JP2001335327A - 石英ガラス製造装置、石英ガラス製造方法および石英ガラス光学部材 - Google Patents

石英ガラス製造装置、石英ガラス製造方法および石英ガラス光学部材

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JP2001335327A JP2000156153A JP2000156153A JP2001335327A JP 2001335327 A JP2001335327 A JP 2001335327A JP 2000156153 A JP2000156153 A JP 2000156153A JP 2000156153 A JP2000156153 A JP 2000156153A JP 2001335327 A JP2001335327 A JP 2001335327A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪の少ない石英ガラスインゴットを合成する
ことができる石英ガラス製造装置の提供。 【解決手段】 石英ガラス合成炉1と、合成炉1の内部
に設けられたインゴット形成用ターゲット5と、Si化
合物ガス,酸素含有ガスおよび水素含有ガスをターゲッ
ト5に向けて噴出する石英ガラス合成用バーナー6とを
備え、Si化合物の火炎加水分解反応を利用してターゲ
ット5上に石英ガラスインゴット11を形成する石英ガ
ラス製造装置において、加熱バーナー2を設けて、石英
ガラスインゴット11の合成面11aよりターゲット5
側の部分を、石英ガラスの歪点(約1200℃)以上の
温度に加熱するようにした。また、加熱バーナー2の下
側に設けられた冷却ノズル3により、歪点以上に加熱さ
れた部分を石英ガラスが安定状態となる温度領域(10
00℃以下)まで急冷するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成石英ガラスの
製造に用いられる石英ガラス製造装置および石英ガラス
製造方法、並びに石英ガラス光学部材に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハ上に集積回路の微細パタ
ーンを露光・転写する投影露光装置では、照明光学系あ
るいは投影光学系のレンズに用いられるガラス材とし
て、従来の光学ガラスに代えて合成石英ガラスや蛍石
(CaF2)などのフッ化物単結晶を用いることが提案され
ている。このような投影露光装置の光学系などに用いら
れる石英ガラスには、紫外光の高透過性と屈折率の高均
質化が要求される。
【0003】例えば、投影レンズ用の石英ガラスには、
3方向に脈理が無く、光軸方向の屈折率均質性Δnが4
×10-6以下、かつ、レンズの光軸方向の屈折率分布が
中央対称性を有し、非回転対称成分のRMS(二乗平均
平方根)値が0.0050λ以下(λは光の波長を表
す)、回転対称成分を2次および4次でカーブフィッテ
ィングした後の残差成分のRMS値が0.0050λ以
下であって、さらに、歪の最大値と最小値との差が2.
0(nm/cm)以下であることが要求されている。
【0004】一方、紫外光の高透過性を実現するために
は、石英ガラス中の不純物の濃度を抑制する必要があ
る。このため、底部に開口部を有する炉と、この開口部
に対向するターゲットと、石英ガラス合成用のバーナー
とを備え、石英ガラスの原料となるSi化合物ガスと加
熱のための燃焼ガスとをバーナーから流出させ、火炎内
で石英ガラスを堆積させる火炎加水分解法により石英ガ
ラスを製造する装置が提案されている。この火炎加水分
解法によれば、不純物の混入を抑制することが容易であ
るため、高純度の石英ガラスが得られる。
【0005】しかしながら、火炎加水分解法により製造
される石英ガラスは、不純物の濃度は低く抑えられる
が、温度分布が不均一なことにより生じる脈理や、径方
向の屈折率、歪の均質性に関しては満足のいくものが得
られていないことがあった。ここで、屈折率の均質性
は、ターゲット上にインゴットが形成されるときのイン
ゴットの径方向の温度分布に依存すると考えられる。こ
のため、屈折率の均質性を最適化するようにインゴット
のヘッド部の温度分布を調節すべく、ターゲットを回転
させるとともに、インゴットのヘッド部の温度分布に応
じてバーナーとインゴットとを相対的に平面移動させる
ようにした石英ガラスの製造装置が提案されている(特
開平6−234531号公報)。この装置によれば、屈
