JP2001331968A - 光学式ヘッド装置及び光学記録再生装置 - Google Patents

光学式ヘッド装置及び光学記録再生装置

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JP2001331968A
JP2001331968A JP2001065580A JP2001065580A JP2001331968A JP 2001331968 A JP2001331968 A JP 2001331968A JP 2001065580 A JP2001065580 A JP 2001065580A JP 2001065580 A JP2001065580 A JP 2001065580A JP 2001331968 A JP2001331968 A JP 2001331968A
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JP2001065580A
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English (en)
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Shoichi Takasuka
祥一 高須賀
Yukio Saito
幸男 斉藤
Naoki Nakanishi
直樹 中西
Hideyuki Nakanishi
秀行 中西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学特性や記録密度の異なる光情報記録媒体
に情報を記録し又はそれらの光情報記録媒体に記録され
た情報を再生することが可能で、しかも、トラッキング
サーボ動作が不安定になることのない光学式ヘッド装置
及び光学記録再生装置を提供する。 【解決手段】 発振波長650nmの半導体レーザと発
振波長780nmの半導体レーザとが1チップに集積化
された2波長モノリシックレーザ3をヒートシンク13
上に半田付けし、さらにこれらをキャンパッケージ52
上に半田付けすることにより、半導体レーザ素子4を構
成する。半導体レーザ素子4の2つの発光点27を、2
つの半導体レーザからの出射光の光ディスク上における
ビームスポットが光ディスクのピット列方向に沿ってほ
ぼ並ぶように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学特性や記録密
度の異なる光情報記録媒体に情報を記録し又はそれらの
光情報記録媒体に記録された情報を再生することが可能
な光学式ヘッド装置及び光学記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、音楽、映像情報又はデータファイ
ルを記録するための光情報記録媒体として、コンパクト
ディスク(以下『CD』という)、再生専用CD(CD
−ROM)、追記用CD(CD−R)及び書き換え可能
CD(CD−RW)等のCD規格のディスクや、デジタ
ルビデオディスク(以下『DVD』という)、再生専用
DVD(DVD−ROM)、追記用DVD(DVD−
R)、書き換え可能DVD(DVD−RW、DVDプラ
スRW)、記録再生可能DVD(DVD−RAM)等の
DVD規格のディスクが広く利用されている。CD規格
のディスクを記録/再生する場合には、光源として発振
波長が780nm〜820nmの近赤外半導体レーザが
用いられ、CD規格よりも記録容量の大きいDVD規格
のディスクを記録/再生する場合には、光源として発振
波長が630nm〜690nmの赤色半導体レーザが用
いられる。現在、これら2種類の規格に対して、1台の
装置で記録/再生を可能にすることが要求されており、
例えば、図20、図21に示すような、異なる発振波長
を有する2つの半導体レーザ素子を集積化した集積型半
導体レーザ装置を使用する光学式ヘッド装置が提案され
ている(例えば、特開平11−186651号公報参
照)。以下、この構成について簡単に説明する。
【0003】図20は従来の集積型半導体レーザ装置を
示す斜視図である。図20に示すように、集積型半導体
レーザ装置においては、同一のn型GaAs基板101
の上に、発振波長が700nm帯(例えば、780n
m)のAlGaAs系半導体レーザ131と、発振波長
が600nm帯(例えば、650nm)のAlGaIn
P系半導体レーザ132とが、互いに分離した状態で集
積化されている。AlGaAs系半導体レーザ131
は、レーザとしての機能を果たせるように、公知の技術
に基づいて形成された、n型GaAsバッファ層11
1、n型AlGaAsクラッド層112、活性層11
3、p型AlGaAsクラッド層114、p型GaAs
キャップ層115、n型GaAs電流狭窄層116とい
った複数の層から構成されている。また、AlGaIn
P系半導体レーザ132も同様に、n型GaAsバッフ
ァ層121、n型AlGaInPクラッド層122、活
性層123、p型AlGaInPクラッド層124、p
型GaInP中間層125、p型GaAsキャップ層1
26、n型GaAs電流狭窄層127といった複数の層
から構成されている。さらに、この集積型半導体レーザ
装置においては、AlGaAs系半導体レーザ131と
AlGaInP系半導体レーザ132とを独立に駆動で
きるように、p側の電極が分離されている。すなわち、
p側電極117とn側電極129との間に電流を流すこ
とによってAlGaAs系半導体レーザ131を駆動す
ることができ、p側電極128とn側電極129との間
に電流を流すことによってAlGaInP系半導体レー
ザ132を駆動することができる。尚、AlGaAs系
半導体レーザ131とAlGaInP系半導体レーザ1
32とはそれぞれヒートシンク133、134を介して
パッケージベース130の上に載置されている。
【0004】図21は図20の集積型半導体レーザ装置
を使用したCD及びDVD再生用光ディスク装置の構成
を示す配置図である。図21に示す半導体レーザ201
としては、図20に示す集積型半導体レーザ装置が用い
