JP2001332745A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】良質な埋め込み酸化膜と大きな歪みSi層を有
する半導体基板上に電界効果トランジスタが形成され、
高速かつ低消費電力の半導体装置を得る。 【解決手段】本発明は、低Ge濃度第1のSiGe層を
形成する工程と、前記第1のSiGe層中に酸素をイオ
ン注入した後アニールして酸化膜を形成する工程と、前
記第1のSiGe層上に前記第1のSiGe層よりGe
濃度が高い第2のSiGe層を形成する工程と、前記第
2のSiGe層上に歪Si層を形成する工程と、前記歪
Si層をチャネル領域とする電界効果トランジスタを形
成する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の
製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の半導体素子の中核的存在であるシ
リコンMOS電界効果トランジスタは、素子寸法の微細
化、特にゲート長の縮小によって高密度集積化と駆動力
の増大を同時に達成してきた。しかしながら近い将来、
従来のトレンドに従った素子の微細化は物理的、経済的
な壁にぶつかることが指摘されている。そこで今後は微
細化以外の手法による高速化、低消費電力化の技術を確
立する必要がある。
【0003】そこで近年Si基板上に形成された緩和S
iGeを下地にし、この上に薄く形成された歪Si層を
形成した半導体基板を用いた電界効果型トランジスタが
提案されている。この電界効果型トランジスタは、前記
歪Si層においてキャリアが高移動度特性を示すため、
これをチャネル領域として使用することによって高速か
つ低消費電力化を図ることができる。
【0004】一方、電界効果トランジスタの短チャネル
効果抑制のためのチャネル不純物の高濃度化はソース/
ドレイン拡散層の寄生容量の増大を招く。この寄生容量
の低減のために、シリコンウエハ上にシリコン酸化膜を
具備しさらに前記シリコン酸化膜上に半導体層を具備す
るSOI構造を有する半導体基板を使用が有効であるこ
とが知られている。
【0005】そこで前記SOI構造と歪Si層とを兼ね備え
た半導体基板を用いたMOS電界効果トランジスタが、特
開平9−321307号公報に記載されている。
【0006】図6を用いて、特開平9−321307号
公報に記載された従来の半導体装置の製造方法及びその
構造について説明する。
【0007】図6に示すように、Siウエハ1上に、G
e濃度が徐々に大きくなるように傾斜させながら傾斜S
iGe層2を形成する。次に、この傾斜SiGe層2上
に、応力を十分に緩和する程度に厚く応力緩和SiGe
層3(Ge濃度20atm%)を形成する。
【0008】この後、応力緩和SiGe層3中に酸素を
イオン注入し、高温でアニール(1350℃)して、応
力緩和SiGe層3中に埋め込み酸化膜4を作製する。
【0009】次に、応力緩和SiGe層3上に薄くSi
をエピタキシャル成長することで歪Si層5を形成す
る。
【0010】さらにこのような構造の半導体基板に、歪
Si層5をチャネル領域とする電界効果トランジスタを
作成し半導体装置を得ていた。
【0011】このような半導体装置において、歪Si層
5におけるキャリアの移動度をより向上させるには、歪
Si層5に、より大きな歪を入れることが有効である。
【0012】図6の構造において歪Si層5に大きな歪
みを入れるためには、応力緩和SiGe層3のGeの濃
度をより大きくし、Siとの格子定数の差を大きくしな
ければならないことが知られている。
【0013】一方、SOI構造の効果を十分に得るため
に均一な連続した高品質な埋め込み酸化膜4を形成する
必要がある。そのためには、酸素をイオン注入した後
に、高温アニール(1350℃)することが必要であ
る。
【0014】しかしながらSiGeはGe濃度が大きく
なるとその融点が降下する性質がある。このため応力緩
和SiGe層のGe濃度を20atm%よりも大きくし
た場合、前記高温アニールを行うと、SiGe層の融解
や、酸素やGeの揮発が生じる。結果として均一な連続
した高品質の埋め込み酸化膜4が形成できない。
【0015】また、上記構成の半導体装置は高電圧を印
加したときの耐圧特性の向上が求められていた。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
の歪みSi層に大きな歪が入るように、SiGe層のG
e濃度を大きくし、かつ高品質な埋め込み酸化膜を有す
る半導体基板を作成し、この半導体基板を用いることに
よりソース/ドレイン拡散層の寄生容量を低減し、高速
かつ低消費電力の半導体装置を実現することにある。
【0018】また、本発明の目的は耐圧特性の高い向上
する半導体装置を提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に第1
のSiGe層を形成する工程と、前記第1のSiGe層
中に酸素をイオン注入後、基板をアニールして酸化膜を
形成する工程と、前記第1のSiGe層上に前記第1の
SiGe層よりGe濃度が高い第2のSiGe層を形成
する工程と、前記第2のSiGe層上に歪Si層を形成
