JP2001339814A - 速度照査装置 - Google Patents

速度照査装置

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JP2001339814A
JP2001339814A JP2000157599A JP2000157599A JP2001339814A JP 2001339814 A JP2001339814 A JP 2001339814A JP 2000157599 A JP2000157599 A JP 2000157599A JP 2000157599 A JP2000157599 A JP 2000157599A JP 2001339814 A JP2001339814 A JP 2001339814A
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和宏 熊谷
Naoyuki Ichikawa
直至 市川
Koji Fukukawa
浩二 福川
Yoshinao Yokota
義直 横田
Masatoshi Yamada
正俊 山田
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Nippon Signal Co Ltd
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Central Japan Railway Co
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Nippon Signal Co Ltd
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時間が短く、かつ、メモリ容量が小さく
てすむ速度照査装置を提供する。 【解決手段】 移動体の速度を検出する速度検出手段
と、前記移動体の走行位置を検出する走行位置検出手段
と、生成されている所定の速度照査パターンを用いて検
出された所定の速度に対応した前記移動体の走行位置を
抽出する走行位置抽出手段と、検出された走行位置と抽
出された走行位置とを比較する比較手段と、検出された
走行位置が抽出された走行位置よりも越えていると比較
されたときに、所定のブレーキ制御信号を生成するブレ
ーキ信号生成手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車等の移動体の
走行制御を速度照査パターンを照査しながら行うときの
速度照査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a)は、従来の速度照査装置を用
いて移動体(以下、移動体を列車として説明する。)の
走行制御を行うときの説明図である。図3(a)におい
て、Pは、レールrを走行する列車イが走行制御を行う
ときに用いる速度照査パターンであって、車上装置10
が地上から停止限界点等の所定の速度制限情報を受けて
生成されたものである。ここに示される速度照査パター
ンPは、列車イの現在の走行位置Sn において、その位
置Sn (以下、起点Sn として説明する。)から所定距
離離れた位置S0 に停止限界点(以下、S0 の位置を停
止限界点として説明する。)が設定されたときの速度照
査パターンを示している。
【0003】生成される速度照査パターンPは、自列車
(列車イ)のブレーキ性能等の自列車の特性に基づいて
停止限界点S0 の位置で停車できるよう周期的に設定さ
れるため、停止限界点S0 から離れた位置では、運転効
率を高めるために、許容最高速度(図3(a)の例では
列車速度V6 )近くとなるような形態に設定される(図
3(a)の速度照査パターンPの形態参照)。
【0004】図3(b)は、車上装置10の図示しない
メモリの速度照査用記憶領域であって、列車イが速度照
査を行うときに用いられるものである。この記憶領域に
は、起点Sn から停止限界点S0 までを所定の間隔に区
分し(図3(a)のS0 〜Sn 参照)、その間隔毎の速
度照査パターンの速度を示した内容となっている。すな
わち、この記憶領域は、走行距離をインデックスとして
速度を求める内容に構成されている。
【0005】上記構成の記憶領域を用いて速度照査は、
列車イが図示しない速度発電機を介して自列車の走行距
離がインデックスとなる距離に達する毎に、そのインデ
ックスの走行位置における自列車の速度と速度照査パタ
ーンPに示される速度とが照査される。そして、その速
度照査において、自列車の速度が速度照査パターンPの
速度を越えているときは、常用ブレーキ又は非常ブレー
キを作動させるためのブレーキ制御信号が出力されるこ
ととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の速度照査装置は、速度照査に際し、走行距離をイン
デックスとするようにしているから、その走行距離の照
査地点数が多くなると、その速度照査の計算量が膨大と
なり、その結果を記憶するための情報量も多くなってし
まい、したがって、速度照査の計算処理や参照処理に時
間がかかりすぎるという問題点が発生してしまう。ま
た、情報量が大きくなるので容量の大きなメモリを必要
とする欠点があった。
【0007】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、小さい容量の
メモリで足り、かつ、短い速度照査時間で足りる速度照
査装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る速度照査装
置は、上記目的を達成するために、移動体の速度を検出
する速度検出手段と、前記移動体の走行位置を検出する
走行位置検出手段と、生成されている所定の速度照査パ
ターンを用いて検出された所定の速度に対応した前記移
動体の走行位置を抽出する走行位置抽出手段と、検出さ
れた走行位置と抽出された走行位置とを比較する比較手
段と、検出された走行位置が抽出された走行位置よりも
越えていると比較されたときに、所定のブレーキ制御信
号を生成するブレーキ信号生成手段と、からなることを
特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(a)は、一実施の形態に係
る速度照査装置を用いて列車(移動体)の走行制御を行
うときの説明図である。なお、上記図3(a)と同一構
成要素については、同一符号を用いて説明する。
【0010】図1(a)において、Pは、レールrを走
行する列車イが走行制御を行うときに用いる速度照査パ
ターンであって、車上装置1が地上から停止限界点等の
所定の速度制限情報を受けて生成されたものである。こ
こに示される速度照査パターンPは、列車イが新たな速
度照査パターンPを生成するための所定の情報を受けた
起点Sn から所定距離離れた位置に停止限界点S0 が設
定されたときの速度照査パターンを示している。
【0011】生成される速度照査パターンPは、周知の
生成される速度照査パターンPと同様に、自列車(列車
イ)のブレーキ性能等の自列車の特性に基づいて停止限
界点S0 の位置で停車できるように設定されている。停
止限界点S0 から遠く離れた位置(図1(a)の例で