られている。図21に示すように、半導体レーザ201
からの出射光Lは、コリメートレンズ202によって平
行光に変換された後、ビームスプリッタ203を経て1
/4波長板204によって偏光の具合が調整される。そ
して、偏光の具合が調整された出射光Lは、対物レンズ
205によって集光されて、光ディスク209に入射す
る。この光ディスク209で反射された信号光L´は、
対物レンズ205及び1/4波長板204を経てビーム
スプリッタ203で反射された後、検出レンズ206を
経て信号光検出用受光素子207に入射する。信号光検
出用受光素子207に入射した信号光L´は、この信号
光検出用受光素子207で電気信号に変換された後、信
号光再生回路208に送られる。これにより、光ディス
ク209に書き込まれた情報が再生される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の集
積型半導体レーザ装置を使用する場合、AlGaAs系
半導体レーザ131とAlGaInP系半導体レーザ1
32との光軸が実際には発光点間隔だけ離れている。こ
のため、図22に示すように、光ディスク209上にお
いては、AlGaAs系半導体レーザ131からのレー
ザ光スポット301の位置とAlGaInP系半導体レ
ーザ132からのレーザ光スポット302の位置とが
(発光点間隔)/(光学倍率)の距離だけ離れてしま
う。従って、例えば、AlGaAs系半導体レーザ13
1からの出射光の光軸を対物レンズ205の軸中心に調
整すると、AlGaInP系半導体レーザ132の光軸
が対物レンズ205の軸中心に対してオフセットしてし
まう。その結果、対物レンズ205が光ディスク209
のラジアル方向にシフトしたときにトラッキング誤差信
号量が図21の特性曲線Gに示すようにアンバランスに
変化するという問題が生じる。さらに、図23に示すよ
うなトラッキング誤差信号量の変化が生じる場合、特に
マイナス方向のシフトに対して信号量が急激に劣化して
しまうので、トラッキングサーボ動作が不安定になると
いう問題が生じる。尚、図22中、303は光ディスク
209上に設けられた情報記録のピットを示している。
【0006】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、発振波長の異なる複
数の半導体レーザ素子を有することにより、光学特性や
記録密度の異なる光情報記録媒体に情報を記録し又はそ
れらの光情報記録媒体に記録された情報を再生すること
が可能で、しかも、トラッキングサーボ動作が不安定に
なることのない光学式ヘッド装置及び光学記録再生装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る光学式ヘッド装置の構成は、複数の半
導体レーザと、前記半導体レーザと光情報記録媒体との
間の光路上に配置された光学素子とを備えた光学式ヘッ
ド装置であって、前記複数の半導体レーザからのそれぞ
れの出射光の前記光情報記録媒体上におけるビームスポ
ットが前記光情報記録媒体上のピット列方向又は案内溝
方向とほぼ平行に並ぶように、前記複数の半導体レーザ
が配置されていることを特徴とする。
【0008】この光学式ヘッド装置の構成によれば、ト
ラックに追随して対物レンズが光情報記録媒体(光ディ
スク)のラジアル方向へシフトしても、光ディスクのラ
ジアルシフト特性が対物レンズの中立位置に対して対称
に変動する。その結果、いずれの半導体レーザを利用し
た場合であっても、安定なトラッキング動作が可能とな
る。
【0009】また、前記本発明の光学式ヘッド装置の構
成においては、前記光情報記録媒体からの戻り光が入射
する受光素子をさらに備えているのが好ましい。この好
ましい構成によれば、光学式ヘッド装置の集積化が可能
となるので、光ディスクドライブ装置へ光学式ヘッド装
置を組み込む際の組立調整を簡便化することが可能とな
る。また、この場合には、前記光学素子として対物レン
ズを含み、前記複数の半導体レーザと前記光学素子と前
記受光素子とが同一の筐体内に配置されると共に、前記
筐体に前記対物レンズが固定配置されているのが好まし
い。この好ましい構成によれば、従来の光学式ヘッド装
置のように対物レンズが移動することによる光ディスク
からの反射光量等の光学特性の劣化を防止することがで
きる。この場合にはさらに、支持部をさらに備え、前記
筐体が前記支持部に対して移動可能な状態で前記支持部
に接続されているのが好ましい。この好ましい構成によ
れば、対物レンズを含む光学系全体が一体に移動するこ
とが可能となるので、光ディスクの変動に追随する場合
であっても、光学的なずれを防止して安定な特性を実現
することができる。
【0010】また、前記本発明の光学式ヘッド装置の構
成においては、前記複数の半導体レーザの発振波長がそ
れぞれ異なるのが好ましい。また、この場合には、前記
半導体レーザを2つ備え、前記2つの半導体レーザの発
振波長がそれぞれ630nm以上690nm以下、78
0nm以上820nm以下及び200nm以上450n
m以下の群から選ばれる2つであるのが好ましい。これ
らの好ましい構成によれば、現在市販されているCD、
CD−R/RW、DVD、DVD−ROM、DVD−R
AM、DVD−R/RW/+RW等の光ディスクメディ
アの記録/再生に対応させることが可能となる。さらに
は、次世代の青色光源を用いたHD−DVD規格のディ
スクにも対応させることが可能となる。また、この場合
には、前記光情報記録媒体からの戻り光が入射する複数
の受光素子をさらに備え、前記複数の半導体レーザと前
記複数の受光素子の少なくとも一部が同一基板上に集積
されているのが好ましい。この好ましい構成によれば、
受発光素子を集積・一体化することにより、光学式ヘッ
ド装置の組立工程が簡単になると共に、光学式ヘッド装
置を小型・軽量化することができる。
【0011】また、前記本発明の光学式ヘッド装置の構
成においては、前記複数の半導体レーザの発光点が15
0μm以下の間隔でほぼ一直線上に並んでいるのが好ま
しい。この好ましい構成によれば、単一の対物レンズを
