JP2001338664A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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JP2001338664A
JP2001338664A JP2000159592A JP2000159592A JP2001338664A JP 2001338664 A JP2001338664 A JP 2001338664A JP 2000159592 A JP2000159592 A JP 2000159592A JP 2000159592 A JP2000159592 A JP 2000159592A JP 2001338664 A JP2001338664 A JP 2001338664A
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cell unit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両室内に対して水素などのガス漏れを防ぐと
ともに、モジュール構造自体に熱交換性能を有する燃料
電池システムを提供する。 【解決手段】燃料電池スタックを含む燃料電池ユニット
Fと、燃料容器1に貯蔵された燃料を燃料電池ユニット
に供給する燃料供給系Hとを有する燃料電池システムで
あり、燃料電池ユニットおよび燃料供給系が設けられた
気密性を有するモジュール構造体5と、モジュール構造
体の内部で構成され記燃料電池スタックを冷却する第1
の冷却媒体循環系8,9,10と、モジュール構造体の
内部で構成されモジュール構造体の外部に設けられた熱
交換器12に接続される第2の冷却媒体循環手段13,
19と、モジュール構造体の内部に設けられ燃料電池ユ
ニットと燃料供給系との間で熱交換を行うヒートシンク
構造体11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの移動
体に搭載されて好ましい燃料電池システムに関し、特に
水素燃料を高圧ボンベ等の水素貯蔵容器に貯蔵したダイ
レクト水素型燃料電池システムであって、漏洩した水素
や余剰ガスあるいはシステム停止後の微量ガス等を安全
に排出できるとともに、冷却系の熱負荷を低減できる燃
料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】LPG(液化石油ガス)自動車やCNG
(圧縮天然ガス)自動車では、こうした液化石油ガスや
圧縮天然ガスなどの燃料が高圧ボンベ容器に収容された
状態で自動車等に搭載されるが、高圧ボンベ容器の元弁
等から漏洩したガスを安全に車室外へ排出するために、
種々の構造が採用されている。
【0003】たとえば、特開平9−273455号公報
には、容器元弁および操作ハンドルを収容するセミコン
テナケースの本体をゴムなどの柔軟性および気密性を有
する素材とすることで、部品の共用化および操作性の向
上を図ることができるガス容器用漏洩ガスの排出装置が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池シ
ステムが搭載された電気自動車においても、燃料電池の
一方の燃料となる水素ガスを高圧ボンベ容器に収容した
り、あるいは水素吸蔵合金に担持させたりするので、こ
うした燃料容器が車載される。
【0005】しかしながら、燃料電池自動車には上述し
たLPG自動車やCNG自動車とは異なる特有の問題が
ある。
【0006】すなわち、まず第1に燃料電池システムの
燃料電池スタックは、その構造上、余剰ガスやシステム
停止後の微量ガスが発生し、これらをシステム外に排出
しなければならない。
【0007】また、燃料電池システムの冷却系において
は、その構成上、排気による熱交換性能をもたないた
め、冷却系の負荷割合が大きく、冷却系でシステムの発
熱量の殆どを熱交換しなければならない。
【0008】その一方で、燃料供給系において、燃料容
器からの燃料を燃料電池システムで使用するためには、
例えば高圧ボンベ容器では減圧装置を経由して数十Mp
aから数百Kpaへ減圧する必要があるため、燃料供給
系全体の温度が低下するという問題がある。また、例え
ば水素吸蔵合金を用いた燃料容器では、水素を放出させ
るために連続した熱供給をおこなわなければならず、熱
