JP2001334679A - インクジェット印字装置 - Google Patents

インクジェット印字装置

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JP2001334679A
JP2001334679A JP2000159461A JP2000159461A JP2001334679A JP 2001334679 A JP2001334679 A JP 2001334679A JP 2000159461 A JP2000159461 A JP 2000159461A JP 2000159461 A JP2000159461 A JP 2000159461A JP 2001334679 A JP2001334679 A JP 2001334679A
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ink
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ejection
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JP2000159461A
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Mitsuyasu Nakajima
光康 中嶋
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境に応じて回復吐出(プライミング)を最適
に行うインクジェット印字装置を提供する。 【解決手段】制御装置15は印字開始信号で先ず相対湿
度を測定し(S1)、判明した相対湿度と2番目のRO
M22に記憶した湿度・T1テーブルとに基づき必要プ
ライミング間隔T1を決定する(S2)。次に印字前に
全オリフィス7に対しプライミングを行い(S3)、タ
イマTMを「0」にしてプライミング後の経過時間TM
の計時を開始して(S4)、主走査1ラインの印字を行
う(S5)。次に全ラインの印字が終了したかを判別し
(S6)、S6がNOなら更に前回プライミング後の経
過時間TMと次の主走査1ラインの印字時間TKを加え
た時間が必要プライミング間隔T1よりも小さいか「T
1>TM+TK」を調べ(S7)、S7がYESなら次
の主走査1ラインを印字し、S7がNOなら印字前にS
3でプライミングを行ってからS4〜S6を行う。S6
がYESなら処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境に応じて回復
吐出を最適に行うインクジェット印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット方式の印字装
置がある。このインクジェット方式による印字装置に
は、気泡の発生するカでインク滴を飛ばすサーマルイン
クジェット方式や、ピエゾ抵抗素子(圧電素子)の変形
によってインク滴を飛ばすピエゾインクジェット方式等
がある。
【0003】これらの印字装置は、色材たるインクをイ
ンク滴にして直接記録用紙に向って吐出することによっ
て印字(印刷)を行うものであり、これによって、印字
エネルギーが小さく経済的であり、インクの混合による
カラー化が容易であり、騒音も少なく、本体装置を小型
に構成できる等の優れた特徴をもっているため、特にパ
ーソナル用の印字装置(プリンタ)として広く用いられ
ている。
【0004】ところが、このようなインクジェット方式
のプリンタは、インクを吐出する印字ヘッドのインク吐
出口(吐出ノズル)が常に外気に晒されている。そし
て、印字中であるからといって全ての吐出ノズルがイン
クを吐出するわけではなく、印字する文字(又は印刷す
る画像、以下同様)の態様によっては、印字中であって
も比較的長い時間にわたってインクを吐出しない(吐出
する必要がない)吐出ノズルが発生することは珍しくな
い。
【0005】特に印字ヘッドがライン式の印字ヘッドの
ように長尺で多数の吐出ノズルを備えた印字ヘッドにな
ると、シリアル式の印字ヘッドに比較して1吐出ノズル
当りの吐出回数が少なく(吐出確率が低く)なり、印字
データによっては、1ページの印字中に1度もインクを
吐出しない吐出ノズルも発生する。
【0006】そうすると、インクの吐出が行われなかっ
た吐出ノズル内に長時間にわたり静止して滞留している
インクが乾燥して増粘し、その吐出ノズルが目詰まりを
起こすという問題が発生する。特に使用環境温度が高い
ときや使用環境湿度が低いときはインクは短時間に乾燥
し、目詰まりが発生しやすくなる。この目詰まりを解消
するために、インクジェット方式のプリンタは、印字開
始時は勿論、印字中も、印字に関与しないインクの吐出
を行って増粘したインクを吐出ノズルから排除するいわ
ゆる回復吐出(プライミング)という動作を行ってい
る。
【0007】このプライミングを行うタイミング、つま
りプライミング間隔は、プリンタのあらゆる使用環境下
で、上述したような増粘による目詰まり等の悪影響が発
生しないように、予め一定の間隔に設定されており、プ
リンタは、その設定されたプライミング間隔にしたがっ
