JP2001336409A - 内燃エンジン - Google Patents

内燃エンジン

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JP2001336409A
JP2001336409A JP2000157793A JP2000157793A JP2001336409A JP 2001336409 A JP2001336409 A JP 2001336409A JP 2000157793 A JP2000157793 A JP 2000157793A JP 2000157793 A JP2000157793 A JP 2000157793A JP 2001336409 A JP2001336409 A JP 2001336409A
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JP
Japan
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oil
crank chamber
oil reservoir
engine
pressure
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Application number
JP2000157793A
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English (en)
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Noboru Nagai
昇 永井
Ikutami Riyuu
育民 劉
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Kioritz Corp
Original Assignee
Kioritz Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/04Pressure lubrication using pressure in working cylinder or crankcase to operate lubricant feeding devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/12Closed-circuit lubricating systems not provided for in groups F01M1/02 - F01M1/10
    • F01M2001/126Dry-sumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン潤滑のための構造を簡素化しつつ、
クランク室内のオイルの量を適正化することができる内
燃エンジンを提供する。 【解決手段】 クランク室20に隣接して該クランク室
20を取り囲むようにして配置されたU字形状のオイル
溜め22が形成され、該オイル溜め22と前記クランク
室20とを区画する仕切壁55には、小孔56が形成さ
れ、該小孔56によって、前記クランク室20と前記オ
イル溜め22とが、常時、連通されている。前記小孔5
6の流れ抵抗によって、前記クランク室20内の圧力P
cの変動に遅延して前記オイル溜め22内の圧力Poが
変化することになり、該オイル溜め22内の圧力Poの
変化の遅延に伴う該オイル溜め22と前記クランク室2
0との間の圧力差によって、前記オイル溜め22内のオ
イルを前記クランク室20に導き、また、前記クランク
室20内の過剰オイルを前記オイル溜め22に還流する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、内燃
エンジンに関し、限定するものではないが、手持ち式の
刈払機、芝刈機、チェーンソーなどの小型動力作業機の
動力源としての内燃エンジンの潤滑に好適なものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】刈払機、チェーンソーに代表される手持
ち式の作業機は、作業者が作業姿勢を限定されることな
く作業ができるようにすることが求められる。このこと
から、このような作業機に搭載される動力源としての内
燃エンジンは、その使用時の姿勢を、例えば、横向きに
