JP3541624B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として信号伝送用に用いられ漏話を防止したコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気通信の分野においては伝送される情報量が飛躍的に増大してきているものであるから、高速な信号伝送が要求されている。高速な伝送を行なうには高い周波数の信号を用いる必要があるから、静電結合による信号線間での漏話量が大きくなる。すなわち、信号品質の劣化を防止するためには、漏話量を減少させることが必要であって、高速な信号伝送を行なうためには信号線だけではなく、コネクタにおいても漏話を防止することが要求される。
【0003】
ところで、一般に通信用に用いられるコネクタは2つのコネクタ(プラグとジャック)を互いに接続する構成であって、互いに他方に接続される出力端子、外部電線(信号線)を接続する入力端子、出力端子と入力端子とを内部で接続する接続導体部が導体により形成されており、これらの導体には一平面内で互いに平行に配置される部分が存在する。このような平行部分では互いに他の信号を伝送する導体間の容量成分が不平衡になるから漏話電流が流れることになる。また、出力端子は規格によって信号の種類の割当てや位置関係が固定的に決められているものであるから、設計の自由度が低く出力端子での漏話の軽減は難しいという問題がある。
【0004】
そこで、この種のコネクタにおいては、プラグとジャックとを互いに結合した状態で両者の入力端子間での漏話が軽減されるように導体構造に工夫がなされてきている。この場合、プラグ側となるコネクタはジャック側となるコネクタに比較すると寸法が小さく導体構造に工夫の余地が少ないため、漏話特性の改善にはジャック側となるコネクタにおいて接続導体部の配置を工夫するのが一般的である。また、上述のように出力端子は配置に制約があり、入力端子についても配置の自由度が低いものであるから、接続導体部を形成する導体の配置を工夫することによって漏話を低減させる試みがなされている。なお、かかる接続導体部は基板パターンやワイヤフレームを打抜いて製造される導体にて構成される場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、多種類の信号線を1つのコネクタによって接続しようとすれば、すべての信号線間の漏話を防止するように接続導体部を配置するのが望ましく、そのために、接続導体部の配置の設計あるいは製造が複雑になるという問題が生じている。さらに従来例においては、漏話の防止に比重が置かれていたこと、及び出力端子の配列が規格によって固定的に決定されていたことから、信号線と接続される入力端子の配列については余り考慮されていなかったため、信号線がペア線である場合に対毎の入力端子が隣接して配置されていない場合もあり、施工し易い配置になっていないことから施工性が低いという問題がある。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みて為されたものであり、その目的は、漏話を軽減するとともに製造の容易さ及び施工性を向上したコネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、相手側コネクタのコンタクト部に電気的に接触する複数個の出力端子と、外部電線に接続される複数個の入力端子と、互いに対応する出力端子と入力端子とをそれぞれ電気的に接続する複数個の接続導体部とを備え、接続導体部は、互いに短絡せず且つ漏話を軽減する位置関係となるように一つの平面内に配置されて成るコネクタであって、入力端子は先端縁の開放された圧接スリットを有するフォーク状に形成され、外部電線たるペア線と接続されるとともに、1組のペア線に接続される対毎に隣接するように配置され、少なくとも一部の接続導体部は他の接続導体部に接続された入力端子に対して出力端子とは反対側を通る廻り込み部を有することを特徴とし、各接続導体部が一つの平面内に配置されることで製造時のばらつきによる伝送性能(漏話を含む)のばらつきを抑制することが可能となり、製造の容易さ及び施工性を向上させることができ、また、入力端子がペア線毎に隣接していることによりペア線を接続すべき入力端子の位置がわかりやすく結線作業が容易になる。