JP2001331018A - 帯電装置及びこれを備えるプロセスカートリッジ - Google Patents

帯電装置及びこれを備えるプロセスカートリッジ

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JP2001331018A
JP2001331018A JP2000151804A JP2000151804A JP2001331018A JP 2001331018 A JP2001331018 A JP 2001331018A JP 2000151804 A JP2000151804 A JP 2000151804A JP 2000151804 A JP2000151804 A JP 2000151804A JP 2001331018 A JP2001331018 A JP 2001331018A
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charging
photosensitive drum
charging roller
roller
core
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JP2000151804A
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English (en)
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Tatsuichi Tsukida
辰一 月田
Masanobu Saito
雅信 斉藤
Masaru Sunahara
賢 砂原
Satoru Motohashi
悟 本橋
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被帯電体の削れ具合を長手方向に亘って均一
化させることによって該被帯電体の延命化を図ることが
できる帯電装置を提供すること。 【構成】 感光ドラム(被帯電体)1に接触して該感光
ドラム1表面を所定の電位に帯電させる回転自在な帯電
ローラ(帯電部材)2と、該帯電ローラ2の芯金2aの
両端部を支持する軸受(軸受部材)9とを有する帯電装
置において、記帯電ローラ2の芯金2aの少なくとも一
方の端部外周に螺旋状の溝部11aを形成するととも
に、該溝部11aに係合して前記帯電ローラ2をその芯
金2aの軸方向に移動させるガイド部材14を設ける。
本発明によれば、帯電装置の帯電ローラ2を予め設定さ
れた長手方向の所定位置へと自動的に移動させることが
でき、帯電ローラ2の端部での感光ドラム1の早期削れ
を防いで該感光ドラム1の削れ具合を長手方向に亘って
均一化させることができ、感光ドラム1の延命化を図る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等を採用する画像形成装置に具備される帯電
装置、更に詳しくは、回転自在な接触帯電装置とこれを
備えるプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真方式を採用する画
像形成装置において、感光体等の被帯電体表面を帯電さ
せるための装置として、帯電部材を被帯電体に直接接触
させて被帯電体表面を帯電させる接触帯電装置が広く知
られている。このような接触帯電装置を用いた画像形成
装置としてレーザービームプリンタの概略構成を図6及
び図7に示すが、有機感光層を有し図示矢印方向に所定
のプロセススピードをもって回転駆動される感光ドラム
101は、先ず、接触帯電装置としての帯電ローラ10
2によってその表面が一様に帯電される。
【0003】ここで、帯電ローラ102は、導電性芯金
102aの外周面に導電性弾性層102bを被覆して構
成され、芯金102aの両端部は軸受103によってそ
れぞれ軸受されている。そして、各軸受103がバネ1
04によって感光ドラム101方向に付勢されることに
より、帯電ローラ102は感光ドラム101に加圧接触
され、この帯電ローラ102に対して高圧電源105か
ら直流成分に交流成分が重畳された振動電圧が接点10
6、バネ104、軸受103及び芯金102aを介して
印加されることにより、感光ドラム101の表面が所定
の電位に帯電される。
【0004】尚、前記両軸受103はプラスチック材料
