JP2001337105A - 半導体加速度センサ - Google Patents

半導体加速度センサ

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JP2001337105A
JP2001337105A JP2000157337A JP2000157337A JP2001337105A JP 2001337105 A JP2001337105 A JP 2001337105A JP 2000157337 A JP2000157337 A JP 2000157337A JP 2000157337 A JP2000157337 A JP 2000157337A JP 2001337105 A JP2001337105 A JP 2001337105A
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acceleration sensor
stress
sensor chip
semiconductor acceleration
cap
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JP2000157337A
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Hironori Kami
浩則 上
Takuo Ishida
拓郎 石田
Hiroshi Saito
宏 齊藤
Sumio Akai
澄夫 赤井
Kazushi Kataoka
万士 片岡
Takashi Saijo
隆司 西條
Makoto Saito
誠 斉藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/0825Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速度検出の温度特性を低下し難くする。 【解決手段】 梁状の撓み部を延設し撓み部の先端側に
加速度により変位する重り部13を一体形成により支持
した加速度センサチップ1と、加速度センサチップ1の
一方面に接合されて重り部13と対向する第1のキャッ
プ2と、第1のキャップ2とは反対側から重り部13と
対向するよう加速度センサチップ1の他方面に接合され
る第2のキャップ4と、を備えた半導体加速度センサに
おいて、加速度センサチップ1は、応力緩和用の凹型の
応力緩和部18を一方面又は他方面の少なくとも一方に
設けた構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度をこれに比
例する電気信号で検出する半導体加速度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体加速度センサとし
て図16に示すものが存在する。このものは、加速度セ
ンサチップA、第1のキャップB、第2のキャップCを
備えている。
【0003】加速度センサチップAは、シリコン基板よ
りなり、梁状の撓み部A1を延設し、その撓み部A1の
先端側に、加速度を受けて変位する重り部A2を一体形
成により支持している。この加速度センサチップAの撓
み部A1には、その撓み部A1の撓み状態に応じて、抵
抗値が変化するゲージ抵抗A3が設けられている。この
加速度センサチップAは、このゲージ抵抗A3からの出
力により加速度を検出する。
【0004】第1のキャップBは、ガラスよりなり、重
り部A2と対向するよう加速度センサチップAの一方面
に基端側が接合されている。この第1のキャップBは、
重り部A2が過度に加速度を受けて変位した場合に、そ
の変位した重り部A2に接触することにより、重り部A
2が過度の変位をするのを規制し、重り部A2の破損を
防止する。
【0005】第2のキャップCは、第1のキャップBと
は反対側から重り部A2と対向するよう加速度センサチ
ップAの他方面に接合される。この第2のキャップC
は、重り部A2が過度に加速度を受けて変位した場合
に、その変位した重り部A2に接触することにより、重
り部A2が過度の変位をするのを規制し、重り部A2の
破損を防止する。この第2のキャップCは、例えば、こ
の加速度センサチップAを収容する樹脂製の箱型のパッ
ケージ(図示せず)の底部に設けられたアルミナ製の基
板(基台)に支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
加速度センサにあっては、加速度センサチップAをなす
シリコンの熱膨張係数が約2.81×10-6/K(20
℃)であり、第2のキャップCをなすガラスの熱膨張係
数が約3.31×10-6/K(20℃)であって、互い
の熱膨張係数が異なるために、加熱された状態で使用さ
れた場合に、接合部分から熱応力を発生する恐れがあ
る。
【0007】このように、加速度センサチップAと第1
のキャップB又は加速度センサチップAと第2のキャッ
プCとの接合面から発生した場合に、その熱応力が撓み
部A1に伝達されると、ゲージ抵抗A3の抵抗値が変化
してしまい、加速度検出の温度特性が低下する恐れがあ
る。
【0008】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、加速度検出の温度特性
が低下し難い半導体加速度センサを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の半導体加速度センサは、梁状の
