JP2001335002A - 錠剤包装装置 - Google Patents

錠剤包装装置

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JP2001335002A
JP2001335002A JP2000153938A JP2000153938A JP2001335002A JP 2001335002 A JP2001335002 A JP 2001335002A JP 2000153938 A JP2000153938 A JP 2000153938A JP 2000153938 A JP2000153938 A JP 2000153938A JP 2001335002 A JP2001335002 A JP 2001335002A
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packaging
tablets
dispenser
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JP2000153938A
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Koichi Kitamura
光一 北村
Shinichi Honda
真一 本田
Takafumi Imai
崇文 今井
Hiroyasu Hamada
博康 濱田
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Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】錠剤手撒き装置に、処方箋情報に対して余分に
誤って手撒きされた固形薬剤を次の患者に混入したまま
手渡す事がないように誤って手撒きされた固形薬剤を回
収する。 【解決手段】誤って手撒きされた固形薬剤を、余分に作
成した包装袋、又は回収場所に、誤って手撒きした錠剤
を誘導して、回収作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬剤を包装する包装装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤を1包ずつに分割して包装す
る包装装置には、手撒き装置を備えた機能を備えてい
る。この手撒き装置は、1包1桝で対応した複数の桝か
らなる容器であって、例えば特開平7−61402に記
載する図2の符号6や、実開平5−71101等が上げ
られ、処方箋で指示された包装数(1日3回7日分の処
方条件の場合、包数は21包となる)に対応して、前記
手撒き装置に、1包1桝で対応した複数の桝に、1番目
の桝から順に21番目の桝まで処方箋に記載される固形
薬剤(錠剤)を手撒きする。
【0003】包装をスタートさせると、手撒きした固形
薬剤は、下部に設けられた手撒き装置に対応した分割桝
に受け渡され、包装のタイミングに対応して、分割桝か
ら固形薬剤を包装袋に供給するようになっている。手撒
きした固形薬剤が撒かれた位置を経過すると、包装動作
が終了して初期状態にセットされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な手撒き装置は、手撒きした固形薬剤が撒かれた位置を
経過すると、包装動作が終了して初期状態にセットされ
るため、以後の位置から錠剤を供給する事は機能上、持
たないし、その必要性も求められなかった。しかし、調
剤者が勘違いで、手撒き装置に固形薬剤を余分に手撒き
してしまうと、余分に撒いた22桝目の錠剤は、手撒き
装置から分割桝に落とされて、そのまま内部に残ったま
まとなってしまい、以後の処方で例えば30包必要な手
撒き患者の処理で、22包目に前回余分に撒いた22桝
目の錠剤と、その患者に処方された錠剤とが一緒になっ
て包装される問題が生じる。
【0005】また、余分に撒いた錠剤は、数有る桝に対
して一目で撒きすぎを判別する事は難しく、桝に対して
番号表示等の表示手段を具えてはいるが、このような表
示手段で間違えを確実に防止できるものでもなく、一旦
スタートボタンを押すことで、手撒き装置から下部に設
けた分割桝に受け渡されると、包装終了時に分割桝内部
に残留する錠剤を発見する事が機構上できない。
