JP2001337950A - 対訳表示方法及び装置及び対訳表示プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

対訳表示方法及び装置及び対訳表示プログラムを格納した記憶媒体

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JP2001337950A
JP2001337950A JP2000156422A JP2000156422A JP2001337950A JP 2001337950 A JP2001337950 A JP 2001337950A JP 2000156422 A JP2000156422 A JP 2000156422A JP 2000156422 A JP2000156422 A JP 2000156422A JP 2001337950 A JP2001337950 A JP 2001337950A
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Akira Sakaguchi
章 坂口
Kentaro Ogura
健太郎 小倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 訳文を構成する言語に精通していなくても、
原文を元にして視覚的に分かりやすい原文と訳文を対応
付けることにより、多言語の理解性を高めることができ
る対訳表示方法及び装置及び対訳表示プログラムを格納
した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 本発明は、原文及び訳文を、ある1文を
対応最小単位に区切り記号で連結した「表示用デー
タ」、該表示用データの対応最小単位毎にユニークな名
称を付与し、区切り記号を用いて並べた「IDデー
タ」、該IDデータの各々の位置に対応した対となるI
Dデータを並べた「対照データ」の3つ組みで構成され
る対訳データとして予め記憶している記憶手段から、該
対訳データを読み込み、読み込まれた対訳データのう
ち、IDデータ、対照データを利用して原文と訳文間で
表示用データを対応付けて、対応情報を生成し、対応情
報を用いて、対応する原文と訳文の表示用データをさら
にグループ化し、該原文と該訳文の対応情報を付加した
表示用データに基づいて表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対訳表示方法及び
装置及び対訳表示プログラムを格納した記憶媒体に係
り、特に、機械翻訳用ツールとして「原文」とその「訳
文」を画面に表示し、「単語」単位、あるいは「句」単
位に、その対応関係を視覚的に理解し易く明示するため
の対訳表示方法及び装置及び対訳表示プログラムを格納
した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、日英翻訳を対象として対訳表示用
の装置が開発されてきた。それらは、「英語」を対象と
しているので、人間にとって原文と訳文の対応関係が比
較的容易に理解できるため、主に「文」単位に対応付け
て表示する装置である。
【0003】例えば、特開平5−108711では、翻
訳結果情報中の原文を所定の単位で分割し、翻訳結果情
報中の訳文から分割された原文に対応する対訳を抽出す
る。そして、分割された原文と対訳と対訳の訳文内での
位置を示す番号とを対応させた対訳表示情報を作成し、
この対訳表示情報に従って、分割された原文・対訳及び
番号を対応付けて原文の語順のまま表示するという方法
がある。
【0004】また、特開平6−124302では、翻訳
の際、各単語の訳語が決定した段階で対訳リストを作成
し、単語とその訳語の表示文字数の差を計算しておく。
翻訳が終了した後、翻訳文の表示エディタ上で翻訳文の
訳語の直下に翻訳文中の対応する単語を括弧付きで表示
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの方法も、対訳表示を行う上で、原文あるいは、
訳文の語順が保たれていない。
【0006】翻訳システムを開発する上で、その翻訳能
力を明らかにするためには、原文がどのように翻訳され
たかを明示することが有効である。しかしながら、従来
のように「英語」を対象として対訳表示を行う場合に
は、「文」単位での対応付けでも、日本語との対応関係
が比較的容易に理解できることから、対応関係の表示は