しかも、ペア線の対ごとに入力端子が隣接しているから、ペア線を形成する各線を末端部分において引き離す必要がなく、ペア線の特性インピーダンスを変動させることなくコネクタに接続することが可能になる。つまり、ペア線の特性インピーダンスの変動による伝送特性の劣化が生じにくく、施工状態による伝送や漏話の変動が少なくなるのであって、施工状態にによる伝送や漏話の変動が少なく、安定な伝送特性を得ることができる。さらに、少なくとも一部の接続導体部について廻り込み部を形成していることにより、ペア線の対に対応するように入力端子を配列することが容易になり、例えば、リードフレームから接続導体部と一体に容易に形成することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、出力端子、入力端子並びに接続導体部はリードフレームから形成されることを特徴とし、出力端子と入力端子と接続導体部とが一体に形成できて互いに電気的に接続する工程が不要であり、製造が容易になる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、接続導体部は単一のリードフレームから形成されることを特徴とし、製造並びに配置が容易になる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の発明において、接続導体部同士は立体交差しない位置関係に配置されて成ることを特徴とし、接続導体部の上下関係を考慮する必要がなく、各接続導体部を順次あるいは一度に配置させることができて製造が容易になる
【0011】
請求項の発明は、請求項乃至請求項の発明において、入力端子が、絶縁被覆が単一色である色線と白色を含む白地線との対から成るペア線と接続され、色線と白地線とが交互に並ぶように配置されることを特徴とし、ペア線の対ごとに入力端子が配列されていることに加えてペア線を構成する各線を色によって識別し、しかも結線状態では色線と白地線とが交互に並ぶようにしていることによって誤結線が一見して認識でき、結果的に誤結線の可能性を低減して信頼性の向上が図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態ではコネクタとしてモジュラジャックを例示するが、本発明の技術思想を他の形式のコネクタに適用するのを妨げるものではない。
図5に示すように本実施形態のモジュラジャックは8極型であって、絶縁材料である合成樹脂の成形品(誘電体)よりなるボディ10および挿入体20からなるハウジングを備え、挿入体20は出力端子31と入力端子32とを接続導体部33を介して電気的に接続した導電体30を保持する。
【0013】
ボディ10は、モジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口13が前面に開口した接続台11と、接続台11の後面下部から後方に延長されたベース12とを連続一体に備える。接続台11は中空に形成され、後壁の下部には挿入体20の挿入される取付孔14が開放される。また、接続台11の後壁には取付孔14の上縁に臨むように櫛歯状の分離スリット15が形成されている。
【0014】
挿入体20は、前端部に出力端子31を保持する出力端子支持台21を有する基部20aと、基部20aの上面に突設されて入力端子32が上面側に突出する一対の端子台221 ,222 とを備える。また、基部20aの前端部近傍の上面には、出力端子支持台21と端子台221 ,222 とを仕切る形で一対の軸受台231 ,232 が突設されている。
【0015】
ところで、出力端子21の配線割当ては、ANSI/EIA/TIA−568(商用ビル通信配線規格)に規定されており、図2に示すように、挿入体20を下面から見たときに上から下へ▲1▼〜▲8▼の順で端子番号を割当て、このとき▲1▼〜▲8▼の各出力端子21に電気的に接続される電線のカラーコードは次のように規定される。つまり、▲1▼白−オレンジ、▲2▼オレンジ、▲3▼白−緑、▲4▼青、▲5▼白−青、▲6▼緑、▲7▼白−茶、▲8▼茶になる(白−X(X:オレンジ、緑、青、茶)で示すものは、白色とX色との2色が全長に着色されていることを表す)。また、入力端子32に接続される電線2はツイストペア線であって、出力端子21の▲1▼▲2▼、▲3▼▲6▼、▲4▼▲5▼、▲7▼▲8▼がそれぞれ対になるように接続関係が規定されている。すなわち、ツイストペア線の対になる線は、絶縁被覆が単一色である色線と、絶縁被覆が白色および他色の2色である白地線とを撚り合わせたものであって、白地線における白色ではない色は、対になる色線の色と同一色が採用されている。たとえば、白地線が白と緑との2色であるときには色線は緑のものが対になる。このような電線のカラーコードの規定のほか、対になる線間の近端漏話量についても規定されている。