【0006】このような状況から間違って包装される
と、後工程で行われる調剤師の監査で発見される事が多
いが、近年の薬剤処方の実体として、複数の服用時期を
持つ処方が多様化される中で、前記のような間違えを発
見する事は非常に神経を消耗する上、最終監査で見逃さ
れると、重大な医療事故に繋がる事も考えられる。
【0007】特に、複数の服用時期を持った複数の薬剤
が処方された場合、図14に示すように、A薬剤、B薬
剤、C薬剤、D薬剤が処方され、その服用時期がそれぞ
れA薬剤1日3回毎食後1回1錠、B薬剤朝夕2回食後
1回2錠、C薬剤1日3回毎食後1回2錠、D薬剤1日
夕食後1回1錠服用の処方があると、朝服用の薬剤は、
A薬剤1錠+B薬剤2錠+C薬剤2錠となる。昼服用の
薬剤は、A薬剤1錠+C薬剤2錠、夕服用の薬剤は、A
薬剤1錠+B薬剤2錠+C薬剤2錠+D薬剤1錠であ
る。
【0008】このように、服用時期が指定された薬包帯
は、各袋に服用時期が印字され、それぞれの服用時期の
袋内に前記薬剤種と錠数が包装され、薬剤師は前記包装
パターンを覚えてから監査する事になる。このような複
雑なパターンで前記のような包装不良は発見し難く、通
常の時に比較し見逃される確率が上がり、監査の信頼性
が低下する恐れが高い。本発明はこれらの問題を解決す
る事を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は課題を解決する
ために、錠剤を1包装袋毎に包装するための手撒き装置
と、処方箋情報で指定された数を越えたエリアに調剤者
が間違って手撒き装置に手撒きした錠剤を、回収する回
収機能を具えている。錠剤の回収は、回収用の袋に調剤
者が間違って手撒き装置に手撒きしたであろう錠剤を包
装部に送って回収する。
【0010】別の手段として、錠剤の回収は、前記手撒
き装置から包装部に通じる経路において設けられた経路
分岐手段を備え、少なくとも経路分岐の先に錠剤回収エ
リアと包装部を具え、錠剤を回収する際に、前記経路分
岐手段を作動して手撒き装置から錠剤回収エリアへの経
路を繋ぎ、調剤者が間違って手撒き装置に手撒きした錠
剤を、回収する。
【0011】また、錠剤を1包装袋毎に包装するための
手撒き装置と、処方箋情報で指定された数を越えたエリ
アに調剤者が間違って手撒き装置に手撒きした錠剤を検
出する検出手段を設け、調剤者が間違って手撒き装置に
手撒きした錠剤を検出すると、前記回収機能を作動させ
て間違った錠剤を回収するようにしてもよい。
【0012】更に、回収場所に到達した錠剤を検出する
検出手段と、回収場所に錠剤が到達した事を検出する
と、錠剤が回収場所に到達した事を調剤師に報知する報
知手段を具えている。
【0013】
【実施例】図1は、錠剤包装装置を示す斜視図である。
この錠剤包装装置は、錠剤を1包毎に調剤師が手撒きし
たものを包装する手撒き装置を示すものである。
【0014】この手撒き装置1は、縦横に複数並べられ
た桝状の仕切容器2から構成され、その容器の底部に
は、シャッターがスライド可能に設けられている。手撒
き装置1は、引出枠3に支持され、スライドレール4に
沿って、図示しない筐体内部に収納される。筐体内部に
収納されると、手撒き装置1の直下に、長手方向に移動
可能に設けた分割桝ユニット5が配置されており、手撒
き装置と、分割桝ユニット5のそれぞれの桝が一致した
時、手撒き装置に設けられるシャッターを開いて、分割
桝ユニットに錠剤を受け渡す。
【0015】分割ユニット5は、ガイドレール6にロー
ラ7が案内されて、長手方向にスライド移動する。分割
桝ユニットの底には、それぞれの分割桝に個別に設けら
れた底蓋が備えられ、分割桝ユニットが、支持板8aに
設けた段差を過ぎると底蓋が開放する。この開放の仕組
みの詳細は後で説明する。前記支持板8a、8b間の開
口部には、包装ユニット9へ錠剤を案内するための、案
内ホッパー10が設けられ、前記分割桝ユニットから落
とされた錠剤は、包装ホッパー11を介して包装ユニッ
ト9へ移動する。
【0016】ここで、図2に示すように、包装ユニット
9から案内ホッパー10の間には、回収箱12と包装ホ
ッパー11に振り分ける分岐13を具えており、通常分
包時は、分岐13が、包装ホッパー11に錠剤を導き、
回収動作に切り替わると、分岐13は、間違えでセット