さほど問題ではなかった。近年、情報化社会のグローバ
ル化に伴い、多言語翻訳のニーズが高まっているが、従
来の対訳表示用の装置を用いて、多言語翻訳の翻訳能力
を明らかにするためには、英語に比べてあまり馴染みが
なく、その対応関係が簡単には理解できない言語を対象
としなければならず、より細かい単位での対応関係を表
示する必要がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、訳文を構成する言語に精通していなくても、原文を
元にして視覚的に分かりやすく原文と訳文を対応付ける
ことにより、その理解性を高めることができる対訳表示
方法及び装置及び対訳表示プログラムを格納した記憶媒
体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。
【0009】本発明(請求項1)は、日本語と目的語の
対応関係を明示するためのWebブラウザを用いた多言
語翻訳に用いる対訳表示方法において、原文及び訳文
を、ある1文を対応最小単位(日本語の場合「文節」、
英語の場合「単語」)に区切り記号で連結した「表示用
データ」、該表示用データの対応最小単位毎にユニーク
な名称を付与し、区切り記号を用いて並べた「IDデー
タ」、該IDデータの各々の位置に対応した対となるI
Dデータを並べた「対照データ」の3つ組みで構成され
る対訳データとして予め記憶している記憶手段から、該
対訳データを読み込み、作業領域Aに格納し(ステップ
1)、読み込まれた対訳データのうち、IDデータ、対
照データを利用して原文と訳文間で表示用データを対応
付けて、対応情報を生成し、対応情報を用いて、対応す
る原文と訳文の表示用データをさらにグループ化して作
業領域Bに格納し(ステップ2)、作業領域Bの該原文
と該訳文の対応情報を表示用データに付加し(ステップ
3)、表示用データに基づいて表示を行う(ステップ
4)。
【0010】本発明(請求項2)は、表示用データを表
示する際に、原文と訳文の文字の背景色を、マウスカー
ソルの移動により第1の色に変化させ、マウスボタンの
クリックにより該原文と該訳文の文字の背景色を第2の
色に変化させる。
【0011】本発明(請求項3)は、対応情報を生成す
る際に、選択した表示用データのIDデータと同じ位置
にある対照データに対応する訳文または、原文のIDデ
ータが記述されている場合において、該対照データを表
示する際に、選択した表示データと同じ位置にあるID
データと対照データを用いることで、選択した文字と該
文字と対になる文字を組にして対応させる。
【0012】本発明(請求項4)は、対応情報を生成す
る際に、表示用データの対応最小単位を1対Nに対応さ
せる場合には、対照データ中の所定の連結記号で連結さ
れたIDデータを個々のIDデータとして用いるため、
該IDデータを細分化し、該IDデータの位置情報と合
わせて対応させ、表示用データの対応最小単位をM対1
に対応させる場合には、対照データ中に存在する重複デ
ータを用いて、それぞれの位置情報を所定の連結記号で
連結させ、表示用データの対応最小単位をM対Nに対応
させる場合には、対照データ中の所定の連結記号で連結
されたIDデータを個々のIDデータとして用いるた
め、該IDデータを細分化し、該IDデータの位置情報
と合わせて対応させ、該対照データ中に存在する重複デ
ータを用いて、それぞれの位置情報を所定の連結記号で
連結させる。
【0013】本発明(請求項5)は、日本語と目的語の
対応関係を明示するためのWebブラウザを用いた多言
語翻訳に用いる対訳表示装置であって、原文及び訳文
を、ある1文を対応最小単位に区切り記号で連結した
「表示用データ」、該表示用データの対応最小単位毎に
ユニークな名称を付与し、区切り記号を用いて並べた
「IDデータ」、該IDデータの各々の位置に対応した
対となるIDデータを並べた「対照データ」の3つ組み
で構成される対訳データとして予め記憶する記憶手段2
00と、記憶手段200から、該対訳データを読み込む
対訳データ入力手段10と、対訳データ入力手段10に
より読み込まれた対訳データを格納しておく作業領域A
30と、作業領域A30に格納された対訳データのう
ち、IDデータ、対照データを利用して原文と訳文間で
表示用データを対応付けて、対応情報を生成し、該対応
情報を用いて、対応する原文と訳文の表示用データをさ
らにグループ化する対応関係抽出手段11と、対応関係
