JP2001339239A - アンテナユニット - Google Patents

アンテナユニット

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JP2001339239A
JP2001339239A JP2000158013A JP2000158013A JP2001339239A JP 2001339239 A JP2001339239 A JP 2001339239A JP 2000158013 A JP2000158013 A JP 2000158013A JP 2000158013 A JP2000158013 A JP 2000158013A JP 2001339239 A JP2001339239 A JP 2001339239A
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Japan
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antenna
patch
circuit
antenna unit
elements
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JP2000158013A
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English (en)
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Toshiichi Endo
敏一 遠藤
Minoru Takatani
稔 高谷
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのアンテナユニットによって無指向性を
得ることができ、しかも、上記アンテナユニットの設置
スペースとは別に、RF回路の構成素子用のスペースを
設けなくても、RF回路の構成素子を設置することがで
きるアンテナユニットを提供することを目的とするもの
である。 【解決手段】 2つのパッチ状アンテナ素子と、上記2
つのパッチ状アンテナ素子の一方と他方との間に設けら
れているGND層と、上記パッチ状アンテナ素子の1つ
と上記GND層との距離を所定の値に維持する絶縁体ベ
ース基板と、上記パッチ状アンテナ素子と上記GND層
とによって形成されている環状のパッチアンテナの内空
間に設けられているアンテナ受信用RF回路の構成素子
とを有するアンテナユニットである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信および
ローカル・エリア・ネットワークおよびITS、ET
C、GPS等に使用するアンテナユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のアンテナユニット10
0を示す斜視図である。図11(1)は、アンテナユニ
ット100の表(おもて)面を上にし、表面の斜め上か
ら見た斜視図であり、図11(2)は、図11(1)の
状態で、その裏面を斜め下から見た斜視図である。
【0003】従来のアンテナユニット100は、図11
に示すように、絶縁ベース基板104にパッチ状アンテ
ナ素子101が設けられ、ベース基板104に関してパ
ッチ状アンテナ素子101が設けられている面とは反対
の面に、RF回路部品106が設けられている。この従
来例は、特開平9−127232号公報、実開平6−4
1216号公報に開示されている。
【0004】上記従来例は、主にGPS等の自動車用の
ナビゲーションシステムのアンテナユニットに採用され
ている。GPS方式は、衛星が発生した円偏波信号を受
信するものであり、このためには、受信アンテナとし
て、円偏波用アンテナが必要である。したがって、アン
テナの種類はパッチタイプが主流であり、その指向性
は、パッチ素子の向いている方向に最も強く、そこを中
心として、約半球状の受信エリアを有する。自動車用に
使用する場合、アンテナ素子の面が常に衛星方向を向い
ているので、この指向性で充分機能を果たすことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアンテナユ
ニット100では、半球状の指向性しか得られず、この
ようなタイプのアンテナを携帯機器に搭載する場合、指
向性のない部分での通信エラーが発生しやすいという問
題がある。
【0006】一方、パッチタイプのアンテナであって、
無指向性を有するアンテナの例が、特開平9−2196
18号公報に開示されている。この開示されているアン
テナは、右旋円偏波素子と、左旋円偏波素子とを、GN