用いて複数の光情報記録媒体(光ディスク)を記録/再
生する光学式ヘッド装置を作製する場合に、対物レンズ
の光軸中心をある一つの半導体レーザの光軸上に位置さ
せても、残りの半導体レーザからの出射光束に発生する
軸外収差の影響を抑制することができる。
【0012】また、前記本発明の光学式ヘッド装置の構
成においては、前記光学素子として回折格子を含むのが
好ましい。この好ましい構成によれば、ビームスプリッ
ター等の体積の大きい光学部品を使用せずに光分岐を行
うことができるので、光学式ヘッド装置を小型・軽量化
することができる。また、この場合には、前記回折格子
が格子周期の異なる2n(nは自然数)個の回折領域に
分割されているのが好ましい。この好ましい構成によれ
ば、格子周期によって回折角を調整することができるの
で、光情報記録媒体からの戻り光を2n個に分割してト
ラッキング誤差信号を得る場合に、それぞれの回折後の
光束を干渉させることなく受光素子へ導くことができ
る。この場合にはさらに、前記回折領域の分割線が前記
光情報記録媒体上のピット列方向又は案内溝方向とほぼ
平行又はほぼ垂直であるのが好ましい。この好ましい構
成によれば、光情報記録媒体からの戻り光をピット列方
向又は案内溝方向とほぼ平行な方向又はほぼ垂直な方向
に2等分あるいは4等分して受光することできるので、
プッシュプル信号並びに位相差信号を検出することがで
きる。この場合にはさらに、前記回折領域の分割線の1
つが前記光情報記録媒体からの戻り光をほぼ2等分する
のが好ましい。この好ましい構成によれば、プッシュプ
ル方式によってトラッキング誤差信号を検出する際に、
プッシュプル信号のオフセット量を最小にすることがで
きる。また、この場合には、前記回折格子が格子のピッ
チ方向の異なる2n(nは自然数)個の回折領域に分割
されているのが好ましい。この好ましい構成によれば、
光情報記録媒体からの戻り光を2n個に分割してトラッ
キング誤差信号を得る場合に、それぞれの回折後の光束
を干渉させることなく受光素子へ導くことができる。こ
の場合にはさらに、前記回折領域の分割線が前記光情報
記録媒体上のピット列方向又は案内溝方向とほぼ平行又
はほぼ垂直であるのが好ましい。この場合にはさらに、
前記回折領域の分割線の1つが前記光情報記録媒体から
の戻り光をほぼ2等分するのが好ましい。また、この場
合には、前記回折格子が鋸歯状であるのが好ましい。こ
の好ましい構成によれば、0次回折光及び+1次回折光
のみを発生させ、−1次回折光の発生を抑えることがで
きるので、一方向のみに効率良く光束を導くことができ
る。その結果、S/N比を確保したまま受光素子の配置
面積を減らすことができる。また、この場合には、前記
回折格子の溝の深さが一定の周期で段階的に変化するの
が好ましい。この好ましい構成によれば、回折格子をブ
レーズ状(鋸歯状)にすることが困難な場合であって
も、溝の深さをできるだけ細かく階段状にすることによ
り、ブレーズ状(鋸歯状)にした場合とほぼ同様の効果
を得ることができる。
【0013】また、前記本発明の光学式ヘッド装置の構
成においては、前記複数の半導体レーザのすべてが金属
又は半導体材料からなるヒートシンク上に配置されてい
るのが好ましい。この好ましい例によれば、放熱性の向
上を図ることができるので、信頼性の高い光学式ヘッド
装置を実現することができる。
【0014】また、前記本発明の光学式ヘッド装置の構
成においては、前記光情報記録媒体からの戻り光が入射
する複数の受光素子をさらに備え、前記複数の半導体レ
ーザからのそれぞれの出射光の前記光情報記録媒体から
の戻り光の一部が同一の前記受光素子へ入射するよう
に、前記光学素子及び前記受光素子が配置されているの
が好ましい。この好ましい構成によれば、受光素子を兼
用することができるので、光学式ヘッド装置の構成を簡
略化することができると共に、組立工程も簡単になる。
また、この場合には、前記受光素子が、前記複数の半導
体レーザのいずれの半導体レーザが発光した場合におい
ても前記光情報記録媒体からの戻り光の一部を検出する
前記光情報記録媒体上のピット列方向又は案内溝方向と
ほぼ平行又はほぼ垂直に2分割された受光領域を有する
のが好ましい。この好ましい構成によれば、記録動作又
は再生動作の対象となるあらゆる光情報記録媒体に対し
てプッシュプル方式あるいは位相差方式によってトラッ
キング誤差信号を検出することができる。その結果、光
ディスクメディアの違いに応じてトラッキング誤差信号
検出方式を切り替える必要がないので、光学式ヘッド装
置の光学構成並びに受光素子の構成が簡単になる。この
場合にはさらに、前記光学素子として直線状の回折格子
を含み、前記回折格子によって発生する±1次回折光の
前記光情報記録媒体からの戻り光が前記受光領域によっ
て検出されるのが好ましい。この好ましい例によれば、
3ビーム方式によってトラッキング誤差信号を検出する
ことも可能になる。従って、この場合には、記録動作又
は再生動作の対象となるあらゆる光ディスクメディアに
対してそれぞれに適したトラッキング誤差信号を検出す
ることが可能となるので、サーボ安定性が格段に向上す
る。
【0015】また、前記本発明の光学式ヘッド装置の構
成においては、リム強度補正手段をさらに備えているの
が好ましい。この好ましい構成によれば、複数の半導体
レーザからのそれぞれの出射光の光情報記録媒体上にお
けるビームスポットが前記光情報記録媒体上のピット列
方向又は案内溝方向とほぼ平行に並ぶように、前記複数
の半導体レーザを配置する場合に、半導体レーザ素子か
らの出射光束の広がり角がピット列方向又は案内溝方向
の方向に対して狭くなる場合であっても、リム強度を補
正することにより、光情報記録媒体上でピット列方向又
は案内溝方向の方向に出射光束を十分に絞り込むことが
できるので、ジッターの良好な再生信号を得ることがで
きる。
【0016】また、本発明に係る光学記録再生装置の構
成は、光学式ヘッド装置を備えた光学記録再生装置であ
って、前記光学式ヘッド装置は、発振波長の異なる複数
の半導体レーザと、前記半導体レーザと前記光情報記録
媒体との間の光路上に配置された光学素子とを備え、前
