JP2001331329A - 割込み制御装置及び割込み制御方法 - Google Patents

割込み制御装置及び割込み制御方法

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JP2001331329A
JP2001331329A JP2000149733A JP2000149733A JP2001331329A JP 2001331329 A JP2001331329 A JP 2001331329A JP 2000149733 A JP2000149733 A JP 2000149733A JP 2000149733 A JP2000149733 A JP 2000149733A JP 2001331329 A JP2001331329 A JP 2001331329A
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Japan
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interrupt
processor
interrupts
interrupt control
control device
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JP2000149733A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakajima
宏一 中島
Shin Miura
紳 三浦
Takahiro Hiramatsu
隆宏 平松
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な状況に動的に対応し、常に最適なシス
テム性能を実現できるような割込み制御方法及び制御装
置を得る。 【解決手段】 システムの状態を監視し、測定した監視
結果に基づいて、プロセッサ割込みPINTを生成する
際に集約するデバイス割込みDINTの数を動的に可変
に設定し、前記設定されたデバイス割込みDINTの数
を集約してプロセッサ割込みPINTを生成し、プロセ
ッサ3に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プロセッサと周
辺デバイスがバスにより接続され、プロセッサに対して
周辺デバイスから割込みを行う割込み制御方法及び割込
み制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、通信LSI4を用いた従来の
通信装置の機能ブロック図である。通信LSI4として
は例えばPMC−Sierra社のATMチップLAS
AR−155 PM7375がある。通信装置1は、プ
ロセッサ3と通信LSI4とメモリ5とそれらを接続す
るバス6から構成されている。さらに、通信LSI4内
には割込みの発生を制御する割込み制御部100が内蔵
されており、割込み制御装置2は、プロセッサに対して
割込みを発生する割込み発生部101、受信パケットの
数をカウントし、割込み発生部にカウント値を出力する
カウンタ102、割込みを発生するまでに受信する受信
パケット数を設定する個数設定部103から構成されて
いる。
【0003】次に、通信装置1の動作を説明する。一般
に、プロセッサ3、メモリ5、通信LSI4等の周辺デ
バイスから構成されている通信装置1では、まず、通信
プロトコルの低位レイヤ処理を通信LSI4等のハード
ウェアにおいて行い、その次に上位レイヤ処理をプロセ
ッサ3上で動作するソフトウェアにおいて行っている。
通信LSI4における低位レイヤ処理が完了するとプロ
セッサ3における上位レイヤ処理の実行開始をプロセッ
サ3に通知する。この通知手段として、通信LSI4か
らの割込みを用いることが多い。
【0004】このとき、通信LSI4は、1つの受信パ
ケットの低位レイヤ処理を完了すると、プロセッサ3に
対して1つの割込みを発生する。
【0005】具体的には、通信LSI4は、回線から受
信データを受信すると、通信プロトコルの低位レイヤ処
理を実行し、内蔵しているDMAC(Direct M
emory Access Controller)に
より、プロセッサ3を介さずに、バス6上に受信データ
を送出し、メモリ5に書き込む。その後、プロセッサ3
に対して、通信プロトコルの低位レイヤ処理の完了を通
知するために割込みを出力する。
【0006】しかし、1個の受信パケットの処理を完了
する毎にプロセッサ3に対して割込みを発生するばかり
ではなく、4個、8個、16個、32個といった個数の
の受信パケットの処理を完了したら、プロセッサ3に対
して1つの割込みを発生することも可能である。すなわ
ち、所定数の受信パケットの処理を完了したとき、プロ
セッサ3に対してまとめて1つの割込みを発生するよう
に変更することも可能である。
【0007】この割込みの発生を制御しているのが、P
MC−Sierra社のATMチップLASAR−15
5 PM7375に内蔵された従来の割込み制御部10
0であり、その動作について説明する。割込み制御部1
00は、1つの割込みを発生するまでに処理を完了する
受信パケット数を1、4、8、16、32の5段階の内
からプロセッサ3があらかじめ設定し、設定した数の受
信パケットの処理を完了すると、プロセッサ3に対して
1つの割込みを発生する。
【0008】個数設定部103は、プロセッサ3が1つ
の割込みを発生するまでに処理を完了する受信パケット
数として設定した受信パケット数を割込み発生部101
に通知する。例えば、1つの受信パケットを処理が完了
したら1つの割込みを発生する場合は1を、4つの受信
パケットを処理が完了したら1つの割込みを発生する場
合は4を通知するということができる。
【0009】カウンタ102は、受信パケット数をカウ
ントし、そのカウント値を割込み発生部101に通知す
る。
【0010】割込み発生部101は、個数設定部103
から通知された受信パケット数と、割込み個数カウンタ
102から通知されたカウント値が一致した場合に、プ
ロセッサ3に対して割込みを出力する。
【0011】プロセッサ3は、前記割込みにより、ソフ
トウェア処理である割込み処理を実行する。この割込み
処理は、上述のとおり、所定の受信パケット数分がまと
めて行われるものである。なお、割込み個数カウンタ1
02のカウンタは、割込み発生部101から割込みが出
力されると、クリアされる。
【0012】また、図17は、特開平7−262023
号公報に示された従来の割込制御装置のブロック図であ
る。図において、201は割込処理を行うプロセッサ、
202は周辺装置、203は割込要求レベル及び割込ベ
クタの制御を行う割込制御回路、204は割込レベルを
保存する割込レベル保存レジスタ、205は割込みベク
タを保存する割込みベクタ保存レジスタである。
【0013】次に、特開平7−262023号公報に示
された従来の割込制御装置の動作について説明する。
【0014】周辺装置202からプロセッサ201に割
込みを行うとき、割込要求レベル保存部レジスタ204
にセットされた割込要求レベルと割込ベクタ保存レジス
タ205にセットされた割込ベクタとを割込制御回路2
03を介してプロセッサ201に出力する。
【0015】プロセッサ201は、前記割込要求レベル
と前記割込ベクタに基づいて割込処理を実行する。この
とき、前記割込要求レベル、前記割込ベクタはソフトウ
ェアにより可変となっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、PMC
−Sierra社のATMチップLASAR−155P
M7375を用いた従来の割込み制御装置では、1つの
周辺デバイスから発生される複数の割込みをまとめる場
合、まとめる割込みの数が固定されているため、効率の
よい最適なシステムを実現できないという問題点があっ
た。
【0017】例えば、まとめる割込みの数が少なく固定
されているとプロセッサに対する割込みが頻繁に発生す
る。このとき、プロセッサの使用効率が高く、システム
性能に余裕がない状態では、プロセッサが次々と発生す
る割り込み全てを処理できず、実行すべき割り込み処理
を取りこぼしたり、または割込み処理を実行することの
みに忙しく、プロセッサで実行すべき他の処理が実行で
きなくなる可能性があるという問題点があった。また、
反対にまとめる割込みの数が多く固定されているとプロ
セッサに対する割込みが遠間に発生する。このとき、プ
