JP2001335010A - 包装体のシール装置 - Google Patents

包装体のシール装置

Info

Publication number
JP2001335010A
JP2001335010A JP2000155340A JP2000155340A JP2001335010A JP 2001335010 A JP2001335010 A JP 2001335010A JP 2000155340 A JP2000155340 A JP 2000155340A JP 2000155340 A JP2000155340 A JP 2000155340A JP 2001335010 A JP2001335010 A JP 2001335010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
seal
sealing
sealed
circulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000155340A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4418085B2 (ja
Inventor
Kazuo Shimamoto
一夫 嶋本
Kazuhiro Sato
和博 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2000155340A priority Critical patent/JP4418085B2/ja
Publication of JP2001335010A publication Critical patent/JP2001335010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4418085B2 publication Critical patent/JP4418085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールバーが被シール層を加圧するシール作
業時間を長くし、シールの確実化を図ること。 【解決手段】 シートの包装ラインに沿ってシールバー
循環装置41を設置してなる包装体のシール装置32で
あって、シールバー循環装置41が、複数のシールバー
43をシートのシール位置に対応する位置に設置してあ
り、該シートに並走状態で循環移動させる循環部41
A、41Bを有し、各シールバー43が包装体1個のシ
ール方向長さP以上の並走範囲で該シートの各被シール
部を順に、それぞれ継続して加圧するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単層プラスチック
シート、積層プラスチックシート等のシートからなるピ
ロー包装、スタンディングパウチ、ブリスター包装等の
包装体のシール装置に関する。尚、シートは、プラスチ
ック層及び/又は金属層を含んでも良いし、それらの層
を2層以上含んでも良い。
【0002】
【従来の技術】被シール層を含むシートからなる包装体
は、相対するシートの被シール層(シーラント層)を互
いに重ね合せ、外側からヒートシールバー等のシールバ
ー(金型)で加圧し、該被シール層を融解状態で圧着す
ることにてシールしている。従来の回転式シール装置
は、上下のシールバーを包装ラインの上下に設置し、両
シールバーをそれらの定回転毎にシートの被シール層を
挟む位置にて会合させ、該被シール層を圧着可能として
いる。
【0003】また、従来のボックスモーション式シール
装置は、上下のシールバーを包装ラインの上下に設置
し、両シールバーをそれらのボックス状移動軌跡の一部
でシートの被シール層を挟む位置にて会合させ、該被シ
ール層を圧着可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 回転式シール装置ではシールバーが被シール層を加圧
するシール作業時間が両シールバーの回転軌跡上の一点
であって瞬時である。ボックスモーション式シール装置
ではシール作業時間が両シールバーのボックス状移動軌
跡の一部であって、シートの1シールピッチ(包装体の
トップシール部とボトムシール部の間隔:図1(B)参
照)に足りない。従って、従来のシール装置では、回転
式、ボックスモーション式のいずれにあっても、シール
作業時間が短く、被シール層がシールに必要な温度にな
らず、シール不良を生ずる虞がある。特に、包装ライン
の生産性を上げるため、従来シートの移送速度が10〜20
m/分だったのを40〜60m/分程度まで高速にし、高速
シールする場合には、必要なシール作業時間を確保でき
ない。従来でも、30〜50m/分でのシールが行なわれて
いるが、シールが不十分で良い分野であり、これに対
し、本発明はこのような速度でも十分なシールを可能と
するものである。
【0005】包装体が例えばガセット折ピロー包装、
スタンディングパウチ等であり、同一包装体内において
同時にシールすべき被シール層のシート枚数が2枚の部
分と、それらが重なった4枚の部分の如くに異なるよう