抽出手段11により抽出された対応情報及びグループ化
された表示用データを格納する作業領域B40と、作業
領域Bの該原文と該訳文の対応情報を付加した表示用デ
ータに基づいて表示を行うデータ表示手段300とを有
する。
【0014】本発明(請求項6)は、データ表示手段3
00において、原文と訳文の文字の背景色を、マウスカ
ーソルの移動により第1の色に変化させ、マウスボタン
のクリックにより該原文と該訳文の文字の背景色を第2
の色に変化させる手段を含む。
【0015】本発明(請求項7)は、対応関係抽出手段
11において、選択した表示用データのIDデータと同
じ位置にある対照データに対応する訳文または、原文の
IDデータが記述されている場合において、該対照デー
タを表示する際に、選択した表示データと同じ位置にあ
るIDデータと対照データを用いることで、選択した文
字と該文字と対になる文字を組にして対応させる手段を
含む。
【0016】本発明(請求項8)は、対応関係抽出手段
11において、表示用データの対応最小単位を1対Nに
対応させる場合には、対照データ中の所定の連結記号で
連結されたIDデータを個々のIDデータとして用いる
ため、該IDデータを細分化し、該IDデータの位置情
報と合わせて対応させ、表示用データの対応最小単位を
M対1に対応させる場合には、対照データ中に存在する
重複データを用いて、それぞれの位置情報を所定の連結
記号で連結させ、表示用データの対応最小単位をM対N
に対応させる場合には、対照データ中の所定の連結記号
で連結されたIDデータを個々のIDデータとして用い
るため、該IDデータを細分化し、該IDデータの位置
情報と合わせて対応させ、該対照データ中に存在する重
複データを用いて、それぞれの位置情報を所定の連結記
号で連結させる手段を含む。
【0017】本発明(請求項9)は、日本語と目的語の
対応関係を明示するためのWebブラウザを用いた多言
語翻訳に用いる対訳表示プログラムを格納した記憶媒体
であって、原文及び訳文を、ある1文を対応最小単位に
区切り記号で連結した「表示用データ」、該表示用デー
タの対応最小単位毎にユニークな名称を付与し、区切り
記号を用いて並べた「IDデータ」、該IDデータの各
々の位置に対応した対となるIDデータを並べた「対照
データ」の3つ組みで構成される対訳データとして予め
記憶する記憶手段から、該対訳データを読み込む対訳デ
ータ入力プロセスと、対訳データのうち、IDデータ、
対照データを利用して原文と訳文間で表示用データを対
応付けて、対応情報を生成し、該対応情報を用いて、対
応する原文と訳文の表示用データをさらにグループ化す
る対応関係抽出プロセスと、原文と訳文の対応情報を付
加した表示用データに基づいて表示を行うデータ表示プ
ロセスとを有する。
【0018】本発明(請求項10)は、データ表示プロ
セスにおいて、原文と訳文の文字の背景色を、マウスカ
ーソルの移動により第1の色に変化させ、マウスボタン
のクリックにより該原文と該訳文の文字の背景色を第2
の色に変化させるプロセスを含む。
【0019】本発明(請求項11)は、対応関係抽出プ
ロセスにおいて、選択した表示用データのIDデータと
同じ位置にある対照データに対応する訳文または、原文
のIDデータが記述されている場合において、該対照デ
ータを表示する際に、選択した表示データと同じ位置に
あるIDデータと対照データを用いることで、選択した
文字と該文字と対になる文字を組にして対応させるプロ
セスを含む。
【0020】本発明(請求項12)は、対応関係抽出プ
ロセスにおいて、表示用データの対応最小単位を1対N
に対応させる場合には、対照データ中の所定の連結記号
で連結されたIDデータを個々のIDデータとして用い
るため、該IDデータを細分化し、該IDデータの位置
情報と合わせて対応させ、表示用データの対応最小単位
をM対1に対応させる場合には、対照データ中に存在す
る重複データを用いて、それぞれの位置情報を所定の連
結記号で連結させ、表示用データの対応最小単位をM対
Nに対応させる場合には、対照データ中の所定の連結記
号で連結されたIDデータを個々のIDデータとして用
いるため、該IDデータを細分化し、該IDデータの位
置情報と合わせて対応させ、該対照データ中に存在する
重複データを用いて、それぞれの位置情報を所定の連結
記号で連結させるプロセスを含む。
【0021】上記のように、本発明では、従来の技術と
は異なり、原文及び訳文の語順を損なうことなく、「単
