JP2001331998A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP2001331998A
JP2001331998A JP2000149764A JP2000149764A JP2001331998A JP 2001331998 A JP2001331998 A JP 2001331998A JP 2000149764 A JP2000149764 A JP 2000149764A JP 2000149764 A JP2000149764 A JP 2000149764A JP 2001331998 A JP2001331998 A JP 2001331998A
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player
plate
chassis
disc
disk
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JP2000149764A
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Katsuhisa Sato
勝久 佐藤
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Clarion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減して小型化を実現できるよう
にすること。 【解決手段】 ディスク1を収容し、その情報を再生可
能なプレーヤ本体11が、防振構造体を介してシャーシ
17にフローティング支持可能に構成されたディスクプ
レーヤ10において、プレーヤ本体の前方部には、この
プレーヤ本体内にディスクを引き込み搬送可能なローデ
ィングローラ41を備えたローディングプレート53が
回動自在に枢支され、このローディングプレートがシャ
ーシの突起80に当接することにより、プレーヤ本体が
シャーシにロックされ得るよう構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載され
て、CD(コンパクトディスク)等の記録媒体ディスク
の情報を再生するディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるCDプレーヤ等の従来
のディスクプレーヤは、ディスクを収容し、その情報を
再生可能なプレーヤ本体が、防振構造体を介してシャー
シにフローティング支持されて、プレーヤ本体の再生時
に、このプレーヤ本体の防振が果たされる。
【0003】しかし、使用者がプレーヤ本体にディスク
を挿入する際には、プレーヤ本体がシャーシにロックさ
れている必要がある。従来のプレーヤ本体のシャーシへ
のロックは、プレーヤ本体に爪部材を回動可能に設け、
この爪部材をシャーシに当接させることによってなされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プレーヤ本
体をシャーシにロックさせるために爪部材を別途設けた
のでは、ディスクプレーヤの部品点数が増大し、このデ
ィスクプレーヤの小型化を実現することができない。
【0005】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、部品点数を低減して小型化を実現で
きるディスクプレーヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ディスクを収容し、その情報を再生可能なプレーヤ
本体が、防振構造体を介してシャーシにフローティング
支持可能に構成されたディスクプレーヤにおいて、上記
プレーヤ本体の前方部には、このプレーヤ本体内にディ
スクを引き込み搬送可能なローディングローラを備えた
ローディングプレートが回動自在に枢支され、このロー
ディングプレートが上記シャーシに当接することによ
り、プレーヤ本体がシャーシにロックされ得るよう構成
されたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記プレーヤ本体の側方に移動可能に
配設されたカムプレートのカム溝に、ローディングロー
ラの軸が係合され、上記カムプレートの移動により、ロ