て、印字中においても比較的頻繁にプライミング動作を
行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のプラ
イミング間隔は、印字ヘッドの経時変化や製造ばらつき
或は温度、湿度等の使用環境などにおける最悪の場合を
想定して、その最悪の場合にも対応できるように余裕
(マージン)を持たせて決められている。そのため、多
くの場合、必要以上にプライミング間隔が短くなってし
まい、上記のように印字中にプライミング動作が頻繁に
発生することになる。
【0009】したがって、従来のインクジェット方式の
プリンタは、上記の印字中の頻繁なプライミング動作
が、印字出力のスループットを大幅に低下させ、印字ヘ
ッドの寿命低下を招き、更にはプライミングに使用され
るインクの消費量が大きくなって不経済であるという、
様々な問題を有していた。
【0010】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
使用環境に応じてプライミングを最適に行うインクジェ
ット印字装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
インクジェット印字装置の構成を述べる。先ず、請求項
1記載の発明のインクジェット印字装置は、インクを吐
出する吐出手段と、該吐出手段の近傍の湿度を検出する
検出手段と、基準湿度におけるプライミング間隔を記憶
する記憶手段と、上記検出手段により検出された湿度が
上記基準相対湿度よりも高いとき、実行するプライミン
グ間隔を上記記憶手段に記憶されているプライミング間
隔よりも長く変更する吐出間隔変更手段と、を有して構
成される。
【0012】次に、請求項2記載の発明のインクジェッ
ト印字装置は、インクを吐出する吐出手段と、該吐出手
段の近傍の温度を検出する検出手段と、基準温度におけ
るプライミング間隔を記憶する記憶手段と、上記検出手
段により検出された温度が上記基準温度よりも高いと
き、実行するプライミング間隔を上記記憶手段に記憶さ
れているプライミング間隔よりも短く変更する吐出間隔
変更手段と、を有して構成される。
【0013】更に、請求項3記載の発明のインクジェッ
ト印字装置は、インクを吐出する吐出手段と、上記イン
クの吐出が正常に行われたか否かを検出する吐出状態検
出手段と、予め決められたプライミング間隔でインクを
吐出させる吐出制御手段と、上記吐出状態検出手段によ
り上記インクの吐出が正常に行われたことが検出された
とき、上記吐出制御手段によるプライミング間隔を長く
変更する吐出間隔変更手段と、を有して構成される。そ
して、上記吐出制御手段は、例えば請求項4記載のよう
に、上記吐出手段を複数のグループに分けて吐出制御す
るように構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a),(b),(c) は、第1の
実施の形態におけるインクジェット印字装置の印字ヘッ
ドを示しており、インク滴を飛ばすための気泡を発生さ
せる発熱体の発熱面に垂直な方向へインクを吐出する構
成のトップシュータ型(又はルーフシュータ型ともい
う)のサーマルインクジェット方式の印字ヘッドを模式
的に示している。同図(a) は、印字ヘッドのインク吐出
面(オリフィス板)の平面図であり、同図(b) は、同図
(a) の破線Aで示す部分の内部構成の主要部をオリフィ
ス板を透視して示す拡大図であり、同図(c) は、同図
(a) のB−B′断面矢視拡大図である。
【0015】同図(a),(b),(c) に示すように、シリコン
基板1上には、発熱体2が形成されており、隔壁3及び
3−1によっておよそ高さ10μmのインク流路4及び
個別の加圧室5が形成され、その上にオリフィス板6が
積層されている。オリフィス板6には発熱体2に対向す
る位置にインク吐出手段としてのオリフィス7が穿設さ
れている。また、シリコン基板1の表面側にはインク供
給溝8が表面からおよそ2/5程度の深さに穿設され、
このインク供給溝8に連通し、シリコン基板1の裏面に
貫通するインク供給孔9が穿設されている。
【0016】尚、オリフィス7はオリフィス板6に形成
されるので、オリフィス板6を除去して示す同図(b) で
はオリフィス7は存在しないが、発熱体2との位置関係
を示すため、オリフィス7を破線で示している。また、
上記の発熱体2は不図示の電極に接続されており、発熱
体2が設けられている加圧室5には、インク供給孔9、
インク供給溝8及びインク流路4を介して外部からイン
クが同図(c) の破線矢印Cで示す方向に常時供給されて
いる。
【0017】この形式における印字ヘッドの製法として
は、シリコンLSI形成技術と薄膜形成技術を利用して
複数の発熱体とこれらに対応するオリフィスと発熱体を
個々に発熱駆動する駆動回路とを、一括してモノリシッ
クに形成する方法がある。
【0018】この方法によれば、例えば15mmの幅の
基板に、解像度が300ドット/25.4mmの印字ヘ
ッドであれば150個の発熱体と駆動回路とオリフィス
が形成され、また、解像度が600ドット/25.4m
mの場合であれば300個の発熱体と駆動回路とオリフ
