JP2001337128A - 半導体試験装置 - Google Patents
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Abstract
的に接続して半導体装置に対する試験を行なう半導体試
験装置に関し、接触子の高密度化を図りつつ、かつ半導
体装置の外部端子の構造に拘わらず確実なコンタクト性
を得ることを課題とする。 【解決手段】半導体装置1Aに複数配設された外部端子
となるボール2と対応する位置に設けられ、半導体装置
1Aの装着時において個々のボール2と電気的に接続す
る接続機構を具備する半導体試験装置において、この接
続機構40を、互いに独立して移動可能な複数のピン状
接触子42A〜42Dと、このピン状接触子42A〜4
2Dをボール2に向け付勢するコイルスプリング43A
〜43Dとにより構成し、接続機構40とボール2との
接触面積を増大させることによりコンタクト性を向上さ
せる。
Description
り、特に接触子を半導体装置の外部端子に電気的に接続
して半導体装置に対する試験を行なう半導体試験装置に
関する。
ために、外部端子として半田ボール等の突起電極を用い
たBGA(Ball Grid Array)タイプの半導体装置、或
いはパッドを直接外部端子として用いたLGA(Land G
rid Array)タイプの半導体装置が提供されるようにな
ってきている。また、このBGA,LGAタイプの半導
体装置についても、更なる高密度化、高速化、及び小型
化が要求されており、これに伴い端子間ピッチはさらに
小さくなる傾向にある。
定の特性を奏するか否かを検査する特性試験が実施され
るが、この試験時において半導体装置は半導体試験装置
(ICソケット)に装着され試験が実施される。半導体
試験装置には、半導体装置に設けられた外部端子と電気
的に接続する接触子を有しており、この接触子は別個配
設された試験装置(テスター)に接続されている。よっ
て、接触子が外部端子と接触することにより、半導体装
置は試験装置に接続され、これにより半導体装置に対す
る試験が可能となる。
化され外部端子の端子間ピッチも狭ピッチ化しているた
め、接触子についても狭ピッチ化を図る必要がある。更
に、半導体装置に対する試験の信頼性を向上させるに
は、接触子が狭ピッチ化されても確実に半導体装置の外
部端子と電気的に接続する必要がある。
(以下、ICソケットという)の一例を示している。I
Cソケット10Aは、例えば半導体装置1の試験(例え
ば、バーンイン等の信頼性試験)に用いられるものであ
り、同図ではBGA(Ball Grid Array)タイプの半導体
装置1に対し試験を行なうソケットを例示している。
(B)に示すように、その基本構成としてソケット本体
11,蓋体12,コンタクト13を有した構成とされて
いる。ソケット本体11は、その内部に複数のコンタク
ト13が配設されると共に、上部に台座14が設けられ
ている。
ボール2の形成位置に対応した挿入孔23が形成されて
いる。そして、ボール2と接触子し電気的導通を図る接
触子として機能するコンタクト13の上端部は、この挿
入孔23内に挿入された構成となっている。
本体11の底面から外側に延出し、この延出部分は図示
しない試験用回路基板にはんだ付け固定される構成とな
っている。尚、台座14の上部には、半導体装置1の装
着を案内するガイド15が形成されている。
し開閉蓋自在に取り付けられている。この蓋体12は、
半導体装置1をソケット本体11に装着後に閉蓋される
ものである。そして、この蓋体12を閉蓋することによ
り、蓋体12に設けられている押さえ部16は、半導体
装置1をコンタクト13に向け押圧する。これにより、
半導体装置1に設けられているボール2はコンタクト1
3に確実に接続され、半導体装置1はコンタクト13に
電気的に接続された状態となる。
された状態でソケット本体11と係合することにより、
半導体装置1への試験中に蓋体12が開いてしまうのを
防止する機能を奏するものである。
られていたコンタクト13に注目すると、従来のコンタ
クト13は、例えばプレス金型成形により打ち抜きされ
た板バネ方式のコンタクトであった。しかるに、板バネ
方式のコンタクト13では微細加工が難しいため、高密
度化が進み端子ピッチの微細化が進んだ半導体装置1に
対して対応することができなくなってきている。
て、ポゴピン或いはプローブを接触子として用いる方式