折率の均質性を最適化するような温度分布を形成し、そ
の結果として石英ガラスの均質性を向上させることがで
きる。
【0006】ところで、このような石英ガラス製造装置
では、インゴット合成時に発生する塩素ガスなどを排気
するための排気口を備えており、炉の底部に形成された
開口部から排気を行うための二次空気が供給される。し
かし、合成が進行するにつれてインゴットが開口部方向
に降下するため、開口部の開口面積が時間の経過ととも
に小さくなり、排気効率が低下して炉内の温度が上昇す
る。炉内温度の上昇によりインゴット合成面付近の温度
も上昇するので、インゴットの粘度が低下してインゴッ
トの「つぶれ」が生じるおそれがあった。
【0007】このような場合、温度上昇を防止するため
にバーナーからの燃焼ガスの流量を小さくする等が考え
られるが、バーナーからの供給熱量の差や炉内の温度分
布が生じるために、脈理が発生してインゴットの品質低
下を招いてしまう。そのため、上記開口部の下部に開口
面積を制御できる可変開口を設けて、開口部からの二次
空気の量を調整して炉内の温度分布を最適化するように
した石英ガラス製造装置が提案されており(特開平10
−236837号公報)、この装置によれば脈理による
インゴットの品質低下を抑えることができる。
【0008】さらに、インゴット成長方向に一様な温度
勾配が形成されていないと、インゴットが受ける熱履歴
が変動して品質が不安定となるが、特開平8−8122
4号公報においてこのような問題に対処できる装置が提
案されている。この装置では、合成面より下部における
歪点から石英ガラスの安定状態までの温度領域におい
て、インゴットあるいは炉壁を冷却して温度勾配を一様
にする機構を設けている。その結果、インゴット成長方
向の屈折率均質性のばらつきを低減することができた。
ここで、歪点とは歪応力の拡散の可否を分ける温度のこ
とであり、安定状態とは屈折率均質性の低下が生じない
温度領域を指す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した装
置では、インゴットの引き下げによりバーナーの火炎が
当たっている部分およびその近辺しか歪点より高温とな
らず、高温域での保持時間が短い。一方、粘性の高い石
英ガラス中では、歪応力の拡散は上述した歪点より高温
の温度領域でのみ生じ、かつ、その拡散速度が遅いとい
う性質がある。そのため、従来の装置では充分な歪除去
を行うことができなかった。
【0010】本発明の目的は、歪の少ない石英ガラスイ
ンゴットを合成することができる石英ガラス製造装置お
よび石英ガラス製造方法、並びに歪の少ない石英ガラス
光学部材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1,図4および図5に対応付けて説明する。 (1)図1および図4に対応付けて説明すると、請求項
1の発明は、石英ガラス合成炉1と、合成炉1の内部に
設けられたインゴット形成用ターゲット5と、Si化合
物ガス,酸素含有ガスおよび水素含有ガスをターゲット
5に向けて噴出する石英ガラス合成用バーナー6とを備
え、Si化合物の火炎加水分解反応を利用してターゲッ
ト5上に石英ガラスインゴット11を形成する石英ガラ
ス製造装置に適用され、石英ガラスインゴット11の合
成面11aよりターゲット5側の所定部分を、石英ガラ
スの歪点(約1200℃)以上の温度に制御する熱制御
手段2,10,17,18,20を設けたことにより上
述の目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の石英ガラス
製造装置に適用されるものであって、熱制御手段は、イ
ンゴット11を加熱する加熱バーナー2と、炉内温度を
検出する温度検出手段10,17と、加熱バーナー2に
よる熱供給量を制御するバーナー制御手段18,20と
を有している。 (3)請求項3の発明は、請求項2に記載の石英ガラス
製造装置において、加熱バーナー2よりターゲット5側
に設けられ、加熱バーナー2により歪点以上に加熱され
た石英ガラスインゴット11を石英ガラスが安定状態と
なる温度領域(1000℃以下)まで冷却する冷却手段
3,19を設けたものである。 (4)図5に対応付けて説明すると、請求項4の発明
は、請求項1に記載の石英ガラス製造装置に適用される
ものであって、熱制御手段は、合成炉42の内部に設け
られ、炉高温部からの輻射を石英ガラスインゴット11
