JP2001331943A - 情報記録/再生装置および情報記録/再生方法 - Google Patents

情報記録/再生装置および情報記録/再生方法

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JP2001331943A
JP2001331943A JP2000146427A JP2000146427A JP2001331943A JP 2001331943 A JP2001331943 A JP 2001331943A JP 2000146427 A JP2000146427 A JP 2000146427A JP 2000146427 A JP2000146427 A JP 2000146427A JP 2001331943 A JP2001331943 A JP 2001331943A
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JP2000146427A
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Hiroshi Omura
洋 尾村
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録再生光スポット内の媒体の温度分布を、
媒体自体の温度に関係なく、また回転中のスキュー変動
の影響を受けることなく、常に所定レベルとなるように
制御し、情報の読み書きを安定して実行できるようにす
る。 【解決手段】 光記録媒体1に対して照射された情報読
み出しのためのビームスポット内の温度を測定し、この
測定結果に基づいて読み出しのための光強度を制御する
ことにより、安定した再生信号を得る。半導体レーザ2
0から発せられたレーザビームは、集光光学系を経て、
光記録媒体1上に照射される。光記録媒体1では、照射
されたレーザビームにより赤外光が発生する。この赤外
光を上記の集光光学系により分離して赤外光検出器27
に入射させる。コントローラ3は、赤外光検出器の入力
情報に基づいて、レーザドライブ回路4を制御し、半導
体レーザ20の光強度を制御する。また情報記録装置も
同様に赤外光に基づいて記録光強度を制御するように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体から情
報を読み取る情報再生装置、再生方法、及び光記録媒体
へ情報を書き込む情報記録装置、記録方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は、光記録媒体の情報を再生する際
に照射する再生光の強度と得られる再生信号のC/N
(Carrier to Noise ratio)との関係の一例を示すグラ
フである。従来の技術では、再生装置から光記録媒体に
照射する再生光の強度を増すと、図3に示すように、あ
る程度の光強度までは光検出器に戻る再生光量の増加に
対応して再生信号のC/Nが上るが、それ以上再生光強
度を増すと、媒体の温度上昇によるカー回転角の低下に
よりC/Nは下がり始める。そしてさらに再生光強度を
増すと記録されているデータを破壊してしまう。つま
り、最も高いC/Nが得られる最適な再生光の強度が存
在する。従って情報を高密度に記録したいという要請を
満たすためには、再生光強度を最適に設定して可能な限
り再生信号のC/Nの向上を図り、媒体の能力を限界ま
で引き出してやることが望ましい。
【0003】一方、光ヘッドの光源波長を短くすること
によって再生用光スポットを小さくし、高密度に記録し
た情報の再生を可能にするという方法が試みられている
が、光ヘッドの光源に用いられる半導体レーザの波長は
限られており、また短波長のレーザではレーザ光の形状
や出力等が不十分となるいう問題がある。そこで、光源
の波長と再生用光スポットの大きさが現状のままでも、
高密度に記録された情報を読み出すことができる超解像
読み出し用媒体が開発された。
【0004】この超解像読み出し用媒体は、再生光によ
る媒体の温度上昇と媒体の回転移動との組み合わせによ
り生じる光スポット内の媒体の温度分布を利用して、光
スポット内に入った媒体の信号の一部を再生信号として
検出されないようにマスクするものである。この結果、
信号を読み出すことができる実効的な開口の領域は光ス
ポットより小さなものとなり、より高密度な情報の再生
が可能となる。このような超解像再生方式の動作につい
ては、例えば特開平9−190669号公報に詳しい。