ィスが形成される。更に、オリフィス列をフルカラー印
刷に対応して4列に構成すれば、1200個の発熱体と
駆動回路とオリフィスが形成される。
【0019】図2(a),(b),(c) は、上記印字ヘッドのイ
ンク吐出動作を模式的に示す図である。同図には、図1
(a),(b),(c) に示した構成と同一の構成部分には図1
(a),(b),(c) と同一の番号を付与して示している。
【0020】先ず、図2(a) に示す待機状態において、
外部からインク流路4に供給されているインク11は、
オリフィス7内に入り込み、オリフィス板6の上面に沿
ったオリフィス7の上部開口でメニスカス11aを形成
している。
【0021】次に、画像情報に応じて印字ドットとして
選択されたオリフィス7に対応する発熱体2が通電によ
り発熱すると、発熱体2とインク11との界面に多数の
核気泡が発生し、これら多数の核気泡が合体して、図
(b) に示すように、膜気泡12が生成される。
【0022】この膜気泡12が断熱膨張して成長し周囲
のインク11を押し遣り、これによりオリフィス7から
インク11bが押し出され、更にこの押し出されたイン
ク11bが、同図(c) に示すように、インク滴11cと
なってオリフィス7から不図示の記録媒体に向けて吐出
される。
【0023】この後、上記の膜気泡は収縮して消滅し、
インク滴11cが飛び出した後の発熱体2の配設部であ
る加圧室5には、外部からインク流路4を介してインク
11が補充される。
【0024】このように印字ヘッドのオリフィス7から
インク滴11cを吐出して印字動作を行う本例のインク
ジェト印字装置において、インク11は非印字時におい
ても印字ヘッドのオリフィス7内に残留するので、この
オリフィス7内のインク11の蒸発乾燥による粘度増加
などの変質を防止するために、非印字時には印字ヘッド
のオリフィス7形成面(印字ヘッドの表面)は、不図示
のキャップ部材で覆われて、インクの蒸発乾燥を防止す
るようになっている。
【0025】そして、印字期間中においても、インク1
1を常に吐出可能状態に保つ必要があり、インク11が
常にオリフィス7内に満たされているが、印字ヘッドの
全てのオリフィス7から常にインクが吐出されているわ
けでなく、印字情報に対応して吐出指示の出されている
オリフィス7のみがインクを吐出し、ある期間以上吐出
指示の無いオリフィス7ではインクが蒸発乾燥して増粘
する不具合が生ずることは前述した。
【0026】したがって、オリフィス7内の粘度が高く
なってしまったインク11を吐出させて全てのオリフィ
ス7を正常な吐出状態に戻すためにプライミングを行う
必要があることも前述した。
【0027】本例においては、このプライミングを、予
め設定された一定周期に行うのではなく、インクジェッ
ト印字装置が設置されている環境の相対湿度に対応して
行うように制御する。そのために、本実施の形態におけ
るインクジェット印字装置には、後述するように、印字
ヘッドの近傍に湿度センサを取り付けてある。この湿度
センサの出力を制御装置が参照して、その結果を、詳し
くは後述するプライミング間隔の設定に用いている。
【0028】図3は、上記インクジェット印字装置のシ
ステム構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、インクジェット印字装置の制御装置15には、1番
目の入出力インターフェースI/O16、キー・センサ
17、プロセス負荷18、RAM19、1番目のROM
21、2番目のROM22、及び2番目の入出力インタ
ーフェースI/O23が接続されている。同図におい
て、外部から入力される印字データは、1番目の入出力
インターフェースI/O16により受信され、制御装置
15により、データ処理が行われた後、2番目の入出力
インターフェースI/O23を介してヘッドユニット2
4に送られる。
【0029】ヘッドユニット24には、図1(a),(b),
(c) に示した印字ヘッド(図3では印字ヘッド25)、
圧電素子アレー26(圧電素子アレー26は図1及び図
2に示す個々の圧電素子10で構成されている)、及び
これらの近傍に配設されている湿度センサ27及び温度
センサ28で構成されている。上記の印字ヘッド25に
より図2に示したインクの吐出が行われる。
【0030】キー・センサ17は、各種入力キー、用紙
検知センサ等の入力素子であり、プロセス負荷18は、
用紙搬送モータ、各種の表示装置等である。1番目のR
OM21は、温度や湿度に応じた後述するプライミング
間隔を記憶するメモリであり、このメモリに記憶されて
いる温度や湿度とプライミング間隔との関係を示すテー
ブルと、ヘッドユニット24内の温度センサ28又は湿
度センサ27の測定値とに基づいて、後述するように制
御装置15によりプライミング間隔が決定される。2番
目のROM22は圧電素子アレー26の出力電圧を予め
正常な電圧波形とインク詰まりが発生しているときの電
圧波形とを記憶するメモリである。
【0031】図4は、1番目のROM21に記憶されて
いる本例に用いられる相対湿度とプライミング間隔の関
係を示す特性テーブルである。同図は、横軸に相対湿度