供給がない場合は結果として燃料供給系での温度低下が
発生するという問題がある。
【0009】本発明は、車両室内に対して水素などのガ
ス漏れを防ぐとともに、モジュール構造自体に熱交換性
能を有する燃料電池システムを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明の第1の観点によれば、燃料電池スタ
ックを含む燃料電池ユニットと、燃料容器に貯蔵された
燃料を前記燃料電池ユニットに供給する燃料供給系とを
有する燃料電池システムにおいて、前記燃料電池ユニッ
トおよび前記燃料供給系が設けられた気密性を有するモ
ジュール構造体と、前記モジュール構造体の内部で構成
され、前記燃料電池スタックを冷却する第1の冷却媒体
循環系と、前記モジュール構造体の内部で構成され、前
記モジュール構造体の外部に設けられた熱交換器に接続
される第2の冷却媒体循環手段と、前記モジュール構造
体の内部に設けられ、前記燃料電池ユニットと前記燃料
供給系との間で熱交換を行うヒートシンク構造体と、を
備えたことを特徴とする燃料電池システムが提供される
(請求項1参照)。
【0011】本発明の燃料電池システムでは、気密性の
あるモジュール構造体に燃料電池ユニットと燃料供給系
とが一体として設置されているので、漏洩水素、余剰ガ
スまたはシステム停止後の微量ガス等がモジュール構造
体の外部に不用意に漏れることを防止することができ
る。
【0012】また、燃料電池システムの作動時におい
て、燃料電池ユニットでは水素と酸素が反応して発熱す
る一方で、燃料供給系では水素を燃料電池ユニットに供
給する際に減圧等するため燃料供給系の温度は低下する
が、本発明では燃料電池ユニットと燃料供給系とが共通
のヒートシンク構造体に設けられているので、高温側で
ある燃料電池側から低温である燃料供給系に熱伝導が生
じる。これにより、燃料供給系の凍結を防止できるとと
もに、燃料電池ユニットの第1および/または第2の冷
却媒体循環手段の熱負荷を低減することができる。
【0013】また、燃料電池システムの燃料充填時にお
いては、上述した作動時とは逆に燃料供給系は高温とな
るが、燃料電池ユニットの温度が燃料供給系より低温で
ある場合には、燃料電池ユニットと燃料供給系とが共通
のヒートシンク構造体に設けられているので、燃料供給
系側より燃料電池ユニット側に熱伝導が生じ燃料電池ユ
ニットの第1および/または第2の冷却媒体循環手段の
負荷を低減できる。
【0014】(2)上記発明においては特に限定されな
いが、請求項2記載の燃料電池システムのように、前記
ヒートシンク構造体は、前記第1の冷却媒体循環手段と
前記第2の冷却媒体循環手段とに挟まれて設けられるこ
とがより好ましい。
【0015】第1の冷却媒体循環手段と第2の冷却媒体
循環手段との間にヒートシンク構造体を設けることで、
これら第1および第2の冷却媒体循環手段の間でも熱交
換を行うことができ、それぞれの冷却媒体の温度に応じ
て何れか一方の冷却媒体循環手段の消費電力を低減する
ことができる。
【0016】(3)上記発明における制御方法は特定さ
れないが、請求項3記載の燃料電池システムのように、
前記燃料電池ユニットの運転状態を検出する運転状態検
出手段と、前記燃料電池ユニットの温度を検出する温度
検出手段と、前記運転状態検出手段により前記燃料電池
システムが運転中であり、かつ前記温度検出手段により
前記燃料電池ユニットの温度が所定の温度以下でないと
判断されたとき、前記第2の冷却媒体循環手段の循環量
を低減させる制御手段と、をさらに備えることがより好
ましい。
【0017】運転状態検出手段および温度検出手段によ
り燃料電池ユニットが所定温度より高温で運転している
場合には、ヒートシンク構造体を介して高温側の燃料電
池ユニットと低温側の燃料供給系との間で熱交換が行わ
れる。これにより、燃料供給系の凍結が防止されるとと
もに、燃料電池ユニットの熱負荷が低下するので、第2
の冷却媒体循環手段の循環量を低減することができ、そ
の結果、第2の冷却媒体循環手段の消費電力を下げるこ
とが可能となる。
【0018】(4)上記発明においては特に限定されな
いが、請求項4記載の燃料電池システムのように、前記
ヒートシンク構造体に加熱手段が設けられ、前記制御手
段は、前記運転状態検出手段により前記燃料電池ユニッ