は、走行地点Sn 〜S6 の間)では、運転効率を高める
ために、許容最高速度(図1(a)の例では列車速度V
6 )近くとなるような形態に設定される(図1(a)の
速度照査パターンPの形態参照)。
【0012】図1(b)は、車上装置1の後述するメモ
リ3の速度照査用記憶領域であって、列車イが速度照査
を行うときに用いられるものである。この記憶領域に
は、自列車イの許容最高速度を所定速度(例えば2km/
h)毎に区分し(図1(a),(b)では図面を簡略化
するために、V0 〜V6 の6段階の区分)、その区分さ
れた速度V0 〜V6 に対応した速度照査パターンPの走
行位置S0 〜S6 を示した内容となっている。すなわ
ち、この記憶領域は、列車速度をインデックスとしてそ
の速度で接近が許容される位置を求める内容に構成され
ている。
【0013】図2は、車上装置1の概略構成を示すブロ
ック図であって、CPUを中心に形成される制御器2を
有している。この制御器2には、位置情報と速度情報が
入力されるように構成されている。
【0014】制御器2においては、位置情報及び速度情
報に基づいて自列車(列車イ)の走行位置と速度とを検
出することができるように構成されている。すなわち、
この位置情報の基準位置は、例えば、地上に設けられた
地上子から得られる位置情報である。そして、制御器2
では、この地上から得られた基準位置に車軸に設けられ
た速度発電機(図示せず)から得られる速度情報と走行
時間とから得られた自列車の走行距離を加算して現在の
走行位置を検出できるように構成されている。
【0015】メモリ3は、上述の記憶領域の内容が記憶
されている以外に、制御器2の制御を司どるシステムプ
ログラム等の所定のデータも記憶されているが、本発明
の説明に直接関係ないのでその内容は省略されている。
【0016】メモリ3に記憶されている記憶領域の内容
を用いての速度照査は、列車イが図示しない速度発電機
を介して得られる自列車(列車イ)の速度が所定の速度
(図1(a),(b)の例ではV6 〜V0 )になる毎
に、すなわち、インデックスの速度毎に速度照査パター
ンPに示される走行位置(S6 〜S0 )と自列車の実際
の走行位置とが照査される。そして、その照査におい
て、自列車の走行位置が速度照査パターンPの走行位置
を越えているときは、常用ブレーキ又は非常ブレーキを
作動させるためのブレーキ制御信号が制御器2から出力
されることとなる。
【0017】上述の照査は、従来のように、自列車の位
置における照査速度と自列車の運転速度との照合により
行われるのに比べ、自列車の速度における速度照査パタ
ーンP上の接近限界位置と自列車の位置との照合により
行われるので、記憶領域の内容が従来に比べて格段に少
なくすることができる特長がある。したがって、記憶領
域の内容が少ないので速度照査時間を短くすることがで
きるとともに、容量の小さいメモリ3で足りる特長があ
る。
【0018】なお、上述の例では、移動体を列車とした
が、他の移動体であってもよいことはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る速度照査装置は、移動体の
速度を検出する速度検出手段と、前記移動体の走行位置
を検出する走行位置検出手段と、生成されている所定の
速度照査パターンを用いて検出された所定の速度に対応
した前記移動体の走行位置を抽出する走行位置抽出手段
と、検出された走行位置と抽出された走行位置とを比較
する比較手段と、検出された走行位置が抽出された走行
位置よりも越えていると比較されたときに、所定のブレ
ーキ制御信号を生成するブレーキ信号生成手段とからな
るので、速度照査時間を短くすることができるととも
に、容量の小さいメモリで足りる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施の形態に係る速度照
査装置を用いて列車の走行制御を行うときの説明図、
(b)は、記憶領域の説明図である。
【図2】制御器の概略構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、従来の速度照査装置を用いて列車の
走行制御を行うときの説明図、(b)は、記憶領域の説
明図である。
【符号の説明】
イ 移動体(列車) r レール 1 車上装置 2 制御器(CPU) 3 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 和宏 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 市川 直至 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 福川 浩二 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 横田 義直 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 山田 正俊 横浜市鶴見区平安町二丁目29番地の1 株 式会社京三製作所内 Fターム(参考) 5H115 PA08 QN03 SF07 SF13 SJ13 TB01 TD01 TD19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の速度を検出する速度検出手段
    と、 前記移動体の走行位置を検出する走行位置検出手段と、 生成されている所定の速度照査パターンを用いて検出さ
    れた所定の速度に対応した前記移動体の走行位置を抽出
    する走行位置抽出手段と、 検出された走行位置と抽出された走行位置とを比較する
    比較手段と、 検出された走行位置が抽出された走行位置よりも越えて
    いると比較されたときに、所定のブレーキ制御信号を生
    成するブレーキ信号生成手段と、 からなることを特徴とする速度照査装置。
JP2000157599A 2000-05-29 2000-05-29 速度照査装置 Expired - Lifetime JP4078013B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008253035A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 列車制御装置
JP2010028926A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Toshiba Corp 過走防護パターン追従機能を備えた自動列車運転装置
JPWO2010044448A1 (ja) * 2008-10-16 2012-03-15 株式会社東芝 車両運転装置

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JP2010028926A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Toshiba Corp 過走防護パターン追従機能を備えた自動列車運転装置
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