語」単位、あるいは、「句」単位に対応関係を示すこと
ができる。これを実現するために、選択文字上へのマウ
スカーソルの移動、あるいは、選択文字上でのマウスボ
タンのクリックで、選択した文字の背景色を変化させる
ことにより、他の文字との差別化を図り、視覚的に分か
りやすく、その対応関係を表現する方法を用いている。
【0022】詳しくは、原文と訳文の対応付けが可能な
ように、「原文」「訳文」それぞれに対して、「表示用
データ(ある1文を対応最小単位(日本語の場合「文
節」、英語の場合「単語」に区切り、それを「_」で連
結したデータ)」「IDデータ(表示用データの対応最
小単位毎にユニークな名称を付け、それを「 」(スペ
ース)で区切り並べたデータ)」「対照データ(IDデ
ータの各々の位置に対応した対となるIDデータを並べ
たデータ)」の3つのデータで構成されるテキストデー
タを備え、「IDデータ」と「対照データ」を用いて
「原文」と「訳文」の対応関係を取得し、その対応情報
を「表示用データ」に付加し、これを画面に表示するこ
とにより、「原文」と「訳文」を画面に表示し、視覚的
に分かりやすく「単語」単位、あるいは、「句」単位
に、その対応関係を明示することが可能となる。
【0023】また、マウスカーソルの移動で文字の背景
色を色1(例えば、青)に変化させる処理及び、マウス
ボタンのクリックで文字の背景色を色2(例えば、黄)
に変化させる処理により、画面に表示された「原文」と
「訳文」の対応関係を視覚的に分かりやすくする。
【0024】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の対訳表示装置の
構成を示す。
【0025】同図に示す対訳表示装置100には、予め
用意された原文と訳文の表示用データ、IDデータ、対
照データを格納した記憶装置200と、原文と訳文の表
示用データを画面に表示するデータ表示部300が接続
されている。
【0026】ここで、表示用データは、原文及び訳文
を、ある1文を対応最小単位に区切り記号で連結したデ
ータであり、IDデータとは、表示用データの対応最小
単位毎にユニークな名称を付与し、区切り記号を用いて
並べたデータであり、対照データとは、IDデータの各
々の位置に対応した対となるIDデータを並べたデータ
であり、上記の記憶装置200には、これらが3つ組み
として格納されている。対訳表示装置100は、入力部
10、作業領域A30、対応関係抽出部11、作業領域
B40から構成される。
【0027】入力部10は、記憶装置200から原文と
訳文の表示用データ、IDデータ、対照データを読み出
す。
【0028】作業領域A30は、読み込まれた原文と訳
文の表示用データ、IDデータ、対照データを格納す
る。
【0029】対応関係抽出部11は、作業領域A30に
格納された原文と訳文のIDデータ、対照データを用い
て原文と訳文の対応関係を取り出す。
【0030】作業領域B40は、対応関係抽出部11で
取り出された原文と訳文の対応情報を格納する。
【0031】図4は、本発明の対訳表示装置の動作を示
すフローチャートである。
【0032】ステップ101) 入力部10において、
原文と訳文の表示用データ、IDデータ、対照データを
記憶装置200から読出し、当該装置に入力する。
【0033】ステップ102) 次に、入力された上記
の表示用データをデリミタ(区切り文字)で区切られた
単位で作業領域A30に格納する。
【0034】ステップ103) 原文と訳文の対応関係
を明らかにするため、作業領域A30の対照データをも
とに、対応関係抽出部11において、対応関係を取得
し、作業領域B40に格納する。
【0035】ステップ104) データ表示部300に
おいて、作業領域A30に格納された原文と訳文の表示
用データを用いて、作業領域B40に格納された原文訳
文の対応情報を付加しながら画面に表示する。
【0036】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
【0037】図5は、本発明の一実施例の対訳表示装置
の動作の具体例を示す。
【0038】前述の図4のフローチャートのステップ1
01において、記憶装置200から表示用データ、ID
データ、対照データを入力する。図5の記憶装置200
に格納されている各データにおいて、上段は原文データ
を示し、下段は訳文データを示す。
【0039】次に、ステップ102において、表示用デ
ータは「_」で区切られた単位に、それ以外のデータは