【0016】
ここにおいて、▲4▼▲5▼の対は▲3▼▲6▼の対の間に配置されることになるから、各接続導体部33の間の容量成分により形成されるブリッジ回路が不平衡になる。つまり、▲4▼▲5▼の対と▲3▼▲6▼の対との間には漏話電流が流れやすく、とくに信号の周波数が高くなると漏話電流が増加することになる。また、他の対についても周波数が高くなれば漏話量が増加する。
【0017】
一方、上記漏話量を低減するに当たり、接続の簡便性やコスト並びに普及度合い等を考慮すると、現在使用されているモジュラジャック及びモジュラプラグの構造を変更せずにそのまま使用することが望ましい。
そこで、本発明では、導電体30の接続導体部33を挿入体20に対して一つの平面内に配置し、接続導体部33の幅や相互間の距離を調節することによって各ツイストペア線間での漏話量が少なくなるような位置関係に設定してある。とくに、後述するように出力端子31と接続導体部33との左右方向での配列順を適宜に入れ換えることにより、モジュラプラグを接続した状態では、モジュラプラグにおいて生じる不平衡電流に対して逆位相の不平衡電流が接続導体部33で生じることになり両者の不平衡電流が打ち消しあうことによって漏話量が低減されることになる。しかも各接続導体部33を一つの平面内に配置することにより、製造時のばらつきによる伝送性能(漏話を含む)のばらつきを抑制することが可能となり、製造の容易さ及び施工性を向上させることができるという利点もある。
【0018】
ここで、出力端子21、入力端子32、接続導体部33から成る各導電体30は弾性を有する0.4mm程度の厚みの金属板(合金)を打ち抜くことによってリードフレーム状に連続一体に形成されており、複数の導電体30が1枚の金属板を打ち抜くことによって形成される。なお、金属板は集積回路用のリードフレームを形成する場合と同様にフープ材として供給すれば連続的に打ち抜き加工を施すことができる。
【0019】
上述のような形状に打ち抜き形成された導電体30が挿入体20に装着される。図1に示すように導電体30の接続導体部33は誘電体から成る挿入体20の基部20aに設けた凹所20bに配置され、平板状の蓋体27によって凹所20bの開口面が閉塞されている。また、出力端子21は挿入体20を形成した後に折り曲げられる。このように、曲げ加工をほとんど要しないから加工が容易になる。ここで、各導電体30のパターンは挿入体20に取り付けて出力端子21および入力端子32を曲げると互いに立体交差しないような形状に形成されている(図3及び図4参照)。したがって、各導電体30を挿入体20に装着する際に装着順序を考慮する必要がなくなる。しかも、対になる各接続導体部33の間の容量成分をほぼ平衡させるような位置関係としているため、漏話量を低減させることが可能になるのである。また、▲1▼▲2▼、▲4▼▲5▼、▲7▼▲8▼の各対については出力端
子21と接続導体部33との左右を逆にしているから、これらの各対では出力端子21に接触する相手側コネクタであるモジュラプラグのコンタクト部の左右の並びと接続導体部33の左右の並びとの関係を逆にすることができる。その結果、モジュラプラグに本発明のモジュラジャックを接続した状態では、モジュラプラグにおいて生じる不平衡電流とは逆位相の不平衡電流がモジュラジャックで生じることになり両者の不平衡電流が打ち消しあうことによって漏話量がさらに低減される。なお、複数の導電体30を挿入体20にインサート成形するようにすれば、製造工程の簡素化が図れる。
【0020】
