JP2001332351A - 慣性ロックコネクタ - Google Patents
慣性ロックコネクタInfo
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- JP2001332351A JP2001332351A JP2000155234A JP2000155234A JP2001332351A JP 2001332351 A JP2001332351 A JP 2001332351A JP 2000155234 A JP2000155234 A JP 2000155234A JP 2000155234 A JP2000155234 A JP 2000155234A JP 2001332351 A JP2001332351 A JP 2001332351A
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
に接続させる。 【解決手段】 雄端子6をコネクタハウジング3内の雌
端子2に挿入させるコネクタであって、コネクタハウジ
ング3の雄端子挿入孔4に、雄端子に対する突き当て用
の破断可能部材5を設け、破断可能部材の破断強さを端
子挿入力よりも大きく設定した。破断可能部材は一本以
上の柱部5であり、柱部の高さ方向中央に、切欠された
破断可能部18が形成された。破断可能部材又は柱部の
両端部が雄端子挿入孔4の縁部に薄肉の連結部で繋がっ
ている。破断可能部材又は柱部が、雄端子挿入孔へ続く
溝部12の奥に配置されている。
Description
ヤデフォッガ等の接続に使用される雄端子をコネクタハ
ウジング内の雌端子に挿入する際に、雄端子がコネクタ
ハウジングの破断可能部材を破断して挿入慣性力を得
て、雌端子に半挿入なく確実に接続するようにした慣性
ロックコネクタに関するものである。
等の接続に使用される雄端子を相手側のコネクタ内の雌
端子に接続させる状態を順に示すものである。
81aを有する雄端子、82は、雌端子83を収容した
コネクタを示す。雄端子81は例えば略クランク状に屈
曲して形成され、一方の接触用タブ部81aに続く他方
の接続部(図示せず)をリヤデフォッガ用の熱線の端末
等にハンダで接続される。接触用タブ部81aの中央に
は係止用の孔部84が形成されている。雄端子81は外
部に露出したままであり、雌端子83のようにコネクタ
ハウジング85には収容されていない。
ジング85と金属製の雌端子83とで構成されている。
コネクタハウジング85は前壁と上下左右の壁部とで構
成され、前壁には、雄端子81に対する挿入孔86が形
成され、下壁には、雌端子83に対する係止突起87a
を有する可撓性の係止ランス87が形成されている。
8、他方に電線接続部(圧着部)89を有している。電
気接触部88の内部には弾性接触片90が設けられ、弾
性接触片90には、雄端子81の孔部84に対する係止
突起91が形成されている。図6の如く、雄端子81の
接触用タブ部81aは雌端子83の弾性接触片90と挟
持壁92との間に挿入接続され、孔部84に係止突起9
1が係合して、所謂ポジティブロックが行われる。不図
示の機構により弾性接触片90を下方に偏かせ、雄端子
81又は、雌端子83を有するコネクタ82を引っ張る
ことで端子81,83相互の係止が解除される。
圧着片と後側の一対の被覆圧着片とで構成されている。
電線93は例えば自動車用の電源線であり、雄端子81
側に電気を供給して例えばリヤデフォッガ用の熱線を加
熱させる。
来の構造にあっては、雄端子81側にコネクタハウジン
グが存在しないために、雄・雌両コネクタハウジング同
士で嵌合及びロックさせることができず、そのために、
雄端子81が雌端子83に完全に挿入接続されたか否か
を確認することが困難で、雌端子83に対して雄端子8
1が半挿入(不完全挿入)の状態になりやすく、その場
合には車両の振動等で雄端子81が雌端子83から容易
に抜け出してしまうという問題があった。また、端子8
1,83が大型である場合や端子81,83の極数が多
い場合には、端子接続時に端子相互の摺動抵抗が大きく
なり、雄端子81に大きな挿入力が必要となり、それに
よっても雄端子81の半挿入が起こり易いという問題が
あった。
(図示せず)に、雌端子を収容した雄型のコネクタを嵌
合させる際に、両コネクタの半嵌合を防止すべく、例え
ば一方のコネクタハウジングの可撓性のロックアームに
他方のコネクタハウジングの係止突起を突き当てること
で大きな慣性力を得て両コネクタを嵌合させる手段が提
案及び実施されている。しかしながら、コネクタハウジ
ングを有さない雄端子81を相手側のコネクタ82内の
雌端子83に半挿入を起こすことなく確実に接続させる
ための良好な手段がなく、その手段が切望されていた。
ネクタ内の雌端子に半挿入を起こすことなく確実に接続
させ得る慣性ロックコネクタを提供することを目的とす
る。
に、本発明は、雄端子をコネクタハウジング内の雌端子
に挿入させるコネクタにおいて、前記コネクタハウジン
グの雄端子挿入孔に、前記雄端子に対する突き当て用の
破断可能部材を設け、該破断可能部材の破断強さを端子
挿入力よりも大きく設定したことを特徴とする慣性ロッ
クコネクタを採用する(請求項1)。前記破断可能部材
が一本以上の柱部であり、該柱部の高さ方向中央に、切
欠された破断可能部が形成されたことも有効である(請