「 」(スペース)で区切られた単位に1つの情報とし
て、作業領域A30に格納する。
【0040】ステップ103において、対応関係抽出部
11は、図5中の作業領域A内に示される矢印のような
関係にある対照データの中で「:」で連結されたもの、
あるいは、重複するものは1セットとして扱い、対応関
係を得る。ステップ104において、このようにして取
得した原文と訳文の対応関係を作業領域B40に格納す
る。当該作業領域B40に格納されるデータの例を図6
に示す。同図に示すように、求められた対応関係毎に、
グループ化を行い、対応関係と共に作業領域B40に格
納する。
【0041】最後にデータ表示部300において、作業
領域A30にある表示用データに、作業領域B40の対
応情報を付加しながら画面上に表示する。
【0042】図7は、本発明の一実施例の対訳データテ
キストの記述フォーマット及びデータの例である。
【0043】表示用データ、IDデータ、対照データ
は、任意のデリミタ(区切り文字)で区切られた文字列
で構成されている。
【0044】表示用データは、ある1文をデリミタで対
応最小単位に区切り、構成されたデータで、同図の例の
場合、原文はある1文を文節単位に区切り、それを
「_」で区切り並べたデータで、訳文は各単語を「 」
(スペース)で区切り、並べたデータとなる。
【0045】IDデータは、表示用データの対応最小単
位毎にユニークな名称を付け、それをデリミタで区切り
構成したデータで、同図の例の場合、原文は、各文節の
文節番号を「 」(スペース)で区切り、並べたデータ
で、訳文は、各単語の品詞情報を「 」(スペース)で
区切り、並べたデータとなる。
【0046】対照データは、IDデータの各々の位置に
対応した、対となるIDデータを並べたデータで、1つ
のIDデータに対して、複数のIDデータが対応(1対
N)する場合、「:」で連結する。また、複数のIDデ
ータを1つのIDデータに対応(M対1)させるため、
IDデータの重複を許容する。対となるIDデータが存
在しない場合、一意に決定される任意の文字で代替す
る。ここで、IDデータの位置とは、「 」で区切られ
たIDデータを、左から順に0,1,2と数えた位置を
表す。
【0047】図8は、本発明の一実施例の対訳データを
作業領域に取り込んだイメージ図である。同図を用い
て、原文と訳文を「句」単位(M対N対応)に対応付け
る方法について説明する。
【0048】表示用データ中の原文2の「バスに」に着
目すると、この時、IDデータは、「bnst_2 」(文節
2)、対照データは、「NOUN-2:PREP-2 」(名詞2:前
置詞2)である。本発明の装置は、指定された「表示用
データ」が持つ対照データに記述されているIDデータ
を基に、原文と訳文の対応関係を設定しているため、
「バスに」は、「by」「bus 」に対応することとなる。
【0049】また、表示用データ中の原文3の「乗っ
て」に着目すると、このときも、対照データは、「NOUN
-2,PREP-2 」(名詞2:前置詞2)となり、先程の「バ
スに」と同じことがわかる。本発明では、指定された表
示用データが持つ対照データに記述されているIDデー
タに同じものがある場合、それも互いに対応関係を持つ
という設定にしているため、結果として「バスに」は、
「乗って」と一体になり、「by」「bus 」に対応するこ
とがわかる。このようにして「句」単位(「M対N」対
応)の対応関係を容易に表示することができる。この例
では、原文に着目して、「句」単位(「M対N」対応)
の対応関係を説明したが、「訳文」を用いても同様の対
応関係が成立し、原文、訳文の両方向から原文と訳文の
対応関係を表示することができる。
【0050】本実施例では、データ表示部300におい
て、表示用データの文字の長さやデータの数がテキスト
データ毎に異なるため、細かく区切られたデータを見栄
えよく画面に表示する方法として、文字の長さとデータ
数を元に、計算により座標を求め、「Netscape」(登録
商標)のレイヤ機能を用いてマッピングする。なお、本
発明では、データを表示する際には、当該「Netscape」
のレイヤ機能に限定されるものではなく、JavaScript等
を用いてもよい。
【0051】図9から図11は、本発明の一実施例のW
ebブラウザによる表示例を示す。図9の例では、「ホ
テルを」の上に、図10では、「バスに」の上に、図1
1の例では、「休暇を」の上に、それぞれマウスカーソ
