JP2001334818A - リーチ型フォークリフトのリヤ懸架装置 - Google Patents

リーチ型フォークリフトのリヤ懸架装置

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JP2001334818A
JP2001334818A JP2000159296A JP2000159296A JP2001334818A JP 2001334818 A JP2001334818 A JP 2001334818A JP 2000159296 A JP2000159296 A JP 2000159296A JP 2000159296 A JP2000159296 A JP 2000159296A JP 2001334818 A JP2001334818 A JP 2001334818A
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wheel
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Shigetaka Tsuri
滋 孝 釣
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブ輪に加わる輪圧に対応した十分な接
地力を確保することが可能であり、安定した走行を実現
できる構成とされたリーチ型フォークリフトのリヤ懸架
装置を提供する。 【解決手段】 本発明にかかるリーチ型フォークリフト
のリヤ懸架装置は、センターピン13を介して車体フレ
ーム1と揺動自在に連結され、かつ、センターピン13
を挟んで振り分けられた位置毎にドライブ輪8及びキャ
スタ輪9のそれぞれが軸支された荷重分配用リンク14
を具備していると共に、この荷重分配用リンク14に軸
支されたドライブ輪8には、車体フレーム1に固着さ
れ、かつ、フォーク4を支持して進退動作するマスト5
の進退動作量に対応した押圧力でドライブ輪8を路面2
へと押圧付勢する輪圧調整用の油圧シリンダ25が連結
されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体後部にドライブ
輪及びキャスタ輪が配設されてなる四輪式のリーチ型フ
ォークリフト(以下、フォークリフトという)のリヤ懸
架装置にかかり、特には、ドライブ輪の輪圧調整構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフォークリフトとしては図4で
全体構造を示すようなものが一般的であり、このフォー
クリフトの車体前部には、車体フレーム1から前方に向
かって延出されたうえで路面2と平行に配置された左右
一対のストラドルアーム3と、昇降動作するフォーク4
を支持しながらストラドルアーム3に沿って進退動作す
るマスト5とが配備されている。そして、このマスト5
の進退動作は、車体内部に配設されたリーチ用の油圧シ
リンダ6でもって実行されることになっている。
【0003】また、この車体前部、つまり、各ストラド
ルアーム3の先端部には左右一対のロード輪7が配設さ
れていると共に、車体後部には左右一対のドライブ輪8
及びキャスタ輪9が配設されており、ドライブ輪8は走
行駆動用及び操舵用である一方、キャスタ輪9は補助輪
としての機能を発揮している。ところで、図5はフォー
クリフトが備えているリヤ懸架装置の要部構造を車体後
方側から見た状態を示す断面図であり、図中の符号8は
ドライブ輪、9はキャスタ輪、10はドライブ輪8を駆
動するドライブユニット、11は運転台の床板、つま
り、車体フレーム1の一部である運転台の床板をそれぞ
れ示している。
【0004】すなわち、この際における運転台の床板1
1の下面にはブラケット12が固着されており、このブ
ラケット12を挿通したセンターピン13によっては、
車体フレーム1を構成する床面11と揺動自在に連結さ
れた荷重分配用リンク14が吊り下げ支持されている。
そして、この荷重分配用リンク14の所定位置毎、つま
り、センターピン13を挟んで振り分けられた位置毎に
は、ドライブ輪8を軸支した支持板15と、キャスタ輪
9を軸支した揺動レバー16とがそれぞれ配置されてお
り、支持板15は荷重分配用リンク14の一端部を挿通
した支持ピン17でもって揺動自在に軸支される一方、
揺動レバー16は荷重分配用リンク14の下面に固着さ
れたブラケット18を挿通した支持ピン19によって揺
動自在に軸支されている。
【0005】さらに、支持板15を軸支した荷重分配用
リンク14の一端部と床面11の下面との間にはドライ