また、この特開平9−190669号公報とともに、そ
の他特開平4−76843号公報、特願平3−5165
40号では、光記録媒体、あるいは装置内温度を測定
し、その温度を基に記録再生光強度を算出し、最適と推
定される光強度を照射する方式のものが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では光記録媒体における温度を測定する部分と、実
際にスポットが形成される部分とが異なるため、正確な
温度を求めることができない。また、レーザ光が照射さ
れている状態の媒体温度を測定することができなかっ
た。さらに光記録媒体の形状は完全な平面ではなく、許
容誤差内での反りを有し、また、光記録媒体を回転させ
る回転機構についても同様に誤差を有しており、通常、
再生光と光記録媒体間のスキューは回転中に刻一刻と変
化する。従って従来の技術ではスキュー変動を原因とす
る光記録媒体上の温度上昇量の変動については追従する
ことができない。
【0006】光記録媒体の温度変化がある場合は最適な
光強度が変化し、また回転中にスキュー変動がある場合
は一回転中同じ強度の再生光を照射してもスポット内に
発生する熱量が変化する。その結果、光スポット内の媒
体の温度分布が変化し、上述したごとくの有効な開口部
の形状が変化することになる。従って、超解像再生の効
果が十分に得られなくなり、情報の読み誤りが起こりや
すいという問題があった。
【0007】また、記録時においても同様に、媒体温度
やスキュー変動に関係なく一定のパワーで記録すると、
最適温度よりも高い場合には隣接トラックへの妨害が増
大し、最適温度よりも低い場合には記録パワー不足によ
るC/N劣化などの問題点があった。
【0008】また、超解像読み出し用媒体でない通常の
媒体では、媒体自体の温度が変化すると上記のごとくの
温度分布の変化によって再生信号のC/Nが変化する。
よって、ある媒体温度で最も高いC/Nが得られるよう
に再生光強度を設定しても、媒体自体の温度が変化する
とC/Nが低下してしまうので、一定の再生光強度では
媒体の能力を十分に生かすことができないという問題点
があった。また、記録時にも上記の超解像媒体と同様の
問題があった。
【0009】本発明は、上記のごとくの課題を解決する
ためになされたもので、記録/再生光スポット内の媒体
の温度分布を、媒体自体の温度に関係なく、また回転中
のスキュー変動の影響を受けることなく、常に所定レベ
ルとなるように制御することにより、安定した情報の読
み書きを行うことができる情報記録/再生装置及び情報
記録/再生方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の技術手段は、光記
録媒体から情報を光学的に読み取って情報の再生を行う
情報再生装置であって、前記光記録媒体に対して照射し
た情報読み出しのための再生光のスポット内における該
光記録媒体の温度を測定する測定手段と、前記再生光の
強度が適切となるように、該測定手段よって測定した温
度に基づいて前記再生光の光強度を制御する制御手段と
を有することを特徴としたものである。
【0011】第2の技術手段は、光記録媒体から情報を
光学的に読み取って情報の再生を行う情報再生方法であ
って、前記光記録媒体に対して照射した情報読み出しの
ための再生光のスポット内における該光記録媒体の温度
を測定し、前記再生光の光強度が適切となるように、測
定した前記光記録媒体の温度に基づいて前記再生光の光
強度を制御することを特徴としたものである。
【0012】第3の技術手段は、光記録媒体に情報を光
学的に記録する情報記録装置であって、前記光記録媒体
に対して照射した情報記録のための記録光のスポット内
における該光記録媒体の温度を測定する測定手段と、前
記記録光の光強度が適切となるように、前記測定手段に
よって測定した温度に基づいて前記記録光の光強度を制
御する制御手段とを有することを特徴としたものであ
る。
【0013】第4の技術手段は、光記録媒体に情報を光
学的に記録する情報記録装置であって、前記光記録媒体
に対して照射した光スポット内における該光記録媒体の
温度を測定し、前記記録光の光強度が適切となるよう
に、測定した前記光記録媒体の温度に基づいて前記記録
光の光強度を制御することを特徴としたものである。
【0014】第5の技術手段は、第1の技術手段におい
て、前記測定手段は、赤外光を検出する赤外光検出手段
を有し、前記再生光を前記光記録媒体に照射し、情報の
読み出し動作を行うための光学系を用いて、前記再生光