ーディングプレートが回動可能に構成されたことを特徴
とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、上記カムプレートがシャーシに係脱可
能に構成され、このカムプレートが上記シャーシに係合
することにより、プレーヤ本体がシャーシにロックされ
得るよう構成されたことを特徴とするものである。
【0009】請求項1または2に記載の発明には、次の
作用がある。
【0010】プレーヤ本体の前方部には、このプレーヤ
本体内にディスクを引き込み搬送可能なローディングロ
ーラを備えたローディングプレートが回動自在に枢支さ
れ、このローディングプレートがシャーシに当接するこ
とにより、プレーヤ本体がシャーシにロックされ得るよ
う構成されたことから、プレーヤ本体に回動可能に設け
られ、シャーシに当接することにより、プレーヤ本体を
シャーシにロックする部材を別途設ける必要がなく、こ
の部材をローディングプレートで兼用できるので、部品
点数を低減でき、ディスクプレートの小型化を実現でき
る。
【0011】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0012】カムプレートがシャーシに係脱可能に構成
され、このカムプレートがシャーシに係合することによ
り、プレーヤ本体がシャーシにロックされ得るよう構成
されたことから、ローディングプレートによりプレーヤ
本体の前後のロックを、また、カムプレートによりプレ
ーヤ本体の左右のロックをそれぞれ実現できるので、プ
レーヤ本体をシャーシに確実にロックでき、使用者によ
るプレーヤ本体へのディスクの挿入を容易化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0014】図1は、本発明に係るディスクプレーヤの
一実施の形態において、ディスクストッパが初期位置に
あるときの上記ディスクプレーヤの初期状態を示し、
(A)がその平面図、(B)が図1(A)のトリガーラ
ック及びSアームストッパを示す平面図である。図5
は、ステッププレート及びクランププレートの中央断面
を示し、(A)が図2(A)の中央断面図、(B)が図
3(A)の中央断面図、(C)が図4(A)の中央断面
図である。図6は、図1〜図4のディスクプレーヤにお
けるプレーヤ本体を示す裏面図である。
【0015】図1に示すディスクプレーヤは、CD(コ
ンパクトディスク)、DVD(デジタル・バーサタイル
・ディスク)等の記録媒体ディスク1に記録された情報
を再生するものであり、プレーヤ本体11及びシャーシ
ユニット12を有して構成される。更に、プレーヤ本体
11は、図5にも示すように、ローディングユニット1
3、ステッププレートユニット14、クランパユニット
15及びドライブユニット16を有して構成される。
【0016】シャーシユニット12は、図示しないダン
パ及びバネを備えた防振構造体をシャーシ17に有し、
この防振構造体を介してプレーヤ本体11がシャーシ1
7にフローティング支持可能とされる。
【0017】上記プレーヤ本体11のドライブユニット
16は、図5及び図6に示すように、ドライブプレート
18の表面中央にターンテーブル19が、裏面中央にス
ピンドルモータ20がそれぞれ配置され、このスピンド
ルモータ20がターンテーブル19を回転させる。ま
た、ドライブプレート18には、図示しないピックアッ
プが設置されて、後述の如くターンテーブル19にクラ
ンプされて回転するディスク1から情報を取り出し再生
する。
【0018】また、ドライブユニット16の左右両側に
は側壁21が一体成形され、この側壁21に上下方向
(ドライブプレート18に対し垂直方向)に延びる縦溝
22(図5)が形成されている。更に、ドライブユニッ
ト16の前方部にはアッパプレート23(図1)が固定
して設置され、このアッパプレート23に、使用者によ
り挿入されたディスク1を検出するディスクセンサ24
が取り付けられる。
【0019】更に、ドライブユニット16の両側壁21
には、図5及び図6に示すように、Rカムプレート25
RとLカムプレート25Lとがディスクプレーヤ10の
前後方向に、つまりドライブプレート18に対し平行に
移動可能にそれぞれ配設されている。これらのRカムプ
レート25R及びLカムプレート25Lには、図5及び