ところで、上述した▲1▼▲2▼、▲4▼▲5▼、▲7▼▲8▼の対は接続導体部33が隣合っているから、入力端子32も隣合わせることができるが、▲3▼▲6▼の対は接続導体部33の間に▲4▼▲5▼の対の接続導体部33が存在するから▲6▼の接続導体部33に廻り込み部34を形成することにより入力端子32を隣合わせに配置している(図2参照)。つまり、廻り込み部34は、他の対(▲4▼▲5▼の対)の入力端子32に対して出力端子21とは反対側を通るように形成されることにより、▲3▼▲6▼の対の入力端子32を隣合わせることができるようにしてある。また、入力端子32は、接続されるペア線の色線と白地線とが交互に並ぶように、▲2▼▲1▼▲6▼▲3▼▲4▼▲5▼▲8▼▲7▼の順に並べられる。このような配列とすることによって、対になる色線と白地線とが隣合う入力端子32に接続されるとともに、色線と白地線とが交互に並ぶことになり、誤結線を視覚的に容易に認識することができ、結果的に誤結線を少なくすることができる。このことは、施工の信頼性の向上につながる。なお、図2における左右は入換え可能であるから、廻り込み部34は▲3▼の接続導体部33に設けてもよい。
【0021】
ところで、上述のように構成される挿入体20をボディ10に結合するには、出力端子支持台21を取付孔14に挿入する。挿入体20の出力端子支持台21の両側面下部には係合突条21aが突設されており、ボディ10の接続台11の内側面には係合突条21aに係合した状態で挿入体20を案内する係合溝11aが形成されている。したがって、係合突条21aを係合溝11aに係合させた状態で挿入体20を前方にスライド移動させると、挿入体20をボディ10に対して位置規制しながら所定位置まで挿入することができる。
【0022】
挿入体20が定位置まで挿入されると挿入体20の軸受台231 ,232 の前面が接続台11の後面に当接し、挿入体20がボディ10に対して位置決めされる(図7参照)。つまり、軸受台231 ,232 の前面は挿入体20のボディ10に対する挿入量を規制するように機能する。また、出力端子支持台21には前端部から後上方に向かって出力端子31が突設されており、挿入体20の出力端子支持台21をボディ10の接続台11に挿入すると、各出力端子31がそれぞれ分離スリット15に導入される。挿入体20の軸受台231 ,232 が接続台11の後面に当接した位置で出力端子31の後端部は分離スリット15に挿入された状態に保たれ、出力端子31が相互に接触するのが防止される。このように出力端子31が接続台11に挿入されることにより、プラグ挿入口13を通して接続台11に挿入されるモジュラプラグの接触子(コンタクト部)に対して出力端子31が弾接可能となるのである。
【0023】
この状態において、挿入体20の出力端子支持台21の後部両側面に設けた抜止突起21cが、接続台11の後部両側面に設けた抜止孔11cに係合することによって、ボディ10と挿入体20とが固定される。つまり、抜止突起21cおよび抜止孔11cはボディ10と挿入体20とを結合する結合手段として機能する。
【0024】
上述のように、係合溝11aに係合突条21aが係合するとともに取付孔14には出力端子支持台21が係合し、接続台11には軸受台231 ,232 が当接するから、ボディ10と挿入体20とが相互に位置決めされる。しかも挿入体20がボディ10に所定位置まで挿入された状態では、抜止突起21cが抜止孔11cに係合するから、ボディ10に対して挿入体20が定位置に固定される。また、挿入体20がボディ10に結合された状態で、挿入体20の後部はベース12の上に載置される。
【0025】
本実施形態に示すモジュラジャックは、4対8芯のツイストペアケーブル1を接続するものであって、8本の導電体30を挿入体20に保持させている。各導電体30の入力端子32は、各端子台221 ,222 の上面からそれぞれ4本ずつ、前後2列に配列されて突出している。入力端子32は所謂絶縁剥離電極(IDC)であって一対の歯の間に上端縁を開放した圧接スリット32aを有するフォーク状に形成され、圧接スリット32aの幅は接続する電線2の芯線に圧接スリット32aの両側縁が圧接する程度に設定されている。つまり、絶縁被覆を有する電線2を圧接スリット32aに上方から圧入すると、電線2の絶縁被覆を圧接スリット32aの両側縁で切ることにより絶縁被覆を剥ぎながら圧接スリット32aの中に電線2の芯線を導入し、圧接スリット32aの両側縁間に芯線を挟持するのである。
【0026】
入力端子32では電線2の絶縁被覆を圧接スリット32aの両側縁で切る必要があるから、入力端子32の先端部を他の部分よりも薄肉とすることが望ましい。すなわち、入力端子32の先端部を上記形状とすれば、電線2の絶縁被覆をより容易に切ることができ、結果的に入力端子32に電線2を圧入する際に要する力が軽減されることになる。