を示し、縦軸にプライミング間隔を示している。同図に
示すように、相対湿度が高くなると必要とされるプライ
ミング間隔は長くても良いようになる。実験によると、
温度が25℃の環境では、相対湿度が25%RHのとき
は12秒の間隔でプライミングを行えばよく、相対湿度
が45%RHのときでは80秒の間隔でプライミングを
行っても正常なインク吐出が維持できることが判明して
いる。
【0032】以下、上記の相対湿度とプライミング間隔
との関係を用いてプライミングの動作を制御する制御装
置15による処理動作を説明する。尚、以下の説明で
は、本例のインクジェット印字装置14をシリアル式プ
リンタとして説明するが、勿論、フルアレー印字ヘッド
を備えたライン式プリンタにも適用可能である。
【0033】図5は、上記制御装置によるプライミング
の動作を制御する処理動作を説明するフローチャートで
ある。尚、この処理では、制御装置15は、上記2番目
のROM22に記憶されている相対湿度とプライミング
間隔の関係を示すテーブルを参照しながら、新たに必要
となされるプライミングの間隔T1(以下、必要プライ
ミング間隔T1という)の設定処理を行う。また、この
処理には、必要プライミング間隔T1の経過時間TMを
計時するタイマTMが用いられ、また、主走査1ライン
の印字に必要な時間TKが記憶装置の所定の記憶領域に
予め記憶されている。また、本例の制御では、温度セン
サ28と圧電素子10は用いないので、温度センサ28
及び圧電素子10を有さない印字ヘッドにも適用可能で
ある。
【0034】同図において、印字開始信号が発生する
と、先ず相対湿度を測定する(ステップS1)。この処
理では、湿度センサが駆動され、その出力が参照され
る。次に、上記の湿度センサの出力により判明した相対
湿度と記憶装置から読み出したテーブルとに基づいて、
必要プライミング間隔T1を決定する(ステップS
2)。この処理では、例えば、湿度センサの測定結果が
45%RHであれば、必要プライミング間隔T1は80
秒に設定される。
【0035】そして、印字実行前に、全てのオリフィス
7に対してプライミングを行う(ステップS3)。これ
により、全てのオリフィス7内の増粘しているインクが
除去されて、必要プライミング間隔T1の間は、全ての
オリフィス7より正常なインク吐出が可能となる。
【0036】続いて、タイマTMを「0」に初期設定す
る(ステップS4)。これにより、上記のプライミング
を行ってからの経過時間TMの計時がタイマTMによっ
て開始される。
【0037】先ず、主走査1ラインの印字を行って(ス
テップS5)、次に、印字情報で指定されている全ライ
ンの印字が終了したか否かを判別し(ステップS6)、
全ラインの印字が終了していなければ(S6がNO)、
更に、プライミンクが必要か否かを判別する(ステップ
S7)。
【0038】この処理では、前回プライミングをしてか
らの経過時間TMと次の主走査1ラインの印字に必要な
時間TKを加えた時間が、ステップS2で設定されてい
る必要プライミング間隔T1よりも小さいか否かを判別
する。尚、この判別は、シリアル式プリンタでは、主走
査1ラインの印字途中でプライミングができないために
行われる。
【0039】そして、上記判別で、小さい、すなわち
「T1>TM+TK」であるときは(S7がYES)、
次の主走査1ラインを印字しても必要プライミング間隔
T1以内であり、支障は無いので、上記ステップS5の
処理に進んで次の主走査1ラインの印字を実行する。
【0040】一方、上記ステップS7の判別で、「T1
≦TM+TK」のときは(S7がNO)、そのまま次の
主走査1ラインを印字したのでは印字中に必要プライミ
ング間隔T1が経過しまうことになり、これでは支障が
あるので、印字実行前にステップS3の処理に移行して
プライミングを行ってから、ステップS4〜S6を行
う、ということを繰り返えす。そして、ステップS6に
おいて、全ラインの印字が終了したことが確認されると
(S6がYES)、処理を終了する。
【0041】このように、環境の相対湿度を測定して、
その環境下で許容される必要最大限度の長い間隔でプラ
イミングを行うので、プライミングの動作に無駄が無
く、したがって、印字出力のスループットが向上し、印
字ヘッドの寿命も延び、更にはプライミングに使用され
るインクの消費量が低下して経済的である。
【0042】尚、本実施の形態では、必要プライミング
間隔T1を、印字ヘッド周辺の相対湿度によってのみ決
めているが、温度によって環境温度を測定し、この温度
を用いるようにすることもできる。
【0043】図6は、1番目のROM21に記憶されて
いる温度とプライミング間隔の関係を示す特性テーブル
である。同図は、横軸に温度を示し、縦軸にプライミン
グ間隔を示している。一般に、環境温度が高くなるとイ
ンクの乾燥が早くなるため、温度が低いときよりも短時
間でオリフィスのインクの増粘が始まる。このため、同
図に示すように、温度が高くなるにしたがって、より短
い間隔でプライミングを行う必要がある。
【0044】いずれにしても、必要プライミング間隔T
1の変更は、湿度情報のみ、温度情報のみ、あるいは湿
度情報と温度情報の両方の情報に基づいて変更する三通