が提案されている。ポゴピン或いはプローブを用いた場
合、上記したコンタクト13に比べ構造が簡単化するた
め、接触子の高密度化を図ることができる。
8を用いたICソケット10Bを示している。ポゴピン
18は、図示しないコイルスプリングによりソケット本
体11B対して上下方向(図2に矢印Z1,Z2で示す
方向)に移動可能な構成とされている。また、ポゴピン
18の半導体装置1Aが装着される側の端部にはカップ
状部19が形成されている。このカップ状部19は、半
導体装置1Aに設けられたボール2の外形と対応する凹
形状とされている。
0Bに装着された状態を示している。同図に示すよう
に、装着状態においてボール2はポゴピン18のカップ
状部19内に係合し、これによりボール2とポゴピン1
8は電気的に接続される。
Aタイプの半導体装置1Bを装着した状態を示してい
る。LGAタイプの半導体装置1Bはパッケージ底面と
略面一とされたパッド3を外部端子としているため、ポ
ゴピン18はカップ状部19がパッド3に圧接すること
によりパッド3と電気的に接続される。
ーブ21を用いたICソケット10Cを示している。プ
ローブ21は、図示しないコイルスプリングによりソケ
ット本体11B対して上下方向(図5に矢印Z1,Z2
で示す方向)に移動可能な構成とされている。また、プ
ローブ21の半導体装置1Aが装着される側の端部には
針状部22が形成されている。この針状部22は、円錐
状の先鋭な形状とされている。
0Cに装着された状態を示している。同図に示すよう
に、装着状態においてプローブ21の針状部22はボー
ル2に圧接し、これによりボール2とプローブ21は電
気的に接続される。
Aタイプの半導体装置1Bを装着した状態を示してい
る。LGAタイプの半導体装置1Bにおいても、プロー
ブ21の針状部22はパッド3と当接し、これによりプ
ローブ21とパッド3は電気的に接続される。
び図3に示したように、ボール2を有する半導体装置1
Aの試験にポゴピン18を用いた場合、ボール2の径と
カップ状部19の凹部の径が略一致していれば良好な接
続を実現できるが、カップ状部19の径に対してボール
2の径が小さい場合には、ボール2とポゴピン18とが
接続できなくなる。また、ボール2の大きさが均一でな
かったり、ボール形状が歪んでいたりすると、ボール2
とカップ状部19との電気的な接続が不良となるおそれ
がある。
置1BをICソケット10Bに装着した場合には、パッ
ド3に対してカップ状部19が大きいと、カップ状部1
9がパッド3に接触できなくなり、電気的に接続するこ
とができなくなる。
プローブ21を用いた場合には、ボール2を用いたBG
Aタイプの半導体装置1A及びパッド3を用いたLGA
タイプの半導体装置1Bの双方に対して適用することが
可能であるが、プローブ21はボール2及びパッド3に
対する接触面積が小さいため、わずかな異物が付着した
だけで十分なコンタクト性をえられなくなるという問題
点があった。
あり、接触子の高密度化を図りつつ、かつ半導体装置の
外部端子の構造に拘わらず確実なコンタクト性を得られ
る半導体試験装置を提供することを目的とする。
ために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特
徴とするものである。
では、半導体装置に複数配設された外部端子と対応する
位置に接続機構を設け、この接続機構を半導体装置の装
着時に個々の外部端子と電気的に接続し半導体装置に対
して試験を行う構成とされている。
可能な複数の接触子と、この接触子を外部端子に向け付
勢する付勢部材とにより接続機構を構成しているため、
各接触子は外部端子の形状に沿って移動する。これによ
り、外部端子の形状に拘わらず各接触端子を外部端子に
確実に接触させることができ、これに伴い接続機構と外
部端子との電気的な接触面積は増大し、よって半導体試
験装置と半導体装置のコンタクト性を高めることができ
る。
ピン状部材により構成したことにより、ピン状部材は容
易に形成することができるため、接触子の低コスト化を
図ることができる。
直径寸法が異なる複数の円筒部材により構成し、大径の
円筒部材の内部に小径の円筒部材を順次挿入した構成と
したことにより、接触子を平面視した状態(外部端子が
接触する方向から見た状態)において、各円筒部材はバ
ームクーヘン状に配設された構成となる。
であるため、半導体装置の装着時において各接触子は外