で構成されており、このうちの少なくとも帯電ローラ1
02に給電する側の軸受103は、その成型時にプラス
チック材料中にカーボンファイバー等を分散させること
によってその抵抗値が103〜104 [Ω・cm]とな
るように導電性が付与されている。
【0005】次に、画像情報に応じてON/OFF制御
されたレーザービーム107による走査露光が感光ドラ
ム101に対して施されることによって該感光ドラム1
01上に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像
は、感光ドラム101に対向配置された現像装置108
によって現像されてトナー像として可視化される。
【0006】上記現像装置108は、図示矢印方向に回
転駆動される現像スリーブ108aを有するとともに、
負極性に帯電されたトナー108bを内包している。
尚、現像方法としては例えばジャンピング現像法が用い
られ、イメージ露光と反転現像とが組み合わせて用いら
れる。
【0007】而して、可視化されたトナー像は、感光ド
ラム101に圧接されるとともに、図示矢印方向に回転
駆動される転写ローラ109と対向する転写部位110
において、所定のタイミングで搬送されてくる転写材P
の表面に転写され、トナー像が転写された転写材Pは定
着装置111へと搬送され、定着装置111においてト
ナー像が永久画像として転写材Pに定着され、トナー像
が定着された転写材Pは機外へと出される。
【0008】尚、転写工程が終了した感光ドラム101
の表面に若干量残存する転写残留トナーはクリーニング
装置112によって除去される。ここで、クリーニング
装置112は、感光ドラム101表面に対して所謂カウ
ンタ方向に当接するウレタンゴムから成る弾性部材を有
するクリーニングブレード112aを備えている。
【0009】ところで、上記のような帯電装置にあって
は、通常、帯電ローラがその芯金の軸方向の何れかに寄
り過ぎることを防止するために軸受の端部に規制面を設
けてはいるものの、帯電ローラの芯金長の出来上がり誤
差、熱膨張等による芯金長の伸縮等を考慮して芯金の軸
方向(長手方向)に或る程度のスラストガタを持たせて
おり、画像形成工程の繰り返し過程中に帯電ローラが長
手方向の何れの方向に片寄るかは全く不明である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような画像形成装
置に用いられる感光ドラムとしては前述のような有機感
光層を有する所謂OPCが広く用いられているが、この
種の感光ドラムの製造方法としては、工程が簡素なこと
や量産性に優れていること等からディッピング法が一般
的に用いられている。
【0011】しかしながら、ディッピング法により製造
された感光ドラムにあっては、その製法上、感光層の塗
り始め側の膜厚が薄くなってしまう。例えば図8に示す
ように、所望の感光層の膜厚が40[μm]の場合、塗
り始め側端部から徐々にその膜厚が増加し、膜厚が所望
値に達するまでおよそ10[mm]を要する。このよう
な感光ドラムに対して前述のような長手方向にスラスト
ガタを有する帯電ローラを接触させた場合には以下のよ
うな不具合が生じ易くなってしまう。
【0012】即ち、一般的に感光ドラムは、画像形成工
程の繰り返し過程においてその感光層表面が徐々に摩耗
して削れていき、膜厚が所定値以下に達すると黒筋、カ
ブリ等の画像不良が生じてしまう。感光ドラムの摩耗は
主に帯電ローラに印加される電圧、特に交流成分により
感光ドラム表面がダメージを受け、更にクリーニングブ
レードにより削られることに起因する。
【0013】このような状況において、帯電ローラが回
転しつつ感光ドラムにおける感光層の初期膜厚の薄い側
に帯電ローラが片寄った場合には、帯電ローラ端部に対
応する感光ドラムの摩耗が早く、感光ドラム自体の寿命
が短くなってしまう。これを防止するためには、スラス
トガタを見込んだ帯電ローラ端部に対応する領域におい
ても所望の感光層膜厚に達するように感光ドラムの長さ
を長くすることが考えられるが、感光ドラムの長さを長
くすると装置の大型化を招いてしまい、レーザービーム
プリンタのパーソナルユースが増加して装置の小型化が
望まれる現状にマッチしない。
【0014】一方、特開平6−266203公報には、
帯電ローラの外径をその長手方向の一端部から他端部に
