JP2001335485A - メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤及びそれを含有する化粧料

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優子 斉藤
Yutaka Ota
豊 太田
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炎症を伴った色素異常やソバカスなどの色素異
常に対して有効な予防或いは改善手段を提供することを
課題とする。 【解決手段】メラノサイトのデンドライドの伸長の抑制
作用を有するのに優れたベルベリン、ベルベリン誘導体
及び/または生理的に許容されるそれらの塩を化粧料な
どの皮膚外用剤へ含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メラノサイトのデ
ンドライト伸長抑制剤及び化粧料などの皮膚外用剤に関
し、更に詳細には、メラノサイトのデンドライト伸長抑
制剤により、メラノサイトとマクロファージの相互作用
を抑制するのに好適な、メラノサイトとマクロファージ
が関与する皮膚現象対応用の皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】メラノサイトは動物において、色素に係
わる生命現象の主役となっていることは既に知られてい
ることであるが、かかる色素であるメラニンがメラノサ
イトで産生され、どの様な経緯で表皮細胞に移動してい
くかについては、未だ詳細には知られておらず、かかる
メラニン顆粒の移動には、マクロファージが関与してい
る場合が少なくないことのみが知られているにすぎな
い。かかるマクロファージの関与については、メラノサ
イトのデンドライトの伸長因子(DEF)を産生するこ
とにより為されていることが指摘されているが、この様
な伸長因子の働きを抑制する試みや、抑制することによ
りメラノサイトのデンドライトの伸長を抑制すること、
該デンドライトの伸長抑制により、メラニン顆粒の移動
を抑制し、皮膚が黒化するのを防ぐ試みは全く為されて
いない。更に、ベルベリン、ベルベリン誘導体及び生理
的に許容されるそれらの塩に、この様なメラノサイトの
伸長抑制作用が有ることも全く知られていない。
【0003】他方、メラノサイトによって産生されるメ
ラニン顆粒の異常によって生じる色素異常の解決は、美
しい白い肌を具現化するための人類永年の解決課題であ
り、この為、種々の努力が為され、多くの成果が得られ
てきており、そのメカニズムについても様々なものが得
られているが、メラノサイトのデンドライトの伸長抑制
に着目したものはなく、この様なメカニズムにより、光
の関与する色素異常であって、炎症を伴う色素異常症の
予防や改善などの対応に有用であることは全く知られて
いない。又、炎症を伴った色素異常やソバカスなどの色
素異常に対して、従来良く知られているアスコルビン酸
などのメラニン生成阻害剤の効果が今ひとつであり、こ
の様な色素異常の予防或いは改善手段の開発が望まれて
いた。
【0004】更に、ベルベリン、ベルベリン誘導体及び
生理的に許容されるそれらの塩は、抗菌及び抗ウィルス
作用を有していることは既に知られていることである
が、このものがメラノサイトのデンドライト伸長を抑制
する作用を有していることは全く知られておらず、従っ
て、このものを含有する化粧料などの皮膚外用剤がメラ
ノサイトのデンドライト伸長を抑制し、以て、色素異
常、取り分け、光が関与し、炎症を伴って起こる色素異
常の予防と改善に有用であることは全く知られていない
ことであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、炎症を伴った色素異常やソバ
カスなどの色素異常に対して有効な予防或いは改善手段
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、炎症を伴った色素異常やソバカスなどの色素異常に
対して有効な予防或いは改善手段を求めて、鋭意研究を
重ねた結果、ベルベリン、ベルベリン誘導体及び生理的
に許容されるそれらの塩に優れたメラノサイトのデンド
ライトの伸長抑制作用を見出し、かかる作用を有する物
質を皮膚外用剤に含有させることにより、この様な皮膚
外用剤により、炎症を伴った色素異常やソバカスなどの
色素異常の予防・改善に有用であることを見出し、発明
を完成させるに至った。即ち、本発明は次に示す技術に
関するものである。 (1) ベルベリン、ベルベリン誘導体又は生理的に許
容されるそれらの塩からなることを特徴とする、メラノ
サイトのデンドライトの伸長抑制剤。 (2) デンドライトの伸長抑制が、マクロファージ由
来のデンドライト伸長促進因子の抑制作用に起因するこ
とを特徴とする、(1)に記載のメラノサイトの伸長抑
制剤。 (3)(1)又は(2)に記載のメラノサイトの伸長抑
制剤を含有することを特徴とする、メラノサイトとマク
ロファージが関与する皮膚現象対応用の皮膚外用剤。 (4)化粧料であることを特徴とする、(3)に記載の
メラノサイトとマクロファージが関与する皮膚現象対応
用の皮膚外用剤。 (5)メラノサイトとマクロファージが関与する皮膚現
象が、光による炎症を伴った、皮膚の黒化現象或いはソ