に、同時にシールすべき被シール層のシート厚みが異な
る場合にも、両シールバーのシール面の間隔が一定であ
るため、両シールバーが付与する加圧力が被シール層の
各所で均等にならず、シール不良を生ずる虞がある。特
に、包装ラインの生産性を上げるため、シートの移送速
度を高速にし、高速シールする場合には、シール作業時
間が短くなり、シート厚みが異なることによる上述のシ
ール不良の発生が顕著になる。
【0006】本発明の課題は、シールバーが被シール層
を加圧するシール作業時間を長くし、シールの確実化を
図ることにある。
【0007】本発明の課題は、同時にシールすべき被シ
ール層のシート厚みが異なる場合にも、シールの確実化
を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、相対するシートの被シール層を互いに重ね合せ、外
側からシールバーで加圧し、該被シール層を融解状態で
圧着することによりシールする包装体のシール装置であ
って、シートの包装ラインに沿ってシールバー循環装置
を設置してなり、シールバー循環装置は、複数のシール
バーをシートのシール位置に対応する位置に設置してあ
り、該シートに並走状態で循環移動させる循環部を有
し、各シールバーが包装体1個のシール方向長さ以上の
並走範囲で該シートの各被シール部を順に、それぞれ継
続して加圧可能とするようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)(図1〜図3) 図1は、シート11に内容物1を装填し、シールして、
ガセットピロー包装の包装体10を製造する包装機20
であり、製袋機21、センターシール装置22、本発明
のシール装置23、排出装置24を備える。
【0010】包装機20は、シート11を一定の連続速
度又は間欠速度で包装ラインに沿って送給しており、シ
ート11を製袋機21で筒状にし、筒状シート11の相
接合されるべきセンターシール部(不図示)をセンター
シール装置22のピンチローラー22A、シールローラ
ー22Bでシールし、上下押えベルト22Cを経てシー
ル装置23に送り込む。シール装置23は、筒状シート
11の相対する上部シート11A、下部シート11B
を、内容物1を挟むトップシール部12とボトムシール
部13(図1(B))にてシールするとともに、各1個
の包装体10に切断分離し、各包装体10を排出装置2
4のエア押えブラシ24A、シュートベルト24Bを経
て排出する。尚、シート11としては、例えば、ポリエ
チレンテレフタレート等の外層、外層に接着したアルミ
箔等のガスバリアー層、ガスバリアー層に接着した熱融
着性を備えるポリエチレン等からなる被シール層(シー
ラント層)からなるものを用いることができる。
【0011】然るに、シール装置23は、図2に示す如
く、シート11(上部シート11A、下部シート11
B)の包装ラインに沿って、予備シール装置31、完全
シール装置32、冷却切断装置33を順に配置する。
【0012】予備シール装置31は、上下の回転シール
バー(金型)31A、31Aからなり、包装ラインの送
給速度で移動している先行包装体10のボトムシール部
13と後続包装体10のトップシール部12との継ぎ部
で、上部シート11A、下部シート11Bの被シール層
を挟む位置にて両シールバー31A、31Aをそれらの
半回転毎に、会合させる。両シールバー31A、31A
は、ヒータ内蔵のヒートシールバーとされており、トッ
プシール部12、ボトムシール部13の被シール層を加
熱状態で加圧し、トップシール部12、ボトムシール部
13を予備シールする。ここで、予備シールとは、後続
の完全シール前の作業をいう。
【0013】完全シール装置32は、シールバー循環装
置41を有し、シールバー循環装置41が第1と第2の
循環部41A、41Bを包装ラインを挟む上下に対称配
置し、第1循環部41Aは相対する上部シート11A、
下部シート11Bのうちの一方の上部シート11Aに臨
み、第2循環部41Bは他方の下部シート11Bに臨む
ように配置したものである。第1循環部41A(第2循
環部41Bも同じ)は、複数の下駄の歯状のシールバー
(金型)43をヒーター内蔵のヒートシールバーとする
とともに、上部シート11A、下部シート11Bのシー
ル位置に対応する位置に設置してあり、上部シート11
A、下部シート11Bに並走状態で循環移動するよう
に、それらのシールバー43をチェーン44(コンベア
でも良い、以下のチェーンも同様)に直接固定して設け
てある。そして、循環部41A、41Bの各シールバー
43は、上部シート11A、下部シート11Bにおける
包装体1個のシール方向長さであるシールピッチP(図
1(B)参照)の1シールピッチ以上(本実施形態では
3シールピッチ)の並走範囲に渡り、包装ラインの送給
速度で移動している先行包装体10のボトムシール部1
3と後続包装体10のトップシール部12との継ぎ部
で、上部シート11A、下部シート11Bの各被シール
層を順に挟むように会合し、当該被シール層を継続して
加圧可能とする。これにより、第1循環部41Aのシー
ルバー43と、第2循環部41Bのシールバー43は、