図8に示すように、カム溝26が傾斜して形成されてい
る。
【0020】また、Rカムプレート25R及びLカムプ
レート25Lは、クランク形状に折り曲げられたクラン
クシャフト27及びローディングプレート53(図10
及び図11)により連結される。このクランクシャフト
27により、Rカムプレート25Rの前後方向移動がL
カムプレート25Lに伝達されて、Lカムプレート25
L及びRカムプレート25Rが同期して移動可能に構成
される。
【0021】図6に示すように、ドライブプレート18
の裏面におけるRカムプレート25R側には、ローディ
ングモータ28、ギア輪列29及びトリガーラック30
が配置される。また、ドライブプレート18の表面でト
リガーラック30に対応する位置に、Sアームストッパ
40が配置される。
【0022】トリガーラック30は、ディスクプレーヤ
10の前後方向に移動可能に設けられ、且つ、図9に示
すように、この移動方向に対し傾斜するトリガー溝42
及びラック43を備える。また、Sアームストッパ40
は、ディスクプレーヤ10の前後方向に移動可能、且つ
回動可能に設けられる。更に、このSアームストッパ4
0はロックピン44を備える。
【0023】図6に示すギア輪列29は、ローディング
モータ28のシャフトに結合された第1ギア31と、こ
の第1ギア31に噛み合う第2ギア32と、相互に噛み
合う第3ギア33、第4ギア34、第5ギア35、第6
ギア36及び第7ギア37と、相互に噛み合うアイドル
ギア38及びファイナルギア39と、を有して構成され
る。第2ギア32が第3ギア33及びアイドルギア38
に噛み合う。
【0024】第7ギア37は、後述のローディングロー
ラ41に結合される。また、ファイナルギア39は、ト
リガーラック30のラック43と、Rカムプレート25
Rのラック45とに噛み合い可能に構成される。このラ
ック45は、Rカムプレート25Rにおいてドライブプ
レート18の裏面側に延在する駆動片46に形成され
る。
【0025】このRカムプレート25Rのラック45
は、ロック機構47のロック動作によって、ファイナル
ギア39と不必要に噛み合わないよう構成されている。
【0026】つまり、このロック機構47は、図9に示
すように、ドライブプレート18に形成されたカギ状穴
48と、Rカムプレート25Rの駆動片46に形成され
た長穴49と、上述のトリガーラック30のトリガー溝
42と、Sアームストッパ40のロックピン44とを有
して構成される。カギ状穴48は、ドライブプレート1
8の前後方向に延びる第1穴51と、この第1穴51に
直交する第2穴52とを有してなる。また、長穴49は
第2穴52に平行して延びる。ロックピン44は、これ
らのカギ状穴48、長穴49及びトリガー溝42に嵌合
されている。
【0027】ディスクプレーヤ10のプレーヤ本体11
にディスク1が挿入されていない状態では、図9(A)
に示すように、ロックピン44がカギ状穴48の第2穴
52に係合されているため、Rカムプレート25Rはデ
ィスクプレーヤ10の前後方向への移動が阻止される。
これにより、プレーヤ本体11に落下衝撃等のような不
用意な衝撃力が作用した時にも、ファイナルギア39が
Rカムプレート25Rのラック45に噛み合うことが阻
止される。
【0028】上述のロック機構47によるロック動作の
解除は、次のようにしてなされる。
【0029】つまり、トリガーラック30が後述のセン
サアーム57によりディスクプレーヤ10の前方へ押圧
されて、前方移動すると、図9(B)に示すように、こ
のトリガーラック30のラック43がファイナルギア3
9と噛み合って、トリガーラック30がローディングモ
ータ28の駆動力によりディスクプレーヤ10の前方へ
移動する。すると、トリガーラック30のトリガー溝4
2がロックピン44を、カギ状穴48の第2穴52から
第1穴51側へ移動させる。これにより、ロック機構4
7のロック動作が解除されて、図9(C)に示すよう
に、Rカムプレート25Rのラック45がファイナルギ
ア39と噛み合い、Rカムプレート25Rがディスクプ
レーヤ10の前方へ移動する(図9(D))。このと
き、ロックピン44は、カギ状穴48の第1穴51内を
移動する。
【0030】ところで、前記ローディングユニット13
