JP2001337007A - 加振機の振動台支持構造 - Google Patents

加振機の振動台支持構造

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JP2001337007A
JP2001337007A JP2000158498A JP2000158498A JP2001337007A JP 2001337007 A JP2001337007 A JP 2001337007A JP 2000158498 A JP2000158498 A JP 2000158498A JP 2000158498 A JP2000158498 A JP 2000158498A JP 2001337007 A JP2001337007 A JP 2001337007A
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vibration
air chamber
shaking table
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vibration table
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JP2000158498A
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Takahisa Shibata
孝久 柴田
Haruie Okawa
治家 大川
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Akashi Corp
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Akashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加振機で試験可能な供試品の重さ・大きさの上
限を引き上げる。 【解決手段】開口部203を上部に備えた筐体202の
上部の開口部203に振動台1を出没可能に取り付け
る。振動台1の上に補助振動台11を取付ける。そし
て、下に向いている補助振動台11の側面11aと、筐
体202上部との隙間に縦方向に縮張可能な空気室14
を設ける。空気室14の圧力を上下させることで、振動
台1および補助振動台11を上下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供試体の振動試験
を行う加振機の振動台支持構造に係り、詳細には、従来
より大型且つ重い供試体の振動試験を行える振動台支持
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】供試体の振動試験を行う加振機は、供試
体を載置した振動台を持ち上げた後、振動台を振動させ
ることで供試体に振動を加える構成となっている。振動
台を持ち上げる機構として、従来は図2・図3・図4に
示す機構があった。
【0003】図2に示す振動台支持機構100は、縦断
面が略門型の振動台1の下面1a中央に支持突起101
を設け、支持突起101とベース100aとの間に空気
バネ102を設けた構成である。すなわち、振動台支持
機構100は空気バネ102内部の気圧を上下すること
で振動台1を供試体2と共に上下させる機構である。
【0004】図3に示す振動台支持機構200は、振動
台1の側面上部にシール材201の一端を固定し、筐体
202の上面に設けられた開口部203に振動台1を填
め込み、シール材201の他端を開口部203の内側面
上部に固定した構造である。ここで、開口部203はシ
ール材201及び振動台1で塞がれ、開口部203を一
部とする筐体202の内部は空気室202aとなってい
る。すなわち、振動台支持機構200は、シール材20
1及び空気室202aの空気圧で振動台1を支え、空気
室202a内部の気圧を上下することで振動台1を上下
させる機構である。
【0005】図4に示す振動台支持機構300は、側面
上部3aを水平方向に突出させた縦断面略T字状の補助
振動台3を振動台1の上面1b上に一体に固定し、側面
上部3a下面とベース300aとの間に空気バネ102
を複数設けた構成である。すなわち、振動台支持機構3
00は空気バネ102内部の気圧を上下することで振動
台1を補助振動台3・供試体2と共に上下させる機構で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振動台支持機
構100及び振動台支持機構300において、振動台1
及び供試品2の重さに対向する力を加える部分は、空気
バネ102の上面102aであり、その面積はスペース
上限られていた。このため、上面102aに上から加わ
る圧力は高くなり、それに対向して振動台1及び供試品
2を持ち上げるには空気バネ102内部の気圧を高くす
る必要があった。従って、試験可能な供試品2の重さに
は限界があり、要求を十分に満たすことはできなかっ
た。
【0007】また、振動台支持機構200においては、
振動台1の上面1bに加わる空圧と下面1a・1cに加
わる空圧との差によって、振動台1及び供試品2の重さ
に対向していた。従って、振動台支持機構200におい
ても試験可能な供試品2の重さには限界があり、要求を
