JP2001339425A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JP2001339425A
JP2001339425A JP2000154627A JP2000154627A JP2001339425A JP 2001339425 A JP2001339425 A JP 2001339425A JP 2000154627 A JP2000154627 A JP 2000154627A JP 2000154627 A JP2000154627 A JP 2000154627A JP 2001339425 A JP2001339425 A JP 2001339425A
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packet
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Kaoru Abe
薫 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い伝送性能を実現できると共に、同期冗長
検査を行わなくても高い信頼性が得られるデータ通信シ
ステムを得る。 【解決手段】 送信制御機構13により、データ#1〜
#3にID1〜ID3を付加して、パケットデータ#1
〜#3を組み立てると共に、パケットデータ#1〜#3
について3つの同一のパケットデータを生成して、3つ
同一のパケットデータを1フレームとしてそれぞれ送信
する。また、受信制御機構23により、フレームをそれ
ぞれ受信して、パケットデータ#1〜#3単位に分解
し、同一ID毎に多数決を取り、それら多数決を満たし
たパケットデータを正規の受信データとして利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大陸間などのノ
イズが多く、かつ伝送路遅延の大きな環境でも、高信頼
で通信時間のばらつきの小さい通信を行うデータ通信シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のデータ通信システムを示す
構成図であり、図において、1はコマンド等のデータを
送信する送信側装置、2は送信側装置1から送信される
コマンド等のデータを受信して、そのデータに応じて制
御する受信側装置である。送信側装置1において、11
はデータ#1〜#3を生成する送信側アプリケーショ
ン、12はデータ#1〜#3をパケットデータ#1〜#
3として送信すると共に、受信側装置2からのデータ再
送要求に応じたパケットデータを送信する送信制御機構
である。また、受信側装置2において、21は送信制御
機構12から送信されるパケットデータ#1〜#3を受
信して、データ#1〜#3に分解すると共に、伝送路上
においてノイズによる影響により損傷し正常にデータを
復元できないときには、送信制御機構12にデータ再送
要求を送信する受信制御機構、22は復元されたデータ
#1〜#3を利用する受信側アプリケーションである。
【0003】次に動作について説明する。送信側アプリ
ケーション11は、コマンド等のデータ#1〜#3を生
成し、送信制御機構12は、生成されたデータ#1〜#
3をパケットデータ#1〜#3として送信する。受信制
御機構21は、送信制御機構12から送信されるパケッ
トデータ#1〜#3を受信して、データ#1〜#3に分
解する。受信側アプリケーション22は、復元されたコ
マンド等のデータ#1〜#3を利用する。ここで、受信
制御機構21は、伝送路上におけるノイズによる影響に
よりパケットデータが損傷し正常にデータを復元できな
いときには、その損傷したデータを廃棄し、送信制御機
構12にデータ再送要求を送信する。図3では、パケッ
トデータ#2がノイズにより損傷した場合を示してい
る。この場合、受信制御機構21は、送信制御機構12
にデータ#2再送要求を送信し、送信制御機構12は、
そのデータ#2再送要求を判断して、パケットデータ#
2を受信制御機構21に送信する。したがって、受信側
装置2では、この時点でデータ#1〜#3が全て揃うの
で、コマンド等のデータ#1〜#3の利用が可能とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ通信シス
テムは以上のように構成されているので、送信側装置1