は、図5及び図6に示すように、ローディングローラ4
1及びローディングプレート53(図10及び図11)
を有して構成される。このローディングプレート53は
アッパプレート23(図1)に枢支されると共に、ロー
ディングローラ41を回動自在に軸支する。ローディン
グローラ41の軸は、Rカムプレート25R及びLカム
プレート25Lのカム溝26に係合されている。
【0031】また、上記ローディングプレート53は、
ばね力によりローディングローラ41をディスク1に押
圧させる。そして、ローディングローラ41には、図6
のローディングモータ28の駆動力が、ギア輪列29の
第1ギア31〜第7ギア37を経て伝達される。従っ
て、ディスクセンサ24がディスク1を検出してローデ
ィングモータ28が作動すると、ローディングローラ4
1が回転してディスク1をプレーヤ本体11内へ引き込
み搬送する。
【0032】図5(C)に示すように、Rカムプレート
25R及びLカムプレート25Lがディスクプレーヤ1
0の前方へ移動した時には、ローディングローラ41の
軸がRカムプレート25R及びLカムプレート25Lの
カム溝26に沿って下降し、ローディングローラ41が
ディスク1から離れて、ディスク1の引き込み搬送が停
止される。
【0033】このときには、図10(B)及び図11
(B)に示すように、上記ローディングプレート53が
支点53Aを中心に回転して、このローディングプレー
ト53とシャーシ17の突起80との当接が解除され
る。同時に、Rカムプレート25R及びLカムプレート
25Lに設けられたピン81、突出片82がシャーシ1
7の穴83、溝84から離脱する。これらにより、プレ
ーヤ本体11が防振構造体(不図示)を介してシャーシ
17にフローティング支持されて、プレーヤ本体11の
再生時に、このプレーヤ本体11は防振ストロークL内
でシャーシ17に対し相対的に振動可能に構成される。
【0034】尚、図10(A)及び図11(A)に示す
ように、ローディングプレート53がシャーシ17の突
起80に当接し、且つRカムプレート25R及びLカム
プレート25Lのピン81、突出片82がシャーシ17
の穴83、溝84にそれぞれ係合することにより、プレ
ーヤ本体11がシャーシ17にロックされて、使用者に
よるプレーヤ本体11へのディスク1の挿入が容易化さ
れる。
【0035】前記ステッププレートユニット14は、図
1及び図5に示すように、ステッププレート54、ディ
スクストッパ55、Gプレート56及びセンサアーム5
7を有してなり、ディスク1のセンターホール2の中心
(すなわちディスク1の中心)がターンテーブル19
(図5)の中心と一致するように、ディスク1の位置決
めを実行する。
【0036】ステッププレート54には、ディスクプレ
ーヤ10の左右方向両側に係合爪58が配設されてい
る。この係合爪58は、図7に示すように、曲げ起こさ
れて形成されたものである。この係合爪58が図5に示
すように、ドライブプレート18の側壁21における縦
溝22と、Rカムプレート25R及びLカムプレート2
5Lのカム溝26に係合する。従って、Rカムプレート
25R及びLカムプレート25Lがディスクプレーヤ1
0の前後方向へ移動すると、係合爪58がドライブプレ
ート18の縦溝22に沿って、ドライブプレート18に
対し垂直方向に移動可能、つまり昇降可能に構成され
る。
【0037】ステッププレート54の下降により、ステ
ッププレートユニット14とシャーシ17との間に防振
ストロークLが確保される。また、ステッププレート5
4の上昇により、ディスク1がドライブユニット16の
ターンテーブル19を越えてプレーヤ本体11内へ引き
込まれることが可能となる。
【0038】ディスクストッパ55は、図5に示すよう
に、プレーヤ本体11内に引き込まれたディスク1を収
容するように断面コ字形状に形成される。更にこのディ
スクストッパ55は、図1に示すように、ステッププレ
ート54に係合して、ディスクプレーヤ10の前後方向
に移動可能に設けられ、ローディングローラ41により
プレーヤ本体11内に引き込み搬送されるディスク1の
移動を規制する。
【0039】Gプレート56は、ステッププレート54
に回動可能に枢支され、一端部にディスクストッパ55
が取り付けられる。また、このGプレート56の他端部