記複数の半導体レーザからのそれぞれの出射光の前記光
情報記録媒体上におけるビームスポットが前記光情報記
録媒体上のピット列方向又は案内溝方向とほぼ平行に並
ぶように、前記複数の半導体レーザが配置されているこ
とを特徴とする。
【0017】この光学記録再生装置の構成によれば、ト
ラッキングサーボ動作を不安定にすることなく、光学特
性や記録密度の異なる複数の光情報記録媒体に情報を記
録し又はそれらの光情報記録媒体に記録された情報を再
生することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。
【0019】[第1の実施の形態]まず、本発明の第1
の実施の形態における光学式ヘッド装置及び光学記録再
生装置について、図1〜図9を参照しながら説明をす
る。図1は本発明の第1の実施の形態における光学式ヘ
ッド装置を示す構成図、図2は本発明の第1の実施の形
態における半導体レーザ素子を示す構成図、図3は本発
明の第1の実施の形態における光ディスク上のビームス
ポットの様子を示す図、図4は本発明の第1の実施の形
態における受光基板を示す構成図、図5は本発明の第1
の実施の形態における光学式ヘッド装置のトラッキング
誤差信号量の対物レンズシフト依存性を示す図である。
【0020】本実施の形態における光学式ヘッド装置
は、CD規格のディスク(CD、CD−ROM、CD−
R、CD−RW等)とDVD規格のディスク(DVD、
DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、DVDプ
ラスRW、DVD−RAM等)を記録/再生するように
構成されている。図1に示すように、半導体レーザ素子
4と光ディスク12との間の光路上には、半導体レーザ
素子4側から順に、3ビーム生成用の回折格子6、コリ
メータレンズ5、ビームスプリッター7、立ち上げミラ
ー10及び対物レンズ11が配置されている。また、ビ
ームスプリッター7と受光素子9との間の光路上にはシ
リンドリカルレンズ8が配置されている。
【0021】図2に示すように、半導体レーザ素子4
は、発振波長650nmの半導体レーザと発振波長78
0nmの半導体レーザとが1チップに集積化された2波
長モノリシックレーザ3が金属又は半導体材料からなる
ヒートシンク13上に半田付けされ、さらにこれらがキ
ャンパッケージ52上に半田付けされた構成となってい
る。半導体レーザ素子4の2つの発光点27は、2つの
半導体レーザからの出射光の光ディスク12上における
ビームスポット14〜16が光ディスク12のピット列
方向(光ディスク12のタンジェンシャル方向)に沿っ
てほぼ並ぶように(図3参照)構成されている。図3
中、17はピットを表している。
【0022】半導体レーザ素子4の2つの発光点27の
間隔(発光点間隔)は150μm以下であるのが望まし
い。
【0023】次に、本実施の形態における光学式ヘッド
装置の動作について説明する。
【0024】光ディスク判別手段(図示せず)により、
光学記録再生装置に導入された光ディスクがCD規格の
ディスクであるかDVD規格のディスクであるかが判別
される。光学記録再生装置に導入された光ディスクがC
D規格のディスクである場合には、半導体レーザ素子4
から波長780nmの赤外光が出射される。一方、光学
記録再生装置に導入された光ディスクがDVD規格のデ
ィスクである場合には、半導体レーザ素子4から波長6
50nmの赤色光が出射される。半導体レーザ素子4か
らの出射光は、3ビーム生成用の回折格子6を透過した
後、コリメータレンズ5によって平行光となる。ここ
で、回折格子6は、波長780nmの光に対する屈折率
が約1.52でデューティー比が約0.5の直線状の矩
形格子である。そして、この回折格子6の溝の深さは、
波長650nmの光に対する0次回折効率(透過率)が
約100%、波長780nmの光に対する0次回折効率
(透過率)が約74.5%、波長780nmの光に対す
る1次回折効率(透過率)が約10%となるように、約
1.25μmに設定されている。すなわち、赤色光が入
射した場合にはそのまま透過し、赤外光が入射した場合
には、±1次回折光を利用してメインビームと2つのサ
ブビームが生成されることになる。コリメータレンズ5
を透過した平行光は、ビームスプリッター7を透過した
後、立ち上げミラー10によって光路が変更される。光
路が変更された平行光は、対物レンズ11によって光デ
ィスク12上に集光される。ここで、図3に示すよう
に、光ディスク12がCD規格のディスクの場合には、
メインビームスポット14及びサブビームスポット15
が光ディスク12上に形成される。また、光ディスク1
2がDVD規格のディスクの場合には、メインビームス
ポット16のみが光ディスク12上に形成される。
【0025】光ディスク12からの戻り光は、対物レン
ズ11を透過し、立ち上げミラー10によってその光路
が変更された後、ビームスプリッター7に入射する。ビ
ームスプリッター7に入射した光は、その反射面で反射
された後、シリンドリカルレンズ8によって一方向にの
み集光作用を受けた状態で受光素子9へ導かれる。
【0026】図4に示すように、受光素子の受光基板1
8上には受光領域22〜24が形成されている。ここ
で、受光領域23は、光ディスク12のピット列方向
(光ディスク12のタンジェンシャル方向)とほぼ平行
に2分割されていると共に、光ディスク12のピット列
方向とほぼ垂直に2分割されている。すなわち、受光領
域23は4分割されている。また、受光領域24は、赤
色光のメインビーム21をピット列方向と平行及び垂直
に2分割するように4分割されている。
【0027】そして、光ディスク12がCD規格のディ
スクである場合には、4分割の受光領域23でメインビ
ーム20が受光され、再生信号並びに非点収差方式によ
ってフォーカス誤差信号が検出される。また、受光領域
22、24でサブビーム19が受光され、3ビーム法に
よってトラッキング誤差信号が検出される。一方、光デ
ィスク12がDVD規格のディスクである場合には、4
分割の受光領域24でメインビーム21が受光され、再