のターゲット側所定部分に反射する反射部42aであ
る。 (5)図1および図4に対応付けて説明すると、請求項
5の発明は、石英ガラス合成炉1内に設けられたインゴ
ット形成用ターゲット5に、石英ガラス合成用バーナー
6によりSi化合物ガス,酸素含有ガスおよび水素含有
ガスを噴出し、Si化合物の火炎加水分解反応を利用し
てターゲット5上に石英ガラスインゴット11を形成す
る石英ガラス製造方法に適用され、石英ガラスインゴッ
ト11の合成面11aから歪点(約1200℃)までの
インゴット成長方向の温度勾配が、合成面温度(約20
00℃)から歪点までのいずれの温度領域においても5
0℃/h以下とすることにより上述の目的を達成する。 (6)請求項6の発明は、請求項5に記載の石英ガラス
製造方法において、歪点(約1200℃)から石英ガラ
スの安定状態までのインゴット成長方向の温度勾配が、
歪点から安定状態までのいずれの温度領域においても3
0℃/h以上とした。 (7)請求項7の発明による石英ガラス光学部材は、石
英ガラス合成炉1内に設けられたターゲット5にバーナ
ー6によりSi化合物ガス,酸素含有ガスおよび水素含
有ガスを噴出して、Si化合物の火炎加水分解反応によ
りターゲット5上に石英ガラスを合成し、石英ガラスの
合成面11aよりターゲット5側の所定部分を石英ガラ
スの歪点以上の温度に制御しつつ成長させた石英ガラス
インゴット11から形成されることにより上述の目的を
達成する。 (8)請求項8の発明による石英ガラス光学部材は、石
英ガラス合成炉1内に設けられたターゲット5にバーナ
ー6によりSi化合物ガス,酸素含有ガスおよび水素含
有ガスを噴出して、Si化合物の火炎加水分解反応によ
りターゲット5上に石英ガラスを合成し、石英ガラスの
合成面11aよりターゲット5側の所定部分を石英ガラ
スの歪点以上の温度に加熱するとともに、加熱される部
分よりもターゲット5側の石英ガラスの部分を石英ガラ
スの安定状態温度領域まで冷却しつつ成長させた石英ガ
ラスインゴット11から形成されることにより上述の目
的を達成する。
【0012】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が発明の実施の形態に限定されるものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明による石英ガ
ラス製造装置の一実施の形態を示す図であり、装置の概
略構成を示す断面図である。釣り鐘形状の炉1は開口9
aが形成された炉床板9上に設置されており、炉1の周
囲は炉枠8で覆われている。炉1の内部には石英ガラス
インゴット形成用のターゲット5が設けられており、炉
1の上部にはターゲット5に噴出口を向けて設置された
石英ガラス合成用のバ−ナー6が設けられている。バ−
ナー6は石英管の多重管からなり、石英ガラスの原料で
あるケイ素(Si)化合物(例えば、SiCl4)のガス、
酸素含有ガス(例えば、O2)および水素含有ガス(例
えば、H2)が多重管を構成する別々の管からそれぞれ
ターゲット5に向けて供給される。
【0014】なお、インゴット11のヘッド部の温度分
布調整のために、ターゲット5はモータ12により回転
駆動されるとともに、モータ15により図示左右方向
(矢印方向)に揺動駆動される。また、ターゲット5上
に形成されたインゴット11の成長に対応して、ターゲ
ット5をモータ16により図示下方に下げて、インゴッ
ト11のヘッド部とバーナー6との距離が所定の値とな
るように調整する。モータ12,15,16は制御装置
20で制御される。
【0015】炉枠8には石英ガラス合成時に炉1内に発
生する排ガスを外部に排出するための排気ロ7が形成さ
れており、排気ロ7から排出された排ガスは、炉枠8に
設けられた排気管12を介して不図示の排気処理装置
(排気ファンやスクラバー等により構成される)に送ら
れる。10は炉1内の温度を測定するための熱電対であ
り、17は熱電対10用のコントローラである。なお、
図示しなかったが、炉1および炉枠8には外部から炉1
内を観察するための炉内監視用窓が設けられており、炉
内監視用窓の外側に設けられたCCDカメラ等の炉内監
視用カメラにより炉内の様子を撮影することができる。
特に、インゴット11の石英ガラス合成面とバーナー6
との距離の把握に活用される。
【0016】炉1の中間部にはインゴット11を加熱す
るための加熱バーナー2が、インゴット11に向けて水
平に配設されている。加熱バーナー2は石英管の二重管