【0027】
ところで、別途の工具や治具を用いることなく上述した入力端子32に電線2を接続可能とするために、本実施形態においては、複数本の電線2を整列させる整列機能と、整列させた電線を保持する保持機能と、電線2を入力端子32の圧接スリット32aに圧入する圧入機能とを兼ね備えた一対の整列部材401 ,402 を設けてある。
【0028】
各整列部材401 ,402 は、挿入体20の基部20a上面に突設した1対の軸受台231 ,232 が具備する軸受部24に対して、回転軸41によって軸着されることによりハウジングに対して起伏自在に成っている。つまり、整列部材401 ,402 は端子台22を覆う位置(以下、「第1の位置」と呼ぶ。)と開放する位置(以下、「第2の位置」と呼ぶ。)との間で起伏することができるのである。整列部材401 ,402 は長手方向の一端部に突設した左右一対のアーム片42の間に軸受台231 ,232 を挟んだ形でハウジングに枢着され、回転軸41が一対のアーム片42の先端部分に穿設された挿通孔42aに挿通された状態でアーム片42に固定されている。また、後述するように上記第2の位置ではハウジングから整列部材401 ,402 が着脱自在となっている。
【0029】
整列部材401 ,402 は、3つの分離壁43で分離されて溝状に形成される4個の分離通路441 〜444 を有し、各分離壁43には電線2を保持するための固定突起45が両側面の開口端部に形成されている。これらの分離通路441 〜444 には電線2がそれぞれ1本ずつ挿通される。なお、分離壁43に形成される固定突起45は、分離通路441 〜444 を挟んで互いに対向しないようにずらした位置に配置してある。そのため、分離壁43の弾性に期待しなくても、電線2を分離通路441 〜444 内に挿入し且つ固定突起45に係止させることができ、線径の異なる電線2にも対応し易いものである。また、分離通路441 〜444 は、分離壁43が一対の溝47(後述する)で分断されることで2つの部分に分割されており、その前方側の部分(アーム片42に近い方の部分)が一対のアーム片42の間の部位から略鉛直方向に開口させてあり、分離通路441 〜444 に挿通されて保持された電線2の先端部分が略直角に曲げられて上記開口から突出するため、分離通路441 〜444 に挿通されて固定突起45で係止固定された電線2がその位置で保持されることになる(図10(b)参照)。さらに、各分離通路441 〜444 は、アーム片42に固定される回転軸41から上面側へずれた位置に形成されている。すなわち、各分離通路441 〜444 に整列された電線2の芯線の延長線が回転軸41から上面へずらしてあるので、電線2を整列させる際に回転軸41が邪魔になることがないものである。
【0030】
ところで、整列部材401 ,402 は分離通路441 〜444 に導入した電線2を入力端子32に圧入するものであるから、整列部材401 ,402 が下方に移動したときに電線2を入力端子32の圧接スリット32aに圧入することができるように、押さえ部46a〜46cを備えている。押さえ部46a〜46cは、分離通路441 〜444 の上面に形成されており、前後に隣合う押さえ部46a〜46cの間に入力端子32の上端部が導入されるように、分離通路441 〜444 の上面には入力端子32を導入する一対の溝47が形成されている。すなわち、入力端子32は上述のように前後2列に配列されているから、前後各列の入力端子32の間に対応する位置に押さえ部46aが設けられるとともに、この押さえ部46aに対して前後各列の入力端子32を挟んで位置する押さえ部46b,46cが設けられる。押さえ部46a〜46cをこのように配置することによって、入力端子32の前後であって入力端子32に近い距離で電線2に押圧力を作用させることができるから、一対の押さえ部46a〜46cの間で電線2を撓ませることなく入力端子32に圧入することができる。つまり、整列部材401 ,402 の押圧力を電線2に効率よく伝達することができる。なお、本実施形態においては、上述のように整列部材401 ,402 に対して電線2に押圧力を加える押さえ部材を押さえ部46a〜46cとして一体に形成しており、整列部材と押さえ部材とを別体に形成する場合に比較して、部品点数の削減による構造の簡素化並びに組立の容易化が図れるという利点がある。
