JP2001338728A - モジュラジャック - Google Patents

モジュラジャック

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JP2001338728A JP2000155570A JP2000155570A JP2001338728A JP 2001338728 A JP2001338728 A JP 2001338728A JP 2000155570 A JP2000155570 A JP 2000155570A JP 2000155570 A JP2000155570 A JP 2000155570A JP 2001338728 A JP2001338728 A JP 2001338728A
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豪章 小泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対間の漏話の小さいモジュラジャックを提供す
る。 【解決手段】接続台20はモジュラプラグを挿入するプ
ラグ挿入口21が開口し、接続台20の後面から端子台
10が突出する。接続台20と端子台10とでハウジン
グを構成する。接続基板13の下面に植設された第1の
コンタクトたるコンタクト12aは、接続台20の前面
側に向かって曲成され接続基板13を迂回した後に接続
基板13の上面側で後端部ほど接続基板13の上面との
距離を大きくするように傾斜する。第2のコンタクトた
るコンタクト12bは、コンタクト12aの後端付近で
接続基板13の上面に植設され、その上方でプラグ挿入
口21側に向かって前方に極性され接続基板13との距
離を小さくするように傾斜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として情報通信
に利用されるモジュラジャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信ケーブルを相互あるいは
他の装置に接続するためのコネクタとしてモジュラプラ
グとモジュラジャックとの組み合わせが用いられてい
る。
【0003】通信ケーブルには4対8芯のツイストペア
線をシースに収納したツイストペアケーブルが広く用い
られている。このツイストペアケーブルは平衡伝送の伝
送線対を互いに撚り合せることで外部からのノイズの影
響や対間の漏話を少なくするようにしている。
【0004】しかしながら、モジュラジャックにおいて
は、モジュラプラグの複数本の接触子がそれぞれ接触す
る複数本のコンタクトが一平面内で互いに平行に配置さ
れる部分が存在し、このような平行部分では対間の容量
成分が不平衡になるから対間に漏話電流が流れることに
なる。
【0005】そこで、この種のモジュラジャックにおい
ては、モジュラプラグとモジュラジャックとを互いに結
合した状態での漏話を軽減する目的で、図6に示すよう
に、隣接するコンタクト12,12の先端部で互いに逆
方向に電流が流れるようにしたものが提案されている
(例えば、米国特許5,791,942号、米国特許
5,687,478号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示したモジュラジャックでは、先端部で互いに逆向きの
電流が流れるコンタクト12,12を同じ向き(図6に
おける上向き)に立ち上げてあるので、これら2つのコ
ンタクト12,12が離隔されたり、逆方向に電流が流
れるのはコンタクト12,12の一部に過ぎず、漏話を
十分に小さくすることができないという不具合があっ
た。また、伝送対のコンタクト12,12において電流
の向きを逆向きにするとかえってノイズに弱くなってし
まうという不具合があった。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、対間の漏話の小さいモジュラジャッ
クを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、モジュラプラグを挿入するプラ
グ挿入口が前面に開口するハウジングと、プラグ挿入口
の中に配列されモジュラプラグの接触子に接触可能な複
数本のコンタクトと、ハウジングに設けた端子台に配設
され各コンタクトにそれぞれ電気的に接続されるととも
に電線が接続される複数の端子板と、各コンタクトと各
端子板とを接続する接続基板とを備え、前記複数本のコ
ンタクトは、前記接続基板の一面側に突設されプラグ挿
入口側に向かって前方に曲成され前記接続基板を迂回し
さらに後方に向かって前記接続基板の他面からの距離が
大きくなるように傾斜した第1のコンタクトと、前記接
続基板の他面側に突設されプラグ挿入口側に向かって前
方に曲成され前記接続基板との距離が小さくなるように
傾斜した第2のコンタクトとからなることを特徴とする