上部シート11A、下部シート11Bのトップシール部
12、ボトムシール部13の被シール層を1シールピッ
チ以上の長いシール作業時間において加熱状態で加圧
し、当該被シール層を融解状態で圧着し、トップシール
部12、ボトムシール部13を完全シールする。
【0014】冷却切断装置33は、上下の回転冷却バー
(金型)33A、33Aからなり、両冷却バー33A、
33Aをそれらの半回転毎に、包装ラインの送給速度で
移動している先行包装袋10のボトムシール部13と後
続包装体10のトップシール部12との継ぎ部で、上部
シート11A、下部シート11Bの被シール層を挟む位
置にて会合させる。両冷却バー33A、33Aは、冷却
流路(水、空気等)を内蔵していてトップシール部1
2、ボトムシール部13の被シール層の、完全シール装
置32による圧着状態を冷却固化するとともに、上下の
切断刃33B、33Bにより先行包装袋10のボトムシ
ール部13と後続包装袋10のトップシール部12の境
界で先後の包装体10、10を切断分離する。
【0015】然るに、シール装置23によるシールの確
実を図るためには、上部シート11A、下部シート11
Bの被シール層のシール面温度がそのプラスチックの補
外融解終了温度以上であることが必要である。
【0016】即ち、完全シール装置32による圧着最終
段階でのシール面温度が補外融解終了温度以上になって
いることが重要である。補外融解終了温度以下では、上
部シート11A、下部シート11Bの被シール層を構成
するプラスチックの一部は融解しているが、一部は融解
せずに不安定なシールとなる可能性がある。
【0017】尚、プラスチックの補外融解終了温度は、
JIS K7121(プラスチックの転移温度測定方
法)により測定できる。上部シート11A、下部シート
11Bの被シール層をポリエチレンシート(L−LDP
E)により構成した例において、被シール層のシール面
温度を測定し、その際の補外融解終了温度を融解ピーク
温度、補外融解開始温度とともに示せば図3(A)の通
りである。上部シート11A、下部シート11Bの被シ
ール層のシール面温度は、図3(B)に示す如く、上部
シート11A、下部シート11Bのシール面に例えば0.
1mm直径の熱電対14を取付け、上部シート11A、
下部シート11Bを前述の如くに加熱圧着し、この過程
で生じた微小電圧を温度に変換することにて求めること
ができる。
【0018】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (請求項1に対応する作用) シールバー循環装置41の循環部41A、41Bが備
える各シールバー43が、シートにおける包装体1個の
シール方向長さであるシールピッチPの1シールピッチ
以上の並走範囲で該シートの被シール層を継続して加圧
する。従って、シールバー43が被シール層を加圧する
シール作業時間を長くでき、被シール層の圧着の強度、
ひいてはシールの確実を図ることができる。包装ライン
の生産性を上げるため、シートの移送速度を高速にし、
高速シールする場合にも、必要なシール作業時間を確実
に確保できる。
【0019】シールバー43をチェーン44に直接固
定で取付けてあり、シール層を挟み込んですぐにシール
するため、シールバーが上下動するシール方式に比べて
高速でシールできる。
【0020】図2のように両側にシールバー循環装置
41の循環部41A、41Bを設けることにより、シー
トの両側から加熱できるので昇温し易くなり、シール作
業を高速化できる。
【0021】シールバー43の形状を下駄の歯状にし
てシール部を隣り合う包装袋のボトムシール部13、ト
ップシール部12の2ヵ所とすることにより、1ヵ所で
隣り合う包装袋のボトムシール部とトップシール部をま
とめてシールする場合に比べてシール面積が減少し、同
じ力でも圧力が上がる。これにより、加熱に要するエネ
ルギーが減少し、加熱時間を短縮できる。
【0022】(請求項5に対応する作用) シールバー43による圧着時の温度を被シール層を構
成するプラスチックの補外融解終了温度以上にすること
により、分子量に分布のあるプラスチックの高分子量側
やシールバーとの接触状態の不適切な場合についても完
全に融解させた状態で、被シール層を完全にシールでき
る。
【0023】尚、シール装置23にあっては、予備シー
ル装置31を備えることを必須とせず、予備シール装置
31を撤去することもできるが、予備シールすること
は、簡便な装置で完全シール前のシートずれを防止し、
完全シール装置でのシールを確実にする補助となる。
【0024】また、冷却切断装置33で冷却・圧着する
ことにより、シール部を早く固化させ、包装物が動いて
シールがはずれることを防止できる。
【0025】(第2実施形態)(図4) 図4の第2実施形態は、第1実施形態に対し、完全シー
ル装置32におけるシールバー循環装置51の構成を異
にするものである。第2実施形態の完全シール装置32
のシールバー循環装置51は、第1実施形態のシールバ
ー循環装置41と同様の第1循環部41Aを備えるもの
の、第2循環部51Aを第1実施形態の第1循環部41
