4
0の端部40eの位置にくるように、基板10、40の
積層体を反転させる。つまり、図8の状態と同じ向きに
なるように基板10、40を反転させる。他端10fか
ら、基準部としての最初の縦溝25は前記距離Aとほぼ
同じ距離にあり、かつその基準部としての縦溝25から
見て、分離溝27を形成したダミー溝22および縦溝2
5も、前記基板40の場合と同じ距離にあるから、前記
と同じプログラムで面10d上の導電層に分離溝29を
形成し、接続端子28a、28bを分割することができ
る。
【0031】そして、基板10、40の積層体の後端面
にマニホールド31を接着剤により接合し、前端面にノ
ズルプレート32を接着剤により接合することで、イン
クジェットヘッドは完成する。ノズルプレート32を接
合する際、前記カバー板30の接合の場合と同様に、ダ
ミー溝22および逃げ溝21a、22aが接着剤の逃げ
として働き、良好に接合することができる。
【0032】なお、上記実施の形態では、2つの基板を
カバー板の両面に接合したが、1つの基板をカバー板に
接合するものであってもよい。また両基板をインク溝ど
うしが対向するように配置したが、両溝が相互にずれる
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すインクジェットヘッ
ドの分解斜視図である。
【図2】図1の一部水平断面図である。
【図3】図1の一部縦断面図である。
【図4】本実施の形態のインクジェットヘッドの製造過
程を説明する斜視図である。
【図5】本実施の形態のインクジェットヘッドの製造過
程を説明する斜視図である。
【図6】本実施の形態のインクジェットヘッドの製造過
程を説明する斜視図である。
【図7】本実施の形態のインクジェットヘッドの製造過
程を説明する斜視図である。
【図8】本実施の形態のインクジェットヘッドの製造過
程を説明する斜視図である。
【符号の説明】
10、40 基板 21 インク溝 22 ダミー溝 21a 第1の逃げ溝 22a 第2の逃げ溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射するインクを収容する複数のインク
    溝と、インクを収容しない複数のダミー溝とを平行に交
    互に配置し、前記インク溝のインク供給がわの端部をイ
    ンク供給源に接続し、前記ダミー溝の前記インク供給源
    がわの端部を壁によって閉塞した基板と、 前記複数のインク溝とダミー溝の長手方向の開放面を覆
    って、前記基板に接着剤により接合したカバー板とを備
    え、 前記接着剤を逃がすための逃げ溝であって、前記インク
    溝とダミー溝の配列方向の延長方向に、前記インク溝と
    同形状の第1の逃げ溝と、前記ダミー溝と同形状の第2
    の逃げ溝とを交互に配置し、 前記インク溝、ダミー溝および逃げ溝を、その配列方向
    の幅を同じに形成したことを特徴とするインクジェット
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記インク溝のイン
    ク噴射がわ端部に対応する噴射口を有しかつ前記基板と
    カバー板に接着剤により接合したノズル板をさらに備
    え、 前記ダミー溝および第2の逃げ溝の端部に連続して、前
    記基板のカバー板がわ端面に縦溝を形成したことを特徴
    とするインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1のインクジェットヘッドの製造
    方法であって、 前記インク溝と第1の逃げ溝からなるグループと、前記
    ダミー溝と第2の逃げ溝からなるグループの一方のみに
    対応する複数のブレード部を有する溝加工手段を用い、 前記一方のグループの溝を加工した後、前記溝加工手段
    と前記基板を相対移動して、同じ溝加工手段で他方のグ
    ループの溝加工をすることを特徴とするインクジェット
    ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2のインクジェットヘッドの製造
    方法であって、 前記インク溝と第1の逃げ溝からなるグループと、前記
    ダミー溝と第2の逃げ溝からなるグループの一方のみに
    対応する複数のブレード部を有する溝加工手段を用い、 前記一方のグループの溝を加工した後、前記溝加工手段
    と前記基板を相対移動して、同じ溝加工手段で他方のグ
    ループの溝加工をし、さらに同じ溝加工手段で前記縦溝
    の加工をすることを特徴とするインクジェットヘッドの
    製造方法。
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