ロセッサの使用効率が低く、システム性能に余裕がある
状態では、割込み処理が次々発生しても処理できるにも
かかわらず、多くの割込みをまとめるために割込み処理
に遅延が発生し、この遅延により、装置全体としてのシ
ステム性能が低下してしまうという問題点があった。
【0018】さらに、まとめる割込みの数が固定されて
いるため、割込みが指定数より少ない状態でしばらく次
の割込みが発生しない場合には、割込みが指定数になる
までプロセッサに対する割込みを発生できなくなり、割
込み処理がいつまでも開始されず、受信データに対する
プロセッサにおける上位レイヤ処理の開始時間が遅れて
しまうという問題点があった。
【0019】また、特開平7−262023号公報に示
された割込み制御装置によれば、割込みレベルを可変と
することは出来るが、周辺デバイスから発生される複数
の割込みをまとめることが出来ないため、PMC−Si
erra社のATMチップLASAR−155 PM7
375を用いた従来の割込み制御装置と同様に効率のよ
い最適なシステムを実現できないという問題点があっ
た。
【0020】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、様々な状況に動的に対応し、
常に最適なシステム性能を実現できるような割込み制御
方法及び割込み制御装置を得ることを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る割込み制御装置は、周辺デバイスから発生される複数
のデバイス割込みを保持し、前記複数のデバイス割込み
を集約してプロセッサ割込みとしてプロセッサに出力す
るプロセッサ割込み生成部と、前記プロセッサ割込み生
成部における前記プロセッサ割込みとして集約する前記
デバイス割込みの数を動的に可変に設定し、割込み集約
数として前記プロセッサ割り込み生成部に出力する割込
み個数可変設定部とを有したものである。
【0022】請求項2記載の発明に係る割込み制御装置
は、請求項1記載の割込み制御装置の割込み個数可変設
定部において、プロセッサを有するシステムの状態を測
定する測定部と、前記測定部で測定された測定結果に基
づき前記割込み集約数を設定する割込み個数設定部とを
有したものである。
【0023】請求項3記載の発明に係る割込み制御装置
は、請求項2記載の割込み制御装置の測定部において、
プロセッサに接続されたバスの使用効率を測定し、この
バス使用効率値を前記測定結果として出力するようにし
たものである。
【0024】請求項4記載の発明に係る割込み制御装置
は、請求項2記載の割込み制御装置の測定部において、
プロセッサの使用効率を測定し、このプロセッサ使用効
率値を前記測定結果として出力するようにしたものであ
る。
【0025】請求項5記載の発明に係る割込み制御装置
は、請求項1記載の割込み制御装置の割込み個数可変設
定部において、プロセッサを有するシステムのシステム
情報を設定するシステム情報設定部と、前記システム情
報に基づき前記割込み集約数を設定する割込み個数設定
部とを有したものである。
【0026】請求項6記載の発明に係る割込み制御装置
は、請求項5記載のシステム情報として、プロセッサ性
能を用いるようにしたものである。
【0027】請求項7記載の発明に係る制御装置は、請
求項5記載のシステム情報として、バス性能を用いるよ
うにしたものである。
【0028】請求項8記載の発明に係る制御装置は、請
求項5記載のシステム情報として、通信プロトコル種別
を用いるようにしたものである。
【0029】請求項9記載の発明に係る割込み制御装置
は、請求項1記載の割込み制御装置の割込み個数可変設
定部において、メディア種別を検出するメディア種別識
別部と、前記メディア種別識別部で検出されたメディア
種別識別情報に基づき前記割込み集約数を設定する割込
み個数設定部とを有したものである。
【0030】請求項10記載の発明に係る割込み制御装
置は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の割込み
制御装置において、一定期間内に発生するデバイス割込
みの数を監視し、前記割込み集約数分のデバイス割込み
が一定時間内に発生しない場合には、プロセッサ割込み
生成部にタイムアウト割込みを出力する監視タイマー部
を有し、前記プロセッサ割込み生成部は、前記監視タイ
マー部から出力されたタイムアウト割込みに基づき、プ
ロセッサ割込みを生成して出力するようにしたものであ
る。
【0031】請求項11記載の発明に係る割込み制御方
法は、周辺デバイスから発生される複数のデバイス割込
みを保持し、前記複数のデバイス割込みを集約してプロ
セッサ割込みとしてプロセッサに出力する際に、前記プ
ロセッサ割込みとして集約する前記デバイス割込みの数
を割込み集約数として動的に可変に設定するようにした
ものである。
【0032】請求項12記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項11記載の割込み制御方法において、割込
み制御方法が適用されるプロセッサを有するシステムの
状態を測定し、この測定結果に基づき前記割込み集約数
を設定するようにしたものである。
【0033】請求項13記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項11記載の割込み制御方法において、プロ
セッサに接続されたバスの使用効率を測定し、このバス
使用効率値に基づき前記割込み集約数を設定するように
したものである。
【0034】請求項14記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項11記載の割込み制御方法において、プロ
セッサの使用効率を測定してプロセッサ使用効率値を求
め、前記プロセッサ使用効率値に基づいて、周辺デバイ
スから発生されるデバイス割込みを集約する数を割込み
集約数として動的に可変に設定するようにしたものであ
る。
【0035】請求項15記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項11記載の割込み制御方法において、プロ
セッサの使用効率を測定し、このプロセッサ使用効率値
に基づき前記割込み集約数を設定するようにしたもので
ある。
【0036】請求項16記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項15記載のシステム情報として、プロセッ
サ性能を用いるようにしたものである。
【0037】請求項17記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項15記載のシステム情報として、バス性能
を用いるようにしたものである。
【0038】請求項18記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項15記載のシステム情報として、通信プロ
トコル種別を用いるようにしたものである。
【0039】請求項19記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項11記載の割込み制御方法において、メデ
ィア種別を検出し、このメディア種別識別情報に基づき
前記割込み集約数を設定するようにしたものである。
【0040】請求項20記載の発明に係る割込み制御方
法は、請求項11から請求項19のいずれかに記載の割
込み制御方法において、一定期間内に発生するデバイス
割込みの数を監視し、前記割込み集約数分のデバイス割
込みが一定時間内に発生しない場合には、タイムアウト
割込みを出力し、前記タイムアウト割込みに基づき、プ
ロセッサ割込みを生成して出力するようにしたものであ
る。
【0041】請求項21記載の発明に係る割込み制御装
置は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の割込
み制御装置をプロセッサに内蔵したものである。
【0042】請求項22記載の発明に係る割込み制御装
置は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の割込
み制御装置を周辺デバイスに内蔵したものである。
【0043】請求項23記載の発明に係る割込み制御装
置は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の割込