ルがある状態で、対応する訳文と共に背景が色1(例え
ば、青色)に変化した状態である。この実施例では、任
意の文字上にマウスカーソルを移動させることにより、
原文とそれに対応した訳文の背景色を同時に色1に変化
させることができる。また、任意の文字上でマウスボタ
ンをクリックすることにより原文とそれに対応した訳文
の背景色を同時に色2(例えば、黄色)に変化させた
り、戻したりすることができる。
【0052】例えば、ブラウザに表示された任意の文字
上に、マウスカーソルを移動させると、それに対応した
文字背景が、選択文字の背景と同時に黄色になり、文字
からそらすと元に戻る。
【0053】また、任意の文字上でマウスボタンをクリ
ックすると、それに対応した文字の背景が選択文字の背
景と同時に青色になり、再度マウスボタンをクリックす
ると元に戻る。
【0054】また、上記の実施例は、図3の構成に基づ
いて説明したが、同図に示す対訳表示装置の構成要素
(入力部、対応関係抽出部)をプログラムとして構築
し、対訳表示装置として利用されるコンピュータに接続
されるディスク装置や、フロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本
発明を実施する際にインストールすることにより、容易
に本発明を実現できる。
【0055】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応
用が可能である。
【0056】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、日本語
との対応関係が簡単には理解できない言語を対照とした
翻訳システムの開発においても原文と訳文を単語単位、
あるいは、句単位(「M対N」対応)にその対応関係を
視覚的に分かりやすく表現することにより、その理解性
が高まり、翻訳システムの翻訳能力を明らかにすること
が容易となり、翻訳システムの翻訳能力アップに繋げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の対訳表示装置の構成図である。
【図4】本発明の対訳表示装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の一実施例の対訳表示装置の動作の具体
例である。
【図6】本発明の一実施例の作業領域Bに格納されるデ
ータの例である。
【図7】本発明の一実施例の対訳データテキストの記述
フォーマット及びデータの例である。
【図8】本発明の一実施例の対訳データを作業領域に取
り込んだイメージ図である。
【図9】本発明の一実施例のWebブラウザによる表示
例(その1)である。
【図10】本発明の一実施例のWebブラウザによる表
示例(その2)である。
【図11】本発明の一実施例のWebブラウザによる表
示例(その3)である。
【符号の説明】
10 対訳データ入力手段、入力部 11 対応関係抽出手段、対応関係抽出部 30 作業領域A 40 作業領域B 100 対訳表示装置 200 記憶手段、記憶装置 300 データ表示手段、データ表示部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日本語と目的語の対応関係を明示するた
    めのWebブラウザを用いた多言語翻訳に用いる対訳表
    示方法において、 原文及び訳文を、ある1文を対応最小単位に区切り記号
    で連結した「表示用データ」、該表示用データの対応最
    小単位毎にユニークな名称を付与し、区切り記号を用い
    て並べた「IDデータ」、該IDデータの各々の位置に
    対応した対となるIDデータを並べた「対照データ」の
    3つ組みで構成される対訳データとして予め記憶してい
    る記憶手段から、該対訳データを読み込み、 読み込まれた前記対訳データのうち、前記IDデータ、
    前記対照データを利用して原文と訳文間で前記表示用デ
    ータを対応付けて、対応情報を生成し、 前記対応情報を用いて、対応する原文と訳文の表示用デ
    ータをさらにグループ化し、該原文と該訳文の対応情報
    を付加した表示用データに基づいて表示を行うことを特
    徴とする対訳表示方法。
  2. 【請求項2】 前記表示用データを表示する際に、 前記原文と前記訳文の文字の背景色を、マウスカーソル
    の移動により第1の色に変化させ、マウスボタンのクリ