撓み部を延設し撓み部の先端側に加速度により変位する
重り部を一体形成により支持した加速度センサチップ
と、加速度センサチップの一方面に接合されて重り部と
対向する第1のキャップと、第1のキャップとは反対側
から重り部と対向するよう加速度センサチップの他方面
に接合される第2のキャップと、を備えた半導体加速度
センサにおいて、前記加速度センサチップは、応力緩和
用の凹型の応力緩和部を前記一方面又は前記他方面の少
なくとも一方に設けた構成にしている。
【0010】請求項2記載の半導体加速度センサは、請
求項1記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、前記一方面に前記応力緩和部を設けた
場合に、前記第1のキャップが接合される第1の接合面
とならずに残った残余面に、前記応力緩和部を設けた構
成にしている。
【0011】請求項3記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、平面視で前記第1の接合面と前記撓み
部の延設根元付近との間に、前記応力緩和部を設けた構
成にしている。
【0012】請求項4記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、前記第1の接合面に沿って、前記応力
緩和部を設けた構成にしている。
【0013】請求項5記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、平面視で前記撓み部の延設根元付近に
のみ前記応力緩和部を設けた構成にしている。
【0014】請求項6記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、複数個の前記応力緩和部を設けた構成
にしている。
【0015】請求項7記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、前記撓み部の延設方向及びその延設方
向に直交する直交方向に沿って前記応力緩和部を設けた
構成にしている。
【0016】請求項8記載の半導体加速度センサは、請
求項1記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、前記一方面に前記応力緩和部を設けた
場合に、前記第1のキャップが接合される第1の接合面
に、前記応力緩和部を設けた構成にしている。
【0017】請求項9記載の半導体加速度センサは、請
求項1記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速度
センサチップは、前記他方面に前記応力緩和部を設けた
場合に、前記第2のキャップが接合される第2の接合面
とならずに残った残余面に、前記応力緩和部を設けた構
成にしている。
【0018】請求項10記載の半導体加速度センサは、
請求項1記載の半導体加速度センサにおいて、前記加速
度センサチップは、前記他方面に前記応力緩和部を設け
た場合に、前記第2のキャップが接合される第2の接合
面に、前記応力緩和部を設けた構成にしている。
【0019】請求項11記載の半導体加速度センサは、
請求項10記載の半導体加速度センサにおいて、前記加
速度センサチップは、前記第2の接合面に略均一に前記
応力緩和部を設けた構成にしている。
【0020】請求項12記載の半導体加速度センサは、
請求項10記載の半導体加速度センサにおいて、前記加
速度センサチップは、平面視で前記撓み部の延設根元付
近に前記応力緩和部を設けた構成にしている。
【0021】請求項13記載の半導体加速度センサは、
請求項12記載の半導体加速度センサにおいて、平面視
で前記撓み部の延設根元付近に設けた前記応力緩和部
を、前記撓み部の延設方向に沿うようにした構成にして
いる。
【0022】請求項14記載の半導体加速度センサは、
請求項12記載の半導体加速度センサにおいて、平面視
で前記撓み部の延設根元付近に設けた前記応力緩和部
を、前記撓み部の延設方向に直交方向に沿うようにした
構成にしている。
【0023】請求項15記載の半導体加速度センサは、
請求項14記載の半導体加速度センサにおいて、平面視
で前記撓み部の延設根元付近に設けた前記応力緩和部
を、前記撓み部の延設方向及びその延設に直交する直交
方向のいずれにも沿うようにした構成にしている。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の半導体加
速度センサを図1乃至図4に基づいて以下に説明する。
【0025】1は加速度センサチップで、シリコン基板
よりなり、図2に示すように、平面視矩形状に形成さ
れ、その中央部に平面視矩形状の孔11が穿設されてい
る。この加速度センサチップ1は、その孔11の一開口
縁部から弾性を有する一対の梁状の撓み部12が、孔1
1の開口部へ向かって所定方向に沿って延設され、この
撓み部12の先端部に、加速度を受けて垂直方向に沿っ
て変位する重り部13を一体成形により支持している。
この重り部13が加速度を受けて垂直方向に沿って変位
すると、その変位に応じて、撓み部12が撓むことにな
る。
【0026】この加速度センサチップ1の撓み部12に
は、その撓み部12の撓みに応じて抵抗値が変化するゲ
ージ抵抗14が2個形成されている。従って、このゲー
ジ抵抗14により、重り部13が受けた加速度に比例す
る電圧を出力として取り出すことが可能になっている。