りの方法があり、いずれの方法を用いてもよく、その環
境下で許容される必要最大限度の長い間隔でプライミン
グを行うことができる。
【0045】次に、第2の実施の形態におけるインクジ
ェット印字装置14の制御装置15によるプライミング
間隔決定の処理について述べる。この処理においては、
各加圧室5の隔壁3の壁面、すなわち全ての発熱体2の
側方にそれぞれ配置されている圧電素子10が用いられ
る。本例では、これによって、インクの吐出状態を検出
する。
【0046】一般に圧電素子は、一方では電圧を印加さ
れると変形し、他方では外圧を受けて変形すると電圧を
発生する。ピエゾ式のインクジェット印字装置では、圧
電素子に電圧を印加して変形させ、その変形によって発
生した圧力でインク滴をオリフィスから吐出させるが、
本例では、圧電素子10が受ける外圧(加圧室5内の圧
力)によって発生する電圧波形を取り出す(検知する)
ことによって、個々のオリフィス7のインク吐出状態を
検査する。
【0047】本例において、2番目のROM22には、
前述した正常にインク吐出をしているときの圧電素子1
0からの信号(電圧)波形が予め記憶されている。個々
のオリフィス7のインク吐出状態を検査する場合は、オ
リフィス7に、1個づつ順番にインクを吐出させ、圧電
素子10から検出される信号波形と、記憶装置に記憶し
ている正常なインク吐出時の信号波形とを比較して、吐
出が正常に行われたか否かを判別する。
【0048】即ち発熱体2が発熱することにより、図2
(c) に示すように膜気泡12が発生し加圧室5の圧力が
上昇する。インク11の詰まりがないときは膜気泡12
の発生により加圧室5の圧力が一瞬上昇し、インク11
bの吐出に伴って圧力は直ちに下降する。
【0049】ところがインク詰まりが発生している場合
は、膜気泡12の発生により加圧室5の圧力は上昇する
が、インク11bが吐出しないため圧力は暫くの間は下
がらず徐々に下降して行く。この正常な吐出時の圧力変
化とインク詰まり時の圧力変化の違いは、圧電素子10
の出力電圧の波形となって現れる。
【0050】この圧電素子10が出力する正常な電圧波
形(基準波形)とインク詰まりが発生しているときの電
圧波形とを予め記憶しておき、上記オリフィス7に1個
づつ順番にインクを吐出させて測定した電圧波形を基準
波形及びインク詰まり波形と比較することにより吐出状
態を検出することができる。
【0051】尚、電圧波形は一つの波形のみを記憶して
おいても良い。例えば正常時の電圧波形のみを記憶し、
発生した電圧波形が一致した場合は正常、不一致の場合
は異常と処理すれば良い。逆に異常時の電圧波形のみを
記憶し、発生した電圧波形が一致した場合は異常、不一
致の場合は正常と処理しても良い。
【0052】また、上記の吐出検査は、オリフィス7が
1000個あったとしても、10kHzの処理速度で検
査を行えば、全オリフィスについて、僅か0.1秒で検
査が終了する。
【0053】このように個々のオリフィス7のインク吐
出状態を検査して、その検査結果に基づいて必要プライ
ミング間隔T1を決定する。図7は、上記第2の実施形
態におけるインクジェット印字装置14の制御装置15
によるプライミングの動作を制御する処理動作を説明す
るフローチャートである。尚、本例における処理におい
ては、処理変数としてプライミング間隔変数nが用いら
れ、また、所望の印字用紙1枚分の出力に必要な時間T
Aが予め設定されている。
【0054】同図において、印字開始信号が発生する
と、先ずプライミング間隔変数nに初期値として5を代
入する(ステップS11)。これにより、次のプライミ
ングまでの間隔として取り敢えず5秒間の時間が設定さ
れる。
【0055】次に、プライミングを行って全てのオリフ
ィス7を吐出可能状態に回復させた後(ステップS1
2)、n秒(最初は5秒)の間待機した後(ステップS
13)、今度は、全ノズル吐出の処理を行う(ステップ
S14)。この全ノズル吐出の処理は、オリフィス7に
1個づつ順番にインクを吐出させながら、圧電素子10
から検出される信号波形を参照して、全オリフィス7か
らインク(インク滴11c)が正常に吐出されたか否か
を検査する処理である。
【0056】ここで、もし正常な吐出が行われなかった
ことが判別されたときは(S14がNO)、必要プライ
ミング間隔T1に、プライミング間隔変数nから「5」
を引いた値「n−5」を設定して(ステップS15)、
処理を終了する。
【0057】最初はプライミング間隔変数nは「5」で
あるから、「n−5」は「0」、すなわち上記ステップ
S15の処理では必要プライミング間隔T1には「0」
が設定される。T1=0では、印字が不可能であるか
ら、利用者に印字ヘッドの交換等の通知を行う。
【0058】また、上記のように最初のプライミングの
後、5秒後に正常な吐出ができないということは、最初
のプライミングでオリフィス7内に増粘したインクが残
留していることを示し、これは、もはや印字ヘッドが正
常なインクの吐出を行う状態ではないことを示してい
る。上記のT1=0は、そのことを示している。
【0059】他方、上記のステップS14の判別で、全
オリフィス7からインクが正常に吐出されたことが判明