では、データ再送要求等の受信側装置2からの受信確認
信号を待ちながら通信を進めて行くことになるため、伝
送路遅延が大きい場合には、伝送路の持つ物理性能に比
べてはるかに低い伝送性能になる。これは特にパケット
データの廃棄による再送が生じた場合に通信セッション
の完了を著しく遅らせてしまうために、著しい性能低下
を招くことになる。さらに、送信側装置1からコマンド
をデータとして送信し、受信側装置2において受信した
データをコマンドとして制御に用いる場合には、制御コ
マンドシーケンス遅れのタイムデッドラインを越えてし
まい、制御不能になるなどの課題があった。さらに、受
信側装置2において受信されたパケットデータの健全性
を確認するために、同期冗長検査のチェック符号を用い
ることがあるが、これらの演算は計算量が多く、ソフト
ウェア処理の負荷が高くなるなどの課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、伝送路遅延が大きく、ノイズの多
い通信環境でも、高い伝送性能を実現できると共に、同
期冗長検査を行わなくても高い信頼性が得られるデータ
通信システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ通
信システムは、データにIDを付加した少なくとも3つ
以上の同一のパケットデータを生成して、3つ以上の同
一のパケットデータを1フレームとして送信する送信制
御機構と、送信制御機構から送信されるフレームを受信
して、パケットデータ単位に分解したパケットデータを
同一ID毎に多数決を取り、その多数決を満たしたパケ
ットデータを正規の受信データとして利用する受信制御
機構とを備えたものである。
【0007】この発明に係るデータ通信システムは、複
数のデータに互いに異なるIDを付加したそれぞれのパ
ケットデータについて、少なくとも3つ以上の同一のパ
ケットデータを生成して、それら3つ以上の同一のパケ
ットデータを1フレームとしてそれぞれ送信する送信制
御機構と、送信制御機構から送信されるフレームをそれ
ぞれ受信して、パケットデータ単位に分解したパケット
データを同一ID毎に多数決を取り、それら多数決を満
たしたパケットデータを正規の受信データとして利用す
る受信制御機構とを備えたものである。
【0008】この発明に係るデータ通信システムは、複
数のデータに所定の順序に応じたIDを付加したそれぞ
れのパケットデータについて、それぞれ少なくとも3つ
以上の同一のパケットデータを生成して、IDの所定の
順序に応じた複数のパケットデータを1フレームとして
3つ以上の同一フレームをそれぞれ送信する送信制御機
構と、送信制御機構から送信されるフレームをそれぞれ
受信して、パケットデータ単位に分解したパケットデー
タを同一ID毎に多数決を取り、それら多数決を満たし
たパケットデータを正規の受信データとしてIDの所定
の順序に応じて利用する受信制御機構とを備えたもので
ある。
【0009】この発明に係るデータ通信システムは、受
信制御機構において、多数決の決定タイミングを監視す
るタイマを備えたものである。
【0010】この発明に係るデータ通信システムは、送
信制御機構において、同一のパケットデータの生成数を
設定自在にし、受信制御機構において、その設定された
生成数に応じたパケットデータを同一ID毎に多数決を
取るようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
ータ通信システムを示す構成図であり、図において、1
はコマンド等のデータを送信する送信側装置、2は送信
側装置1から送信されるコマンド等のデータを受信し
て、そのデータに応じて制御する受信側装置である。送
信側装置1において、11はデータ#1〜#3を生成す
る送信側アプリケーション、13はデータ#1〜#3に
互いに異なるID1〜ID3を付加して、パケットデー
タ#1〜#3を組み立てると共に、それぞれのパケット
データ#1〜#3について3つの同一のパケットデータ
を生成して、それら3つ同一のパケットデータを1フレ
ームとしてそれぞれ送信する送信制御機構である。ま
た、受信側装置2において、23は送信制御機構13か
ら送信されるフレームをそれぞれ受信して、パケットデ
ータ単位に分解し、それら分解されたパケットデータ#
1〜#3を同一ID毎に多数決を取り、それら多数決を
満たしたパケットデータを正規の受信データとして利用