【0031】
ここで、図9に示すように整列部材401 ,402 は第2の位置(挿入体20の基部20aに対して倒立した状態)でハウジングの軸受台231 ,232 に着脱自在に取付並びに取外しが可能になっている。すなわち、上記倒立状態で回転軸41を軸受台231 ,232 の軸受部24の開口端より挿入し(図9(a)参照)、さらに整列部材401 ,402 を第2の位置から第1の位置の方へ回動させながら回転軸41を軸受部24の奥側へ押し込めば(図9(b)参照)、軸受部24に回転軸41を嵌入して整列部材401 ,402 を軸受台231 ,232 に枢着できる。このように、整列部材401 ,402 がハウジングから取り外せるようになっているので、分離通路441 〜444 に電線2を挿入して保持させる際に整列部材401 ,402 をハウジングから取り外して作業ができて効率がよいものである。
【0032】
一方、整列部材を2つの整列部材401 ,402 に分割して設けていると、電線2を導入した後で各整列部材401 ,402 が対応する軸受台231 ,232 に正しく取り付けられずに入れ替わって取り付けられるおそれがある。仮に2つの整列部材401 ,402 が入れ替わって取り付けられると、結線ができなかったり、入力端子32に対して電線2が入れ替わったりして正しく配線されないという不都合が生じる。
【0033】
そこで、本実施形態においては、各整列部材401 ,402 が対応しない軸受台231 ,232 に誤って枢着されることを防止するための防止手段を備えている。この防止手段は、各整列部材401 ,402 の異なる側のアーム片42の挿通孔42aの内側周縁から突設された突条42bと、軸受台231 ,232 の外側側面に軸受部24に沿って設けられた段状の溝部24aとで構成される。而して、整列部材401 ,402 を正規の軸受台231 ,232 に取り付ける場合には、アーム片42の突条42bが軸受台231 ,232 の溝部24aに嵌まることで容易に取り付けることができるが、整列部材401 ,402 が軸受台231 ,232 に入れ替わって取り付けられようとすると、突条42bが軸受台231 ,232 の側面に当接して回転軸41を軸受部24に挿入することができないことから、整列部材401 ,402 の誤枢着が防止できるものである。
【0034】
また、整列部材401 ,402 を第2の位置から第1の位置まで回動するとき、押さえ部46a〜46cの間に設けた溝47に入力端子32が導入されるためには、回転軸41が軸受部24に対して正しい位置に収まっている必要がある。そこで、回転軸41が軸受部24の正しい位置まで押し込まれていないときに、整列部材401 ,402 の回動によって端子台22の前面に当接する当接部48が整列部材401 ,402 に設けてある。これにより、回転軸41が軸受部24の正しい位置まで押し込まれていない状態で整列部材401 ,402 を第2の位置へ回動させても、当接部48が端子台22の前面に当接して軸受部24の奥側へ押されることから、回転軸41が軸受部24の正しい位置にまで押し込まれるようになっている。なお、当接部48の当接面48aはテーパ面としてあり、当接部48が端子台221 ,222 に当接した状態でも整列部材401 ,402 がスムーズに回動できるようになっている。
【0035】
整列部材401 ,402 の後部内側側面にはロック溝49が形成されており、挿入体20の基部20aにおける上面後端部にはロック溝49に係脱自在に係合可能な一対のロック突起25が立設されている。ロック突起25は整列部材401 ,402 が第1の位置に回動されたときにロック溝49と係合し固定するようになっている。ロック突起25の下部には解除突起26が突設されており、指やドライバの先等で解除突起26を押すことでロック溝49からロック突起25を外し、ロックを解除することができる。
【0036】
ツイストペアケーブル1を上述したモジュラジャックに接続するには以下のように行う。
まず、図8に示すように各整列部材401 ,402 の下側から分離通路441 〜444 内に電線2を挿入し、固定突起45…に電線2を係止固定する。それから、電線2の先端部分を略直角に折り曲げて上方に開口した分離通路441 〜444 の開口部より突出させる。