み制御装置を独立したデバイスとして実現したものであ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の割込み制御装置を適用した通信装置の機能ブロック図
であり、図において、1は通信装置、2は複数のデバイ
ス割込みDINTを集約し、プロセッサ3に対してプロ
セッサ割込みPINTを出力する割込み制御装置、3は
割込み制御装置2から出力されたプロセッサ割込みPI
NTの処理を実行するプロセッサである。4は通信装置
1に接続された回線を介してデータの送受信をするとと
もに、受信データの内容に適宜対応して前記割込み制御
装置2に対してデバイス割込みDINTを出力する周辺
デバイスとしての通信LSI、5はデータを記憶するメ
モリ、6はプロセッサ3と通信LSI4とメモリ5を接
続するバス、7はバス信号である。図2は、図1におけ
る割込み制御装置2の機能ブロック図であり、11は通
信LSI4から入力される複数のデバイス割込みDIN
Tを集約してプロセッサ割込みPINTを生成するプロ
セッサ割込み生成部、12は前記デバイス割込みDIN
Tの発生個数をカウントする割込み個数カウンタ、13
は前記プロセッサ割込み生成部11においてプロセッサ
割込みPINTを生成する際に集約するデバイス割込み
DINTの数をバス信号7に基づいて動的に可変に設定
する割込み個数可変設定部である。また、図3は、図2
における割込み個数可変設定部13の機能ブロック図で
あり、図において、21はバス信号7によりプロセッサ
を有するシステムの状態、例えば、バスやプロセッサな
どの使用効率、バス性能やプロセッサ性能や通信プロト
コル種別などのシステム情報、メディア種別等のシステ
ムの状態を常時監視し、その状態を測定した結果を測定
結果として出力する測定部、31は前記測定部21から
出力された測定結果に基づいて、プロセッサ割込みPI
NTに集約するデバイス割込みDINTの数である割込
み集約数を設定し、前記プロセッサ割込み生成部11に
出力する割込み個数設定部である。
【0045】次に、図1に基づいて、動作を説明する。
【0046】通信装置1では、従来のように回線から受
信データを受信すると、通信LSI4において通信プロ
トコルの低位レイヤ処理を実行し、内蔵しているDMA
C(Direct Memory Access Co
ntroller)により、プロセッサ3を介さずに、
バス6上に受信データを送出し、メモリ5に書き込む。
その後、プロセッサ3に対して通信プロトコルの低位レ
イヤ処理の完了を通知するために、デバイス割込みDI
NTを割込み制御装置2に出力する。割込み制御装置2
では、通信LSI4から出力されたデバイス割込みDI
NTを複数個分集約してからプロセッサ割込みPINT
としてプロセッサ3に出力する。そして、プロセッサ3
は、割込み制御装置2から出力されたプロセッサ割込み
PINTに基づき、割込み処理を実行する。
【0047】このとき、割込み制御装置2においては、
プロセッサ割込みPINTに集約するデバイス割込みD
INTの数が割込み集約数として動的に可変に設定され
る。このようにいくつのデバイス割込みDINTをまと
めるかを動的にかえることにより、常にプロセッサを有
するシステムの様々な状態に対して動的に対応した最適
なシステム性能のもとで、効率のよい適切な動作を行う
ことが可能となるものである。この割込み制御装置2の
割込み集約数の制御動作について、図2、図3および割
込み制御装置2の動作を示す図4のフローチャートに基
づいて説明する。
【0048】まず、測定部21は、バス信号7によりプ
ロセッサを有するシステムの状態、例えば、バスやプロ
セッサなどの使用効率、バス性能やプロセッサ性能や通
信プロトコル種別などのシステム情報、メディア種別等
のシステムの状態を常時監視し、その状態を測定してい
る(ステップS100)。その測定結果に基づいて、割
込み集約数、すなわち、プロセッサ割込みPINTに集
約するデバイス割込みDINTの数を設定する(ステッ
プS101)。この設定は測定部21からの測定結果に
対応して可変に設定される。この一連の動作が繰り返さ
れ、割込み集約数は動的に可変に設定されることにな
る。ここで、動的に可変にするとは、一定期間毎、ある
いは、不定期間毎、あるいは何らかの指示がある毎など
に測定部31からの測定結果を反映して割込み集約数を
可変にするということである。これにより、常にシステ
ムの状態に対して最適な割込み集約数を設定できる。
【0049】図5は割込み制御装置2における割込み制
御動作を示すフローチャートである。デバイス割込みD
INTが発生すると、この割込みルーチンが開始され
(ステップS200)、割込みカウンタ12においてデ
バイス割込みDINTが入力する度にカウント値を+1
し、その値を割込み個数としてカウントする(ステップ
S201)。プロセッサ割込み生成部11では、この割
込みカウンタ12においてカウントした割込み個数が予
め割込み可変設定部13によって設定された割込み集約
数と一致したら(ステップS202でYes)、これら
の複数のデバイス割込みDINTを集約してプロセッサ
割込みPINTを生成し(ステップS203)、プロセ
ッサ3に対して、プロセッサ割込みPINTを出力する
(ステップS204)。また、割り込みカウンタ12の
割込み個数をクリアする(ステップS205)。これに
より、割込みルーチンが終了される(ステップS20
6)。
【0050】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、バス信号7によりプロセッサを有するシステムの状
態、例えば、バスやプロセッサなどの使用効率、バス性
能やプロセッサ性能や通信プロトコル種別などのシステ
ム情報、メディア種別等のシステムの状態を常時監視
し、その状態を測定した測定結果に基づいて、割込み集
約数を動的に可変に設定するように構成したため、常に
割込み集約数の最適値を設定でき、最適なシステムを実
現できる。例えば、プロセッサ3の使用効率が高く、能
力的に余裕がない場合に、プロセッサに対して割込みが
頻繁に発生すると、プロセッサ3の処理能力にさらに負
荷を与える恐れがあるので、そのような場合には割込み
集約数を多く設定し、プロセッサ割込みPINTの数
(回数)を減らすことで、プロセッサ3の処理能力を維
持することができ、プロセッサ割込みPINTに対応す
る割込み処理が実行できなかったり、プロセッサ3で実
行する他の処理が実行できなくなるという状態を発生さ
せない。また、逆に、プロセッサ3の使用効率が低く、
能力的に余裕がある場合は、プロセッサ3が割込み処理
を行う余裕があるということであり、プロセッサに対す
る割込みをたくさんまとめる必要はなく、割込み集約数
を少なく設定し、プロセッサ割込みPINTの数(回
数)を増やすことで、プロセッサ割込みPINTが随時
発生され、割込み処理の遅延を不必要に生じさせること
を防げる。要するに、プロセッサ3を有するシステムの
状態に基づいて、割込み集約数を動的に可変とするよう
に構成したため、プロセッサ割込みPINTの発生を動
的に可変に制御できるので、割込み集約数の最適値を設
定でき、最適なシステムを実現できるものである。
【0051】実施の形態2.実施の形態1では、測定部
21を設けて、プロセッサを有するシステムの状態を監
視し、その測定結果に基づいて、割込み集約数を設定す
るものを示したが、この実施の形態2では、測定部21
の具体的な例としてバス使用効率測定部22を設けて、
バス6を監視してバス使用効率を測定し、その測定結果
に基づいて割込み集約数を設定するものを示す。
【0052】図6は、図2で示した割込み個数可変設定
部13の機能ブロック図であり、図において、22はバ
ス信号7によりバス6の状態を常時監視し、バス使用効
率を測定して、その測定結果を出力するバス使用効率測
定部である。
【0053】次に、実施の形態2における割込み制御装
置2の割込み集約数の制御動作について、割込み個数可
変設定部13の具体的な動作に基づいて説明する。
【0054】まず、バス性能およびバス使用効率につい
て説明する。バス使用効率は、バス6が、その性能に対
してどの程度まで使用されているかを示す指標である。
ここで、バス6を能動的に使用するデバイスをバスマス
タとする。図1の装置では、プロセッサ3や通信LSI
4がバスマスタに相当する。例えば、バス幅が16ビッ
ト、バスクロックが20MHz、バスマスタのバスアクセ
ス時のバスサイクルをすべて3クロックとした場合、す
なわち、3クロックで1回のデータ転送あるいはアクセ