する受信制御機構、22は復元されたデータ#1〜#3
を利用する受信側アプリケーションである。なお、受信
制御機構23において、24はパケットデータ#1〜#
3を同一ID毎に多数決を取る多数決部、25は多数決
部24の決定タイミングを監視するタイマである。
【0012】次に動作について説明する。送信側アプリ
ケーション11は、コマンド等のデータ#1〜#3を生
成し、送信制御機構13は、生成されたデータ#1〜#
3にそれぞれID1〜ID3を付加して、パケットデー
タ#1〜#3を組み立てる。さらに、同様にしてパケッ
トデータ#1〜#3について、それぞれ合計3つの同一
のパケットデータを生成して、それら3つ同一のパケッ
トデータを1フレームとしてそれぞれ送信する。したが
って、送信制御機構13からは、データ#1について、
パケットデータ#1、パケットデータ#1、パケットデ
ータ#1からなるフレームが送信され、データ#2につ
いて、パケットデータ#2、パケットデータ#2、パケ
ットデータ#2からなるフレームが送信され、データ#
3について、パケットデータ#3、パケットデータ#
3、パケットデータ#3からなるフレームが送信され
る。
【0013】受信制御機構23は、送信制御機構13か
ら送信されたフレームをそれぞれ受信して、パケットデ
ータ#1〜#3単位にそれぞれ分解する。多数決部24
では、タイマ25により設定された決定タイミングに応
じて、それら分解されたパケットデータ#1〜#3をそ
れぞれ同一ID毎に多数決を取り、それら多数決を満た
したパケットデータ#1〜#3を正規のデータ#1〜#
3として送出する。受信側アプリケーション22は、復
元されたデータ#1〜#3をコマンドとして制御に利用
する。図1では、ID1が付加された3つのパケットデ
ータ#1のうち2番目のパケットデータ#1と、ID2
が付加された3つのパケットデータ#2のうち3番目の
パケットデータ#2とがノイズにより損傷した場合を示
している。この場合、受信制御機構23の多数決部24
では、ID1が付加された3つのパケットデータ#1の
1番目から3番目のデータ#1について比較して、1番
目と3番目のデータ#1が同一であり、2番目のデータ
#1がノイズにより損傷して、1番目と3番目のデータ
#1とは異なっていることから、1番目と3番目のデー
タ#1が多数決を満たしているとして、例えば、1番目
のデータ#1を正規のデータ#1として採用し、他の2
番目および3番目のデータ#1を廃棄する。また、同様
にして、ID2が付加された3つのパケットデータ#2
の1番目から3番目のデータ#2について比較して、1
番目と2番目のデータ#2が多数決を満たしているとし
て、例えば、1番目のデータ#2を正規のデータ#2と
して採用し、他の2番目および3番目のデータ#2を廃
棄する。さらに、パケットデータ#3のように、3つの
パケットデータ#3のいずれにもノイズによる損傷がな
い場合は、1番目から3番目のデータ#3が同一となる
ので、例えば、1番目のデータ#3を正規のデータ#3
として採用し、他の2番目および3番目のデータ#3を
廃棄する。ここで、タイマ25により多数決部24の決
定タイミングを監視したのは、伝送路上において、1フ
レーム内の3つのパケットデータのうちの1つのパケッ
トデータが完全に欠落してしまった場合に、受信制御機
構23の多数決部24では、その欠落してしまったパケ
ットデータを待ち続けてしまうことが考えられるが、多
数決部24の決定タイミングを設定することにより、そ
の決定タイミングになればその欠落してしまったパケッ
トデータを待ち続けることをやめ、速やかに多数決を実
施させ、コマンド遅れによる制御不能を防止するためで
ある。
【0014】なお、上記実施の形態1では、ID1〜I
D3がそれぞれ付加されたパケットデータ#1〜パケッ
トデータ#3について、それぞれ3つの同一のパケット
データを生成したが、データの種類は3つ以上であって
も良く、また、生成する同一のパケットデータ数も3つ
以上であっても良く、パケットデータ数が多いほど高い
信頼性を得ることができる。また、図1において、多数
決部24をID1〜ID3のデータ#1〜データ#3に
応じて3つ設けたものを示したが、多数決部24は、1
つだけであっても良く、この場合、1つの多数決部24
に、それぞれ3つのデータをデータ#1〜データ#3の
順で入力して、1つの多数決部24により逐次、多数決