ものであり、第1のコンタクトと第2のコンタクトとが
近接する部分では逆方向の電流が流れるので、モジュラ
プラグで生じた漏話電流を打ち消して漏話を小さくする
ことができ、また、第1のコンタクトと第2のコンタク
トはそれぞれ接続基板から逆向きに突設されるので、第
1のコンタクトと第2のコンタクトとを接続基板側で離
隔することができ、漏話を小さくすることができるか
ら、対間の漏話を小さくすることが可能となる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトとは
前記プラグ挿入口の開口面に対する傾斜角度が異なるの
で、モジュラプラグが結合された状態で第1のコンタク
トと第2のコンタクトとが一平面内で平行にならないか
ら、第1のコンタクトと第2のコンタクトとの間での漏
話を小さくできる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記コンタクトの本数が8本であっ
て、コンタクトの配列方向に沿って規定した3番目およ
び6番目のコンタクトを第1若しくは第2のコンタクト
とし、残りの6本のコンタクトを3番目および6番目の
コンタクトと異なる第2若しくは第1のコンタクトとし
てあるので、コンタクトの3−6対と他対とを、接続基
板側において離隔し、先端部側で電流の向きを逆向きに
できるから、3−6対と他対との間の漏話を小さくする
ことができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記第2のコンタクトにおいて前記
曲成された部位は外方に膨らんだ形状に形成されている
ので、モジュラプラグが結合された状態で前記曲成され
た部位に発生する応力を小さくでき、第2のコンタクト
の耐久性が向上する。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ハウジングは、プラグ挿入口側
において前記コンタクトの配列方向で隣り合うコンタク
ト間を離隔する離隔手段が設けられているので、隣接す
るコンタクトの接触を防ぐことができるとともに、モジ
ュラプラグとの結合をスムーズに行うことができる。
【0013】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記ハウジングは、第2のコンタク
トの先端部の前記接続基板からの浮き上がり距離を規制
する規制手段が設けられているので、第2のコンタクト
が浮き上がるの防ぐことができて、モジュラプラグとの
結合をスムーズに行うことができ、また、製造時に第2
のコンタクトの曲げ角度の公差を大きくとることがで
き、第2のコンタクトの製造が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態のモジ
ュラジャックは、図1および図2に示すように、直方体
状の接続台20を備え、接続台20の一面にはモジュラ
プラグを挿入するプラグ挿入口21が開口する。以下で
は、接続台20においてプラグ挿入口21が開口する面
を前面とし、図1における上下方向を用いて上下方向を
規定する。接続台20の後面下部にはプラグ挿入口21
に連通する組立孔22が開口し、組立孔22には図3お
よび図4に示す端子台10の前端部(図3および図4に
それぞれにおける各左端部)が挿入される。すなわち、
端子台10は接続台20の後面から突出する形で接続台
20に結合され、端子台10と接続台20とによりハウ
ジングが形成される。接続台20において組立孔22の
上部には後述するコンタクト12を離隔して導入するた
めの離隔部材22bが組立孔22の上面から下方に向か
って連続一体に突設されている。ここに、離隔部材22
bには、離隔部材22bの下端縁に臨んで開放された複
数個(本実施形態では8個)の導入スリット22cが左
右方向に並んで形成されており、各コンタクト12は離
隔部材22bにおける隣り合う導入スリット22c間の
部位により離隔される。接続台20の後面上部には左右
一対の枢支穴24が形成される。枢支穴24の下面は開
口面から内側に向かって上り傾斜した傾斜面24aであ
り、枢支穴24の上面は開口面に直交するストップ面2
4bになっている。
【0015】端子台10は、複数枚(本実施形態では8
枚)の端子板11(図4参照)が接続される接続基板1
3と、接続基板13の下面側に積層されたベース14
と、接続基板13の上面側に積層され全ての端子板11
を保持する保持基台15との3部材により構成されてい
る。
【0016】接続基板13はプリント配線基板であって
接続台20の内部まで延長されており、接続基板13に
おいて接続台10の内部に挿入される部位には、プラグ
挿入口21に挿入されるモジュラプラグの接触子に接触
する線材よりなる複数本(本実施形態では8本)のコン
タクト12が植設されている。なお、コンタクト12の
形状については後述する。