から成り、二重管の内側の石英管からは可燃性ガスであ
る水素含有ガスが炉1内に供給され、外側の石英管から
は支燃性ガスである酸素含有ガスが供給される。これら
のガスは加熱ガス供給装置18から供給され、加熱バー
ナー2から噴出された水素含有ガスおよび酸素含有ガス
は、炉内温度が高温(1000℃以上)なため反応して
火炎流となりインゴット11を加熱する。加熱バーナー
2の下側には先端をインゴット11に向けて配設された
冷却ノズル3が設けられており、冷却ガス供給装置19
から供給される冷却エアーがこの冷却ノズル3からイン
ゴット11に向けて噴出される。加熱ガス供給装置18
および冷却ガス供給装置19からのガス供給量は、熱電
対10により測定された炉内温度に基づいて制御装置2
0により制御される。
【0017】図2は図1に示した炉1を炉底部側から見
た図であり、炉床板9の下側には水平方向に開閉自在な
開閉蓋4が二対設けられている。これらの開閉蓋4をモ
ータ4Aにより図示上下方向および左右方向に開閉駆動
することにより、炉底部の開口面積を調整することがで
きる。開閉蓋4としては、水平方向に駆動する枠体に耐
火ボードを取り付けたもの等が用いられる。このような
開閉蓋4を用いて炉底部の開口面積を制御することによ
って、図1に示す開口9aから炉1内に流入する二次空
気(排ガスの排気に利用される)の流量を制御すること
ができる。その結果、バーナー6および炉中間部に設け
た加熱バーナー2からの熱供給量を一定に保ったまま、
炉1内の温度を制御することが可能となる。炉1内の温
度は熱電対10により測定され、測定された炉1内の温
度分布に基づいて温度制御が行われる。
【0018】ターゲット5上にインゴット11を形成す
る際には、図3に示すようにターゲット5とバーナー6
との間隔が所定の距離になるようにターゲット5を位置
決めし、ターゲット5を石英ガラス形成に充分な温度
(2000℃以上)に加熱する。その後、石英ガラスの
原料であるケイ素化合物のガスと、燃焼ガス(可燃性の
水素含有ガスと支燃性の酸素含有ガス)とをバーナー6
からターゲット5に向けて噴出させる。バーナー6から
噴出された燃焼ガスは高温雰囲気によりにより酸水素火
炎を形成し、ケイ素化合物が酸水素火炎中で加水分解さ
れてシリカ(SiO2)の微粒子が生成される。酸水素火炎
中で生成されたシリカの微粒子はターゲット5上に堆積
し、溶融してガラス化して石英ガラスが形成される。こ
のとき、ターゲット5を回転させるとともに左右に揺動
させて、インゴット11が均一に加熱されるようにす
る。なお、図3ではターゲット5を駆動するモータ1
2,15,16、および制御装置20は図示を省略し
た。
【0019】また、石英ガラスの合成開始と同時に、炉
1の中間部に設けられた加熱バーナー2による加熱およ
び冷却ノズル3による冷却を開始する。この加熱および
冷却によって、炉内部における総合的な熱量が増加して
炉温が上昇するので、炉底部の開閉蓋4を駆動して炉1
内に流入する二次空気の流入量を制御し、炉1内の温度
を適正に保つようにする。このようにしてターゲット5
上に石英ガラスを形成すると、時間の経過とともに石英
ガラスのインゴット11が成長するので、バーナー6と
インゴット11の合成面との距離が一定となるようにタ
ーゲット5を下降させる。そして、この状態を数週間続
けることにより、図1に示すような成長したインゴット
llを得ることができる。
【0020】図4は本実施の形態の石英ガラス合成を説
明するための概念図であり、(a)はインゴット11と
加熱バーナー2および冷却ノズル3を示す図、(b)は
石英ガラス形成時におけるインゴット11の成長方向の
温度分布を定性的に示したものである。なお、以下の説
明では、石英ガラス合成面の温度を2000℃、歪点
(歪応力の拡散の可否を分ける温度)を1200℃、石
英ガラスの安定状態(屈折率均質性の低下が生じない状
態)の温度領域は1000℃以下であるとして説明す
る。
【0021】図4(b)において、実線は本実施の形態
の装置における温度分布を示したものであり、破線は加
熱バーナー2および冷却ノズル3を備えていない従来の
装置の場合の温度分布である。従来の装置では、バーナ
ー6の火炎が当たる合成面11aの近傍でしか歪の拡散
が行われず、合成面11aから遠ざかるにつれて急激に
温度が低下し、歪点(1200℃)付近以降は温度勾配
が小さくなる。そのため、1200℃〜1000℃の温