トが運転中であり、かつ前記温度検出手段により前記燃
料電池ユニットの温度が所定の温度以下であると判断さ
れたとき、前記加熱手段を作動させることがより好まし
い。
【0019】燃料電池システムが低温であると所要の出
力を得ることができないため、燃料電池ユニットと燃料
供給系とを暖める必要があるが、本発明では、運転状態
検出手段および温度検出手段により燃料電池ユニットが
所定温度より低温で運転している場合、より具体的には
燃料電池ユニットの温度(Tu)が燃料供給系が単体で
作動した場合の予想温度(TuL)より低温であった場
合には、ヒートシンク構造体に設けられた加熱手段を作
動させることにより、所要の出力を早期に得ることがで
きる。
【0020】(5)上記発明においては特に限定されな
いが、請求項5記載の燃料電池システムのように、前記
制御手段は、前記運転状態検出手段により前記燃料電池
ユニットが運転中であり、かつ前記温度検出手段により
前記燃料電池ユニットの温度が所定の温度以下であると
判断されたとき、前記第1の冷却媒体循環手段および/
または第2の冷却媒体循環手段の循環量を低減させるこ
とがより好ましい。
【0021】運転状態検出手段および温度検出手段によ
り燃料電池ユニットが所定温度より低温で運転している
場合には、第1および/または第2の冷却媒体循環手段
の循環量を低減(ゼロを含む。)することで、燃料電池
ユニットと燃料供給系との加熱を促進して早期に所望の
出力を確保する。また、加熱手段による消費電力の増加
を抑制することができる。
【0022】(6)上記発明においては特に限定されな
いが、請求項6記載の燃料電池システムのように、前記
制御手段は、前記運転状態検出手段により前記燃料電池
ユニットが停止中であり、かつ前記温度検出手段により
前記燃料電池ユニットの温度が所定の温度以下でないと
判断されたとき、前記第1の冷却媒体循環手段および/
または第2の冷却媒体循環手段の循環量を低減させるこ
とがより好ましい。
【0023】燃料充填時などのように、燃料電池ユニッ
トが所定温度より高温で運転を停止している場合には、
第1の冷却媒体循環手段および/または第2の冷却媒体
循環手段の循環量を低減させることで、燃料供給系を暖
めることができ、特別な装置を必要とせずに速やかに燃
料充填を行うことができる。
【0024】(7)上記発明においては特に限定されな
いが、請求項7記載の燃料電池システムのように、前記
制御手段は、前記運転状態検出手段により前記燃料電池
ユニットが停止中であり、かつ前記温度検出手段により
前記燃料電池ユニットの温度が所定の温度以下であると
判断されたとき、前記加熱手段を作動させることがより
好ましい。
【0025】燃料充填時などのように、燃料電池ユニッ
トが所定温度より低温で運転を停止している場合には、
加熱手段を作動させることで燃料供給系を暖めることが
でき、特別な装置を必要とせずに、速やかに燃料充填な
どを行うことができる。
【0026】(8)上記発明においては特に限定されな
いが、請求項8記載の燃料電池システムのように、前記
モジュール構造体の内部のガスを排出する排気口と、前
記モジュール構造体の内部のガスを前記排気口から強制
的に排気する排気手段とを有することがより好ましい。
【0027】モジュール構造体に1または複数の排気口
を設け、当該排気口より強制的にモジュール構造体の内
部に生じている余剰ガス等を排出することにより、モジ
ュール構造体の内部の換気を促進することができる。
【0028】このとき、特に限定されないが、請求項9
記載の燃料電池システムのように、前記排気手段の作動
により前記ヒートシンク構造体内に気体流が生じること
がより好ましい。
【0029】排気手段によりヒートシンク構造体内に気
体流を生じさせることにより、モジュール構造体の内部
の熱交換性能が向上し、モジュール構造体の内部の熱負
荷を低減することができる。これにより、第1および第
2の冷却媒体循環手段の負荷を軽減することができ消費
電力も低減できる。
【0030】
【発明の効果】(1)請求項1記載の燃料電池システム
によれば、燃料電池ユニットと燃料供給系が気密性のあ
る構造体の中に設置されているので、漏洩水素、余剰ガ
ス、システム停止後の微量ガス等が不用意にシステム外
に放出されることを防止できる。また、燃料電池ユニッ
トと燃料供給系とが共通のヒートシンク構造体に設けら