バカスである、(3)又は(4)に記載のメラノサイト
とマクロファージが関与する皮膚現象対応用の皮膚外用
剤。以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に
説明を加える。 (6)ベルベリン及び/又は生理的に許容されるその塩
を含有することを特徴とする、美白用の化粧料。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明のメラノサイトのデ
ンドライトの伸長抑制剤 本発明のメラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤は、
ベルベリン、ベルベリン誘導体、又は生理的に許容され
るそれらの塩からなることを特徴とする。これらのベル
ベリン、ベルベリン誘導体はそのままでも塩と為しても
使用することが出来る。塩としては、生理的に許容され
るものであれば特段の限定無く使用することが出来、例
えば、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩、カ
ルシウムやマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、トリエタノールアミンやトリエチルアミ
ンなどの有機アミン塩、リジンやアルギニンなどの塩基
性アミノ酸塩などが好ましく例示できる。特に、ベルベ
リン誘導体としては、ベルベリン、タンニン酸ベルベリ
ン、硫酸ベルベリン、塩化ベルベリン等は、入手し易さ
の面、又、医薬品として実績があり、市販されているの
で、これらを本発明のメラノサイトのデンドライトの伸
長抑制剤として用いることが特に好ましい。又、これら
ベルベリン、ベルベリン酸誘導体及びそれらの生理的に
許容される塩は何れも取り分け優れたメラノサイトのデ
ンドライトの伸長抑制作用を有する。本発明のメラノサ
イトのデンドライトの伸長抑制剤は唯1種を含有させる
ことも出来るし、2種以上を組み合わせて含有させるこ
とも出来る。本発明のデンドライトの伸長抑制剤を組成
物に含有させる場合、好ましい含有量は、0.001〜
10重量%であり、更に好ましくは0.01〜5重量%
である。本発明のメラノサイトのデンドライトの伸長抑
制剤としては、実績のあるベルベリン、タンニン酸ベル
ベリン、硫酸ベルベリン、塩化ベルベリン等のベルベリ
ンの塩類が特に好ましく例示でき、これら本発明のメラ
ノサイトのデンドライトの伸長抑制剤は、メラノサイト
がデンドライトを伸長するのを抑制する作用に優れ、以
て、メラノサイトより皮膚組織へメラニン顆粒が移動す
るのを抑制し、この様なメラニン顆粒の移動をメカニズ
ムとする、光照射時に生じる、炎症を伴った黒化やソバ
カスなどの色素異常を予防或いは改善する作用を有す
る。これ以外にもベルベリンのデスメチル体、デスメチ
ルベルベリンの配糖体などの誘導体やそれらの塩もこの
様な作用を有しており、これらが本発明で言う誘導体及
びその生理的に許容される塩である。この様な作用は、
マクロファージが放出するメラノサイトのデンドライト
の伸長因子がメラノサイトに働きかけるのを阻害するこ
とを機序としていると考えられる。勿論、色素異常が、
メラニン顆粒の産生にあたってこの様なルートをとるこ
とから、本発明のメラノサイトのデンドライト伸長抑制
剤は、光照射による炎症を伴った黒化やソバカス以外の
色素異常も抑制するが、この様な色素異常は他の手段で
も予防や改善が可能であるため、本発明の効果の特徴は
前記の光照射時に生じる、炎症を伴った黒化やソバカス
などの色素異常を予防或いは改善する作用と言える。
又、通常のシミやソバカスなどの生成過程に於いても、
メラノサイトとマクロファージが協調的に作用する場合
があり、この様な場合にもベルベリン及び/又はその塩
は有効に働くことがあるため、ベルベリンを含有させた
化粧料を美白用の化粧料として用いることも出来る。
【0008】(2)本発明のメラノサイトとマクロファ
ージが関与する皮膚現象対応用の皮膚外用剤 本発明のメラノサイトのデンドライト伸長抑制剤は、マ
クロファージが放出するメラノサイトのデンドライトの
伸長因子がメラノサイトに働きかけるのを阻害すること
を機序としているので、メラノサイトとマクロファージ
とが協調的に働く生命現象を抑制することが出来、この
様なメラノサイトのデンドライト伸長抑制剤を、皮膚外
用剤に含有させることにより、メラノサイトとマクロフ
ァージが関与する皮膚現象へ対応する事が出来る。即
ち、本発明の皮膚外用剤は、メラノサイトとマクロファ
ージが関与する皮膚現象対応用であって、本発明のメラ
ノサイトのデンドライト伸長抑制剤を含有することを特
徴とする。ここで、本発明で言う皮膚外用剤とは、皮膚
に外用で適用される組成物の総称であって、貼付剤を含
む皮膚外用医薬や洗浄剤を含む化粧料が好ましく例示で
き、これらの内では、化粧料であることが特に好まし
い。これは、本発明のメラノサイトのデンドライト伸長
抑制剤の安全性が高く、作用が穏やかであるためであ
る。メラノサイトとマクロファージが関与する皮膚現象
としては、特に好ましくは前述の光照射による炎症を伴
った黒化やソバカスなどの色素異常がまず一番重要な課
題として挙げられるが、その他炎症反応なども含まれ
る。本発明のメラノサイトとマクロファージが関与する