スが実行される場合、バスクロックが20MHzかつバス
サイクルが3クロックであるので、1つのバスサイクル
は150nsとなる。1つのバスサイクルでは、16ビ
ットのデータが転送できるため、バス6のデータ転送性
能は、106.7Mb/sとなる。よって、バス6がすべ
てデータ伝送に使われている場合、すなわち、約10
6.7Mb/sのデータ転送が実施されている場合は、バ
ス使用効率は100%であり、約53Mb/sのデータ
転送が実施されている場合は、バス使用効率は50%で
ある。
【0055】次に動作について説明する。一般的に、プ
ロセッサ3や通信LSI4がバスを使用している場合に
は、アドレスを示すアドレスストローブ信号や、データ
を示すデータストローブ信号を出力する。
【0056】バス使用効率測定部22は、バス信号7に
よりバス6の状態、すなわち、前記アドレスストローブ
信号やデータストローブ信号を常時監視し、これからバ
スの使用効率を測定して、その結果であるバス使用効率
値を測定結果として割込み個数設定部31に出力する。
そして、割込み個数設定部31は、実施の形態1と同様
に、バス使用効率測定部22から出力された測定結果に
基づいて、割込み集約数を設定し、プロセッサ割込み生
成部11に出力する。
【0057】この測定結果に基づいて割込み集約数を設
定する際の具体例としては、例えば、割込み個数設定部
31において、図7に示すような対応表を備えておく。
この対応表はバス使用効率に対応して割込み集約数を定
めたものであり、割込み集約数は、バス使用効率が10
%の場合には1つ、バス使用効率が20%の場合には2
つ、バス使用効率が30%の場合には3つ、バス使用効
率が40%の場合には4つとなる。
【0058】そして、プロセッサ割込み生成部11は、
実施の形態1と同様に、設定された割込み集約数分のデ
バイス割込みDINTをまとめてプロセッサ割込みPI
NTを生成し、出力する。
【0059】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、バス6の使用効率を測定し、そのバス使用効率に基
づいて、割込み集約数を動的に可変に設定するように構
成したため、常に割込み集約数の最適値を設定でき、最
適なシステムを実現できる。例えば、バス6の使用効率
が高く、バス6に余裕がない場合は、プロセッサ3が処
理を行っていたり、通信LSI4がメモリ5にデータ転
送を行っているなどバス6がかなりの負荷を抱えている
ので、プロセッサに対して割込みが頻繁に発生すると、
バス6に対してさらに負荷を与える恐れがある。そのよ
うな場合には割込み集約数を多く設定し、プロセッサ割
込みPINTの数(回数)を減らすことで、プロセッサ
3の処理能力やバス6の転送能力を維持することがで
き、プロセッサ割込みPINTに対応する割込み処理が
実行できなかったり、プロセッサ3で実行する他の処理
が実行できなくなるという状態やデータ転送が実行でき
なくなるという状態を発生させない。また、逆に、バス
6の使用効率が低く、バス6に余裕がある場合は、プロ
セッサに対する割込みをたくさんまとめる必要はなく、
割込み集約数を少なく設定し、プロセッサ割込みPIN
Tの数(回数)を増やすことで、プロセッサ割込みPI
NTが随時発生され、割込み処理の遅延を不必要に生じ
させることを防げる。要するに、バス6の使用効率に基
づいて、割込み集約数を動的に可変とするように構成し
たため、プロセッサ割込みPINTの発生を動的に可変
に制御できるので、割込み集約数の最適値を設定でき、
最適なシステムを実現できるものである。
【0060】実施の形態3.実施の形態2では、実施の
形態1の測定部21の具体的な例としてバス使用効率測
定部22を設けて、バス6を監視し、バス使用効率を測
定し、その測定結果に基づいて、割込み集約数を設定す
るものを示したが、この実施の形態3では、実施の形態
1の測定部21の具体的な例としてプロセッサ使用効率
測定部23を設けて、プロセッサ3を監視してプロセッ
サ使用効率を測定し、その測定結果に基づいて割込み集
約数を設定するものを示す。
【0061】図8は、図2で示した割込み個数可変設定
部13の機能ブロック図であり、図において、23はバ
ス信号7によりプロセッサ3の状態を常時監視し、プロ
セッサ使用効率を測定して、その結果を測定結果として
出力するプロセッサ使用効率測定部である。
【0062】次に、実施の形態3における割込み制御装
置2の割込み集約数の制御動作について、割込み個数可
変設定部13の具体的な動作に基づいて説明する。
【0063】まず、プロセッサ使用効率およびプロセッ
サ使用効率測定部23におけるプロセッサ使用効率を測
定手法について説明する。プロセッサ使用効率は、文字
通り、プロセッサ3が、その性能に対してどの程度まで
使用されているかを示す指標である。すなわち、プロセ
ッサ使用効率が高くなればなるほど、プロセッサに余裕
がなくなり、他の処理ができなくなる。
【0064】プロセッサ3は、何も処理すべき処理自体
がないアイドル時に、プロセッサ使用効率測定部23の
カウンタをインクリメントする。すなわち、プロセッサ
使用効率測定部23は、前記カウンタの単位時間当たり
の増加の割合を測定し、これが大きい場合にはプロセッ
サ使用効率が低いと判断する。逆に、小さい場合にはプ
ロセッサ使用効率が高いと判断する。
【0065】次に、動作について説明する。プロセッサ
使用効率測定部23は、バス信号7によりプロセッサ3
の状態を常時監視し、プロセッサの使用効率を上記のよ
うに測定して、その結果であるプロセッサ使用効率値を
測定結果として割込み個数設定部31に出力する。そし
て、割込み個数設定部31は、実施の形態1や実施の形
態2と同様に、プロセッサ使用効率測定部23から出力
された測定結果に基づいて、割込み集約数を設定し、プ
ロセッサ割込み生成部11に出力する。
【0066】この測定結果に基づいて割込み集約数を設
定する際の具体例としては、例えば、割込み個数設定部
31において、図9に示すような対応表を備えておく。
この対応表はプロセッサ使用効率に対応して割込み集約
数を定めたものであり、割込み集約数は、プロセッサ使
用効率が10%の場合には1つ、プロセッサ使用効率が
20%の場合には2つ、プロセッサ使用効率が30%の
場合は3つ、プロセッサ使用効率が40%の場合には4
つとなる。
【0067】そして、プロセッサ割込み生成部11は、
実施の形態1や実施の形態2と同様に、設定された割込
み集約数分のデバイス割込みDINTをまとめてプロセ
ッサ割込みPINTを生成し、出力する。
【0068】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、プロセッサ3の使用効率を測定し、そのプロセッサ
使用効率に基づいて、割込み集約数を動的に可変に設定
するように構成したため、常に割込み集約数の最適値を
設定でき、最適なシステムを実現できるという効果があ
る。例えば、プロセッサ3の使用効率が高く、能力的に
余裕がない場合に、プロセッサに対して割込みが頻繁に
発生すると、プロセッサ3の処理能力にさらに負荷を与
える恐れがあるので、そのような場合には割込み集約数
を多く設定し、プロセッサ割込みPINTの数(回数)
を減らすことで、プロセッサ3の処理能力を維持するこ
とができ、プロセッサ割込みPINTに対応する割込み
処理が実行できなかったり、プロセッサ3で実行する他
の処理が実行できなくなるという状態を発生させない。
また、逆に、プロセッサ3の使用効率が低く、能力的に
余裕がある場合は、プロセッサ3が割込み処理を行う余
裕があるということであり、プロセッサに対する割込み
をたくさんまとめる必要はなく、割込み集約数を少なく
設定し、プロセッサ割込みPINTの数(回数)を増や
すことで、プロセッサ割込みPINTが随時発生され、
割込み処理の遅延を不必要に生じさせることを防げる。
要するに、プロセッサ3を有するシステムの状態に基づ
いて、割込み集約数を動的に可変とするように構成した
ため、プロセッサ割込みPINTの発生を動的に可変に
制御できるので、割込み集約数の最適値を設定でき、最
適なシステムを実現できるものである。
【0069】実施の形態4.実施の形態2及び実施の形
態3では、バス使用効率測定部22やプロセッサ使用効
率測定部23を設けて、バス6やプロセッサ3を監視
し、バス使用効率やプロセッサ使用効率を測定した結果
に基づいて割込み集約数を設定しているものを示した
が、この実施の形態4では、プロセッサ性能、バス性