する工程と、前記歪Si層をチャネル領域とする電界効
果トランジスタを形成する工程とを行うことを特徴とす
る半導体装置の製造方法である。
【0020】また、本発明は、ベース基板と、前記ベー
ス基板上に形成された酸化膜と、前記酸化膜上に形成さ
れた第1のSiGe層と、前記第1のSiGe層上に形
成された前記第1のSiGe層よりもGe濃度の高い第
2のSiGe層及び、前記第2のSiGe層上に形成さ
れた歪Si層を備える半導体基板及び、前記半導体基板
上に形成された電界効果トランジスタとを備える半導体
装置であって、前記電界効果トランジスタは、前記歪Si
層にあるチャネル領域と、前記歪Si層に前記チャネル
領域を挟んで互いに離間して設けられたソース領域及び
ドレイン領域と、前記チャネル領域上に設けられたゲー
ト絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電
極とを備え、前記ソース領域又はドレイン領域は前記第
1のSiGe層に達していることを特徴とする半導体装
置である。
【0021】本発明の製造方法においては、まずGe濃
度の低い第1のSiGe層に埋め込み酸化膜を形成す
る。前記埋め込み酸化膜は第1のSiGe層のGe濃度
が低濃度であるため、高温にてアニールを施してもSi
Ge層の融解や、酸素やGeの揮発が生じない。そのた
め均一で連続した良好な埋め込み酸化膜が得られる。引
き続き第1のSiGe層上にGe濃度の高い第2のSi
Ge層を成長させ、この上に歪Si層を形成する。それ
により歪Si層の結晶格子に、大きな歪が印加される。
【0022】また、本発明の半導体装置は、前記第1の
SiGe層上にGe濃度の高い第2のSiGe層を有
し、この第2のSiGe層上に歪Si層が形成されてい
る。そのため前記歪Si層は大きな歪が印加されてい
る。さらにGe濃度の低い第1のSiGe層は、Ge濃
度の高い第2のSiGe層に比べてバンドギャップが大
きい。したがって、ソース/ドレイン領域界面における
pn接合界面が第1のSiGe層に面する構成にした電
界効果トランジスタでは、ゲート電極に高電圧を印加し
た場合でも前記pn接合における空乏層ののびが大きく
なり、耐圧特性が高くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本実施例の半導体装
置の製造工程を説明する断面図である。図4は本実施例
の半導体装置を説明する断面図である。
【0024】まず半導体基板の製造方法を説明する。
【0025】図1に示すように、Siウエハ11上にG
e濃度が0atm%から10atm%まで徐々に大きくなる傾
斜SiGe層12を厚さ0.8μmエピタキシャル成長
した。
【0026】次に、傾斜SiGe層12上に連続して、
Ge濃度が10atm%と一定の第1のSiGe層13
を厚さ1μmエピタキシャル成長した。
【0027】次に、第1のSiGe層13中に、4×1
17cm-2のドーズ量、加速エネルギー180keVの
条件でOイオンをイオン注入し、1350℃で6時間ア
ニールした。それにより第1のSiGe層13の表面か
ら350nmから450nmまでの位置にかけて厚さ1
00nmの埋め込み酸化膜14を形成した。この埋め込
み酸化膜の形成範囲は上記方法で酸素イオンが高密度且
つ高精度に注入できる範囲であった。
【0028】次に、図2に示すように、第1のSiGe
層13をエッチングして薄膜化することが望ましい。
【0029】本実施例では第1のSiGe層13を表面
から300nmエッチングし、埋め込み酸化膜14上
に、50nmの第1のSiGe層15を残した。エッチ
ングする際は第1のSiGe層の一部をエッチングし、第1
のSiGe層を残留させる必要がある。第1のSiGe層を
全てエッチングすると、後工程において結晶性の高い第
2のSiGe層をエピタキシャル成長できない。
【0030】次に、第1のSiGe層15上に、Ge濃
度30atm%の第2のSiGe層16を厚さ150n
mエピタキシャル成長させ、単結晶層を形成した。
【0031】次にSi層をエピタキシャル成長によって
厚さ20nmの単結晶層を形成することによって、歪S
i層17を形成した。
【0032】以上のようにして本発明の実施例に係る半
導体基板が得られた。
【0033】本実施例に係る半導体基板は歪Si層17
直下の第2のSiGe層16は、Ge濃度が30atm
%と大きいので、歪Si層17に十分に歪を印加でき
る。また埋め込み酸化膜14を形成するための第1のS
iGe層13は、Ge濃度が10atm%と低いため
に、融点が十分高いので、良好な埋め込み酸化膜を形成
するための高温アニールが可能である。
【0034】次に、このようにして得られた歪Si層1
7を表面に有する半導体基板に対して電界効果トランジ
スタを形成した。
【0035】図3に示すように、上記半導体基板を、8
00℃、ドライ雰囲気中で熱酸化してゲート絶縁膜18
となるシリコン酸化膜を厚さ3nm形成した。次に、こ
のゲート酸化膜18上に、nタイプ多結晶Siを厚さ2
00nm堆積し、パターニングすることによって、ゲー
ト電極19を形成した。
【0036】次に、図4に示すように、ゲート電極19
をマスクとして、Asイオンを第2のSiGe層16と