したであろう錠剤を回収箱12へ導入するように切り替
わる。
【0017】この回収箱12には、錠剤が回収箱へ導入
した事を検出する、検出センサー30が設けられてい
る。
【0018】図1に示す包装ユニット9は、一対のヒー
トシールローラーから構成され、ローラが回転すると、
包装シートをロール状に巻いた支持軸14から包装シー
トを繰り出し、シート表面に服用時期や患者名等の処方
箋情報をプリンターユニット15で印字した後、三角板
16で2つ折りにし、薬剤を入れてシールするようにな
っている。
【0019】包装した袋帯は排出リフター17によって
図示しない筐体外に排出される。図示する矢印Aは、手
撒き装置以外の薬剤分割手段から包装ユニット9に供給
される薬剤経路であって、錠剤の他に散薬等が供給され
るものでもよい。
【0020】図3は、手撒き装置1を示す斜視図であっ
て、前記説明したように、この手撒き装置には、複数の
仕切容器2が設けられている。桝目状の仕切容器2は、
仕切容器断面図3aに示すように、上部開口に対して、
下部開口の大きさが、手撒き装置長手方向が、約2分の
1の開口サイズとなっており、上下の開口縁部を容器傾
斜面18が具えられている。
【0021】この傾斜面18は、手撒きの際に間違って
撒いた錠剤をこの傾斜面18に沿って指で取り出すもの
である。手撒き装置の下部開口付近には、シャッター1
9が具えられ、シャッター19には前記仕切容器底を開
放する開口部19aを具えている。このとき、切容器底
を閉塞する時は、傾斜面18の直下に開口部19aがあ
り、仕切容器底を開放する時は、シャッター19をスラ
イドして開口部19aを仕切容器底に一致させて開放す
る。
【0022】図4は、分割桝ユニット5を示す斜視図で
ある。この分割桝ユニットは、前記手撒き装置に設けた
仕切容器2と略一致するサイズ形状であって、前記シャ
ッター19が開くと、分割桝ユニット5に設けられた各
分割桝21内のそれぞれに錠剤が受け渡される。
【0023】分割桝ユニットの下部には、支持板8が具
えられている。支持板8は、図1に示す引出枠3側に配
置される支持板8aは筐体に固定されているが、対向す
る支持板8b側はスライド可能に設けられる。この支持
板8には、分割桝ユニット5の幅列に略一致する段差部
8cを具えており、この段差は、分割桝21の送り方向
のピッチ寸法を幅方向に設けた分割桝21の列数で割っ
た寸法で構成される。この段差部8cに対して、分割桝
21の底部には底蓋22が個別の分割桝毎に設けられて
おり、分割桝ユニット5を分割桝21の列数で割った寸
法で送る場合、例えば図4のように6列の分割桝が存在
すると、6分の1ピッチで分割桝ユニット5をスライド
させると、前記支持板8aの段差部8cから前記底蓋2
2が外れて、底蓋の自重で開放するようになっている。
【0024】この機構の流れを図5(a)から(c)で
説明すると分割桝ユニットが、段差部8cに向かって6
分の1ピッチで移動すると、1列目の分割桝21の底蓋
22が、先に段差部8cへ到達した行の底蓋22が順
次、6分の1ピッチで移動する毎に1列目の底蓋22が
開放する。1列目が終わると2列目、3列目と底蓋22
は順次開かれて、分割桝ユニットの先端部分は、支持板
8bに設けられる段差部8cに当たり、底蓋22が段差
部8cに持ち上げられ閉塞する。図5(a)参照
【0025】続いて、処方分包終了数まで、分割桝ユニ
ットを送ると、分割桝ユニットを停止し、回収動作モー
ドに切り替え、再び分割桝ユニットを送る。図5(b)
参照
【0026】最後の分割桝底蓋22を開放すると、支持
板8bが支持板8aに向かってスライドして、開放状態
の底蓋22を閉塞する。図5(c)参照
【0027】底蓋22が全て閉塞したら分割桝ユニット
を元の位置にリセットし、手撒き装置からの錠剤供給に
具え、再び支持板8bを支持板8aから離反してスライ
ドする。
【0028】図6の(a)から(c)で説明する分割桝
ユニットは、支持板8bが存在しない形態の分割桝ユニ
ットを示すもので、底蓋22の開放支持が前記図5に示
す形態と逆方向である点が相違する。
【0029】この形態も前記同様、支持板8aから分割
桝底蓋22が外れると開放する仕組みで、1列目が終わ
ると2列目、3列目と底蓋22は順次開かれる。図6
(a)参照
【0030】続いて、処方分包終了数まで、分割桝ユニ