向けて漸減させることによって帯電ローラをその外径の
小さい方の端部側へと寄せる技術が開示されているが、
この技術においては、製造時に帯電ローラの外径を厳し
く管理しなければならないため、生産性が劣り、感光ド
ラムの長手方向における帯電ローラの当接状態が不均一
となってしまい、感光ドラムの感光層の削れむら、帯電
むら等の不具合が生じてしまう。
【0015】又、特開平6−301249公報には、帯
電ローラの芯金の一端面をバネ部材で押圧することによ
って帯電ローラの芯金の他端面を突当部へと押し当てて
位置決めを行う技術が開示されているが、帯電ローラを
確実に片側に寄せるためにはバネ部材の押圧力を著しく
高めねばならず、帯電ローラの芯金が押し当てられる突
当部の摩耗、削れ、摺動音等の問題が発生する。
【0016】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、帯電部材端部での被帯電体の
早期削れを防いで該被帯電体の削れ具合を長手方向に亘
って均一化させることによって被帯電体の延命化を図る
ことができる帯電装置及びこれを備えるプロセスカート
リッジを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、被帯電体に接触して該被帯
電体表面を所定の電位に帯電させる回転自在な帯電部材
と、該帯電部材の芯金両端部を支持する軸受部材とを有
する帯電装置において、前記帯電部材の芯金の少なくと
も一方の端部外周に螺旋状の溝部を直接又は間接的に形
成するとともに、該溝部に係合して前記帯電部材をその
芯金の軸方向に移動させるガイド部材を設けたことを特
徴とする。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記溝部を外周に形成して成るキャップ部
材を前記帯電部材の芯金の一端に被着したことを特徴と
する。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ガイド部材を前記軸受部材と一体的に
形成したことを特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明は、被帯電体に接触し
て該被帯電体表面を所定の電位に帯電させる回転自在な
帯電部材と、該帯電部材の芯金両端部を支持する軸受部
材を含んで構成される帯電装置を備え、画像形成装置本
体に対して着脱自在に構成されるプロセスカートリッジ
において、前記帯電装置の帯電部材の芯金の少なくとも
一方の端部外周に螺旋状の溝部を直接又は間接的に形成
するとともに、該溝部に係合して前記帯電部材をその芯
金の軸方向に移動させるガイド部材を設けたことを特徴
とする。
【0021】従って、本発明によれば、帯電装置の帯電
部材を予め設定された長手方向の所定位置へと自動的に
移動させることができ、帯電部材端部での被帯電体の早
期削れを防いで該被帯電体の削れ具合を長手方向に亘っ
て均一化させることができ、被帯電体の延命化を図るこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】<実施の形態1>図1は本発明に係る帯電
装置及びプロセスカートリッジを備える画像形成装置要
部の断面図であり、同図において、1は像担持体として
の感光ドラムであり、この感光ドラム1はOPC等の感
光材料をアルミニウム等のシリンダ状の基体の外周面に
塗布して構成されており、その外径は24[mm]に設
定されている。
【0024】而して、上記感光ドラム1は図示矢印方向
に約40[mm/sec]の周速度で回転駆動され、先
ず、その表面が帯電装置としての帯電ローラ2によって
暗部電位VD として約−600[V]に一様に帯電され
る。又、帯電ローラ2には、例えば−610[V]の直
流電圧に、周波数350[Hz]、ピーク間電圧200
0[V]の交流電圧を重畳した振動電圧が印加される。
【0025】次に、画像情報に応じてON/OFF制御
されたレーザービーム3による走査露光が感光ドラム1
に対して施され、感光ドラム1上には明部電位VL とし
て約−150[V]の静電潜像が形成される。このよう
に形成された静電潜像は、感光ドラム1に対向配置され
た現像装置4によって現像されてトナー像として可視化
される。
【0026】ここで、上記現像装置4は、図示矢印方向
