JP2001333131A - コンテンツ取得装置 - Google Patents

コンテンツ取得装置

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JP2001333131A
JP2001333131A JP2001072337A JP2001072337A JP2001333131A JP 2001333131 A JP2001333131 A JP 2001333131A JP 2001072337 A JP2001072337 A JP 2001072337A JP 2001072337 A JP2001072337 A JP 2001072337A JP 2001333131 A JP2001333131 A JP 2001333131A
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JP
Japan
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content
content data
connection method
connection
acquisition request
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JP2001072337A
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Inventor
Takuya Kobayashi
卓也 小林
Seiji Ura
誠治 浦
Hiromi Wada
浩美 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ受信に先立って適切な接続方法を選択
するコンテンツ取得装置1a を提供することである。 【解決手段】 コンテンツ取得装置1a において、ブラ
ウザ部Pbwは、今回取得すべきサブコンテンツデータD
scの取得要求Dcreqを生成する。プロトコル制御部Ppc
は、ブラウザ部Pbwにより特定されたサブコンテンツデ
ータDscの受信前に、第1の通信路4pkt を使うか、第
2の通信路4tel を使うかを決定する。第1の通信制御
部Pcc1 は、プロトコル制御部Ppcが第1の通信路4pk
t を使うと決定した場合に、ブラウザ部Pbwが指定した
サブコンテンツデータDscをコンテンツサーバ3から受
信する。第2の通信制御部Pcc2 は、プロトコル制御部
Ppcが第2の通信路4tel を使うと決定した場合に、ブ
ラウザ部Pbwが指定したサブコンテンツデータDscをコ
ンテンツサーバ3から受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ取得装
置に関し、より特定的には、複数の接続方法を使用可能
に構成されており、最適な接続方法で通信網を介してサ
ーバからコンテンツデータを取得するコンテンツ取得装
置に関する。
【0002】近年、インターネットを利用して、ホーム
ページ(Webページ)の閲覧または電子メールの交換
が盛んに行われている。インターネット利用時、ユーザ
は、携帯電話に代表されるコンテンツ取得装置を操作す
る。コンテンツ取得装置は、インターネットにアクセス
するために、まず、ユーザが加入するネットワーク(例
えば、移動体通信網)とのコネクションを確立する。そ
の後、コンテンツ取得装置は、ユーザの操作に従って、
インターネット上のサーバにアクセスし、ホームページ
または電子メールに代表されるコンテンツデータをネッ
トワークを介して取得する。
【0003】従来、ネットワークの通信速度が低かった
こともあり、サーバは、テキストファイルおよび静止画
ファイルに代表される小容量のコンテンツデータを中心
に扱っていた。しかしながら、近年の技術進歩により、
コンテンツ取得装置が高性能になり、さらには、ネット
ワークの通信速度が飛躍的に向上したことから、サーバ
は、動画ファイルおよび音楽ファイルに代表される大容
量のコンテンツデータを扱えるようになってきた。
【0004】また、コンテンツ取得装置は、回線交換接
続およびパケット交換接続のいずれか一方の接続方法
で、ネットワークを利用していた。回線交換接続では、
1つの発呼側および1つの着呼側の間で、物理的な1つ
の通信路が形成される。呼の発生から終了まで、発呼側
および着呼側が当該通信路を占有するので、回線交換接
続では、発呼側および着呼側のデータ通信が、他のデー
タ通信の影響を受けない。つまり、通信遅延(送信元か
ら受信先へとデータが届く時間)が実質的に一定にで
き、回線交換接続は通信速度を保証しやすい。そのた
め、テレビ電話や動画配信等のように、大容量のコンテ
ンツデータを同じ受信先へと送信したい場合に好適であ
る。
【0005】一方、パケット交換接続では、回線交換接
続とは逆に、通信路は1つの呼で占有されず、他の呼と
共用される。通信路が共用されるので、データは、パケ
ットに分割され、他の呼で交換されるパケットと混在し
ながら伝送される。そのため、パケット交換接続では、
通信路のリソースを有効利用でき、通信コストを抑える
ことができるが、回線交換接続とは異なり、パケットの
紛失やパケットの到着順序の逆転が発生することから、
通信遅延を一定にすることができない。つまり、パケッ
ト交換接続は、通信速度を保証しにくい。さらに、各パ
ケットは、他の呼で交換されるものと区別する必要が生
じるので、伝送されるデータだけでなく、その送信元お
よび受信先の識別子を含んでいる。それゆえ、パケット
交換接続の実効通信速度は、回線交換接続のそれよりも
低くなる。ここで、実効通信速度とは、識別子その他の
制御情報を除く、データのみの通信速度を意味する。以
上のことから、パケット交換接続は、電子メールの送受
のように、通信遅延の揺らぎがさほど問題にならない場
合や、データ通信を呼の期間中常時行わない場合には好
適である。
【0006】従来、コンテンツ取得装置は、回線交換接
続およびパケット交換接続のいずれか一方を使ってい
た。しかしながら、第2625388号特許公報に開示
されているLAN間接続装置のように、回線交換接続お
よびパケット交換接続のいずれかを選択的に使用するコ
ンテンツ取得装置が開発されている。LAN間接続装置
は、ISDN(Integrated Service Digital Network)を
介してデータ通信を行うシステムに適用される。LAN
間接続装置は、通信路上のデータ転送量を監視して、一
回の業務(トランザクション)におけるデータ転送量お
よび通信トラフィック量(通信路上をデータが占める通
信密度)に基づいて、回線交換接続およびパケット交換
接続のいずれかを選択する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LAN
間接続装置は、実際に行われたデータ通信を監視し
て、、当該データ通信の状況に基づいて、回線交換接続
およびパケット交換接続のいずれかを選択する。そのた
め、LAN間接続装置では、これから行うデータ通信に
適切な接続方法を選択することが難しい。また、LAN
間接続装置では、データ通信の状況に応じて、接続方法
の切り替えが行われる場合があるので、途切れのないデ
ータ通信が必要な時、例えば、動画ファイルの伝送時に
は、一方の接続方法から他方への切り替えが完了するま
でに、通信遅延が発生してしまう。以上のことから、L
AN間接続装置は、通信遅延やデータ通信の中断が致命
的になる性質を有するデータには向かないという問題点
があった。
【0008】かかる問題点に対して、LAN間接続装置
は、業務毎に交換されるデータの属性を業務情報として
設定する業務情報設定部を備えており、当該業務情報設
定部を参照して、これから交換されるデータを予測し
て、適切な接続方法を選択する。しかしながら、インタ
ーネット上では、テキストファイル、動画ファイルおよ
び音楽ファイル等、様々なデータを取得できるので、L
AN間接続装置がこれから交換されるデータを正確に予
測することは難しい。
【0009】それ故に、本発明の目的は、データ受信に
先立って適切な接続方法を選択するコンテンツ取得装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、マルチコール機能により複数の接続方法を使用
可能に構成されており、最適な接続方法で通信網を介し
てサーバからコンテンツデータを取得するコンテンツ取
得装置であって、今回取得すべきサブコンテンツデータ
の位置情報を特定する取得要求を生成するブラウザ部
と、ブラウザ部により特定されたコンテンツデータの受
信前に、その接続方法を決定するプロトコル制御部と、
プロトコル制御部が決定した接続方法で、ブラウザ部が
指定したコンテンツデータをサーバから受信する通信制
御部とを備える。
【0011】第2の発明は第1の発明に従属しており、
コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコンテ
ンツデータの位置情報と、当該各サブコンテンツデータ
に好適な接続方法を示す接続方法情報とを含んでおり、
ブラウザ部は、受信コンテンツデータを解析して、各サ
ブコンテンツデータの位置情報および接続方法情報を取
得した後、今回取得すべきサブコンテンツデータの位置
情報を特定する取得要求を生成し、プロトコル制御部
は、ブラウザ部が取得した接続方法情報に基づいて、当
該ブラウザ部により指定されたサブコンテンツデータを
受信する際の最適な接続方法を決定する。
【0012】第3の発明は第1の発明に従属しており、
コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコンテ
ンツデータの位置情報およびファイル属性とを含んでお
り、コンテンツ取得装置は、コンテンツデータのファイ
ル属性毎に最適な接続方法が記述された接続情報テーブ
ルを管理する接続情報管理部をさらに備え、ブラウザ部
は、受信コンテンツデータを解析して、各サブコンテン
ツデータの位置情報およびファイル属性の組みを取得し
て内部情報として保持した後に、今回取得すべきサブコ
ンテンツデータの位置情報を特定する取得要求を生成
し、プロトコル制御部は、ブラウザ部で生成された取得
要求を受け取ると、当該取得要求が含む位置情報と同じ
組みを構成するファイル属性を当該ブラウザ部から受け
取り、さらに、ブラウザ部から受け取ったファイル属性
と同じ組みを構成する最適な接続方法を、接続情報管理
部から取得することにより決定する。
【0013】第4の発明は第1の発明に従属しており、
コンテンツデータには、サーバにおける格納位置を示す
位置情報が割り当てられており、当該位置情報の一部が
当該コンテンツデータの特徴を示しており、コンテンツ
取得装置は、コンテンツデータの特徴毎に最適な接続方
法が記述された接続情報テーブルを管理する接続情報管
理部をさらに備え、プロトコル制御部は、ブラウザ部で
生成された取得要求を受け取ると、当該取得要求が含む
位置情報の一部と同じ組みを構成する最適な接続方法
を、接続情報管理部から受け取ることにより決定する。
【0014】第5の発明は第1の発明に従属しており、
サーバは、コンテンツデータの他に、当該コンテンツデ
ータのファイル属性を含むコンテンツヘッダを送信可能
に構成されており、コンテンツ取得装置は、コンテンツ
データのファイル属性毎に最適な接続方法が記述された
接続情報テーブルを管理する接続情報管理部をさらに備
え、ブラウザ部は、今回取得すべきコンテンツデータの
位置情報を特定する第1の取得要求を生成し、プロトコ
ル制御部は、ブラウザ部で生成された第1の取得要求を
受け取ると、当該取得要求で特定されるコンテンツデー
タのコンテンツヘッダを取得するための第2の取得要求
を生成し、通信制御部は、プロトコル制御部で生成され
た第2の取得要求で特定されるコンテンツヘッダをサー
バから受信し、プロトコル制御部は、通信制御部により
受信されたコンテンツヘッダが含むファイル属性と同じ
組みを構成する最適な接続方法を、接続情報管理部から
取得することにより決定する。
【0015】以上の第1〜第5の発明によれば、コンテ
ンツ取得装置は、コンテンツデータの受信前に最適な接
続方法を決定する。その結果、通信遅延やデータ通信の
中断が致命的なコンテンツデータを、コンテンツ取得装
置は、好適な接続方法で受信できる。
【0016】第6の発明は、マルチコール機能により、
複数の接続方法の内、最適な接続方法で通信網を介して
サーバからコンテンツデータを取得するコンテンツ取得
方法であって、今回取得すべきコンテンツデータの位置
情報を特定するコンテンツ取得要求を生成するコンテン
ツ要求生成ステップと、当該コンテンツ要求生成ステッ
プにより特定されたサブコンテンツデータの受信前に、
最適な接続方法を決定する接続方法決定ステップと、接
続方法決定ステップで決定された接続方法で、コンテン
ツ要求生成ステップで特定されたコンテンツデータをサ
ーバから受信するコンテンツ受信ステップとを備える。
【0017】第7の発明は第6の発明に従属しており、
コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコンテ
ンツデータの位置情報と、当該各サブコンテンツデータ
に好適な接続方法を示す接続方法情報とを含んでおり、
コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデータ
を解析して、各サブコンテンツデータの位置情報および
接続方法情報を取得した後、今回取得すべきサブコンテ
ンツデータの位置情報を特定するコンテンツ取得要求を
生成し、接続方法決定ステップは、コンテンツ要求生成
ステップで取得された接続方法情報に基づいて、最適な
接続方法を決定する。
【0018】第8の発明は第6の発明に従属しており、
コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコンテ
ンツデータの位置情報およびファイル属性とを含んでお
り、コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方
法が記述された接続情報テーブルが予め管理されてお
り、コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
