JP2001334683A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2001334683A
JP2001334683A JP2000155245A JP2000155245A JP2001334683A JP 2001334683 A JP2001334683 A JP 2001334683A JP 2000155245 A JP2000155245 A JP 2000155245A JP 2000155245 A JP2000155245 A JP 2000155245A JP 2001334683 A JP2001334683 A JP 2001334683A
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JP
Japan
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recording head
ink
cleaning liquid
pressure
air
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Application number
JP2000155245A
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English (en)
Inventor
Kanta Haruyama
幹太 春山
Sadami Koyama
定美 小山
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Priority to KR1020000042218A priority patent/KR20010015416A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録ヘッド内部のインク通路及び記録ヘッドに
連通するインク通路の洗浄を効果的に行い、洗浄後のイ
ンク通路の管壁にインクが残らないようにする。 【解決手段】 記録ヘッド(52)はチューブ(53)
を介して電磁弁(56)に接続し、電磁弁(56)を通
じてチューブ(53)にエアーとインクと洗浄液とが選
択的に供給される。記録ヘッド(52)による作画時、
記録ヘッド(52)は作画範囲内でノズルからインク滴
を作画媒体に制御可能に吐出し作画媒体に作画を行う。
記録ヘッド(52)の内部の洗浄時には、作画範囲外
で、記録ヘッド(52)に電磁弁(56)を通じて高圧
の洗浄液と高圧のエアーとが交互に圧送され、記録ヘッ
ド(52)及びチューブ(53)内の残留インクがエア
ー及び洗浄液とともに外部に押し流される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタにおいて、記録
ヘッド内部とこれに接続するチューブの内部を洗浄する
場合には、チューブに洗浄液を圧送し、洗浄液を記録ヘ
ッドの内部を通じてノズルのインク吐出穴からパージボ
ックスの排出口に吐出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チューブ内を洗浄液が
流れるとき、洗浄液は、チューブの中心部では流れが速
く、チューブの内壁面に近い部分では流れが遅い。その
ため、チューブの内壁面にインクのかたまりが流されな
いで残り、洗浄液を流してもインクの固まりが増加し、
チューブや記録ヘッドの内部が詰まってしまうという問
題点があった。また、記録ヘッドを洗浄液で洗浄する
と、記録ヘッドの下面にインクの混じった液滴が付着し
てしまい、これが飛び散ってパージボックスの周辺を汚
してしまうという問題点がある。特に、KCMYの4色
の記録ヘッドでカラー印字作画を行う場合には記録ヘッ
ドから飛び散った液滴が他の色のキャップに付着してし
まうことになり、カラー印字作画の画質が劣化してしま
うという問題点がある。本発明は、上記問題点を解決す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、記録ヘッドのノズルからインク滴を作画
媒体に制御可能に吐出し作画媒体に作画を行うインクジ
ェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドをチューブを
介して電磁弁に接続し、電磁弁を通じて前記チューブに
エアーとインクと洗浄液とが選択的に供給されるように
成し、前記記録ヘッドの内部の洗浄時、前記記録ヘッド
に前記電磁弁を通じて高圧の洗浄液と高圧のエアーを交
互に圧送するようにしたものである。また本発明は、前
記高圧洗浄液と高圧エアーの圧送の動作後に前記記録ヘ