生信号並びに位相差方式あるいはプッシュプル方式によ
ってトラッキング誤差信号が検出され、非点収差法によ
ってフォーカス誤差信号が検出される。
【0028】上記のように、半導体レーザ素子4の2つ
の発光点27を、2つの半導体レーザからの出射光の光
ディスク12上におけるビームスポットが光ディスク1
2のピット列方向(光ディスク12のタンジェンシャル
方向)に沿ってほぼ並ぶように構成した場合、トラック
に追随して対物レンズ11が光ディスク12のラジアル
方向へシフトしても、図5のグラフに示すように、DV
D規格のディスクのラジアルシフト特性曲線AとCD規
格のディスクのラジアルシフト特性曲線Bが共に対物レ
ンズ11の中立位置に対して対称に変動する。その結
果、安定なトラッキング動作が可能となる。
【0029】また、半導体レーザ素子4を上記のように
構成した場合には、出射光の広がり角がラジアル方向に
対してタンジェンシャル方向に狭くなって、光ディスク
12上でビームスポットをピット列方向に十分(再生信
号を得るのに必要な程度に)絞れなくなる可能性があ
る。この場合には、図8に示すように、リム強度補正素
子29を別途設ければよい。リム強度補正素子29は、
出射光束の中心部の強度を低下させるような透過率分布
を有しており、透過前の光強度分布Eを透過後に中央部
のみを減少させた光強度分布Fに変換する(図9参
照)。このため、タンジェンシャル方向のリム強度が相
対的に向上し、ピット列方向に十分絞れたビームスポッ
トを得ることが可能となる。
【0030】尚、本実施の形態においては、半導体レー
ザ素子4として2波長モノリシックレーザ3が使用され
ているが、必ずしもこの構成に限定されるものではな
い。図6に示すように、2波長モノリシックレーザ3を
使用する代わりに、単品の波長650nmの半導体レー
ザ1と波長780nmの半導体レーザ2を使用してもよ
い。
【0031】また、2波長モノリシックレーザ3を使用
する場合には、図7に示すように、キャンパッケージ5
2に対して発光点27が並ぶように構成してもよい。
【0032】また、本実施の形態においては、2つの半
導体レーザを使用する場合を例に挙げて説明したが、必
ずしもこの構成に限定されるものではなく、3つ以上の
半導体レーザを用いてもよい。
【0033】また、本実施の形態においては、CD規格
のディスクとDVD規格のディスクの記録/再生のみに
ついて説明したが、波長400nm付近の半導体レーザ
を使用すれば、HD−DVDにも対応させることがで
き、上記と同様の効果を得ることができる。
【0034】また、本実施の形態においては、発振波長
650nmの半導体レーザと発振波長780nmの半導
体レーザとが用いられているが、2つの半導体レーザの
発振波長はそれぞれ630nm以上690nm以下、7
80nm以上820nm以下及び200nm以上450
nm以下の群から選ぶことができる。
【0035】また、本実施の形態においては、半導体レ
ーザ素子4の2つの発光点27を、2つの半導体レーザ
からの出射光の光ディスク12上におけるビームスポッ
ト14〜16が光ディスク12のピット列方向に沿って
ほぼ並ぶように構成しているが、必ずしもこの構成に限
定されるものではない。記録系のCD−R等の光ディス
クには記録部の目安にするために螺旋状の案内溝が形成
されているので、図10に示すように、2つの半導体レ
ーザからの出射光の光ディスク12上におけるビームス
ポット14〜16が光ディスク12の案内溝60の方向
に沿ってほぼ並ぶように、半導体レーザ素子4の2つの
発光点27を構成してもよい。
【0036】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態における光学式ヘッド装置及び光学記録再
生装置について、図11〜図13を参照しながら説明す
る。図11は本発明の第2の実施の形態における光学式
ヘッド装置を示す構成図、図12は本発明の第2の実施
の形態におけるホログラム光学素子を示す平面図、図1
3は本発明の第2の実施の形態における光学モジュール
を示す平面図である。
【0037】本実施の形態の光学式ヘッド装置は、基本
的には上記第1の実施の形態と同様の構成を採るが、図
11に示すように、コリメータレンズ5、立ち上げミラ
ー10及び対物レンズ11を除く光学部品が光学モジュ
ール32として一体的に集積化されている。
【0038】以下、光学モジュール32の働きに絞って
説明する。図13に示すように、光学モジュール32の
内部には、2波長モノリシックレーザ3、2波長モノリ
シックレーザ3を搭載する45°マイクロミラー内蔵基
板38及び受光領域42、43が形成された受光基板3
9が配置されている。尚、図13中、41は45°マイ
クロミラーを示している。また、図11、図12に示す
ように、光学モジュール32上部には、回折格子として
のホログラム領域35が上面に形成されたホログラム光
学素子34が配置されている。
【0039】ここで、ホログラム領域35は、格子周期
の異なる2個の回折領域35a、35bに分割されてお
り、その分割線は光ディスク12のピット列方向(光デ
ィスク12のタンジェンシャル方向)とほぼ平行に設け
られている。尚、この場合、ホログラム領域35は、格
子周期の異なる2個の回折領域35a、35bに分割さ
れているが、格子周期の異なる2n(nは自然数)個の
回折領域に分割されておれば、格子周期によって回折角
を調整することができるので、光ディスク12からの戻
り光を2n個に分割してトラッキング誤差信号を得る場
合に、それぞれの回折後の光束を干渉させることなく受
光素子へ導くことができる。また、この場合、分割線は
光ディスク12のピット列方向(光ディスク12のタン
ジェンシャル方向)とほぼ平行に設けられているが、分
割線が光ディスク12上のピット列方向又は案内溝方向
とほぼ平行又はほぼ垂直に設けられておれば、光ディス
ク12からの戻り光をピット列方向又は案内溝方向とほ
ぼ平行な方向又はほぼ垂直な方向に2等分あるいは4等
分して受光することできるので、プッシュプル信号並び
に位相差信号を検出することができる。