よびファイル属性の組みを取得して内部情報として保持
した後に、今回取得すべきサブコンテンツデータの位置
情報を特定するコンテンツ取得要求を生成し、接続方法
決定ステップは、コンテンツ要求生成ステップで生成さ
れたコンテンツ取得要求を受け取ると、当該コンテンツ
取得要求が含む位置情報と同じ組みを構成するファイル
属性を当該コンテンツ要求生成ステップから受け取り、
さらに、コンテンツ要求生成ステップから受け取ったフ
ァイル属性と同じ組みを構成する最適な接続方法を、接
続情報テーブルから取得することにより決定する。
【0019】第9の発明は第6の発明に従属しており、
コンテンツデータには、サーバにおける格納位置を示す
位置情報が割り当てられており、当該位置情報の一部が
当該コンテンツデータの特徴を示しており、コンテンツ
データの特徴毎に最適な接続方法が記述された接続情報
テーブルが予め管理されており、接続方法決定ステップ
は、コンテンツ要求生成ステップで生成されたコンテン
ツ取得要求を受け取ると、当該コンテンツ取得要求が含
む位置情報の一部と同じ組みを構成する最適な接続方法
を、接続情報テーブルから取得することにより決定す
る。
【0020】第10の発明は第6の発明に従属してお
り、サーバは、コンテンツデータの他に、当該コンテン
ツデータのファイル属性を含むコンテンツヘッダを送信
可能に構成されており、コンテンツデータのファイル属
性毎に最適な接続方法が記述された接続情報テーブルが
予め管理されており、コンテンツ要求生成ステップで生
成されたコンテンツ取得要求を受け取って、当該取得要
求で特定されるコンテンツデータのコンテンツヘッダを
取得するためのヘッダ取得要求を生成するヘッダ要求生
成部と、ヘッダ要求生成ステップで生成されたヘッダ取
得要求で特定されるコンテンツヘッダをサーバから受信
するヘッダ受信ステップとをさらに備え、接続方法決定
ステップは、ヘッダ受信ステップで受信されたコンテン
ツヘッダが含むファイル属性と同じ組みを構成する最適
な接続方法を、接続情報テーブルから取得することによ
り決定する。
【0021】第11の発明は、マルチコール機能によ
り、複数の接続方法の内、最適な接続方法で通信網を介
してサーバからコンテンツデータを取得するためのプロ
グラムを記録した記録媒体であって、今回取得すべきコ
ンテンツデータの位置情報を特定するコンテンツ取得要
求を生成するコンテンツ要求生成ステップと、当該コン
テンツ要求生成ステップにより特定されたサブコンテン
ツデータの受信前に、最適な接続方法を決定する接続方
法決定ステップと、接続方法決定ステップで決定された
接続方法で、コンテンツ要求生成ステップで特定された
コンテンツデータをサーバから受信するコンテンツ受信
ステップとを備える。
【0022】第12の発明は第11の発明に従属してお
り、コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコ
ンテンツデータの位置情報と、当該各サブコンテンツデ
ータに好適な接続方法を示す接続方法情報とを含んでお
り、コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
よび接続方法情報を取得した後、今回取得すべきサブコ
ンテンツデータの位置情報を特定するコンテンツ取得要
求を生成し、接続方法決定ステップは、コンテンツ要求
生成ステップで取得された接続方法情報に基づいて、最
適な接続方法を決定する。
【0023】第13の発明は第11の発明に従属してお
り、コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコ
ンテンツデータの位置情報およびファイル属性とを含ん
でおり、コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接
続方法が記述された接続情報テーブルが予め管理されて
おり、コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツ
データを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報
およびファイル属性の組みを取得して内部情報として保
持した後に、今回取得すべきサブコンテンツデータの位
置情報を特定するコンテンツ取得要求を生成し、接続方
法決定ステップは、コンテンツ要求生成ステップで生成
されたコンテンツ取得要求を受け取ると、当該コンテン
ツ取得要求が含む位置情報と同じ組みを構成するファイ
ル属性を当該コンテンツ要求生成ステップから受け取
り、さらに、コンテンツ要求生成ステップから受け取っ
たファイル属性と同じ組みを構成する最適な接続方法
を、接続情報テーブルから取得することにより決定す
る。
【0024】第14の発明は第11の発明に従属してお
り、コンテンツデータには、サーバにおける格納位置を
示す位置情報が割り当てられており、当該位置情報の一
部が当該コンテンツデータの特徴を示しており、コンテ
ンツデータの特徴毎に最適な接続方法が記述された接続
情報テーブルが予め管理されており、接続方法決定ステ
ップは、コンテンツ要求生成ステップで生成されたコン
テンツ取得要求を受け取ると、当該コンテンツ取得要求
が含む位置情報の一部と同じ組みを構成する最適な接続
方法を、接続情報テーブルから取得することにより決定
する。
【0025】第15の発明は第11の発明に従属してお
り、サーバは、コンテンツデータの他に、当該コンテン
ツデータのファイル属性を含むコンテンツヘッダを送信
可能に構成されており、コンテンツデータのファイル属
性毎に最適な接続方法が記述された接続情報テーブルが
予め管理されており、コンテンツ要求生成ステップで生
成されたコンテンツ取得要求を受け取って、当該取得要
求で特定されるコンテンツデータのコンテンツヘッダを
取得するためのヘッダ取得要求を生成するヘッダ要求生
成部と、ヘッダ要求生成ステップで生成されたヘッダ取
得要求で特定されるコンテンツヘッダをサーバから受信
するヘッダ受信ステップとをさらに備え、接続方法決定
ステップは、ヘッダ受信ステップで受信されたコンテン
ツヘッダが含むファイル属性と同じ組みを構成する最適
な接続方法を、接続情報テーブルから取得することによ
り決定する。
【0026】第16の発明は、マルチコール機能によ
り、複数の接続方法の内、最適な接続方法で通信網を介
してサーバからコンテンツデータを取得するためのプロ
グラムであって、今回取得すべきコンテンツデータの位
置情報を特定するコンテンツ取得要求を生成するコンテ
ンツ要求生成ステップと、当該コンテンツ要求生成ステ
ップにより特定されたサブコンテンツデータの受信前
に、最適な接続方法を決定する接続方法決定ステップ
と、接続方法決定ステップで決定された接続方法で、コ
ンテンツ要求生成ステップで特定されたコンテンツデー
タをサーバから受信するコンテンツ受信ステップとを備
える。
【0027】第17の発明は第16の発明に従属してお
り、コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコ
ンテンツデータの位置情報と、当該各サブコンテンツデ
ータに好適な接続方法を示す接続方法情報とを含んでお
り、コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
よび接続方法情報を取得した後、今回取得すべきサブコ
ンテンツデータの位置情報を特定するコンテンツ取得要
求を生成し、接続方法決定ステップは、コンテンツ要求
生成ステップで取得された接続方法情報に基づいて、最
適な接続方法を決定する。
【0028】第18の発明は第16の発明に従属してお
り、コンテンツデータは、自身にリンクされる各サブコ
ンテンツデータの位置情報およびファイル属性とを含ん
でおり、コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接
続方法が記述された接続情報テーブルが予め管理されて
おり、コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツ
データを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報
およびファイル属性の組みを取得して内部情報として保
持した後に、今回取得すべきサブコンテンツデータの位
置情報を特定するコンテンツ取得要求を生成し、接続方
法決定ステップは、コンテンツ要求生成ステップで生成
されたコンテンツ取得要求を受け取ると、当該コンテン
ツ取得要求が含む位置情報と同じ組みを構成するファイ
ル属性を当該コンテンツ要求生成ステップから受け取
り、さらに、コンテンツ要求生成ステップから受け取っ
たファイル属性と同じ組みを構成する最適な接続方法
を、接続情報テーブルから取得することにより決定す
る。
【0029】第19の発明は第16の発明に従属してお
り、コンテンツデータには、サーバにおける格納位置を
示す位置情報が割り当てられており、当該位置情報の一
部が当該コンテンツデータの特徴を示しており、コンテ
ンツデータの特徴毎に最適な接続方法が記述された接続
情報テーブルが予め管理されており、接続方法決定ステ
ップは、コンテンツ要求生成ステップで生成されたコン
テンツ取得要求を受け取ると、当該コンテンツ取得要求
が含む位置情報の一部と同じ組みを構成する最適な接続
方法を、接続情報テーブルから取得することにより決定
する。
【0030】第20の発明は第16の発明に従属してお
り、サーバは、コンテンツデータの他に、当該コンテン
ツデータのファイル属性を含むコンテンツヘッダを送信
可能に構成されており、コンテンツデータのファイル属
性毎に最適な接続方法が記述された接続情報テーブルが
予め管理されており、コンテンツ要求生成ステップで生
成されたコンテンツ取得要求を受け取って、当該取得要
求で特定されるコンテンツデータのコンテンツヘッダを
取得するためのヘッダ取得要求を生成するヘッダ要求生
成部と、ヘッダ要求生成ステップで生成されたヘッダ取
得要求で特定されるコンテンツヘッダをサーバから受信
するヘッダ受信ステップとをさらに備え、接続方法決定
ステップは、ヘッダ受信ステップで受信されたコンテン
ツヘッダが含むファイル属性と同じ組みを構成する最適
な接続方法を、接続情報テーブルから取得することによ
り決定する。
【0031】以上の第6〜第20の発明によれば、コン
テンツデータの受信前に最適な接続方法が決定される。
その結果、通信遅延やデータ通信の中断が致命的なコン
テンツデータを好適な接続方法で受信できる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るコンテンツ取得装置1a の機能ブロック図であ
る。さらに、図1には、コンテンツ取得装置1a に付随
して、通信網2と、コンテンツサーバ3とが示されてい
る。コンテンツ取得装置1a は、マルチコール機能を有
しており、これによって、パケット交換接続および回線
交換接続のいずれかの接続方法で、コンテンツサーバ3
からコンテンツデータDc を、通信網2を介して取得す
る。ここで、コンテンツ取得装置1a は、パケット交換
接続時には、第1の通信路4pkt を使ってコンテンツサ
ーバ3にアクセスし、回線交換接続時には、第2の通信
路4tel を使う。以上のデータ通信を実現するために、
コンテンツ取得装置1a は、ブラウザ部Pbwと、プロト
コル制御部Ppcと、第1の通信制御部Pcc1 と、第2の
通信制御部Pcc2 とを備える。
【0033】コンテンツサーバ3は、いくつかのコンテ
ンツデータDc を格納している。各コンテンツデータD
c は、典型的には、HTML(Hyper Text Markup Langu
age)に代表されるマークアップ言語で作成されるテキス
トファイル、音楽ファイル、静止画ファイルまたは動画
ファイルである。HTMLでは、あるコンテンツデータ
Dc から、他のコンテンツデータDc へとリンクを張る
ことができる(いわゆる、ハイパーリンク)。本実施形
態では、リンク元となるコンテンツデータDcをメイン
コンテンツデータDmcと称する。また、リンク先のコン
テンツデータDc をサブコンテンツデータDscと称す
る。
【0034】ハイパーリンクのために、メインコンテン
ツデータDmcには、サブコンテンツデータDscの格納位
置を示す位置情報Iurl (つまり、URL(Uniform Res
ource Locator)。図示はurl1 およびurl2 )を特
定するアンカータグTanc (図示はアンカータグTanc1
およびTanc2)が記述される。また、本実施形態では、
アンカータグTanc の属性値として接続方法情報Iconn
1 (接続方法情報Iconn11またはIconn12)が追加され
る。接続方法情報Iconn1 は、サブコンテンツデータD
scをコンテンツ取得装置1a が取得するのに好適な接続
方法を示す。本実施形態では、接続方法情報Iconn1 は
2種類準備されており、一方の接続方法情報Iconn11
は、好適な接続方法がパケット交換接続であることを示
しており、cc=packetと記される。他方の接続
方法情報Iconn12は、好適な接続方法が回線交換接続で
あることを示し、cc=telと記される。
【0035】図1には、例示的に、1つのメインコンテ
ンツデータDmcと、サブコンテンツデータDscとして、
2つのサブコンテンツデータDsc1 およびDsc2 とが示
されている。メインコンテンツデータDmcには、その格
納位置を特定するための位置情報Iurl としてurl0
が割り当てられている。なお、url0 はhttp://www.x
xx.co.jp/main.htmlのような形式を持つ。サブコンテン
ツデータDsc1 は、通信遅延やデータ通信の中断が致命
的ではないテキストファイルまたは静止画ファイル、つ
まり、パケット交換接続で取得されることが好適である
と仮定する。逆に、サブコンテンツデータDsc2 は、通
信遅延等が致命的な音楽ファイルまたは動画ファイル、
つまり、回線交換接続で取得されることが好適であると
仮定する。また、サブコンテンツデータDsc1 の位置情
報Iurl はurl1 であり、サブコンテンツデータDsc
2 のそれはurl2 であると仮定する。以上の仮定下で
は、メインコンテンツデータDmcには、2つのアンカー