したとしても、常に安定した作動を行えることが必要と
される。
【0003】このような要請に応じるため、従来一般的
に、燃料と潤滑油とを一定の割合で混合した燃料を使用
する、小型空冷2サイクルガソリンエンジン(以下、単
に2サイクルエンジンという)が、ダイヤフラム式気化
器等との組合せで採用されてきた。しかしながら、2サ
イクルエンジンは、ガスフローによる掃気方式を採用し
ていることに起因して、排気ガス成分に未燃ガスを多く
含むため、有効なる排気ガス対策、つまり、エミッショ
ン対策を施すのが難しいという欠点がある。
【0004】このエミッション対策に関しては、未燃ガ
スの排出が少ない4サイクル内燃エンジン(Otto engin
e)が有利であり、このことから、手持ち式作業機にお
いても、2サイクルエンジンに代わって4サイクルエン
ジンの採用が検討されている。この4サイクルエンジン
は、典型的には、クランクシャフトを収容するクランク
室の底部に、オイルパンによって形成されたオイル溜め
を有し、このオイル溜めの中の潤滑油を、ポンプによっ
て汲み上げる、及び/又は、回転部材(典型的には、い
わゆるオイルディッパー)によって跳ね上げる方式が採
用されている(特開平9−177528号公報)。
【0005】また、特開平10−288019号公報及
び特開平10−288020号公報には、クランク室と
オイル溜めとの間を二本の連通路で連結し、一方の連通
路には、クランクシャフト内通路によって実質的に構成
された開閉バルブが介装され、他方の連通路には、リー
ドバルブが介装されて、ピストンの上昇動作に伴ってク
ランク室が負圧になったときには、前記開閉バルブが開
き、前記リードバルブは閉じて、前記一方の連通路を通
じてオイル溜め内のオイルが前記クランク室に供給さ
れ、他方、前記ピストンの下降動作に伴って前記クラン
ク室が正圧になったときには、前記開閉バルブが閉じ、
前記リードバルブは開いて、前記オイル溜の内圧を正圧
にする技術が開示されている。
【0006】また、特開平9−170417号公報は、
クランク室とオイル溜めとを常時連通させると共に、前
記クランク室に隣接した弁室(圧力調整室)を動弁室
(実質的に大気圧が維持される)に連通させ、前記弁室
と前記クランク室との間の連通路にリードバルブを配置
させて、該リードバルブを前記クランク室が昇圧すると
き(ピストンが下降動作するとき)に開かせるようにし
た潤滑方式を提案している。この特開平9−17041
7号公報の潤滑方式は、前記クランク室を、常時、負圧
状態に維持することで、前記オイル溜め内のエンジンオ
イルを前記クランク室に吸引させようとするものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】オイルポンプによる潤
滑方式は、潤滑油の送出及び回収等の機構が加わるため
構造が複雑で重くなり、手持ち式作業機用エンジンとし
ては望ましくない。また、オイルディッパーによる潤滑
方式は、エンジン設計時のオイルディッパーの長さ寸法
等の設定が難しいという問題を有している。すなわち、
オイルディッパーが短すぎると、オイル消費に伴って、
早期にオイルディッパーによる所期の潤滑作用が得られ
なくなる。逆に、オイルディッパーが長すぎると、オイ
ル充填直後は、多量のオイルがディッパーによって跳ね
上げられることから、クランク室の中のミスト状のオイ
ルの量がリッチ状態(過剰状態)となり、これが原因
で、ブローバイガスが汚染されるなどの問題が発生す
る。
【0008】また、特開平10−288019号公報、
特開平10−288020号公報、特開平9−1704
17号公報に開示の潤滑方式は、そのいずれもが、リー
ドバルブのような逆止弁を必須の構成要素とするもので
あるが、この種のエンジンは、常用回転でも7,500r/min
程度にもなる、極めて高回転で運転されるものであるた
め、リードバルブの耐久性に問題が発生し易く、また、
高回転での運転領域では、リードバルブが実質的に常に
開いた状態となり易く、設計通りに作動しない虞れがあ
る。
【0009】本発明は、手持ち式作業機用エンジンを取
り巻く現在の環境及び社会的な要請を背景にして、オイ
ルディッパーによる潤滑方式の改善を意図した技術開発
活動の過程で案出されたものである。
【0010】本発明の目的は、従来と異なる潤滑方式の
内燃エンジンを提供することにある。本発明の更なる目
的は、エンジン潤滑のための構造を簡素化しつつ、クラ