した場合は(S14がYES)、続いて、上記のプライ
ミング間隔変数nが、用紙1枚分の出力に必要な時間T
Aより小さいか否か判別する(ステップS16)。
【0060】通常、用紙1枚の印字には5秒以上の時間
が掛かるから最初は「TA>n」である(S16がYE
S)そして、この場合は、プライミング間隔変数nを
「5」インクリメントして(ステップS17)、ステッ
プS12に戻り、再びステップS12〜S14を繰り返
す。
【0061】尚、この2回目の処理では、プライミング
間隔変数nは10秒になっている。すなわち、5秒単位
でプライミングの間隔を延ばしていく。そして再びステ
ップS12でプライミングを行い、ステップS13でn
秒間待機し、ステップS14で全ノズルの吐出が正常か
を検査する、ということを繰り返す。
【0062】そして、ステップS14で判別がYESで
あり、ステップS15で判別がNOとなった場合は、用
紙1枚分の印字時間TA以上にプライミング間隔nが延
びたことになり、このように1枚の用紙に印字する間に
プライミングが1度もないことになると、これ以上に必
要プライミング間隔T1を長くしても1枚の用紙を印字
するスループットは向上しないため、「T1=n」とし
て(ステップS18)、処理を終了する。
【0063】また、上記繰り返しの処理で、用紙1枚分
の印字時間TA中でステップS14の判別がNOとなっ
たときは、いまより5秒短かった前回の全ノズル吐出検
査では正常であったのであるから、この場合は、ステッ
プS15で「TA=n−5」として処理を終了する。
尚、この場合は最初のときと異なり「n−5≠0」であ
る。
【0064】本例では、上記のようにして、オリフィス
個々の吐出特性のばらつきや、印字装置本体毎の工場生
産時のばらつき、或は環境の変化等の全てに対応して、
必要プライミング間隔T1を出来るだけ長い最適な時間
に設定することができる。
【0065】尚、本例では、全オリフィスを用いてイン
クの正常な吐出が行えるか否かの検査を行っているが、
検査するオリフィスの数を全部とせず適宜に減らした数
で行って、確率的に判定するようにしても良い。
【0066】図8は、第3の実施の形態における制御装
置15によるプライミングの動作を制御する処理動作を
説明するフローチャートである。尚、本例においては、
オリフィスの数をブロック化して吐出状態を検査する
が、印字ヘッド内のオリフィス7の数は100個とし、
10個毎に1ブロックとする。つまり、本例の印字ヘッ
ドの全オリフィス7は、ブロック「0」、ブロック
「1」、・・・、ブロック「9」からなる10個のブロ
ックを形成している。また、各オリフィス7にはインク
の乾燥状態にバラツキが無いものとする。また、この処
理においては、ブロック変数kと、プライミング変数t
が用いられる。
【0067】同図において、印字開始信号が発生する
と、先ずブロック変数kを「0」クリアし、更にプライ
ミング変数tを「5」に設定する(ステップS21)。
続いてブロック「k」のみをプライミングする(ステッ
プS22)。最初は、ブロック変数kは「0」に初期化
されているので、ブロック「0」のみがプライミングさ
れることになる。
【0068】次に、t秒(本例では5秒)待機したのち
(ステップS23)、k=9となっているか、つまり1
0個のブロックを全てプライミングし終えたか否かを判
別する(ステップS24)。そして、まだ10個のブロ
ックを全てプライミングし終わっていなければ(S24
がNO)、ブロック変数kを「1」インクリメントし
(ステップS125)、ステップS22に戻り、ステッ
プS22〜S25を繰り返す。これにより、10個のブ
ロックが順次t秒間隔でプライミングされる。
【0069】そして、ステップS24において、10個
のブロック全てについてプライミングを終了したと判別
すると(S24がYES)、続いて、全オリフィス(全
ブロック)が正常なインク吐出を行うことが可能である
か否か検査する(ステップS26)。この処理は、図7
におけるステップS14の処理と同一である。
【0070】このステップS26における処理時には、
最後のブロック「9」がプライミングをした時点よリt
秒を経過しており、ブロック「0」はt×10秒経過し
ている。このブロック「k」の経過時間をT[k]とす
ると、各ブロックのプライミングからの経過時間は以下
の式で表される。
【0071】 T[k]=(10−k)×t .....(1) ここで、上記の検査の結果、例えばブロック「0」の中
に正常なインクの吐出が出来なかったオリフィス7が存
在し、それ以外のブロック「1」からブロック「9」で
は全て正常にインクの吐出が行えていたとする。
【0072】すると、正常にインクの吐出が行えていた
ブロック「1」からブロック「9」の中で、プライミン
グをしてから一番長い時間が経過しているのブロック
は、正常な吐出を行ったブロックの中の一番小さい番号
のブロック「1」であり、このブロック「1」の経過時
間は、式(1)によリ、「T[1]=9×t」秒であ
る。例えば、本例では初期設定で「t=5」としている
ので、「T[1]=45」秒である。したがって、この
45秒を必要プライミング間隔T1として決定する(ス