皮膚現象対応用の皮膚外用剤に於ける、メラノサイトの
デンドライト伸長抑制剤の好ましい含有量は、皮膚外用
剤全量に対して、0.001重量%〜10重量%であ
り、更に好ましくは、0.01重量%〜5重量%であ
る。これは、少なすぎるとデンドライトの伸長抑制作用
が発揮されない場合があり、多すぎても効果が頭打ちに
なり他の処方成分の自由度を損なうことがあるからであ
る。
【0009】本発明のメラノサイトとマクロファージが
関与する皮膚現象対応用の皮膚外用剤は、上記必須成分
以外に、通常化粧料や皮膚外用医薬で使用される任意の
成分を含有することが出来る。かかる任意成分として
は、例えば、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタ
リンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、カルナウバワ
ックス,オレイン酸オクチルドデシル等のエステル類、
オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド類、ス
テアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、
オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチル
ドデカノール等の高級アルコール、スルホコハク酸エス
テルやポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム等の
アニオン界面活性剤類、アルキルベタイン塩等の両性界
面活性剤類、ジアルキルアンモニウム塩等のカチオン界
面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグ
リセライド、これらのポリオキシエチレン付加物、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレ
ングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール等
の多価アルコール類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、色剤、防腐剤、粉体等を含有することがで
きる。本発明のメラノサイトとマクロファージが関与す
る皮膚現象対応用の皮膚外用剤は、抗炎症剤として知ら
れるプレドニゾロン、ヒドロコルチゾン、インドメタシ
ン、ジクロフェナックナトリウム等を配合させれば相乗
効果により日光による炎症を伴う黒化症に有意義であ
る。勿論、従来のメラニン産生抑制剤である、アスコル
ビン酸類やアルブチンなどのハイドロキノン類を含有す
ることも相乗的な効果を発揮する場合があり、有利であ
る。
【0010】
【実施例】以下に実施例を挙げて更に詳細に本発明につ
いて説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ、限
定を受けないことは言うまでもない。
【0011】<実施例1>上記実施例1のメラノサイト
のデンドライト伸長抑制剤を用いて、デンドライト伸長
抑制作用を調べた。即ち、予め常法に従い、マウス腹腔
より、マクロファージを回収し、10%FBS加イーグ
ルの最少培地で希釈し、2×106セル/mlの濃度の
マクロファージ液を調整しておいた。このものを90μ
lずつ35mmシャーレに分注し、これに0.05mW
/cm2で20分間の紫外線照射を行った。これらのメ
ラノサイトのデンドライト伸長抑制剤であるベルベリン
誘導体としては、ベルベリン、タンニン酸ベルベリン、
硫酸ベルベリン、塩化ベルベリンを0.001%となる
よう1,3−ブチレングリコールに溶かして加え又、他
方マウスの尾を切り、尾の表皮を細かく刻みシャーレに
入れ0.5%トリプシンにて37℃で一晩処理し、ピン
セットを用いて、表皮と真皮に分離し、表皮のみを回収
し、0.5%トリプシンにて37℃で20分間処理し、
フィルター濾過でメラノサイトのみを濾液として集め
た。このメラノサイトを含む濾液を、イーグルの最少培
地に10%FBS、10-4MのIBMX及び10ng/
mlのTPAを加えた培地で、37℃、48時間培養し
た。これを同培地で懸濁させ、96穴ウェルに1000
セル/ウェルずつ分注し、37℃で一晩培養した。メラ
ノサイトの培地を捨て、PBSで3回洗浄した後、10
%FBS加イーグルの最少培地35μlに置換した。こ
れに前記検体を含むマクロファージの培養上清35μl
ずつ添加し、37℃で二晩培養し、光学顕微鏡下写真撮
影を行い、この写真よりデンドライトの長さを測定し
た。結果を表1に示す。これより、本発明のメラノサイ
トのデンドライト伸長抑制剤であるベルベリン誘導体で
ある、ベルベリン、タンニン酸ベルベリン、硫酸ベルベ
リン、塩化ベルベリンによるデンドライト伸長の抑制作
用に優れることが分かる。 (検体) 1)メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤である
(0.001%)ベルベリン 2)メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤である