ンク室内のオイルの量を適正化することができる、内燃
エンジンを提供することにある。本発明の他の目的は、
必須の構成要素として、リードバルブのような逆止弁を
必要としない、内燃エンジンを提供することにある。本
発明の他の目的は、他の動力源を必要としないで効果的
に潤滑を行うことのできる、内燃エンジンを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明によれば、クランクシャフトを収容したクランク室
と、該クランク室に隣接して配置されたオイル溜めと、
を有する内燃エンジンを前提として、前記クランク室と
前記オイル溜とが、流れ抵抗を有する連通路を介して連
通され、該流れ抵抗を有する連通路によって前記オイル
溜め内の圧力が、前記クランク室の圧力の変動に遅延し
て変化し、これに伴う前記クランク室と前記オイル溜め
との間の圧力差によって、前記オイル溜めと前記クラン
ク室との間で、前記連通路を通じた流体の移動が行われ
ることを特徴とする内燃エンジンを提供することによっ
て達成される。
【0012】
【実施の形態】本発明の実施の形態において、前記クラ
ンク室(20)と前記オイル溜め(22)とを仕切壁(55)によっ
て区画し、該仕切壁(55)に、前記流れ抵抗を有する連通
路を構成する小孔(56)を設けてもよい。また、この小孔
(56)に加えて、前記仕切壁(55)に、該仕切壁(55)から前
記オイル溜め(22)内のエンジンオイル(21)の中まで侵入
する吸込管(70)を設け、前記小孔(56)と共に前記吸込管
(70)によって、前記クランク室(20)と前記オイル溜め(2
2)とを連通させてもよい。
【0013】前記吸込管(70)が前記オイル溜め(22)内の
前記エンジンオイル(21)の中まで延びているため、前記
吸込管(70)によって前記クランク室(20)に液状のままの
オイルが供給されることになる。前記クランク室(20)の
中に流入した前記エンジンオイル(21)は、前記クランク
室(20)内の前記クランクシャフト(24)などの回転部材に
よって微粒化される。本発明の他の目的及び作用効果
は、以下の本発明の好ましい実施例の説明から明らかに
なろう。
【0014】
【実施例】以下に、添付した図面に基づいて本発明の好
ましい実施例を詳細に説明する。第一実施例(図1〜図4) 図1〜図4は、本発明を空冷式単気筒4サイクル内燃エ
ンジンに適用した第一実施例を説明するための図であ
る。図1は、クランクシャフトの軸線に沿って切断した
第一実施例のエンジンの縦断面図であり、図2は、クラ
ンクシャフトを横断する方向に切断した、図1と同じエ
ンジンの縦断面図である。図3は、第一実施例のエンジ
ンに対応して本発明内燃エンジンの原理を説明するため
の図であり、図4は、ピストンの上下動作に伴うオイル
溜め、クランク室、動弁室の圧力変化を表すグラフであ
る。
【0015】図示のエンジン100は、例えば、刈払機
の動力源に適用される排気量20〜50mL程度の比較的
小型のものである。該エンジン100は、空冷用の冷却
フィン2を備えたシリンダブロック3と、その上に位置
するシリンダヘッド4と、を有し、前記シリンダブロッ
ク3のシリンダボア5に上下に摺動自在に嵌挿されたピ
ストン6と前記シリンダヘッド4との間に燃焼室7が画
成されている。
【0016】前記シリンダヘッド4は、前記燃焼室7に
臨んで配置された点火プラグ8(図1)と、前記燃焼室
7に開口する吸気ポート9及び排気ポート10(図2)
と、を備え、前記吸気ポート9は吸気バルブ11よって
開閉され、前記排気ポート10は排気バルブ12によっ
て開閉される。
【0017】図示のエンジン100には、また、前記シ
リンダヘッド4とその上のヘッドカバー13とで、動弁
機構を配置するための動弁室15が画成されている。前
記動弁機構は、従来から既知のように、カムシャフト1
6、ロッカーアーム17(図2)等を含んでいる。この
ことから理解できるように、前記エンジン100は、い
わゆるOHC式のエンジンである。
【0018】前記シリンダブロック3の下端には、クラ
ンク室20、及びエンジンオイル21を貯留するための
オイル溜め22を形成するためのクランクケース23
が、配設され、前記クランク室20内に配置されたエン
ジン出力軸としてのクランクシャフト24は、コネクチ
ィングロッド25を介して前記ピストン6に作動上連結