求項2)。また、前記破断可能部材又は前記柱部の両端
部が前記雄端子挿入孔の縁部に薄肉の連結部で繋がって
いることも有効である(請求項3)。また、前記破断可
能部材又は前記柱部が、前記雄端子挿入孔へ続く溝部の
奥に配置されたことも有効である(請求項4)。
を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本発明に係る
慣性ロックコネクタの一実施形態を示すものである。
子2(図3)を収容する合成樹脂製のコネクタハウジン
グ3の雄端子挿入孔4に破断可能な一対の柱部(破断可
能部材)5,5を設けて、雄端子6の先端7を一対の柱
部5,5に突き当てることで柱部5,5を破断させ、そ
れにより雄端子5に挿入方向の強い慣性力を発揮させる
ものである。雄端子6と雌端子2(図3)とコネクタハ
ウジング3とで慣性ロックコネクタ1が構成される。
ォッガ等に使用されるものであり、図示しない基部側を
例えばウィンドガラスの熱線にハンダ接続され、先端側
の平板状の接触用タブ部8がコネクタハウジング3内に
挿入される。タブ部8の挿入は雄端子6を固定し、コネ
クタハウジング3をタブ部8に向けて移動させることで
も同様に行われる。コネクタハウジング3と雌端子6と
で雄型のコネクタ9が構成される。
面取り(10)されており、図2の如くタブ部8の先端
7の幅Lが少なくとも一対の柱部5,5の外幅と同等な
いしは外幅よりも大きくなるように、柱部5,5の間隔
が規定されている。これにより、一対の柱部5,5にタ
ブ部8を確実に且つ均等に突き当てることができる。
に水平方向(タブ部8の幅方向)のスリット状の溝部1
2が形成され、溝部12の奥に横長の雄端子挿入孔4が
設けられ、挿入孔4の両側はコネクタハウジング3の両
側壁13の内面に続き、挿入孔4の両側寄りにおいて横
幅方向中間部に一対の柱部5,5が前壁11と一体に設
けられている。柱部5,5はコネクタハウジング3を成
形金型で樹脂成形する際に一体に形成される。一対の柱
部5,5で挿入孔4の入口を一部塞いだ状態となってい
る。溝部12は縦断面略矩形状に形成され、溝部12の
入口側の上下には、タブ部8に対するテーパ状のガイド
面14が形成されている。
奥側において前壁11と薄肉の連結部15で繋がり、端
子収容室16内にやや突出して位置し、柱部5,5の高
さ方向中央に略V字状の溝17を横向きに切欠形成する
ことで薄肉の破断可能部18が構成されている。柱部
5,5の高さはタブ部8の板厚よりもやや大きく、挿入
孔4(図1)の高さに等しい。一対の柱部5,5の破断
可能部18のトータルの破断強さは、雄端子6を雌端子
2の電気接触部19に挿入するに要する力(端子挿入
力)よりも大きいことが必要である。
7を一対の支柱5,5に強く押し付け、押し付け力が上
記端子挿入力を越えた時点で、図4の如く一対の支柱
5,5が高さ方向中央から破断して上下に分割されてコ
ネクタハウジング3の内側(端子収容室16内)に進入
する。上下の破断片5a,5aはコネクタハウジング3
の前壁11との薄肉の連結部15がヒンジ部として作用
することで、端子収容室16内に落下することがない。
接触片20に触れることなく、箱状の電気接触部19の
入口21内に収容されるが、弾性接触片20に触れる心
配がある場合には、図3,図4で示す如く雌端子2の挿
入位置を少し後方に設定することで対処できる。柱部5
は上下に分離した状態でコネクタハウジング3の前壁1
1に連結されているから、何ら端子2,6相互の接触の
邪魔になったりすることがない。
5の弾性によってタブ部8の表裏面に弾性的に接触させ
ることも可能であり、タブ部8が上下で支持されて心出
しされることで、電気接触部19(図3)へのタブ部8
の挿入がスムーズに行われると共に、タブ部8のガタ付
きが防止され、車両の振動等によるタブ部8と電気接触
部19との叩きによる磨耗等が防止される。
1において溝部12によって柱部5,5に対して位置決
め且つ案内され、それによりタブ部8が位置ずれなく正
確に柱部5を破断する。そしてタブ部8が柱部5を破断
した際に生じる慣性力で雄端子6がコネクタ9内に一気
に挿入され、雌端子2との接続が半挿入になることなく
確実に行われる。また、タブ部8の中央に設けられた孔
部22(図1)が雌端子2の弾性接触片20の係止突起
(図示せず)に係合することで、タブ部8の後抜けが防
止される。このことは、雄端子6をリヤウィンド等に固
定し、コネクタ9すなわち雌端子2を雄端子6に向けて
接続させる場合でも同様である。
あるいはそれ以上であってもよい。柱部5を一本にする
場合は、コネクタハウジング3の端子挿入孔4の横幅方
向の中央に柱部5を設置する。柱部5を三本にする場合
も各柱部5が雄端子6のタブ部8の先端7に当接するよ
うにそれらの位置を設定する。同じ板厚と幅で柱部5を
形成する場合は柱部5の本数に比例して慣性力が増大す
る。柱部5の板厚と幅を適宜設定することで、端子挿入
力に応じた最適な慣性力を発揮させることができる。
可能部18の上下方向の幅をタブ部8の先端7の板厚よ
りも大きく設定し、タブ部8を破断可能部18のV字状
の傾斜面に沿って柱部5の高さ方向中央に位置決めさ
せ、タブ部8の板厚方向(上下方向)の位置ずれを防止
させることも可能である。
ば、雄端子をコネクタハウジング内に挿入する際に、雄
端子が端子挿入孔において破断可能部材に突き当たり、