D層の表裏に配置し、GNDのある境界面を直線偏波と
し、無指向性のアンテナを実現したものである。すなわ
ち、GND層の各サイドに、パッチ状アンテナ素子を1
つづつ設けたものである。
【0007】この開示されているアンテナを採用する
と、1つのアンテナユニットによって、無指向性を得る
ことができるものの、RF回路の設置スペースを、アン
テナの設置スペースとは別に用意する必要があり、この
RF回路の設置スペースだけ、アンテナユニットが大き
くなるという問題がある。
【0008】本発明は、1つのアンテナユニットによっ
て無指向性を得ることができ、しかも、上記アンテナユ
ニットの設置スペースとは別に、RF回路の構成素子用
のスペースを設けなくても、RF回路の構成素子を設置
することができるアンテナユニットを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのパッチ
状アンテナ素子と、上記2つのパッチ状アンテナ素子の
一方と他方との間に設けられているGND層と、上記パ
ッチ状アンテナ素子の1つと上記GND層との距離を所
定の値に維持する絶縁体ベース基板と、上記パッチ状ア
ンテナ素子と上記GND層とによって形成されている環
状のパッチアンテナの内空間に設けられているアンテナ
受信用RF回路の構成素子とを有するアンテナユニット
である。
【0010】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1の実施例であるアンテナユニット10を示す斜視図で
ある。
【0011】図1(1)は、アンテナユニット10の表
(おもて)面を上にし、上記表面の斜め上から見た斜視
図であり、図1(2)は、図1(1)の状態で、その裏
面を斜め下から見た斜視図である。
【0012】アンテナユニット10は、移動体通信、ロ
ーカル・エリア・ネットワーク、ITS(Intell
igent Transport System)、E
TC(Electronic Toll Collec
tion System)、GPS等に使用するアンテ
ナユニットである。
【0013】また、アンテナユニット10は、2つのパ
ッチ状アンテナ素子11、12と、GND層13と、絶
縁体ベース基板14と、アンテナ受信用RF回路の構成
素子16とを有する。
【0014】パッチ状アンテナ素子11、12は、円形
のリング状の形状を有し、パッチ状アンテナ素子11に
は、円偏波化する切欠11a、11bが設けられ、パッ
チ状アンテナ素子12には、円偏波化する切欠12a、
12bが設けられている。
【0015】GND層13は、2つのパッチ状アンテナ
素子の一方11と他方12との間に設けられているGN
D層である。
【0016】絶縁体ベース基板14は、絶縁体ベース基
板141と142とによって構成され、絶縁体ベース基
板141は、パッチ状アンテナ素子11とGND層13
との距離を所定の値に維持するベース基板であり、絶縁
体ベース基板142は、パッチ状アンテナ素子12とG
ND層13との距離を所定の値に維持するベース基板で
ある。また、絶縁体ベース基板14は、セラミック、樹
脂、または、セラミックと樹脂のコンポジット材料によ
って構成されている誘電体または磁性体のベース基板で
ある。
【0017】アンテナ受信用RF回路の構成素子16
は、パッチ状アンテナ素子11、12とGND層13と
によって形成されている環状のパッチアンテナの内空間
15に設けられている。また、アンテナ受信用RF回路
の構成素子16は、トップフィルタまたはデュプレク
サ、ローノイズアンプ、ミキサ、IFフィルタ、セカン
ドミキサ、セカンドIFフィルタ、検波回路等である。
つまり、アンテナ受信用RF回路の構成素子16は、ト
ップフィルタ、トップフィルタ〜IFフィルタの素子
群、トップフィルタ〜検波回路の素子群の3組のうちの
いずれか1組であってもよく、また、デュプレクサ、デ
ュプレクサ〜IFフィルタの素子群、デュプレクサ〜検
波回路の素子群の3組のうちのいずれか1組であっても
よい。
【0018】また、パッチ素子11、12と、アンテナ
受信用RF回路の構成素子16とが電気的に接続され、
また、アンテナ受信用RF回路の構成素子16と、GN
D層13とが電気的に接続されている。
【0019】なお、アンテナ受信用RF回路の構成素子
16は、パッチ状アンテナ素子とGND層とによって形
成されている環状のパッチアンテナの内空間に設けられ
ているアンテナ受信用RF回路の構成素子の例である。
【0020】また、パッチ状アンテナ素子11、12、
GND層13、給電端子16t、アンテナ受信用RF回
路の構成素子16の実装用ランドは、金、銀、銅、パラ
ジウム、白金、銀パラジウム、銀白金、アルミニウム等