されている。前記クランク室20及び前記オイル溜め2
2については、後に詳しく説明する。
【0019】前記クランクシャフト24は、タイミング
ベルト26(図1)を介して前記カムシャフト16に作
動上連結されており、これにより、前記吸気バルブ11
及び前記排気バルブ12は、前記クランクシャフト24
の回転に同期した所定のタイミングで開閉される。
【0020】図1中、参照符号30はリコイルスタータ
を示し、このリコイルスタータ30は、前記クランクシ
ャフト24に作動上連結されている。前記エンジン10
0の始動時には、前記リコイルスタータ30を用いて、
手動により前記エンジン100の起動が行われる。ま
た、参照符号31(図1)は遠心クラッチであり、前記
クランクシャフト24の回転駆動力を、図示しない刈刃
装置に出力する。
【0021】前記吸気ポート9には、図2に示すよう
に、これに連なる吸気通路35を形成するための吸気系
部品36が連結されており、この吸気系部品36は、エ
アクリーナ37と、スロットルバルブ(図示せず)を含
む燃料供給手段であるダイヤフラム式気化器38と、を
含んでいる。他方、前記排気ポート10には、マフラー
を含む排気系部品39が連結されている。前記エアクリ
ーナ37は、チューブ40を介して、前記動弁室15と
連通されている。これにより、前記クランク室20から
前記動弁室15に流入したブローバイガスが、前記チュ
ーブ40を介して、前記エアクリーナ37の吸気下流側
に排出される。
【0022】前記エンジン100の下方には、前記クラ
ンクケース23に近接して燃料タンク45が配置され、
該燃料タンク45には、燃料Fとしてのガソリンが収容
される。この燃料タンク45内の燃料Fは、配管46を
介して前記気化器38に供給され、該気化器38によっ
て空気−燃料混合気として霧化された後に、前記吸気通
路35及び前記吸気ポート9を通じて前記燃焼室7に充
填される。
【0023】前記エンジン100は、また、前記クラン
ク室20と前記動弁室15とを連通させるための複数の
連通路48を有する(図1には、一本の連通路だけが現
れている)。これら複数の連通路48は、前記シリンダ
ブロック3の壁を上下に貫通する細長い貫通孔で構成さ
れ、この貫通孔は、前記シリンダブロック3の円周方向
に離間して、例えば四本設けられている。図1に現れて
いる連通路48は、他の連通路(図面には現れていな
い)とは異なり、その上端が前記動弁室15の底壁に形
成された凹所15aに開口している(図1)。
【0024】前記複数の連通路48の下端は、前記クラ
ンクシャフト24の、前記クランク室20に解放した内
部通路49に通じる環状室50に連通されている(図
1)。前記クランクシャフト24の前記内部通路49
は、半径方向において前記環状室50に対面するポート
49aを有し、該ポート49a及び前記内部通路49を
介して、前記クランク室20と前記環状室50とが常時
連通される。
【0025】前述したクランク室20及びオイル溜め2
2について説明すると、前記クランクケース23内の空
間は、仕切壁55によって前記クランク室20と前記オ
イル溜め22とに区画されている。この仕切壁55は、
図2から最も良く理解できるように、前記クランクシャ
フト24の回転軸線を中心とした円弧状の形状を有し、
また、前記クランクシャフト24のバランスウエイト2
4aの移動軌跡に沿って、且つ前記バランスウエイト2
4aに近接して延びており、これにより、前記クランク
室20を取り囲むようにして配置されたU字形状の前記
オイル溜め22が形成されている。前記仕切壁55は、
一個以上の小孔56を有する(図2)。該小孔56は、
前記クランク室20と前記オイル溜め22とを連通させ
る連通路を構成するものであり、前記小孔56を通じ
て、前記クランク室20と前記オイル溜め22とが、常
時、連通されている。
【0026】前記オイル溜め22の中には、前記オイル
溜め22内のオイル21を常時適度に波立たせるため
の、補助手段としての、振動体であるコイルバネ60が
U字状に配設されているが、該コイルバネ60は必ずし
も必須な要素ではない。該コイルバネ60は、その両端
60a、60bが、前記クランクケース23内の左右上
端部分に保持されて、U字状に延びる前記オイル溜め2
2に沿って、その全域にまたがって延びている。すなわ
ち、前記コイルバネ60は、前記オイル溜め22内に、
U字状に宙釣りにされた状態で配置されている。