が照射された際該再生光のスポットから発せられる赤外
光を前記赤外光検出手段に集光させることを特徴とした
ものである。
【0015】第6の技術手段は、第3の技術手段におい
て、前記測定手段は、赤外光を検出する赤外光検出手段
を有し、前記記録光を前記光記録媒体に照射し、情報の
書き込み動作を行うための光学系を用いて、前記記録光
が照射された際該記録光のスポットから発せられる赤外
光を前記赤外光検出手段に集光させることを特徴とした
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による情報再生装
置の一実施形態を説明するための装置概略構成及び光記
録媒体の要部を概念的に示す図で、図中、1は光記録媒
体、2は光ヘッド、3は情報再生装置を制御する制御手
段となるコントローラ、4は光ヘッド2内の半導体レー
ザ20(後述)を駆動するレーザドライブ回路、20は
情報読み出し用の光を発生する半導体レーザ、21は半
導体レーザ20からのレーザ光を3ビームに分割する回
折格子、22は光記録媒体1に照射され反射したレーザ
光と、レーザ照射により光記録媒体1上に発生した赤外
線とを、それぞれ後述するサーボ信号光検出器26と赤
外光検出器27に入射させるホログラム素子、23はホ
ログラム素子22からのレーザ光を分割してその一方を
後述する出射光検出器28に入射させるフロントモニタ
スプリッタ、24はフロントモニタスプリッタ23から
のレーザ光を通過させると共に、光記録媒体1に照射さ
れ反射したレーザ光を反射して後述するRF信号光検出
器29に入射させるRF信号光ビームスプリッタ、25
は対物レンズ、26は光記録媒体1に3分割されて照射
されたレーザ光のサーボ信号光を検出するサーボ信号光
検出器、27は光記録媒体1に照射されたレーザ光によ
り光記録媒体1上に発生した赤外光を検出する赤外光検
出器、28は光記録媒体1に照射されるレーザ光の強度
を検出する出射光検出器、29は光記録媒体1からのR
F信号光を検出するためのRF信号光検出器である。
【0017】次に、図1に示す情報再生装置の動作を説
明する。本実施形態では、光記録媒体1を再生半径位置
に関係なく回転数一定で回転させるCAV(Constant A
ngular Velocity)の場合について説明する。情報再生
装置のコントローラ3は、光記録媒体1が挿入される
と、図示しないスピンドルモータによって光記録媒体1
を所定の回転数に回転させる。
【0018】まずコントローラ3は、レーザドライブ回
路4を制御して半導体レーザ20を点灯させる。半導体
レーザ20から出射したレーザ光は、回折格子21にて
3つの波面を有するビームに分割され、ホログラム素子
22を通過する。上記3つのビームは、後述するフロン
トモニタスプリッタ23、及びRF信号光ビームスプリ
ッタ24において波面に応じてビーム分割される。一部
がフロントモニタスプリッタ23によって分離され、出
射光検出器28へ入射する。これにより、再生光強度が
検出される。検出された再生光強度に基づいて、コント
ローラ3はレーザドライブ回路4を介して半導体レーザ
20の駆動電流を調節する。
【0019】続いてコントローラ3は、図示しないフォ
ーカスアクチュエータを介して光ヘッド2の対物レンズ
25を動かしてフォーカスの引き込みを行い、フォーカ
スを合わせるフォーカス制御を行う。さらに、図示しな
いトラッキングアクチュエータを制御してビームのトラ
ック引き込み動作をし、レーザビームを光記録媒体1の
トラックに追従させるトラッキング制御を行う。フロン
トモニタスプリッタ23を通過したレーザ光は、RF信
号光ビームスプリッタ24、及び対物レンズ25を通過
して光記録媒体1上に焦点を結ぶ。
【0020】焦点が結ばれた光記録媒体1のスポット内
では、光強度に応じて光記録媒体1の温度が上昇し赤外
光を発生する。この赤外光は、対物レンズ25、RF信
号光ビームスプリッタ24、フロントモニタスプリッタ
23、ホログラム素子22、及び回折格子21を通過
し、赤外光検出器27上に焦点を結ぶ。赤外光検出器2
7は、検出した赤外光量情報をコントローラ3へ与え
る。コントローラ3は、赤外光検出器27からの赤外光
量情報を温度に換算し、予め規定された光記録媒体1の
最適温度と比較し、測定された温度のほうが低い場合、
再生光強度を強くし、測定された温度の方が高い場合は
再生光強度を弱くするよう働く。こうして予め規定され
た温度と測定温度とが一致するようにレーザドライブ回
路4を介して半導体レーザ20の駆動電流を調節する。