れているので、燃料供給系の凍結を防止できるととも
に、燃料電池ユニットの第1および/または第2の冷却
媒体循環手段の熱負荷を低減することができる。
【0031】(2)請求項2記載の燃料電池システムに
よれば、第1および第2の冷却媒体循環手段の間でも熱
交換が行われるので、それぞれの冷却媒体の温度に応じ
て何れか一方の冷却媒体循環手段の消費電力を低減する
ことができる。
【0032】(3)請求項3記載の燃料電池システムに
よれば、燃料供給系の凍結が防止されるとともに、燃料
電池ユニットの熱負荷が低下するので、第2の冷却媒体
循環手段の循環量を低減することができ、その結果、第
2の冷却媒体循環手段の消費電力を下げることが可能と
なる。
【0033】(4)請求項4記載の燃料電池システムに
よれば、燃料電池ユニットが所定温度より低温で運転し
ている場合には、ヒートシンク構造体に設けられた加熱
手段を作動させるので、所要の出力を早期に得ることが
できる。
【0034】(5)請求項5記載の燃料電池システムに
よれば、燃料電池ユニットが所定温度より低温で運転し
ている場合には、第1および/または第2の冷却媒体循
環手段の循環量を低減するので、燃料電池ユニットと燃
料供給系との加熱を促進して早期に所望の出力を確保す
ることができる。また、加熱手段による消費電力の増加
を抑制することができる。
【0035】(6)請求項6記載の燃料電池システムに
よれば、燃料電池ユニットが所定温度より高温で運転を
停止している場合には、第1の冷却媒体循環手段および
/または第2の冷却媒体循環手段の循環量を低減させる
ので、燃料供給系を暖めることができ、特別な装置を必
要とせずに速やかに燃料充填を行うことができる。
【0036】(7)請求項7記載の燃料電池システムに
よれば、燃料電池ユニットが所定温度より低温で運転を
停止している場合には、加熱手段を作動させるので、燃
料供給系を暖めることができ、特別な装置を必要とせず
に速やかに燃料充填などを行うことができる。
【0037】(8)請求項8記載の燃料電池システムに
よれば、モジュール構造体の内部の換気を促進すること
ができる。
【0038】(9)請求項9記載の燃料電池システムに
よれば、ヒートシンク構造体内に気体流が生じるので、
モジュール構造体の内部の熱交換性能が向上し、モジュ
ール構造体の内部の熱負荷を低減することができる。こ
れにより、第1および第2の冷却媒体循環手段の負荷を
軽減することができ消費電力も低減できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0040】第1実施形態 図1は本発明のモジュール構造型燃料電池システムを車
両に搭載した状態を示す側面図、図2は高圧水素ボンベ
を燃料供給系に用いたモジュール構造型燃料電池システ
ムを示す断面図、図3(A)(B)はモジュール構造型
燃料電池システムの熱交換部を示す断面図、図4は、本
実施形態のモジュール構造型燃料電池システムの制御方
法を示すフローチャート、図5は本実施形態で用いられ
る制御マップ、図6はその制御ブロック図である。
【0041】図1に示すように、本実施形態のモジュー
ル構造型燃料電池システムでは、燃料供給系Hと燃料電
池ユニットFとが気密性を有するモジュール構造体5の
内部に設置され、モジュール構造体5の外部には排気口
7並びに外部冷却系熱交換器12および外部冷却系配管
13が設けられている。このモジュール構造体5は、そ
の内部が気密状態とされ、車両の前方に向かって開口す
る吸気口6と、車両のベントルーバなどに接続された排
気口7以外からは、外部へのガス漏れは発生しない。
【0042】図2に示すようにモジュール構造体5の内
部には、燃料供給系Hとしての高圧水素ボンベ1と、こ
の高圧水素ボンベ1に水素を充填するための水素充填口
2と、高圧ボンベ1からの水素ガスを減圧弁4を介して
燃料電池ユニットFに供給するための水素供給配管3
と、高圧ボンベ1内に充填された高圧水素を適切圧力に
減圧するための減圧弁4とが設けられている。また燃料
電池ユニットFの周囲には内部冷却系配管8が設けら
れ、この内部冷却配管8に冷却水を注入するための冷却
水注入口9および内部冷却配管8内の冷却水を循環させ
るための内部循環系ポンプ10が設けられている。なお
本例では、熱交換性を確保するために、内部冷却配管8