【0027】以上の構成からなる前記エンジン100
は、通常の4サイクル内燃エンジンと同様に、吸気行程
−圧縮行程−膨張行程−排気行程の一連の行程を反復的
に行い、これに伴う前記ピストン6の上下動作に伴う前
記クランク室20内の圧力Pcの変化によって、前記オ
イル溜め22と前記クランク室20との間の流体の流
動、及び、前記連通路48を通じて前記クランク室20
と前記動弁室15との間の流体のサーキュレーションが
生じる。
【0028】先ず、前記エンジン100の作動に伴うエ
ンジン振動は、前記オイル溜め22内の前記コイルバネ
60の振動を誘起し、この振動するコイルバネ60は、
前記オイル溜め22内の前記エンジンオイル21を撹拌
し、及び/又は、跳ね上げ、その油面を全面にわたって
適度に波立たせる。前記コイルバネ60は、前記クラン
ク室20を取り囲む前記U字状のオイル溜め22の全領
域にまたがって配置されているため、前記エンジン10
0が、例えば、横向き或るいは倒立状態になったとして
も、エンジン振動によって加振される前記コイルバネ6
0の振動によって、前記オイル溜め22内の前記エンジ
ンオイル21を撹拌、及び/又は、跳ね上げ、その油面
を全面にわたって波立たせることができる。
【0029】図4を参照して、前記オイル溜め22の圧
力Poと前記クランク室20の圧力Pcとの関係、及び
前記クランク室20の圧力Pcと前記動弁室15の圧力
Pvとの関係を説明する。図4において、過程1〜過程
2は前記ピストン6が上昇する行程を示し、過程2〜過
程3は前記ピストン6が下降する行程を示し、過程3〜
過程4は前記ピストン6が再び上昇する行程を示す。
【0030】図4から理解できるように、前記ピストン
6の上下動に伴う前記クランク室20の圧力Pcの変動
(実線)と、前記オイル溜め22内の圧力Poの変動
(一点鎖線)と、の間に位相差がある。また、前記クラ
ンク室20の圧力Pcの変動と、前記動弁室15内の圧
力Pvの変動(二点鎖線)と、の間に位相差がある。換
言すれば、前記ピストン6の上下動に伴う前記クランク
室20の圧力Pcの変動に遅れて、前記オイル溜め22
及び前記動弁室15内の圧力Po及びPvに変動が現れ
る。
【0031】この位相の遅れは、前記クランク室20と
前記動弁室15とを連通させる前記細長い連通路48の
流れ抵抗によるものであり、また、前記オイル溜め22
と前記クランク室20と連通させる前記小孔56部での
流れ抵抗によるものである。すなわち、前記小孔56
は、前記オイル溜め22の内圧Poの変化に遅延を発生
させることのできる有効開口面積の孔で構成されてお
り、このような孔は、一般的に言えばオリフィスと呼ば
れる。前記小孔56に代えて、流れ抵抗を発生すること
のできる径及び/又は長さを備えた管路で前記クランク
室20と前記動弁室15とを連通させてもよい。
【0032】図4の時点Aから時点Bの過程は、前記ピ
ストン6が上死点に向けて上昇し、上死点から下降し始
める迄の過程に対応する。この過程では、前記クランク
室20の内圧Pcが正圧から負圧に変化するが、この圧
力変動に遅れて前記オイル溜め22の内圧Poが変化す
る。したがって、前記オイル溜め22内の圧力Poは、
前記クランク室20内の圧力Pcに比べて相対的に高い
状態になる。この圧力差(Po−Pc)は、前記オイル
溜め22内の流体が、前記小孔56を通って前記クラン
ク室20に流入する動きを誘発する。
【0033】図4の時点Bから時点Cの過程は、前記ピ
ストン6が下死点に向けて下降し、下死点から上昇し始
める迄の過程に対応する。この過程では、前記クランク
室20の内圧Pcが負圧から正圧に変化するが、この圧
力変動に遅れて前記オイル溜め22の内圧Poが変化す
る。したがって、前記オイル溜め22内の圧力Poは、
前記クランク室20内の圧力Pcに比べて相対的に低い
状態になる。この圧力差(Pc−Po)は、前記クラン
ク室20内の流体が、前記小孔56を通って前記オイル
溜め22に流入する動きを誘発する。
【0034】前述した図4の時点Aから時点Bに実質的
に重複する時点Fから時点Dの過程は、前述したとおり
前記クランク室20の内圧Pcが正圧から負圧に変化す
るが、この圧力変動に遅れて前記動弁室15の内圧Pv
が変化する。したがって、前記動弁室15内の圧力Pv
は、前記クランク室20内の圧力Pcに比べて相対的に
高い状態になる。この圧力差(Pv−Pc)は、前記動