能、通信プロトコル種別等のシステム情報を設定するシ
ステム情報設定部24を設け、この設定されたシステム
情報に基づいて割込み集約数を設定するものを示す。
【0070】図10は、図2で示した割込み個数可変設
定部13の機能ブロック図であり、図において、24は
バス信号7によりプロセッサ3において設定されている
プロセッサ性能、バス性能、通信プロトコル種別等のシ
ステム情報を設定または保持して出力するシステム情報
設定部である。
【0071】次に、実施の形態4における割込み制御装
置2の割込み集約数の制御動作について、割込み個数可
変設定部13の具体的な動作に基づいて説明する。
【0072】システム情報設定部24は、バス信号7に
よりプロセッサ3において設定されているプロセッサ性
能、バス性能、通信プロトコル種別等のシステム情報を
設定または保持するとともに、割込み個数設定部31に
出力する。そして、割込み個数設定部31は、実施の形
態1から実施の形態3と同様に、システム情報設定部2
4から出力された設定結果に基づいて、割込み集約数を
設定し、プロセッサ割込み生成部11に出力する。
【0073】この設定結果に基づいて割込み集約数を設
定する際の具体例としては、例えば、システム情報とし
てプロセッサ性能を用いた場合を例として、割込み個数
設定部31において、図11に示すような対応表を備え
ておく。この対応表はプロセッサ性能に対応して割込み
集約数を定めたものであり、割込み集約数は、プロセッ
サ性能が800MIPSの場合には1つ、プロセッサ性能が
400MIPSの場合には2つ、プロセッサ性能が200MI
PSの場合には3つ、プロセッサ性能が100MIPSの場合
には4つとなる。システム情報としては、このプロセッ
サ性能の他に、バス性能、通信プロトコル種別等、要す
るにシステムの性能に関連する情報等を用いることがで
きる。
【0074】そして、プロセッサ割込み生成部11は、
実施の形態1から実施の形態3と同様に、設定された割
込み集約数分のデバイス割込みDINTをまとめてプロ
セッサ割込みPINTを生成し、出力する。
【0075】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、システム情報に基づいて、割込み集約数を動的に可
変に設定するように構成したため、常に割込み集約数の
最適値を設定でき、最適なシステムを実現できるという
効果がある。例えば、設定されたプロセッサ性能が低い
場合に、プロセッサに対して割込みが頻繁に発生する
と、プロセッサ3に過大な負荷を与える恐れがあるの
で、そのような場合には割込み集約数を多く設定し、プ
ロセッサ割込みPINTの数(回数)を減らすことで、
プロセッサ3の負荷を減らし、プロセッサ割込みPIN
Tに対応する割込み処理が実行できなかったり、プロセ
ッサ3で実行する他の処理が実行できなくなるという状
態を発生させない。また、逆に、プロセッサ性能が高い
場合は、プロセッサ3が割込み処理を行う余裕があると
いうことであり、プロセッサに対する割込みをたくさん
まとめる必要はなく、割込み集約数を少なく設定し、プ
ロセッサ割込みPINTの数(回数)を増やすことで、
プロセッサ割込みPINTが随時発生され、割込み処理
の遅延を不必要に生じさせることを防げる。
【0076】また、システム情報として、プロセッサ性
能以外の情報、例えばバス性能、通信プロトコル種別等
の情報を用いても同様の制御をすることで、最適な動作
を実現できる。要するに、システム情報に基づいて、割
込み集約数を動的に可変とするように構成したため、プ
ロセッサ割込みPINTの発生を動的に可変に制御でき
るので、割込み集約数の最適値を設定でき、最適なシス
テムを実現できるものである。
【0077】実施の形態5.実施の形態2、実施の形態
3及び実施の形態4では、バス使用効率測定部22、プ
ロセッサ使用効率測定部23、システム情報設定部24
を設けて、バス使用効率、プロセッサ使用効率、システ
ム情報に基づいて割込み集約数を設定するものを示した
が、この実施の形態5では、メディア種別識別部25を
設けて、メディア種別に基づいて割込み集約数を設定す
るものを示す。
【0078】図12は、図2で示した割込み個数可変設
定部13の機能ブロック図であり、図において、25は
バス信号7によりバス6上で転送されるデータのメディ
ア種別を識別するメディア種別識別部である。
【0079】次に、実施の形態5における割込み制御装
置2の割込み集約数の制御動作について、割込み個数可
変設定部13の具体的な動作に基づいて説明する。
【0080】まず、バス6上で転送されるデータのメデ
ィア種別を識別する手法について説明する。受信データ
の形である伝送フォーマットには、一般に、メディア種
別識別子が付与されているため、前記メディア種別識別
子を取り込むことにより、バス6上で転送されるデータ
のメディア種別を識別する。
【0081】メディア種別識別部25は、バス6上で転
送されるデータのメディア種別、例えば、映像データや
音声データ、いわゆるLANデータのようなデータを上記
のように識別し、その識別結果を割込み個数設定部31
に出力する。そして、割込み個数設定部31は、実施の
形態1から実施の形態4と同様に、メディア種別識別部
25から出力された識別結果に基づいて、割込み集約数
を設定し、プロセッサ割込み生成部11に出力する。
【0082】この識別結果に基づいて割込み集約数を設
定する際の具体例としては、例えば、割込み個数設定部
31において、図13に示すような対応表を備えてお
く。この対応表はメディア種別に対応して割込み集約数
を定めたものであり、割込み集約数は、メディア種別が
映像の場合には2つ、メディア種別が音声の場合には1
つ、メディア種別がデータの場合には8つとなる。な
お、上記対応表は以下を考慮して設定している。映像及
び音声は、遅延特性が厳しい、すなわちリアルタイム性
を保証すべきメディアであるため、データと比較して、
プロセッサ割込みPINTを生成する際に集約するデバ
イス割込みDINTの数を小さくしている。これによ
り、遅延時間を小さく出来る。また、映像と音声を比較
すると、一般的に、映像は音声より伝送速度が高く、伝
送速度が高いメディアの割込み発生頻度は基本的に高く
なるため、プロセッサ割込みPINTを生成する際に集
約するデバイス割込みDINTの数を、音声と比較して
大きくしている。
【0083】そして、プロセッサ割込み生成部11は、
実施の形態1から実施の形態3と同様に、設定された割
込み集約数分のデバイス割込みDINTをまとめてプロ
セッサ割込みPINTを生成し、出力する。
【0084】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、メディア種別に基づいて、割込み集約数を動的に可
変に設定するように構成したため、割込み集約数の最適
値を設定でき、常に最適なシステムを実現できるという
効果がある。例えば、メディア種別がデータの場合に
は、リアルタイム性をあまり要求されないので、割込み
集約数を多く設定し、プロセッサ割込みPINTの数
(回数)を減らすことで、プロセッサ3の処理能力を維
持することができ、プロセッサ割込みPINTに対応す
る割込み処理が実行できなかったり、プロセッサ3で実
行する他の処理が実行できなくなるという状態を発生さ
せない。また、逆に、メディア種別が映像や音声の場合
には、リアルタイム性を要求されるので、プロセッサに
対する割込みをたくさんまとめず、割込み集約数を少な
く設定し、プロセッサ割込みPINTの数(回数)を増
やすことで、プロセッサ割込みPINTが随時発生さ
れ、割込み処理の遅延を不必要に生じさせることを防げ
る。要するに、メディア種別に基づいて、割込み集約数
を動的に可変とするように構成したため、プロセッサ割
込みPINTの発生を動的に可変に制御できるので、割
込み集約数の最適値を設定でき、最適なシステムを実現
できるものである。
【0085】なお、この実施の形態5では、メディア種
別、例えば、映像データや音声データ、いわゆるLANデ
ータのようなデータの違いのみに基づき、割込み集約数
を設定しているが、メディア種別に加えて、その伝送速
度情報を加えることにより、さらに綿密な制御が可能と
なる。
【0086】実施の形態6.実施の形態1から実施の形
態5では、バス信号7によりプロセッサを有するシステ
ムの状態を常時監視しているものを示したが、この実施
の形態6では、外部からの指示信号10によってプロセ
ッサを有するシステムの状態を設定するものを示す。