に開口59が設けられ、この開口59にA穴60A及び
B穴60Bが形成されている。
【0040】センサアーム57は、ディスクプレーヤ1
0の前後方向に微少移動し得るようにステッププレート
54に回動可能に枢支される。このセンサアーム57の
先端部にアームロッド61が植設され、他端部にボス6
2が形成される。このボス62は、Gプレート56の開
口59内に位置付けられる。また、センサアーム57の
アームロッド61近傍に、後述のクランププレート66
の停止溝70に噛み合い可能な停止爪63が形成され
る。
【0041】アームロッド61は、小径のディスク1
(例えば8cmCD)がプレーヤ本体11内に引き込ま
れる場合には、当初このディスク1に当接するが、この
ディスク1を引き込みセンタリングする過程で、このデ
ィスク1に当接しなくなる。従って、この場合には、セ
ンサアーム57のボス62がGプレート56のA穴60
Aに係合されて、Gプレート56の回動が阻止され、デ
ィスクストッパ55が小径のディスク1を位置決めする
位置に位置付けられる。
【0042】また、大径のディスク1(例えば12cm
CD)がプレーヤ本体11内に引き込まれた場合には、
このディスク1がセンサアーム57のアームロッド61
に当接して、ディスク1の引き込み動作に伴いセンサア
ーム57が外方へ回動する。これにより、センサアーム
57のボス62とGプレート56のA穴60Aとの係合
がはずれ、このボス62は、Gプレート56の開口59
内をディスクプレーヤ10の後方へ移動する。やがて、
このボス62がGプレート56のB穴60Bに係合し、
センサアーム57の停止爪63がクランププレート66
の停止溝70に係止した段階で、Gプレート56の回動
が停止され、図2に示すように、ディスクストッパ55
が大径のディスク1を位置決めする位置に位置付けられ
る。
【0043】実際には、センサアーム57のボス62が
Gプレート56のB穴60Bに係合した段階から、ディ
スク1の引き込み動作により、ディスクストッパ55を
介してGプレート56が更に微少回動し、この回動力が
ボス62を介してセンサアーム57をディスクプレーヤ
10の前方へ微少移動させる。このセンサアーム57の
微少移動により、センサアーム57のセンサアーム押圧
爪64がトリガーラック30のトリガーラック受圧部6
5を押圧して、このトリガーラック30をディスクプレ
ーヤ10の前方へ微少移動させる。これにより、トリガ
ーラック30のラック43がファイナルギア39と噛み
合うためのきっかけが与えられる。
【0044】前記クランパユニット15は、図1及び図
5に示すように、クランププレート66、クランプリン
グ67及びクランプスプリング68を有してなり、ステ
ッププレートユニット14により位置決めされたディス
ク1を、ドライブユニット16のターンテーブル19に
クランプさせる。
【0045】クランププレート66は、ステッププレー
トユニット14のステッププレート54と別体であり、
このクランププレート66には、ステッププレート54
と同様に、ディスクプレーヤ10の左右方向両側に係合
爪69が配設されている。この係合爪69は、図7に示
すように、板金からクランププレート66を成形する際
に曲げ起こされて形成されたものである。この係合爪6
9が図5に示すように、ドライブプレート18の側壁2
1における縦溝22と、Rカムプレート25R及びLカ
ムプレート25Lのカム溝26に係合される。従って、
Rカムプレート25R及びLカムプレート25Lがディ
スクプレーヤ10の前後方向へ移動すると、係合爪69
がドライブプレート18の縦溝22に沿ってドライブプ
レート18に対し垂直方向に移動可能、つまり昇降可能
に構成される。
【0046】このクランププレート66の昇降は、ステ
ッププレートユニット14のステッププレート54の昇
降と同期して実行され、ステッププレート54の昇降ス
トローク(つまり防振ストロークL)よりも大きなスト
ロークMに設定される。例えば、ステッププレート54
の昇降ストロークが2.5mmに、クランププレート6
6の昇降ストロークが4.5mmにそれぞれ設定され
る。
【0047】上記クランププレート66のストロークM
は下記の基準に基づき設定される。つまり、クランププ
レート66の最上昇位置で、ディスク1がドライブユニ