第1のSiGe層15の界面までイオン注入し、ソース
領域及びドレイン領域20を形成した。ソース領域、ド
レイン領域20の各々の界面は第1のSiGe層13中又は
第1のSiGe層13と第2のSiGe層16との界面に位置して
いる。すなわちソース領域及びドレイン領域20の界面
は第1のSiGe層13に達している。それにより半導体装
置の耐圧特性を高くすることになる。ソース領域、ドレ
イン領域20の各々の界面は第1のSiGe層13中又は第1
のSiGe層15と第2のSiGe層16との界面に存在してい
ても良い。
【0037】この電界効果トランジスタのチャネル領域
は歪Si層17に存在する。
【0038】このようにして、本発明の実施例に係る半
導体基板上にMOS型電界効果トランジスタが完成し
た。
【0039】なお、本発明の実施例において、均一な連
続した良質な酸化膜を得るため、酸素イオン注入後のア
ニール温度は1280℃以上であることが望ましい。ま
た酸素イオン注入後の前記アニール温度は1350℃以
下であることが望ましい。
【0040】図5は、SiGeのGe濃度と融点の関係
を示すグラフである。
【0041】図5に示すように、第1のSiGe層13
の融点温度(実線)を、埋め込み酸化膜14が形成でき
る最低限のアニール温度1280℃以上に設定するため
に、少なくともGe濃度を20atm%以下とすること
が望ましい。また、第1のSiGe層のGe濃度は1a
tm%以上とすることが、第2のSiGe層の格子整合
を取る上で望ましい。
【0042】本発明の実施例の効果を得るためにより望
ましい第1のSiGe層のGe濃度は5atm以上%1
5atm%以下である。
【0043】一方、第2のSiGe層16は少なくとも
Ge濃度が第1のSiGe層のGe濃度より大きけれ
ば、歪Si層17により大きい歪を与えることができ
る。また、各層間の歪の整合性を取るため、第2のSi
Ge層16のGe濃度は90atm%以下であることが
望ましい。
【0044】本発明の実施例の効果を得るためにより望
ましい第2のSiGe層のGe濃度は15atm以上%
80atm%以下である。より好ましくは、20atm
%以上80atm%以下である。
【0045】また、第1のSiGe層と格子整合を図
り、且つ歪Si層17により大きな歪を与えるために第
2のSiGe層16のGe濃度を、第1のSiGe層の
Ge濃度より高い濃度、例えば15atm%から90a
tm%までの範囲で膜厚方向に変化させた傾斜組成とし
ても良い。このとき第2のSiGe層16のGe濃度は
歪Si層17側を高くする。
【0046】本発明において、埋め込み酸化膜14上の
第1のSiGe層15の膜厚は格子緩和させるために1
nm以上400nm以下であることが望ましい。
【0047】第2のSiGe層の膜厚は格子緩和させる
ために1nm以上400nm以下であることが望まし
い。
【0048】また、歪Si層17により大きな歪を導入
するためには、第2のSiGe層16は、埋め込み酸化
膜上の第1のSiGe層15よりもその膜厚が大きいこ
とが望ましい。第2のSiGe層の膜厚と、埋め込み酸
化膜上の第1のSiGe層15の膜厚の比(埋め込み酸
化膜上の第1のSiGe層15の膜厚/第2のSiGe
層の膜厚)は1以上であることが望ましい。
【0049】本発明の実施例に係る半導体基板の歪Si
層17にかかる応力を計算により求める。
【0050】先ず、簡単化するために歪Si層17と埋
め込み酸化膜14の応力を無視する。歪Si層17にか
かる応力は、第1のSiGe層15と第2のSiGe層
16の応力バランスから決定される。第1のSiGe層
15と第2のSiGe層16の厚さを、それぞれT2及
びT3、完全緩和時の格子定数をa2及びa3とし、応
力バランスした時のxy平面の格子定数をaとする。こ
のとき第2のSiGe層16の圧縮力と第1のSiGe
層15の張力のバランスは、 (a3−a)T3=(a−a2)T2 である。これより a=(a3T3+a2T2)/(T2+T3) (1) となる。 また、SiGeの格子定数はGe濃度xに比
例すると仮定でき、 a(x)=(aGe−aSi)x+aSi である。
【0051】ここで、aGe及びaSiはGe及びSiの通
常の格子定数である。
【0052】従って、(1)は a=[(aGe-aSi)(x3T3+x2T2)+(T2+T3)aSi]/(T2+T3) (1)‘ T2=T3の場合は、 a=(aGe−aSi)(x2+x3)/2+aSi (1)’’ となり、歪Si層17のxy平面の格子定数が、第1の
SiGe層15と第2のSiGe層16のGe濃度の平
均値に等しくなる応力がかかることになる。
【0053】従って、x3>x2より、Ge濃度が異な
る二層のSiGe層によって、歪Si層には常に第1の
SiGe単層より大きな歪みを入れることが可能とな
る。例えば、上記実施例では、実効的にx=0.2の時
の歪みをSiに導入できる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置の製
造方法により、良質な埋め込み酸化膜と大きな歪みSi
層を有する半導体基板上に電界効果トランジスタが形成
でき、高速かつ低消費電力の半導体装置を実現できる。
【0055】また、本発明の半導体装置は、大きな歪み