度領域に保持される時間が長くなり、この温度領域にお
いて屈折率均質性の低下が生じ易くなる。
【0022】一方、本実施の形態の装置では、炉1の中
間部においてインゴット11を加熱バーナー2により加
熱しているので、合成面11aから遠ざかった位置での
温度低下を小さくすることができ、加熱バーナー2によ
る熱供給量を制御することによって図4(b)のように
加熱バーナー2付近まで1200℃以上に保持すること
ができる。その結果、加熱バーナー2より上部では、従
来の装置よりも高温(1200℃以上)でかつ温度均一
性が増し、歪応力の拡散が生じやすくなり、インゴット
11内の歪を低減することができる。
【0023】また、従来の装置では、図3(b)の破線
で示すように歪点(1200℃)付近まで温度が下がる
と温度勾配が非常に小さくなり、石英ガラスが安定状態
となる温度領域(1000℃以下)よりも高温(120
0℃〜1000℃)の状態に長時間保持されることにな
る。そのため、この温度領域においてインゴット11に
温度変動が生じたときに、屈折率均質性の低下を招きや
すかった。さらに、1000℃以下となっているインゴ
ット下部が高温の輻射に曝されて表面付近の温度が上昇
することにより、径方向の屈折率の差を発生させるとい
う問題もあった。
【0024】しかしながら、本実施の形態の装置では、
加熱バーナー2により歪点以上に加熱された部分を、加
熱バーナー2の下部に設けられた冷却ノズル3で急冷す
ることにより、インゴット11の加熱された部分の温度
を歪点より高い温度から安定状態温度領域へと急速に低
下させることができる。その結果、インゴット11の屈
折率均質性の低下を防止することができる。また、炉中
間部に設けた冷却ノズル3により、インゴット下部への
熱の伝達が抑えられ、インゴット下部での歪応力の再発
生および屈折率均質性の再変動を防止することができ
る。なお、加熱バーナー2の代わりに加熱ヒーターを用
いてインゴット11を加熱するようにしても良い。
【0025】上述した実施の形態では、加熱バーナー2
および冷却ノズル3によりインゴット11の加熱および
冷却を行ったが、図5(a)の変形例に示すような方法
で加熱および冷却をするようにしても良い。図5はイン
ゴット11と輻射との関係を定性的に示した図であり、
(a)は変形例を(b)は従来の装置をそれぞれ示す。
図5(b)に示す従来の炉41では、バーナー6からの
輻射熱は炉41により反射されてインゴット11の下部
11cに入射する。そのため、インゴット下部が高温の
輻射熱で加熱され、上述したような屈折率均一性の低下
を生じさせていた。
【0026】一方、図5(a)に示す炉42の場合に
は、熱輻射をインゴット11の上部11b(合成面11
aを有するヘッド部より下部)に反射するような面42
aを炉42の内壁に形成して、輻射熱をインゴット上部
11bに反射させるようにした。そのため、従来に比べ
てインゴット11の上部11bに入射する輻射熱が増加
し、インゴット上部11bの温度が上昇する。逆に、イ
ンゴット11の下部11cは、入射する輻射熱の量が減
少して従来よりも温度が低下する。その結果、上述した
実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0027】
【実施例】図1に示した装置において、加熱バーナー2
により炉天井部のバーナー6の約5分の1の熱供給を行
うとともに、冷却ノズル3から毎分30リットルの室温
のクリーンエアーをインゴット11に向け噴出させるこ
とにより、インゴット11の温度分布を図4(b)の実
線で示すような条件にして、φ350×t1000mm
のインゴット11を合成した。その際、インゴットヘッ
ド部の径方向の温度分布を調整するために、ターゲット
を回転させるとともに、バーナーとインゴットとを相対
的に平面移動させた。また、インゴットの成長に伴い、
バーナーとインゴットヘッドとの間隔を従来の装置と同
様な距離を保てるように、インゴットを下方に制御しな
がら下げた。
【0028】合成されたインゴット11からφ250×
t50mmの試料を作製し、歪の測定を行ったところ、
歪の最大値と最小値の差が、1.5nm/cmであっ
た。また、屈折率均質性(径方向)は1.5×10-6
あった。比較のために、加熱機構2および冷却機構3を
動作させずに、すなわち、従来の装置と同様の条件でφ
350×t1000mmのインゴット11を合成し、歪
の測定を行ったところ、歪の最大値と最小値の差は3.