ットを送ると、分割桝ユニットを停止し、回収動作モー
ドに切り替え、再び分割桝ユニットを送る。図6(b)
参照
【0031】最後の分割桝底蓋22を開放すると、分割
桝ユニットが元の位置に向かって移動するのと同時に、
支持板8aに底板22が当たって底蓋が順次閉塞され
る。図5(c)参照
【0032】図7の(a)から(c)で説明する分割桝
ユニットは、分割桝ユニットが固定された位置にあり、
その分割桝ユニット全体の下部には、案内ホッパー10
が設けられている。
【0033】支持板8が存在しない代わりに、分割桝底
蓋22を常に閉塞状態を保つように、分割桝底蓋22が
磁性体で構成され、分割桝ユニットの分割桝底蓋閉塞部
近辺に磁石を設け、この磁石によって閉塞するように構
成される。また、分割桝底蓋には、突起部材23が設け
られ、掛かり爪20が分割桝ユニット底部を長手方向に
移動可能に構成される。
【0034】前記掛かり爪20は、前述した支持板に設
けられた段差部8cに相当する形状の掛かり爪であるた
め、掛かり爪を6分の1ピッチで移動すると、1列目の
分割桝21の底蓋22が順次開放する。掛かり爪20
は、分割桝底蓋の突起部材23に当たり開放すると、磁
石の吸着範囲から外れるため分割桝底蓋は開放したまま
保持される。図7(a)参照続いて、処方分包終了数ま
で、掛かり爪20を送ると、回収動作モードに切り替
え、再び掛かり爪20を送る。図7(b)参照最後の分
割桝底蓋22を開放すると、掛かり爪20が元の位置に
向かって移動するのと同時に、掛かり爪20に底板22
が当たって底蓋が順次閉塞される。図5(c)参照
【0035】以上のように手撒き装置の構成を説明した
が、特開平7−61402に記載する図2の符号6に示
すような、駆動プーリに分割桝を設けたもの等、様々な
形態に実施可能であることは言うまでもない。
【0036】また、回収動作として、回収箱にエラー錠
剤を回収するような実施例で説明したがこれに限定され
るものではなく、例えば、分割桝ユニットの桝内部を処
方分包終了数終了した時点で、分割桝ユニット上部から
各分割桝を掃除機ノズルからの吸引により錠剤を回収す
るようにしても良く、意図的に包装ユニットへ錠剤を送
り、包装帯にして回収する事もできる。この場合、回収
箱12と分岐13が不要となり、コスト的には安く有利
である反面、分割桝ユニットの回収エリアが広範囲にな
る条件では、1つの袋に錠剤を全て回収する事は不可能
であるため、袋を複数に分けて回収する事となり回収時
間が掛かる問題等がある。このように袋帯で回収する場
合、プリンターユニットで錠剤回収袋であることを分包
袋表面に印字して、処方された包装帯と明確に区別でき
るようにすることが必要で、この区別が明確にできない
と、例えば21包の処方があった場合、調剤師が誤って
22包分、錠剤を手撒きした処理を行うと、包装帯は、
患者用に包装した包装帯と回収袋として作成した区別し
難く、患者に22包の錠剤を手渡す可能性がある。
【0037】その区別する手段として、次に上げる方法
が実用的である。 1.印字装置で、患者用に包装した包装帯と回収袋の区
別を表示で示す。 2.患者用に包装した包装帯と回収袋の間に意図的に1
包又は2包の空袋を入れる。 3.包装帯を切断するためのカッターで、患者用に包装
した包装帯と回収袋の間を切断する。 4.マーキング装置で、回収袋の表面にマーキングす
る。 以上の手段が、実用的でこのましい。
【0038】図8は、マーキング装置を示すものであ
る。このマーキング装置は、ペン先がフェルト状の芯に
インクを染み込ませたマーキングペン25が支持軸26
に回転可能に支持され、マーキングペン25を分包紙2
7に押しつけるためのペン先駆動ソレノイド28を具え
ている。
【0039】分包紙27の回収袋が、マーキング装置を
通過するとき、ペン先駆動ソレノイド28を駆動してマ
ーキングペン25のペン先を分包紙27に押しつける
と、分包紙の回収袋の表面にマーキングされるため、患
者用に包装した包装帯と回収袋として作成した区別が容
易にできる。
【0040】図9は、錠剤包装装置本体とその制御装置
を示すもので、錠剤包装装置本体には、手撒き装置が収
納される引出枠があり、下部に回収箱12が具えられて
いる。図2に示すように、回収箱12に到達した錠剤を