【0017】各端子板11と各コンタクト12とは、接
続基板13に設けた導電パターンにより電気的に接続さ
れる。8枚の端子板11は接続基板13の左右両側部に
おいて4個ずつ2列に配列される。図4に示すように、
端子板11の各列の配列方向は端子板11の厚み方向に
直交しており、各端子板11の厚み方向には左右各列の
端子板11が配置される。各端子板11は上縁に開放さ
れた圧接スリット11aを有し、下部には接続基板13
に接続される接続片(図示せず)が延設されている。
【0018】保持基台15は端子板11を整列させた状
態で保持する部材であって、保持基台15の下面には端
子板11の上記接続片が突出する。つまり、端子板11
は保持基台15によって互いに位置決めされた状態で接
続基板13に接続される。保持基台15の前面には接続
台20の後面に形成された一対の位置決め穴25にそれ
ぞれ挿入される位置決め突起15aが突設される。な
お、保持基台15では前後2箇所において位置合わせピ
ン15bが下面に突設されており、各位置合わせピン1
5bは接続基板13とベース14とにそれぞれ貫設した
位置合わせ孔13d、14dに挿入される。また、ベー
ス14の前端が接続基板13の前端よりも前方に突出
し、ベース14において接続基板13よりも前方に突出
する部位には接続基板13の前端縁が当接する位置決め
台14gが形成される。つまり、位置決め台14gと位
置合わせピン15bとによって、接続基板13がベース
14と保持基板15とに対して位置固定されることにな
る。
【0019】ところで、保持基板15の上面には、各端
子板11の厚み方向の両面にそれぞれ対向して端子台1
0の上面から突出寸法が端子板11よいも大きい案内壁
16が突設されている。つまり、端子板11の各列の両
側にそれぞれ案内壁16が形成されている。各案内壁1
6において端子板11の圧接スリット11aに対応する
部位には、案内壁16の上端縁に臨んで開放された保持
スリット16aが形成される。要するに、案内壁16は
保持スリット16aにより複数に分離されている。保持
スリット16aの上端部は上部ほど幅寸法が広くなって
おり、電線を保持スリット16aに導入しやすくなって
いる。したがって、4対8芯のツイストペアケーブルの
各電線を中央の2つの案内壁16の間に通し、ツイスト
ペアケーブルの各電線をそれぞれ保持スリット16aに
導入して整列させた状態で圧入すると、各電線は端子板
11の圧接スリット11aに圧入され、電線と端子板1
1とが電気的に接続される。ここにおいて、保持スリッ
ト16aにより分離された案内壁16の各部位の上縁は
上に凸となる弧状であり、かつ上方に突出する突片16
cを上縁の中央部に備える形状に形成される。ただし、
案内壁16の前端と後端とにおいては突片16cは設け
ておらず、突片16cは隣接する各一対の保持スリット
16aの間に形成されることになる。ところで、電線は
ツイストペアケーブルを構成する各電線であって対にな
る2本ずつの電線が撚り合わされた状態でシースに収納
されているから、端子板11に接続する際には、対にな
っている電線の撚りを解く必要がある。そこで、対にな
っている電線の撚り合わせ部分を突片16cに押し当て
ることで、撚られた電線の先端部を互いに引き離すこと
ができ、電線を保持スリット16aに導入する作業が容
易になるのである。
【0020】ここにおいて、電線は撓みやすく手で圧入
するのは困難であるから、端子板11の圧接スリット1
1aへの電線の圧入作業を容易にするために、本実施形
態ではレバー30を設けている。レバー30は、保持基
台15の上面を覆う程度の寸法に形成された操作板31
を有し、操作板31により保持基台15を覆ったときに
保持基台15と対向する面には、端子板11の各列の両
側に設けた各一対の案内壁16の間に挿入される圧入部
32が突設される。圧入部32には端子板11の上端部
が挿入される挿入溝(図示せず)が形成される。また、
圧入部32の前端には操作板31の前端よりも前方に突
出する支点突起33が突設される。
【0021】支点突起33は接続台20に設けた枢支穴
24に挿入され、操作板31により保持基台15を覆っ
たときに支点突起33の上面および下面が枢支穴24の
上面および下面にほぼ一致するように形成されている。
つまり、操作板31が保持基台15を覆う状態において
支点突起33の下面となる面は前方に向かって上り傾斜
した傾斜面33aになり、上面となる面は接続台20の
後面に直交するストップ面33bになっている。さら
に、操作板31の前面は後方に向かって上り傾斜する案
内面31aを形成している。
【0022】しかして、電線を保持スリット16aに導
入した状態でレバー30の支点突起33におけるストッ
プ面33bを接続台20の後面に当接させた状態(つま
り、レバー30を起こした状態)から案内面31aを接
続台20の後面に沿わせるようにして支点突起33を枢