弁室15の前記凹所15aに主に存在する液化したエン
ジンオイルが前記連通路48を通り、前記クランクシャ
フト24の前記ポート49a及び前記内部通路49を通
って前記クランク室20に還流するのを促す。
【0035】前述した図4の時点Bから時点Cに実質的
に重複する時点Dから時点Eの過程は、前述したように
前記クランク室20の内圧Pcが負圧から正圧に変化す
るが、この圧力変動に遅れて前記動弁室15の内圧Pv
が変化する。したがって、前記動弁室15内の圧力Pv
は、前記クランク室20内の圧力Pcに比べて相対的に
低い状態になる。この圧力差(Pc−Pv)は、前記ク
ランク室20内のミスト化したエンジンオイルが前記連
通路48を通って前記動弁室15の中に流入するのを促
す。
【0036】当業者であれば上記の説明から分かるよう
に、前記オイル溜め22内のエンジンオイル21の細粒
は、前記オイル溜め22内の圧力Poが前記クランク室
20内の圧力Pcよりも相対的に高くなる時点Aから時
点Bの過程で、前記仕切壁55の前記小孔56を通じて
前記クランク室20の中に導かれ、該クランク室20内
で、回転する前記クランクシャフト24などと衝突して
微粒化され、ミスト状のオイルになって前記クランクシ
ャフト24の軸受などの潤滑に貢献する。
【0037】また、前記クランク室20内の過剰なオイ
ルは、前記オイル溜め22内の圧力Poが前記クランク
室20の圧力Pcよりも相対的に低くなる時点Bから時
点Cの過程で、前記仕切壁55の前記小孔56を通じ
て、前記クランク室20から前記オイル溜め22に還流
される。
【0038】他方、前記クランク室20内のミスト化し
たオイルは、前記動弁室15内の圧力Pvが前記クラン
ク室20内の圧力Pcよりも相対的に低くなる時点Dか
ら時点Eの過程で、前記動弁室15の中に入って前記動
弁機構の潤滑に貢献する。
【0039】前記動弁室15の中で液化したオイルは、
前記動弁室15の前記凹所15aに集まり、該凹所15
a内のオイルは、前記動弁室15内の圧力Pvが前記ク
ランク室20内の圧力Pcよりも相対的に高くなる時点
Fから時点Dの過程で、前記連通路48を通り、前記ク
ランクシャフト24の前記ポート49a及び前記内部通
路49を通って前記クランク室20に還流する。
【0040】したがって、上記の第一実施例のエンジン
100によれば、前記仕切壁55によって区画された前
記オイル溜め22と前記クランク室20とを前記小孔5
6によって常時連通させるようにしてあるため、該小孔
56の流れ抵抗によって、前記クランク室20の圧力P
cの変動に遅延して前記オイル溜め22の内圧Poが変
化することになり、該オイル溜め22の圧力Poの変化
の遅延に伴う該オイル溜め22と前記クランク室20と
の間の圧力差(Po−Pc)によって、前記オイル溜め
22内のオイルを前記クランク室20に導き、また、前
記クランク室20内の過剰オイルを前記オイル溜め22
に還流することができる。これにより、前記クランク室
20内のオイルの量が自動的に適正化され、前記クラン
ク室20内の過剰なオイルが原因で発生するブローバイ
ガスの汚染問題を改善することができる。
【0041】また、エンジン振動によって前記オイル溜
め22内のオイル21はその油面が全面にわたって波立
ち、また、この油面の波立ちは、エンジン振動によって
誘起される前記コイルバネ60によって助成される。そ
して、前記コイルバネ60が前記クランク室20を取り
囲む前記U字状のオイル溜め22の全領域にまたがって
配置されているため、前記エンジン100が、例えば、
横向き或るいは倒立状態になったとしても、エンジン振
動によって加振される前記コイルバネ60の振動によっ
て前記オイル溜め22内のエンジンオイル21を細粒化
することができる。このようなコイルバネ60による作
用効果は、アイドル運転又は特に要求のあるエンジン回
転数での、前記クランク室20内のオイル細粒化に対応
するのに有効であるものの、前記コイルバネ60を省い
てもよい。
【0042】前記エンジン100によれば、前記オイル
溜め22の中の前記エンジンオイル21の量を、従来の
オイルディッパーによる潤滑方式に比べて少なくするこ
とができる。ちなみに、前記エンジン100によれば、
前記オイル溜め22と前記クランク室20との間の圧力
差(Po−Pc)によって、前記オイル溜め22内のオ
イルを前記クランク室20に流入させるようにしてある
ため、前記オイル溜め22内のオイルの量が減少して