の導体を、印刷、めっき、蒸着、スパッタ、エッチング
等によって構成したものである。
【0021】図2は、アンテナユニット10の縦断面図
である。
【0022】図2に示すように、基板14の中心部に、
パッチ状アンテナ素子11、12と平行になるようにG
NDパターン13が配置され、RF回路部の構成素子1
6と、パッチ素子11、12と、給電端子16tと、G
ND端子13tと、内部GND層13とは、スルーホー
ルと配線パターンとによって、アンテナユニット機能を
果たすように、電気的に接続されている。
【0023】上記スルーホールは、ドリル、レーザ等に
よって開けられた穴に、金、銀、銅、パラジウム、白
金、銀パラジウム、銀白金、アルミニウム等の導体を、
めっき、蒸着、印刷による埋め込み等によって構成した
ものである。
【0024】なお、アンテナユニット10において、ア
ンテナ受信用RF回路の構成素子16は、パッチ状アン
テナ素子11と同一面上に設けられているが、パッチ状
アンテナ素子11のくり貫き部分に対応する絶縁体ベー
ス基板141をくり貫き、この絶縁体ベース基板141
のくり貫き部分に、アンテナ受信用RF回路の構成素子
16を設けるようにしてもよい。
【0025】図3は、アンテナユニット10に同軸線1
7が接続されている状態を示す斜視図である。
【0026】図3に示すように、同軸線17の芯線が給
電端子16tに接続され、また、同軸線17のシールド
線部分がGND端子13へ、はんだ等によって、電気的
に接続されている。
【0027】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0028】図4は、上記実施例における指向特性を示
す図である。
【0029】アンテナユニット10において、GND層
13の両側に、それぞれパッチ状アンテナ素子11、1
2が設けられ、各パッチ状アンテナ素子11、12に
は、同じ回転方向(右旋または左旋)に励振されるよう
に切欠11a、11b、12a、12bが設けられてい
る。
【0030】つまり、アンテナユニット10は、図4
(1)に示すように、GND層13を挟んで、その両面
に指向性18を持っている。つまり、無指向性を有す
る。
【0031】また、アンテナユニット10において、図
1に示すように、アンテナ受信用RF回路の構成素子1
6が、パッチ状アンテナ素子11とGND層13とによ
って形成されている環状のパッチアンテナの内空間15
に設けられているので、アンテナ受信用RF回路の構成
素子16を設置するためのスペースを、アンテナユニッ
ト10とは別に設ける必要がない。したがって、アンテ
ナ受信用RF回路の構成素子付きのアンテナユニット
を、少ないスペースに設置することができる。
【0032】なお、パッチ状アンテナ素子11とGND
層13とによって形成されている環状のパッチアンテナ
の内空間に、アンテナ受信用RF回路の構成素子16が
設けられているが、上記「パッチ状アンテナ素子11と
GND層13とによって形成されている環状のパッチア
ンテナ」は、いわゆるドーナツ型のアンテナである。パ
ッチ状アンテナ素子11、12は、上記ドーナツ型の内
空間15(中央部)には、電流がほとんど流れないの
で、上記内空間をくり抜くことができ、このくり貫いた
部分に、アンテナ受信用RF回路の構成素子16が設置
されている。
【0033】図5は、本発明の第2の実施例であるアン
テナユニット20を示す斜視図である。
【0034】図5(1)は、アンテナユニット20の表
(おもて)面を上にし、上記表面の斜め上から見た斜視
図であり、図5(2)は、図5(1)の状態で、その裏
面を斜め下から見た斜視図である。
【0035】アンテナユニット20は、基本的にはアン
テナユニット10と同じであり、パッチ状アンテナ素子
と絶縁体ベース基板との形状が異なる。つまり、パッチ
状アンテナ素子21、22は、四角形のリング状を有
し、絶縁体ベース基板24も四角形を有する。
【0036】つまり、アンテナユニット20は、移動体
通信、ローカル・エリア・ネットワーク、ITS、ET
C、GPS等に使用するアンテナユニットであり、ま
た、アンテナユニット20は、2つのパッチ状アンテナ
素子21、22と、GND層23と、絶縁体ベース基板
24と、アンテナ受信用RF回路の構成素子26とを有
する。
【0037】パッチ状アンテナ素子21には、円偏波化
する切欠21a、21bが設けられ、パッチ状アンテナ
素子22には、円偏波化する切欠22a、22bが設け
られている。
【0038】GND層23は、2つのパッチ状アンテナ
素子の一方21と他方22との間に設けられているGN
D層である。
【0039】絶縁体ベース基板24は、絶縁体ベース基