2nm/cmで、屈折率均質性(径方向)は2.0×1
-6であった。このように、本発明による石英ガラス製
造装置によれば、従来より歪の少ないインゴット11を
得ることができるとともに、このようなインゴット11
から光学部材を形成することにより、露光装置等に適す
る光学特性に優れた光学部材を得ることができる。
【0029】また、インゴット合成中のインゴット表面
温度をIRカメラにより測定したところ、インゴット1
1の成長方向の温度勾配は、合成面から歪点までにおい
て50℃/h以下であって、歪点から安定状態において
30℃/h以上であった。すなわち、このような条件で
インゴットを合成すると、歪の少ないインゴットが得ら
れることが分かった。
【0030】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
との対応において、加熱バーナー2,熱電対10,コン
トローラ17,加熱ガス供給装置18および制御装置2
0は熱制御手段を、熱電対10およびコントローラ17
は温度検出手段を、加熱ガス供給装置18および制御装
置20はバーナー制御手段を、冷却ノズル3および冷却
ガス供給手段19は冷却手段を、面42aは反射部をそ
れぞれ構成する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
2および請求項4の発明によれば、石英ガラスインゴッ
トの合成面よりターゲット側の部分を石英ガラスの歪点
以上の温度に制御することにより、合成面近傍だけでな
くターゲット側の所定部分においても歪応力を拡散する
ことができ、歪の少ない石英ガラスインゴットを合成す
ることができる。請求項3の発明によれば、歪点以上に
加熱された部分を冷却手段により石英ガラスの安定状態
温度領域まで急冷することにより、屈折率均質性に優れ
た石英ガラスインゴットを合成することができる。請求
項5の発明によれば、石英ガラスインゴットの合成面か
ら歪点までのインゴット成長方向の温度勾配を50℃/
h以下とすることにより、歪の少ない、例えば歪の最大
値と最小値の差が2.0nm/cm以下の石英ガラスイ
ンゴットを合成することができる。請求項6の発明で
は、石英ガラスインゴットの歪点から安定状態までのイ
ンゴット成長方向の温度勾配を30℃/h以上とするこ
とにより、屈折率均質性に優れた石英ガラスインゴット
を合成することができる。請求項7の発明によれば、歪
の無い、光学特性に優れた石英ガラス光学部材が得られ
る。さらに、請求項8の発明では、屈折率均質性に良い
石英ガラス光学部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による石英ガラス製造装置の一実施の形
態を示す断面図。
【図2】図1に示した炉1を炉底部側から見た図。
【図3】石英ガラス合成開始時のバーナー6とターゲッ
ト5との関係を示す図。
【図4】石英ガラス合成を説明するための概念図であ
り、(a)はインゴット11と加熱バーナー2および冷
却ノズル3を示す図、(b)は石英ガラス形成時におけ
るインゴット11の成長方向の温度分布を示す図。
【図5】インゴット11と輻射との関係を定性的に示し
た図であり、(a)は変形例を、(b)は従来の装置を
示す。
【符号の説明】
1,41,42 炉 2 加熱バーナー 3 冷却ノズル 4 開閉蓋 5 ターゲット 6 バーナー 8 炉枠 10 熱電対 18 加熱ガス供給装置 19 冷却ガス供給装置 11 インゴット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神保 宏樹 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 4G014 AH15 4G062 AA18 BB02 CC07 MM05 MM28 MM36 NN16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英ガラス合成炉と、 前記合成炉の内部に設けられたインゴット形成用ターゲ
    ットと、 Si化合物ガス,酸素含有ガスおよび水素含有ガスを前
    記ターゲットに向けて噴出する石英ガラス合成用バーナ
    ーとを備え、Si化合物の火炎加水分解反応を利用して
    前記ターゲット上に石英ガラスインゴットを形成する石
    英ガラス製造装置において、 前記石英ガラスインゴットの合成面よりターゲット側の
    所定部分を、石英ガラスの歪点以上の温度に制御する熱
    制御手段を設けたことを特徴とする石英ガラス製造装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の石英ガラス製造装置に
    おいて、 前記熱制御手段は、インゴットを加熱するための加熱バ
    ーナーと、炉内温度を検出する温度検出手段と、前記加
    熱バーナーによる熱供給量を制御するバーナー制御手段
    とを有することを特徴とする石英ガラス製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の石英ガラス製造装置に
    おいて、 前記加熱バーナーよりターゲット側に設けられ、前記加
    熱バーナーにより歪点以上に加熱された前記石英ガラス
    インゴットを石英ガラスが安定状態となる温度領域まで
    冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする石英ガラス
    製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の石英ガラス製造装置に
    おいて、 前記熱制御手段は、前記合成炉の内部に設けられ、炉高
    温部からの輻射を前記石英ガラスインゴットのターゲッ
    ト側所定部分に反射する反射部であることを特徴とする
    石英ガラス製造装置。
  5. 【請求項5】 石英ガラス合成炉内に設けられたインゴ
    ット形成用ターゲットに、石英ガラス合成用バーナーに
    よりSi化合物ガス,酸素含有ガスおよび水素含有ガス
    を噴出し、Si化合物の火炎加水分解反応を利用して前
    記ターゲット上に石英ガラスインゴットを形成する石英
    ガラス製造方法において、 前記石英ガラスインゴットの合成面から歪点までのイン
    ゴット成長方向の温度勾配を、合成面温度から歪点まで
    のいずれの温度領域においても50℃/h以下とするこ
    とを特徴とする石英ガラス製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の石英ガラス製造方法に
    おいて、 前記歪点から石英ガラスの安定状態までのインゴット成
    長方向の温度勾配を、前記歪点から前記安定状態までの
    いずれの温度領域においても30℃/h以上とすること
    を特徴とする石英ガラス製造方法。
  7. 【請求項7】 石英ガラス合成炉内に設けられたターゲ
    ットにバーナーによりSi化合物ガス,酸素含有ガスお
    よび水素含有ガスを噴出して、Si化合物の火炎加水分
    解反応により前記ターゲット上に石英ガラスを合成し、
    前記石英ガラスの合成面よりターゲット側の所定部分を
    石英ガラスの歪点以上の温度に制御しつつ成長させた石
    英ガラスインゴットから形成される石英ガラス光学部
    材。
  8. 【請求項8】 石英ガラス合成炉内に設けられたターゲ
    ットにバーナーによりSi化合物ガス,酸素含有ガスお
    よび水素含有ガスを噴出して、Si化合物の火炎加水分
    解反応により前記ターゲット上に石英ガラスを合成し、
    前記石英ガラスの合成面よりターゲット側の所定部分を
    石英ガラスの歪点以上の温度に加熱するとともに、前記
    加熱される部分よりもターゲット側の前記石英ガラスの
    部分を石英ガラスの安定状態温度領域まで冷却しつつ成
    長させた石英ガラスインゴットから形成される石英ガラ
    ス光学部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105502897A (zh) * 2016-01-12 2016-04-20 中国建筑材料科学研究总院 超纯石英玻璃的制备方法
CN113277716A (zh) * 2021-05-27 2021-08-20 四川神光石英科技有限公司 一种生产高品质合成石英玻璃的设备
CN113683291A (zh) * 2021-07-30 2021-11-23 江苏亨通智能科技有限公司 一种生产大尺寸、高均匀性合成石英玻璃砣的方法

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CN113277716B (zh) * 2021-05-27 2022-06-03 四川神光石英科技有限公司 一种生产高品质合成石英玻璃的设备
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