ブ輪8を路面2へと押圧付勢するための輪圧調整用のス
プリング20が介装されている一方、荷重分配用リンク
14の他端部と揺動レバー16との間にはキャスタ輪9
の浮き上がりを防止するスプリング21が介装されてい
る。なお、これらのスプリング20,21は、路面2か
ら加わる衝撃力を吸収するダンパー機能も発揮してい
る。
【0006】さらにまた、この際におけるドライブユニ
ット10、つまり、走行モータ及びギア機構(図示省
略)を含んで構成されたドライブユニット10の下部は
支持板15の上面に固着されており、運転台の床板11
を貫通して床板11の上方にまで突出したドライブユニ
ット10の上部は、図示していないが、揺動リンク22
を介したうえで車体フレーム1と揺動自在に連結されて
いる。そこで、支持板15を介して一体化されたドライ
ブ輪8とドライブユニット10とは、荷重分配用リンク
14及び揺動リンク22から構成される平行リンク機構
でもって上下動可能に支持されていることになる。
【0007】すなわち、従来の形態にかかるフォークリ
フトでは、車体後部に加わっている荷重が車体フレーム
1からセンターピン13を介して荷重分配用リンク14
に伝達されることになり、この荷重分配用リンク14の
センターピン13を中心とする左右の長さの比率に対応
したうえでドライブ輪8とキャスタ輪9とに分配されて
伝達される。そして、ドライブ輪8に対しては、分配さ
れた荷重のみならず、ドライブユニット10の自重と共
に、スプリング20の弾性力が加わるため、このときの
ドライブ輪8では路面2との間における十分な接地力が
確保されることになる。そのため、フォーク4に荷物を
積載していてもドライブ輪8がスリップすることは起こ
らず、フォークリフトの安定的な走行が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来構成とされたフォークリフトのリヤ懸架装置において
は、次のような不都合が生じることになっていた。すな
わち、マスト5によって支持されたフォーク4に荷物を
積載すると、積載荷重に対応してドライブ輪8に加わっ
ている輪圧が変化することになるが、ドライブ輪8を路
面2へと押圧付勢しているスプリング20の弾性力を輪
圧の変化に対応して大きく変化させることはでき得ない
のが通常である。
【0009】そのため、マスト5がリーチアウトといわ
れる前進動作をしたときはドライブ輪8に加わる輪圧が
小さくなって十分な接地力を確保できなくなり、このド
ライブ輪8がスリップし易くなる結果としてフォークリ
フトの走行が不安定となってしまう。また、マスト5が
後退動作、いわゆるリーチインした際にあっては、ドラ
イブ輪8に加わる輪圧が大きくなり過ぎるため、やはり
フォークリフトの走行が不安定となるばかりか、ドライ
ブ輪8の著しい摩耗が発生することになっていた。
【0010】本発明はこのような不都合に鑑みて創案さ
れたものであり、ドライブ輪に加わる輪圧に対応した十
分な接地力を確保することが可能であり、安定した走行
を実現できる構成とされたフォークリフトのリヤ懸架装
置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
るフォークリフトのリヤ懸架装置は車体後部にドライブ
輪及びキャスタ輪が配設されてなる構造を有しており、
センターピンを介して車体フレームと揺動自在に連結さ
れ、かつ、センターピンを挟んで振り分けられた位置毎
にドライブ輪及びキャスタ輪のそれぞれが軸支された荷
重分配用リンクを具備していると共に、この荷重分配用
リンクに軸支されたドライブ輪には、車体フレームに固
着され、かつ、フォークを支持して進退動作するマスト
の進退動作量に対応した押圧力でもってドライブ輪を路
面へと押圧付勢する輪圧調整用の油圧シリンダが連結さ
れていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2にかかるフォークリフト
のリヤ懸架装置は車体後部にドライブ輪及びキャスタ輪
が配設されてなる構造であって、ドライブ輪及びキャス
タ輪のそれぞれは車体フレームと各別に連結されたもの
であり、車体フレームに軸支されて揺動自在なドライブ
輪には、車体フレームに固着され、かつ、フォークを支
持して進退動作するマストの進退動作量に対応した押圧
力でもってドライブ輪を路面へと押圧付勢する輪圧調整
用の油圧シリンダが連結されていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3にかかるフォークリフト