Bと異にしている。第2循環部51Aは、相対する上部
シート11A、下部シート11Bのうちの下部シート1
1Bに臨み、第1循環部41Aの各シールバー43のそ
れぞれに対応する複数の、耐熱ゴム等の弾性ゴム等から
なる弾性シール受53を、上部シート11A、下部シー
ト11Bのシール位置に対応する位置に設置してあり、
上部シート11A、下部シート11Bに並走状態で循環
移動するように、それらの弾性シール受53をチェーン
54(コンベアでも良い)に直接固定して設けてある。
各弾性シール受53は、対応するシールバー43との間
で、上部シート11A、下部シート11Bの被シール層
を挟圧可能とする。弾性ゴムはシール圧力(0.01〜1MP
aの間の値)とシート厚によって決まる好適変形量だけ
変形するものが好ましいが、50〜150μm(ゴム厚10m
m当たり)変形することが好ましく、80〜120μm変形
するのが更に好ましい。
【0026】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (請求項3に対応する作用)シールバー循環装置51
が、相対する上部シート11A、下部シート11Bを挟
む一方の第1の循環部41Aにシールバー43を設け、
他方の第2の循環部51Aに弾性シール受53を設け
た。そして、シールバー43と弾性シール受53との間
で上部シート11A、下部シート11Bの被シール層を
挟圧した。従って、単一のシールバー43により同時に
シールすべき被シール層のシート厚みが、同一シール領
域内で異なるとき、このシート厚みの差を弾性シール受
53の弾性変形量の差で吸収できる。これにより、シー
ルバー43が付与する加圧力を被シール層の同一シール
領域内で均等とし、シールの確実を図ることができる。
包装ラインの生産性を上げるため、シートの移送速度を
高速にし、高速シールする場合にも、シート厚みの差を
吸収しながら、第1実施形態と同様にして必要なシール
作業時間を確保でき、シールの確実を図ることができ
る。尚、本実施形態にあっては、第1の循環部41Aに
弾性シール受を設け、第2の循環部51Aにシールバー
を設けても、上記と同様な作用が得られる。
【0027】即ち、例えばガセット包装やセンターシー
ルする包装ではシート2枚重ねと4枚重ねの部分がある
が、その2枚分の厚さの差40μm超、400μm以下を弾
性ゴム等で吸収できるので、本実施形態はガセット包装
やセンターシールする包装に特に好適に用いられる。こ
れは、第1の循環部、第2の循環部の両側にシールバー
があると、シールバーは金属であるため、両側のシール
バーの平行度を十分出さないとシール厚さが不均一にな
ることがあり(シートが20〜40μmで薄い場合)、この
平行度を出す調整が必要となる。これに対し、本実施形
態の如く、一方の循環部に弾性ゴム等からなる弾性シー
ル受を設けることにより、弾性ゴム等は変形するため、
シールバーと弾性シール受の間の平行度が不十分でも均
一にシールできる。
【0028】(第3実施形態)(図5) 図5の第3実施形態は、第2実施形態に対し、完全シー
ル装置32におけるシールバー循環装置51の下流側に
も、シールバー循環装置61を配置したことにある。シ
ールバー循環装置61は、シールバー循環装置51と同
様に第1循環部41Aと第2循環部51Aを備えるもの
ではあるが、相対する上部シート11A、下部シート1
1Bのうちの一方の上部シート11Aに第2循環部51
Aを臨ませ、他方の下部シート11Bに第1循環部41
Aを臨ませた点でシールバー循環装置51と異にしてい
る。即ち、上流側と下流側のシールバー循環装置51、
61がともに第1循環部41Aと第2循環部51Aを備
えながら、それらの第1循環部41A、41Aを包装ラ
インの互いに反対側に配置している。
【0029】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (請求項4に対応する作用)シールバー43を設けた第
1循環部41Aと、弾性シール受53を設けた第2循環
部51Aとからなるシールバー循環装置51、61を用
いることにより、第2実施形態と同様に、被シール層の
同一シール領域内におけるシート厚みの差を吸収でき
る。更に、上流側のシールバー循環装置51と下流側の
シールバー循環装置61の間で、第1循環部41Aを包
装ラインの互いに反対側に配置したことにより、被シー
ル層の両側にシールバー43を当接させることができ、
被シール層の両側にシールバー43が施す加熱圧着等の
圧着の均等を図ることができ、シールの確実化を図るこ
とができる。
【0030】(第4実施形態)(図6) 図6の第4実施形態が第1実施形態と異なる点は、完全
シール装置32を構成するシールバー循環装置41に後
続する冷却バー循環装置71を設置したことにある。
【0031】冷却バー循環装置71は、包装ラインを挟
む第1と第2の循環部71A、71Bに、相対応する複
数の冷却バー(金型)73を備える。各冷却バー73
は、冷却流路(水、空気等)を内蔵するとともに、上部
シート11A、下部シート11Bのシール位置に対応す
る位置に設置してあり、上部シート11A、下部シート