【0021】再生光の照射による情報読み取りに際し、
装置内部の温度上昇にともない光記録媒体1の温度が上
昇した場合や、光記録媒体1の内周側で線速度が低下し
た場合、再生光強度が低い状態で、スポット内部の温度
が光記録媒体固有の最適再生温度に達してしまうが、本
実施形態によれば上記動作を行うことにより、常に最適
な再生光強度で光記録媒体を照射することができる。
【0022】また、光記録媒体1の反りや、図示しない
ターンテーブルの傾きにより光記録媒体1へのレーザ光
の入射角が変化した場合や、光記録媒体1の外周側で線
速度が増加した場合、スポット内部の温度を光記録媒体
固有の最適再生温度にするには、再生光強度を高くしな
ければならないが、本実施形態によれば上記動作を行う
ことにより、常に最適な再生光強度で照射することがで
きる。
【0023】光記録媒体1に照射された再生光の反射光
は、RF信号光ビームスプリッタ24で分割され、RF
信号光がRF信号光検出器29で読み取られ、その信号
によって情報が再生される。また、RF信号光ビームス
プリッタ24を通過した光記録媒体1からの反射光は、
ホログラム素子22で、上記の赤外光と反対側に回折し
た回折光となってサーボ信号光検出器26で読み取ら
れ、コントローラ3でサーボ信号が生成される。また赤
外光は、前述したごとくに、赤外光検出器27に入射す
る。
【0024】こうして、光記録媒体1の温度が変化した
場合や、光記録媒体1の線速度が変化した場合、チルト
量が変化してディスクに対するレーザ光の入射角変動が
生じた場合でも、安定して最適なスポット内温度となる
光強度で再生を行うことが可能となる。
【0025】図2は、本発明による情報再生装置の一実
施形態を説明するための装置概略構成及び光記録媒体の
要部を概念的に示す図で、図中、1は光記録媒体、2は
光ヘッド、3は情報記録装置を制御する制御手段となる
コントローラ、4は光ヘッド2内の半導体レーザ20
(後述)を駆動するレーザドライブ回路、5は情報を記
録する磁気ヘッドである。
【0026】また、図2において、20は情報書き込み
用の光を発生する半導体レーザ、21は半導体レーザ2
0からのレーザ光を3ビームに分割する回折格子、22
は光記録媒体1に照射され反射したレーザ光と、レーザ
照射により光記録媒体1上に発生した赤外線とを、それ
ぞれ後述するサーボ信号光検出器26と赤外光検出器2
7に入射させるホログラム素子、23はホログラム素子
22らのレーザ光を分割してその一方を後述する出射光
検出器に入射させるフロントモニタスプリッタ、24は
フロントモニタスプリッタ23からのレーザ光を通過さ
せると共に、光記録媒体1に照射され反射したレーザ光
を反射して後述するRF信号光検出器29に入射させる
RF信号光ビームスプリッタ、25は対物レンズ、26
は光記録媒体1に3分割されて照射されたレーザ光のサ
ーボ信号光を検出するサーボ信号光検出器、27は光記
録媒体1に照射されたレーザ光により光記録媒体1上に
発生した赤外光を検出する赤外光検出器、28は光記録
媒体1に照射されるレーザ光の強度を検出する出射光検
出器、29は光記録媒体1からのRF信号光を検出する
ためのRF信号光検出器である。
【0027】次に、図2に示す情報記録装置の動作を説
明する。本実施形態では、光記録媒体1を記録半径位置
に関係なく回転数一定で回転させるCAV(Constnt An
gular Velocity)の場合について説明する。情報記録装
置のコントローラ3は、光記録媒体1が挿入されると、
図示しないスピンドルモータによって媒体1を所定の回
転数に回転させる。
【0028】まずコントローラ3はレーザドライブ回路
4を制御して半導体レーザ20を点灯させる。半導体レ
ーザ20から出射したレーザ光は、回折格子21にて3
つの波面を有するビームに分割され、ホログラム素子2
2を通過する。上記3つのビームは、後述するフロント
モニタスプリッタ23、及びRF信号光ビームスプリッ
タ24において波面に応じてビーム分割される。一部が
フロントモニタスプリッタ23によって分離され、出射
光検出器28へ入射する。これにより、記録光強度が検
出される。検出された記録光強度に基づいて、コントロ
ーラ3はレーザドライブ回路4を介して半導体レーザ2
0の駆動電流を調節する。
【0029】続いてコントローラ3は、図示しないフォ
ーカスアクチュエータを介して光ヘッド2の対物レンズ
25を動かしてフォーカスの引き込みを行い、フォーカ
スを合わせるフォーカス制御を行う。さらに、図示しな