を取るようにすれば良い。
【0015】さらに、送信制御機構13において、同一
のパケットデータの生成数を設定自在にし、受信制御機
構23において、その設定された生成数に応じたパケッ
トデータを同一ID毎に多数決を取るようにしても良
く、この場合、データ伝送の信頼性向上と、実効通信速
度向上とのトレードオフを調整可能にすることができ
る。
【0016】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、送信制御機構13により、3つ以上の同一のパケッ
トデータを生成して送信し、受信制御機構23により、
それらパケットデータを受信し、多数決を満たしたパケ
ットデータを正規の受信データとして利用するようにし
たので、伝送路上でパケットデータが障害を受け、その
障害を受けたパケットデータを廃棄しなくてはならなく
なっても、他の健全な同一のパケットデータによって復
元することができ、受信側装置2からデータ再送要求等
の受信確認信号を送信することなく、また、送信側装置
1では、データ再送要求等の受信側装置2からの受信確
認信号を待ちながら通信を進める必要がなく、伝送路遅
延が大きく、ノイズの多い通信環境でも、高い伝送性能
を実現できると共に、同期冗長検査を行わなくても高い
信頼性を得ることができる。また、受信制御機構23の
多数決部24により、同一ID毎に多数決を取るように
したので、他のフレームからのデータの混入による誤っ
た多数決を排除することができる。これは例えば、単に
3つのパケットデータによる到着個数による多数決参加
を行った場合に、伝送路上においてパケットデータが完
全に欠落してしまった場合に、シーケンスが乱れてしま
うが、そういった不具合を防ぐことができる。誤った例
としては、正常なパケットデータ#1と、正常なパケッ
トデータ#2とを比較してしまい、無意味な不一致を判
断してしまうこと等が考えられる。さらに、このように
シーケンスが乱れた場合には、最終到着データをどこで
判断するかが問題となるが、それを補完するためにタイ
マ25により多数決部24の決定タイミングを監視し、
必要以上に受信完了待ちが引き伸ばされるのを防ぐこと
ができる。
【0017】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるデータ通信システムを示す構成図であり、図
において、14はデータ#1〜#3に所定の順序に応じ
たID1〜ID3を付加して、パケットデータ#1〜#
3を組み立てると共に、それぞれのパケットデータ#1
〜#3について3つの同一のパケットデータを生成し
て、ID1〜ID3の順序に応じたパケットデータ#1
〜#3を1フレームとして3つの同一フレームをそれぞ
れ送信する送信制御機構である。また、受信側装置2に
おいて、26は送信制御機構14から送信されるフレー
ムをそれぞれ受信して、パケットデータ単位に分解し、
それら分解されたパケットデータ#1〜#3を同一ID
毎に多数決を取り、それら多数決を満たしたパケットデ
ータを正規の受信データとしてID1〜ID3の順序に
応じて利用する受信制御機構である。その他の構成につ
いては、実施の形態1と同一なので同一符号を付してそ
の重複する説明を省略する。
【0018】次に動作について説明する。この実施の形
態2では、コマンド列のように並びに意味があるデータ
を伝送する場合について説明する。図2において、送信
制御機構14では、パケットデータ#1〜#3について
3つの同一のパケットデータを生成して、ID1〜ID
3の順序に応じたパケットデータ#1〜#3を1フレー
ムとして3つの同一フレームをそれぞれ送信する。した
がって、送信制御機構14からは、パケットデータ#
1、パケットデータ#2、パケットデータ#3からなる
フレームが3つ送信される。受信制御機構26は、送信
制御機構14から送信されるフレームをそれぞれ受信し
て、パケットデータ単位に分解し、それら分解されたパ
ケットデータ#1〜#3を同一ID毎に多数決を取り、
それら多数決を満たしたパケットデータを正規の受信デ
ータとしてID1〜ID3の順序に応じて利用する。
【0019】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、送信制御機構14により、ID1〜ID3の順序に
応じたパケットデータ#1〜#3を1フレームとして3
つの同一フレームをそれぞれ送信し、受信制御機構26