のリヤ懸架装置は請求項1もしくは請求項2に記載した
ものであり、輪圧調整用の油圧シリンダはリーチ用の油
圧シリンダの伸縮動作と連動して伸縮動作することを特
徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は実施の形態1にか
かるフォークリフトのリヤ懸架装置の要部構造を車体の
後方側から見た状態を示す断面図であり、図2は油圧系
統の一部を示す説明図である。なお、フォークリフトの
全体構造は従来の形態と異ならないので、その全体構造
については図4を参照しながら説明することとし、ま
た、リヤ懸架装置の構成自体も従来の形態とは基本的に
異ならないので、図1において図5と互いに同一もしく
は相当する部品、部分には同一符号を付している。
【0016】本実施の形態にかかるフォークリフトは従
来の形態と同様の全体構造を有しており、その車体前部
には、車体フレーム1から前方に向かって延出されて路
面2と平行に配置された左右一対のストラドルアーム3
と、昇降動作するフォーク4を支持しながらストラドル
アーム3に沿って進退動作するマスト5とが配備されて
いる。そして、このマスト5の進退動作は車体内部に配
設されたリーチ用の油圧シリンダ6で実行されることに
なっており、このフォークリフトの車体前部、つまり、
各ストラドルアーム3の先端部にはロード輪7が配設さ
れている一方、車体後部には走行駆動用及び操舵用のド
ライブ輪8と補助輪であるキャスタ輪9とが配設されて
いる。
【0017】また、フォークリフトのリヤ懸架装置は、
図1で示すように、センターピン13を介して車体フレ
ーム1と揺動自在に連結されたうえ、センターピン13
を挟んで振り分けられた位置毎にドライブ輪8及びキャ
スタ輪9のそれぞれが軸支された荷重分配用リンク14
を具備している。すなわち、車体フレーム1の一部であ
る運転台の床板11の下面に固着されたブラケット12
にはセンターピン13が配設されており、このセンター
ピン13で吊り下げ支持された荷重分配用リンク14の
センターピン13を挟んで振り分けられた位置、つま
り、センターピン13から左右に所定の長さずつ離間し
た位置毎に対しては、ドライブ輪8を軸支した支持板1
5と、キャスタ輪9を軸支した揺動レバー16とがそれ
ぞれ配置されている。
【0018】なお、ここでの支持板15は荷重分配用リ
ンク14の一端部を挿通した支持ピン17でもって揺動
自在に軸支されており、かつ、揺動レバー16は荷重分
配用リンク14の下面に固着されたブラケット18を挿
通した支持ピン19によって揺動自在に軸支されてい
る。そして、この際における支持板15の上面には、走
行モータ及びギア機構(図示省略)を含んで構成された
ドライブユニット10の下部が固着されており、運転台
の床板11を貫通して床板11の上方にまで突出したド
ライブユニット10の上部は、揺動リンク22を介した
うえで車体フレーム1と揺動自在に連結されている。そ
こで、支持板15を介して一体化されたドライブ輪8と
ドライブユニット10とは、荷重分配用リンク14及び
揺動リンク22から構成される平行リンク機構でもって
上下動可能に支持されていることになる。
【0019】さらに、支持板15を軸支している荷重分
配用リンク14の一端部には、床面11に固着されたう
えでドライブ輪8を路面2へと押圧付勢する機能を発揮
する輪圧調整用の油圧シリンダ25のシリンダロッド
が、路面2から加わる衝撃力を吸収するダンパーとして
機能するスプリング26を介したうえで当接させられて
いる一方、荷重分配用リンク14の他端部と揺動レバー
16との間にはキャスタ輪9の浮き上がりを防止するス
プリング21が介装されている。すなわち、荷重分配用
リンク14によって軸支されたドライブ輪8には、車体
フレーム1でもって位置決め支持された輪圧調整用の油
圧シリンダ25がスプリング26を介装したうえで連結
されていることになり、この油圧シリンダ25に対して
は、図2で油圧系統を示すように、マスト5の進退動
作、つまり、リーチアウト及びリーチインを実行するリ
ーチ用の油圧シリンダ6と接続された油圧配管6aから
分岐して設けられた油圧配管25aが接続されている。
【0020】したがって、輪圧調整用の油圧シリンダ2
5はリーチ用の油圧シリンダ6の伸縮動作と連動して伸
縮動作することになり、フォーク4を支持して進退動作
するマスト5の進退動作量に対応した押圧力でもってド
ライブ輪8を路面2へと押圧付勢することとなる。な
お、図2中の符号27は切換弁、28は油圧ポンプ、2
9は油圧モータ、30はオイルタンクをそれぞれ示して