11Bに並走状態で循環移動するように、チェーン74
(コンベアでも良い)に直接固定して設けられている。
そして、両循環部71A、71Bの対応する冷却バー7
3は、上部シート11A、下部シート11Bにおける包
装体1個のシール方向長さであるシールピッチPの1シ
ールピッチ以上(本実施形態では3シールピッチ)の並
走範囲に渡り、上部シート11A、下部シート11Bの
トップシール部12、ボトムシール部13の各被シール
層を順に、それぞれ継続して加圧し、完全シール装置3
2のシールバー循環装置41のシールバー43が当該ト
ップシール部12、ボトムシール部13の被シール層に
施した圧着状態を冷却固化する。
【0032】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (請求項2に対応する作用)冷却バー循環装置71の循
環部71A、71Bが備える各冷却バー73が、シート
における包装体1個のシール方向長さであるシールピッ
チPの1シールピッチ以上の並走範囲で該シートの被シ
ール層を継続して加圧する。従って、冷却バー73が被
シール層を加圧する冷却作業時間を長くでき、シールバ
ー43が圧着した被シール層の圧着部分の冷却固化の確
実、ひいてはシールの確実化を図ることができる。包装
ラインの生産性を上げるため、プラスチックシートの移
送速度を高速にし、高速シールする場合にも、必要な冷
却作業時間を確実に確保できる。
【0033】(第5実施形態)(図7) 図7の第5実施形態は、第2実施形態(図4)の完全シ
ール装置32を構成するシールバー循環装置51に、第
4実施形態と同様の冷却バー循環装置71を後続設置し
たものである。
【0034】(第6実施形態)(図8) 図8の第6実施形態は、第3実施形態(図5)の完全シ
ール装置32を構成するシールバー循環装置61に、第
4実施形態と同様の冷却バー循環装置71を後続設置し
たものである。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シールバ
ーが被シール層を加圧するシール作業時間を長くし、シ
ールの確実化を図ることができる。
【0036】また、本発明によれば、同時にシールすべ
き被シール層のシート厚みが異なる場合にも、シールの
確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は包装機を示す模式図である。
【図2】図2は第1実施形態のシール装置を示す模式図
である。
【図3】図3はシートの融解温度特性を示す線図であ
る。
【図4】図4は第2実施形態のシール装置を示す模式図
である。
【図5】図5は第3実施形態のシール装置を示す模式図
である。
【図6】図6は第4実施形態のシール装置を示す模式図
である。
【図7】図7は第5実施形態のシール装置を示す模式図
である。
【図8】図8は第6実施形態のシール装置を示す模式図
である。
【符号の説明】
10 包装体 32 完全シール装置 41、51、61 シールバー循環装置 41A、41B、51A 循環部 43 シールバー 53 弾性シール受 71 冷却バー循環装置 71A、71B 循環部 73 冷却バー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対するシートの被シール層を互いに重
    ね合せ、外側からシールバーで加圧し、該被シール層を
    融解状態で圧着することによりシールする包装体のシー
    ル装置であって、 シートの包装ラインに沿ってシールバー循環装置を設置
    してなり、 シールバー循環装置は、複数のシールバーをシートのシ
    ール位置に対応する位置に設置してあり、該シートに並
    走状態で循環移動させる循環部を有し、各シールバーが
    包装体1個のシール方向長さ以上の並走範囲で該シート
    の各被シール部を順に、それぞれ継続して加圧可能とす
    る包装体のシール装置。
  2. 【請求項2】 相対するシートの被シール層を互いに重
    ね合せ、外側からシールバーで加圧し、該被シール層を
    融解状態で圧着することによりシールする包装体のシー
    ル装置であって、 シートの包装ラインに沿ってシールバー循環装置と、該
    シールバー循環装置に後続する冷却バー循環装置を設置
    してなり、 シールバー循環装置は、複数のシールバーをシートのシ
    ール位置に対応する位置に設置してあり、該シートに並
    走状態で循環移動させる循環部を有し、各シールバーが
    包装体1個のシール方向長さ以上の並走範囲で該シート
    の各被シール部を順に、それぞれ継続して加圧可能と
    し、 冷却バー循環装置は、複数の冷却バーをシートのシール
    位置に対応する位置に設置してあり、該シートに並走状
    態で循環移動させる循環部を有し、各冷却バーが包装体
    1個のシール方向長さ以上の並走範囲で該シートの各被
    シール部を順に、それぞれ継続して加圧可能とする包装
    体のシール装置。
  3. 【請求項3】 前記シールバー循環装置が、相対するシ