タグTanc1およびTanc2が記述される。アンカータグT
anc1には、“href=url1 ”と共に、“cc=p
acket”が記される。また、アンカータグTanc2に
は、“href=url2 ”と共に、“cc=tel”
が記される。
【0036】次に、コンテンツ取得装置1a の動作につ
いて説明する。プロトコル制御部Ppcには、コンテンツ
の取得要求Dcreqがブラウザ部Pbwから送られてくる。
今回の取得要求Dcreqは、コンテンツ取得装置1a のユ
ーザの入力に応答して生成され、メインコンテンツデー
タDmcの位置情報Iurl (つまり、url0 )を含むと
仮定する。プロトコル制御部Ppcは、受信取得要求Dcr
eqを第1の通信制御部Pcc1 に渡して、メインコンテン
ツデータDmcの取得を指示する。この指示に応答して、
第1の通信制御部Pcc1 は、コネクションが未確立であ
れば、パケット交換接続の規定に従って、コンテンツサ
ーバ3との間で第1の通信路4pkt を確立した後、コン
テンツサーバ3に取得要求Dcreqを送信する。
【0037】上記のように、メインコンテンツデータD
mcの取得時には第1の通信路4pkt が使用される。なぜ
なら、メインコンテンツデータDmcはリンク元であるた
め、本実施形態では、その取得に好適な接続方法がアン
カータグTanc により示されないからである。さらに、
一般的に、パケット交換接続に関しては、多くのユーザ
が第1の通信路4pkt を共用するので、その通信コスト
が回線交換接続の場合と比較して安いからである。
【0038】コンテンツサーバ3は、受信取得要求Dcr
eq内の位置情報Iurl に基づいて、コンテンツデータD
c を読み出す。さらに、コンテンツサーバ3は、応答ヘ
ッダHc および応答データDrep を作成する。今回読み
出されるコンテンツデータDc はメインコンテンツデー
タDmcである。今回作成される応答ヘッダHc は、メイ
ンコンテンツデータDmc用の応答ヘッダHmcであり、図
2(a)に示すように、プロトコル識別子IDprt と、
応答結果コードCrep と、コンテンツタイプIctypと、
コンテンツデータ長Iclg とを含む。プロトコル識別子
IDprt は、今回のデータ通信のためのプロトコルを特
定する。応答結果コードCrep は、今回の取得要求Dcr
eqに対する応答結果を特定する。コンテンツタイプIct
ypは、今回読み出したコンテンツデータDmcの種類を示
す。今回のコンテンツタイプIctypは、その種類とし
て、コンテンツデータDmcがHTMLで記述されている
ことを示すと仮定する。コンテンツデータ長Iclg は、
今回読み出したコンテンツデータDmcのデータサイズを
示す。また、今回作成される応答データDrep は、メイ
ンコンテンツデータDmc用の応答データDrep1である。
応答データDrep1は、以上の応答ヘッダHmcがメインコ
ンテンツデータDmcに付加されたものであり、第1の通
信路4pkt を介して、コンテンツ取得装置1a に送信さ
れる。
【0039】コンテンツ取得装置1a において、第1の
通信制御部Pcc1 は、第1の通信路4pkt を介して、応
答データDrep1を受信し、そのままプロトコル制御部P
pcに渡す。プロトコル制御部Ppcは、受信応答データD
rep1のコンテンツタイプIctypから、その後に続くコン
テンツデータDc の種類を特定する。コンテンツタイプ
IctypがHTMLを示している場合、プロトコル制御部
Ppcは、受信応答データDrep1をブラウザ部Pbwの言語
解析部(図示せず)に渡して、それに含まれるメインコ
ンテンツデータDmcの解析を指示する。
【0040】上記指示に応答して、ブラウザ部Pbwは、
コンテンツデータDmcにより表されるテキストの構造お
よび配置を解析した後、当該テキストの表示処理を行
う。さらに、ブラウザ部Pbwは、今回の受信コンテンツ
データDmcの各アンカータグTanc1およびTanc2から、
位置情報Iurl および接続方法情報Iconn1 の組みを内
部情報として取り出した後、予め内部に保持する内部情
報テーブルTconn1 に記述する。図2(b)に示すよう
に、内部情報テーブルTconn1 には、位置情報Iurl
よび接続方法情報Iconn1 の組みが記述可能に構成され
る。これによって、各サブコンテンツデータDscの取得
時に、パケット交換接続および回線交換接続のいずれが
好適であるかが示される。本実施形態では、図1に示す
ように、アンカータグTanc1には、“href=url
1 ”および接続方法情報Iconn11としての“cc=pa
cket”の組みが記され、アンカータグTanc2には、
“href=url2 ”および接続方法情報Iconn12と
しての“cc=tel”が記される。したがって、内部
情報テーブルTconn1 には、図2(b)に示すように、
url1 およびpacketの組みと、url2 および
telの組みとが記述される。これによって、サブコン
テンツデータDsc1 の取得時にはパケット交換接続が、
また、サブコンテンツデータDsc2 の取得時には回線交
換接続が好適であることが示される。
【0041】サブコンテンツデータDsc1 の取得時、プ
ロトコル制御部Ppcには、その位置情報Iurl を含む取
得要求Dcreqがブラウザ部Pbwから送られてくる。今回
の取得要求Dcreqは、ブラウザ部Pbwにより自動的に生
成される。このように取得要求Dcreqが自動的に生成さ
れるのは、サブコンテンツデータDsc1 がメインコンテ
ンツデータDmcに埋め込まれている場合である。かかる
埋め込みの例として、図3(a)には、メインコンテン
ツデータDmcが表すテキスト上に、サブコンテンツデー
タDsc1 により表される静止画が貼り付けられる場合が
示されている。プロトコル制御部Ppcは、受信取得要求
Dcreqから位置情報Iurl を取り出した後、当該位置情
報Iurl と同じ組みの接続方法情報Iconn1 (今回の場
合、接続方法情報Iconn11)を、内部情報テーブルTco
nn1 (図2(b)参照)から取得する。プロトコル制御
部Ppcは、取得した接続方法情報Iconn1 に従って、今
回のサブコンテンツデータDscを、パケット交換接続で
取得するか、回線交換接続で取得するかを決定する。今
回の場合、接続方法情報Iconn11が取得されるので、パ
ケット交換接続が好適であると決定される。
【0042】以上の決定に従って、プロトコル制御部P
pcは、受信取得要求Dcreqを第1の通信制御部Pcc1 に
渡して、サブコンテンツデータDsc1 の取得を指示す
る。この指示に応答して、第1の通信制御部Pcc1 は、
第1の通信路4pkt を確立した状態であればそのまま、
当該第1の通信路4pkt を介して、コンテンツサーバ3
に今回の取得要求Dcreqを送信する。一方、未確立であ
れば、第1の通信制御部Pcc1 は、コンテンツサーバ3
との間で第1の通信路4pkt を確立した後、今回の取得
要求Dcreqを当該コンテンツサーバ3に送信する。
【0043】コンテンツサーバ3は、受信取得要求Dcr
eq内の位置情報Iurl に基づいて、コンテンツデータD
c を読み出す。さらに、コンテンツサーバ3は、応答ヘ
ッダHc および応答データDrep を作成する。今回読み
出されるコンテンツデータDc はメインコンテンツデー
タDsc1 である。さらに、コンテンツサーバ3は、サブ
コンテンツデータDsc1 用の応答ヘッダHsc1 を作成す
る。応答ヘッダHsc1 は、図2(a)に示す通りのフォ
ーマットを有する。ここで、応答ヘッダHsc1のコンテ
ンツタイプIctypおよびコンテンツデータ長Iclg は、
今回読み出したコンテンツデータDsc1 の種類およびデ
ータサイズを示す。本実施形態では、図3(a)に示す
ように、コンテンツデータDsc1 の種類は静止画である
から、コンテンツタイプIctypは、静止画という種類を
特定する。コンテンツサーバ3は、今回の応答データD
rep として、メインコンテンツデータDsc1 に応答ヘッ
ダHsc1 が付加された応答データDrep2を作成し、第1
の通信路4pkt に送出する。
【0044】コンテンツ取得装置1a の第1の通信制御
部Pcc1 は、第1の通信路4pkt から応答データDrep2
を受信し、そのままプロトコル制御部Ppcに渡す。プロ
トコル制御部Ppcは、受信応答データDrep2のコンテン
ツタイプIctypから、後に続くコンテンツデータDsc1
の種類を特定する。コンテンツタイプIctypが静止画を
示していると判断した場合、プロトコル制御部Ppcは、
受信応答データDrep2をブラウザ部Pbwの静止画の表示
処理部(図示せず)に渡して、当該応答データDrep2に
含まれるサブコンテンツデータDsc1 に対する表示処理
を指示する。この指示に応答して、ブラウザ部Pbwは、
サブコンテンツデータDsc1 に対して静止画の表示処理
を行う。その結果、ブラウザ部Pbwは、サブコンテンツ
データDsc1 が表す静止画を、メインコンテンツデータ
Dmcが表すテキスト上に貼り付ける。
【0045】次に、サブコンテンツデータDsc2 を取得
する場合について説明する。ここで、サブコンテンツデ
ータDsc2 は、音楽ファイルであって、メインコンテン
ツデータDmcに埋め込まれていると仮定する。より具体
的には、図3(a)に示すように、メインコンテンツデ
ータDmcが表すテキストの表示中、サブコンテンツデー
タDsc2 により表される音楽が流れる。サブコンテンツ
データDsc2 の取得時、プロトコル制御部Ppcには、そ
の位置情報Iurl (つまり、url2 )を含む取得要求
Dcreqがブラウザ部Pbwから送られてくる。プロトコル
制御部Ppcは、受信取得要求Dcreqに含まれる位置情報
Iurl を取り出した後、当該位置情報Iurl と組みを構
成する接続方法情報Iconn1 (今回の場合、接続方法情
報Iconn12)を、内部情報テーブルTconn1 から取得す
る。プロトコル制御部Ppcは、取得した接続方法情報I
conn1 に従って、今回使用する方法(今回は回線交換接
続)を決定する。
【0046】以上の決定に従って、プロトコル制御部P
pcは、受信取得要求Dcreqを第2の通信制御部Pcc2 に
渡して、サブコンテンツデータDsc2 の取得を指示す
る。この指示に応答して、第2の通信制御部Pcc2 は、
第2の通信路4tel を確立した状態であればそのまま、
当該第2の通信路4tel を介して、コンテンツサーバ3
に今回の取得要求Dcreqを送信する。一方、未確立であ
れば、第2の通信制御部Pcc2 は、コンテンツサーバ3
との第2の通信路4tel を確立した後、コンテンツサー
バ3に今回の取得要求Dcreqを送信する。
【0047】コンテンツサーバ3は、受信取得要求Dcr
eqで指定された位置情報Iurl に基づいて、サブコンテ
ンツデータDsc2 を読み出し、さらに、当該サブコンテ
ンツデータDsc2 用の応答ヘッダHsc2 (図2(a)参
照)を作成する。コンテンツサーバ3は、メインコンテ
ンツデータDsc2 に応答ヘッダHsc2 が付加された応答
データDrep3を作成し、第1の通信路4tel に送出す
る。
【0048】コンテンツ取得装置1a の第2の通信制御
部Pcc2 は、第2の通信路4tel から応答データDrep3
を受信し、そのままプロトコル制御部Ppcに渡す。プロ
トコル制御部Ppcは、受信応答データDrep3のコンテン
ツタイプIctypから、当該コンテンツデータDsc2 の種
類を特定する。コンテンツタイプIctypが音楽ファイル
を示していると判断した場合、プロトコル制御部Ppc
は、受信応答データDrep3をブラウザ部Pbwの音楽の再
生処理部(図示せず)に渡して、サブコンテンツデータ
Dsc2 が表す音楽の再生を指示する。ブラウザ部Pbw
は、プロトコル制御部Ppcの指示通りに再生処理を行
い、その結果、出力部(図示せず)からは、図3(a)
に示すような画面が表示され、音楽が出力される。
【0049】以上説明したように、メインコンテンツデ
ータDmcには、サブコンテンツデータDsc1 およびDsc
2 の取得に好適な接続方法情報Iconn11およびIconn12
が記述される。以上のメインコンテンツデータDmcを解
析することにより、コンテンツ取得装置1a は、サブコ
ンテンツデータDsc1 およびDsc2 の取得前に、それぞ
れを取得するのに好適な接続方法を知ることができる。
つまり、コンテンツ取得装置1a は、コンテンツデータ
Dsc2 の取得前に回線交換接続を選択することができ、
音楽ファイルおよび動画ファイルを、通信遅延またはデ
ータ通信の中断なく取得できる。また、コンテンツ取得
装置1a は、コンテンツデータDsc1 の取得前にパケッ
ト交換接続を選択できるので、電子メールのような通信
遅延等を考慮しなくてもよいものを、相対的に安価な通
信コストで取得できる。
【0050】なお、第1の実施形態では、好適な接続方
法はアンカータグTanc 内の属性値により指定されてい
たが、通常のアンカータグTanc とは異なる新しいアン
カータグを好適な接続方法の指定用に定義してもよい。
【0051】また、上述では、サブコンテンツデータD
sc1 およびDsc2 はメインコンテンツデータDmcに埋め
込まれていた(図3(a)参照)。しかし、サブコンテ
ンツデータDsc1 およびDsc2 は、メインコンテンツデ
ータDmcとリンクされているが、当該メインコンテンツ
データDmcとは独立した内容を表していてもよい。より
具体的には、図3(b)に示すように、まず、メインコ
ンテンツデータDmcにより表される内容が出力される。
かかる出力内容において、ユーザが、アンカータグTan
c1またはTanc2を指定すると、コンテンツ取得装置1a
は、サブコンテンツデータDsc1 またはDsc2 を取得す
る。その結果、出力内容は、メインコンテンツデータD
mcが表すものから、サブコンテンツデータDsc1 または
Dsc2 が表すものに切り替わる。
【0052】次に、上記コンテンツ取得装置1a の実装
例について説明する。図4は、コンテンツ取得装置1a
を組み込んだ移動体通信装置Ucomm1 の構成を示すブロ
ック図である。図4において、移動体通信装置Ucomm1
は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、第1
の通信制御部Pcc1 と、第2の通信制御部Pcc2 と、入
力装置14と、出力装置15と、多重/分離部16と、
送受信部17とを備えている。CPU11は、ROM1
2に予め格納されているプログラムを実行するする。プ
ログラム実行時、CPU11は、RAM13を作業領域
として使用する。以上のCPU11は、ROM12およ
びRAM13と共に、上述のブラウザ部Pbwおよびプロ
トコル制御部Ppc(図1参照)を構成する。第1の通信
制御部Pcc1 は、CPU11の制御下で、パケット交換
接続でデータ通信を行う。第2の通信制御部Pcc2 は、
CPU11の制御下で、回線交換接続でデータ通信を行
う。以上のCPU11、ROM12、RAM13、第1
の通信制御部Pcc1 および第2の通信制御部Pcc2 がコ
ンテンツ取得装置1a を構成する。
【0053】入力装置14は、典型的にはキー、ボタン
およびジョグダイヤルからなり、ユーザにより操作され
る。出力装置15は、液晶ディスプレイおよびスピーカ
からなり、CPU11が作成した出力データDout に対
して出力処理を行って、それが表す内容をユーザに提供
する。多重/分離部16は、予め定められた多元接続方
式に従って、第1の通信制御部Pcc1 および第2の通信
制御部Pcc2 から受け取った取得要求Dcreqを多重す
る。また、多重/分離部16は、送受信部17から受け
取ったコンテンツデータDc を分離する。より具体的に
は、送受信部17からは、他の移動体通信装置Ucomm1
に向けられたコンテンツデータDc も送られてくるの
で、多重/分離部16は、自身向けのコンテンツデータ
Dc を、他者向けのコンテンツデータDc から分離す
る。送受信部17は、多重/分離部16により多重化さ
れた取得要求Dcreqを通信網2に送出する。さらに、送
受信部17は、通信網2上を伝送されてくるコンテンツ
データDc を受信して、多重/分離部16に渡す。
【0054】次に、移動体通信装置Ucomm1 の動作につ
いて、図5のフローチャートを参照して説明する。CP
U11は、ROM12に格納されたプログラムを実行す
る。ユーザは、入力装置14を操作して、今回取得した
いコンテンツデータDc の位置情報Iurl を入力する。
今回入力されたのは、メインコンテンツデータDmcの位
置情報Iurl (つまり、url0 )であると仮定する。
CPU11は、まず、ブラウザ部Pbwとして動作し、取
得要求生成処理を行う(ステップS101)。より具体
的には、CPU11は、ステップS101において、入
力装置14からの位置情報Iurl を含む取得要求Dcreq
を生成する。
【0055】次に、CPU11は、プロトコル制御部P
pcとして動作し、コネクションが確立済みか否かを判断
する(ステップS102)。より具体的には、ステップ
S102において、CPU11は、パケット交換接続お
よび回線交換接続のいずれかで、サーバ3(図1参照)
にアクセス可能な状態であるか否かを判断する。コネク
ションが未確立の場合、CPU11は、今回の取得要求
Dcreqを第1の通信制御部Pcc1 に渡して、メインコン
テンツデータDmcの取得を指示する(ステップS10
3)。以上のステップS103までの処理が、プロトコ
ル制御部Ppcの処理である。
【0056】第1の通信制御部Pcc1 は、CPU11の
指示に応答して、コンテンツサーバ3との間で第1の通
信路4pkt を確立する(ステップS104)。第1の通
信路4pkt を確立した状態で、第1の通信制御部Pcc1
は多重/分離部16に取得要求Dcreqを渡す。多重/分
離部16は、受信取得要求Dcreqを多重して、送受信部
17に渡す。送受信部17は、多重化された取得要求D
creqを、第1の通信路4pkt に送出する。以上のように
して、今回生成された取得要求Dcreqは第1の通信路4
pkt 上に送出される(ステップS105)。以上の取得
要求Dcreqはサーバ3により受信される。サーバ3は、
受信取得要求Dcreqに応答して、応答データDrep1(図
2(a)参照)を生成する。応答データDrep1は、第1
の通信路4pkt に送出される。
【0057】移動体通信装置Ucomm1 において、送受信
部17は、第1の通信路4pkt からの応答データDrep1
を受信し、多重/分離部16に渡す。多重/分離部16
は、自身向けの応答データDrep1を分離して、第1の通
信制御部Pcc1 に渡す。第1の通信制御部Pcc1 は、受
信応答データDrep1をそのままRAM13に格納する。
以上のようにして、応答データDrep1は移動体通信装置
Ucomm1 により受信される(ステップS106)。CP
U11は、RAM13に応答データDrep1が格納される
と、プロトコル制御部Ppcとして動作する。そして、C
PU11は、受信応答データDrep1のコンテンツタイプ
Ictypから、後に続くコンテンツデータDmcの種類を判
断する(ステップS107)。より具体的には、CPU
11は、コンテンツデータDmcがHTMLで記述されて
いるか否かを判断する。今回の場合、応答データDrep1
のコンテンツタイプIctypはHTMLを示すので、CP
U11は、ステップS108に進む。
【0058】次に、CPU11は、ブラウザ部Pbwとし
て動作し、メインコンテンツデータDmcの解析処理を行
って、各アンカータグTanc1およびTanc2の双方から、
位置情報Iurl および接続方法情報Iconn1 の組みを内
部情報として取り出す。さらに、CPU11は、取り出
した位置情報Iurl および接続方法情報Iconn1 の組み
を、図2(b)に示す内部情報テーブルTconn1 に記述
する。これによって、内部情報テーブルTconn1 が作成
される(ステップS108)。さらに、CPU11は、
コンテンツデータDmcが表すテキストの構造および配置
を解析して、出力データDout をRAM13上で生成す
る(ステップS109)。以上の出力データDout は、
出力装置15に転送され、当該出力装置15は、出力デ
ータDout に従って表示処理を行う。
【0059】サブコンテンツデータDsc1 またはDsc2
を移動体通信装置Ucomm1 が取得する場合、CPU11
は、コンテンツの取得要求Dcreqを生成する(ステップ
S101)。今回の取得要求DcreqはCPU11により
自動的に生成され、位置情報Iurl (つまり、url1
またはurl2 )を含む。次に、CPU11は、コネク
ションが確立されているか否かを判断する(ステップS
102)。今回、第1の通信路4pkt を使ってデータ通
信が可能な状態であるから、CPU11はコネクション
が確立されていると判断する。この場合、CPU11
は、今回取得するコンテンツデータDc がサブコンテン
ツデータDscか否かを判断する(ステップS109)。
より具体的には、CPU11は、今回作成した取得要求
Dcreq内の位置情報Iurl と組みを構成する接続方法情
報Iconn1 が、ステップS108で作成した内部情報テ
ーブルTconn1 (図2(b)参照)にあるか否かを判断
する。
【0060】接続方法情報Iconn1 がなければ、今回取
得するコンテンツデータDc はメインコンテンツデータ
Dmcとみなすことができるので、CPU11は、ステッ
プS105に進み、以降の処理を続ける。一方、ステッ
プS109において、接続方法情報Iconn1 が見つかれ
ば、今回取得するコンテンツデータDc はサブコンテン
ツデータDscとみなされる。この場合、CPU11は、
位置情報Iurl と同じ組みの接続方法情報Iconn1 (接
続方法情報Iconn11またはIconn12)を、内部情報テー
ブルTconn1 から取得する(ステップS1011)。次
に、CPU11は、取得した接続方法情報Iconn1 が、
第2の通信路4tel を示しているか否かを判断する(ス
テップS1012)。
【0061】ここで、今回の取得要求Dcreqに位置情報
Iurl としてurl1 が設定される場合、ステップS1
011では、接続方法情報Iconn11が取得される。この
場合、CPU11は、取得した接続方法情報Iconn1
第2の通信路4tel を示していないと判断する。つま
り、CPU11は、サブコンテンツデータDsc1 を、メ
インコンテンツデータDmcと同様に、第1の通信路4pk
t を使って取得すると決定する。
【0062】一方、ステップS1010において、今回
の取得要求Dcreqに位置情報Iurl としてurl2 が設
定される場合、ステップS1011では、接続方法情報
Iconn12が取得される。この場合、CPU11は、取得
した接続方法情報Iconn1 が、第2の通信路4tel を示
していると判断する。つまり、コンテンツデータDsc2
は回線交換接続で取得されると、CPU11により決定
される。この場合、CPU11は、ステップS1012
に進み、まず、第1の通信制御部Pcc1 に対してコネク
ション(第1の通信路4pkt )の切断を指示する。さら
に、CPU11は、今回生成した取得要求Dcreqを第2
の通信制御部Pcc2 に渡して、サブコンテンツデータD
sc2 の取得を指示する(ステップS1013)。以上の
ステップS1010〜S1013までも、プロトコル制
御部Ppcの処理に属する。
【0063】第1の通信制御部Pcc1 は、CPU11の
指示に応答して、コンテンツサーバ3との間で確立され
ていた第1の通信路4pkt を切断する。また、第2の通
信制御部Pcc2 は、CPU11の指示に応答して、回線
交換接続の規定に従って、コンテンツサーバ3との間で
第2の通信路4tel を確立する(ステップS101
4)。第2の通信路4tel を確立した状態で、第2の通
信制御部Pcc2 は、多重/分離部16に取得要求Dcreq
を渡す。多重/分離部16は、受信取得要求Dcreqを多
重して、送受信部17に渡す。送受信部17は、多重化
された取得要求Dcreqを、第2の通信路4tel に送出す
る。以上のようにして、今回生成された取得要求Dcreq
は第2の通信路4tel 上に送出される(ステップS10
5)。その結果、サブコンテンツデータDsc2 は、メイ
ンコンテンツデータDmcとは異なり、第2の通信路4te
l を使って取得される。
【0064】ところで、図3(a)を参照して説明した
ように、サブコンテンツデータDsc1 およびDsc2 は静
止画および音楽を表しており、厳密にはHTMLで作成
されたものではない。そのため、CPU11は、原則的
に、ステップS107においてNoと判断する。この場
合、CPU11は、サブコンテンツデータDsc1 および
Dsc2 から内部情報を取得することなく、当該サブコン
テンツデータDsc1 およびDsc2 を基礎にして出力デー
タDout を作成して出力装置15に転送する(ステップ
S109)。出力装置15は、受信サブコンテンツデー
タDsc1 およびDsc2 に従って、静止画の表示処理およ
び音楽の再生処理を行う。
【0065】図6は、本発明の第2の実施形態に係るコ
ンテンツ取得装置1b の機能ブロック図である。さら
に、図6には、コンテンツ取得装置1b に付随して、通
信網2と、コンテンツサーバ3とが示されている。コン
テンツ取得装置1b は、コンテンツ取得装置1a と同様
に、マルチコール機能により、パケット交換接続時に
は、第1の通信路4pkt を使ってコンテンツサーバ3に
アクセスし、回線交換接続時には、第2の通信路4tel
にアクセスする。以上のデータ通信を実現するために、
コンテンツ取得装置1b は、コンテンツ取得装置1a
比較して、接続情報管理部Pconn1 をさらに備える点で
相違する。両者の間に、それ以外に構成面での相違点は
無いので、図6において、図1の構成に相当するものに
は同一の参照符号を付す。
【0066】接続情報管理部Pconn1 は、図7(a)に
示すような接続情報テーブルTconn2 を予め保持し、管
理している。接続情報テーブルTconn2 には、コンテン
ツタイプIctypおよび、第1の実施形態と同様の接続方
法情報Iconn1 の組みが予め記述されている。コンテン
ツタイプIctypは、各コンテンツデータDc の種類を示
す情報である。これによって、各コンテンツデータDc
のコンテンツタイプIctyp毎に、パケット交換接続およ
び回線交換接続のいずれが好適であるかが示される。本
実施形態では、HTMLファイルには、text/ht
mlというコンテンツタイプIctypが割り当てられ、動
画ファイルには、video/mpegというコンテン
ツタイプIctypが割り当てられる。また、HTMLファ
イルに関しては通信遅延およびデータ通信の中断が致命
的ではないことから、text/htmlと組みをなす
のは、接続方法情報Iconn11(パケット交換接続)であ
ることが好ましい。一方、動画ファイルに関しては通信
遅延等が致命的である点から、video/mpegと
組みをなすのは、接続方法情報Iconn12(回線交換接
続)であることが好ましい。
【0067】また、コンテンツサーバ3は、第1の実施
形態と同様に、いくつかのコンテンツデータDc を格納
している。ただし、第1の実施形態では、アンカータグ
Tanc の属性値として、好適な接続方法そのもの(接続
方法情報Iconn1 )がメインコンテンツデータDmcに記
述されていた。それに対し、第2の実施形態では、アン
カータグTanc の属性値として、サブコンテンツデータ
Dscの種類を示すコンテンツタイプIctypが追加され
る。本実施形態では、コンテンツタイプIctypは2種類
準備されており、一方のコンテンツタイプIctyp1 は、
アンカータグTanc により指定されるサブコンテンツデ
ータDscがHTMLファイルであることを示しており、
type=text/htmlと記される。他方のコン
テンツタイプIctyp2 は、アンカータグTanc により指
定されるサブコンテンツデータDscが動画ファイルであ
ることを示しており、type=video/mpeg
と記される。
【0068】図6には、例示的に、1つのメインコンテ
ンツデータDmcと、サブコンテンツデータDscとして、
2つのサブコンテンツデータDsc1 およびDsc1 とが示
される。メインコンテンツデータDmcの位置情報Iurl