により、送信制御機構14から送信されるフレームをそ
れぞれ受信して、多数決を満たしたパケットデータを正
規の受信データとしてID1〜ID3の順序に応じて利
用するようにしたので、コマンド列のように並びに意味
があるデータを伝送する場合に有効となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、デー
タにIDを付加した少なくとも3つ以上の同一のパケッ
トデータを生成して、3つ以上の同一のパケットデータ
を1フレームとして送信する送信制御機構と、送信制御
機構から送信されるフレームを受信して、パケットデー
タ単位に分解したパケットデータを同一ID毎に多数決
を取り、その多数決を満たしたパケットデータを正規の
受信データとして利用する受信制御機構とを備えるよう
に構成したので、伝送路上でパケットデータが障害を受
け、その障害を受けたパケットデータを廃棄しなくては
ならなくなっても、他の健全な同一のパケットデータに
よって復元することができ、受信側装置からデータ再送
要求等の受信確認信号を送信することなく、また、送信
側装置では、データ再送要求等の受信側装置からの受信
確認信号を待ちながら通信を進める必要がなく、伝送路
遅延が大きく、ノイズの多い通信環境でも、高い伝送性
能を実現できると共に、同期冗長検査を行わなくても高
い信頼性を得ることができる。また、同一ID毎に多数
決を取るようにしたので、他のフレームからのデータの
混入による誤った多数決を排除することができる効果が
得られる。
【0021】この発明によれば、複数のデータに互いに
異なるIDを付加したそれぞれのパケットデータについ
て、少なくとも3つ以上の同一のパケットデータを生成
して、それら3つ以上の同一のパケットデータを1フレ
ームとしてそれぞれ送信する送信制御機構と、送信制御
機構から送信されるフレームをそれぞれ受信して、パケ
ットデータ単位に分解したパケットデータを同一ID毎
に多数決を取り、それら多数決を満たしたパケットデー
タを正規の受信データとして利用する受信制御機構とを
備えるように構成したので、伝送路上でパケットデータ
が障害を受け、その障害を受けたパケットデータを廃棄
しなくてはならなくなっても、他の健全な同一のパケッ
トデータによって復元することができ、受信側装置から
データ再送要求等の受信確認信号を送信することなく、
また、送信側装置では、データ再送要求等の受信側装置
からの受信確認信号を待ちながら通信を進める必要がな
く、伝送路遅延が大きく、ノイズの多い通信環境でも、
高い伝送性能を実現できると共に、同期冗長検査を行わ
なくても高い信頼性を得ることができる。また、同一I
D毎に多数決を取るようにしたので、他のフレームから
のデータの混入による誤った多数決を排除することがで
きる効果が得られる。
【0022】この発明によれば、複数のデータに所定の
順序に応じたIDを付加したそれぞれのパケットデータ
について、それぞれ少なくとも3つ以上の同一のパケッ
トデータを生成して、IDの所定の順序に応じた複数の
パケットデータを1フレームとして3つ以上の同一フレ
ームをそれぞれ送信する送信制御機構と、送信制御機構
から送信されるフレームをそれぞれ受信して、パケット
データ単位に分解したパケットデータを同一ID毎に多
数決を取り、それら多数決を満たしたパケットデータを
正規の受信データとしてIDの所定の順序に応じて利用
する受信制御機構とを備えるように構成したので、伝送
路上でパケットデータが障害を受け、その障害を受けた
パケットデータを廃棄しなくてはならなくなっても、他
の健全な同一のパケットデータによって復元することが
でき、受信側装置からデータ再送要求等の受信確認信号
を送信することなく、また、送信側装置では、データ再
送要求等の受信側装置からの受信確認信号を待ちながら
通信を進める必要がなく、伝送路遅延が大きく、ノイズ
の多い通信環境でも、高い伝送性能を実現できると共
に、同期冗長検査を行わなくても高い信頼性を得ること
ができる。また、同一ID毎に多数決を取るようにした
ので、他のフレームからのデータの混入による誤った多
数決を排除することができる効果が得られる。
【0023】この発明によれば、受信制御機構におい
て、多数決の決定タイミングを監視するタイマを備える
ように構成したので、伝送路上において、1フレーム内
の3つのパケットデータのうちの1つのパケットデータ