    ートを挟む第1と第2の循環部を有してなり、 第1の循環部が相対するシートのうちの一方のシートに
    臨み、前記請求項1又は2記載の複数のシールバーを備
    える循環部を構成し、 第2の循環部が他方のシートに臨み、第1の循環部の各
    シールバーのそれぞれに対応する複数の弾性シール受を
    シートのシール位置に対応する位置に設置してあり、該
    シートに並走状態で循環させ、各弾性シール受が対応す
    るシールバーとの間でシートの被シール層を挟圧可能と
    する請求項1又は2記載の包装体のシール装置。
  4. 【請求項4】 前記シートの包装ラインに沿う上流側と
    下流側のそれぞれに前記シールバー循環装置を設置し、 両シールバー循環装置がそれらの第1の循環部を包装ラ
    インの互いに反対側に配置してなる請求項3の包装体の
    シール装置。
  5. 【請求項5】 前記シートの被シール層の前記シールバ
    ーによる圧着時の温度を、該被シール層を構成するプラ
    スチックの補外融解終了温度以上にしてなる請求項1〜
    4のいずれかに記載の包装体のシール装置。
JP2000155340A 2000-05-25 2000-05-25 包装体のシール装置 Expired - Fee Related JP4418085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000155340A JP4418085B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 包装体のシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000155340A JP4418085B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 包装体のシール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001335010A true JP2001335010A (ja) 2001-12-04
JP4418085B2 JP4418085B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=18660302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000155340A Expired - Fee Related JP4418085B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 包装体のシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4418085B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003181954A (ja) * 2001-12-20 2003-07-03 Toppan Forms Co Ltd 封書作成装置
JP2007075276A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Mitsui Chemicals Inc 複室容器
JP2008505816A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー カートンを密封するための装置
WO2011048653A1 (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 大紀商事株式会社 包装装置
JP2012250365A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Idemitsu Unitech Co Ltd ジッパーテープのヒートシール方法、ジッパーテープ付フィルムロールの製造方法、及びジッパーテープ付包装袋の製造方法
CN104369919A (zh) * 2014-10-21 2015-02-25 武汉佰美斯医疗科技有限公司 一种可移动多工位热合装置
JP2018144847A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 株式会社寺岡精工 包装装置
JP2020073394A (ja) * 2014-12-02 2020-05-14 株式会社日清製粉グループ本社 横ピロー包装機及び横ピロー包装方法
CN112743911A (zh) * 2021-01-20 2021-05-04 温州海升机械有限公司 一种制袋机封口装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003181954A (ja) * 2001-12-20 2003-07-03 Toppan Forms Co Ltd 封書作成装置
JP2008505816A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー カートンを密封するための装置