テップS27)。
【0073】尚、プライミング変数tを「5」に初期設
定しているが、この初期設定のままプライミング変数t
を固定すると、最大の必要プライミング間隔T1は全ブ
ロックが正常な吐出を行った場合の50秒に固定されて
しまう。このように全てのオリフィスが正常に吐出され
たことが確認された場合は更にプライミング間隔が長く
ても良い可能性がある。
【0074】したがって、上記の処理を、プライミング
変数tを5秒から6秒にして検査して正常であれば順次
7秒、8秒、・・・と増加させながら適宜に繰り返し
て、最適のプライミング変数tを設定するようにすれ
ば、仮に8秒のときに吐出不良ノズルが発生したときは
その前の7秒間隔が最適であり、即ちこの場合は7秒×
9ノズル=63秒、マージン10%を考慮して57秒を
必要プライミング間隔T1として設定することが出来
る。このように、環境に応じた最長の必要プライミング
間隔T1を決定することができる。
【0075】また、上述した第1〜第3の実施の形態に
おける必要プライミング間隔T1を決める処理は、電源
投入時、印字開始前、各印字終了毎、あるいは印字待機
中に一定間隔で行っても良い。また、温度センサや湿度
センサを備えて、環境が大きく変わったことが検出され
たときに行うようにしてもよい。また、更には、印字ヘ
ッドの交換時やテスト印字のときなどに、上記の必要プ
ライミング間隔T1を決める処理を呼んで、必要プライ
ミング間隔T1を決めるようにしてもよい。
【0076】但し印字待機中に一定間隔で行う場合にそ
の間隔が長いときには、インクの粘度が高くなっている
可能性があるから、マージンを見込んで必要プライミン
グ間隔T1を少し短が目に決めることが望ましい。一例
として、上記の図8に示す処理で、最長のT[K]が4
5秒となったときは、10%のマージンを見込んで、4
1秒(45秒×0.9)を必要プライミング間隔T1と
して決定するようにするとよい。
【0077】ところで、第1の実施の形態では、相対湿
度とプライミング間隔の関係を示すテーブルを参照しな
がら、新たな必要プライミング間隔T1の設定を行った
が、相対湿度とプライミング間隔の関係を示すテーブル
そのものは固定のままであった。しかし、上記のテーブ
ルに環境湿度の変化に対応した自己補正機能を加える
と、一層よく環境に適応した必要プライミング間隔T1
を得ることができる。以下、これについて第4の実施の
形態として説明する。
【0078】図9は、第4の実施の形態におけるインク
ジェット印字装置の制御装置によるプライミングの動作
を制御する処理動作を説明するフローチャートである。
このフローチャートに示される処理は、待機時などの非
印字に、所定の間隔を持って呼び出される自己補正ルー
チンである。
【0079】この自己補正ルーチンでは、先ず、印字ヘ
ッド近傍の相対湿度を測定する(ステップS31)。続
いて、必要プライミング周期T1を決定する(ステップ
S32)。この決定処理では、第2又は第3の実施の形
態で示した方法などによって必要プライミング周期T1
を決定する。
【0080】例えば、工場出荷時には、印字ヘッド近傍
の相対湿度と必要プライミング周期T1の関係は、イン
クジェット印字装置の個々のバラツキを補正した値を加
味した上で、相対湿度・T1必要プライミング周期のテ
ーブルとして装置本体の記憶装置に格納している。
【0081】この予め装置本体の記憶装置に格納されて
いるテーブルから、上記ステップS31で測定された相
対湿度に基づいて抽出される新たな必要プライミング周
期のT1に対して所定のマージンを持ったT1′を算出
し、このT1′に基づいて初期の相対湿度・必要プライ
ミング周期T1のテーブルを書き換える(ステップS3
3)。
【0082】例えば、ユーザが印字ヘッドのリフレッシ
ュを要求したときにも、この自己補正ルーチンを呼ぶ。
ユーザが印字ヘッドのリフレッシュを要求するときは、
印字結果に満足していないときであり、例えば増粘イン
ク等により、オリフィス7が目詰まりを起こしていると
きである。このときには、印字ヘッドを充分なプライミ
ング動作によりリフレッシュした後、図9に示す自己補
正ルーチンを呼んで、この処理によって決定されたT
1′を優先的に相対湿度・必要プライミング周期T1テ
ーブル内に埋め込む。或いは上記T1′による重み付け
をして、テーブル全体の再計算を行う。
【0083】これによって、図4では関係が固定されて
いた相対湿度・必要プライミング周期T1テーブルが、
第2又は第3の実施の形態で示したより実情に即した方
法によって決定された必要プライミング周期によって初
期テーブルに対するマージン又は重みが決定され、この
マージン又は重みによって初期のテーブルが逐次補正さ
れていくようになる。
【0084】尚、図9に示す処理では、湿度のみを測定
したが、温度も測定して同様にテーブルを書き換えても
よい。以上の実施例において湿度の検出及びプライミン
グ間隔の補正に関して相対湿度で説明したが、湿度の検
出は絶対湿度を用いても本願が適用できることは勿論で
ある。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、印字中のプライミング間隔を1ライン又は1枚の