ット16のターンテーブル19を越えてドライブユニッ
ト16内へ引き込み可能とされること。また、クランプ
プレート66の最下降位置で、クランパユニット15と
シャーシ17との間に防振ストロークLが確保されると
共に、クランプリング67がディスク1をターンテーブ
ル19にクランプさせ、このとき、クランプリング67
とクランププレート66との間にクリアランスが設定さ
れること。
【0048】クランプリング67は、クランププレート
66に対し回転自在に配設され、クランプスプリング6
8のばね力によりクランププレート66に押圧される
が、クランププレート66が最下降位置まで下降してデ
ィスク1をターンテーブル19にクランプしたときに
は、上述のように、クランププレート66から離間して
クリアランスが設けられる。このクランプリング67に
よるディスク1のクランプ時には、クランプスプリング
68のばね力と、ターンテーブル19に内蔵された磁石
71の吸引力とがクランプリング67に作用し、これら
の力によりディスク1がターンテーブル19にクランプ
される。
【0049】次に、上述のように構成されたディスクプ
レーヤ10の記録再生に至るまでの動作を説明する。
【0050】図1に示すように、ディスク1が挿入さ
れ、ディスクセンサ24がこのディスク1を検出する
と、ローディングモータ28が作動してローディングロ
ーラ41が回転し、ディスク1をプレーヤ本体11内へ
引き込み搬送する。
【0051】プレーヤ本体11に引き込まれたディスク
1は、ディスクストッパ55に収容されて前後方向に水
平移動する。このとき、ディスク1が大径の12cmC
Dの場合には、センサアーム57が回動し、このセンサ
アーム57のボス62がGプレート56のA穴60Aか
ら外れ、ディスクストッパ55は12cmCDの位置決
め位置へ移動可能となる。
【0052】図2に示すように、ディスクストッパ55
が12cmCDの位置決め位置に移動すると、センサア
ーム57のボス62がGプレート56のB穴60Bに係
合し、センサアーム57を水平移動可能とする。ディス
ク1がローディングローラ41により更に引き込まれる
ことによって、センサアーム57の停止爪63がクラン
ププレート66の停止溝70に係止されるところまで、
センサアーム57はディスクプレーヤ10の前方へ水平
移動する。
【0053】図9(A)に示すように、センサアーム5
7が上述のように前方へ移動することにより、センサア
ーム57のセンサアーム押圧爪64(図2)がトリガー
ラック30のトリガーラック受圧部65を押圧して、こ
のトリガーラック30が前方へ移動し、トリガーラック
30のラック43がファイナルギア39に噛み合う。
【0054】図3及び図9(B)に示すように、トリガ
ーラック30のラック43とファイナルギア39とが噛
み合うと、トリガーラック30がローディングモータ2
8の駆動力を得てディスクプレーヤ10の前方へ水平移
動し、ロックピン44がカギ状穴48の第2穴52から
外れてロック機構47のロック動作が解除される。この
とき、Sアームストッパ40は回動して、移動したセン
サアーム57の軌跡に入り、このセンサアーム57の戻
りを防止する。
【0055】図9(C)に示すように、トリガーラック
30がディスクプレーヤ10の前方へフルストロークし
た位置で、このトリガーラック30のラック43とRカ
ムプレート25Rのラック45との位相が一致し、ラッ
ク45がファイナルギア39に噛み合い、Rカムプレー
ト25Rがディスクプレーヤ10の前方へ水平移動す
る。このRカムプレート25Rの水平移動は、図5及び
図8に示すクランクシャフト27及びローディングプレ
ートによりLカムプレート25Lへ伝達され、Rカムプ
レート25R及びLカムプレート25Lは同期して水平
移動する。
【0056】図5(B)に示すように、Rカムプレート
25R及びLカムプレート25Lがディスクプレーヤ1
0の前方へ移動すると、これらのRカムプレート25R
及びLカムプレート25Lのカム溝26の作用で、ステ
ッププレート54及びクランププレート66が下降す
る。同様に、カム溝26の作用でローディングプレート
53が回動し、ローディングローラ41がディスク1か
ら離間する。
【0057】図5(C)に示すように、ステッププレー
ト54及びクランププレート66が最下降位置まで下降