JP2007075276A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Mitsui Chemicals Inc 複室容器
JP4689416B2 (ja) * 2005-09-13 2011-05-25 三井化学株式会社 複室容器
WO2011048653A1 (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 大紀商事株式会社 包装装置
JPWO2011048653A1 (ja) * 2009-10-19 2013-03-07 大紀商事株式会社 包装装置
JP5286421B2 (ja) * 2009-10-19 2013-09-11 大紀商事株式会社 包装装置
JP2012250365A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Idemitsu Unitech Co Ltd ジッパーテープのヒートシール方法、ジッパーテープ付フィルムロールの製造方法、及びジッパーテープ付包装袋の製造方法
CN104369919A (zh) * 2014-10-21 2015-02-25 武汉佰美斯医疗科技有限公司 一种可移动多工位热合装置
JP2020073394A (ja) * 2014-12-02 2020-05-14 株式会社日清製粉グループ本社 横ピロー包装機及び横ピロー包装方法
JP2018144847A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 株式会社寺岡精工 包装装置
CN112743911A (zh) * 2021-01-20 2021-05-04 温州海升机械有限公司 一种制袋机封口装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4418085B2 (ja) 2010-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3166462A (en) Method and apparatus for heat sealing packages
US6167681B1 (en) Sealing apparatus
EP1648778B1 (en) Method of producing an adhesive
JP3984078B2 (ja) 流動食品を充填された包装材料の壁部をシールする超音波横断シール装置
CA2636169A1 (en) Vertical filling-packaging machine and method of manufacturing packaging bag
JP2010023887A (ja) 縦型袋詰め包装方法及び装置
JP4093775B2 (ja) 流動食品を充填された包装材料の壁部をシールする超音波横断シール装置
JP2001335010A (ja) 包装体のシール装置
US20180170587A1 (en) Folding unit for producing packages of food products pourable into a tube of packaging material from sealed packs
JPH09322909A (ja) サニタリー製品の多列式製造設備
US6797105B1 (en) Method for producing heat bonded packages and tool for implementing said method
JPH1149106A (ja) シール装置の制御方法
EP0883546B1 (en) Sealing apparatus
JP6252033B2 (ja) 合成樹脂フィルムの接着方法、その装置および包装用パウチ
US11485103B2 (en) Method and apparatus for manufacturing pouches
EP4112484A1 (en) Sealing process and device and packaging device for packaging food products
JP7286200B2 (ja) 製袋方法、および、溶着方法
JPH0571444B2 (ja)
JP3831351B2 (ja) 包装袋の製造方法および縦型充填包装機
JP3790012B2 (ja) 断裂開放用ストリップをフィルムウエブと熱融着する装置
WO2019207672A1 (ja) シール機構及びシール方法並びに縦型充填包装機
US11772332B2 (en) Web welding system and welding method
JP2022041082A (ja) 包装用フィルムの超音波シール方法および包装機
JP2567176Y2 (ja) ロータリーヒートシーラを備えた製袋装置
JP2023114043A (ja) 製袋充填機における超音波横シール装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees