JP2001334259A - スカム分離方法及びその装置 - Google Patents

スカム分離方法及びその装置

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JP2001334259A
JP2001334259A JP2000156963A JP2000156963A JP2001334259A JP 2001334259 A JP2001334259 A JP 2001334259A JP 2000156963 A JP2000156963 A JP 2000156963A JP 2000156963 A JP2000156963 A JP 2000156963A JP 2001334259 A JP2001334259 A JP 2001334259A
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scum
floated
clear liquid
discharge port
separation method
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JP2000156963A
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English (en)
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Takao Abe
孝雄 阿部
Tomoya Masuda
智也 増田
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Asahi Tec Corp
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Asahi Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、スクリーニングで分離できなかった極微
細なスカムをも分離浮上させることができ。 【解決手段】スカムを含む汚水中に空気を吹き込んだ加
圧水を供給することによってスカムを浮上させるスカム
分離方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスカム分離方法お
よびその装置に関するものであり、例えば、雨水,家庭
排水等の汚水を、最初沈殿池や最終沈殿池で処理し、汚
水中のスカムを分離する際に使用されるものである。
【0002】
【従来技術】従来、前記スカムを含む汚水から、スカム
を分離するには、一例として回転ドラム式のスクリーン
の内部にスカムを含む汚水を供給し、このドラムを回転
させながらスクリーニングしてスカムを分離捕捉してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のスカム分離方法にあっては、微細のスカム(2〜
5mm以下)は回収しにくく、この結果、再度、沈殿池に
おいてこれらのスカムの除去をしなければならず、よっ
て、汚水処理の能率を向上させにくいという不都合を有
した。
【0004】この発明の課題はこれらの不都合を解消す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を達成するため
に、この発明に係るスカム分離方法においては、スカム
を含む汚水中に、空気を吹き込んだ加圧水を供給するこ
とによってスカムを浮上させるものである。
【0006】なお、前記スカムを含む汚水を、汚水処理
における最終沈殿池及びその導水渠のスカムを含む汚水
とすれば、従来のように、再度、沈殿池に戻るスカムを
減少させることができる。
【0007】さらに、前記スカムを含む汚水中のスカム
を破砕した後、スカムを浮上させるようにすれば、形状
の大きなスカムは破壊されて形状の小さなスカムとな
り、本発明のスカム分離方法において分離浮上させるこ
とができる。
【0008】なお、前記スカムを含む汚水を汚水処理に
おける最初沈殿池及びその導水渠のスカムを含む汚水と
すれば、汚水中のビニル等の大形状のスカムをも破壊す
ることで、本発明のスカム分離方法において分離浮上さ
せることができるものである。
【0009】さらに、この発明に係るスカム分離装置に
おいては、スカム分離槽を仕切板によってスカム一次浮
上室とスカム二次浮上室とに区画し、前記スカム一次浮
上室にスカム水供給口を設け、前記スカム二次浮上室
に、浮上したスカムを排出するスカム排出口を設けると
ともにその澄液を排出する澄液排出口を設けたため、ス
カム一次浮上室のスカムを含む汚水に空気を吹き込んだ
加圧水を供給することによってスカムを分離浮上させた
後、前記スカム二次浮上室に流れ込み、その後、水面の
スカムは前記スカム排出口から、また、澄液は澄液排出
口からそれぞれ排出させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係るスカム分離
装置の同断面図、図2は同使用状態を示した汚水処理工
程の流れ図である。
【0011】図2は汚水の処理工程を示すものであり、
家庭等から排出された汚水はポンプ場の沈砂池11を経由
して、汚水中の砂・小石等が沈殿除去される。その後、
最初沈殿池に送られ、その導水渠13において主として大
形状のスカムが除去された後、沈殿池14において比較的
微細なスカムが除去される。また、微細なスカムの除去
された汚水は曝気槽15を通過した後、最終沈殿池に送ら
れる。そして、この最終沈殿池の導水渠16及び沈殿池17
において微細なスカムが除去される。これらの除去され
たスカムを含んだ汚水はスカム分離装置Mに移送ポンプ
によって送られる。スカム分離装置Mに送られた汚水
は、この装置Mの作動によってスカムが分離され、沈殿
池、導水渠等に返水される。
【0012】次に、図1に基づいて、前記スカム分離装
置Mについて詳述する。図において、2はスカム分離装
置Mのスカム分離槽である。また、3は仕切板であり、
前記スカム分離槽2内に設置されている。この仕切板3
によって、前記スカム分離槽2はスカム一次浮上室5と
スカム二次浮上室6とに区画される。このスカム一次浮
上室5で、瞬時に浮上するスカムを浮上させる。スカム
二次浮上室6では、比較的浮上しにくいスカムを滞留時
間を長くする等で浮上させる。
【0013】51はスカム水供給管であり、前記スカム分
離槽2における前記スカム一次浮上室5の下部に設置さ
れている。このスカム水供給管51はこの発明の「スカム
水供給口」に相当し、加圧空気(0.5 〜0.7MPa)と水と
を混合したものをポンプPの作動によってスカムを含む
水とともに前記スカム一次浮上室5に供給する。空気を
吹き込んだ加圧水がスカムを含む水Wに供給されると微
細(径が約10ミクロン位) な空気泡が水から遊離し、浮
遊しているスカムSの周面に付着して、その浮力によっ
てこのスカムSを水面に浮上させる。
【0014】62は澄液排出管であり、前記スカム分離槽
2における前記スカム二次浮上室6の下部に設置されて
いる。この澄液排出管62はこの発明の「澄液排出口」に
相当し、前記スカム二次浮上室6の澄液Cを排出する。
【0015】21は排水渠であり、前記スカム分離槽2の
上端外壁面に設置されている。この排水渠21はスカムS
の分離された澄液Cを外部に排水するためのものであ
る。また、前記澄液排出管62の先端は、この排水渠21の
底部に嵌着されている。よって、前記スカム二次浮上室
6の澄液Cは、順次、スカム水を含む水が供給され、オ
ーバーフローによって澄液排出管62を通過することによ
りこの排水渠21に流れ込む。
【0016】次に、63はスカム排出口であり、前記スカ
ム分離槽2における前記スカム二次浮上室6の上部に設
置されている。このスカム排出口63を介して浮上してい
るスカムSが排出される。
【0017】7は掻き寄せコンベアであり、前記スカム
分離槽2の上部に設置されている。この掻き寄せコンベ
ア7は、一対のローラ71,71 の間に複数のチェーン72が
巻き掛けられ、このチェーン72に掻き寄せ板73,73,…が
取り付けられている。そして、図において時計廻りをす
ることによって、前記掻き寄せ板73,73,…によって浮上
したスカムSを前記スカム排出口63方向に掻き寄せ、排
出させる。
【0018】よって、スカム水供給管51を介して、スカ
ムを含む水W中に、空気を吹き込んだ水をスカム一次浮
上室5に供給すれば、スカム一次浮上室5内においてス
カムSの周面に微細な空気泡が付着し、その浮力によっ
てこのスカムSは水面に浮上する。水面に浮上したスカ
ムSは、掻き寄せコンベア7によってスカム排出口63方
向に掻き寄せられ、このスカム排出口63を介して排出さ
れる。
【0019】
【発明の効果】この発明に係るスカム分離方法は、スカ
ムを含む汚水中に、空気を吹き込んだ加圧水を供給する
ことによってスカムを浮上させるものである。
【0020】よって、このスカム分離方法を使用すれ
ば、従来、スクリーニングで分離できなかった極微細な
スカムをも分離浮上させることができる結果、従来、沈
殿池等に戻っていた極微細なスカムを回収することがで
きる。
【0021】なお、前記スカムを含む汚水を、汚水処理
における最終沈殿池及びその導水渠のスカムを含む汚と
すれば、従来のように、再度、沈殿池に戻るスカムを減
少させることができる。
【0022】さらに、前記スカムを含む汚水中のスカム
を破砕した後、スカムを浮上させるようにすれば、形状
の大きなスカムは破壊されて形状の小さなスカムとな
り、本発明のスカム分離方法により分離浮上させること
ができる。
【0023】なお、前記スカムを含む汚水を、汚水処理
における最初沈殿池及びその導水渠のスカムを含む汚水
とすれば、汚水中のビニール袋等の大形状のスカムをも
破壊することで、本発明のスカム分離方法により分離浮
上させることができるものである。
【0024】さらに、この発明に係るスカム分離装置
は、スカム分離槽を仕切板によってスカム一次浮上室と
スカム二次浮上室とに区画し、前記スカム一次浮上室に
スカム水供給口を設け、前記スカム二次浮上室に、浮上
したスカムを排出するスカム排出口を設けるとともにそ
の澄液を排出する澄液排出口を設けたため、スカム一次
浮上室のスカムを含む汚水に空気を吹き込んだ加圧水を
供給することによってスカムを分離浮上させた後、前記
スカム二次浮上室に流れ込み、その後、水面のスカムは
前記スカム排出口から、また、澄液は澄液排出口からそ
れぞれ排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスカム分離装置の同断面図であ
る。
【図2】同使用状態を示した汚水処理工程の流れ図であ
る。
【符号の説明】
2 … スカム分離槽 3 … 仕切板 5 … スカム一次浮上室 6 … スカム二次浮上室 51 … スカム水供給管(加圧水供給口) 62 … 澄液排出管(澄液排出口) 63 … スカム排出口 M … スカム分離装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スカムを含む汚水中に、空気を吹き込ん
    だ加圧水を供給することによってスカムを浮上させるこ
    とを特徴とするスカム分離方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のスカム分離方法において、前
    記スカムを含む汚水が、汚水処理における最終沈殿池及
    びその導水渠のスカムを含む汚水であることを特徴とす
    る。
  3. 【請求項3】 請求項1のスカム分離方法において、前
    記スカムを含む汚水中のスカムを破砕した後、スカムを
    浮上させることを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項3のスカム分離方法において、前
    記スカムを含む汚水が、汚水処理における最初沈殿池及
    びその導水渠のスカムを含む汚水であることを特徴とす
    る。
  5. 【請求項5】 スカム分離槽を仕切板によってスカム一
    次浮上室とスカム二次浮上室とに区画し、前記スカム一
    次浮上室にスカム水供給口を設け、前記スカム二次浮上
    室に、浮上したスカムを排出するスカム排出口を設ける
    とともにその澄液を排出する澄液排出口を設けたことを
    特徴とするスカム分離装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010137107A1 (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 野村産業株式会社 油回収装置
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CN112647333A (zh) * 2020-12-31 2021-04-13 江苏理文造纸有限公司 一种造纸过程中尾渣处理工艺

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