【0040】また、この場合、ホログラム領域35が、
格子周期の異なる2個の回折領域35a、35bに分割
されているが、格子のピッチ方向の異なる2n(nは自
然数)個の回折領域に分割してもよい。この場合も同様
に、光ディスク12からの戻り光を2n個に分割してト
ラッキング誤差信号を得る場合に、それぞれの回折後の
光束を干渉させることなく受光素子へ導くことができ
る。
【0041】2波長モノリシックレーザ3からの出射光
は、45°マイクロミラー41で反射されて光学モジュ
ール32から出射された後、コリメータレンズ5によっ
て平行光となる。この平行光は、立ち上げミラー10に
よって光路が変更された後、対物レンズ11によって光
ディスク12上に集光される。
【0042】光ディスク12からの戻り光は、対物レン
ズ11を透過し、立ち上げミラー10によってその光路
が変更された後、コリメータレンズ5を透過する。そし
て、図12に示すように、コリメータレンズ5を透過し
た光は、記録/再生している光ディスク12の規格に応
じてホログラム領域35の異なる領域へ導かれる。ここ
で、ホログラム領域35は、図14に示すように曲線状
の鋸歯状(ブレーズ状)の回折格子によって構成されて
おり、大まかには、タンジェンシャル方向に沿って戻り
光37あるいは36を2分割して受光領域42及び43
へ集光・回折する作用を有している。詳細には、ホログ
ラム領域35は、2分割の領域それぞれがさらに+1次
回折光と−1次回折光を発生させる格子周期の異なる短
冊領域に分割されており、戻り光36あるいは37を2
分割しつつさらに+1次回折光と−1次回折光に分けて
受光領域43及び42へ導く。受光領域42及び43
は、それぞれが3分割された受光領域を4つ1組として
構成されており、ホログラム領域35からの±1次回折
光を受光し、SSD(スポットサイズディテクション)
方式によってフォーカス誤差信号を検出し、プッシュプ
ル方式によってトラッキング誤差信号を検出する。
【0043】また、再生信号は、受光領域42及び43
へ入射した全光量を加算することによって検出すること
ができる。検出した信号は、出力端子33を介して外部
へ取り出すことができる。
【0044】上記のように構成することにより、2波長
モノリシックレーザ3の45°マイクロミラー41上の
見かけの発光点40をタンジェンシャル方向へ並べるこ
とができるので、どの規格の光ディスク12を記録/再
生する場合であっても、上記第1の実施の形態で説明し
たように、安定なトラッキングサーボ動作を確保するこ
とができる。さらに、光学式ヘッド装置を構成するのに
必要な光学部品の大部分が集積化されているので、装置
を小型・軽量化することができると共に、組立調整工程
を簡略化することができる。
【0045】尚、本実施の形態においては、ホログラム
領域35の回折格子として、図14に示すような鋸歯状
の回折格子を例に挙げて説明したが、鋸歯形状の作製が
困難な場合には、図15に示すように、回折格子の溝の
深さ一定の周期で段階的に変化する構成の回折格子を使
用してもよい。この場合、溝の深さをできるだけ細かく
階段状にすることにより、鋸歯形状にした場合とほぼ同
様の効果を得ることができる。
【0046】また、以上のように構成した場合のメリッ
トは、トラッキングサーボ動作の安定性向上にとどまら
ない。すなわち、一般に、トラッキング方式として位相
差方式やプッシュプル方式を使用しなければならない場
合には(CD−Rの記録とDVD−RAM/RW/+R
Wを記録/再生する場合には、プッシュプル信号を検出
することが必須となる)、光ディスク12からの戻り光
をタンジェンシャル方向に沿って最低でも2分割して受
光する必要があるが、上記のように発光点40をタンジ
ェンシャル方向へ並べれば、ホログラム領域35上で1
つの分割線によって複数の戻り光の全てをほぼ2等分す
ることができるので、ホログラム領域35の構成が簡単
になる。
【0047】また、光学モジュールの構成としては、図
16、図17に示すような通常のキャンパッケージを用
いる半導体レーザ素子の構成を応用した構成も考えられ
る。この構成においては、受光基板45をキャンパッケ
ージ44の内部に配置し、ホログラム光学素子34をキ
ャンパッケージ44の上部に配置することにより、コリ
メータレンズ5、立ち上げミラー10及び対物レンズ1
1を除く光学部品が一体的に集積化されている。
【0048】また、さらに別の光学モジュールの構成と
しては、図18A、図18Bに示すような構成も考えら
れる。この構成においては、受光基板46上に受光領域
48及びヒートシンク47が配置され、ヒートシンク4
7の上に2波長モノリシックレーザ3が半田付けされて
いる。さらに、2波長モノリシックレーザ3からの出射
光を反射すると共に光ディスクからの戻り光を受光領域
48へ導くために、受光基板46上にはプリズム49が
配置されている。受光基板46は、パッケージ53内に
配置され、3ビーム生成用の回折格子6が形成されたキ
ャップ28によって封止されている。
【0049】以上のような光学モジュールの構成であっ
ても、光学式ヘッド装置を小型・軽量化することができ
る。
【0050】また、上記第1の実施の形態で示した応用
例は、そのまま本実施の形態にも応用することができ
る。
【0051】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態における光学式ヘッド装置及び光学記録再
生装置について、図19を参照しながら説明する。図1
9は本発明の第3の実施の形態における光学式ヘッド装
置を示す構成図である。
【0052】本実施の形態の光学式ヘッド装置は、基本
的には上記第1の実施の形態と同様の構成を採るが、図
19に示すように、その光学系全体が一体的に集積化さ
れている。すなわち、光学モジュール32、コリメータ
レンズ5及び対物レンズ11が1つの筐体51内に配置
されていると共に、筐体51が支持ワイヤ兼信号線50
を介して支持部54に接続されている。ここで、筐体5
1は、光学モジュール32からの出射光を反射して光路