も、効果的に前記クランク室20内の潤滑を行うことが
できる。
【0043】仮に、前記オイル溜め22から前記クラン
ク室20に入るオイルの量が要求量よりも多いときに
は、つまり、前記クランク室20内のオイルがリッチ傾
向にあるときには、図3に仮想線で示すように、前記小
孔56に金網65などのメッシュ材料、つまり多孔材料
を設けて、前記オイル溜め22から前記クランク室20
の中に流入するオイルの量を制御するようにしてもよ
い。この場合、前記仕切壁55に複数の小孔56が形成
されているときには、これら複数の小孔56の少なくと
も一つに前記金網65を設けるようにしてもよい。
【0044】前記エンジン100において、前記クラン
ク室20と前記動弁室15とを連通させるための前記連
通路48にリードバルブのような逆止弁(図3に仮想線
で示す部材66)を設け、前記クランク室20から前記
動弁室15への流体の移動は許容するものの、その逆の
流体の移動を禁止するようにしてもよい。また、前記オ
イル溜め22と前記クランク室20とを連通させるため
の前記小孔56の少なくとも一つに、リードバルブのよ
うな逆止弁75を設け、前記オイル溜め22から前記ク
ランク室20への流体の移動は許容するものの、その逆
の流体の移動を禁止するようにしてもよい。
【0045】また、前記オイル溜め22内に、前記コイ
ルバネ60のようなエンジン振動によって振動する振動
体を設ける場合、この振動体が特定のエンジン回転数
(例えば、アイドル運転)のときに共振するように、そ
の固有振動数を選定するようにしてもよい。
【0046】第二実施例(図5) 図5は、本発明を空冷式単気筒4サイクル内燃エンジン
に適用した第二実施例を説明するための図であり、該エ
ンジンをクランクシャフトを横断する方向に切断した断
面図である。この第二実施例のエンジン200の説明に
おいて、上述した第一実施例のエンジン100と同一の
要素には同一の参照符号を付すことにより、その説明を
省略し、以下に、第二実施例のエンジン200の特徴部
分を説明する。
【0047】図示のエンジン200にあっては、前記仕
切壁55に、前記小孔56の他に吸込管70が設けら
れ、該吸込管70によっても前記クランク室20と前記
オイル溜め22とが連通されている。前記吸込管70
は、前記仕切壁55から前記シリンダボア5の軸線に沿
って下方に延び、オイル溜め22内のエンジンオイル2
1の中まで侵入する長さ寸法を備えている。
【0048】前記吸込管70は、剛性の管体で構成して
もよく、或いは、可撓性の管体で構成してもよい。可撓
性の管体で前記吸込管70を構成したときには、該可撓
性吸込管70の先端に錘を設け、この錘によって前記可
撓性吸込管70が、前記エンジン200の姿勢の如何に
関わらず、つまり前記エンジン200が横向きや上下逆
転した姿勢になったとしても、可撓性吸込管70がオイ
ル溜め22の中のエンジンオイル21の中に存在するこ
とができるようにしてもよい。
【0049】図示の第二実施例エンジン200によれ
ば、前記オイル溜め22内のエンジンオイル21は、前
記オイル溜め22内の圧力Poが前記クランク室20内
の圧力Pcよりも相対的に高くなる時点Aから時点Bの
過程(図4)で、前記仕切壁55の前記小孔56を通じ
て細粒化したオイルが前記クランク室20の中に流入
し、また、前記吸込管70を通じて、液状のままのオイ
ル21が前記クランク室20の中に吸い込まれ、該クラ
ンク室20内で、回転する前記クランクシャフト24な
どと衝突して微粒化され、ミスト状のオイルになって前
記クランクシャフト24の軸受などの潤滑に貢献する。
【0050】前記クランク室20内の過剰なオイルは、
前記オイル溜め22内の圧力Poが前記クランク室20
内の圧力Pcよりも相対的に低くなる時点Bから時点C
の過程で、前記小孔56及び前記吸込管70を通じて、
前記クランク室20から前記オイル溜め22に還流され
る。
【0051】図示の第二実施例エンジン200において
も、補助的な手段として、前記コイルバネ60のような
エンジンの振動によって振動して前記オイル溜め22内
のエンジンオイル21の細粒化を助ける振動手段を設け
てもよい。
【0052】以上、本発明を4サイクル内燃エンジンを
例に説明したが、本発明の潤滑方式は2サイクル内燃エ
ンジンに適用可能であることは当業者であれば容易に理
解できよう。本発明の潤滑方式を2サイクル内燃エンジ