すると、クランプリング67が、クランプスプリング6
8の付勢力及び磁石71の吸引力によって、ディスク1
をターンテーブル19にクランプさせる。
【0058】ディスク1がターンテーブル19にクラン
プされるまでは、ローディングプレート53がシャーシ
17の突起80に当接し、カムプレート25R及び25
Lのピン81,突出片82がシャーシ17の穴83、溝
84に係合して、プレーヤ本体11はシャーシ17にロ
ックされる。しかし、ディスク1がターンテーブル19
にクランプされたときには、カムプレート25R及び2
5Lのカム溝26の作用でローディングプレート53が
回動し、このローディングプレート53がシャーシ17
の突起80から外れ、カムプレート25R及び25Lの
ピン81、突出片82がシャーシ17の穴83、溝84
から離脱して、プレーヤ本体11はシャーシ17にフロ
ーティング支持される。
【0059】ステッププレート54及びクランププレー
ト66が最下降位置まで下降した時には、図3に示すセ
ンサアーム57の停止爪63とクランププレート66の
停止溝70との係合が解除される。
【0060】図4及び図9(D)に示すように、ローデ
ィングモータ28の回動力は、ファイナルギア39及び
Rカムプレート25Rのラック45を介してこのRカム
プレート25Rへ伝達され、Rカムプレート25R及び
Lカムプレート25Lをディスクプレーヤ10の前方へ
移動させる。このRカムプレート25Rの最前方位置
で、ロックピン44がRカムプレート25RとSアーム
ストッパ40とを一体化し、このSアームストッパ40
がディスクプレーヤ10の前方へ移動する。
【0061】これにより、図4(B)に示すSアームス
トッパ40のSアームストッパ押圧部72がセンサアー
ム57のセンサアーム受圧部73をディスクプレーヤ1
0の前方へ押圧し、Gプレート56を介してディスクス
トッパ55をディスク1から離間させる。この結果、デ
ィスク1がディスクストッパ55に接触することなく回
転可能となる。
【0062】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果及びを奏する。
【0063】プレーヤ本体11の前方部には、このプ
レーヤ本体11内にディスク1を引き込み搬送可能なロ
ーディングローラ41を備えたローディングプレート5
3が回動自在に枢支され、このローディングプレート5
3がシャーシ17の突起80に当接することにより、プ
レーヤ本体11がシャーシ17にロックされ得るよう構
成されたことから、プレーヤ本体11に回動可能に設け
られ、シャーシ17に当接することにより、プレーヤ本
体11をシャーシ17にロックする部材を別途設ける必
要がなく、この部材をローディングプレート53で兼用
できるので、部品点数を低減でき、ディスクプレーヤ1
0の小型化を実現できる。
【0064】カムプレート25R及び25Lのピン8
1、突出片82がシャーシ17の穴83、溝84のそれ
ぞれに係脱可能に構成され、これらのカムプレート25
R及び25Lのピン81、突出片82がシャーシ17の
穴83、溝84のそれぞれに係合することにより、プレ
ーヤ本体11がシャーシ17にロックされ得るよう構成
されたことから、ローディングプレート53によりプレ
ーヤ本体11の前後のロックを、また、カムプレート2
5R及び25Lによりプレーヤ本体11の左右のロック
をそれぞれ実現できるので、プレーヤ本体11をシャー
シ17に確実にロックでき、使用者によるプレーヤ本体
11へのディスク1の挿入を容易化できる。
【0065】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るディスクプ
レーヤによれば、ディスクを収容し、その情報を再生可
能なプレーヤ本体が、防振構造体を介してシャーシにフ
ローティング支持可能に構成されたディスクプレーヤに
おいて、プレーヤ本体の前方部には、このプレーヤ本体
内にディスクを引き込み搬送可能なローディングローラ
を備えたローディングプレートが回動自在に枢支され、
このローディングプレートがシャーシに当接することに
より、プレーヤ本体がシャーシにロックされ得るよう構
成されたことから、部品点数を低減して小型化を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクプレーヤの一実施の形態