はurl0 とする。サブコンテンツデータDsc1 は、前
述したように、通信遅延およびデータ通信の中断が致命
的ではないHTMLファイルであり、サブコンテンツデ
ータDsc2 は、通信遅延等が致命的な動画ファイルであ
ると仮定する。また、サブコンテンツデータDsc1 およ
びDsc2 の位置情報Iurl はurl1 でおよびurl2
であると仮定する。以上の仮定下では、メインコンテン
ツデータDmcには、アンカータグTancとして、2つの
アンカータグTanc1およびTanc2が記述される。アンカ
ータグTanc1には、“href=url1 ”と共に、
“type=text/html”が記される。また、
アンカータグTanc2には、“href=url2 ”と共
に、“type=video/mpeg”が記される。
【0069】上記構成のコンテンツ取得装置1b の動作
について、次に説明する。コンテンツ取得装置1b は、
第1の実施形態においてコンテンツ取得装置1a と同様
の手法で、メインコンテンツデータDmcをコンテンツサ
ーバ3から取得する。つまり、メインコンテンツデータ
Dmcは、プロトコル制御部Ppcから、解析指示と共にブ
ラウザPbwに渡される。この指示に応答して、ブラウザ
部Pbwは、コンテンツデータDmcにより表されるテキス
トの構造および配置を解析して、当該テキストを表す出
力データDout を作成する。さらに、ブラウザ部Pbw
は、今回の受信コンテンツデータDmcの各アンカータグ
Tanc1およびTanc2から、位置情報Iurl およびコンテ
ンツタイプIctypの組みを内部情報として取り出して、
当該内部情報を内部情報テーブルTctypに記述し保持す
る。図7(b)に示すように、内部情報テーブルTctyp
は、位置情報Iurl およびコンテンツタイプIctypの組
みが記述されるように予め構成されており、これによっ
て、各サブコンテンツデータDscのコンテンツタイプI
ctypが分かるようになっている。本実施形態の説明で
は、図6に示すように、アンカータグTanc1には、“h
ref=url1 ”および“type=text/ht
ml”の組みが記され、アンカータグTanc2には、“h
ref=url2 ”および“type=video/m
peg”が記されるので、内部情報テーブルTctypに
は、図7(b)に示すように、url1 およびtext
/htmlの組みと、url2 およびvideo/mp
egの組みとが記述される。
【0070】サブコンテンツデータDsc1 を取得する場
合、プロトコル制御部Ppcには、位置情報Iurl として
のurl1 を含む取得要求Dcreqがブラウザ部Pbwから
送られてくる。プロトコル制御部Ppcは、受信取得要求
Dcreqに含まれる位置情報Iurl を取り出した後、それ
と同じ組みのコンテンツタイプIctyp(今回の場合、t
ext/html)を、ブラウザ部Pbwの内部情報テー
ブルTctyp(図7(b)参照)から取得する。次に、プ
ロトコル制御部Ppcは、今回取得するサブコンテンツデ
ータDscを、パケット交換接続で取得するか、回線交換
接続で取得するかを決定する。そのために、プロトコル
制御部Ppcは、内部情報テーブルTctypから取得したコ
ンテンツタイプIctypと一致するものが接続情報テーブ
ルTconn2 にあるかどうかを、接続情報管理部Pconn1
に問い合わせる。接続情報管理部Pconn1 は、問い合わ
されたコンテンツタイプIctypと一致するものが接続情
報テーブルTconn2 に記述されていれば、当該コンテン
ツタイプIctypと同じ組みの接続方法情報Iconn1 (今
回の場合、接続方法情報Iconn11(つまり、packe
t))をプロトコル制御部Ppcに返す。プロトコル制御
部Ppcは、接続情報管理部Pconn1 から取得した接続方
法情報Iconn1 に従って、今回取得するサブコンテンツ
データDsc1 を、パケット交換接続で取得するか、回線
交換接続で取得するかを決定する。今回の場合、接続方
法情報Iconn11が取得されるので、パケット交換接続が
好適であると決定される。以降の動作については、第1
の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0071】また、サブコンテンツデータDsc2 を取得
する場合、プロトコル制御部Ppcには、位置情報Iurl
としてのurl2 を含む取得要求Dcreqが送られてく
る。プロトコル制御部Ppcは、受信取得要求Dcreqから
位置情報Iurl と同じ組みのコンテンツタイプIctyp
(今回の場合、video/mpeg)を、ブラウザ部
Pbwの内部情報テーブルTctypから取得する。次に、プ
ロトコル制御部Ppcは、内部情報テーブルTctypから取
得したコンテンツタイプIctypと一致するものが接続情
報テーブルTconn2 にあるかどうかを、接続情報管理部
Pconn1 に問い合わせる。接続情報管理部Pconn1 は、
接続情報テーブルTconn2 に記述されていれば、コンテ
ンツタイプIctypと同じ組みの接続方法情報Iconn1
(今回の場合、接続方法情報Iconn12(tel))を
プロトコル制御部Ppcに返す。プロトコル制御部Ppc
は、接続情報管理部Pconn1 から取得した接続方法情報
Iconn1 に従って、今回取得するサブコンテンツデータ
Dsc2 を、パケット交換接続で取得するか、回線交換接
続で取得するかを決定する。今回の場合、接続方法情報
Iconn12が取得されるので、パケット交換接続が好適で
あると決定される。以降の動作については、第1の実施
形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0072】以上説明したように、メインコンテンツデ
ータDmcには、各サブコンテンツデータDscのコンテン
ツタイプIctypが記述される。さらに、コンテンツ取得
装置1b は、コンテンツタイプIctypおよび接続方法情
報Iconn1 の組みが予め記述される接続情報テーブルT
conn2 を保持している。コンテンツ取得装置1b は、メ
インコンテンツデータDmcを解析して、位置情報Iurl
およびコンテンツタイプIctypの組みを内部情報テーブ
ルTctypに記述する。コンテンツ取得装置1b は、内部
情報テーブルTctypおよび接続情報テーブルTconn2
参照することにより、サブコンテンツデータDscの取得
前に、そのための好適な接続方法を知ることができる。
【0073】なお、第2の実施形態では、コンテンツデ
ータDc 内にコンテンツタイプIctypが記述されてお
り、接続情報管理部Pconn1 は、コンテンツタイプIct
yp毎に接続方法情報Iconn1 を管理していた。しかし、
これだけに限らず、コンテンツデータDc 内に当該コン
テンツデータDc の属性が記述されている場合には、当
該コンテンツデータDc の属性毎に接続方法情報Iconn
1 を管理しても良い。コンテンツデータDc の属性を示
すものの例としては、ファイル名、ファイルの拡張子、
およびコンテンツ長Iclg がある。特に、コンテンツデ
ータDc 内にコンテンツ長Iclg が記述されており、接
続情報管理部Pconn1 は、コンテンツ長Iclg 毎に接続
方法情報Iconn1 を管理する場合、取得すべきコンテン
ツデータDc の長さIclg を、接続情報管理部Pconn1
が管理するコンテンツ長Iclg と比較して、取得する接
続方法情報Iconn1 を決定する。
【0074】また、第2の実施形態では、コンテンツデ
ータDc 内にコンテンツタイプIctypが記述されていた
が、これに限らず、コンテンツ取得装置1b は、サブコ
ンテンツデータDscの一部分を先に取得して、それを解
析して、当該コンテンツデータDscのデータフォーマッ
ト(つまり、コンテンツタイプIctyp)を特定するよう
にしてもよい。この場合、コンテンツ取得装置1b は、
特定したコンテンツタイプIctypに基づいて、接続方法
情報Iconn1 を取得する。
【0075】次に、上記コンテンツ取得装置1b を組み
込んだ移動体通信装置Ucomm2 について説明する。移動
体通信装置Ucomm2 は、移動体通信装置Ucomm1 と同様
の構成を有するので、以下の説明では、図4を援用す
る。次に、以上のような構成の移動体通信装置Ucomm2
の動作について、図8のフローチャートを参照して説明
する。図8は、図5と比較すると、ステップS108、
S1010およびS1011がステップS201、S2
02およびS203に代わる点で相違する。それ以外に
両者には相違点は無いので、図8において、図5のステ
ップに相当するものには、同一の番号を付し、その説明
を省略する。
【0076】移動体通信装置Ucomm2 がコンテンツデー
タDc の取得を行う場合、最初に、CPU11は、RO
M12からプログラムをRAM13に読み出す。本実施
形態におけるプログラムには、図7(a)に示す接続情
報テーブルTconn2 が予め記述されている。接続情報テ
ーブルTconn2 は、プログラムの読み出しと共に、RA
M13に読み出される。さて、移動体通信装置Ucomm2
は、メインコンテンツデータDmcを取得するために、ス
テップS101〜S107を実行する。CPU11は、
応答データDrep1(図2(a)参照)のコンテンツタイ
プIctypがHTMLを示すことから、ステップS107
の後、ステップS201を実行する。そこで、CPU1
1は、メインコンテンツデータDmcの解析処理を行っ
て、各アンカータグTanc1およびTanc2の双方から、位
置情報Iurl およびコンテンツタイプIctypの組みを内
部情報として取り出す。さらに、CPU11は、取り出
した内部情報をRAM13に格納し、図7(b)に示す
内部情報テーブルTctypを作成する(ステップS20
1)。その後、CPU11は、ステップS109を行
う。
【0077】サブコンテンツデータDsc1 またはDsc2
を移動体通信装置Ucomm2 が取得する場合、CPU11
は、ステップS101およびS102を実行した後に、
ステップS202を実行する。そこで、CPU11は、
今回取得するコンテンツデータDc がサブコンテンツデ
ータDscか否かを判断する(ステップS202)。より
具体的には、CPU11は、今回作成した取得要求Dcr
eqに含まれる位置情報Iurl と同じものがステップS2
01で作成した内部情報テーブルTctyp(図7(b)参
照)にあるか否かを判断する。
【0078】同じ位置情報Iurl がなければ、今回取得
するのはメインコンテンツデータDmcとみなせるので、
CPU11は、ステップS105に進む。一方、ステッ
プS202において、同じ位置情報Iurl が見つかれ
ば、今回取得するのは、サブコンテンツデータDscであ
るとみなすことができる。この場合、CPU11は、ス
テップS203に進み、まず、取得した位置情報Iurl
と同じ組みのコンテンツタイプIctyp(text/ht
mlおよびvideo/mpegのいずれか)を、内部
情報テーブルTctypから取得する。次に、CPU11
は、プログラムと共にRAM13上に読み出されている
接続情報テーブルTconn2 (図7(a)参照)にアクセ
スして、取得したコンテンツタイプIctypと同じ組みの
接続方法情報Iconn1 (packetまたはtel)を
取得する。次に、CPU11は、ステップS1012に
進むが、これ以降の処理については、第1の実施形態と
同様であるため、その説明を省略する。
【0079】図9は、本発明の第3の実施形態に係るコ
ンテンツ取得装置1c の機能ブロック図である。さら
に、図9には、コンテンツ取得装置1c に付随して、通
信網2と、コンテンツサーバ3とが示されている。コン
テンツ取得装置1c は、コンテンツ取得装置1a と同様
に、マルチコール機能により、パケット交換接続時に
は、第1の通信路4pkt を使ってコンテンツサーバ3に
アクセスし、回線交換接続時には、第2の通信路4tel
にアクセスする。以上のデータ通信を実現するために、
コンテンツ取得装置1c は、コンテンツ取得装置1a
比較して、接続情報管理部Pconn2 をさらに備える点で
相違する。両者の間に、それ以外に構成面での相違点は
無いので、図9において、図1の構成に相当するものに
は同一の参照符号を付す。
【0080】接続情報管理部Pconn2 は、図10に示す
接続情報テーブルTconn3 を予め管理している。接続情
報テーブルTconn3 には、位置情報Iurl の特徴(また
は位置情報Iurl の一部分)および、第1の実施形態と
同様の接続方法情報Iconn1 の組みが予め記述されてい
る。位置情報Iurl (つまり、url)は、コンテンツ
データDc に一意に割り当てられており、当該コンテン
ツデータDc の格納位置を示す。さらに、位置情報Iur
l の一部分は、コンテンツデータDc の特徴を示す。よ
り具体的には、位置情報Iurl の一部分である末尾に
は、コンテンツデータDc の特徴を表す拡張子が付加さ
れている。位置情報Iurl の特徴および接続方法情報I
conn1 の組みによって、位置情報Iurl の特徴毎に、パ
ケット交換接続および回線交換接続のいずれが好適であ
るかが示される。通常、HTMLファイルには、http:/
/www.xxx.co.jp/yyy.htmlのような形式の位置情報Iurl
が割り当てられ、その拡張子は.htmlである。ま
た、HTMLファイルに関しては通信遅延およびデータ
通信の中断が致命的ではないことから、.htmlと組
みをなすのは、接続方法情報Iconn11(パケット交換接
続)であることが好ましい。また、動画ファイルには、
それがMPEG(Motion Picture Experts Group)に従っ
て作成されている場合には、http://www.xxx.co.jp/zz
z.mpgのような形式の位置情報Iurl が割り当てられ、
その拡張子は.mpgである。動画ファイルに関しては
通信遅延等が致命的である点から、.mpgと組みをな
すのは、接続方法情報Iconn12(回線交換接続)である
ことが好ましい。
【0081】また、コンテンツサーバ3は、第1の実施
形態と同様に、いくつかのコンテンツデータDc (図示
は3つ)を格納している。また、各コンテンツデータD
c には、上述の位置情報Iurl が割り当てられる。な
お、第1の実施形態では、アンカータグTanc の属性値
として、好適な接続方法そのものがメインコンテンツデ
ータDmcに記述されていた。それに対し、第3の実施形
態では、アンカータグは、コンテンツ取得装置1c の本
質と無関係であるから、図示されていない。
【0082】上記構成のコンテンツ取得装置1c の動作
について、次に説明する。プロトコル制御部Ppcには、
コンテンツデータDc の位置情報Iurl を含むコンテン
ツの取得要求Dcreqが送られてくる。プロトコル制御部
Ppcは、受信取得要求Dcreqに応答して、今回のコンテ
ンツデータDc の取得に好適な接続方法を決定する。ま
ず、プロトコル制御部Ppcは、受信取得要求Dcreqか
ら、位置情報Iurl の特徴、つまり、拡張子を取り出
す。プロトコル制御部Ppcは、取り出した位置情報Iur
l の特徴と一致するものが接続情報テーブルTconn3
(図10参照)にあるかどうかを、接続情報管理部Pc
onn2 に問い合わせる。接続情報管理部Pconn2 は、問い
合わせされた位置情報Iurl の特徴と一致するものが接
続情報テーブルTconn3 に記述されていれば、当該位置
情報Iurl の特徴と同じ組みの接続方法情報Iconn1
プロトコル制御部Ppcに返す。プロトコル制御部Ppc
は、受信接続方法情報Iconn1 に従って、今回取得する
コンテンツデータDc を、パケット交換接続で取得する
か、回線交換接続で取得するかを決定する。これ以降の
動作については、第1の実施形態と同様であるため、そ
の説明を省略する。
【0083】以上説明したように、各コンテンツデータ
Dc には、その特徴を表す位置情報Iurl が割り当てら
れる。コンテンツ取得装置1c は、位置情報Iurl の特
徴毎に接続方法情報Iconn1 が記述された接続情報テー
ブルTconn3 を予め保持する。コンテンツ取得装置1c
は、取得要求Dcreqから、位置情報Iurl の特徴を取り
出す。取り出した位置情報Iurl の特徴および接続情報
テーブルTconn3 を使うことにより、コンテンツ取得装
置1c は、各コンテンツデータDc を取得する前に、両
者を取得するのに好適な接続方法を知ることができる。
【0084】なお、第3の実施形態では、接続情報テー
ブルTconn3 には、拡張子毎に接続方法情報Iconn1
記述されており、プロトコル制御部Ppcは、取得するコ
ンテンツデータDc の位置情報Iurl の拡張子に基づい
て、接続方法情報Iconn1 を取得していた。しかし、拡
張子だけに限らず、位置情報Iurl の一部、つまり、ホ
スト名、パスの一部または全部、スキームまたはポート
番号を接続情報テーブルTconn3 に記述してもよい。こ
の場合、プロトコル制御部Ppcは、取得するコンテンツ
データDc の位置情報Iurl から、接続情報テーブルT
conn3 に記述された情報(ホスト名、パスの一部または
全部、スキームまたはポート番号)に相当するものを取
得する。
【0085】次に、上記コンテンツ取得装置1c が実装
される移動体通信装置Ucomm3 について説明する。移動
体通信装置Ucomm3 は、移動体通信装置Ucomm1 のそれ
と同様の構成を有するので、以下の説明では図4を援用
する。次に、移動体通信装置Ucomm3 の動作について、
図11のフローチャートを参照して説明する。
【0086】移動体通信装置Ucomm3 がコンテンツデー
タDc の取得を行う場合、最初に、CPU11は、RO
M12からプログラムをRAM13に読み出す。本実施
形態におけるプログラムには、図10に示す接続情報テ
ーブルTconn3 が予め記述されている。接続情報テーブ
ルTconn3 は、プログラムの読み出しと共に、RAM1
3に読み出される。さて、移動体通信装置Ucomm3 がコ
ンテンツデータDc を取得する時、CPU11は、ま
ず、ブラウザ部Pbwとして動作し、取得要求作成処理を
行う(ステップS301)。より具体的には、CPU1
1は、ステップS301において、入力装置14から得
られる位置情報Iurl を含む取得要求Dcreqを生成す
る。
【0087】次に、CPU11は、プロトコル制御部P
pcとして動作し、今回得た位置情報Iurl から、今回取
得するコンテンツデータDc の特徴を示す拡張子を取得
する(ステップS302)。次に、CPU11は、今回
取得した位置情報Iurl の特徴と同じ組みを構成する接
続情報Iconn1 を、RAM13上の接続情報テーブルT
conn3 から取得する(ステップS303)。CPU11
は、取得した接続方法情報Iconn1 に従って、今回のコ
ンテンツデータDc を、パケット交換接続で取得する
か、回線交換接続で取得するかを決定する(ステップS
304)。取得したものが接続方法情報Iconn11の場
合、今回のコンテンツデータDc の取得には、パケット
交換接続が好適であると決定する。接続方法情報Iconn
12の場合には、回線交換接続が好適であると決定され
る。
【0088】次に、CPU11は、コンテンツサーバ3
とのコネクションが既に確立されているか否かを判断す
る(ステップS305)。より具体的には、CPU11
は、パケット交換接続および回線交換接続のいずれかを
使って、サーバ3(図9参照)にアクセス可能な状態で
あるか否かを判断する。コネクションが未確立の場合、
CPU11は、今回生成した取得要求Dcreqを、第1の
通信制御部Pcc1 および第2の通信制御部Pcc2 のいず
れかに渡して、コンテンツデータDc の取得を指示する
(ステップS306)。ここで、ステップS304にお
いてパケット交換接続が好適であると決定された場合、
CPU11は、今回生成した取得要求Dcreqを、第1の
通信制御部Pcc1 に渡す。CPU11は、逆に、回線交
換接続が好適であると決定した場合、第2の通信制御部
Pcc2 に渡す。以上のステップS306までの処理が、
プロトコル制御部Ppcの処理である。
【0089】第1の通信制御部Pcc1 または第2の通信
制御部Pcc2 は、CPU11からの指示があった場合に
限り、コンテンツサーバ3との間で第1の通信路4pkt
または第2の通信路4tel を確立する(ステップS30
7)。第1の通信路4pkt または第2の通信路4tel
確立した状態で、第1の通信制御部Pcc1 または第2の
通信制御部Pcc2 は、多重/分離部16および送受信部
17の双方を介して、取得要求Dcreqを、第1の通信路
4pkt または第2の通信路4tel に送出する。以上のよ
うにして、取得要求Dcreqは第1の通信路4pkt または
第2の通信路4tel 上に送出される(ステップS30
8)。その結果、コンテンツサーバ3は、受信取得要求
Dcreqに応答して、図2(a)に示すような応答データ
Drep を生成して、現在移動体通信装置Ucomm3 との間
で確立されている第1の通信路4pkt または第2の通信
路4tel 上に送出する。
【0090】移動体通信装置Ucomm3 において、第1の
通信制御部Pcc1 は、第1の通信路4pkt または第2の
通信路4tel 、送受信部17および多重/分離部16を
介して、自身向けの応答データDrep を受け取る。第1
の通信制御部Pcc1 は、受信応答データDrep をそのま
まRAM13に格納する。これによって、CPU11
は、応答データDrep を受信する。これ以降、CPU1
1は、プロトコル制御部Ppcとして動作し、RAM13
上の応答データDrep を解析する(ステップS30
9)。その後、CPU11は、ブラウザ部Pbwとして動
作し、コンテンツデータDc に従って出力データDout
をRAM13上で生成する(ステップS310)。以上
の出力データDout は、出力装置15に転送され、出力
処理される。
【0091】ところで、コンテンツ取得装置1c は、コ
ネクションの確立後、さらに、コンテンツ取得要求Dcr
eqを生成することがあるので、CPU11は、ステップ
S305で、コネクションが確立済みであると判断する
場合がある。かかる場合、CPU11は、コネクション
の切り替えが必要か否かを判断する(ステップS31
1)。より具体的には、CPU11は、コンテンツサー
バ3とのデータ通信に現在使用している通信路4(第1
の通信路4pkt または第2の通信路4tel )が、ステッ
プS304で決定した通信路4と一致するか否かを判断
する。両者が一致する場合、新たにコネクションを確立
する必要がないので、CPU11は、ステップS307
に進む。逆に、ステップS304で決定した通信路4
が、現在使用中のものと異なる場合、CPU11は、ス
テップS312に進む。CPU11は、まず、第1の通
信制御部Pcc1 および第2の通信制御部Pcc2 の内、現
在データ通信を行っている側に対してコネクション(第
1の通信路4pkt または第2の通信路4tel )の切断を
指示する。さらに、CPU11は、今回生成した取得要
求Dcreqを、第1の通信制御部Pcc1 および第2の通信
制御部Pcc2 の内、ステップS304で決定した側に渡
すと共に、コンテンツデータDc の取得を指示する(ス
テップS312)。その後、コンテンツ取得装置1c
はステップS308が実行される。
【0092】図12は、本発明の第4の実施形態に係る
コンテンツ取得装置1d の機能ブロック図である。さら
に、図12には、コンテンツ取得装置1d に付随して、
通信網2と、コンテンツサーバ3とが示されている。コ
ンテンツ取得装置1d は、コンテンツ取得装置1b と同
様の構成を有するので、その説明を省略する。また、コ
ンテンツサーバ3は、第3の実施形態と同様に、いくつ
かのコンテンツデータDc (図示は3つ)を格納してい
る。
【0093】上記構成のコンテンツ取得装置1d の動作
について、次に説明する。プロトコル制御部Ppcには、
ブラウザ部Pbwにより生成されたコンテンツの取得要求
Dcreqが送られてくる。前述と同様に、取得要求Dcreq
には、今回取得すべきコンテンツデータDc の位置情報
Iurl が含まれる。プロトコル制御部Ppcは、取得要求
Dcreqの受信に応答して、ヘッダの取得要求Dhreqを生
成する。ヘッダの取得要求Dhreqは、今回取得されるコ
ンテンツデータDc 用の応答ヘッダHc のみ(図2
(a)および第1の実施形態参照)を送信するようコン
テンツサーバ3に要求するためのデータである。また、
取得要求Dhreqには、コンテンツデータDcを特定する
ための位置情報Iurl が設定される。プロトコル制御部
Ppcは、既にコンテンツサーバ3とのデータ通信が行わ
れている場合には、第1の通信制御部Pcc1 および第2
の通信制御部Pcc2 の内、現在データ通信を行っている
側に、生成した取得要求Dhreqを渡して、応答ヘッダH
c の取得を指示する。第1の通信制御部Pcc1 または第
2の通信制御部Pcc2 は、プロトコル制御部Ppcからの
指示があった場合に限り、第1の通信路4pkt または第
2の通信路4tel を介して、コンテンツサーバ3に取得
要求Dhreqを送信する。
【0094】一方、プロトコル制御部Ppcは、取得要求
Dhreqの生成終了後、コンテンツサーバ3とのデータ通
信が行われていない場合には、好ましくは、第1の通信
制御部Pcc1 に、生成した取得要求Dhreqを渡して、応
答ヘッダHc の取得を指示する。第1の通信制御部Pcc
1 に渡されるのは、第1の通信路4pkt の方が通信コス
トが安いからである。第1の通信制御部Pcc1 は、プロ
トコル制御部Ppcからの指示に応答して、第1の通信路
4pkt を介して、コンテンツサーバ3に取得要求Dhreq
を送信する。
【0095】コンテンツサーバ3は、受信取得要求Dhr
eqで指定された位置情報Iurl に基づいて、コンテンツ
データDc 用の応答ヘッダHc を作成する。応答ヘッダ
Hcのフォーマットは、図2(a)に示す通りである。
以上の応答ヘッダHc は、コンテンツサーバ3により、
第1の通信路4pkt または第2の通信路4tel を介し
て、コンテンツ取得装置1d に送信される。
【0096】コンテンツ取得装置1d において、第1の
通信制御部Pcc1 または第2の通信制御部Pcc2 は、第
1の通信路4pkt または第2の通信路4tel を介して、
応答ヘッダHc を受信し、そのままプロトコル制御部P
pcに渡す。プロトコル制御部Ppcは、受信応答ヘッダH
c からコンテンツタイプIctypを取り出した後、取り出
したコンテンツタイプIctypと同じ組みを構成する接続
方法情報Iconn1 を、接続情報管理部Pconn1 の接続情
報テーブルTconn2 (図7(a)参照)から取得する。
プロトコル制御部Ppcは、取得した接続方法情報Iconn
1 に従って、今回のコンテンツデータDc を、パケット
交換接続で取得するか、回線交換接続で取得するかを決
定する。接続方法情報Iconn11が取得されると仮定する
と、パケット交換接続が好適であると決定される。逆
に、接続方法情報Iconn12が取得されると仮定すると、
回線交換接続が好適であると決定される。
【0097】取得された接続方法情報Iconn1 により特
定される通信路4(第1の通信路4pkt または第2の通
信路4tel )が、ヘッダの取得要求Dhreqの送信時に使
用されたものと同じ場合、プロトコル制御部Ppcは、第
1の通信制御部Pcc1 および第2の通信制御部Pcc2
内、現在データ通信を行っている側に、先にブラウザ部
Pbwから受け取った取得要求Dcreqを渡して、コンテン
ツデータDc の取得を指示する。第1の通信制御部Pcc
1 または第2の通信制御部Pcc2 は、プロトコル制御部
Ppcからの指示があった場合に限り、第1の通信路4pk
t または第2の通信路4tel を介して、コンテンツサー
バ3に取得要求Dcreqを送信する。
【0098】逆に、取得された接続方法情報Iconn1 に
より特定される通信路4が、ヘッダの取得要求Dhreqの
送信に使用された通信路4と異なる場合、プロトコル制
御部Ppcは、第1の通信制御部Pcc1 および第2の通信
制御部Pcc2 の内、現在データ通信を行っている側に、
コネクションの切断を指示する。さらに、プロトコル制
御部Ppcは、第1の通信制御部Pcc1 および第2の通信