作業者が強い力で雄端子を挿入方向に押し、あるいは雌
端子を雄端子に向けて強い力で押し、押し力が端子挿入
力すなわち雄端子を雌端子に挿入するに要する力よりも
強くなった時点で破断可能部材が破断し、それにより雄
端子が大きな慣性力を得て一気に雌端子に挿入接続され
る。あるいは雌端子が大きな慣性力を得て一気に雄端子
に接続される。それにより、コネクタハウジングで覆わ
れない雄端子単体を相手側のコネクタハウジング内の雌
端子に半挿入(不完全挿入)なく確実に接続させること
ができる。これは、コネクタハウジングで覆われた雄端
子においても同様であり、雄端子が多極に配置された場
合でも両コネクタ同士を半嵌合なく確実に嵌合接続させ
ることができる。
可能部材又は柱部の本数を端子挿入力に応じて適宜設定
することで、接続時の最適な慣性力を得ることができ、
無駄な力が不要となり、且つ端子相互の接続が確実に行
われる。また、破断可能部材又は柱部の高さ方向中央に
切欠された破断可能部を設けることで、雄端子の先端が
破断可能部に位置決めされて、雄端子の位置ずれが防止
されると共に、破断可能部材又は柱部の破断が規定の力
で正確に行われる。
可能部材又は柱部が破断した際に、破断可能部材又は柱
部の破断片がコネクタハウジング内に落下することな
く、コネクタハウジングと一体化しているから、破断片
がコネクタハウジング内の雌端子と雄端子の接触に悪影
響を与える心配がない。
子がコネクタハウジングの溝部に案内されて破断可能部
材又は柱部に突き当たるから、突き当てが簡単且つ正確
に行われ、接続作業が容易化・正確化される。
を示す分解斜視図である。
部の幅寸法を比較した状態を示す一部を破断した平面図
である。
示す縦断面図である。
内に挿入された状態を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 雄端子をコネクタハウジング内の雌端子
に挿入させるコネクタにおいて、前記コネクタハウジン
グの雄端子挿入孔に、前記雄端子に対する突き当て用の
破断可能部材を設け、該破断可能部材の破断強さを端子
挿入力よりも大きく設定したことを特徴とする慣性ロッ
クコネクタ。 - 【請求項2】 前記破断可能部材が一本以上の柱部であ
り、該柱部の高さ方向中央に、切欠された破断可能部が
形成されたことを特徴とする請求項1記載の慣性ロック
コネクタ。 - 【請求項3】 前記破断可能部材又は前記柱部の両端部
が前記雄端子挿入孔の縁部に薄肉の連結部で繋がってい
ることを特徴とする請求項1又は2記載の慣性ロックコ
ネクタ。 - 【請求項4】 前記破断可能部材又は前記柱部が、前記
雄端子挿入孔へ続く溝部の奥に配置されたことを特徴と
する請求項1〜3の何れかに記載の慣性ロックコネク
タ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000155234A JP3643294B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 慣性ロックコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000155234A JP3643294B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 慣性ロックコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001332351A true JP2001332351A (ja) | 2001-11-30 |
JP3643294B2 JP3643294B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=18660206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000155234A Expired - Fee Related JP3643294B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 慣性ロックコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3643294B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020124586A1 (zh) * | 2018-12-21 | 2020-06-25 | 广东高普达集团股份有限公司 | 转接器及电子设备 |
-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000155234A patent/JP3643294B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2020124586A1 (zh) * | 2018-12-21 | 2020-06-25 | 广东高普达集团股份有限公司 | 转接器及电子设备 |
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Publication number | Publication date |
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