Si層を有する半導体基板上に電界効果トランジスタが
形成されており、高速かつ低消費電力の半導体装置を実
現できる。また、Ge濃度の低い第1のSiGe層は、
Ge濃度の高い第2のSiGe層に比べてバンドギャッ
プが大きい。したがって、ソース/ドレイン領域界面に
おけるpn接合界面が第1のSiGe層に達する場合、
前記pn接合の耐圧特性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の半導体装置の製造工程を説
明する断面図。
【図2】 本発明の実施例の半導体装置の製造工程を説
明する断面図。
【図3】 本発明の実施例の半導体装置の製造工程を説
明する断面図。
【図4】 本発明の実施例の半導体装置の断面図。
【図5】 SiGeのGe濃度と融点の関係を示すグラ
フ。
【図6】 従来の半導体基板の断面図。
【符号の説明】
1・・・Siウエハ 2・・・傾斜SiGe層 3・・・応力緩和SiGe層 4・・・埋め込み酸化膜 5・・・歪Si層 11・・・Siウエハ 12・・・傾斜SiGe層 13・・・第1のSiGe層 14・・・埋め込み酸化膜 15・・・第1のSiGe層 16・・・第2のSiGe層 17・・・歪Si層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に第1のSiGe層を形成する工程
    と、 前記第1のSiGe層中に酸素をイオン注入後、基板を
    アニールして酸化膜を形成する工程と、 前記第1のSiGe層上に前記第1のSiGe層よりG
    e濃度が高い第2のSiGe層を形成する工程と、 前記第2のSiGe層上に歪Si層を形成する工程と、
    前記歪Si層をチャネル領域とする電界効果トランジス
    タを形成する工程とを行うことを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記酸化膜を形成する工程の後に、前記第
    1のSiGe層の表面を一部除去する工程をさらに行う
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記第1のSiGe層のGe濃度は1at
    m以上20atm%以下であることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記第2のSiGe層のGe濃度は第1の
    SiGe層のGe濃度よりも大きく90atm%以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】(前記酸化膜上の第1のSiGe層の膜厚
    /前記第2のSiGe層の膜厚)は1以上であることを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記酸化膜上の前記第1のSiGe層の膜
    厚は1nm以上400nm以下の範囲内にあり、第2の
    SiGe層の膜厚は1nm以上400nm以下の範囲内
    にあることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】前記基板は、シリコンウエハ上にGe濃度
    が膜厚方向に傾斜しているSiGe層を備えた積層体で
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】ベース基板と、前記ベース基板上に形成さ
    れた酸化膜と、前記酸化膜上に形成された第1のSiG
    e層と、前記第1のSiGe層上に形成された前記第1
    のSiGe層よりもGe濃度の高い第2のSiGe層及
    び、前記第2のSiGe層上に形成された歪Si層を備
    える半導体基板及び、前記半導体基板上に形成された電
    界効果トランジスタとを備える半導体装置であって、 前記電界効果トランジスタは、前記歪Si層にあるチャネ
    ル領域と、前記歪Si層に前記チャネル領域を挟んで互
    いに離間して設けられたソース領域及びドレイン領域
    と、前記チャネル領域上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極とを備え、
    前記ソース領域又はドレイン領域は前記第1のSiGe
    層に達していることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】前記ソース領域又はドレイン領域の界面は
    第1のSiGe層中もしくは第1のSiGe層及び第2のSiGe層と
    の界面にあることを特徴とする請求項8記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】前記第1のSiGe層のGe濃度は1a
    tm以上20atm%以下であることを特徴とする請求
    項8記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】前記第2のSiGe層のGe濃度は、第1
    SiGe層のGe濃度よりも大きく90atm%以下であるこ
    とを請求項8記載の半導体装置。
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