JP2001336123A - コンクリート支柱 - Google Patents

コンクリート支柱

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JP2001336123A
JP2001336123A JP2000157520A JP2000157520A JP2001336123A JP 2001336123 A JP2001336123 A JP 2001336123A JP 2000157520 A JP2000157520 A JP 2000157520A JP 2000157520 A JP2000157520 A JP 2000157520A JP 2001336123 A JP2001336123 A JP 2001336123A
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JP
Japan
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concrete
present
concrete support
fibers
fiber
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JP2000157520A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tanabe
健一 田辺
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Nihon Kogyo KK
Original Assignee
Nihon Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主として屋外に設置され車止めや防護柵又はフ
ェンスなどに用いられるコンクリート支柱に関する。 【解決手段】下部が地中に埋設され、上部が地表に立設
されてなるコンクリート支柱において、このコンクリー
ト支柱のコンクリートに補強繊維が混入されたもので、
車両などの衝突による衝撃にも破損しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として屋外に設
置され車止めや防護柵又はフェンスなどに用いられるコ
ンクリート支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車止めなどの支柱としては、内部
に鉄筋或いは鋼管などが配設されたコンクリート製のも
のが知られていた。又、実開平6−60616号公報に
は支柱の下部がゴムなどの可撓性部材で形成された柵柱
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
きコンクリート製の支柱においては、車両の衝突などに
よって強い衝撃が加わったときなどに支柱が割れやすい
という問題があった。又、実開平6−60616号公報
に提案されている柵柱においては柵柱の上下が異なる材
料から製せられているため実開平6−60616号公報
にも記載されているように、上下に分けて作製せねばな
らず、加工に手間がかかるという問題があった。
【0004】そこで本発明者は従来の欠点に鑑み鋭意研
究の結果、車などの衝突による衝撃で破損しにくく製作
も容易なコンクリート支柱を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1記載のコ
ンクリート支柱は、下部が地中に埋設され、上部が地表
に立設されてなるコンクリート支柱において、このコン
クリート支柱のコンクリートに補強繊維が混入されたも
ので、車両などの衝突による衝撃にも破損しにくい。
【0006】又、本発明請求項2記載のコンクリート支
柱は、補強繊維がビニロン繊維又はポリプロピレン繊維
であり、耐衝撃性に優れる。
【0007】又、本発明請求項3記載のコンクリート支
柱は、表面に二次加工が施されたもので、外観が変化に
富み、装飾性に優れる。本発明に於ける二次加工とは、
ショットブラストや研削などの表面処理加工を示す。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に付いて説明する。図1は本発明コンクリート支柱の実
施形態の一例である車止め支柱の立面図であり、図2は
図1のA−A断面図である。
【0009】この例に於ける車止め支柱は、可動式とさ
れており、地中に配設されたコンクリートブロック2の
竪孔21に車止め支柱本体の下端に設けられた接続部1
1が挿入され、車止め本体1が地表に立設されている。
この例において、車止め本体1の下端には棒体が挿入固
着され、接続部11となされているので、車止めが不要
なときは車止め本体1を外すことが出来る。又、車止め
本体1は補強繊維が混練されたコンクリートから製せら
れているので、耐衝撃性に優れ、車両などの衝突によっ
ても破損しにくい。補強繊維としてはビニロン繊維やポ
リプロピレン繊維などの合成繊維やガラス繊維、炭素繊
維などが用いられるが、柔軟性に富み耐薬品性に優れる
ビニロン繊維やポリプロピレン繊維が好適に用いられ
る。