ッドをその下面に付着した液滴を振り落とすために揺動
するようにしたものである。また本発明は、複数の記録
ヘッドのノズルからインク滴を作画媒体に制御可能に吐
出し作画媒体にカラー作画を行うインクジェットプリン
タにおいて、前記複数の記録ヘッドを夫々チューブを介
して電磁弁に接続し、各電磁弁を通じて前記チューブに
エアーとインクと洗浄液とが選択的に供給されるように
成し、前記記録ヘッドの内部の洗浄時、該記録ヘッド
を、液体排出口と記録ヘッドのノズルを塞ぐためのキャ
ップを備えたパージボックス上に移動し、前記記録ヘッ
ドに前記電磁弁を通じて高圧の洗浄液と高圧のエアーを
交互に圧送し、前記記録ヘッドのノズルから対応する液
体排出口へ洗浄液を排出するように成し、この洗浄液、
エアーの圧送の後に、前記記録ヘッドにエアーを圧送
し、その後記録ヘッドを揺動させ記録ヘッドに付着する
インクの混じった液滴を前記液体排出口又はキャップに
振り落とすようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
した図面を参照して詳細に説明する。図2において、
(22)はインクジェットプリンタ(24)の基板(2
6)の左右に配置された脚体(他方は図示省略)であ
り、これらの上端に基板(26)が固設されている。前
記脚体(22)及び基板(26)は、インクジェットプ
リンタ(24)の機体を構成している。
【0006】脚体(22)の上部には、軸ホルダ(2
8)が固設され、軸ホルダ(28)には、ロール紙ホル
ダ(32)の軸部が回転自在且つ脱着自在に支承されて
いる。ロール紙ホルダ(32)にはロール状に巻かれた
作画媒体(30)のロール部(30a)が脱着可能に保
持されている。
【0007】前記基板(26)にはプラテン(34)
(用紙案内板)が固定され、該プラテン(34)の上流
端の近傍には、Y軸方向に延びる、作画媒体(30)の
幅と略同長のガイドローラ(36)が配置されている。
前記ガイドローラ(36)は、前記ロール紙(30)の
ロール部(30a)の上方に配置され、該ガイドローラ
(36)の両端は前記基板(26)にブラケットを介し
て回転自在に支承されている。(38)はY軸レールで
あり、前記プラテン(34)の上方に水平に配置され、
両端がブラケットを介して基板(26)に支承されてい
る。
【0008】前記Y軸レール(38)にはYカーソル
(40)(キャリッジ)が移動可能に取り付けられ、該
Yカーソル(40)は、プーリ間に無端状に掛け渡され
たスチールベルト(42)を介して、基板(26)に配
設されたY軸駆動装置(図示省略)に連係している。前
記プラテン(34)には、Y軸方向に沿ってスリットが
形成され、該スリットに駆動ローラ(44)が配置され
ている。
【0009】駆動ローラ(44)の両端は、ブラケット
を介して基板(26)に回転可能に支承され、該駆動ロ
ーラ(44)は、基板(26)に配設されたX軸駆動装
置(図示省略)に連係している。前記Y軸レール(3
8)には、ピンチローラ軸(46)が弾発機構(図示省
略)を介して昇降可能に取り付けられ、該ピンチローラ
軸(46)に回転自在に嵌着されたピンチローラ(4
8)は、前記駆動ローラ(44)の表面から離反した状
態と、該表面に水平に弾接した状態のいずれか一方の状
態に設定し得るように構成されている。
【0010】前記Yカーソル(40)の一方側にはヘッ
ドベース(50)が固設され、これに4色用の4個の、
それぞれノズルを備えたインクジェット記録ヘッド(5
2)が取り付けられている。前記4列の記録ヘッド(5
2)の互いに同一平面上に配置された底面は細長い長方
形となっており、該底面に、多数のインク吐出孔が一列
状に開口するノズルが若干突出して配設されている。
【0011】前記4列の記録ヘッド(52)の各々は互
いに所定の間隔を存して互いに平行に並列配置され、各
々の底面がY軸レール(38)に対して直角なX軸線に
対してある角度αを有して配列されている。前記Yカー
ソル(40)の他方側には、記録ヘッド(52)と同数
の、4色(ブラックK、シアンC、マゼンダM、イエロ
ーY)の溶剤インク用のサブタンク(54)が取り付け
られ、該サブタンク(54)の上蓋には、それぞれ、3
方電磁弁(56)が取り付けられている。
【0012】各サブタンク(54)には、インクのレベ
ルを検出するセンサが設けられている。前記記録ヘッド
(52)とこれに対応するサブタンク(54)間のイン
ク供給路即ちチューブ(53)内が負圧に保たれるよう
に、前記サブタンク(54)の液上面が対応する記録ヘ
ッド(52)のインク吐出口よりも下方に配置されてい
る。
【0013】(58)は基板(26)に配設されたメイ