【0087】図14は、図1における割込み制御装置2
の機能ブロック図であり、図において、10は外部から
の指示信号である。
【0088】次に、実施の形態6における割込み制御装
置2の割込み集約数の制御動作について説明する。
【0089】割込み個数可変設定部13は、外部からの
指示信号10によってプロセッサを有するシステムの状
態、例えば、バスやプロセッサなどの使用効率、バス性
能やプロセッサ性能や通信プロトコル種別などのシステ
ム情報、メディア種別等のシステムの状態を設定し、そ
の設定結果に基づいて、プロセッサ割込みPINTに集
約するデバイス割込みDINTの数である割込み集約数
を動的に可変に設定し、プロセッサ割込み生成部11に
出力する。
【0090】プロセッサ割込み生成部11は、実施の形
態1と同様に、設定された割込み集約数分のデバイス割
込みDINTをまとめてプロセッサ割込みPINTを生
成し、出力する。
【0091】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、プロセッサを有するシステムの状態、例えば、バス
6やプロセッサ3などの使用効率、バス性能やプロセッ
サ性能や通信プロトコル種別などのシステム情報、メデ
ィア種別等のシステムの状態を設定し、その設定結果に
基づいて、割込み集約数を動的に可変に外部から設定す
るように構成したため、常に割込み集約数の最適値を設
定でき、上述の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0092】なお、この実施の形態6では、割込み個数
可変設定部13に対してプロセッサを有するシステムの
状態を設定する際に、外部からの指示信号10によって
設定しているが、これをプロセッサ12から直接設定す
るようにしても同様の効果が得られる。
【0093】実施の形態7.この実施の形態7は、この
発明における割込み制御装置2においてプロセッサ割込
みPINTを生成する際にデバイス割込みDINTがな
かなか設定された割込み集約数分発生しない場合の対策
として、一定期間内に発生するデバイス割込みの数を監
視し、割込み集約数分のデバイス割込みが一定時間内に
発生しない場合には、プロセッサ割込み生成部にタイム
アウト割込みを出力する監視タイマ部を備えたものであ
る。
【0094】図15は、この発明における割込み制御装
置2の機能ブロック図であり、図において、14は監視
タイマ部である。その他の構成については図2と同一で
ある。
【0095】次に、実施の形態7における割込み制御装
置2の動作について説明する。
【0096】監視タイマ部14は、直前に発生したプロ
セッサ割込みPINTの直後から監視タイマを起動し、
一定時間内に、次のプロセッサ割込みPINTが発生す
るかどうかを監視する。そして、前記監視タイマが監視
タイマ値を満了した場合には、プロセッサ割込み生成部
11に、タイムアウト割込みを出力する。なお、監視タ
イマ値は、事前に監視タイマ部14に設定されている。
【0097】プロセッサ割込み生成部11は、割込み個
数設定部13からの割込み集約数分のデバイス割込みD
INTが発生していなくても、すなわち、割込み個数カ
ウンタ12から通知された割込み個数と割込み個数可変
設定部13から出力された割込み集約数が一致しなくて
も、プロセッサ割込みPINTを生成し、出力する。な
お、割込み個数カウンタ12の値は、プロセッサ割込み
PINTが出力されるとクリアされる。
【0098】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、監視タイマ部14を設けて、一定時間内に、次のプ
ロセッサ割込みPINTが発生しない場合には、タイム
アウト割込みを発生し、プロセッサ割込みPINTを発
生するように構成したため、割込み個数設定部13から
の割込み集約数分のデバイス割込みDINTが発生して
いなくても、プロセッサ割込みPINTを発生でき、プ
ロセッサ割込み生成部11がデバイス割込みDINTを
待ち続けて、遅延時間が増大するのを防ぐことが出来る
という効果がある。
【0099】なお、この実施の形態7では、監視タイマ
値は事前に設定されているように説明したが、回路自体
にその値が設定されていても良いし、プロセッサ3によ
り設定されていてもよい。さらに、監視タイマ値の設定
に関して、上述の実施の形態で示した様々な情報条件に
基づいて算出して設定しても良い。
【0100】なお、この実施の形態7では、この発明の
割込み制御装置2に監視タイマ部14を設ける構成とし
て説明したもので、割込み個数可変設定部13の内部に
ついては実施の形態1から実施の形態5のいずれかまた
はそれ以外のどのような構成でも同様の効果が得られ
る。
【0101】上述の全ての実施の形態において、周辺デ
バイスとして1つの通信LSIを持つ通信装置を示し、
この1つの通信LSIから時間的にずれて発生してくる
複数の割込みを集約するものを示したが、複数の周辺デ
バイスから発生される複数の割込みを集約するように構
成しても同様の効果が得られる。また、各実施の形態を
組み合わせて構成することも可能である。
【0102】上述の全ての実施の形態において示したよ
うに、割込み制御装置2を、プロセッサ3や通信LSI
4とは別の機能モジュールとして構成することで、この
モジュールを汎用的に種々の装置に容易に組み込むこと
ができる。一方、この割込み制御装置2をプロセッサ3
あるいは通信LSI4に内蔵するような構成としてもよ
く、その場合には、装置全体の小型化が図れる。
【0103】なお、実施の形態2〜実施の形態5におい
て、割込み集約数を設定する際に用いる対応表を割込み
装置内部に備えておくものを説明したが、プロセッサに
備えておくようにしても同様の効果が得られる。
【0104】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る割込み制御装
置によれば、周辺デバイスから発生される複数のデバイ
ス割込みを保持し、前記複数のデバイス割込みを集約し
てプロセッサ割込みとしてプロセッサに出力するプロセ
ッサ割込み生成部と、前記プロセッサ割込み生成部にお
ける前記プロセッサ割込みとして集約する前記デバイス
割込みの数を動的に可変に設定し、割込み集約数として
前記プロセッサ割り込み生成部に出力する割込み個数可
変設定部とを備えたので、周辺デバイスから発生される
複数の割込みを集約してプロセッサ割込みを生成する際
に最適な割込み個数を集約することができる効果を奏す
る。
【0105】請求項2記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項1記載の割込み制御装置の割込み個数
可変設定部において、プロセッサを有するシステムの状
態を測定する測定部と、前記測定部で測定された測定結
果に基づき前記割込み集約数を設定する割込み個数設定
部とを備えたので、割込み制御装置の置かれた状態に合
わせて、周辺デバイスから発生される複数の割込みを集
約してプロセッサ割込みを生成する際に最適な割込み個
数を集約することができる効果を奏する。
【0106】請求項3記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項2記載の割込み制御装置の測定部にお
いて、プロセッサに接続されたバスの使用効率を測定
し、このバス使用効率値を前記測定結果として出力する
ようにしたので、バスの使用効率に合わせて、周辺デバ
イスから発生される複数の割込みを集約してプロセッサ
割込みを生成する際に最適な割込み個数分集約すること
ができる。
【0107】請求項4記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項2記載の割込み制御装置の測定部にお
いて、プロセッサの使用効率を測定し、このプロセッサ
使用効率値を前記測定結果として出力するようにしたの
で、プロセッサの使用効率に合わせて、周辺デバイスか
ら発生される複数の割込みを集約してプロセッサ割込み
を生成する際に最適な割込み個数分集約することができ
る。
【0108】請求項5記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項1記載の割込み制御装置の割込み個数
可変設定部において、プロセッサを有するシステムのシ
ステム情報を設定するシステム情報設定部と、前記シス
テム情報に基づき前記割込み集約数を設定する割込み個