印字時間に対応して最適に設定するので、印字出力のス
ループットを向上させ、印字ヘッドの寿命を延ばし、且
つインクの消費量を低減させることができる。
【0086】また、所定の間隔あるいはユーザによる印
字ヘッドのリフレッシュ時やテスト印字時に必要プライ
ミング間隔決定プログラムを呼び出して、装置本体の使
用環境や印字ヘッドの経時変化に対して常に最適な必要
プライミング間隔を決めるので、より精度の高い最速化
が行われ、且つより一層の印字ヘッドの長寿命化、イン
ク消費量の低減化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は第1の実施の形態におけるインクジェッ
ト印字装置の印字ヘッドのインク吐出面の平面図、(b)
はその内部構成の主要部をオリフィス板を透視して示す
拡大図、(c) は(a) のB−B′断面矢視拡大図である。
【図2】(a),(b),(c) は第1の実施の形態における印字
ヘッドのインク吐出動作を模式的に示す図である。
【図3】第1の実施の形態におけるインクジェット印字
装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態において用いられる相対湿度
とプライミング間隔の関係を示す特性テーブルである。
【図5】第1の実施の形態におけるインクジェット印字
装置の制御装置によるプライミングの動作を制御する処
理動作を説明するフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態において用いられる温度とプ
ライミング間隔の関係を示す特性テーブルである。
【図7】第2の実施の形態におけるインクジェット印字
装置の制御装置によるプライミングの動作を制御する処
理動作を説明するフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態におけるインクジェット印字
装置の制御装置によるプライミングの動作を制御する処
理動作を説明するフローチャートである。
【図9】第4の実施の形態におけるインクジェット印字
装置の制御装置によるプライミングの動作を制御する処
理動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 発熱体 3、3−1 隔壁 4 インク流路 5 加圧室 6 オリフィス板 7 オリフィス 8 インク供給溝 9 インク供給孔 10 圧電素子 11 インク 11a メニスカス 11b インク 11c インク滴 12 膜気泡 14 インクジェット印字装置 15 制御装置 16 1番目の入出力インターフェースI/O 17 キー・センサ 18 プロセス負荷 19 RAM 21 1番目のROM 22 2番目のROM 23 2番目の入出力インターフェースI/O 24 ヘッドユニット 25 印字ヘッド 26 圧電素子アレー 27 湿度センサ 28 温度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出手段と、 該吐出手段の近傍の湿度を検出する検出手段と、 基準湿度におけるプライミング間隔を記憶する記憶手段
    と、 前記検出手段により検出された湿度が前記基準相対湿度
    よりも高いとき、実行するプライミング間隔を前記記憶
    手段に記憶されているプライミング間隔よりも長く変更
    する吐出間隔変更手段と、 を有することを特徴とするインクジェット印字装置。
  2. 【請求項2】 インクを吐出する吐出手段と、 該吐出手段の近傍の温度を検出する検出手段と、 基準温度におけるプライミング間隔を記憶する記憶手段
    と、 前記検出手段により検出された温度が前記基準温度より
    も高いとき、実行するプライミング間隔を前記記憶手段
    に記憶されているプライミング間隔よりも短く変更する
    吐出間隔変更手段と、 を有することを特徴とするインクジェット印字装置。
  3. 【請求項3】 インクを吐出する吐出手段と、 前記インクの吐出が正常に行われたか否かを検出する吐
    出状態検出手段と、 予め決められたプライミング間隔でインクを吐出させる
    吐出制御手段と、 前記吐出状態検出手段により前記インクの吐出が正常に
    行われたことが検出されたとき、前記吐出制御手段によ
    るプライミング間隔を長く変更する吐出間隔変更手段
    と、 を有することを特徴とするインクジェット印字装置。
  4. 【請求項4】 前記吐出制御手段は、前記吐出手段を複
    数のグループに分けて吐出制御することを特徴とする請
    求項3記載のインクジェット印字装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7665823B2 (en) 2003-07-04 2010-02-23 Sony Corporation Liquid discharging apparatus and control method therefor

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