ンタンクケースであり、これにサブタンク(54)と同
数の、4色溶剤インク用のメインタンク(60)(3個
は図示省略)と洗浄液タンク(62)が脱着可能に収納
されている。各タンク(60)(62)は、ばねにより
支えられ、各タンク(60)(62)の下に配置された
リミットスイッチから成るセンサ(136)(138)
(図3参照)により、インク及び洗浄液の残量が検出さ
れるように構成されている。
【0014】前記メインタンク(60)とサブタンク
(54)とは電磁弁を介してチューブケーブル(12
2)により連通している。(64)は基板(26)に取
り付けられたコントロールボックスであり、図3に示す
ポンプ(66)と電磁弁(68)(70)(72)(7
4)(76)(78)(80)(82)(84)(8
6)(88)(90)(92)(94)(96)(9
8)(100)(101)を内蔵し、更に、これら電子
機器を制御する電子制御回路部を備えている。またプリ
ンタ(24)の基板(26)には、XY軸駆動装置及び
記録ヘッド(52)等を制御するコントローラ(図示省
略)が取り付けられている。
【0015】(2)は記録ヘッド(52)の底面のノズ
ル周囲部分とノズルの吐出口を清掃するためのワイピン
グ装置であり、ゴム製のワイパがワイパモータ(10
2)(図3参照)によりX軸方向に往復駆動されるよう
に構成されている。前記ワイパには、V溝が設けられ、
記録ヘッド(52)の下面のノズルをV溝に位置させれ
ば、ワイパによってノズルを除いた記録ヘッド(52)
のノズル周辺の下面を拭うことが可能であり、記録ヘッ
ドを移動させてV溝をノズルからずらせば、ワイパによ
ってノズルを拭うことができるように構成されている。
【0016】(106)は、記録ヘッド(52)のノズ
ル(52a)の吐出口を蓋ぐためのゴムキャップ(10
8)と、液体排出口(110)とを交互に有するパージ
ボックスであり、基板(26)の、作画範囲外の側部で
且つ記録ヘッド(52)の移動範囲に配置され、モータ
(112)(図3参照)によって昇降可能に構成されてい
る。前記ゴムキャップ(108)にはインクなどの流体
を受ける受け口が開口している。
【0017】パージボックス(106)の各キャップ
(108)と排出口(110)は、チューブ及び電磁弁
を介して、基板(26)に固設された集合管(120)
に接続している。(114)はメインタンク(60)内
のインクを攪拌するための攪拌用モータ、(116)は
脚体(22)に取り付けられた廃液タンクケース、(1
18)は廃液タンクである。
【0018】前記廃液タンク(118)は、ケース(1
16)に収納されたばねにより支持され、タンク(11
8)の底部とケース(116)の上面との間に配置され
たリミットスイッチから成るセンサ(134)(図3参
照)によって、廃液量が検出されるように構成されてい
る。
【0019】前記各メインタンク(60)の底部には、
磁性材から成る回転子が回転自在に軸支され、モータ
(114)の駆動によって回転子が回転し、各メインタ
ンク(60)内のインクが攪拌されるように構成されて
いる。上記各部品及び装置は、図3に示すようにチュー
ブによって配管されている。前記記録ヘッド(52)
は、Yカーソル(40)のY軸レール(38)に沿った
移動によって、作図範囲から外れた、パージボックス
(106)の直上まで移動し得るように構成されてい
る。
【0020】次に本実施形態の動作について説明する。
プラテン(34)上に作画媒体(30)をセットするに
は、ピンチローラ(48)を上昇させ、ロール部(30
a)から作画媒体(30)を引き出し、ガイドローラ
(36)を経て、駆動ローラ(44)とピンチローラ
(48)との間に挿入し、しかる後に、ピンチローラ
(48)を下降させて、ピンチローラ(48)を作画媒
体(30)の上から駆動ローラ(44)に弾接する。
【0021】これにより、作画媒体のセットが終了す
る。作画媒体のセットが完了し、プリンタが作画モード
にはいると、コントローラは、インク充填動作を行い、
しかる後に、作画動作に移行する。作画がスタートする
と、作画媒体(30)のくり出し部は、駆動ローラ(4
4)の一方向の間欠回転により、プラテン(34)上を
X軸方向即ち矢方向(C)に搬送される。
【0022】また、記録ヘッド(52)は、コントロー
ラの制御により画像情報に基いて駆動され、ノズルから
インクを吐出するとともに、Yカーソル(40)のY軸
レール(38)に沿った往復移動によって、Y軸に沿っ
て作画媒体(30)を走査し、コントローラのメモリに
展開された画像情報が作画媒体(30)に可視化され
る。
【0023】記録ヘッド(52)のピエゾ素子がインク