    ックにより該原文と該訳文の文字の背景色を第2の色に
    変化させる請求項1記載の対訳表示方法。
  3. 【請求項3】 前記対応情報を生成する際に、 選択した表示用データのIDデータと同じ位置にある対
    照データに対応する訳文または、原文のIDデータが記
    述されている場合において、該対照データを表示する際
    に、選択した表示データと同じ位置にあるIDデータと
    対照データを用いることで、選択した文字と該文字と対
    になる文字を組にして対応させる請求項1記載の対訳表
    示方法。
  4. 【請求項4】 前記対応情報を生成する際に、 表示用データの対応最小単位を1対Nに対応させる場合
    には、 前記対照データ中の所定の連結記号で連結されたIDデ
    ータを個々のIDデータとして用いるため、該IDデー
    タを細分化し、該IDデータの位置情報と合わせて対応
    させ、 表示用データの対応最小単位をM対1に対応させる場合
    には、 前記対照データ中に存在する重複データを用いて、それ
    ぞれの位置情報を所定の連結記号で連結させ、 表示用データの対応最小単位をM対Nに対応させる場合
    には、 前記対照データ中の所定の連結記号で連結されたIDデ
    ータを個々のIDデータとして用いるため、該IDデー
    タを細分化し、該IDデータの位置情報と合わせて対応
    させ、該対照データ中に存在する重複データを用いて、
    それぞれの位置情報を所定の連結記号で連結させる請求
    項1記載の対訳表示方法。
  5. 【請求項5】 日本語と目的語の対応関係を明示するた
    めのWebブラウザを用いた多言語翻訳に用いる対訳表
    示装置であって、 原文及び訳文を、ある1文を対応最小単位に区切り記号
    で連結した「表示用データ」、該表示用データの対応最
    小単位毎にユニークな名称を付与し、区切り記号を用い
    て並べた「IDデータ」、該IDデータの各々の位置に
    対応した対となるIDデータを並べた「対照データ」の
    3つ組みで構成される対訳データとして予め記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段から、該対訳データを読み込む対訳データ
    入力手段と、 前記対訳データ入力手段により読み込まれた前記対訳デ
    ータを格納しておく作業領域Aと、 前記作業領域Aに格納された前記対訳データのうち、前
    記IDデータ、前記対照データを利用して原文と訳文間
    で前記表示用データを対応付けて、対応情報を生成し、
    該対応情報を用いて、対応する原文と訳文の表示用デー
    タをさらにグループ化する対応関係抽出手段と、 前記対応関係抽出手段により抽出された前記対応情報及
    びグループ化された表示用データを格納する作業領域B
    と、 前記作業領域Bの該原文と該訳文の前記対応情報を付加
    した表示用データに基づいて表示を行うデータ表示手段
    とを有することを特徴とする対訳表示装置。
  6. 【請求項6】 前記データ表示手段は、 前記原文と前記訳文の文字の背景色を、マウスカーソル
    の移動により第1の色に変化させ、マウスボタンのクリ
    ックにより該原文と該訳文の文字の背景色を第2の色に
    変化させる手段を含む請求項5記載の対訳表示装置。
  7. 【請求項7】 前記対応関係抽出手段は、 選択した表示用データのIDデータと同じ位置にある対
    照データに対応する訳文または、原文のIDデータが記
    述されている場合において、該対照データを表示する際
    に、選択した表示データと同じ位置にあるIDデータと
    対照データを用いることで、選択した文字と該文字と対
    になる文字を組にして対応させる手段を含む請求項5記
    載の対訳表示方法。
  8. 【請求項8】 前記対応関係抽出手段は、 表示用データの対応最小単位を1対Nに対応させる場合
    には、 前記対照データ中の所定の連結記号で連結されたIDデ
    ータを個々のIDデータとして用いるため、該IDデー
    タを細分化し、該IDデータの位置情報と合わせて対応
    させ、 表示用データの対応最小単位をM対1に対応させる場合
    には、 前記対照データ中に存在する重複データを用いて、それ
