JP2005235390A - 光ヘッド、及び、それを用いた光学的情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
複数種類の異なる波長に対応する複数種の光情報記録媒体を記録/再生する光ヘッドにおいて、小型化と低価格化を実現する。
【解決手段】
複数のレーザー光源と、該複数のレーザー光源に対応する複数の受光素子を含んで構成される光ヘッドにおいて、前記複数のレーザー光源のうちの1つのレーザー光源を個別のレーザダイオードとし、さらに、それ以外のレーザー光源と前記複数の受光素子からなるレーザモジュールとからなる構成とする。これにより、光ヘッドの小型化が実現できる。
【選択図】 図1
Description
さらに、上記光ヘッドにおいて、前記レーザモジュールは1波長のレーザー光源を有した構成とする。
CD、CD−Rとして用いる場合は、レーザモジュール1の中の780nm波長の半導体レーザチップ12から発射されたレーザー光が、ビームスプリッタ3にて反射し、コリメータレンズ4にて平行光線に整えられ、フォーカスレンズ6にてCDの1.2mm厚の光ディスク9に集光する。
ここで、DVDとCDの板厚の違いによるフォーカス位置の補正は、フォーカスレンズにて行い、DVDの0.6mm厚の光ディスク8に対して光を収束する時、1次のサイドロープが最少になるように構成し、CD−Rの1.2mm厚の光ディスク9に対しては、内周光のみを用いるように補正している。
一方、780nmのレーザチップ12が光軸外に配置されている為に発生するコマ収差の補正も、フォーカスレンズ6の非球面化で対応している。光ディスク8、9からの反射光は、フォーカスレンズ6を通して偏光回折格子5にて1次回折光14となってコリメータレンズ4に入射し、ビームスプリッタ3にて反射後、レーザモジュール1内の受光素子基板15に入る。そして、各受光素子において、光ディスク8、9の反射光は電気信号に変換され出力するようになされている。
受光素子基板15のレーザチップ部の左側がトラッキング及び信号検出用受光素子であり、410nm、650nm、780nmの波長に対して、16(a)、17(a)、18(a)の構成を取っており、受光素子基板15のレーザチップ部の右側は、フォーカス検出用受光素子であり、410nm、650nm、780nmの波長に対して、16(b)、17(b)、18(b)の構成を取る。
但し、Fc:コリメータレンズの焦点距離、λ:半導体レーザ波長、p:偏光回折格子ピッチである。
また、光学的情報記録装置全体としては、CD、DVD、高密度DVDディスクに対する判別手段を有し、その判別結果によって、レーザー光源選択手段を用いて、780nm、650nm、410nm波長のレーザーを選択し、最適な光源を発光させて、情報記録を行う。
一方、CD−Rとして用いる場合は、図6に示すように、レーザダイオード24のCD−R用780nm波長の半導体レーザチップ25から発射されたレーザー光が、ビームスプリッタ26を通して、コリメータレンズ4にて平行光線に整えられ、フォーカスレンズ27にてCDの1.2mm厚の光ディスク9に集光する。
DVDとCDの板厚の違いによるフォーカス位置の補正は、前述の通り、フォーカスレンズ27の非球面化で対応しているが、CD−Rは内周光のみを用いるよう設計している為、CD−R記録に十分な光量を光ディスク9に確保することが困難となる。この為、CD−R記録に必要な光量を得る手段として、CD−R用レーザダイオード24とビームスプリッタ26の間にビーム整形プリズム28を配置し、CD−Rのレーザー光を円形化することでレーザー光の利用効率を高めている。例えば、半導体レーザから出射される半値全角で10°、30°程度の楕円形状の光束を補正する。この方法は、CD−Rレーザダイオード16の光出力をHighパワー化する方法に比べ、高温使用条件が緩和され信頼性向上が得られること、Highパワー化によるレーザの性能歩留り劣化や熱伝導率に優れたヒートシンクの採用といったコスト上昇要因を抑えることができる。
なお、本実施例では、DVD−ROM、RAMとして、650nmの波長、CD、CD−Rとして780nmの波長、高密度DVDとして、410nmの波長を例にとり説明したが、650nm、780nm、410nmの波長には限定されず、例えば、それぞれ、650±10nm、780±10nm、400±10nm等の数値であっても適用されるのは明らかである。
Claims (7)
- 複数のレーザー光源と、該複数のレーザー光源に対応する複数の受光素子を含んで構成される光ヘッドにおいて、前記複数のレーザー光源のうちの1つのレーザー光源を個別のレーザダイオードとして有し、さらに、それ以外のレーザー光源と前記複数の受光素子からなるレーザモジュールを有し、前記複数のレーザ光源から発射したレーザー光を、ビームスプリッタを通過して光学的情報媒体に導き、光学的情報媒体からの反射光を前記ビームスプリッタによって、前記レーザモジュールに導くことを特徴とする光ヘッド。
- 請求項1に記載の光ヘッドにおいて、前記レーザモジュールは2波長のレーザー光源を有し、前記レーザモジュールのレーザー光の光軸と、前記レーザダイオードのレーザー光の光軸をビームスプリッタにて合わせ、コリメータレンズにて平行光とした後、フォーカスレンズにて光学的情報媒体上に集光し、反射したレーザー光を偏光回折格子とビームスプリッタを経由して、前記レーザモジュール内の受光素子に導くことを特徴とする光ヘッド。
- 請求項1に記載の光ヘッドにおいて、前記レーザモジュールは1波長のレーザー光源を有したことを特徴とする光ヘッド。
- 請求項3において、前記レーザダイオードとビームスプリッタ間にビーム整形プリズムを配置したことを特徴とする光ヘッド。
- 複数のレーザー光源と、該複数のレーザー光源に対応する複数の受光素子を含んで構成される光ヘッドにおいて、前記複数の受光素子を有する基板上に前記複数のレーザー光源のうちの少なくとも1つのレーザー光源をレーザチップとして貼り付けたレーザモジュールと、それ以外のレーザー光源をレーザダイオードとして個別に有し、前記複数のレーザ光源から発射したレーザー光を、ビームスプリッタを通過して光学的情報媒体に導き、光学的情報媒体からの反射光を前記ビームスプリッタによって、前記レーザモジュール内の受光素子に導くことを特徴とする光ヘッド。
- 請求項5において、前記レーザダイオードは2波長のレーザー光源、前記レーザモジュールは1波長のレーザー光源を有し、前記レーザダイオードの一方のレーザー光の光軸と、レーザモジュールのレーザー光の光軸をビームスプリッタにて合わせ、コリメータレンズにて平行光とした後、フォーカスレンズにて光学的情報媒体上に集光し、反射したレーザー光を偏光回折格子にて1次回折光として、ビームスプリッタを経由して、レーザモジュール内の3個のレーザー光源に対応する受光素子に導くことを特徴とする光ヘッド。
- 請求項1乃至6に記載のいずれかの光ヘッドと、光学的情報媒体判別手段と光源選択手段を有し、前記光学的情報媒体判別手段の判別結果によって、前記光源選択手段により前記レーザー光源を選択することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
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