【0037】
上述のようにして電線2を各4本ずつ整列させて保持した整列部材401 ,402 をハウジングの軸受台231 ,232 に枢着する。この状態で整列部材401 ,402 を第2の位置から第1の位置へ倒すと、整列部材401 ,402 に一体に設けられた押さえ部46a〜46cによって電線2に押圧力が印加され、入力端子32の圧接スリット32aに電線2が圧入されて入力端子32に電線2が接続されるのである。
【0038】
反対に、整列部材401 ,402 を第1の位置から第2の位置に回動させて起こすと、整列部材401 ,402 に保持された電線2は入力端子32の圧接スリット32aから抜き取られて、容易に結線を解除することができる。なお、整列部材401 ,402 の上面後端部は、押さえ易いように緩やかに面取りされている。
【0039】
また、整列部材401 ,402 の支点である回転軸41から押圧力の作用点である押さえ部46a〜46cまでの距離に比較して、整列部材401 ,402 に押圧力を作用させる整列部材401 ,402 の後端部までの支点からの距離を十分に大きくとることができるから、比較的小さい力で各電線2を圧接スリット32aに押し込むことができる。しかも、8本の電線2を接続するに際して4本ずつに分けているので、8本同時に接続する場合に比較すると接続に要する力は小さく、結果的に整列部材401 ,402 の長さを短くできる。つまり、小型化につながることになる。さらに整列部材401 ,402 に指を当てハウジングと整列部材401 ,402 を挟むように力を加えるだけで、各電線2を圧接スリット32aに押し込むことができるから、別途の治具や工具が不要であって、モジュラジャックのみで結線作業が行える。電線2が入力端子32に接続されるとハウジングに立設されたロック突起25が整列部材401 ,402 のロック溝49に係合するから整列部材401 ,402 が不用意に開くことがなく電線2を入力端子32に接続した状態が保たれる。
【0040】
入力端子32は8個設けることにより、4対のツイストペア線を接続可能にしてあり、各対のツイストペア線は左右方向において隣接する前後各1個ずつの入力端子32に接続される。すなわち、後列の左端の入力端子32と、前列の左端の入力端子32とに対してツイストペア線として対になる2本の電線2が接続され、後列の左端から2番目と前列の左端から2番目との2個の入力端子32にツイストペア線として対になる2本の電線2が接続され、残りの電線2も同様に対ごとに隣合うように接続される。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の発明は、相手側コネクタのコンタクト部に電気的に接触する複数個の出力端子と、外部電線に接続される複数個の入力端子と、互いに対応する出力端子と入力端子とをそれぞれ電気的に接続する複数個の接続導体部とを備え、接続導体部は、互いに短絡せず且つ漏話を軽減する位置関係となるように一つの平面内に配置されて成るコネクタであって、入力端子は先端縁の開放された圧接スリットを有するフォーク状に形成され、外部電線たるペア線と接続されるとともに、1組のペア線に接続される対毎に隣接するように配置され、少なくとも一部の接続導体部は他の接続導体部に接続された入力端子に対して出力端子とは反対側を通る廻り込み部を有するので、各接続導体部が一つの平面内に配置されることで製造時のばらつきによる伝送性能(漏話を含む)のばらつきを抑制することが可能となり、製造の容易さ及び施工性を向上させることができ、また、入力端子がペア線毎に隣接していることによりペア線を接続すべき入力端子の位置がわかりやすく結線作業が容易になり、しかも、ペア線の対ごとに入力端子が隣接しているから、ペア線を形成する各線を末端部分において引き離す必要がなく、ペア線の特性インピーダンスを変動させることなくコネクタに接続することが可能になり、その結果、ペア線の特性インピーダンスの変動による伝送特性の劣化が生じにくく、施工状態による伝送や漏話の変動が少なくなるのであって、施工状態にによる伝送や漏話の変動が少なく、安定な伝送特性を得ることができるという効果がある。さらに、少なくとも一部の接続導体部について廻り込み部を形成していることにより、ペア線の対に対応するように入力端子を配列することが容易になり、例えば、リードフレームから接続導体部と一体に容易に形成することができるという効果がある。