板241と242とによって構成され、絶縁体ベース基
板241は、パッチ状アンテナ素子21とGND層23
との距離を所定の値に維持するベース基板であり、絶縁
体ベース基板242は、パッチ状アンテナ素子22とG
ND層23との距離を所定の値に維持するベース基板で
ある。また、絶縁体ベース基板24は、セラミック、樹
脂、またはセラミックと樹脂のコンポジット材料によっ
て構成される誘電体または磁性体のベース基板である。
【0040】アンテナ受信用RF回路の構成素子26
は、パッチ状アンテナ素子21、22とGND層23と
によって形成されている環状のパッチアンテナの内空間
25に設けられている素子であり、トップフィルタまた
はデュプレクサ、ローノイズアンプ、ミキサ、IFフィ
ルタ、セカンドミキサ、セカンドIFフィルタ、検波回
路等である。アンテナ受信用RF回路の構成素子26
は、トップフィルタ、トップフィルタ〜IFフィルタの
素子群、トップフィルタ〜検波回路の素子群の3組のう
ちのいずれか1組であってもよく、また、デュプレク
サ、デュプレクサ〜IFフィルタの素子群、デュプレク
サ〜検波回路の素子群の3組のうちのいずれか1組であ
ってもよい。
【0041】また、パッチ素子21、22と、アンテナ
受信用RF回路の構成素子26とが電気的に接続され、
また、アンテナ受信用RF回路の構成素子26とGND
層23とが電気的に接続されている。
【0042】なお、アンテナユニット20の縦断面図
は、図2に示すアンテナユニット10における縦断面図
と同様である。
【0043】図6は、アンテナユニット20における層
構成展開図である。
【0044】アンテナユニット20において、方形板状
のベース基板241には、図6中、その上面に、アンテ
ナパッチ素子21と、アンテナ受信用RF回路の構成素
子26と、構成素子26を実装するためのランドパター
ンとが設けられている。アンテナパッチ素子21は、ラ
ンドパターンの一部として形成している。また、方形板
状のベース基板242には、図6中、その上面に、GN
D層23と、スルーホール用ランドとが設けられ、その
裏面に、アンテナパッチ素子22と、給電端子26t
と、GND端子23tとが設けられている。
【0045】なお、アンテナユニット20において、ア
ンテナ受信用RF回路の構成素子26は、パッチ状アン
テナ素子21と同一面上に設けられているが、パッチ状
アンテナ素子21のくり貫き部分に対応する絶縁体ベー
ス基板241をくり貫き、この絶縁体ベース基板241
のくり貫き部分に、アンテナ受信用RF回路の構成素子
26を設けるようにしてもよい。
【0046】図7は、本発明の第3の実施例であるアン
テナユニット30を示す斜視図である。
【0047】アンテナユニット30は、アンテナユニッ
ト10におけるパッチ状アンテナ素子11、12の代わ
りに、円形のヘリカル状アンテナ素子31、32を設け
たものである。この場合、ヘリカルの周長を、共振周波
数の1波長に設定することによって、アンテナユニット
10と同様に、円偏波励振アンテナユニットになり、ヘ
リカル素子をスルーホールで接続することによって、ヘ
リカル状アンテナ素子31、32を構成することができ
る。
【0048】また、アンテナユニット30において、ア
ンテナ受信用RF回路の構成素子36は、アンテナ受信
用RF回路の構成素子16と同様のものであるが、ヘリ
カル状アンテナ素子31で囲まれる空間に配置されてい
る。この場合も、ヘリカル状アンテナ素子31と上記G
ND層33とによって形成されている環状のヘリカルア
ンテナの内空間に、アンテナ受信用RF回路の構成素子
が設けられていると言える。
【0049】アンテナユニット30における指向特性
は、図4に示す特性と同様である。
【0050】したがって、アンテナユニット30におい
ても、1つのアンテナユニットによって無指向性を得る
ことができ、しかも、上記アンテナユニット30とは別
に、RF回路の構成素子36を設置するスペースを設け
なくても、RF回路構成素子36を設置することができ
る。
【0051】図8は、本発明の第4の実施例であるアン
テナユニット40を示す斜視図である。
【0052】アンテナユニット40は、アンテナユニッ
ト20におけるパッチ状アンテナ素子21、22の代わ
りに、外形が方形のヘリカル状アンテナ素子41、42
を設けたものである。この場合、ヘリカルの周長を、共
振周波数の1波長にすることによって、アンテナユニッ
ト20と同様に、円偏波励振アンテナユニットになり、
ヘリカル素子をスルーホールで接続することによって、
ヘリカル状アンテナ素子41、42を構成することがで
きる。
【0053】また、アンテナユニット40において、ア