いトラッキングアクチュエータを制御してビームのトラ
ック引き込み動作を行い、レーザビームを光記録媒体1
のトラックに追従させるトラッキング制御を行う。記録
を行う場所に到着した後、フロントモニタスプリッタ2
3を通過したレーザ光は、RF信号光ビームスプリッタ
24、及び対物レンズ25を通過して光記録媒体1上に
焦点を結ぶ。
【0030】焦点が結ばれた光記録媒体1のスポット内
では、光強度に応じて光記録媒体1の温度が上昇して赤
外光を発生する。この赤外光は、対物レンズ25、RF
信号光ビームスプリッタ24、フロントモニタスプリッ
タ23、ホログラム素子22、及び回折格子21を通過
し、赤外光検出器27上に焦点を結ぶ。赤外光検出器2
7は検出した赤外光量情報をコントローラ3へ与える。
コントローラ3は、赤外光検出器27からの赤外光量情
報を温度に換算し、予め規定された光記録媒体1の最適
温度と比較し、測定された温度のほうが低い場合、記録
光強度を強くし、測定された温度の方が高い場合は記録
光強度を弱くするよう働く。こうして予め規定された温
度と測定温度とが一致するように、レーザドライブ回路
4を介して半導体レーザ20の駆動電流を調節する。
【0031】記録光の照射による情報の書き込みに際
し、装置内部の温度上昇にともない光記録媒体1の温度
が上昇した場合や、光記録媒体1の内周側で線速度が低
下した場合、スポット内部の温度を光記録媒体固有の最
適記録温度にするには、記録光強度を低くしなければな
らないが、本実施形態によれば上記動作を行うことによ
り、常に最適な記録光強度で照射することができる。
【0032】また、光記録媒体1の反りや、図示しない
ターンテーブルの傾きにより光記録媒体へのレーザ光の
入射角が90度からずれた場合や、光記録媒体1の外周
側で線速度が増加した場合、スポット内部の温度を光記
録媒体固有の最適記録温度にするには、記録光強度を高
くしなければならないが、本実施形態によれば上記動作
を行うことにより、常に最適な記録光強度で照射するこ
とができる。
【0033】光記録媒体1に照射された記録光のスポッ
トに対し、コントローラ3は磁気ヘッド5を用いて情報
を表す磁界を印加することにより、光記録媒体1上に情
報を記録する。光記録媒体1に照射された記録光の反射
光は、RF信号光ビームスプリッタ24を通過し、ホロ
グラム素子22で上記の赤外光と反対側に回折した回折
光となってサーボ信号光検出器26で読み取られ、コン
トローラ3でサーボ信号が生成される。
【0034】こうして、光記録媒体1の温度が変化した
場合や、光記録媒体1の線速度が変化した場合、チルト
量が変化してディスクに対するレーザ光の入射角変動が
生じた場合でも、安定して最適なスポット内温度となる
光強度で記録を行うことが可能となる。
【0035】図4は、本発明による情報再生装置の他の
実施形態を説明するための装置概略構成及び光記録媒体
の要部を概念的に示す図で、図中、図1と同様の機能を
有する部分には、図1と同じ符号が付してある。上述し
た図1に示すごとくの構成では、光記録媒体1の温度を
測定するために、ホログラム素子22で反射光から分割
された赤外光を用いたが、このような構成に限るもので
はなく、レーザダイオード出射光を処理する光学系を利
用して、光記録媒体1が発生した赤外光を集光すれば良
いため、図4に示すようにフロントモニタスプリッタ2
3で分割された赤外光を用いるようにしても良い。ま
た、図4の構成は情報再生装置の他の構成例を示すもの
であるが、図2に示す情報記録装置も同様にフロントモ
ニタスプリッタ23で分割した赤外光を用いるように構
成しても良い。
【0036】上記各実施形態では、チルト変動分も吸収
することができるが、チルト変動の少ない装置にあって
は、媒体温度変化のみに追従するようにしてもよい。ま
た、上記実施形態では磁気ヘッドを用いた光磁気記録方
法について述べたが、これに限るものではなく光記録媒
体の相変化を利用する相変化光記録媒体を用いてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、制御手段が光記録媒体の温度やチルト量に応
じて記録/再生光の光強度を適切に調整するので、記録
/再生光スポット内の媒体の温度分布を媒体自体の温
度、チルト量に関係なく常に所定レベルとなるように制
御することができる。従って、再生する光記録媒体が超
解像読み出し用媒体であれば、超解像再生を担う光スポ
ットの有効な開口部の形状を媒体自体の温度や回転速
度、チルト量の要素に関係なく常に適切な形状とするこ