が完全に欠落してしまった場合に、受信制御機構では、
その欠落してしまったパケットデータを待ち続けてしま
うことが考えられるが、決定タイミングを設定すること
により、その決定タイミングになればその欠落してしま
ったパケットデータを待ち続けることをやめ、速やかに
多数決を実施させ、制御不能を防止することができる効
果が得られる。
【0024】この発明によれば、送信制御機構におい
て、同一のパケットデータの生成数を設定自在にし、受
信制御機構において、その設定された生成数に応じたパ
ケットデータを同一ID毎に多数決を取るように構成し
たので、データ伝送の信頼性向上と、実効通信速度向上
とのトレードオフを調整可能にすることができる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータ通信シ
ステムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるデータ通信シ
ステムを示す構成図である。
【図3】 従来のデータ通信システムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 送信側装置、2 受信側装置、11 送信側アプリ
ケーション、13,14 送信制御機構、22 受信側
アプリケーション、23,26 受信制御機構、24
多数決部、25 タイマ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データにIDを付加した少なくとも3つ
    以上の同一のパケットデータを生成して、それら3つ以
    上の同一のパケットデータを1フレームとして送信する
    送信制御機構と、上記送信制御機構から送信されるフレ
    ームを受信して、パケットデータ単位に分解し、それら
    分解されたパケットデータを同一ID毎に多数決を取
    り、その多数決を満たしたパケットデータを正規の受信
    データとして利用する受信制御機構とを備えたデータ通
    信システム。
  2. 【請求項2】 複数のデータに互いに異なるIDを付加
    したそれぞれのパケットデータについて、それぞれ少な
    くとも3つ以上の同一のパケットデータを生成して、そ
    れら3つ以上の同一のパケットデータを1フレームとし
    てそれぞれ送信する送信制御機構と、上記送信制御機構
    から送信されるフレームをそれぞれ受信して、パケット
    データ単位に分解し、それら分解されたパケットデータ
    を同一ID毎に多数決を取り、それら多数決を満たした
    パケットデータを正規の受信データとして利用する受信
    制御機構とを備えたデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 複数のデータに所定の順序に応じたID
    を付加したそれぞれのパケットデータについて、それぞ
    れ少なくとも3つ以上の同一のパケットデータを生成し
    て、IDの所定の順序に応じた複数のパケットデータを
    1フレームとして3つ以上の同一フレームをそれぞれ送
    信する送信制御機構と、上記送信制御機構から送信され
    るフレームをそれぞれ受信して、パケットデータ単位に
    分解し、それら分解されたパケットデータを同一ID毎
    に多数決を取り、それら多数決を満たしたパケットデー
    タを正規の受信データとしてIDの所定の順序に応じて
    利用する受信制御機構とを備えたデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 受信制御機構は、多数決の決定タイミン
    グを監視するタイマを備えたことを特徴とする請求項1
    から請求項3のうちのいずれか1項記載のデータ通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 送信制御機構は、同一のパケットデータ
    の生成数を設定自在にし、受信制御機構は、その設定さ
    れた生成数に応じたパケットデータを同一ID毎に多数
    決を取るようにしたことを特徴とする請求項1から請求
    項4のうちのいずれか1項記載のデータ通信システム。
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