をモジュール構造体5の内部に設け、冷却水注入口9と
内部循環系ポンプ10はモジュール構造体5の外部に設
けている。この冷却系が本発明の第1の冷却媒体循環手
段を構成する。
【0043】特に本実施形態では、高圧水素ボンベ1か
ら燃料電池ユニットFに至る外面が熱伝導性のよいヒー
トシンク構造体11で覆われ、これにより高圧水素ボン
ベ1や減圧弁4と燃料電池ユニットFとは、ヒートシン
ク構造体11を熱伝導媒体として熱交換が可能となって
いる。また、図3(A)(B)にこのヒートシンク構造
体11の構造を示すが、ヒートシンク構造体11の外側
には外部冷却系配管13が接触して設けられ、ヒートシ
ンク構造体11の内側には上述した内部冷却配管8が接
触して設けられている。これにより、内部冷却配管8と
外部冷却配管13とも、ヒートシンク構造体11を熱伝
導媒体として熱交換が可能となっている。なお、外部冷
却配管13は、車両Vの前面に設けられた外部冷却系熱
交換器12に接続され、外部循環系ポンプ19により冷
却水が循環される。この外部冷却系が本発明の第2の冷
却媒体循環手段を構成する。
【0044】ヒートシンク構造体11は、図3に示され
るようにその内部を空気が通過できる構造とされてお
り、換気ファン20(図6参照)を作動させることによ
り、モジュール構造体5の前面に設けられた吸気口6か
ら空気が導入されると、当該ヒートシンク構造体11の
内部を通過して排気口7に至ることとなる。
【0045】また、ヒートシンク構造体11の全周には
熱線などから構成された加熱装置14が設けられてい
る。
【0046】なお、燃料電池ユニットFには温度センサ
16が設けられて当該燃料電池ユニットFの温度を制御
コントローラ18に送出する。また、車両V(または燃
料電池ユニットF)の運転状態を検出する車両運転状態
検出手段15(図6参照)からの情報も制御コントロー
ラ18に送出される。
【0047】制御コントローラ18は、上述した温度セ
ンサ16、運転状態検出手段15からの情報信号を取り
込み、制御コントローラ18のメモリに記憶された各種
の制御用マップに基づいて所定の情報処理を実行し、外
部循環系ポンプ19、換気ファン20および加熱装置1
4の動作をコントロールする。
【0048】次に作用を説明する。
【0049】本実施形態のモジュール構造型燃料電池シ
ステムは、気密性のあるモジュール構造体5の内部に燃
料供給系Hと燃料電池ユニットF等を設置することによ
り、燃料である水素等の車内への漏洩を防止するととも
に、燃料供給系Hと燃料電池ユニットF等を共通するヒ
ートシンク構造体11上に置くことにより、これらの間
の熱交換を促進し、内部冷却系および外部冷却系の熱負
荷を軽減させることができる。
【0050】すなわち、本例のモジュール構造体5は気
密性を有し、かつ、外部に対しては吸気口6および排気
口7が連通しているのみである。したがって、万一内部
に設置された燃料供給系Hまたは燃料電池ユニットF等
から燃料である水素が漏洩したり、余剰ガスまたはシス
テム停止後の微量ガス等が発生した場合でも、これらの
ガスを車内に漏洩させるとなく、排気口7より安全に排
出させることができる。
【0051】また、車両運転時においては、高圧水素ボ
ンベから水素が供給される際に減圧されるため、燃料供
給系Hは低温となっているのに対し、燃料電池ユニット
Fは運転状態にあるため通常燃料供給系Hより高温とな
っている。したがって、燃料供給系Hと燃料電池ユニッ
トFとの間で共通のヒートシンク構造体11を通じて自
然に熱交換が行われ、全体として内部冷却系および外部
冷却系の熱負荷を軽減することができるとともに、燃料
供給系Hの凍結を防止することができる。
【0052】さらに、車両運転停止直後の燃料充填時の
ような場合においても、上記と同様に燃料電池ユニット
Fが燃料供給系Hより高温となっている場合において
は、ヒートシンク構造体11を通じて熱交換が行われる
ため、燃料供給系Hの凍結防止を図ることができる。
【0053】以上のヒートシンク構造体11を通じての
自然対流による熱交換とは別に、次のように制御コント
ローラ18を用いた強制的な冷却または暖機を行うこと
も可能である。この制御を図4および図5を参照しなが
ら説明する。
【0054】まず、図4に示すように、運転状態検出手
段15により燃料電池ユニットFが動作状態と判断され