とができ、各要素の変動がある場合にも高密度に記録さ
れた情報を安定して読み取ることができる。また、光記
録媒体として超解像読み出し用ではない通常媒体が用い
られていれば、媒体自体の回転速度、温度、チルトに関
係なく最も高い再生信号のC/Nを常に得ることがで
き、媒体の能力を十分に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報再生装置の一実施形態を説明
するための装置概略構成及び光記録媒体の要部を概念的
に示す図である。
【図2】本発明による情報記録装置の一実施形態を説明
するための装置概略構成及び光記録媒体の要部を概念的
に示す図である。
【図3】光記録媒体の情報を再生する際に照射する再生
光の強度と得られる再生信号のC/Nとの関係の一例を
示すグラフである。
【図4】本発明による情報再生装置の他の実施形態を説
明するための装置概略構成及び光記録媒体の要部を概念
的に示す図である。
【符号の説明】
1…光記録媒体、2…光ヘッド、3…コントローラ、4
…レーザドライブ回路、5…磁気ヘッド、20…半導体
レーザ、21…回折格子、22…ホログラム素子、23
…フロントモニタスプリッタ、24…RF信号光ビーム
スプリッタ、25…対物レンズ、26…サーボ信号光検
出器、27…赤外光検出器、28…出射光検出器、29
…RF信号光検出器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体から情報を光学的に読み取っ
    て情報の再生を行う情報再生装置であって、前記光記録
    媒体に対して照射した情報読み出しのための再生光のス
    ポット内における該光記録媒体の温度を測定する測定手
    段と、前記再生光の強度が適切となるように、該測定手
    段よって測定した温度に基づいて前記再生光の光強度を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする情報再生
    装置。
  2. 【請求項2】 光記録媒体から情報を光学的に読み取っ
    て情報の再生を行う情報再生方法であって、前記光記録
    媒体に対して照射した情報読み出しのための再生光のス
    ポット内における該光記録媒体の温度を測定し、前記再
    生光の光強度が適切となるように、測定した前記光記録
    媒体の温度に基づいて前記再生光の光強度を制御するこ
    とを特徴とする情報再生方法。
  3. 【請求項3】 光記録媒体に情報を光学的に記録する情
    報記録装置であって、前記光記録媒体に対して照射した
    情報記録のための記録光のスポット内における該光記録
    媒体の温度を測定する測定手段と、前記記録光の光強度
    が適切となるように、前記測定手段によって測定した温
    度に基づいて前記記録光の光強度を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする情報記録装置。
  4. 【請求項4】 光記録媒体に情報を光学的に記録する情
    報記録装置であって、前記光記録媒体に対して照射した
    光スポット内における該光記録媒体の温度を測定し、前
    記記録光の光強度が適切となるように、測定した前記光
    記録媒体の温度に基づいて前記記録光の光強度を制御す
    ることを特徴とする情報記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報再生装置におい
    て、前記測定手段は、赤外光を検出する赤外光検出手段
    を有し、前記再生光を前記光記録媒体に照射し、情報の
    読み出し動作を行うための光学系を用いて、前記再生光
    が照射された際該再生光のスポットから発せられる赤外
    光を前記赤外光検出手段に集光させることを特徴とする
    情報再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の情報記録装置におい
    て、前記測定手段は、赤外光を検出する赤外光検出手段
    を有し、前記記録光を前記光記録媒体に照射し、情報の
    書き込み動作を行うための光学系を用いて、前記記録光
    が照射された際該記録光のスポットから発せられる赤外
    光を前記赤外光検出手段に集光させることを特徴とする
    情報記録装置。
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