十分に満たすことはできなかった。また、振動台1の上
面を広げる比は筐体202を大きくする必要があったた
め、試験可能な供試品2の大きさにも限界があった。
【0008】本発明の課題は、加振機で試験可能な供試
品の重さ・大きさの上限を従来より引き上げることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、供試体(2)を載置して振
動する振動台(1)と、この振動台を出没可能に受け入
れる開口部を上部に備えた振動台支持体(例えば筐体2
02)と、前記開口部において前記振動台を振動可能に
出没させる出没手段と、を備える加振機の振動台支持構
造において、前記振動台の側面(例えば補助振動台11
の側面11a)の少なくとも一部を下に向け、前記振動
台支持体上部と前記側面の下に向いた部分との隙間に縦
方向に縮張可能に設けられた第1の空気室(14)を、
前記出没手段の一部又は全部として備えることを特徴と
する。
【0010】請求項1記載の発明において、空気室が膨
張すると振動台支持体と振動台との縦方向の間隔は広が
る。また、第1の空気室が収縮すると振動台支持体と振
動台との縦方向の間隔は狭まる。従って、第1の空気室
は出没手段の一部又は全部として機能する。ここで、第
1の空気室と振動台との接触面積は空気バネと振動台と
の接触面積に比べて広い。また、側面の面積は径(ある
いは中心からの距離)を確保できる分、下面の面積より
広く取りやすい。従って、従来と同じ気圧であってもよ
り重い物を支持することが可能となる。従って、請求項
1記載の発明によれば、より重い供試体を振動台に載置
して試験を行うことが可能になる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の加
振機の振動台支持構造において、前記下に向いた部分を
側面に有する補助振動台(11)を前記振動台上に一体
に備えることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、既設の加振
機に補助振動台を一体に取り付け、その側面の下に向い
た部分と振動台支持体との間に空気室を設けることで請
求項1に係る発明の効果を得られる。すなわち、既設の
加振機に最小限の改造を加えるのみでよいため、設備費
を低く抑えることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の加
振機の振動台支持構造において、前記補助振動台上面は
振動台上面より広いことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、供試体を載
置する面となる補助振動台上面は振動台上面より広いた
め、より大型の供試体を載置することが可能になる。ま
た、側面を下に向けた構造も容易に形成できる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の加振機の振動台支持構造において、前記
開口部は前記振動台及びその周囲に設けられたシール材
(201)により塞がれており、前記振動台支持体は、
前記開口部及び前記振動台下面をその一部とする第2の
空気室(202a)を、前記出没手段の一部として備え
ること、を特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明によれば、第2の空気
室において振動台は、底面全体に加えられる空気圧によ
って支持される。従って、前記出没手段として第1及び
第2の空気室を備えることになり、さらに重い供試体を
振動台に載置して試験を行うことが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。図1
に示すように、振動台1を支持する振動台支持機構10
は、振動台支持機構200によって支持されている振動
台1の上面1bに補助振動台11を載置して固定し、さ
らに筐体202の上面周縁202bに沿って円筒部材1
2を立設し、円筒部材12の内側面上端部と補助振動台
11の側面上端部との間をシール材13で塞いだ構成で
ある。すなわち、シール材201・13、上面周縁20
2b及び円筒部材12で空気室14(第1の空気室)が
構成されている。空気室14内の気圧は周知の気圧調整
手段(ポンプ等:図示省略)により調節可能となってい
る。また、補助振動台11の高さと円筒部材12の高さ
とは概略等しい。
【0018】ここで、補助振動台11は多角錐或いは円
錐を底面に水平な面で切断して下側のみを取り出した形
状をしており、切断面を下に向けて上面1bに固定され
ている。すなわち、側面11aは斜め下を向いており、
空気室14内の気圧の一部を上方向への力として受け止
める。また、補助振動台11の上面は振動台1の上面1
bより広い。
【0019】次に、本実施の形態の動作を説明する。振
動台1及び補助振動台11を上に持ち上げるには、空気
室14および空気室202a(第2の空気室)の気圧を
上げる。すると、まず、空気室202aと外気との圧力
差により、振動台1の下面1a・1cには振動台1を上
に持ち上げようとする力が加わる。また、空気室14の
気圧により補助振動台11の側面11aには補助振動台
11を上に持ち上げようとする力が加わる。ここで側面
11aに加わる力の大きさは、補助振動台11の上下面