数設定部とを備えたので、システム情報に合わせて、周
辺デバイスから発生される複数の割込みを集約してプロ
セッサ割込みを生成する際に最適な割込み個数を集約す
ることができる効果を奏する。
【0109】請求項6記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項5記載のシステム情報として、プロセ
ッサ性能を用いるようにしたので、プロセッサ性能に合
わせて、周辺デバイスから発生される複数の割込みを集
約してプロセッサ割込みを生成する際に最適な割込み個
数を集約することができる効果を奏する。
【0110】請求項7記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項5記載のシステム情報として、バス性
能を用いるようにしたので、バス性能に合わせて、周辺
デバイスから発生される複数の割込みを集約してプロセ
ッサ割込みを生成する際に最適な割込み個数を集約する
ことができる効果を奏する。
【0111】請求項8記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項5記載のシステム情報として、通信プ
ロトコル種別を用いるようにしたので、通信プロトコル
種別に合わせて、周辺デバイスから発生される複数の割
込みを集約してプロセッサ割込みを生成する際に最適な
割込み個数を集約することができる効果を奏する。
【0112】請求項9記載の発明に係る割込み制御装置
によれば、請求項1記載の割込み制御装置の割込み個数
可変設定部において、メディア種別を検出するメディア
種別識別部と、前記メディア種別識別部で検出されたメ
ディア種別識別情報に基づき前記割込み集約数を設定す
る割込み個数設定部とを備えたので、メディア種別に合
わせて、周辺デバイスから発生される複数の割込みを集
約してプロセッサ割込みを生成する際に最適な割込み個
数を集約することができる効果を奏する。
【0113】請求項10記載の発明に係る割込み制御装
置によれば、請求項1から請求項9のいずれかに記載の
割込み制御装置において、一定期間内に発生するデバイ
ス割込みの数を監視し、前記割込み集約数分のデバイス
割込みが一定時間内に発生しない場合には、プロセッサ
割込み生成部にタイムアウト割込みを出力する監視タイ
マー部を有し、前記プロセッサ割込み生成部は、前記監
視タイマー部から出力されたタイムアウト割込みに基づ
き、プロセッサ割込みを生成して出力するようにしたの
で、デバイス割込みを割込み集約数分になるまで待ち続
けて、遅延時間が増大するのを防ぐことが出来る効果を
奏する。
【0114】請求項11記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、周辺デバイスから発生される複数のデバイ
ス割込みを保持し、前記複数のデバイス割込みを集約し
てプロセッサ割込みとしてプロセッサに出力する際に、
前記プロセッサ割込みとして集約する前記デバイス割込
みの数を割込み集約数として動的に可変に設定するよう
にしたので、周辺デバイスから発生される複数の割込み
を集約してプロセッサ割込みを生成する際に最適な割込
み個数を集約することができる効果を奏する。
【0115】請求項12記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項11記載の割込み制御方法におい
て、割込み制御方法が適用されるプロセッサを有するシ
ステムの状態を測定し、この測定結果に基づき前記割込
み集約数を設定するようにしたので、割込み制御方法が
適用される割込み制御装置の置かれた状態に合わせて、
周辺デバイスから発生される複数の割込みを集約してプ
ロセッサ割込みを生成する際に最適な割込み個数を集約
することができる効果を奏する。
【0116】請求項13記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項11記載の割込み制御方法におい
て、プロセッサに接続されたバスの使用効率を測定し、
このバス使用効率値に基づき前記割込み集約数を設定す
るようにしたので、バスの使用効率に合わせて、周辺デ
バイスから発生される複数の割込みを集約してプロセッ
サ割込みを生成する際に最適な割込み個数分集約するこ
とができる。
【0117】請求項14記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項11記載の割込み制御方法におい
て、プロセッサの使用効率を測定してプロセッサ使用効
率値を求め、前記プロセッサ使用効率値に基づいて、周
辺デバイスから発生されるデバイス割込みを集約する数
を割込み集約数として動的に可変に設定するようにした
ので、プロセッサの使用効率に合わせて、周辺デバイス
から発生される複数の割込みを集約してプロセッサ割込
みを生成する際に最適な割込み個数分集約することがで
きる。
【0118】請求項15記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項11記載の割込み制御方法におい
て、プロセッサの使用効率を測定し、このプロセッサ使
用効率値に基づき前記割込み集約数を設定するようにし
たので、システム情報に合わせて、周辺デバイスから発
生される複数の割込みを集約してプロセッサ割込みを生
成する際に最適な割込み個数を集約することができる効
果を奏する。
【0119】請求項16記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項15記載のシステム情報として、プ
ロセッサ性能を用いるようにしたので、プロセッサ性能
に合わせて、周辺デバイスから発生される複数の割込み
を集約してプロセッサ割込みを生成する際に最適な割込
み個数を集約することができる効果を奏する。
【0120】請求項17記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項15記載のシステム情報として、バ
ス性能を用いるようにしたので、バス性能に合わせて、
周辺デバイスから発生される複数の割込みを集約してプ
ロセッサ割込みを生成する際に最適な割込み個数を集約
することができる効果を奏する。
【0121】請求項18記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項15記載のシステム情報として、通
信プロトコル種別を用いるようにしたので、通信プロト
コル種別に合わせて、周辺デバイスから発生される複数
の割込みを集約してプロセッサ割込みを生成する際に最
適な割込み個数を集約することができる効果を奏する。
【0122】請求項19記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項11記載の割込み制御方法におい
て、メディア種別を検出し、このメディア種別識別情報
に基づき前記割込み集約数を設定するようにしたので、
メディア種別に合わせて、周辺デバイスから発生される
複数の割込みを集約してプロセッサ割込みを生成する際
に最適な割込み個数を集約することができる効果を奏す
る。
【0123】請求項20記載の発明に係る割込み制御方
法によれば、請求項11から請求項19のいずれかに記
載の割込み制御方法において、一定期間内に発生するデ
バイス割込みの数を監視し、前記割込み集約数分のデバ
イス割込みが一定時間内に発生しない場合には、タイム
アウト割込みを出力し、前記タイムアウト割込みに基づ
き、プロセッサ割込みを生成して出力するようにしたの
で、デバイス割込みを割込み集約数分になるまで待ち続
けて、遅延時間が増大するのを防ぐことが出来る効果を
奏する。
【0124】請求項21記載の発明に係る割込み制御装
置によれば、割込み制御装置をプロセッサに内蔵したの
で、装置を小型化できる効果を奏する。
【0125】請求項22記載の発明に係る割込み制御装
置によれば、割込み制御装置を周辺デバイスに内蔵した
ので、装置を小型化できる効果を奏する。
【0126】請求項23記載の発明に係る割込み制御装
置によれば、割込み制御装置を独立したデバイスとして
実現したので、種々の装置に容易に組み込むことができ
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の割込み制御装置2を適用した通信
装置の機能ブロック図。
【図2】 この発明の割込み制御装置2の機能ブロック
図。
【図3】 実施の形態1による割込み個数可変設定部1
3の機能ブロック図。