(ステップ1〜2)、燃料電池ユニットFの温度センサ
16により検知された温度(Tu)が、燃料供給系H単
体での減圧により低下する温度(TuL)より高温であ
った場合(ステップ3〜4)には、制御コントローラ1
8に記憶された、燃料電池ユニットFの温度Tuと外部
循環系ポンプ19の出力の関係を表したマップ(図5
(A)参照)を用いて外部循環系ポンプ19の出力を決
定し、調整する(ステップ5)。この場合においても、
燃料供給系Hと燃料電池システムFとが共通のヒートシ
ンク構造体11上にあることにより、一様かつ効率的な
温度調整が可能となる。
【0055】さらに、冷間始動直後のように、運転状態
検出手段15により燃料電池ユニットFが動作状態と判
断され(ステップ1〜2)、燃料電池ユニットFの温度
センサ16により検知された温度(Tu)が、燃料供給
系H単体での減圧により低下する温度(TuL)より低
温であった場合(ステップ4→6)には、制御コントロ
ーラ18によりヒートシンク構造体11の内部に設置さ
れた加熱装置14を作動させる(ステップ7)。
【0056】この場合において、極低温時のように加熱
装置14による加熱だけでは不十分と判断された場合に
は、外部循環系ポンプ19を停止し(ステップ8)、加
熱装置14による消費電力を抑制しながら、早期に所要
の出力を確保することが可能となる。
【0057】また、換気ファン20を作動させることに
より、ヒートシンク構造体11により燃料電池ユニット
Fからの熱を効率的に放散させることができる。また、
モジュール構造体5の内部、特にヒートシンク構造体1
1の排気を促進し、内部冷却系および外部冷却系の熱負
荷を軽減するとともに、モジュール構造体5の内部に漏
洩した水素等のガスを安全かつ系統的に外部に排出でき
る。
【0058】なお、ステップ2において車両V(または
燃料電池ユニットF)が停止状態であると判断された場
合には、上述したように燃料供給系Hと燃料電池ユニッ
トFとがヒートシンク構造体11に共通で接しているた
め、これら燃料電池ユニットFと燃料供給系Hとの間で
自然に熱交換が行われ、これにより燃料供給系Hの凍結
が防止されるとともに、トータルではモジュール構造体
5の外部との熱交換量が小さくなるため、外部循環ポン
プ19の出力を絞ることができ、消費電力を低減するこ
とができる。また、ステップ11において、燃料電池ユ
ニットFの温度センサ16により検知された温度(T
u)が、燃料供給系H単体での減圧により低下する温度
(TuL)より低温であった場合には、制御コントロー
ラ18によりヒートシンク構造体11の内部に設置され
た加熱装置14を作動させる(ステップ12)。
【0059】第2実施形態 図7は、本発明の第2実施形態に係るモジュール構造型
燃料電池シスムを示す断面図であり、燃料供給系Hに水
素貯蔵容器として水素吸蔵合金21を用いた実施形態、
図8は本実施形態のモジュール構造型燃料電池システム
の制御手順を示すフローチャート、図9は本実施形態で
用いられる制御マップ、図10はその制御ブロック図で
ある。
【0060】燃料供給系Hの水素貯蔵容器として、高圧
水素ボンベ1の代わりに水素吸蔵合金21を用いた場合
の構造上の相違点としては、図2に示す減圧弁4が不要
となる点が挙げられる。他に構造上の大きな相違点はな
く第1実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略
する。
【0061】本実施形態では、水素吸蔵合金21とし
て、LaNi(ランタン・ニッケル合金)を用
いた例にて説明する。
【0062】次式は本実施形態の水素吸蔵合金における
水素放出および吸蔵時の反応式である。ここで、Hは水
素原子、Mは水素吸蔵合金、Qは熱量、nは基数を表
す。
【0063】
【化1】 水素放出反応: nMH + Q(吸熱)→ n/2・H+nM 水素吸蔵反応: n/2・H + nM → nMH+Q(発熱) 上記反応式より明らかなように、本実施形態の水素吸蔵
合金21は、水素放出時には吸熱し、水素吸蔵時におい
ては発熱するが、本実施形態の水素吸蔵合金21の場
合、水素放出時においては一定温度(TuL1)以上に
水素吸蔵合金の温度を維持しなければ水素を供給するこ
とはできない。また、水素吸蔵時には水素放出時とは逆
に、一定温度(TuL2)以下に水素吸蔵合金の温度を
維持しなければ、水素の吸蔵は行われない(図9参