部端子に対し環状に接触することとなる。このため、各
接触子と外部端子との接触面積を広くすることができ、
半導体試験装置と半導体装置のコンタクト性を高めるこ
とができる。
を個々の接触子毎に配設された導電性材料よりなるばね
手段により構成したことにより、各接触子は外部端子に
押圧され移動した場合、固有のばね手段により独自に弾
性力を付与される。
影響されることなく、独自に移動して外部端子に接触す
るため、接触子と外部端子とのコンタクト性を高めるこ
とができる。また、ばね手段は導電性材料により構成さ
れているため、ばね手段を外部端子の信号を外部に引き
出す配線として機能させることができる。
を接触子の外部接続機構と接触する側の端部と反対側の
端部に配設された導電性ゴムにより構成したことによ
り、複数の接触子に対し一括的に弾性力を付与すること
ができる。
構成に比べ、半導体試験装置の部品点数の削減を図るこ
とができる。また、導電性ゴムは導電性を有しているた
め、導電性ゴムを外部端子の信号を外部に引き出す配線
として機能させることができる。
て図面と共に説明する。
ある半導体試験装置30(以下、ICソケットという)
を示している。図8はICソケット30の全体構成を示
す図であり、図9乃至図12は本発明の要部となる接続
機構40の構成及び動作を説明するための図である。
とするBGAタイプの半導体装置1Aに対しても、また
パッド3を外部端子とするLGAタイプの半導体装置1
Bに対しても適用されるものである。このICソケット
30は、図1に示した従来の半導体装置1Aと共通する
構成が多いため、以下の説明では図1に示した従来の半
導体装置1Aと異なる構成を重点的に説明するものと
し、共通する構成についての説明は省略するものとす
る。
或いは半導体装置1Bのパッド3と電気的に接続する接
触子として複数のピン状接触子42A〜42Dを有する
接続機構40を用いたことを特徴としている。この接続
機構40は、ソケット本体31に設けられた台座14に
配設されており、その配設位置は半導体装置1A,1B
のボール2或いはパッド3の形成位置と対応する位置に
選定されている。
配線41が引き出されている。この引き出し配線41の
下端部は、ソケット本体11の底面から外側に延出し、
この延出部分は図示しない試験装置(テスター)に接続
される構成となっている。
うに、大略するとピン状接触子42A〜42D、コイル
スプリング43A〜43D、およびガイド部材44等に
より構成されている。尚、図9乃至図11には図示の便
宜上、4本のピン状接触子42A〜42D及び4本のコ
イルスプリング43A〜43Dを示しているが、ピン状
接触子及びコイルスプリングの配設数はこれに限定され
るものではない。
(B)に示すように半導体装置1Aの外部端子(同図に
示す例では、ボール2)と接触し、電気的に接続する機
能を奏するものである。各ピン状接触子42A〜42D
は直径寸法が例えば約0.2mmであり、従来のポゴピン1
8及びプローブ21の直径寸法約1.0mmに対して小さな
直径寸法とされている。また、ピン状接触子42A〜4
2Dは、例えばベリリウム銅等の導電性材料により形成
されている。
ぞれ独立しており、図9(A)に示すように各ピン状接
触子42A〜42Dは、ガイド部材44に案内されつ
つ、図中矢印Z1,Z2方向に独自に移動可能な構成と
されている。尚、ガイド部材44は筒形状を有してお
り、また導電性材料により形成されている。また、上端
部の開口部46の直径寸法は、半導体装置1Aに設けら
れたボール2の直径寸法よりも大きく設定されている。
2Dは、線材を所定長さで切断することにより形成され
る。このため、ピン状接触子42A〜42Dの作製は容
易であり、よって接続機構40の低コスト化を図ること
ができる。
に記載のばね手段に相当する)は、各ピン状接触子42
A〜42Dの下端部に配設されている。各コイルスプリ
ング43A〜43Dは、対応する各ピン状接触子42A
〜42Dを上方(図9(A)に矢印Z1方向)に付勢す
る機能を奏するものである。また、各コイルスプリング
43A〜43Dが伸長した状態において、各ピン状接触
子42A〜42Dの先端部は、図10(A)に示すよう
にガイド部材44の開口部46から若干量突出するよう
構成されている。
成とすることにより、各ピン状接触子42A〜42Dは
コイルスプリング43A〜43Dにより独自に弾性付勢
力を付与される。これにより、各々のピン状接触子42
A〜42Dは、隣接するピン状接触子に影響されること
なく独自に移動してボール2に接触することが可能とな
る。
導電性材料により構成されている。これにより、コイル
スプリング43A〜43Dを半導体装置1Aの信号を外
部に引き出す配線として機能させることができる。この
コイルスプリング43A〜43Dの下端部は、図8に示
すようにガイド部材44の下部に配設されたベース部4
5と電気的に接続されている。
有したICソケット30に装着された際、半導体装置1
Aのボール2は、ピン状接触子42A〜42D,コイル
スプリング43A〜43D,ベース部45,及び引き出
し配線41を介して前記の試験装置(テスター)に電気
的に接続される。
動作について説明する。図10はボール2を有するBG
Aタイプの半導体装置1Aを接続機構40に装着した場
合における動作を説明するための図である。図10
(A)は半導体装置1Aを接続機構40に装着する前の
状態を示しており、図10(B)は半導体装置1Aを接
続機構40に装着した後の状態を示している。尚、図1
0においてコイルスプリング43A〜43Dの図示は省
略している。
Aを接続機構40に装着する前の状態では、前記したよ
うに各ピン状接触子42A〜42Dはコイルスプリング
43A〜43Dに付勢されてガイド部材44の上部開口
部46から若干量突出した状態となっている。この状態
において、半導体装置1Aが接続機構40に装着される
と、半導体装置1Aのボール2は各ピン状接触子42A
〜42Dと当接し、これを下方(図中矢印Z2方向)に
押圧する。
ようにコイルスプリング43A〜43Dにより独自に弾
性付勢力を付与される。これにより、図9(B)及び図
10(B)に示すように各々のピン状接触子42A〜4
2Dは、隣接するピン状接触子に影響されることなくボ
ール2の形状に対応して独自に移動する。
たり、またボール2の形状が歪んでいたとしても、これ
に拘わらず各ピン状接触子42A〜42Dはボール2に
確実に接触する。よって、接続機構40とボール2の電
気的な接触面積は増大し、よって半導体装置1AとIC
ソケット30とのコンタクト性を高めることができる。
タイプの半導体装置1Bを接続機構40に装着した場合
における動作を説明するための図である。前記したよう
に、各ピン状接触子42A〜42Dはコイルスプリング
43A〜43Dに付勢されてガイド部材44の上部開口
部46から若干量突出した状態となっている。よって、
偏平形状のパッド3であっても、各ピン状接触子42A
〜42Dは確実にパッド3と電気的に接続する。
ても、コイルスプリング43A〜43Dにより独自に弾
性付勢力を付与された各ピン状接触子42A〜42D
は、パッド3の形状に対応して移動する。よって、LG
Aタイプの半導体装置1Bにおいても、パッド3と接続
機構40との電気的な接触面積は増大し、よって半導体
装置1BとICソケット30とのコンタクト性を高める
ことができる。
ガイド部材44も導電性材料により構成しているため、
ガイド部材44を半導体装置1A,1Bと試験装置(テ
スター)とを接続するための配線として用いることがで
き、接続機構40の電気抵抗の低減を図ることができ
る。
る。
であるICソケットに設けられる接続機構50を示して
いる。本実施例に係るICソケットは、図8に示した第
1実施例に係るICソケット30と略同一構成とされて
おり、接続機構40の構成のみが異なる。このため、以
下の説明ではICソケットの全体構成の説明は省略し、
接続機構40Aについてのみ詳述するものとする。
子52A〜52Cと導電性ゴム51等により構成されて
いる。尚、図12乃至図16には図示の便宜上、3本の
筒状接触子52A〜52Cを示しているが、筒状接触子
の配設数はこれに限定されるものではない。
図14に示すように、直径寸法が異なる複数の円筒部材
により構成されており、大径の円筒部材の内部に小径の
円筒部材を順次挿入した構成とされている。
は筒状接触子52Bの外径寸法と等しいか若干小さい寸
法に設定されている。同様に、筒状接触子52Bの内径
寸法は筒状接触子52Cの外径寸法と等しいか若干小さ
い寸法に設定されている。そして、筒状接触子52Aの
内部に筒状接触子52Bを挿入し、筒状接触子52Bの
内部に筒状接触子52Cを挿入した構成とされている。
従って、平面視した状態では、図13(A)に示すよう
に筒状接触子52A〜52Cはバームクーヘン状とな
る。また、各筒状接触子52A〜52Cは、互いに摺動
可能な挿入状態とされている。
2(B)に示すように半導体装置1Aの外部端子(同図
に示す例では、ボール2)と接触し、電気的に接続する
機能を奏するものである。この筒状接触子52A〜52
Cの内、最大外径を有する筒状接触子52Aの外径寸法
は、従来のポゴピン18及びプローブ21の直径寸法と
略等しい寸法とされている。また、各筒状接触子52A
〜52Cの材料は、例えばベリリウム銅等の導電性材料
により形成されている。
れ独立しており、図中矢印Z1,Z2方向に独自に移動
可能な構成とされている。また、各筒状接触子52A〜
52Cは、互いに接触する構成とされている。よって、
各筒状接触子52A〜52Cは、互いに電気的に接続さ
れた構成となっている。
2Cは、パイプ材を所定長さで切断することにより形成
される。このため、筒状接触子52A〜52Cの作製は
容易であり、よって接続機構50の低コスト化を図るこ
とができる。
に相当する)は、各筒状接触子52A〜52Cの下端部
に配設されている。この導電性ゴム51は、合成ゴム内
に導電性金属粉を混入した構成とされており、弾性変形
すると共に導電部材としても機能するものである。前記
した各筒状接触子52A〜52Cの下端部は、この導電
性ゴム51と当接した構成とされている。また、導電性
ゴム51の下端部は、前記した引き出し配線41(図8
参照)に接続されている。
52Cを上方(図12(A)に矢印Z1方向)に付勢す
る機能を奏するものである。また、導電性ゴム51が変
形していない状態において、筒状接触子52B,52C
の先端部は、図15(A)に示すように筒状接触子52
Aの先端部に対して若干量突出するよう構成されてい
る。
り、各筒状接触子52A〜52Cは図中矢印Z2方向に
移動した場合、導電性ゴム51により独自に弾性付勢力
を付与される。これにより、各々の筒状接触子52A〜
52Cは、隣接する筒状接触子に影響されることなく独
自に移動してボール2に接触することが可能となる。ま
た、前記したように導電性ゴム51は導電性を有してい
るため、これを半導体装置1Aの信号を外部に引き出す
配線として機能させることができる。
動作について説明する。図15はボール2を有するBG
Aタイプの半導体装置1Aを接続機構50に装着した場
合における動作を説明するための図である。図15
(A)は半導体装置1Aを接続機構50に装着する前の
状態を示しており、図15(B)は半導体装置1Aを接
続機構50に装着した後の状態を示している。尚、図1
5では導電性ゴム51の図示は省略している。
Aを接続機構50に装着する前の状態では、前記したよ
うに筒状接触子52B,52Cは筒状接触子52Aの上
部から若干量突出した状態となっている。この状態にお
いて、半導体装置1Aが接続機構50に装着されると、
半導体装置1Aのボール2は筒状接触子52A〜52C
の上部と当接し、これを下方(図中矢印Z2方向)に押
圧する。
前記のように導電性ゴム51が配設されているため、筒
状接触子52A〜52Cが矢印Z2方向に下動すること
により導電性ゴム51は変形し、各筒状接触子52A〜
52Cに移動量に応じた弾性付勢力を付与する。これに
より、図12(B)及び図15(B)に示すように各々
の筒状接触子52A〜52Cは、隣接する筒状接触子に
影響されることなくボール2の形状に対応して独自に移
動する。
たり、またボール2の形状が歪んでいたとしても、これ
に拘わらず各筒状接触子52A〜52Cはボール2に確
実に接触する。また、接触の際に各筒状接触子52A〜
52Cはボール2に環状に接触することとなる。よっ
て、接続機構50とボール2の電気的な接触面積は増大
し、半導体装置1AとICソケットとのコンタクト性を
高めることができる。
タイプの半導体装置1Bを接続機構50に装着した場合
における動作を説明するための図である。前記したよう
に、筒状接触子52B,52Cは筒状接触子52Aの上
部から若干量突出した状態となっている。
は導電性ゴム51が配設されており、筒状接触子52A
〜52Cが移動した際に弾性力を付勢する構成となって
いる。よって、偏平形状のパッド3であっても、筒状接
触子52A〜52Cを確実にパッド3と電気的に接続さ
せることができる。
ても、導電性ゴム51により独自に弾性付勢力を付与さ
れる各筒状接触子52A〜52Cは、パッド3の形状に
対応して移動する。このため、LGAタイプの半導体装
置1Bにおいても、パッド3と接続機構50との電気的
な接触面積は増大し、よって半導体装置1BとICソケ
ットとのコンタクト性を高めることができる。
ゴム51を用いたことにより、複数の筒状接触子52A
〜52Cの夫々に対して1個の導電性ゴム51にて弾性
力を付与することができる。よって、前記した第1実施
例のように個々のピン状接触子42A〜42Dに個別に
コイルスプリング43A〜43Dを設ける構成に比べ、
接続機構50の部品点数の削減を図ることができる。
種種の効果を実現することができる。
形状に拘わらず各接触端子を外部端子に確実に接触させ
ることができ、これに伴い接続機構と外部端子との電気
的な接触面積は増大し、よって半導体試験装置と半導体
装置のコンタクト性を高めることができる。
状部材は容易に形成することができるため、接触子の低
コスト化を図ることができる。
体装置の装着時において各接触子は外部端子に対し環状
に接触することとなり、各接触子と外部端子との接触面
積は広くなるため、半導体試験装置と半導体装置のコン
タクト性を高めることができる。
触子は隣接する接触子に影響されることなく、独自に移
動して外部端子に接触するため、接触子と外部端子との
コンタクト性を高めることができる。また、ばね手段は
導電性材料により構成されているため、ばね手段を外部
端子の信号を外部に引き出す配線として機能させること
ができる。
の接触子に対し一括的に弾性力を付与することができる
ため、半導体試験装置の部品点数の削減を図ることがで
きる。また、導電性ゴムは導電性を有しているため、導
電性ゴムを外部端子の信号を外部に引き出す配線として
機能させることができる。
いたICソケット(半導体試験装置)を示す図である。
ゴピンを接触子として用いたICソケット(半導体試験
装置)を示す図である。
体装置が装着された状態を示す図である。
体装置が装着された状態を示す図である。
たICソケット(半導体試験装置)を示す図である。
体装置が装着された状態を示す図である。
体装置が装着された状態を示す図である。
体試験装置)を示す図である。
られる接続機構を拡大して示す図である。
GAタイプの半導体装置が装着された時の接続機構の動
作を説明するための図である。
GAタイプの半導体装置が装着された時の接続機構の動
作を説明するための図である。
けられる接続機構を拡大して示す図である。
けられる接続機構の接触子を拡大して示す図である(そ
の1)。
けられる接続機構の接触子を拡大して示す図である(そ
の2)。
GAタイプの半導体装置が装着された時の接続機構の動
作を説明するための図である。
GAタイプの半導体装置が装着された時の接続機構の動
作を説明するための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体装置に複数配設された外部端子と
対応する位置に設けられ、半導体装置の装着時において
個々の前記外部端子と電気的に接続する接続機構を具備
する半導体試験装置において、 前記接続機構を、 互いに独立して移動可能な複数の接触子と、 該接触子を前記外部端子に向け付勢する付勢部材とによ
り構成したことを特徴とする半導体試験装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体試験装置におい
て、 前記接触子をピン状部材により構成したことを特徴とす
る半導体試験装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体試験装置におい
て、 前記接触子を直径寸法が異なる複数の円筒部材により構
成し、大径の円筒部材の内部に小径の円筒部材を順次挿
入した構成としたことを特徴とする半導体試験装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導
体試験装置において、 前記付勢部材を個々の接触子毎に配設された導電性材料
よりなるばね手段により構成したことを特徴とする半導
体試験装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導
体試験装置において、 前記付勢部材を前記接触子の前記外部接続機構と接触す
る側の端部と反対側の端部に配設された導電性ゴムによ
り構成したことを特徴とする半導体試験装置。
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