支穴24に導入していくと(つまり、レバー30を倒し
ていくと)、接続台20に最も近い端子板11に接続さ
れる電線は支点突起33の傾斜面33aによって下方に
押圧される。支点突起33を枢支穴24にさらに深く挿
入するようにレバー30を倒していくと、傾斜面33a
に連続する圧入部32によって電線が押圧され端子板1
1の圧接スリット11aに電線が圧入される。レバー3
0をさらに倒していくと、接続台20に最も近い端子板
11への電線の接続が完了する頃には、圧入部32によ
って2番目に近い端子板11の圧接スリット11aに電
線が圧入され始め、3番目、4番目の端子板11の圧接
スリット11aにも圧入部32によって順次電線が圧入
され、全ての端子板11に電線を圧入することができ
る。つまり、レバー30は左右2個の端子板11の圧接
スリット11aに電線を同時に圧入することになり、同
時に多数の端子板11に電線を圧入する場合に比較する
と小さい力で電線を圧入することができる。
【0023】上述のように、レバー30を倒すことによ
って各端子板11の圧接スリット11aに電線を圧入す
る際には、圧入部32に形成された上記挿入溝に各端子
板11が挿入されるから、端子板11の厚み方向の両側
で電線が圧入部32に押圧されることになり、端子板1
1の厚み方向の両側で電線を撓ませることなく圧接スリ
ット11aに押し込むことができるのである。
【0024】操作板31の後端部には両圧入部32の間
で一対の係止突起34が突設される係止突起34の先端
部には互いに離れる向きに突出する係合部としての爪3
4aが形成されている。また、案内壁16のうち内側の
2つの案内壁16の後端部には、レバー30を倒したと
きに、上記爪34に係合する爪16bが突設されてお
り、爪16b,34aが係合することによって、レバー
30が保持基台15に固定されるようになっている。つ
まり、電線を端子板11に接続した後にはレバー30は
端子台10に保持されることになる。
【0025】ところで、本実施形態では、モジュラプラ
グの接触子に接触するコンタクト12として、接続基板
13の下面に植設されるコンタクト12aと、上面に植
設されるコンタクト12bとを設けてある。つまり、接
続基板13の下面に植設されたコンタクト12aは、接
続台20の前面側(つまり、プラグ挿入口21側)に向
かって曲成されベース14における位置決め台14gの
下面から前面側を通った後(つまり、接続基板13を迂
回した後)に接続基板13の上面側で後端部ほど接続基
板13の上面との距離を大きくするように傾斜する。ま
た、コンタクト12bは、コンタクト12aの後端付近
で接続基板13の上面に植設され、その上方で接続台2
0の前面側(プラグ挿入口21側)に向かって前方に曲
成され接続基板13との距離を小さくするように傾斜す
る。ここにおいて、コンタクト12bにおいて上記曲成
された部位には外方に膨らんだ形状の湾曲部12cが設
けてあるので、コンタクト12bの弾性変形量を大きく
することができ、モジュラプラグが結合された状態で前
記曲成された部位に発生する応力を小さくでき、コンタ
クト12bの耐久性が向上する。位置決め台14gには
コンタクト12の配列方向において隣り合うコンタクト
12を離隔する離隔壁14hが設けられており、隣り合
うコンタクト12の接触を防止することができる。要す
るに、各コンタクト12は、位置決め台14gと離隔部
材22bとの2箇所でそれぞれ離隔されている。なお、
本実施形態では、位置決め台14gが離隔手段を構成し
ている。
【0026】また、位置決め台14gの前端部の上部に
は、コンタクト12bの曲成された先端部の接続基板1
3の上面を含む面からの浮き上がり距離を規制する規制
部14fが設けられているので、コンタクト12bが図
3における上方へ浮き上がるの防ぐことができ(つま
り、コンタクト12bを押さえこむことができ)、モジ
ュラプラグとの結合をスムーズに行うことができ、ま
た、製造時にコンタクト12bの曲げ角度の公差を大き
くとることができ、コンタクト12bの製造が容易にな
る。しかも、接続台20と端子台10との結合も容易に
なる。なお、本実施形態では規制部14fが規制手段を
構成している。また、規制部14fは、接続基台20に
設けるようにしてもよい。
【0027】このように、本実施形態では、モジュラプ
ラグの接触子との接触部位において向き(基部から先端
に向かう向き)が互いに逆であるコンタクト12a,1
2bを設けてある。ここに、プラグ挿入口21の開口面
に対する両コンタクト12a,12bの傾斜角度は異な
らせてあり、非平行である。つまり、一平面上で平行に
ならない。本実施形態では、コンタクト12aが第1の
コンタクトを構成し、コンタクト12bが第2のコンタ
クトを構成している。本実施形態では、8本のコンタク
ト12の配列方向に沿って規定した3番目(図4におい
て下から3番目)および6番目(図4において下から6