において、ディスクストッパが初期位置にあるときの上
記ディスクプレーヤの初期状態を示し、(A)がその平
面図、(B)が図1(A)のトリガーラック及びSアー
ムストッパ等を示す平面図である。
【図2】図1のディスクプレーヤにおいて、ディスクス
トッパが位置決め位置にあるときの上記ディスクプレー
ヤのディスク位置決め状態を示し、(A)がその平面
図、(B)が図2(A)のトリガーラック及びSアーム
ストッパ等を示す平面図である。
【図3】図1のディスクプレーヤにおいて、ディスクス
トッパが位置決め位置にあるときの上記ディスクプレー
ヤのディスクチャッキング状態を示し、(A)がその平
面図、(B)が図3(A)のトリガーラック及びSアー
ムストッパ等を示す平面図である。
【図4】図1のディスクプレーヤにおいて、ディスクス
トッパが退避位置にあるときの上記ディスクプレーヤの
センタリング完了状態を示し、(A)がその平面図、
(B)が図4(A)のトリガーラック及びSアームスト
ッパ等を示す平面図である。
【図5】ステッププレート及びクランププレートの中央
断面図を示し、(A)が図2(A)の中央断面図、
(B)が図3(A)の中央断面図、(C)が図4(A)
の中央断面図である。
【図6】図1〜図4のディスクプレーヤにおけるプレー
ヤ本体を示す裏面図である。
【図7】図1〜図4のステッププレート及びクランププ
レートを示す斜視図である。
【図8】図1及び図5のRカムプレート及びLカムプレ
ートを示す斜視図である。
【図9】図6のRカムプレートのロック機構におけるロ
ック解除動作を示す作動図である。
【図10】図1のディスクプレーヤにおける裏面図であ
り、(A)がプレーヤ本体のロック状態、(B)がプレ
ーヤ本体のフローティング状態をそれぞれ示す図であ
る。
【図11】プレーヤ本体の側面図を示し、(A)がプレ
ーヤ本体のロック状態、(B)がプレーヤ本体のフロー
ティング状態をそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク 10 ディスクプレーヤ 11 プレーヤ本体 17 シャーシ 25L Lカムプレート 25R Rカムプレート 26 カム溝 41 ローディングローラ 53 ローディングプレート 80 突起 81 ピン 82 突出片 83 穴 84 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを収容し、その情報を再生可能
    なプレーヤ本体が、防振構造体を介してシャーシにフロ
    ーティング支持可能に構成されたディスクプレーヤにお
    いて、 上記プレーヤ本体の前方部には、このプレーヤ本体内に
    ディスクを引き込み搬送可能なローディングローラを備
    えたローディングプレートが回動自在に枢支され、この
    ローディングプレートが上記シャーシに当接することに
    より、プレーヤ本体がシャーシにロックされ得るよう構
    成されたことを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 上記プレーヤ本体の側方に移動可能に配
    設されたカムプレートのカム溝に、ローディングローラ
    の軸が係合され、上記カムプレートの移動により、ロー
    ディングプレートが回動可能に構成されたことを特徴と
    する請求項1に記載のディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 上記カムプレートがシャーシに係脱可能
    に構成され、このカムプレートが上記シャーシに係合す
    ることにより、プレーヤ本体がシャーシにロックされ得
    るよう構成されたことを特徴とする請求項2に記載のデ
    ィスクプレーヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009277288A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Alpine Electronics Inc 車載用ディスクプレーヤ
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