【0010】図3はコンクリート支柱の他の例を示す断
面図である。この例における車止め支柱は、固定式であ
り、車止め本体1の下端に設けられた埋設部12がコン
クリート中に埋設固着されている。この例においては、
車止め本体1は、コンクリートのなかに強固に固着され
るので、車止め本体1が転倒したり脱落したりすること
がない。この例における車止め本体1の埋設部12は、
車止め本体1の成型時に一体に成型して作製される。こ
の例においてもコンクリート支柱本体は補強繊維が混連
されたコンクリートから製せられる。
【0011】本発明コンクリート支柱の実施形態の例を
前記したが、本発明のコンクリート支柱の形態はこの例
に限るものではなく、適宜間隔で複数の支柱を連設し、
この支柱間に亘って鎖などが張設されて防護柵又はフェ
ンスとなされてもよいし、支柱間にわたって水平ビーム
が架設された防護柵又はフェンスとなされてもよい。
【0012】本発明コンクリート支柱に於ける、補強繊
維の有効性の確認のために各種コンクリートを平板状に
成型し曲げ強度を比較した結果を下表に示す。試験体 No1 普通コンクリート No2 ビニロン繊維補強コンクリート(VFRC) 普通コンクリートとVFRCの配合(体積比率)を下表
に示す。
【表1】 本例に用いられたビニロン繊維は、 形態:ドライタイプ 繊維長:12mm 繊維直径:200μm 比重:1.30 引張強度:912N/mm 試験方法 JIS A 5304による。 試験結果 表2のとうり
【0013】
【表2】
【0014】次に、本発明コンクリート支柱に於ける、
補強繊維の有効性の確認のために各種コンクリートを平
板状に成型し衝撃強度を比較した結果を下表に示す。
【0015】試験体 No1 普通コンクリート No2 ビニロン繊維補強コンクリート(VFRC) 試験方法 JISA1408による。(おもり質量=1kg) 試験結果 表3のとうり
【0016】
【表3】
【0017】次に、本発明コンクリート支柱に於ける、
補強繊維の有効性の確認のために、普通コンクリートと
ビニロン繊維補強コンクリートで幅600mm、奥行き
350mm、高さ600mmの車止めを作製し、衝撃強
度を比較した結果を下表に示す。
【0018】試験体 No1 普通コンクリート製 No2 ビニロン繊維補強コンクリート 試験方法 冶具にロードサイドオブジェを固定し、ロードサイドオ
ブジェに対して予め設定した高さ(h)から鉄球を落下
した。
【0019】
【表4】 上記実験の設定条件
【表5】
【0020】
【発明の効果】上述の如く、本発明請求項1記載のコン
クリート支柱は、下部が地中に埋設され、上部が地表に
立設されてなるコンクリート支柱において、このコンク
リート支柱のコンクリートに補強繊維が混入されたもの
で、車両などの衝突による衝撃にも破損しにくい。
【0021】又、本発明請求項2記載のコンクリート支
柱は、補強繊維がビニロン繊維又はポリプロピレン繊維
であり、耐衝撃性に優れる。
【0022】又、本発明請求項3記載のコンクリート支
柱は、表面に二次加工が施されたもので、外観が変化に
富み、装飾性に優れる。このコンクリートに混入するビ
ニロン繊維やポリプロピレン繊維は径が小さく短いので
コンクリートを加工しても目立たない。又、繊維自体が
柔軟なため、手に触れても刺激が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コンクリート支柱の実施形態の一例であ
る車止め支柱の立面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】コンクリート支柱の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 車止め本体 11 接続部 12 埋設部 2 コンクリートブロック 21 竪孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部が地中に埋設され、上部が地表に立
    設されてなるコンクリート支柱において、このコンクリ
    ート支柱のコンクリートに補強繊維が混入されたことを
    特徴とするコンクリート支柱。
  2. 【請求項2】 補強繊維がビニロン繊維又はポリプロピ
    レン繊維であることを特徴とする請求項1記載のコンク
    リート支柱。
  3. 【請求項3】 表面に二次加工が施されたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のコンクリート支柱。
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CN106498850A (zh) * 2016-10-27 2017-03-15 成都亚联科科技有限公司 一种桥梁路面用组件及其制备方法

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CN106498850A (zh) * 2016-10-27 2017-03-15 成都亚联科科技有限公司 一种桥梁路面用组件及其制备方法
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