【0027】また、この加速度センサチップ1上の一端
部には、信号の入出力用に、5個のワイヤボンディング
パッド15が互いに等間隔離れて一列に配置されてい
る。ゲージ抵抗14から加速度に比例して出力された出
力信号は、このワイヤボンディングパッド15から取り
出される。
【0028】この加速度センサチップ1は、その一方面
における孔11の両側には、所定方向一端部から他端部
にかけて、後述する第1のキャップ2を接合するための
アルミ薄膜16が設けられている。言い換えれば、加速
度センサチップ1におけるアルミ薄膜16を設けた部分
が、第1のキャップ2の接合される第1の接合面17と
なっている。
【0029】この加速度センサチップ1は、その一方面
で第1のキャップ2が接合される第1の接合面17とな
らずに残った残余面のうち、第1の接合面17よりも孔
11寄りであって、平面視で第1の接合面17と撓み部
12の延設根元付近の間に、応力緩和用の開口断面三角
形をなした凹型の応力緩和部18を、第1の接合面17
に沿って設けている。この応力緩和部18は、アルミ薄
膜16を介しての加速度センサチップ1及び第1のキャ
ップ2という異種材料の接合部分に発生する熱応力を、
吸収することにより緩和する。特に、この応力緩和部1
8は、撓み部12の延設方向である所定方向に沿ってい
るので、延設方向に直交する直交方向の応力を吸収する
のに有効となっている。
【0030】また、この加速度センサチップ1は、その
他方面に、後述する第2のキャップ3を接合するための
アルミ薄膜(図示せず)が設けられている。言い換えれ
ば、加速度センサチップ1の他方面でアルミ薄膜を設け
た部分が、第2のキャップ3の接合される第2の接合面
となっており、他方面における孔11の開口縁部の略全
面に亙っている。
【0031】2は第1のキャップ2で、耐熱ガラスによ
り、ブリッジ状、すなわち図4に示すように板状でかつ
前述した所定方向から見た各側面が下方に屈曲する形状
に形成されてなり、その両側部21,21により形成さ
れる深さが数μmの凹部22を有している。この第1の
キャップ2は、その両側部21,21の先端面が前述の
アルミ薄膜16を介して加速度センサチップ1に陽極接
合される。この第1のキャップ2は、前述したように、
加速度センサチップ1に陽極接合されることにより、凹
部22が重り部13に対向する。
【0032】この第1のキャップ2は、加速度センサチ
ップ1の重り部13が過度に加速度を受けて変位した場
合に、その変位した重り部13に接触することにより、
重り部13が過度の変位をするのを規制し、重り部13
の破損を防止する。
【0033】3は第2のキャップで、第1のキャップ2
と同様に、耐熱ガラスよりなり、開口部が第1のキャッ
プ2の孔11の開口部と略同一の凹部31が設けられて
いる。この第2のキャップ2は、前述したアルミ薄膜を
介して凹部31の開口周縁部の略全面に陽極接合され、
凹部の底面が加速度センサチップ1の重り部13に対向
する。この第2のキャップ3は、例えば、この半導体加
速度センサを収容する樹脂製の箱型のパッケージ(図示
せず)の底部に設けられたアルミナ製の基板に支持され
る。
【0034】この第2のキャップ3は、加速度センサチ
ップ1の重り部13が過度に加速度を受けて変位した場
合に、その変位した重り部13に接触することにより、
重り部13が過度の変位をするのを規制し、重り部13
の破損を防止する。
【0035】かかる半導体加速度センサにあっては、第
1のキャップ2と加速度センサチップ1との間に熱膨張
係数の差異に基づく応力が発生したとしても、その応力
が、一方面に設けた応力緩和部18により吸収されて緩
和されるから、応力が加速度センサチップ1の撓み部1
2に伝達され難くなり、加速度検出の温度特性が低下し
難くなる。
【0036】また、第1のキャップ2が接合される第1
の接合面17とならずに残った残余面に応力緩和部18
を設けているから、接合面積を小さくしなくてもよくな
り、接合強度を高くすることができる。
【0037】また、平面視で第1の接合面17と撓み部
12の延設根元付近との間に設けられた応力緩和部18
により、第1の接合面17で発生した応力が撓み部12
の延設根元付近に伝達される過程で吸収されるので、加
速度検出の温度特性が低下し難くなるという効果をさら
に奏することができる。
【0038】また、第1の接合面17で発生した応力
が、第1の接合面17に沿って設けた応力緩和部18に
より、発生後周囲に伝達される前に吸収されるので、加
速度検出の温度特性が低下し難くなるという効果をさら
に奏することができる。
【0039】次に、本発明の第2実施形態の半導体加速
度センサを図5に基づいて以下に説明する。なお、第1
実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機能を
有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態の半導
体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0040】本実施形態の半導体加速度センサは、基本
的には、第1実施形態の半導体加速度センサと同様であ
るが、加速度センサチップ1は、孔11の開口断面を小
さくするよう、撓み部12の延設根元付近の四隅を開口
部へ向かって少し突出させて、撓み部12の延設根元付
近における前述した残余面を増設し、その増設した箇所