【0042】
請求項2の発明は、出力端子、入力端子並びに接続導体部はリードフレームから形成されるので、出力端子と入力端子と接続導体部とが一体に形成できて互いに電気的に接続する工程が不要であり、製造が容易になるという効果がある。
請求項3の発明は、接続導体部は単一のリードフレームから形成されるので、製造並びに配置が容易になるという効果がある。
【0043】
請求項4の発明は、接続導体部同士は立体交差しない位置関係に配置されて成るので、接続導体部の上下関係を考慮する必要がなく、各接続導体部を順次あるいは一度に配置させることができて製造が容易になるという効果がある
【0045】
請求項の発明は、入力端子が、絶縁被覆が単一色である色線と白色を含む白地線との対から成るペア線と接続され、色線と白地線とが交互に並ぶように配置されるので、ペア線の対ごとに入力端子が配列されていることに加えてペア線を構成する各線を色によって識別し、しかも結線状態では色線と白地線とが交互に並ぶようにしていることによって誤結線が一見して認識でき、結果的に誤結線の可能性を低減して信頼性の向上が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における挿入体を示し、(a)は上方から見た平面図、(b)は側面断面図である。
【図2】同上における挿入体を下方から見た平面図である。
【図3】同上における導電体を示し、(a)は平面図、(b)は斜視図である。
【図4】同上における挿入体の要部を示す側面断面図である。
【図5】同上を示す分解斜視図である。
【図6】同上における整列部材を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は背面図、(e)は前面図、(f)は同図(c)のX−X線断面矢視図、(g)は同図(f)のY−Y線断面矢視図である。
【図7】同上を示し、(a)は側面図、(b)は一部破断した側面図、(c)は一部破断した上面図である。
【図8】同上における整列部材による電線の整列作業を説明する図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上を示し、(a)は電線を接続していない状態の外観斜視図、(b)は電線を接続した状態の外観斜視図である。
【符号の説明】
20 挿入体
30 導電体
31 出力端子
32 入力端子
33 接続導体部
34 廻り込み部

Claims (5)

  1. 相手側コネクタのコンタクト部に電気的に接触する複数個の出力端子と、外部電線に接続される複数個の入力端子と、互いに対応する出力端子と入力端子とをそれぞれ電気的に接続する複数個の接続導体部とを備え、接続導体部は、互いに短絡せず且つ漏話を軽減する位置関係となるように一つの平面内に配置されて成るコネクタであって、入力端子は先端縁の開放された圧接スリットを有するフォーク状に形成され、外部電線たるペア線と接続されるとともに、1組のペア線に接続される対毎に隣接するように配置され、少なくとも一部の接続導体部は他の接続導体部に接続された入力端子に対して出力端子とは反対側を通る廻り込み部を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 出力端子、入力端子並びに接続導体部はリードフレームから形成されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 接続導体部は単一のリードフレームから形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 接続導体部同士は立体交差しない位置関係に配置されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のコネクタ。
  5. 入力端子は、絶縁被覆が単一色である色線と白色を含む白地線との対から成るペア線と接続され、色線と白地線とが交互に並ぶように配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のコネクタ
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