を吐出すれば、ピエゾ素子は、その分、インクをサブタ
ンク(54)から自動的に吸引する。この場合、サブタ
ンク(54)を負圧にしないと、記録ヘッド(52)
は、インクを吸引しすぎてインクが流れ出てしまうこと
になる。サブタンク(52)を負圧にするため、本実施
形態では、記録ヘッド(52)のインク吐出口に対して
サブタンク(54)底面のレベルを下方に設定してあ
る。
【0024】作画動作が終了すると、プリンタのコント
ローラは、サブタンク(54)にインクが無いか否かセ
ンサの信号によって判断し、インク無しと判断するとイ
ンク補給動作に移行する。インク補給後、または、イン
ク有りと判断した場合には、作画して所定時間経過した
か否か判断し、肯定を判断したときは、クリーニング動
作に移行する。クリーニング後あるいは作画して所定時
間経過していない場合には、作画終了または待機状態で
所定時間経過したか否か判断し、否定を判断すると作画
動作に戻る。また肯定を判断すると、インク回収動作、
ヘッド洗浄動作に順次移行する。
【0025】次にヘッド洗浄動作を図1のフローチャー
トを参照して説明する。まず、プリンタのコントローラ
は、洗浄液タンク(62)に残量が有るか否かセンサ
(138)の信号に基いて判断し(ステップ1)、残量
が無いときは、プリンタの操作パネルの表示部(図示省
略)に洗浄液タンク残量無しを表示して(ステップ
2)、エラー処理を行う(ステップ3)。
【0026】残量有りと判断した場合には、洗浄液タン
ク(62)の加圧を開始し(ステップ4)、洗浄液タン
ク(62)に空気を圧送して、洗浄液タンク(62)内
を高圧に加圧する(ステップ5)。この加圧動作は、電
磁弁(78)を閉じた状態で、ポンプーメインタンク間
電磁弁(72)(74)(76)を洗浄液タンク方向へ
切り換え、ポンプ(66)を駆動し、洗浄液タンク(6
2)内にエアーを送り込んで行う。次にコントローラは
記録ヘッド(52)を図4に示すように、パージボック
ス(106)の排出口(110)の直上即ちパージ位置
に移動する(ステップ6)。尚、図4は、説明の便宜の
ために4個の記録ヘッド中、1個の記録ヘッド(52)
のみを図示し、パージボックス(106)の一部を図示
している。
【0027】次にコントローラは、電磁弁(78)を開
き、且つ、電磁弁(88)と、対象とする1列目の記録
ヘッド(52)の電磁弁(56)とを洗浄液タンク方向
へ切り換え、高圧で洗浄液を、対象とする記録ヘッド
(52)のノズル及び対応するチューブ(53)に、記
録ヘッド(52)のノズル駆動アクチュエータ(ピエゾ
素子)を1KHZの周波数で高速駆動させながら、約5
秒間圧送する(ステップ7)。次にコントローラは、電
磁弁(78)を閉じ、ヘッドエアー電磁弁(74)(8
8)をエアー送り込み方向に切り換え、且つ対象とする
記録ヘッド(52)の電磁弁(56)をエアー送り込み
方向に切り換えて、ポンプ(66)の駆動力により、高
圧で空気を対象とする記録ヘッド(52)のノズル及び
対応するチューブ(53)に、記録ヘッド(52)のノ
ズル駆動アクチュエータを1KHZの周波数で高速駆動
させながら、約10秒間圧送する(ステップ8)。
【0028】この高圧洗浄液圧送と高圧空気圧送の交互
の圧送動作により、記録ヘッド(52)内及びチューブ
(53)のインク通路の管壁の残留インクが剥離し、イ
ンク通路内を押し流されノズルから排出される。次にコ
ントローラは、対象記録ヘッド(52)に対する高圧洗
浄液圧送と高圧空気圧送の交互の圧送動作を所定回数
(本実施形態では1回)実施したか否か判断し(ステッ
プ9)、所定回数に達していないときは、ステップ7に
戻り、所定回数に達しているときは、対象とする記録ヘ
ッド(52)をパージボックス(106)のキャップ
(108)の直上即ちキャッピング位置に位置させる
(ステップ10)。
【0029】次にコントローラは、対象とする記録ヘッ
ド(52)に、約10秒間空気を圧送し、記録ヘッド
(52)のノズルからエアーを吹き出してキャップ部分
のクリーニングを実施する(ステップ11)。次にコン
トローラは、対象とする記録ヘッド(52)をパージ位
置に戻す(ステップ12)。次にコントローラは、記録
ヘッドのノズル駆動アクチュエータを1KHZの周波数
で高速駆動させながら、約5秒間の洗浄液高圧圧送(ス
テップ13)と、その後の約10秒間の空気高圧圧送
(ステップ14)の交互の圧送動作を行う。この圧送動
作で対象記録ヘッド(52)内及びチューブ(53)の
中の残留インクが押し流される。
【0030】次にコントローラは、対象記録ヘッド(5
2)に対する高圧洗浄液圧送と高圧空気圧送の交互の圧