ンに適用した場合、エンジンオイルを含まない燃料又は
エンジンオイルの量をごく少なくした混合燃料をエンジ
ンに供給すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランクシャフトの軸線に沿って切断した第一
実施例のエンジンの縦断面図である。
【図2】クランクシャフトを横断する方向に切断した、
図1と同じエンジンの縦断面図である。
【図3】第一実施例のエンジンに対応して本発明の原理
を説明するための図である。
【図4】ピストンの上下動作に伴うオイル溜め、クラン
ク室、動弁室の圧力変化を表すグラフである。
【図5】クランクシャフトを横断する方向に切断した第
二実施例のエンジンの縦断面図である。
【符号の説明】
100、200 4サイクル内燃エンジン(内燃エンジ
ン) 6 ピストン 20 クランク室 22 オイル溜め 24 クランクシャフト 55 仕切壁 56 仕切壁に形成された小孔(連通路) 70 仕切壁に設けられた吸込管(連通路) 60 コイルバネ(振動体) 65 金網(多孔材料) 75 逆止弁 Pc クランク室内の圧力 Po オイル溜め内の圧力
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月8日(2000.6.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G013 AA05 AB03 BA04 BB12 BD24 BD47 CA01 CA05 3G015 AA05 AB03 BA05 BB06 CA06 CA07 DA10 EA14 EA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフト(24)を収容したクラン
    ク室(20)と、該クランク室(20)に隣接して配置されたオ
    イル溜め(22)と、を有する内燃エンジン(100,200)にお
    いて、 前記クランク室(20)と前記オイル溜と(22)が、流れ抵抗
    を有する連通路(56,70)を介して連通され、該流れ抵抗
    を有する連通路(56,70)によって前記オイル溜め(22)内
    の圧力(Po)が、前記クランク室(20)の圧力(Pc)の変動に
    遅延して変化し、これに伴う前記クランク室(20)と前記
    オイル溜め(22)との間の圧力差によって、前記オイル溜
    め(22)と前記クランク室(20)との間で、前記連通路(56,
    70)を通じた流体の移動が行われることを特徴とする内
    燃エンジン。
  2. 【請求項2】 前記クランク室(20)と前記オイル溜め(2
    2)とが仕切壁(55)によって区画され、該仕切壁(55)に、
    前記流れ抵抗を有する連通路を構成する小孔(56)が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の内燃エン
    ジン。
  3. 【請求項3】 前記仕切壁(55)に、該仕切壁(55)から前
    記オイル溜め(22)内のエンジンオイル(21)の中まで侵入
    する吸込管(70)が設けられていることを特徴する請求項
    2に記載の内燃エンジン。
  4. 【請求項4】 前記小孔(56)が複数設けられ、該小孔(5
    6)の少なくとも一つの小孔(56)に多孔材料(65)が設けら
    れていることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃
    エンジン。
  5. 【請求項5】 前記小孔(56)が複数設けられ、該小孔(5
    6)の少なくとも一つの小孔(56)に、前記オイル溜め(22)
    から前記クランク室(20)への流体の移動は許容するがそ
    の逆の流体の移動を禁止する逆止弁(75)が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃エンジ
    ン。
  6. 【請求項6】 前記オイル溜め(22)内に、エンジン振動
    によって振動する振動体(60)が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃エン
    ジン。
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