の面積差に空気室14と外気との圧力差を乗じた値とな
る。この2つの力により、振動台1及び補助振動台11
は上に持ち上がる。
【0020】ここで、振動台1及び補助振動台11の上
方向の力が加わる部分は、補助振動台11の側面11a
と振動台1の底面であり、図2〜図4に示した従来例と
比べてその面積は大きい。従って、各空気室に同じ圧力
を加えた場合の上方向の力は従来と比べて大きくなる。
すなわち、従来と比べてより重い物を持ち上げることが
可能となる。
【0021】また、補助振動台11の上面は振動台1の
上面1bより広いため、より大型の物を載置することが
できる。
【0022】すなわち、振動台支持機構10によれば、
従来より大型且つ重い供試体の振動試験を行うことがで
きる。
【0023】なお、以上の実施の形態においては、空気
室14及び空気室202aを用いる構成としたが、空気
室202aに相当する部分を単なる空間として空気室1
4のみを用いる構成としてもよい。上述したように、側
面11aに加わる力の大きさは、補助振動台11の上下
面の面積差に空気室14と外気との圧力差を乗じた値で
あるが、補助振動台11の上下面の面積差は振動台1の
上面1bと比べて十分な大きさを確保できる。このた
め、空気室14のみを用いる構成としても従来より大型
且つ重い供試体の振動試験を行うことができる。
【0024】また、補助振動台11の形状は補助振動台
3と同様の形状でもよい。また、補助振動台11の側面
全周に空気室14を一体に設ける必要はなく、複数に分
割してその間隔を多少空けたりしてもよい。その他、具
体的な空気室14の形状等についても適宜に変更可能で
あることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1の空
気室と振動台との接触面積は空気バネと振動台との接触
面積に比べて広く、また、側面の面積は径(あるいは中
心からの距離)を確保できる分、下面の面積より広く取
りやすいため、従来と同じ気圧であってもより重い物を
支持することが可能となる。従って、より重い供試体を
振動台に載置して試験を行うことが可能になる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、既設の加振
機に最小限の改造を加えるのみでよいため、設備費を低
く抑えることができる。請求項3記載の発明によれば、
より大型の供試体を載置することが可能になる。また、
側面を下に向けた構造も容易に形成できる。請求項4記
載の発明によれば、前記出没手段として第1及び第2の
空気室を備えることになり、さらに重い供試体を振動台
に載置して試験を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の振動台支持機
構の構成を示す縦断面概略図である。
【図2】従来の振動台支持機構の構成を示す縦断面概略
図である。
【図3】従来の振動台支持機構の他の例の構成を示す縦
断面概略図である。
【図4】従来の振動台支持機構の他の例の構成を示す縦
断面概略図である。
【符号の説明】
1 振動台 2 供試体 11 補助振動台 11a 側面 14 空気室(第1の空気室) 201 シール材 202 筐体(振動台支持体) 202a 空気室(第2の空気室)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供試体を載置して振動する振動台と、この
    振動台を出没可能に受け入れる開口部を上部に備えた振
    動台支持体と、前記開口部において前記振動台を振動可
    能に出没させる出没手段と、を備える加振機の振動台支
    持構造において、 前記振動台の側面の少なくとも一部を下に向け、前記振
    動台支持体上部と前記側面の下に向いた部分との隙間に
    縦方向に縮張可能に設けられた第1の空気室を、前記出
    没手段の一部又は全部として備えることを特徴とする加
    振機の振動台支持構造。
  2. 【請求項2】前記下に向いた部分を側面に有する補助振
    動台を前記振動台上に一体に備えることを特徴とする請
    求項1記載の加振機の振動台支持構造。
  3. 【請求項3】前記補助振動台上面は振動台上面より広い
    ことを特徴とする請求項2記載の加振機の振動台支持構
    造。
  4. 【請求項4】前記開口部は前記振動台およびその周囲に
    設けられたシール材により塞がれており、 前記振動台支持体は、前記開口部及び前記振動台下面を
    その一部とする第2の空気室を、前記出没手段の一部と
    して備えること、 を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加振機の
    振動台支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110412875A (zh) * 2019-08-11 2019-11-05 哈尔滨理工大学 一种气嘴及一种自适应稳定平台
CN110542571A (zh) * 2019-09-30 2019-12-06 吉林大学 下沉式砝码整体抬升重心可调式轨道碰撞台车

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