    ぞれの位置情報を所定の連結記号で連結させ、 表示用データの対応最小単位をM対Nに対応させる場合
    には、 前記対照データ中の所定の連結記号で連結されたIDデ
    ータを個々のIDデータとして用いるため、該IDデー
    タを細分化し、該IDデータの位置情報と合わせて対応
    させ、該対照データ中に存在する重複データを用いて、
    それぞれの位置情報を所定の連結記号で連結させる手段
    を含む請求項5記載の対訳表示装置。
  9. 【請求項9】 日本語と目的語の対応関係を明示するた
    めのWebブラウザを用いた多言語翻訳に用いる対訳表
    示プログラムを格納した記憶媒体であって、 原文及び訳文を、ある1文を対応最小単位に区切り記号
    で連結した「表示用データ」、該表示用データの対応最
    小単位毎にユニークな名称を付与し、区切り記号を用い
    て並べた「IDデータ」、該IDデータの各々の位置に
    対応した対となるIDデータを並べた「対照データ」の
    3つ組みで構成される対訳データとして予め記憶する記
    憶手段から、該対訳データを読み込む対訳データ入力プ
    ロセスと、前記対訳データのうち、前記IDデータ、前
    記対照データを利用して原文と訳文間で前記表示用デー
    タを対応付けて、対応情報を生成し、該対応情報を用い
    て、対応する原文と訳文の表示用データをさらにグルー
    プ化する対応関係抽出プロセスと、 前記原文と前記訳文の前記対応情報を付加した表示用デ
    ータに基づいて表示を行うデータ表示プロセスとを有す
    ることを特徴とする対訳表示プログラムを格納した記憶
    媒体。
  10. 【請求項10】 前記データ表示プロセスは、 前記原文と前記訳文の文字の背景色を、マウスカーソル
    の移動により第1の色に変化させ、マウスボタンのクリ
    ックにより該原文と該訳文の文字の背景色を第2の色に
    変化させるプロセスを含む請求項9記載の対訳表示プロ
    グラムを格納した記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記対応関係抽出プロセスは、 選択した表示用データのIDデータと同じ位置にある対
    照データに対応する訳文または、原文のIDデータが記
    述されている場合において、該対照データを表示する際
    に、選択した表示データと同じ位置にあるIDデータと
    対照データを用いることで、選択した文字と該文字と対
    になる文字を組にして対応させるプロセスを含む請求項
    9記載の対訳表示プログラムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記対応関係抽出プロセスは、 表示用データの対応最小単位を1対Nに対応させる場合
    には、 前記対照データ中の所定の連結記号で連結されたIDデ
    ータを個々のIDデータとして用いるため、該IDデー
    タを細分化し、該IDデータの位置情報と合わせて対応
    させ、 表示用データの対応最小単位をM対1に対応させる場合
    には、 前記対照データ中に存在する重複データを用いて、それ
    ぞれの位置情報を所定の連結記号で連結させ、 表示用データの対応最小単位をM対Nに対応させる場合
    には、 前記対照データ中の所定の連結記号で連結されたIDデ
    ータを個々のIDデータとして用いるため、該IDデー
    タを細分化し、該IDデータの位置情報と合わせて対応
    させ、該対照データ中に存在する重複データを用いて、
    それぞれの位置情報を所定の連結記号で連結させるプロ
    セスを含む請求項9記載の対訳表示プログラムを格納し
    た記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009518748A (ja) * 2005-12-05 2009-05-07 マイクロソフト コーポレーション 翻訳文の柔軟な表示
US7546315B2 (en) 2005-12-28 2009-06-09 International Business Machines Corporation Device for reporting software problem information

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