送動作が所定回数(本実施形態では1回)実施されたか
否か判断し(ステップ15)、否定を判断すると、ステ
ップ13に戻り、肯定を判断すると、対象記録ヘッド
(52)に対するステップ13,14の動作を終了す
る。4個の記録ヘッド(52)に対して1個ずつ、ステ
ップ13,14,15の動作が行なわれ、すべての記録
ヘッド(52)に対してステップ13,14,15の高
圧圧送動作が完了すると、次にコントローラは、廃液タ
ンク(118)を負圧にして、集合管(120)内に溜
まった洗浄液等の廃液を廃液タンク(118)内に回収
する(ステップ16)。
【0031】次にコントローラは、対象とする1個の記
録ヘッド(52)に高圧の空気を約40秒間圧送した後
(ステップ17)、記録ヘッド(52)をキャッピング
位置へ移動し、瞬時にパージ位置に戻す(ステップ1
8)。この動作をKCMYの4個の記録ヘッド(52)
ごとに実行する。記録ヘッド(52)のノズルからエア
ーが吐出されると、記録ヘッド(52)の下面に付着す
る液滴が乾燥し液滴が減少するとともに、排出口(11
0)の周囲がクリーニングされる。
【0032】その後、記録ヘッド(52)がパージ位置
からキャッピング位置へ移動し、瞬時にパージ位置に戻
ることにより、記録ヘッド(52)の慣性により、記録
ヘッド(52)下面に残っているインクの混じった液滴
が振り落とされ、この液滴は、パージボックス(10
6)の液体排出口(110)又はキャップ(108)の
受け口に落下し集合管(120)に収納される。
【0033】次にコントローラは、上記液滴振り落とし
動作が4個の記録ヘッド(52)ごとに所定回数(本実
施形態では2回)実施されたか否か判断し(ステップ1
9)、否定を判断するとステップ17に戻り、肯定を判
断すると、コントローラは、プラテン(34)に吸気力
を発生させるためのバキューム装置(図示省略)をON
とし、用紙をプラテン(34)に密着させる(ステップ
20)。次に、コントローラは記録ヘッド(52)をワ
イピング装置(2)の直上即ちワイピング位置へ移動さ
せる(ステップ21)。
【0034】次に、対象とする記録ヘッド(52)に空
気を圧送し、この記録ヘッド(52)のノズルからエア
ーを噴出させながら、ワイパモータ(102)を駆動
し、ゴム製のワイパを片道一方向に移動させ、該ワイパ
によって対象とする記録ヘッド(52)のノズル部分を
拭う(ステップ22)。次にコントローラは、対象とす
る記録ヘッド(52)への空気圧送を中止する。次にコ
ントローラは対象とする記録ヘッド(52)をワイパに
対して若干ずらし、ワイパを、モータ(102)の駆動
により、対象とする記録ヘッド(52)に対して往復動
させ、ワイパによって、対象とする記録ヘッド(52)
のノズルを除いたノズル周囲部分をワイピングする(ス
テップ23)。
【0035】コントローラは、上記ワイピング動作を、
KMCY記録ヘッド(52)の夫々に対して実行する。
次にコントローラは電磁弁(76)を大気側に切り換
え、洗浄液タンク(62)を大気に開放する(ステップ
24)。次にコントローラは、廃液タンク(118)を
減圧し、廃液を廃液タンク(118)に回収し(ステッ
プ25)、パージボックス(106)のキャップ部分の
廃液を回収する(ステップ26)。
【0036】次にコントローラは、電磁弁(101)を
大気側に切り換え、廃液タンク(118)を大気に開放
して(ステップ27)、記録ヘッド(52)の洗浄動作
を完了する。尚、上記ステップ5〜16までの第1段階
及びステップ17〜19までの第2段階中における圧送
動作中は、サブタンク(54)の大気開放は行わない。
これは、ヘッド−サブタンク電磁弁(56)の切換時に
サブタンク(54)側のチューブへ高圧洗浄液や高圧空
気が逆流しないようにするためである。尚、上記洗浄液
及び空気の高圧圧送は上記したように記録ヘッドのノズ
ル駆動アクチュエータであるピエゾ素子を高周波数駆動
信号で駆動しながら行っているが、このピエゾ素子を高
周波数駆動信号で駆動しながらの圧送に特に限定される
ものではない。
【0037】上記実施形態の第2段階の動作では、記録
ヘッド(52)の下面に付着する液滴を振り落とすの
に、記録ヘッド(52)をパージ位置とキャップ位置間
で移動させているが、この液滴を振り落とす動作は、上
記実施形態に特に限定されるものではなく、図5に示す
ように、記録ヘッド(52)をパージ位置で振動させ、
液滴を液体排出口(110)に落下させるようにしても
良い。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述の如く、記録ヘッドに洗浄
液と空気を高圧で交互に圧送するようにしたので記録ヘ