番目)のコンタクト12を第1のコンタクト(コンタク
ト12a)とし、残りの6本のコンタクト12(下から
1番目、2番目、4番目、5番目、7番目、8番目のコ
ンタクト12)を第2のコンタクト(コンタクト12
b)としてあるが、第1のコンタクトと第2のコンタク
トとを逆にしてもよい。
【0028】要するに、本実施形態では、1−2対、4
−5対、7−8対に第1のコンタクト(コンタクト12
a)を用い、3−6対に第2のコンタクト(コンタクト
12b)を用いており、コンタクト12a、コンタクト
12bはハウジングの前方から見て左右対称になってい
る。
【0029】しかして、本実施形態では、コンタクト1
2aとコンタクト12bとが近接する部分では逆方向の
電流が流れるので、モジュラプラグで生じた漏話電流を
打ち消して漏話を小さくすることができる。また、コン
タクト12aとコンタクト12bとはそれぞれ接続基板
13から逆向きに突設されるので、コンタクト12aと
コンタクト12bとを接続基板13側で離隔することが
でき、漏話を小さくすることができるから、対間の漏話
を小さくすることができる。しかも、コンタクト12a
とコンタクト12bとはプラグ挿入口21の開口面に対
する傾斜角度が異なるので、モジュラプラグが結合され
た状態でコンタクト12aとコンタクト12bとが一平
面内で平行にならないから、コンタクト12aとコンタ
クト12bとの間での漏話を小さくできる。
【0030】要するに、本実施形態では、コンタクト1
2の3−6対と他対とを、接続基板13側において離隔
し、先端部側で電流の向きを逆向きにできるから、3−
6対と他対との間の漏話を小さくすることができる。
【0031】なお、本実施形態では、モジュラプラグを
プラグ挿入口21に挿入してモジュラプラグの接触子5
0が図5に示すようにコンタクト12に接触した状態で
は、コンタクト12aとコンタクト12bとがハウジン
グの前面に対して異なる傾斜角度を有し且つコンタクト
12aとコンタクト12bとが交差する。ここに、図5
中の二点鎖線で示したコンタクト12a,12bはモジ
ュラプラグを挿入する前のコンタクト12a,12bを
示している。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、モジュラプラグを挿
入するプラグ挿入口が前面に開口するハウジングと、プ
ラグ挿入口の中に配列されモジュラプラグの接触子に接
触可能な複数本のコンタクトと、ハウジングに設けた端
子台に配設され各コンタクトにそれぞれ電気的に接続さ
れるとともに電線が接続される複数の端子板と、各コン
タクトと各端子板とを接続する接続基板とを備え、前記
複数本のコンタクトは、前記接続基板の一面側に突設さ
れプラグ挿入口側に向かって前方に曲成され前記接続基
板を迂回しさらに後方に向かって前記接続基板の他面か
らの距離が大きくなるように傾斜した第1のコンタクト
と、前記接続基板の他面側に突設されプラグ挿入口側に
向かって前方に曲成され前記接続基板との距離が小さく
なるように傾斜した第2のコンタクトとからなるもので
あり、第1のコンタクトと第2のコンタクトとが近接す
る部分では逆方向の電流が流れるので、モジュラプラグ
で生じた漏話電流を打ち消して漏話を小さくすることが
でき、また、第1のコンタクトと第2のコンタクトはそ
れぞれ接続基板から逆向きに突設されるので、第1のコ
ンタクトと第2のコンタクトとを接続基板側で離隔する
ことができ、漏話を小さくすることができるから、対間
の漏話を小さくすることが可能となるという効果があ
る。
【0033】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトとは
前記プラグ挿入口の開口面に対する傾斜角度が異なるの
で、モジュラプラグが結合された状態で第1のコンタク
トと第2のコンタクトとが一平面内で平行にならないか
ら、第1のコンタクトと第2のコンタクトとの間での漏
話を小さくできる。
【0034】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記コンタクトの本数が8本であっ
て、コンタクトの配列方向に沿って規定した3番目およ
び6番目のコンタクトを第1若しくは第2のコンタクト
とし、残りの6本のコンタクトを3番目および6番目の
コンタクトと異なる第2若しくは第1のコンタクトとし
てあるので、コンタクトの3−6対と他対とを、接続基
板側において離隔し、先端部側で電流の向きを逆向きに
できるから、3−6対と他対との間の漏話を小さくする
ことができる。
【0035】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記第2のコンタクトにおいて前記
曲成された部位は外方に膨らんだ形状に形成されている
ので、モジュラプラグが結合された状態で前記曲成され