ンテナ受信用RF回路の構成素子46は、アンテナ受信
用RF回路の構成素子16と同様のものであるが、ヘリ
カル状アンテナ素子41で囲まれる空間に配置されてい
る。この場合も、ヘリカル状アンテナ素子と上記GND
層とによって形成されている環状のヘリカルアンテナの
内空間にアンテナ受信用RF回路の構成素子が設けられ
ていると言える。
【0054】アンテナユニット40における指向特性
は、図4に示す特性と同様である。
【0055】したがって、アンテナユニット40におい
ても、1つのアンテナユニットによって無指向性を得る
ことができ、しかも、上記アンテナユニット40とは別
に、RF回路の構成素子46を設置するスペースを設け
なくても、RF回路構成素子46を設置することができ
る。
【0056】図9は、上記実施例の1つであるアンテナ
ユニット20を、受信機Rの筐体に装着した場合を示す
斜視図である。
【0057】アンテナユニット20は、受信機Rの筐体
内部または表面(ひょうめん)に配置されている。
【0058】図9(1)に示すように、アンテナユニッ
ト20の上面を上に向けても、また、図9(2)に示す
ように、アンテナユニット20の下面を上に向けても、
同じように円偏波を受信することができる。
【0059】図9において、アンテナユニット20の代
わりに、アンテナユニット10、30、40を、上記受
信機Rの筐体に設けても、上記と同様の動作を行う。
【0060】図10は、本発明の第5の実施例であるア
ンテナユニット50を示す断面図である。
【0061】アンテナユニット50は、基本的には、ア
ンテナユニット10と同じであるが、アンテナ受信用R
F回路の構成素子16と同様のアンテナ受信用RF回路
の構成素子56が、GND層13と同様のGND層53
の近傍に設けられているGND層531、532で覆わ
れている点が異なる。
【0062】つまり、アンテナ受信用RF回路の構成素
子56は、2つのパッチ状アンテナ素子の一方51と他
方52との間に設けられ、GND層531、532に囲
まれているアンテナ受信用RF回路の構成素子である。
この場合、パッチ状アンテナ素子51、52の中央部を
くり貫く必要がない。また、アンテナユニット50を、
アンテナユニット20に適用することができる。
【0063】さらに、アンテナユニット50を、アンテ
ナユニット30、40に適用することができる。この場
合における上記アンテナ受信用RF回路の構成素子は、
2つのヘリカル状アンテナ素子と、上記2つのヘリカル
状アンテナ素子の一方と他方との間に設けられているア
ンテナ受信用RF回路の構成素子である。
【0064】上記実施例によれば、円偏波を励振するパ
ッチ状アンテナ素子、または、ヘリカル状アンテナ素子
を用いて、ほぼ球面状の指向性を得ることができるの
で、携帯機器へ搭載した場合、通信エラーが発生し難
い。
【0065】また、上記実施例において、アンテナユニ
ットに、RF回路の構成素子が内蔵されているので、セ
ットの小型化、実装コストの削減、部品点数の削減等を
図ることができる。
【0066】さらに、たとえば、アンテナユニット10
におけるパッチ状アンテナ素子11と12とを切り替え
るように、2つのアンテナ受信を切り替えて使うことに
よって、室内伝送等で問題になる壁の反射によるマルチ
パスを防ぐことが可能になり、フェージングによる送信
エラーを減少することができる構造を小型で実現するこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、1つのアンテナユニッ
トによって無指向性を得ることができ、しかも、上記ア
ンテナユニットの設置スペースとは別に、RF回路の構
成素子用のスペースを設けなくても、RF回路の構成素
子を設置することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるアンテナユニット
10を示す斜視図である。
【図2】アンテナユニット10の縦断面図である。
【図3】アンテナユニット10に同軸線17が接続され
ている状態を示す斜視図である。
【図4】上記実施例における指向特性を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例であるアンテナユニット
20を示す斜視図である。
【図6】アンテナユニット20における層構成展開図で
ある。
【図7】本発明の第3の実施例であるアンテナユニット
30を示す斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施例であるアンテナユニット
40を示す斜視図である。
【図9】上記実施例の1つであるアンテナユニット20