を曲げる反射体としても機能する。この構成において
は、光学モジュール32から得られたサーボ信号を支持
ワイヤ兼信号線50を介して外部へ取り出し、駆動手段
である磁気回路(図示せず)により、前記サーボ信号に
基づいて、筐体51を、記録/再生している光ディスク
12の回転に追随して微動させ、光ディスク12上のピ
ット列方向又は案内溝方向へビームスポットを結ばせる
ことができる。
【0053】以上のような構成によれば、対物レンズ単
体が微動する従来の光学式ヘッド装置と異なり、対物レ
ンズと発光点との位置関係が常に一定に保たれるので、
まったく対物レンズシフト特性の劣化の無い光学式ヘッ
ド装置並びに光学記録再生装置を実現することができ
る。
【0054】尚、本実施の形態においては、光学モジュ
ール32を使用する構成を例に挙げて説明したが、上記
第1の実施の形態のように、単品の光学部品で光学式ヘ
ッド装置を構成してもよい。
【0055】また、上記第1及び第2の実施の形態で示
した応用例は、そのまま本実施の形態にも応用すること
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、トラックに追随し
て対物レンズが光情報記録媒体(光ディスク)のラジア
ル方向へシフトしても、光ディスクのラジアルシフト特
性が対物レンズの中立位置に対して対称に変動する。そ
の結果、いずれの半導体レーザを利用した場合であって
も、安定なトラッキング動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光学式ヘッ
ド装置を示す構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態における半導体レー
ザ素子を示す構成図
【図3】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
上のビームスポットの様子を示す図
【図4】本発明の第1の実施の形態における受光基板を
示す構成図
【図5】本発明の第1の実施の形態における光学式ヘッ
ド装置のトラッキング誤差信号量の対物レンズシフト依
存性を示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態における他の半導体
レーザ素子を示す構成図
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるさらに他の
半導体レーザ素子を示す構成図
【図8】本発明の第1の実施の形態における他の光学式
ヘッド装置を示す構成図
【図9】本発明の第1の実施の形態における他の光学式
ヘッド装置のリム強度補正素子の機能を説明するための
【図10】本発明の第1の実施の形態における他の光デ
ィスク上のビームスポットの様子を示す図
【図11】本発明の第2の実施の形態における光学式ヘ
ッド装置を示す構成図
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるホログラ
ム光学素子を示す平面図
【図13】本発明の第2の実施の形態における光学モジ
ュールを示す平面図
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるホログラ
ム領域の回折格子の形状を示す図
【図15】本発明の第2の実施の形態におけるホログラ
ム領域の回折格子の形状の他の例を示す図
【図16】本発明の第2の実施の形態における他の光学
式ヘッド装置を示す構成図
【図17】本発明の第2の実施の形態における他の光学
モジュールを示す平面図
【図18】Aは本発明の第2の実施の形態におけるさら
に他の光学モジュールを示す断面図、BはAに示す光学
モジュールの平面図
【図19】本発明の第3の実施の形態における光学式ヘ
ッド装置を示す構成図
【図20】従来技術における集積型半導体レーザ装置を
示す斜視図
【図21】従来技術における光学式ヘッド装置を示す構
成図
【図22】従来技術における光ディスク上のビームスポ
ットの様子を示す図
【図23】従来技術における光学式ヘッド装置のトラッ
キング誤差信号量の対物レンズシフト依存性を示す図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 半導体レーザ 3 2波長モノリシックレーザ 4 半導体レーザ素子 5 コリメータレンズ 6 3ビーム生成用の回折格子 7 ビームスプリッター 8 シリンドリカルレンズ 9 受光素子 10 立ち上げミラー 11 対物レンズ 12 光ディスク 13 ヒートシンク 14 メインビームスポット 15 サブビームスポット 16 メインビームスポット 17 ピット 18 受光基板 19 サブビーム 20 メインビーム 21 メインビーム 22 受光領域 23 受光領域 24 受光領域 27 発光点 28 キャップ 29 リム強度補正素子 32 光学モジュール 33 出力端子 34 ホログラム光学素子 35 ホログラム領域 36 戻り光 37 戻り光 38 45°マイクロミラー内蔵基板 39 受光基板 40 見かけの発光点 41 45°マイクロミラー 42 受光領域 43 受光領域 44 キャンパッケージ 45 受光基板 46 受光基板 47 ヒートシンク 48 受光領域 49 プリズム 50 支持ワイヤ兼信号線 51 筐体 52 キャンパッケージ 53 パッケージ 54 支持部 60 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 直樹 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 中西 秀行 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA14 CA13 CA24 CD03 CF16 CG03 CG04 CG05 CG07 CG24 CG26 CG32 CG33 DA03 DA33 DA35 5D119 AA28 EB14 EC21 EC42 EC47 FA08 FA28