(0.001%)タンニン酸ベルベリン 3)メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤である
(0.001%)硫酸ベルベリン 4)メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤である
(0.001%)塩化ベルベリン 5)1,3−ブチレングリコール(ポジティブコントロ
ール) 6)マクロファージ上清を加えない(ネガティブコント
ロール)
【0012】
【表1】
【0013】<実施例2>以下に示す処方で化粧水を作
成した。即ち、処方成分を室温で攪拌可溶化して化粧水
を得た。この化粧水について、シミ、そばかすに悩むパ
ネラー1群3名を用いて、1ヶ月間、朝晩1日2回使用して
もらいそのシミ、そばかすの予防及び改善効果を評価し
てもらった。評価基準は、評点2:著しい改善、評点1:
明らかな改善、評点0.5:わずかな改善、評点0:改善な
しの基準である。平均評点は0.79であった。本発明
のメラノサイトのデンドライドの伸長抑制効果のある甘
松のエッセンスを含有する化粧水は、シミ、そばかすの
改善に効果のあることが認められた。 ベルベリン 1 重量部 1,3ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 クエン酸ナトリウム 0.1重量部 メチルパラベン 0.2重量部 エタノール 8 重量部 水 82.7重量部
【0014】<実施例3>下記に示す処方に従って、皮
膚外用医薬組成物を作成した。即ち、処方成分を攪拌分
散して、皮膚外用剤を得た。このものは光による炎症を
伴った、光による皮膚の黒化現象或いはソバカスに対し
て著効を示した。 ベルベリン 0.5重量部 プレドニゾロン 1 重量部 ワセリン 85 重量部
【0015】<実施例4>以下に示す処方に従ってクリ
ームを作製した。即ち、イ、ロ、ハをそれぞれ80℃に
加熱溶解して、イにロを徐々に加え、更にハを加え乳化
した後、ホモミキサーにより乳化粒子を均一化し、冷却
してクリームを得た。このクリームは、炎症を伴うそば
かす等に優れた効果があった。
【0016】 イ) スクワラン 10 重量部 セタノール 3 重量部 ソルビタンセスキステアレート 2 重量部 ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 2 重量部 ビタミンA酸 1 重量部 ロ) 1,3−ブタンジオール 5 重量部 ベルベリン 1 重量部 カルボキシビニルポリマー 0.3 重量部 水 40 重量部 ハ) 水 37.3 重量部 水酸化カリウム 0.2 重量部
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、炎症を伴った色素異常
やソバカスなどの色素異常に対して有効な予防或いは改
善手段を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07D 455/03 C07D 455/03 Fターム(参考) 4C064 AA14 CC02 DD01 EE03 FF01 GG01 4C083 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC302 AC442 AC482 AC851 AC852 AD092 AD492 AD622 CC04 CC05 DD31 EE16 4C086 AA01 AA02 CB22 MA01 MA04 MA63 NA14 ZA89 ZC41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルベリン、ベルベリン誘導体又は生理
    的に許容されるそれらの塩からなることを特徴とする、
    メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤。
  2. 【請求項2】 デンドライトの伸長抑制が、マクロファ
    ージ由来のデンドライト伸長促進因子の抑制作用に起因
    することを特徴とする、請求項1に記載のメラノサイト
    の伸長抑制剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のメラノサイトの
    伸長抑制剤を含有することを特徴とする、メラノサイト
    とマクロファージが関与する皮膚現象対応用の皮膚外用
    剤。
  4. 【請求項4】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    3に記載のメラノサイトとマクロファージが関与する皮
    膚現象対応用の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 メラノサイトとマクロファージが関与す
    る皮膚現象が、光による炎症を伴った、皮膚の黒化現象
    或いはソバカスである、請求項3又は4に記載のメラノ
    サイトとマクロファージが関与する皮膚現象対応用の皮
    膚外用剤。
  6. 【請求項6】 ベルベリン及び/又は生理的に許容され
    るその塩を含有することを特徴とする、美白用の化粧
    料。
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