に、撓み部12の延設方向である所定方向に沿って、応
力緩和部18をそれぞれ設けている。従って、応力緩和
部18は、撓み部12の延設根元付近にのみ設けられて
いる。
【0041】かかる半導体加速度センサにあっては、第
1実施形態と同様に、第1のキャップ2と加速度センサ
チップ1との間の熱膨張係数の差異に基づいて発生した
応力が、一方面に設けた応力緩和部18により吸収され
て緩和されるから、応力が加速度センサチップ1の撓み
部12に伝達され難くなり、加速度検出の温度特性が低
下し難くなる。
【0042】また、残余面に応力緩和部18を設けてい
るから、接合面積を小さくしなくてもよくなって、接合
強度を高くすることができ、また、平面視で撓み部12
の延設根元付近にのみにしか応力緩和部18を設けてい
ないから、応力緩和部18を設ける手間が少なくなる。
【0043】次に、本発明の第3実施形態の半導体加速
度センサを図6に基づいて以下に説明する。なお、第1
実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機能を
有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態の半導
体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0044】本実施形態の半導体加速度センサは、基本
的には、第1実施形態の半導体加速度センサと同様であ
るが、第2実施形態の半導体加速度センサと同様に、加
速度センサチップ1には、孔11の開口断面を小さくす
るよう、撓み部12の延設根元付近近くの四隅を開口部
へ向かって少し突出させて、撓み部12の延設根元付近
における前述した残余面を増設し、その増設した箇所に
も、撓み部12の延設方向である所定方向に沿って、応
力緩和部18をそれぞれ設けている。従って、応力緩和
部18は、第1の接合面17に沿って設けられるととも
に、撓み部12の延設根元付近に設けられている。
【0045】かかる半導体加速度センサにあっては、第
2実施形態の半導体加速度センサの効果に加えて、第1
実施形態の半導体加速度センサと同様に、第1の接合面
17で発生した応力が、第1の接合面17に沿って設け
た応力緩和部18により、発生後周囲に伝達される前に
吸収されるので、加速度検出の温度特性が低下し難くな
るという効果をさらに奏することができる。
【0046】また、第1の接合面17で発生した応力の
うち、第1の接合面17に沿った応力緩和部18により
吸収されずに残ってしまった応力が、撓み部12の延設
根元付近の応力緩和部18により吸収されるので、加速
度検出の温度特性が低下し難くなるという効果をさらに
奏することができる。
【0047】次に、本発明の第4実施形態の半導体加速
度センサを図7に基づいて以下に説明する。なお、第1
実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機能を
有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態の半導
体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0048】本実施形態の半導体加速度センサは、基本
的には、第2実施形態の半導体加速度センサと同様であ
るが、撓み部12の延設根元付近には、孔11とワイヤ
ボンディングパッド15との間に、撓み部12の延設方
向と直交する方向に沿って、新たに応力緩和部18が設
けられた構成となっている。この新たに設けられた応力
緩和部18は、撓み部12の延設方向に直交する直交方
向に沿っているので、延設方向の応力を吸収するのに有
効となっている。
【0049】かかる半導体加速度センサにあっては、第
2実施形態の半導体加速度センサの効果に加えて、第1
の接合面17で発生した応力のうち、撓み部12の延設
方向に直交する直交方向の応力が、撓み部12の延設方
向に沿った第1の接合面17に沿って設けた応力緩和部
18により吸収され、第1の接合面17で発生した応力
のうち、撓み部12の延設方向の応力が、撓み部12の
延設方向に直交する直交方向に沿って設けた応力緩和部
18により吸収されるので、応力を確実に吸収すること
ができ、加速度検出の温度特性が低下し難くなるという
効果をさらに奏することができる。
【0050】次に、本発明の第5実施形態の半導体加速
度センサを図8に基づいて以下に説明する。なお、第1
実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機能を
有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態の半導
体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0051】第1実施形態の半導体加速度センサでは、
応力緩和部18は、加速度センサチップ1の一方面で第
1のキャップ2が接合される第1の接合面17とならず
に残った残余面に設けられているのに対し、本実施形態
の半導体加速度センサでは、加速度センサチップ1の一
方面で第1のキャップ2が接合される第1の接合面1
7、詳しくは、第1のキャップ2の両側部の先端面に対
応する箇所に、等間隔で複数個設けられた構成となって
いる。
【0052】かかる半導体加速度センサにあっては、第
1実施形態と同様に、第1のキャップ2と加速度センサ