照)。
【0064】したがって、車両運転時のような場合、運
転状態検出手段15により燃料電池ユニットFが作動状
態であると判断され(ステップ21,22)、燃料電池
ユニットFの温度センサ16により検知された温度(T
u)が、水素吸蔵合金21が水素を放出するに必要な温
度(TuL1)以上であった場合には(ステップ23,
24)、共通のヒートシンク構造体11を通じて燃料供
給系Hと燃料電池ユニットFの間で熱交換が行われ、水
素吸蔵合金21は特段の手段を用いることなく、燃料供
給可能温度(TuL1)以上に維持される。
【0065】これとは逆に、冷間時に燃料である水素を
吸蔵するような場合において、運転状態検出手段15に
より燃料電池ユニットFが停止していると判断され(ス
テップ21,22,28)、燃料電池ユニットFの温度
センサ16により検知された温度(Tu)が、水素吸蔵
合金21が水素を吸蔵するに必要な温度(TuL2)以
下であった場合には(ステップ29,30)、共通のヒ
ートシンク構造体11を通じて燃料供給系Hと燃料電池
ユニットFの間で熱交換が行われ、水素吸蔵合金21は
特段の手段を用いることなく、燃料吸蔵可能温度(Tu
L2)以下に維持される(ステップ31)。
【0066】以上は、共通のヒートシンク構造体11を
利用した熱交換の例であるが、強制的に冷却または加熱
を行うことも可能である。
【0067】たとえば、上記車両運転時の場合におい
て、運転状態検出手段15により燃料電池ユニットFが
作動状態であると検知され(ステップ21,22)、燃
料電池ユニットFの温度センサ16により検知された温
度(Tu)が、水素吸蔵合金21が水素を放出するに必
要な温度(TuL1)以下であった場合には(ステップ
23,24,25)、ヒータ14を作動させるとともに
(ステップ26)、必要に応じて外部循環系ポンプ20
を停止して所要の温度(TuL1)まで上げる(ステッ
プ27)。この場合においても、共通のヒートシンク構
造体11上にあることにより一様かつ効率的な温度調整
が可能となる。
【0068】さらに、上記冷間時に燃料である水素を吸
蔵するような場合において、運転状態検出手段15によ
り燃料電池ユニットFが停止していると検知され(ステ
ップ21,22,28)、燃料電池ユニットFの温度セ
ンサ16により検知された温度(Tu)が、水素吸蔵合
金21が水素を吸蔵するに必要な温度(TuL2)以上
であった場合には(ステップ229,30)、外部循環
系ポンプ20を調整して所要の温度(TuL2)まで下
げることが可能である(ステップ32)。
【0069】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモジュール構造型燃料電池システムを
車両に搭載した状態を示す側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態である高圧水素ボンベを
燃料供給系に用いたモジュール構造型燃料電池システム
を示す断面図である。
【図3】本発明のモジュール構造型燃料電池システムの
熱交換部を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態における制御手順を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態で用いられる制御マップ
である。
【図6】本発明の第1実施形態を示す制御ブロック図で
ある。
【図7】本発明の第2実施形態である水素吸蔵合金を燃
料供給系に用いた場合のモジュール構造型燃料電池シス
テムを示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態における制御手順を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態で用いられる制御マップ
である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す制御ブロック図
である。
【符号の説明】
V…車両 F…燃料電池ユニット H…燃料供給系 1 …高圧水素ボンベ 2 …水素充填口 3…水素供給配管 4…減圧弁 5…モジュール構造体 6…吸気口 7…排気口 8…内部冷却系配管 9…冷却水注入口 10…内部循環系ポンプ 11…ヒートシンク構造体 12…外部冷却系熱交換器 13…外部冷却系配管 14…ヒータ(加熱装置) 15…運転状態検出手段 16…温度センサ 18…制御コントローラ 19…外部循環系ポンプ 20…換気ファン 21…水素吸蔵合金