いる。そのため、本実施の形態にかかるフォークリフト
では、車体後部に加わっている荷重が車体フレーム1か
らセンターピン13を介して荷重分配用リンク14に伝
達されることになり、この荷重分配用リンク14のセン
ターピン13を中心とする左右の長さの比率に対応した
うえでドライブ輪8とキャスタ輪9とに分配されて伝達
される。
【0021】そこで、マスト5によって支持されたフォ
ーク4に荷物を積載した場合には、積載荷重に対応して
ドライブ輪8に加わっている輪圧が変化することになる
が、本実施の形態にかかるリヤ懸架装置の構成を採用し
ている際には、フォーク4を支持して進退動作するマス
ト5の進退動作量、つまり、リーチアウト及びリーチイ
ンの動作量に対応した押圧力でもって輪圧調整用の油圧
シリンダ25がドライブ輪8を路面2へと押圧付勢する
こととなる。すなわち、マスト5がリーチアウトしたと
きはドライブ輪8に加わる輪圧が積載荷重に対応して大
きくなり、マスト5がリーチインしたときはドライブ輪
8に加わる輪圧が積載荷重に対応して小さくなるため、
いずれにしても積載荷重に対応した十分な接地力を確保
することが可能となる結果、ドライブ輪8の著しい摩耗
が発生しなくなり、フォークリフトの走行が安定するこ
とになる。
【0022】(実施の形態2)図3は実施の形態2にか
かるフォークリフトのリヤ懸架装置の要部構造を車体の
後方側から見た状態を示す断面図であり、この図3にお
いて図1と互いに同一もしくは相当する部品、部分には
同一符号を付している。なお、実施の形態2にかかるリ
ヤ懸架装置を備えてなるフォークリフトそのものの全体
構造は従来の形態及び実施の形態1と基本的に相違して
いないので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0023】本実施の形態2にかかるフォークリフトの
リヤ懸架装置は、実施の形態1と同じく、ドライブ輪8
及びキャスタ輪9が車体後部に配設されたものであり、
図3で示すように、その車体フレーム1の一部を構成し
ている運転台の床板11の一端部にはドライブ輪8を軸
支した逆L字形の支持台31が配置される一方、運転台
の床板11の他端部にはキャスタ輪9を軸支した揺動レ
バー16が配置されている。すなわち、この際における
支持台31は、その底部下面側でドライブ輪8を軸支
し、かつ、その底部上面側にドライブユニット10が固
着されていると共に、その側部が上下一対の揺動リンク
33,34を介したうえで床板11と揺動自在に連結さ
れたものとなっている。
【0024】そこで、この支持台31を介して一体化さ
れたドライブ輪8とドライブユニット10とは、揺動リ
ンク33,34から構成される平行リンク機構でもって
上下動可能に支持されていることとなる。なお、この
際、キャスタ輪9を軸支した揺動レバー16は、車体フ
レーム1の一部分である運転台の床板11の下面に固着
されたブラケット18を挿通した支持ピン19によって
揺動自在として支持されており、床板11と揺動レバー
16との間にはキャスタ輪9の浮き上がりを防止するた
めのスプリング21が介装されている。
【0025】また、ドライブユニット10が固着された
支持台31の上面に対しては、ドライブ輪8を路面2へ
と押圧付勢する機能を発揮する輪圧調整用の油圧シリン
ダ25のシリンダロッドが、路面2から加わる衝撃力を
吸収するダンパーとして機能するスプリング26を介し
たうえで当接させられており、この油圧シリンダ25は
車体フレーム1と固着されることによって位置決めされ
ている。なお、ここでは、スプリング26を使用してい
るが、スプリング26に代えてゴム片などの弾性部材を
使用することも可能である。
【0026】そして、油圧シリンダ25に対しては、実
施の形態1と同様、図2で示すように、マスト5の進退
動作、つまり、リーチアウト及びリーチインを実行する
リーチ用の油圧シリンダ6と接続された油圧配管6aか
ら分岐して設けられた油圧配管25aが接続されてい
る。したがって、輪圧調整用の油圧シリンダ25はリー
チ用の油圧シリンダ6の伸縮動作と連動して伸縮動作す
ることになり、フォーク4を支持して進退動作するマス
ト5の進退動作量に対応した押圧力でもってドライブ輪
8を路面2へと押圧付勢することになる。
【0027】そのため、本実施の形態にかかるフォーク
リフトでは、車体後部に加わっている荷重が車体フレー
ム1からドライブ輪8及びキャスタ輪9のそれぞれに対
して分配されたうえで伝達されることになり、ドライブ
輪8とキャスタ輪9とは車体後部に加わっている荷重を
各別に受け止めることとなる。その結果、フォーク4に