制御部Pcc2 の内、現在データ通信を行っていない側
に、先にブラウザ部Pbwから受け取った取得要求Dcreq
を渡して、コンテンツデータDc の取得を指示する。第
1の通信制御部Pcc1 および第2の通信制御部Pcc2 の
いずれか一方は、プロトコル制御部Ppcから切断指示が
あった場合に限り、コンテンツサーバ3との間で現在確
立されている第1の通信路4pkt または第2の通信路4
tel を切断する。第1の通信制御部Pcc1 および第2の
通信制御部Pcc2 のいずれか他方は、プロトコル制御部
PpcからコンテンツデータDc の取得指示があった場合
に限り、コンテンツサーバ3との間で第1の通信路4pk
t または第2の通信路4tel を確立して、コンテンツサ
ーバ3に取得要求Dcreqを送信する。
【0099】また、ヘッダの取得要求Dhreqの送信に使
用された通信路4が切断されている場合、プロトコル制
御部Ppcは、第1の通信制御部Pcc1 および第2の通信
制御部Pcc2 の内、取得した接続方法情報Iconn1 によ
り特定される側に、先にブラウザ部Pbwから受け取った
取得要求Dcreqを渡して、コンテンツデータDc の取得
を指示する。第1の通信制御部Pcc1 または第2の通信
制御部Pcc2 は、プロトコル制御部Ppcの指示があった
場合に限り、コンテンツサーバ3との間で第1の通信路
4pkt または第2の通信路4tel を確立して、コンテン
ツサーバ3に取得要求Dcreqを送信する。コンテンツサ
ーバ3は、受信取得要求Dcreqで指定された位置情報I
url に基づいて、コンテンツデータDc を読み出して、
現在データ通信に使用している第1の通信路4pkt また
は第2の通信路4tel を介して、コンテンツ取得装置1
d に送信する。
【0100】以上説明したように、コンテンツ取得装置
1d は、コンテンツデータDc の取得前に、その応答ヘ
ッダHc を取得する。そして、取得した応答ヘッダHc
に含まれるコンテンツタイプIctypおよび接続情報テー
ブルTconn2 を参照することにより、今回取得するコン
テンツデータDc の取得に好適な好適な接続方法を知る
ことができる。
【0101】なお、第4の実施形態では、応答ヘッダH
c からコンテンツタイプIctypが取得され、接続情報管
理部Pconn1 は、コンテンツタイプIctyp毎に接続方法
情報Iconn1 を管理していた。しかし、これだけに限ら
ず、応答ヘッダHc に記述されているコンテンツデータ
Dc の属性(例えば、コンテンツ長Iclg )が取得さ
れ、さらに、接続情報管理部Pconn1 は、コンテンツデ
ータDc の属性毎に接続方法情報Iconn1 を管理しても
良い。特に、コンテンツデータDc の属性がコンテンツ
長Iclg の場合、コンテンツ取得装置1d は、今回取得
するコンテンツデータDc の長さIclg を、接続情報管
理部Pconn1 が管理するコンテンツ長Iclg と比較し
て、取得する接続方法情報Iconn1 を決定する。
【0102】次に、上記コンテンツ取得装置1d が実装
される移動体通信装置Ucomm4 について説明する。移動
体通信装置Ucomm4 は、移動体通信装置Ucomm1 と同様
の構成を有するので、以下の説明では図4を援用する。
次に、移動体通信装置Ucomm4 の動作について、図13
のフローチャートを参照して説明する。図13は、図1
1と比較すると、ステップS302〜S304がステッ
プS401〜S405に代わる点で相違する。それ以外
に両者の間には相違点はないので、図12において、図
11のステップに相当するものには、同じ番号を付し、
その説明を省略する。
【0103】移動体通信装置Ucomm4 がコンテンツデー
タDc の取得を行う場合、最初に、CPU11は、RO
M12からプログラムをRAM13に読み出す。本実施
形態におけるプログラムには、図7(a)に示す接続情
報テーブルTconn2 が予め記述されている。接続情報テ
ーブルTconn2 は、プログラムの読み出しと共に、RA
M13に読み出される。その後、CPU11は、取得要
求生成処理を行う(ステップS301)。次に、CPU
11は、プロトコル制御部Ppcとして動作し、上述のヘ
ッダの取得要求Dhreqを生成する(ステップS40
2)。
【0104】次に、CPU11は、生成した取得要求D
hreqを、第1の通信制御部Pcc1 および第2の通信制御
部Pcc2 のいずれかに渡す。ここで、既にコンテンツサ
ーバ3とデータ通信中であれば、現在データ通信を行っ
ている方に、CPU11は、生成した取得要求Dhreqを
渡して、応答ヘッダHc の取得を指示する。第1の通信
制御部Pcc1 または第2の通信制御部Pcc2 は、CPU
11からの指示に応答して、多重/分離部16、送受信
部17および第1の通信路4pkt または第2の通信路4
tel を介して、コンテンツサーバ3に取得要求Dhreqを
送信する。一方、CPU11は、取得要求Dhreqの生成
終了後、データ通信中ではない場合、第1の通信制御部
Pcc1 に、生成した取得要求Dhreqを渡す。これに応答
して、第1の通信制御部Pcc1 は、多重/分離部16、
送受信部17および第1の通信路4pkt を介して、コン
テンツサーバ3に取得要求Dhreqを送信する。以上のよ
うにして、ヘッダの取得要求Dhreqはコンテンツサーバ
3に送信される(ステップS402)。
【0105】コンテンツサーバ3は、第1の通信路4pk
t および第2の通信路4tel のいずれかを使って、応答
ヘッダHc を作成して移動体通信装置Ucomm4 に返す。
移動体通信装置Ucomm4 において、第1の通信制御部P
cc1 または第2の通信制御部Pcc2 は、第1の通信路4
pkt または第2の通信路4tel 、送受信部17および多
重/分離部16を介して、応答ヘッダHc を受信し、そ
のままRAM13に格納する。これによって、CPU1
1は、応答ヘッダHc を受信する(ステップS40
3)。CPU11は、受信応答ヘッダHc 内のコンテン
ツタイプIctypと同じ組みを構成する接続方法情報Ico
nn1 を、RAM13上の接続情報テーブルTconn2 (図
7(a)参照)から取得する。CPU11は、取得した
接続方法情報Iconn1 に従って、今回のコンテンツデー
タDc を、パケット交換接続で取得するか、回線交換接
続で取得するかを決定する(ステップS405)。以
降、移動体通信装置Ucomm4 では、図11と同様のステ
ップS305〜S312が行われる。ただし、コンテン
ツサーバ3は、コンテンツ取得要求Dcreqに応答して、
コンテンツデータDc だけを移動体通信装置Ucomm4
送信すれば良く、応答ヘッダHc は特に送信される必要
はない。
【0106】なお、以上の第1〜第4の実施形態では、
マークアップ言語としてHTMLを例に採りあげたが、
コンテンツ取得装置1a 〜1d は、XML(eXtension M
arkup Language) で記述されたコンテンツデータDc
対しても上述と同様の処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテンツ取得装置1a の機能ブロック図であ
る。
【図2】図1のコンテンツサーバ3が生成する応答デー
タDrep のデータ構造を示す図である。
【図3】メインコンテンツデータDmcおよびサブコンテ
ンツデータDscの関係を示す図である。
【図4】移動体通信装置Ucomm1 〜Ucomm4 の構成を示
すブロック図である。
【図5】移動体通信装置Ucomm1 の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】コンテンツ取得装置1b の機能ブロック図であ
る。
【図7】接続情報テーブルTconn2 および内部情報テー
ブルTctypを示す図である。
【図8】移動体通信装置Ucomm2 の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】コンテンツ取得装置1c の機能ブロック図であ
る。
【図10】接続情報テーブルTconn3 を示す図である。
【図11】移動体通信装置Ucomm3 の動作を示すフロー
チャートである。
【図12】コンテンツ取得装置1d の機能ブロック図で
ある。
【図13】移動体通信装置Ucomm4 の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1a 〜1d …コンテンツ取得装置 Pbw…ブラウザ部 Ppc…プロトコル制御部 Pcc1 …第1の通信制御部 Pcc2 …第2の通信制御部 Pconn1 ,Pconn2 …接続情報管理部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチコール機能により複数の接続方法
    を使用可能に構成されており、最適な接続方法で通信網
    を介してサーバからコンテンツデータを取得するコンテ
    ンツ取得装置であって、 今回取得すべきコンテンツデータの位置情報を特定する
    取得要求を生成するブラウザ部と、 前記ブラウザ部により特定されたコンテンツデータの受
    信前に、その接続方法を決定するプロトコル制御部と、 前記プロトコル制御部が決定した接続方法で、前記ブラ
    ウザ部が指定したコンテンツデータを前記サーバから受
    信する通信制御部とを備える、コンテンツ取得装置。
  2. 【請求項2】 コンテンツデータは、自身にリンクされ
    る各サブコンテンツデータの位置情報と、当該各サブコ
    ンテンツデータに好適な接続方法を示す接続方法情報と
    を含んでおり、 前記ブラウザ部は、受信コンテンツデータを解析して、
    各サブコンテンツデータの位置情報および接続方法情報
    を取得した後、今回取得すべきサブコンテンツデータの
    位置情報を特定する取得要求を生成し、 前記プロトコル制御部は、前記ブラウザ部が取得した接
    続方法情報に基づいて、当該ブラウザ部により指定され
    たサブコンテンツデータを受信する際の最適な接続方法
    を決定する、請求項1に記載のコンテンツ取得装置。
  3. 【請求項3】 コンテンツデータは、自身にリンクされ
    る各サブコンテンツデータの位置情報およびファイル属
    性とを含んでおり、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された接続情報テーブルを管理する接続情報管理部
    をさらに備え、 前記ブラウザ部は、受信コンテンツデータを解析して、
    各サブコンテンツデータの位置情報およびファイル属性
    の組みを取得して内部情報として保持した後に、今回取
    得すべきサブコンテンツデータの位置情報を特定する取
    得要求を生成し、 前記プロトコル制御部は、前記ブラウザ部で生成された
    取得要求を受け取ると、当該取得要求が含む位置情報と
    同じ組みを構成するファイル属性を当該ブラウザ部から
    受け取り、さらに、前記ブラウザ部から受け取ったファ
    イル属性と同じ組みを構成する最適な接続方法を、前記
    接続情報管理部から取得することにより決定する、請求
    項1に記載のコンテンツ取得装置。
  4. 【請求項4】 コンテンツデータには、前記サーバにお
    ける格納位置を示す位置情報が割り当てられており、当
    該位置情報の一部が当該コンテンツデータの特徴を示し
    ており、 コンテンツデータの特徴毎に最適な接続方法が記述され
    た接続情報テーブルを管理する接続情報管理部をさらに
    備え、 前記プロトコル制御部は、前記ブラウザ部で生成された
    取得要求を受け取ると、当該取得要求が含む位置情報の
    一部と同じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接続
    情報管理部から受け取ることにより決定する、請求項1
    に記載のコンテンツ取得装置。
  5. 【請求項5】 前記サーバは、コンテンツデータの他
    に、当該コンテンツデータのファイル属性を含むコンテ
    ンツヘッダを送信可能に構成されており、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された接続情報テーブルを管理する接続情報管理部
    をさらに備え、 前記ブラウザ部は、今回取得すべきコンテンツデータの
    位置情報を特定する第1の取得要求を生成し、 前記プロトコル制御部は、前記ブラウザ部で生成された
    第1の取得要求を受け取ると、当該取得要求で特定され
    るコンテンツデータのコンテンツヘッダを取得するため
    の第2の取得要求を生成し、 前記通信制御部は、前記プロトコル制御部で生成された
    第2の取得要求で特定されるコンテンツヘッダを前記サ
    ーバから受信し、 前記プロトコル制御部は、前記通信制御部により受信さ
    れたコンテンツヘッダが含むファイル属性と同じ組みを
    構成する最適な接続方法を、前記接続情報管理部から取
    得することにより決定する、請求項1に記載のコンテン
    ツ取得装置。
  6. 【請求項6】 マルチコール機能により、複数の接続方
    法の内、最適な接続方法で通信網を介してサーバからコ
    ンテンツデータを取得するコンテンツ取得方法であっ
    て、 今回取得すべきコンテンツデータの位置情報を特定する
    コンテンツ取得要求を生成するコンテンツ要求生成ステ
    ップと、 前記コンテンツ要求生成ステップにより特定されたサブ
    コンテンツデータの受信前に、最適な接続方法を決定す
    る接続方法決定ステップと、 前記接続方法決定ステップで決定された接続方法で、前
    記コンテンツ要求生成ステップで特定されたコンテンツ
    データを前記サーバから受信するコンテンツ受信ステッ
    プとを備える、コンテンツ取得方法。
  7. 【請求項7】 コンテンツデータは、自身にリンクされ
    る各サブコンテンツデータの位置情報と、当該各サブコ
    ンテンツデータに好適な接続方法を示す接続方法情報と
    を含んでおり、 前記コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
    ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
    よび接続方法情報を取得した後、今回取得すべきサブコ
    ンテンツデータの位置情報を特定するコンテンツ取得要
    求を生成し、 前記接続方法決定ステップは、前記コンテンツ要求生成
    ステップで取得された接続方法情報に基づいて、最適な
    接続方法を決定する、請求項6に記載のコンテンツ取得
    方法。
  8. 【請求項8】 コンテンツデータは、自身にリンクされ
    る各サブコンテンツデータの位置情報およびファイル属
    性とを含んでおり、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された接続情報テーブルが予め管理されており、 前記コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
    ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
    よびファイル属性の組みを取得して内部情報として保持
    した後に、今回取得すべきサブコンテンツデータの位置
    情報を特定するコンテンツ取得要求を生成し、 前記接続方法決定ステップは、 前記コンテンツ要求生成ステップで生成されたコンテン
    ツ取得要求を受け取ると、当該コンテンツ取得要求が含
    む位置情報と同じ組みを構成するファイル属性を当該コ
    ンテンツ要求生成ステップから受け取り、さらに、 前記コンテンツ要求生成ステップから受け取ったファイ
    ル属性と同じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接
    続情報テーブルから取得することにより決定する、請求
    項6に記載のコンテンツ取得方法。
  9. 【請求項9】 コンテンツデータには、前記サーバにお
    ける格納位置を示す位置情報が割り当てられており、当
    該位置情報の一部が当該コンテンツデータの特徴を示し
    ており、 コンテンツデータの特徴毎に最適な接続方法が記述され
    た接続情報テーブルが予め管理されており、 前記接続方法決定ステップは、前記コンテンツ要求生成
    ステップで生成されたコンテンツ取得要求を受け取る
    と、当該コンテンツ取得要求が含む位置情報の一部と同
    じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接続情報テー
    ブルから取得することにより決定する、請求項6に記載
    のコンテンツ取得方法。
  10. 【請求項10】 前記サーバは、コンテンツデータの他
    に、当該コンテンツデータのファイル属性を含むコンテ
    ンツヘッダを送信可能に構成されており、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された接続情報テーブルが予め管理されており、 前記コンテンツ要求生成ステップで生成されたコンテン
    ツ取得要求を受け取って、当該取得要求で特定されるコ
    ンテンツデータのコンテンツヘッダを取得するためのヘ
    ッダ取得要求を生成するヘッダ要求生成ステップと、 前記ヘッダ要求生成ステップで生成されたヘッダ取得要
    求で特定されるコンテンツヘッダを前記サーバから受信
    するヘッダ受信ステップとをさらに備え、 前記接続方法決定ステップは、前記ヘッダ受信ステップ
    で受信されたコンテンツヘッダが含むファイル属性と同
    じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接続情報テー
    ブルから取得することにより決定する、請求項6に記載
    のコンテンツ取得方法。
  11. 【請求項11】 マルチコール機能により、複数の接続
    方法の内、最適な接続方法で通信網を介してサーバから
    コンテンツデータを取得するためのプログラムを記録し
    た記録媒体であって、 今回取得すべきコンテンツデータの位置情報を特定する
    コンテンツ取得要求を生成するコンテンツ要求生成ステ
    ップと、 当該コンテンツ要求生成ステップにより特定されたサブ
    コンテンツデータの受信前に、最適な接続方法を決定す
    る接続方法決定ステップと、 前記接続方法決定ステップで決定された接続方法で、前
    記コンテンツ要求生成ステップで特定されたコンテンツ
    データを前記サーバから受信するコンテンツ受信ステッ
    プとを備える、プログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンテンツデータは、自身にリンクさ
    れる各サブコンテンツデータの位置情報と、当該各サブ
    コンテンツデータに好適な接続方法を示す接続方法情報
    とを含んでおり、 前記コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
    ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
    よび接続方法情報を取得した後、今回取得すべきサブコ
    ンテンツデータの位置情報を特定するコンテンツ取得要
    求を生成し、 前記接続方法決定ステップは、前記コンテンツ要求生成
    ステップで取得された接続方法情報に基づいて、最適な
    接続方法を決定する、請求項11に記載のプログラムを
    記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンテンツデータは、自身にリンクさ
    れる各サブコンテンツデータの位置情報およびファイル
    属性とを含んでおり、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された接続情報テーブルが予め管理されており、 前記コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
    ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
    よびファイル属性の組みを取得して内部情報として保持
    した後に、今回取得すべきサブコンテンツデータの位置
    情報を特定するコンテンツ取得要求を生成し、 前記接続方法決定ステップは、 前記コンテンツ要求生成ステップで生成されたコンテン
    ツ取得要求を受け取ると、当該コンテンツ取得要求が含
    む位置情報と同じ組みを構成するファイル属性を当該コ
    ンテンツ要求生成ステップから受け取り、さらに、 前記コンテンツ要求生成ステップから受け取ったファイ
    ル属性と同じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接
    続情報テーブルから取得することにより決定する、請求
    項11に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 コンテンツデータには、前記サーバに
    おける格納位置を示す位置情報が割り当てられており、
    当該位置情報の一部が当該コンテンツデータの特徴を示
    しており、 コンテンツデータの特徴毎に最適な接続方法が記述され
    た接続情報テーブルが予め管理されており、 前記接続方法決定ステップは、前記コンテンツ要求生成
    ステップで生成されたコンテンツ取得要求を受け取る
    と、当該コンテンツ取得要求が含む位置情報の一部と同
    じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接続情報テー
    ブルから取得することにより決定する、請求項11に記
    載のプログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記サーバは、コンテンツデータの他
    に、当該コンテンツデータのファイル属性を含むコンテ
    ンツヘッダを送信可能に構成されており、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された接続情報テーブルが予め管理されており、 前記コンテンツ要求生成ステップで生成されたコンテン
    ツ取得要求を受け取って、当該取得要求で特定されるコ
    ンテンツデータのコンテンツヘッダを取得するためのヘ
    ッダ取得要求を生成するヘッダ要求生成ステップと、 前記ヘッダ要求生成ステップで生成されたヘッダ取得要
    求で特定されるコンテンツヘッダを前記サーバから受信
    する前記ヘッダ受信ステップとをさらに備え、 前記接続方法決定ステップは、前記ヘッダ受信ステップ
    で受信されたコンテンツヘッダが含むファイル属性と同
    じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接続情報テー
    ブルから取得することにより決定する、請求項11に記
    載のプログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 マルチコール機能により、複数の接続
    方法の内、最適な接続方法で通信網を介してサーバから
    コンテンツデータを取得するためのプログラムであっ
    て、 今回取得すべきコンテンツデータの位置情報を特定する
    コンテンツ取得要求を生成するコンテンツ要求生成ステ
    ップと、 当該コンテンツ要求生成ステップにより特定されたサブ
    コンテンツデータの受信前に、最適な接続方法を決定す
    る接続方法決定ステップと、 前記接続方法決定ステップで決定された接続方法で、前
    記コンテンツ要求生成ステップで特定されたコンテンツ
    データを前記サーバから受信するコンテンツ受信ステッ
    プとを備える、プログラム。
  17. 【請求項17】 コンテンツデータは、自身にリンクさ
    れる各サブコンテンツデータの位置情報と、当該各サブ
    コンテンツデータに好適な接続方法を示す接続方法情報
    とを含んでおり、 前記コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
    ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
    よび接続方法情報を取得した後、今回取得すべきサブコ
    ンテンツデータの位置情報を特定するコンテンツ取得要
    求を生成し、 前記接続方法決定ステップは、前記コンテンツ要求生成
    ステップで取得された接続方法情報に基づいて、最適な
    接続方法を決定する、請求項16に記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 コンテンツデータは、自身にリンクさ
    れる各サブコンテンツデータの位置情報およびファイル
    属性とを含んでおり、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された接続情報テーブルが予め管理されており、 前記コンテンツ要求生成ステップは、受信コンテンツデ
    ータを解析して、各サブコンテンツデータの位置情報お
    よびファイル属性の組みを取得して内部情報として保持
    した後に、今回取得すべきサブコンテンツデータの位置
    情報を特定するコンテンツ取得要求を生成し、 前記接続方法決定ステップは、 前記コンテンツ要求生成ステップで生成されたコンテン
    ツ取得要求を受け取ると、当該コンテンツ取得要求が含
    む位置情報と同じ組みを構成するファイル属性を当該コ
    ンテンツ要求生成ステップから受け取り、さらに、 前記コンテンツ要求生成ステップから受け取ったファイ
    ル属性と同じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接
    続情報テーブルから取得することにより決定する、請求
    項16に記載のプログラム。
  19. 【請求項19】 コンテンツデータには、前記サーバに
    おける格納位置を示す位置情報が割り当てられており、
    当該位置情報の一部が当該コンテンツデータの特徴を示
    しており、 コンテンツデータの特徴毎に最適な接続方法が記述され
    た前記接続情報テーブルが予め管理されており、 前記接続方法決定ステップは、前記コンテンツ要求生成
    ステップで生成されたコンテンツ取得要求を受け取る
    と、当該コンテンツ取得要求が含む位置情報の一部と同
    じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接続情報テー
    ブルから取得することにより決定する、請求項16に記
    載のプログラム。
  20. 【請求項20】 前記サーバは、コンテンツデータの他
    に、当該コンテンツデータのファイル属性を含むコンテ
    ンツヘッダを送信可能に構成されており、 コンテンツデータのファイル属性毎に最適な接続方法が
    記述された前記接続情報テーブルが予め管理されてお
    り、 前記コンテンツ要求生成ステップで生成されたコンテン
    ツ取得要求を受け取って、当該取得要求で特定されるコ
    ンテンツデータのコンテンツヘッダを取得するためのヘ
    ッダ取得要求を生成するヘッダ要求生成ステップと、 前記ヘッダ要求生成ステップで生成されたヘッダ取得要
    求で特定されるコンテンツヘッダを前記サーバから受信
    する前記ヘッダ受信ステップとをさらに備え、 前記接続方法決定ステップは、前記ヘッダ受信ステップ
    で受信されたコンテンツヘッダが含むファイル属性と同
    じ組みを構成する最適な接続方法を、前記接続情報テー
    ブルから取得することにより決定する、請求項16に記
    載のプログラム。
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