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体レーザと、前記半導体レー
    ザと光情報記録媒体との間の光路上に配置された光学素
    子とを備えた光学式ヘッド装置であって、前記複数の半
    導体レーザからのそれぞれの出射光の前記光情報記録媒
    体上におけるビームスポットが前記光情報記録媒体上の
    ピット列方向又は案内溝方向とほぼ平行に並ぶように、
    前記複数の半導体レーザが配置されていることを特徴と
    する光学式ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記光情報記録媒体からの戻り光が入射
    する受光素子をさらに備えた請求項1に記載の光学式ヘ
    ッド装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の半導体レーザの発振波長がそ
    れぞれ異なる請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体レーザを2つ備え、前記2つ
    の半導体レーザの発振波長がそれぞれ630nm以上6
    90nm以下、780nm以上820nm以下及び20
    0nm以上450nm以下の群から選ばれる2つである
    請求項3に記載の光学式ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の半導体レーザの発光点が15
    0μm以下の間隔でほぼ一直線上に並んでいる請求項1
    に記載の光学式ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記光学素子として回折格子を含む請求
    項1に記載の光学式ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 前記回折格子が格子周期の異なる2n
    (nは自然数)個の回折領域に分割された請求項6に記
    載の光学式ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 前記回折領域の分割線が前記光情報記録
    媒体上のピット列方向又は案内溝方向とほぼ平行又はほ
    ぼ垂直である請求項7に記載の光学式ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 前記回折領域の分割線の1つが前記光情
    報記録媒体からの戻り光をほぼ2等分する請求項7に記
    載の光学式ヘッド装置。
  10. 【請求項10】 前記回折格子が格子のピッチ方向の異
    なる2n(nは自然数)個の回折領域に分割された請求
    項6に記載の光学式ヘッド装置。
  11. 【請求項11】 前記回折領域の分割線が前記光情報記
    録媒体上のピット列方向又は案内溝方向とほぼ平行又は
    ほぼ垂直である請求項10に記載の光学式ヘッド装置。
  12. 【請求項12】 前記回折格子が鋸歯状である請求項6
    に記載の光学式ヘッド装置。
  13. 【請求項13】 前記回折格子の溝の深さが一定の周期
    で段階的に変化する請求項6に記載の光学式ヘッド装
    置。
  14. 【請求項14】 前記複数の半導体レーザのすべてが金
    属又は半導体材料からなるヒートシンク上に配置された
    請求項1に記載の光学式ヘッド装置。
  15. 【請求項15】 前記光情報記録媒体からの戻り光が入
    射する複数の受光素子をさらに備え、前記複数の半導体
    レーザからのそれぞれの出射光の前記光情報記録媒体か
    らの戻り光の一部が同一の前記受光素子へ入射するよう
    に、前記光学素子及び前記受光素子が配置された請求項
    1に記載の光学式ヘッド装置。
  16. 【請求項16】 前記受光素子が、前記複数の半導体レ
    ーザのいずれの半導体レーザが発光した場合においても
    前記光情報記録媒体からの戻り光の一部を検出する前記
    光情報記録媒体上のピット列方向又は案内溝方向とほぼ
    平行又はほぼ垂直に2分割された受光領域を有する請求
    項15に記載の光学式ヘッド装置。
  17. 【請求項17】 前記光学素子として直線状の回折格子
    を含み、前記回折格子によって発生する±1次回折光の
    前記光情報記録媒体からの戻り光が前記受光領域によっ
    て検出される請求項16に記載の光学式ヘッド装置。
  18. 【請求項18】 リム強度補正手段をさらに備えた請求
    項1に記載の光学式ヘッド装置。
  19. 【請求項19】 前記光情報記録媒体からの戻り光が入
    射する複数の受光素子をさらに備え、前記複数の半導体
    レーザと前記複数の受光素子の少なくとも一部が同一基
    板上に集積された請求項3に記載の光学式ヘッド装置。
  20. 【請求項20】 前記光学素子として対物レンズを含
    み、前記複数の半導体レーザと前記光学素子と前記受光
    素子とが同一の筐体内に配置されると共に、前記筐体に
    前記対物レンズが固定配置された請求項2に記載の光学
    式ヘッド装置。
  21. 【請求項21】 支持部をさらに備え、前記筐体が前記
    支持部に対して移動可能な状態で前記支持部に接続され
    た請求項20に記載の光学式ヘッド装置。
  22. 【請求項22】 光学式ヘッド装置を備えた光学記録再
    生装置であって、前記光学式ヘッド装置は、発振波長の
    異なる複数の半導体レーザと、前記半導体レーザと前記
    光情報記録媒体との間の光路上に配置された光学素子と
    を備え、前記複数の半導体レーザからのそれぞれの出射
    光の前記光情報記録媒体上におけるビームスポットが前
    記光情報記録媒体上のピット列方向又は案内溝方向とほ
    ぼ平行に並ぶように、前記複数の半導体レーザが配置さ
    れていることを特徴とする光学記録再生装置。
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