対する荷物の積載に伴ってドライブ輪8に加わっている
輪圧が変化するにも拘わらず、本実施の形態にかかるリ
ヤ懸架装置の構成を採用している際には、フォーク4を
支持して進退動作するマスト5の進退動作量、つまり、
リーチアウト及びリーチインの動作量に対応した押圧力
でもって輪圧調整用の油圧シリンダ25がドライブ輪8
を路面2へと押圧付勢する結果として十分な接地力を確
保することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるフ
ォークリフトのリヤ懸架装置においては、荷物が積載さ
れたフォークを支持して進退動作するマストの進退動作
量に対応した押圧力でもってドライブ輪を路面へと押圧
付勢する輪圧調整用の油圧シリンダをドライブ輪に連結
した構成を採用しているので、ドライブ輪に対しては常
に積載荷重に対応した輪圧が加わっていることとなる。
そのため、マストがリーチアウトした際は勿論のこと、
リーチインした際にも、十分な接地力を確保することが
可能となる結果、ドライブ輪がスリップし易くなったり
ドライブ輪の著しい摩耗が発生したりすることを防止し
ながらフォークリフトの安定した走行を実現できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかるリヤ懸架装置の要部構造
を車体の後方側から見た状態を示す断面図である。
【図2】油圧系統の一部を示す説明図である。
【図3】実施の形態2にかかるリヤ懸架装置の要部構造
を車体の後方側から見た状態を示す断面図である。
【図4】フォークリフトの全体構造を示す側面図であ
る。
【図5】従来の形態にかかるリヤ懸架装置の要部構造を
車体の後方側から見た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 路面 4 フォーク 5 マスト 8 ドライブ輪 9 キャスタ輪 13 センターピン 14 荷重分配用リンク 25 油圧シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部にドライブ輪及びキャスタ輪が
    配設されてなるリーチ型フォークリフトのリヤ懸架装置
    であって、 センターピンを介して車体フレームと揺動自在に連結さ
    れ、かつ、センターピンを挟んで振り分けられた位置毎
    にドライブ輪及びキャスタ輪のそれぞれが軸支された荷
    重分配用リンクを具備していると共に、この荷重分配用
    リンクに軸支されたドライブ輪には、車体フレームに固
    着され、かつ、フォークを支持して進退動作するマスト
    の進退動作量に対応した押圧力でもってドライブ輪を路
    面へと押圧付勢する輪圧調整用の油圧シリンダが連結さ
    れていることを特徴とするリーチ型フォークリフトのリ
    ヤ懸架装置。
  2. 【請求項2】 車体後部にドライブ輪及びキャスタ輪が
    配設されてなるリーチ型フォークリフトのリヤ懸架装置
    であって、 ドライブ輪及びキャスタ輪のそれぞれは車体フレームと
    各別に連結されたものであり、車体フレームに軸支され
    て揺動自在なドライブ輪には、車体フレームに固着さ
    れ、かつ、フォークを支持して進退動作するマストの進
    退動作量に対応した押圧力でもってドライブ輪を路面へ
    と押圧付勢する輪圧調整用の油圧シリンダが連結されて
    いることを特徴とするリーチ型フォークリフトのリヤ懸
    架装置。
  3. 【請求項3】 輪圧調整用の油圧シリンダは、リーチ用
    の油圧シリンダの伸縮動作と連動して伸縮動作するもの
    であることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記
    載したリーチ型フォークリフトのリヤ懸架装置。
JP2000159296A 2000-05-30 2000-05-30 リーチ型フォークリフトのリヤ懸架装置 Pending JP2001334818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102786014A (zh) * 2011-05-19 2012-11-21 住友纳科物料装卸有限公司 伸展型叉车
CN110014833A (zh) * 2019-04-08 2019-07-16 华强方特(深圳)科技有限公司 一种能升降与旋转的差速驱动轮系装置

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