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料電池スタックを含む燃料電池ユニット
    と、燃料容器に貯蔵された燃料を前記燃料電池ユニット
    に供給する燃料供給系とを有する燃料電池システムにお
    いて、 前記燃料電池ユニットおよび前記燃料供給系が設けられ
    た気密性を有するモジュール構造体と、 前記モジュール構造体の内部で構成され、前記燃料電池
    スタックを冷却する第1の冷却媒体循環系と、 前記モジュール構造体の内部で構成され、前記モジュー
    ル構造体の外部に設けられた熱交換器に接続される第2
    の冷却媒体循環手段と、 前記モジュール構造体の内部に設けられ、前記燃料電池
    ユニットと前記燃料供給系との間で熱交換を行うヒート
    シンク構造体と、を備えたことを特徴とする燃料電池シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記ヒートシンク構造体は、前記第1の冷
    却媒体循環手段と前記第2の冷却媒体循環手段とに挟ま
    れる請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 【請求項3】前記燃料電池ユニットの運転状態を検出す
    る運転状態検出手段と、 前記燃料電池ユニットの温度を検出する温度検出手段
    と、 前記運転状態検出手段により前記燃料電池システムが運
    転中であり、かつ前記温度検出手段により前記燃料電池
    ユニットの温度が所定の温度以下でないと判断されたと
    き、前記第2の冷却媒体循環手段の循環量を低減させる
    制御手段と、をさらに備える請求項1または2記載の燃
    料電池システム。
  4. 【請求項4】前記ヒートシンク構造体に加熱手段が設け
    られ、 前記制御手段は、前記運転状態検出手段により前記燃料
    電池ユニットが運転中であり、かつ前記温度検出手段に
    より前記燃料電池ユニットの温度が所定の温度以下であ
    ると判断されたとき、前記加熱手段を作動させる請求項
    3記載の燃料電池システム。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記運転状態検出手段に
    より前記燃料電池ユニットが運転中であり、かつ前記温
    度検出手段により前記燃料電池ユニットの温度が所定の
    温度以下であると判断されたとき、前記第1の冷却媒体
    循環手段および/または第2の冷却媒体循環手段の循環
    量を低減させる請求項3又は4記載の燃料電池システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記運転状態検出手段に
    より前記燃料電池ユニットが停止中であり、かつ前記温
    度検出手段により前記燃料電池ユニットの温度が所定の
    温度以下でないと判断されたとき、前記第1の冷却媒体
    循環手段および/または第2の冷却媒体循環手段の循環
    量を低減させる請求項3〜5記載の燃料電池システム。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記運転状態検出手段に
    より前記燃料電池ユニットが停止中であり、かつ前記温
    度検出手段により前記燃料電池ユニットの温度が所定の
    温度以下であると判断されたとき、前記加熱手段を作動
    させる請求項3〜6記載の燃料電池システム。
  8. 【請求項8】前記モジュール構造体の内部のガスを排出
    する排気口と、前記モジュール構造体の内部のガスを前
    記排気口から強制的に排気する排気手段とを有する請求
    項3〜7記載の燃料電池システム。
  9. 【請求項9】前記排気手段の作動により前記ヒートシン
    ク構造体内に気体流が生じる請求項8記載の燃料電池シ
    ステム。
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