た部位に発生する応力を小さくでき、第2のコンタクト
の耐久性が向上する。
【0036】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ハウジングは、プラグ挿入口側
において前記コンタクトの配列方向で隣り合うコンタク
ト間を離隔する離隔手段が設けられているので、隣接す
るコンタクトの接触を防ぐことができるとともに、モジ
ュラプラグとの結合をスムーズに行うことができる。
【0037】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記ハウジングは、第2のコンタク
トの先端部の前記接続基板からの浮き上がり距離を規制
する規制手段が設けられているので、第2のコンタクト
が浮き上がるの防ぐことができ、モジュラプラグとの結
合をスムーズに行うことができ、また、製造時に第2の
コンタクトの曲げ角度の公差を大きくとることができ、
第2のコンタクトの製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の要部断面図である。
【図4】同上の要部平面図である。
【図5】同上の要部説明図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 端子台 12(12a) コンタクト 12(12b) コンタクト 13 接続基板 20 接続台
フロントページの続き (72)発明者 小泉 豪章 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山下 耕司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA10 FA16 FB14 FC20 LA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュラプラグを挿入するプラグ挿入口
    が前面に開口するハウジングと、プラグ挿入口の中に配
    列されモジュラプラグの接触子に接触可能な複数本のコ
    ンタクトと、ハウジングに設けた端子台に配設され各コ
    ンタクトにそれぞれ電気的に接続されるとともに電線が
    接続される複数の端子板と、各コンタクトと各端子板と
    を接続する接続基板とを備え、前記複数本のコンタクト
    は、前記接続基板の一面側に突設されプラグ挿入口側に
    向かって前方に曲成され前記接続基板を迂回しさらに後
    方に向かって前記接続基板の他面からの距離が大きくな
    るように傾斜した第1のコンタクトと、前記接続基板の
    他面側に突設されプラグ挿入口側に向かって前方に曲成
    され前記接続基板との距離が小さくなるように傾斜した
    第2のコンタクトとからなることを特徴とするモジュラ
    ジャック。
  2. 【請求項2】 前記第1のコンタクトと前記第2のコン
    タクトとは前記プラグ挿入口の開口面に対する傾斜角度
    が異なることを特徴とする請求項1記載のモジュラジャ
    ック。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトの本数が8本であって、
    コンタクトの配列方向に沿って規定した3番目および6
    番目のコンタクトを第1若しくは第2のコンタクトと
    し、残りの6本のコンタクトを3番目および6番目のコ
    ンタクトと異なる第2若しくは第1のコンタクトとして
    なることを特徴とする請求項1または請求項2記載のモ
    ジュラジャック。
  4. 【請求項4】 前記第2のコンタクトにおいて前記曲成
    された部位は外方に膨らんだ形状に形成されてなること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のモジュラジャック。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングは、プラグ挿入口側にお
    いて前記コンタクトの配列方向で隣り合うコンタクト間
    を離隔する離隔手段が設けられてなることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のモジュラジ
    ャック。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングは、第2のコンタクトの
    先端部の前記接続基板からの浮き上がり距離を規制する
    規制手段が設けられてなることを特徴とする請求項1な
    いし請求項5のいずれかに記載のモジュラジャック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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