検出する検出センサー30が錠剤を検出すると、各表示
部に錠剤の回収があった事を報知する。
【0041】報知手段は、表示の他に音声や、警告音、
ランプ点滅等の光を発するもの等、報知可能なものであ
るなら支障はない。
【0042】図10は、分割桝ユニット内部に残留する
錠剤を検出する残留検出センサー24を具えた形態を示
すものである。残留検出センサー24以外の構成は、図
7に示す形態と同じであるため説明を省略する。
【0043】処方分包数、掛かり爪20が底板22を開
放すると、図示しない駆動装置により、残留検出センサ
ー24で桝内部を検出しながら移動する。図10(b)
参照このとき、桝内部に錠剤を検出するとその検出位置
を図示しない記憶装置に記憶する。
【0044】回収動作は、検出した範囲まで掛かり爪2
0を作動しリセット動作に入るため、残留検出センサー
24の検出が無い場合や必要な以上に回収動作を行わな
いため回収に掛かる時間が短縮される。図10(c)参
【0045】図11は、錠剤回収を行うためのフロチャ
ートを示すものである。この発明は調剤師が、手撒き作
業を行うものについて関係するものであるため、手撒き
可能な薬剤が対象となり、S100では、固形薬剤の包
装であるか、否かを選定し、固形薬剤以外のもの、例え
ば散薬等の場合は、S101に示すようにフローアウト
となり、錠剤やカプセル、容器入り薬剤等は、手撒き可
能な固形薬剤であるため、S102へ移動する。
【0046】S102では、調剤作業が調剤師によって
行われる手撒き作業であるのか、予め固形薬剤を収納す
る容器から、自動的に取り出すものであるか選択するも
ので、固形薬剤を収納する容器から、自動的に取り出す
ものである場合S103に示すようにフローアウトとな
り、調剤作業が調剤師によって行われる手撒き作業であ
る場合S104へ移行する。
【0047】S104は、処方箋に記載される分包数
が、手撒き装置に設けられる桝の数に対して、1より大
きいか否かを判断するもので、手撒き装置に設けられる
桝の数と処方された分包数がたまたま一致した場合は、
条件が0となって、通常間違って過剰に撒くことはあり
得ないため、回収設定を省略するため、S106に移行
し、1より大きい場合、S105に移行し、回収設定フ
ラッグを立てて、S106に移行する。
【0048】S106で、包装を開始すると、S107
は、処方された分包数が終了したか監視し、処方された
分包数が終了するまで繰り返し、分包数が終了した事を
検出して、S108に移行し、S108で回収設定フラ
ッグの有無を確認する。
【0049】回収設定フラッグが無い場合は、S110
に移行し、回収設定フラッグがある場合、S109に移
行して回収動作を行う。回収動作が完了すると、S11
0に移行して各ユニットをリセットしプログラムを終了
する。
【0050】図12は、処方された包装帯と錠剤を回収
した包装帯をカッターで切断して区別するためのフロチ
ャートを示すものである。S120において回収処理が
発生すると、S121へ移行して包装帯を切断するカッ
ターを作動させる。続いて、S122において回収袋数
を読み込み、S123では1つの袋に分割桝を幾つ分回
収するか正数で設定する。このとき余りの分割桝は、最
後の袋等に割り振って、他の袋より多い条件を作っても
良い。S124では設定した条件で錠剤を回収する。
【0051】図13は、処方された包装帯と錠剤を回収
した包装帯の間を空袋をいれ、薬剤が入った袋を連続し
ないように区別するめのフロチャートを示すものであ
る。S130において回収処理が発生すると、S131
へ移行して予め設定された空包数を読み込み、続いてS
132において、前記読み込んだ空包数袋が作成された
か確認後、空包が作成された時点で、S133において
回収袋数を読み込み、S134では1つの袋に分割桝を
幾つ分回収するか正数で設定する。このとき余りの分割
桝は、最後の袋等に割り振って、他の袋より多い条件を
作っても良い。S135では設定した条件で錠剤を回収
する。
【0052】本発明の特徴は、誤って過剰に撒いた錠剤
が、装置内に残り、後で処方された調剤に混入する事を
防止するもので、例えば残留検出センサー24の検出が
あった場合、そのことを報知して調剤師が取り除くもの
でもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明に依れば、手撒き装置に誤って余
分に錠剤を撒いて、包装装置をスタートさせても、手撒
き装置に誤って余分に撒いた錠剤が、装置内に残留する
事がないため、後の処方に誤って撒いた余分な錠剤が混
入する事はない。
【0054】このため、調剤師はその患者に処方された
薬剤の包装パターンが正しいかを監査するだけでよく、
監査に係る精度が向上し、医療事故の防止にも繋がる。
また、余分に撒いた薬剤は、衛生上問題なく回収される
ため、次の処方時にその薬剤を使用することができる。
【0055】更に、回収場所に回収された錠剤は、錠剤
の回収があった事を即時報知するため、調剤師は自分の
ミスに気付き、作業の精度を高めるように意識する事に
なるため、より一層値溶剤精度が向上し、回収された錠
剤は即時保管する事ができるため、薬剤の品質劣化が避
けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】錠剤包装装置の斜視図
【図2】錠剤包装装置の側面図
【図3】錠剤手撒き装置の斜視図
【図4】分割ユニットの斜視図
【図5】分割ユニットの動作説明図
【図6】分割ユニットの動作説明図
【図7】分割ユニットの動作説明図
【図8】マーキング装置
【図9】錠剤包装装置の全体斜視図
【図10】分割ユニット残留検出センサーの動作説明図
【図11】錠剤回収フロチャート
【図12】処方袋と回収袋を区別するカッター動作フロ
チャート
【図13】処方袋と回収袋を区別する空包作成フロチャ
ート
【図14】処方された複雑な服用時期を持つ包装帯
【符号の説明】
錠剤手撒き装置1 仕切容器2 引出枠3 分割桝ユニット5 支持板8a、8b 段差部8c 包装ユニット9 案内ホッパー10 包装ホッパー11 回収箱12 分岐13 プリンターユニット15 シャッター19 開口部19a 掛かり爪20 分割桝21 底蓋22 突起部材23 残留検出センサー24 マーキングペン25 検出センサー30
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 博康 豊中市名神口3丁目3番1号 株式会社湯 山製作所内 Fターム(参考) 3E018 AA04 AB05 BA02 BA08 DA02 DA06 EA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠剤を1包ずつ処方箋情報に従って包装す
    る包装装置において、錠剤を1包装袋毎に包装するため
    の手撒き装置と、処方箋情報で指定された数を越えたエ
    リアに調剤者が間違って手撒き装置に手撒きした錠剤
    を、回収する回収機能を具えた事を特徴とする錠剤包装
    装置。
  2. 【請求項2】錠剤の回収は、回収用の袋に調剤者が間違
    って手撒き装置に手撒きしたであろう錠剤を包装部に送
    って回収する事を特徴とする請求項1に記載の錠剤包装
    装置。
  3. 【請求項3】錠剤の回収は、前記手撒き装置から包装部
    に通じる経路において設けられた経路分岐手段を備え、
    少なくとも経路分岐の先に錠剤回収エリアと包装部を具
    え、錠剤を回収する際に、前記経路分岐手段を作動して
    手撒き装置から錠剤回収エリアへの経路を繋ぎ、調剤者
    が間違って手撒き装置に手撒きした錠剤を、回収する事
    を特徴とする請求項1に記載の錠剤包装装置。
  4. 【請求項4】錠剤を1包装袋毎に包装するための手撒き
    装置と、処方箋情報で指定された数を越えたエリアに調
    剤者が間違って手撒き装置に手撒きした錠剤を検出する
    検出手段を設け、調剤者が間違って手撒き装置に手撒き
    した錠剤を検出すると、前記回収機能を作動させて間違
    った錠剤を回収する事を特徴とする請求項1から請求項
    3に記載の錠剤包装装置。
  5. 【請求項5】回収場所に到達した錠剤を検出する検出手
    段と、回収場所に錠剤が到達した事を検出すると、錠剤
    が回収場所に到達した事を調剤師に報知する報知手段を
    具えた事を特徴とする請求項1から4に記載の錠剤包装
    装置。
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