チップ1との間の熱膨張係数の差異に基づいて発生した
応力が、一方面に設けた応力緩和部18により吸収され
て緩和されるから、応力が加速度センサチップ1の撓み
部12に伝達され難くなり、しかも、応力が発生する第
1の接合面17そのものに応力緩和部18を設けている
から、第1の接合面17で発生した応力が速やかに吸収
され、加速度検出の温度特性が低下し難くなるという効
果をさらに奏することができる。
【0053】次に、本発明の第6実施形態の半導体加速
度センサを図9及び図10に基づいて以下に説明する。
なお、第1実施形態の半導体加速度センサと実質的に同
様の機能を有する部分には同一の符号を付し、第1実施
形態の半導体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0054】第1実施形態の半導体加速度センサでは、
応力緩和部18は、加速度センサチップ1の一方面で第
1のキャップ2が接合される第1の接合面17とならず
に残った残余面に設けられているのに対し、本実施形態
の半導体加速度センサでは、加速度センサチップ1の他
方面で第2のキャップ3が接合される第2の接合面19
に設けられた構成になっている。詳しくは、第2の接合
面19は、第2のキャップ3の凹部31の開口周縁部表
面に対応する箇所である。
【0055】第2の接合面19は、孔の周囲4箇所に応
力緩和部18が設けられることにより、略均一に設けら
れている。ここで、ロ字状の周回した応力緩和部18が
設けられずに、4箇所に分けて設けられているのは、隅
部の加工がR状になってしまい、応力緩和部18を矩形
の所望の形状に加工し難いからである。
【0056】かかる半導体加速度センサにあっては、第
2のキャップ3と加速度センサチップ1との間に熱膨張
係数の差異に基づく応力が発生したとしても、その応力
が、他方面に設けた応力緩和部18により吸収されて緩
和されるから、応力が加速度センサチップ1の撓み部1
2に伝達され難くなり、加速度検出の温度特性が低下し
難くなる。
【0057】また、応力が発生する第2の接合面19そ
のものに応力緩和部18を設けているから、第2の接合
面19で発生した応力が速やかに吸収され、加速度検出
の温度特性が低下し難くなるという効果をさらに奏する
ことができる。
【0058】また、第2の接合面19で発生した応力
が、第2の接合面19に略均一に設けた応力緩和部18
により吸収されるので、応力の吸収が平均的になり、応
力の吸収が不十分になってしまう箇所がなくなる。
【0059】次に、本発明の第7実施形態の半導体加速
度センサを図11に基づいて以下に説明する。なお、第
6実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機能
を有する部分には同一の符号を付し、第6実施形態の半
導体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0060】本実施形態の半導体加速度センサは、基本
的には、第6実施形態の半導体加速度センサと同様であ
るが、第2の接合面19に設けた4箇所の応力緩和部1
8のうち、平面視で撓み部12とワイヤボンディングパ
ッド15との間に設けた応力緩和部18を、すなわち、
撓み部12の延設方向に直交する直交方向に沿った応力
緩和部18を、撓み部12の延設根元付近に設けた構成
としている。
【0061】かかる半導体加速度センサにあっては、第
7実施形態の半導体加速度センサと同様に、第2のキャ
ップ3と加速度センサチップ1との間に熱膨張係数の差
異に基づいて発生した応力が、他方面に設けた応力緩和
部18により吸収されて緩和されるから、応力が加速度
センサチップ1の撓み部12に伝達され難くなり、加速
度検出の温度特性が低下し難くなる。
【0062】また、第2の接合面19で発生して撓み部
12へ向かって伝達されてきた応力が、平面視で撓み部
12の延設根元付近に設けた応力緩和部18により、撓
み部12の間際で吸収されるので、加速度検出の温度特
性が低下し難くなるという効果をさらに奏することがで
きる。
【0063】しかも、応力緩和部18は、撓み部12の
延設方向に直交する直交方向に沿って設けられているか
ら、撓み部12の延設方向の応力の吸収に特に有効とな
っている。
【0064】次に、本発明の第8実施形態の半導体加速
度センサを図12に基づいて以下に説明する。なお、第
7実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機能
を有する部分には同一の符号を付し、第7実施形態の半
導体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0065】第7実施形態の半導体加速度センサは、撓
み部12の延設根元付近に設けた応力緩和部18が、撓
み部12の延設方向に沿っているのに対し、本実施形態
の半導体加速度センサでは、撓み部12の延設方向に直
交する直交方向に沿った構成としている。
【0066】かかる半導体加速度センサにあっては、第
7実施形態の半導体加速度センサと同様に、第2のキャ
ップ3と加速度センサチップ1との間に熱膨張係数の差
異に基づいて発生した応力が、他方面に設けた応力緩和
部18により吸収されて緩和されるから、応力が加速度
センサチップ1の撓み部12に伝達され難くなり、加速
度検出の温度特性が低下し難くなり、しかも、平面視で
撓み部12の延設根元付近に設けた応力緩和部18によ
り、撓み部12の間際で吸収されるので、加速度検出の
温度特性が低下し難くなるという効果をさらに奏するこ
とができる。
【0067】しかも、応力緩和部18は、撓み部12の
延設方向に沿って設けられているから、撓み部12の延
設方向に直交する直交方向の応力の吸収に特に有効とな
っている。
【0068】なお、本実施形態では、2つの応力緩和部
18のそれぞれの一端が、撓み部12の延設根元と隣接
しているが、例えば、図13に示すように、2つの応力
緩和部18の間隔を広げることにより、撓み部12の延
設根元から多少離れた構成にして、平面視で撓み部12
の延設根元部分を挟むようにしても、本実施形態と同様
の効果を奏することができる。
【0069】次に、本発明の第9実施形態の半導体加速
度センサを図14に基づいて以下に説明する。なお、第
7実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機能
を有する部分には同一の符号を付し、第7実施形態の半
導体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0070】第7実施形態の半導体加速度センサは、撓
み部12の延設根元付近に設けた応力緩和部18が、撓
み部12の延設方向にのみ沿っているのに対し、本実施
形態の半導体加速度センサでは、撓み部12の延設方向
に直交する直交方向にも沿った構成としている。
【0071】かかる半導体加速度センサにあっては、第
7実施形態の半導体加速度センサの効果に加えて、応力
緩和部18は、撓み部12の延設方向にも沿って設けら
れているから、撓み部12の延設方向に直交する直交方
向の応力の吸収にも有効となっている。
【0072】次に、本発明の第10実施形態の半導体加
速度センサを図15に基づいて以下に説明する。なお、
第1実施形態の半導体加速度センサと実質的に同様の機
能を有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態の
半導体加速度センサと異なるところのみ記す。
【0073】第1実施形態の半導体加速度センサでは、
応力緩和部18は、加速度センサチップ1の一方面で第
1のキャップ2が接合される第1の接合面17とならず
に残った残余面に設けられているのに対し、本実施形態
の半導体加速度センサでは、加速度センサチップ1の他
方面で第2のキャップ3が接合される第2の接合面19
とならずに残った残余面を設け、その残余面に応力緩和
部18が設けられた構成になっている。
【0074】かかる半導体加速度センサにあっては、第
2のキャップ3と加速度センサチップ1との間に発生し
た応力が、他方面に設けた応力緩和部18により吸収さ
れて緩和されるから、応力が加速度センサチップ1の撓
み部12に伝達され難くなり、加速度検出の温度特性が
低下し難くなる。
【0075】また、応力が発生する第2の接合面19そ
のものに応力緩和部18を設けているから、第2の接合
面19で発生した応力が速やかに吸収され、加速度検出
の温度特性が低下し難くなるという効果をさらに奏する
ことができる。
【0076】なお、第1実施形態乃至第10実施形態の
半導体加速度センサは、いずれも、応力緩和用の凹型の
応力緩和部18を、加速度センサチップ1の一方面又は
他方面のいずれか一方に設けているが、双方に設けても
よい。
【0077】また、第1実施形態乃至第10実施形態の
半導体加速度センサは、いずれも、重り部13が受けた
加速度を、撓み部12に設けたゲージ抵抗14の抵抗値
の変化により検出しているが、例えば、第1のキャップ
2又は第2のキャップ3と重り部13との相互の対向面
にコンデンサを設けて、重り部13の変位に基づく対向
距離の変化に応じた静電容量の変化に基づいて、重り部
13が受けた加速度を検出するようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の半導体加速度センサは、
その一方面に応力緩和用の凹型の応力緩和部を設けた場
合には、第1のキャップと加速度センサチップとの間に
熱膨張係数の差異に基づく応力が発生したとしても、そ
の応力が、一方面に設けた応力緩和部により吸収されて
緩和され、他方面に応力緩和用の凹型の応力緩和部を設
けた場合には、第2のキャップと加速度センサチップと
の間に熱膨張係数の差異に基づく応力が発生したとして
も、その応力が、他方面に設けた応力緩和部により吸収
されて緩和されるから、応力が加速度センサチップの撓
み部に伝達され難くなり、加速度検出の温度特性が低下
し難くなる。
【0079】請求項2記載の半導体加速度センサは、請
求項1記載の半導体加速度センサの効果に加えて、第1
のキャップが接合される第1の接合面とならずに残った
残余面に応力緩和部を設けているから、接合面積を小さ
くしなくてもよくなり、接合強度を高くすることができ
る。
【0080】請求項3記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサの効果に加えて、平面
視で第1の接合面と撓み部の延設根元付近との間に設け
られた応力緩和部により、第1の接合面で発生した応力
が撓み部の延設根元付近に伝達される過程で吸収される
ので、加速度検出の温度特性が低下し難くなるという効
果をさらに奏することができる。
【0081】請求項4記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサの効果に加えて、第1
の接合面で発生した応力が、第1の接合面に沿って設け
た応力緩和部により、発生後周囲に伝達される前に吸収
されるので、加速度検出の温度特性が低下し難くなると
いう効果をさらに奏することができる。
【0082】請求項5記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサの効果に加えて、平面
視で撓み部の延設根元付近にのみにしか応力緩和部を設
けていないから、応力緩和部を設ける手間が少なくな
る。
【0083】請求項6記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサの効果に加えて、第1
の接合面で発生した応力のうち、一つの応力緩和部によ
り吸収されずに残ってしまった応力が、別の応力緩和部
により吸収されるので、加速度検出の温度特性が低下し
難くなるという効果をさらに奏することができる。
【0084】請求項7記載の半導体加速度センサは、請
求項2記載の半導体加速度センサの効果に加えて、第1
の接合面で発生した応力のうち、撓み部の延設方向に直
交する直交方向の応力が、撓み部の延設方向に沿って設
けた応力緩和部により吸収され、第1の接合面で発生し
た応力のうち、撓み部の延設方向の応力が、撓み部の延
設方向に直交する直交方向に沿って設けた応力緩和部に
より吸収されるので、応力を確実に吸収することがで
き、加速度検出の温度特性が低下し難くなるという効果
をさらに奏することができる。
【0085】請求項8記載の半導体加速度センサは、請
求項1記載の半導体加速度センサの効果に加えて、応力
が発生する第1の接合面そのものに応力緩和部を設けて
いるから、第1の接合面で発生した応力が速やかに吸収
され、加速度検出の温度特性が低下し難くなるという効
果をさらに奏することができる。
【0086】請求項9記載の半導体加速度センサは、請
求項1記載の半導体加速度センサの効果に加えて、第2
のキャップが接合される第2の接合面とならずに残った
残余面に応力緩和部を設けているから、接合面積を小さ
くしなくてもよくなり、接合強度を高くすることができ
る。
【0087】請求項10記載の半導体加速度センサは、
請求項1記載の半導体加速度センサの効果に加えて、応
力が発生する第2の接合面そのものに応力緩和部を設け
ているから、第2の接合面で発生した応力が速やかに吸
収され、加速度検出の温度特性が低下し難くなるという
効果をさらに奏することができる。
【0088】請求項11記載の半導体加速度センサは、
請求項10記載の半導体加速度センサの効果に加えて、
第2の接合面で発生した応力が、第2の接合面に略均一
に設けた応力緩和部により吸収されるので、応力の吸収
が平均的になり、応力の吸収が不十分になってしまう箇
所がなくなる。
【0089】請求項12記載の半導体加速度センサは、
請求項10記載の半導体加速度センサの効果に加えて、
第2の接合面で発生して撓み部へ向かって伝達されてき
た応力が、平面視で撓み部の延設根元付近に設けた応力
緩和部により、撓み部の間際で吸収されるので、加速度
検出の温度特性が低下し難くなるという効果をさらに奏
することができる。
【0090】請求項13記載の半導体加速度センサは、
請求項12記載の半導体加速度センサの効果に加えて、
撓み部の延設方向に直交する直交方向の応力が、撓み部
の延設方向に沿って設けた応力緩和部により吸収される
ので、応力を確実に吸収することができ、加速度検出の
温度特性が低下し難くなるという効果をさらに奏するこ
とができる。
【0091】請求項14記載の半導体加速度センサは、
請求項12記載の半導体加速度センサの効果に加えて、
撓み部の延設方向の応力が、撓み部の延設方向に直交す
る直交方向に沿って設けた応力緩和部により吸収される
ので、応力を確実に吸収することができ、加速度検出の
温度特性が低下し難くなるという効果をさらに奏するこ
とができる。
【0092】請求項15記載の半導体加速度センサは、
請求項14記載の半導体加速度センサの効果に加えて、
撓み部の延設方向に直交する直交方向の応力が、撓み部
の延設方向に沿って設けた応力緩和部により吸収される
とともに、撓み部の延設方向の応力が、撓み部に直交す
る直交方向に沿って設けた応力緩和部により吸収される
ので、応力を確実に吸収することができ、加速度検出の
温度特性が低下し難くなるという効果をさらに奏するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の正面断面図である。
【図2】同上の側面断面図である。
【図3】同上の加速度センサチップの上面図である。
【図4】同上の第1のキャップの斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態の加速度センサチップの
上面図である。
【図6】本発明の第3実施形態の加速度センサチップの
上面図である。
【図7】本発明の第4実施形態の加速度センサチップの
上面図である。
【図8】本発明の第5実施形態の加速度センサチップの
上面図である。
【図9】本発明の第6実施形態の正面断面図である。
【図10】同上の加速度センサチップの上面図である。
【図11】本発明の第7実施形態の加速度センサチップ
の上面図である。
【図12】本発明の第8実施形態の加速度センサチップ
の上面図である。
【図13】2つの応力緩和部の間隔を広げた加速度セン
サチップの上面図である。
【図14】本発明の第9実施形態の加速度センサチップ
の上面図である。
【図15】本発明の第10実施形態の加速度センサチッ
プの正面断面図である。
【図16】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 加速度センサチップ 12 撓み部 13 重り部 17 第1の接合面 18 応力緩和部 19 第2の接合面 2 第1のキャップ 3 第2のキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 赤井 澄夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 片岡 万士 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西條 隆司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 斉藤 誠 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4M112 AA02 BA01 CA24 DA18 EA02 FA09 GA01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁状の撓み部を延設し撓み部の先端側に
    加速度により変位する重り部を一体形成により支持した
    加速度センサチップと、加速度センサチップの一方面に
    接合されて重り部と対向する第1のキャップと、第1の
    キャップとは反対側から重り部と対向するよう加速度セ
    ンサチップの他方面に接合される第2のキャップと、を
    備えた半導体加速度センサにおいて、 前記加速度センサチップは、応力緩和用の凹型の応力緩
    和部を前記一方面又は前記他方面の少なくとも一方に設
    けたことを特徴とする半導体加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記加速度センサチップは、前記一方面
    に前記応力緩和部を設けた場合に、前記第1のキャップ
    が接合される第1の接合面とならずに残った残余面に、
    前記応力緩和部を設けた請求項1記載の半導体加速度セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記加速度センサチップは、平面視で前
    記第1の接合面と前記撓み部の延設根元付近との間に、
    前記応力緩和部を設けた請求項2記載の半導体加速度セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記加速度センサチップは、前記第1の
    接合面に沿って、前記応力緩和部を設けた請求項2記載
    の半導体加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記加速度センサチップは、平面視で前
    記撓み部の延設根元付近にのみ前記応力緩和部を設けた
    請求項2記載の半導体加速度センサ。
  6. 【請求項6】 前記加速度センサチップは、複数個の前
    記応力緩和部を設けた請求項2記載の半導体加速度セン
    サ。
  7. 【請求項7】 前記加速度センサチップは、前記撓み部
    の延設方向及びその延設方向に直交する直交方向に沿っ
    て前記応力緩和部を設けた請求項2記載の半導体加速度
    センサ。
  8. 【請求項8】 前記加速度センサチップは、前記一方面
    に前記応力緩和部を設けた場合に、前記第1のキャップ
    が接合される第1の接合面に、前記応力緩和部を設けた
    請求項1記載の半導体加速度センサ。
  9. 【請求項9】 前記加速度センサチップは、前記他方面
    に前記応力緩和部を設けた場合に、前記第2のキャップ
    が接合される第2の接合面とならずに残った残余面に、
    前記応力緩和部を設けた請求項1記載の半導体加速度セ
    ンサ。
  10. 【請求項10】 前記加速度センサチップは、前記他方
    面に前記応力緩和部を設けた場合に、前記第2のキャッ
    プが接合される第2の接合面に、前記応力緩和部を設け
    た請求項1記載の半導体加速度センサ。
  11. 【請求項11】 前記加速度センサチップは、前記第2
    の接合面に略均一に前記応力緩和部を設けたことを特徴
    とする請求項10記載の半導体加速度センサ。
  12. 【請求項12】 前記加速度センサチップは、平面視で
    前記撓み部の延設根元付近に前記応力緩和部を設けた請
    求項10記載の半導体加速度センサ。
  13. 【請求項13】 平面視で前記撓み部の延設根元付近に
    設けた前記応力緩和部を、前記撓み部の延設方向に沿う
    ようにした請求項12記載の半導体加速度センサ。
  14. 【請求項14】 平面視で前記撓み部の延設根元付近に
    設けた前記応力緩和部を、前記撓み部の延設方向に直交
    方向に沿うようにした請求項12記載の半導体加速度セ
    ンサ。
  15. 【請求項15】 平面視で前記撓み部の延設根元付近に
    設けた前記応力緩和部を、前記撓み部の延設方向及びそ
    の延設に直交する直交方向のいずれにも沿うようにした
    請求項12記載の半導体加速度センサ。
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