ッドとチューブ内のインクを効率的に剥離し外部に押し
流すことができる。そのため、洗浄液の消費量が少なく
て済み、極めて経済的である。また、洗浄中に、記録ヘ
ッドを振る動作を設けているため、記録ヘッド下面のイ
ンクの混じった液滴を確実に所要の箇所に落下させてお
くことができ、パージボックス周辺を汚すことがない等
の効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの記録ヘッド洗浄動作
を示すフローチャートである。
【図2】インクジェットプリンタの外観図である。
【図3】インクジェットプリンタの配管図である。
【図4】本発明の動作説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す動作説明図であ
る。
【符号の説明】
2 ワイピング装置 22 脚体 24 インクジェットプリンタ 26 基板 28 軸ホルダ 30 作画媒体 30a ロール部 32 ロール紙ホルダ 34 プラテン 36 ガイドローラ 38 Y軸レール 40 Yカーソル 42 スチールベルト 44 駆動ローラ 46 ピンチローラ軸 48 ピンチローラ 50 ヘッドベース 52 インクジェット記録ヘッド 53 チューブ 54 サブタンク 56 電磁弁 58 メインタンクケース 60 メインタンク 62 洗浄液タンク 64 供給コントローラ 66 電磁弁 68 電磁弁 70 電磁弁 72 電磁弁 74 電磁弁 76 電磁弁 78 電磁弁 80 電磁弁 82 電磁弁 84 電磁弁 86 電磁弁 88 電磁弁 90 電磁弁 92 電磁弁 94 電磁弁 96 電磁弁 98 電磁弁 100 電磁弁 101 電磁弁 102 ワイパモータ 106 パージボックス 108 キャップ 110 液体排出口 112 モータ 114 モータ 116 廃液タンクケース 118 廃液タンク 120 集合管 122 チューブケーブル 134 センサ 136 センサ 138 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA12 EA16 EB21 EB38 EB50 EC11 EC17 EC18 EC26 EC28 EC35 EC64 FA04 FA10 HA10 JC13 KB04 KB08 KB10 KB15 KB21 KC30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドのノズルからインク滴を作画
    媒体に制御可能に吐出し作画媒体に作画を行うインクジ
    ェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドをチューブを
    介して電磁弁に接続し、電磁弁を通じて前記チューブに
    エアーとインクと洗浄液とが選択的に供給されるように
    成し、前記記録ヘッドの内部の洗浄時、前記記録ヘッド
    に前記電磁弁を通じて高圧の洗浄液と高圧のエアーを交
    互に圧送するようにしたことを特徴とするインクジェッ
    トプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記高圧洗浄液と高圧エアーの圧送の動
    作後に前記記録ヘッドをその下面に付着した液滴を振り
    落とすために揺動するようにしたことを特徴とする「請
    求項1」に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 複数の記録ヘッドのノズルからインク滴
    を作画媒体に制御可能に吐出し作画媒体にカラー作画を
    行うインクジェットプリンタにおいて、前記複数の記録
    ヘッドを夫々チューブを介して電磁弁に接続し、各電磁
    弁を通じて前記チューブにエアーとインクと洗浄液とが
    選択的に供給されるように成し、前記記録ヘッドの内部
    の洗浄時、該記録ヘッドを、液体排出口と記録ヘッドの
    ノズルを塞ぐためのキャップを備えたパージボックス上
    に移動し、前記記録ヘッドに前記電磁弁を通じて高圧の
    洗浄液と高圧のエアーを交互に圧送し、前記記録ヘッド
    のノズルから対応する液体排出口へ洗浄液を排出するよ
    うに成し、この洗浄液、エアーの圧送の後に、前記記録
    ヘッドにエアーを圧送し、その後記録ヘッドを揺動させ
    記録ヘッドに付着するインクの混じった液滴を前記液体
    排出口又はキャップに振り落とすようにしたことを特徴
    とするインクジェットプリンタ。
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