【図4】 この発明の割込み制御装置2による動作のフ
ローチャート。
【図5】 この発明の割込み制御装置2による動作のフ
ローチャート。
【図6】 実施の形態2による割込み個数可変設定部1
3の機能ブロック図。
【図7】 バス使用効率と割込み集約数の対応表。
【図8】 実施の形態3による割込み個数可変設定部1
3の機能ブロック図。
【図9】 プロセッサ使用効率と割込み集約数の対応
表。
【図10】 実施の形態4による割込み個数可変設定部
13の機能ブロック図。
【図11】 プロセッサ性能と割込み集約数の対応表。
【図12】 実施の形態5による割込み個数可変設定部
13の機能ブロック図。
【図13】 メディア種別と割込み集約数の対応表。
【図14】 実施の形態6による割込み制御装置2の機
能ブロック図。
【図15】 実施の形態7による割込み制御装置2の機
能ブロック図。
【図16】 従来の通信装置の機能ブロック図。
【図17】 従来の制御装置の機能ブロック図。
【符号の説明】
1 通信装置、 2 割込み制御装置、 3 プロセッ
サ、 4 通信LSI、 5 メモリ、 6 バス、7
バス信号、 10 指示信号、 11 プロセッサ割
込み生成部、 12 割込み個数カウンタ、 13 割
込み個数可変設定部、 14 監視タイマ部、 21
測定部、 22 バス使用効率測定部、23 プロセッ
サ使用効率測定部、 24 システム情報設定部、 2
5 メディア種別識別部、 31 割込み個数設定部、
100 割込み制御部、 101 割込み発生部、
102 カウンタ、 103 個数設定部、 201プ
ロセッサ、 202 周辺装置、 203 割込制御回
路、 204 割込要求レベル保存レジスタ、 204
割込ベクタ保存レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 隆宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B061 CC05 QQ04 RR06 5B098 AA05 BA04 BA06 BA12 BB05 BB16 FF04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周辺デバイスから発生される複数のデバイ
    ス割込みを保持し、前記複数のデバイス割込みを集約し
    てプロセッサ割込みとしてプロセッサに出力するプロセ
    ッサ割込み生成部と、 前記プロセッサ割込み生成部における前記プロセッサ割
    込みとして集約する前記デバイス割込みの数を動的に可
    変に設定し、割込み集約数として前記プロセッサ割り込
    み生成部に出力する割込み個数可変設定部と、を備えた
    ことを特徴とする割込み制御装置。
  2. 【請求項2】前記割込み個数可変設定部は、 プロセッサを有するシステムの状態を測定する測定部
    と、 前記測定部で測定された測定結果に基づき前記割込み集
    約数を設定する割込み個数設定部と、を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の割込み制御装置。
  3. 【請求項3】前記測定部は、 プロセッサに接続されたバスの使用効率を測定し、この
    バス使用効率値を前記測定結果として出力することを特
    徴とする請求項2記載の割込み制御装置。
  4. 【請求項4】前記測定部は、 プロセッサの使用効率を測定し、このプロセッサ使用効
    率値を前記測定結果として出力することを特徴とする請
    求項2記載の割込み制御装置。
  5. 【請求項5】前記割込み個数可変設定部は、 プロセッサを有するシステムのシステム情報を設定する
    システム情報設定部と、 前記システム情報に基づき前記割込み集約数を設定する
    割込み個数設定部と、を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の割込み制御装置。
  6. 【請求項6】前記システム情報は、プロセッサ性能であ
    ることを特徴とする請求項5記載の割込み制御装置。
  7. 【請求項7】前記システム情報は、バス性能であること
    を特徴とする請求項5記載の割込み制御装置。
  8. 【請求項8】前記システム情報は、通信プロトコル種別
    であることを特徴とする請求項5記載の割込み制御装
    置。
  9. 【請求項9】前記割込み個数可変設定部は、 メディア種別を検出するメディア種別識別部と、 前記メディア種別識別部で検出されたメディア種別識別
    情報に基づき前記割込み集約数を設定する割込み個数設
    定部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の割込
    み制御装置。
  10. 【請求項10】さらに、一定期間内に発生するデバイス
    割込みの数を監視し、前記割込み集約数分のデバイス割
    込みが一定時間内に発生しない場合には、プロセッサ割
    込み生成部にタイムアウト割込みを出力する監視タイマ
    ー部を備え、 前記プロセッサ割込み生成部は、 前記監視タイマー部から出力されたタイムアウト割込み
    に基づき、プロセッサ割込みを生成して出力することを
    特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の割
    込み制御装置。
  11. 【請求項11】周辺デバイスから発生される複数のデバ
    イス割込みを保持し、前記複数のデバイス割込みを集約
    してプロセッサ割込みとしてプロセッサに出力する際
    に、前記プロセッサ割込みとして集約する前記デバイス
    割込みの数を割込み集約数として動的に可変に設定する
    ことを特徴とする割込み制御方法。
  12. 【請求項12】割込み制御方法が適用されるプロセッサ
    を有するシステムの状態を測定し、この測定結果に基づ
    き前記割込み集約数を設定することを特徴とする請求項
    11記載の割込み制御方法。
  13. 【請求項13】プロセッサに接続されたバスの使用効率
    を測定し、このバス使用効率値に基づき前記割込み集約
    数を設定することを特徴とする請求項12記載の割込み
    制御方法。
  14. 【請求項14】プロセッサの使用効率を測定し、このプ
    ロセッサ使用効率値に基づき前記割込み集約数を設定す
    ることを特徴とする請求項12記載の割込み制御方法。
  15. 【請求項15】割込み制御方法が適用されるプロセッサ
    を有するシステムのシステム情報を設定し、前記システ
    ム情報に基づき前記割込み集約数を設定することを特徴
    とする請求項11記載の割込み制御方法。
  16. 【請求項16】前記システム情報は、プロセッサ性能で
    あることを特徴とする請求項15記載の割込み制御方
    法。
  17. 【請求項17】前記システム情報は、バス性能であるこ
    とを特徴とする請求項15記載の割込み制御方法。
  18. 【請求項18】前記システム情報は、通信プロトコル種
    別であることを特徴とする請求項15記載の割込み制御
    方法。
  19. 【請求項19】メディア種別を検出し、このメディア種
    別識別情報に基づき前記割込み集約数を設定することを
    特徴とする請求項11記載の割込み制御方法。
  20. 【請求項20】一定期間内に発生するデバイス割込みの
    数を監視し、前記割込み集約数分のデバイス割込みが一
    定時間内に発生しない場合には、タイムアウト割込みを
    出力し、前記タイムアウト割込みに基づき、プロセッサ
    割込みを生成して出力することを特徴とする請求項11
    から請求項19のいずれかに記載の割込み制御方法。
  21. 【請求項21】プロセッサに内蔵したことを特徴とする
    請求項1から請求項10のいずれかに記載の割込み制御
    装置。
  22. 【請求項22】周辺デバイスに内蔵したことを特徴とす
    る請求項1から請求項10のいずれかに記載の割込み制
    御装置。
  23. 【請求項23】独立したデバイスとして実現したことを
    特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の
    割込み制御装置。
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