を、受信機Rの筐体に装着した場合を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の第5の実施例であるアンテナユニッ
ト50を示す断面図である。
【図11】従来のアンテナユニット100を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50…アンテナユニット、 11、12、21、22、51、52…パッチ状アンテ
ナ素子、 31、32、41、42…ヘリカル状アンテナ素子、 13、23、33、43、53…GND層、 14、24、34、44、54…絶縁体ベース基板、 15、25…内空間、 16、26、36、46、56…アンテナ受信用RF回
路の構成素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 21/24 H01Q 21/24 Fターム(参考) 5J021 AA02 AA06 AA12 AB02 AB06 DA06 FA17 FA23 FA25 FA26 FA32 GA07 HA10 JA06 JA07 JA08 5J045 AA21 AB05 CA01 CA04 DA10 EA07 FA01 LA01 MA07 NA03 5J046 AA04 AA08 AB12 AB13 TA01 5J062 BB01 CC07 GG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのパッチ状アンテナ素子と;上記2
    つのパッチ状アンテナ素子の一方と他方との間に設けら
    れているGND層と;上記パッチ状アンテナ素子の1つ
    と上記GND層との距離を所定の値に維持する絶縁体ベ
    ース基板と;上記パッチ状アンテナ素子と上記GND層
    とによって形成されている環状のパッチアンテナの内空
    間に設けられているアンテナ受信用RF回路の構成素子
    と;を有することを特徴とするアンテナユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記パッチアンテナ素子は、円偏波化する切欠が設けら
    れていることを特徴とするアンテナユニット。
  3. 【請求項3】 2つのヘリカル状アンテナ素子と;上記
    2つのヘリカル状アンテナ素子の一方と他方との間に設
    けられているGND層と;上記ヘリカル状アンテナ素子
    の1つと上記GND層との距離を所定の値に維持する絶
    縁体ベース基板と;上記ヘリカル状アンテナ素子と上記
    GND層とによって形成されている環状のヘリカルアン
    テナの内空間に設けられているアンテナ受信用RF回路
    の構成素子と;を有することを特徴とするアンテナユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項にお
    いて、 上記アンテナ受信用RF回路の構成素子は、トップフィ
    ルタ、トップフィルタ〜IFフィルタの素子群、トップ
    フィルタ〜検波回路の素子群の3組のうちのいずれか1
    組であることを特徴とするアンテナユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項3のいずれか1項にお
    いて、 上記アンテナ受信用RF回路の構成素子は、デュプレク
    サ、デュプレクサ〜IFフィルタの素子群、デュプレク
    サ〜検波回路の素子群の3組のうちのいずれか1組であ
    ることを特徴とするアンテナユニット。
  6. 【請求項6】 2つのパッチ状アンテナ素子と;上記2
    つのパッチ状アンテナ素子の一方と他方との間に設けら
    れているGND層と;上記パッチ状アンテナ素子の1つ
    と上記GND層との距離を所定の値に維持する絶縁体ベ
    ース基板と;上記2つのパッチ状アンテナ素子の一方と
    他方との間に設けられ、GNDに囲まれているアンテナ
    受信用RF回路の構成素子と;を有することを特徴とす
    るアンテナユニット。
  7. 【請求項7】 2つのヘリカル状アンテナ素子と;上記
    2つのヘリカル状アンテナ素子の一方と他方との間に設
    けられているGND層と;上記ヘリカル状アンテナ素子
    の1つと上記GND層との距離を所定の値に維持する絶
    縁体ベース基板と;上記2つのヘリカル状アンテナ素子
    の一方と他方との間に設けられ、GNDに囲まれている
    アンテナ受信用RF回路の構成素子と;を有することを
    特徴とするアンテナユニット。
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