に回転駆動される現像スリーブ4aを有するとともに、
負極性に帯電されたトナー4bを内包しており、現像ス
リーブ4aに対しては現像バイアスとして例えば−40
0[V]の直流電圧に周波数1800[Hz]、ピーク
間電圧1600[V]の交流電圧を重畳した振動電圧が
印加されている。尚、現像方法としては例えばジャンピ
グ現像法が用いられ、イメージ露光と反転現像とが組み
合わせて用いられる。
【0027】而して、可視化された感光ドラム1上の前
記トナー像は、感光ドラム1に圧接されて図示矢印方向
に回転駆動される転写ローラ5と対向する転写部位6に
おいて転写材P上に転写される。即ち、転写ローラ5に
対してトナー4bの正規の帯電極性とは逆極性の電圧
(転写バイアス)が印加され、所定のタイミングで転写
部位6に搬送されてくる転写材Pの表面にトナー像が静
電転写される。ここで、転写ローラ5は、SUS等の金
属製芯金の外周面に例えばエピクロルヒドリンゴムに導
電材を分散した発泡ゴムを被覆し、その外径が14[m
m]になるよう成型することによって構成されている。
【0028】尚、転写工程が終了した感光ドラム1の表
面に若干量残存する転写残留トナーは、クリーニング装
置7によって除去される。ここで、クリーニング装置7
は、板金等から成る支持部材の先端部にウレタンゴム等
から成る弾性部材を有するクリーニングブレード7aを
取り付けて構成され、クリーニングブレード7aの弾性
部材の先端部を感光ドラム1表面に対して所謂カウンタ
方向に所定の押圧力で当接させることによって転写残留
トナーを感光ドラム1表面から除去することができる。
【0029】その後、トナー像の転写を受けた転写材P
は定着装置8へと搬送され、定着装置8においてトナー
像が永久画像として転写材Pに定着された後、トナー像
の定着を受けた転写材Pは機外へと排出される。
【0030】ところで、本実施の形態に係る画像形成装
置においては、前記感光ドラム1、帯電ローラ2、現像
装置4及びクリーニング装置7はカートリッジ本体20
a内に収容されてプロセスカートリッジ20として一体
化されており、このプロセスカートリッジ20は画像形
成装置本体に対して着脱自在に構成されている。
【0031】次に、前記帯電ローラ2の詳細を図2〜図
4に基づいて説明する。尚、図2は帯電ローラの層構成
を示す断面図(図3のA−A線断面図)、図3は画像形
成装置の感光ドラムと帯電ローラ部分の正面図、図4は
図3のB−B線断面図である。
【0032】図2に示すように、帯電ローラ2は、SU
S等から成る導電性芯金2aの外周面に弾性層2bと高
抵抗層2c及び保護層2dを順次被覆して構成されてお
り、その外径は12[mm]に設定されている。
【0033】ここで、弾性層2bは、カーボン等を分散
含有するEPDMスポンジで構成され、帯電ローラ2の
感光ドラム1表面への良好な当接状態を確保する。又、
この弾性層2bの外周面に形成された高抵抗層2cは、
カーボン等を分散含有したウレタンゴムで構成され、例
えば感光ドラム1表面にピンホールが存在するような場
合であっても、ピンホールへのリーク電流を抑制して電
圧の急降下を防ぐ機能を果たす。
【0034】更に、高抵抗層2cの外周面に形成された
保護層2dは、カーボン等を分散含有したメチルメトキ
シ化ナイロンで構成され、弾性層2bと高抵抗層2cの
組成物質が感光ドラム1表面に付着して感光ドラム1表
面を変質させるのを防ぐ機能を果たす。
【0035】而して、図3に示すように、帯電ローラ2
は、その中心を貫通する芯金2aの両端部が各々軸受9
によって軸支され(図3には一端側のみ図示)、両軸受
9はこれとカートリッジ本体20aとの間に縮装された
バネ10によって感光ドラム1方向に付勢され、帯電ロ
ーラ2は感光ドラム1に対して所定の圧力で接触してい
る。
【0036】尚、帯電ローラ2は積極的な駆動手段を有
しておらず、感光ドラム1の回転に対して従動回転する
よう構成されている。
【0037】又、帯電ローラ2の芯金2aの端部には、
その外周面に螺旋状の溝部11aを有する樹脂製のキャ
ップ部材11が被着されている。このキャップ部材11
の内面には、図4に示すように長手方向に沿った凸部1
2が形成され、この凸部12が帯電ローラ2の芯金2a
に形成された凹部13に嵌合することによって、帯電ロ
ーラ2が回転する際に芯金2aとキャップ部材11とが
ずれることなく同一周期で回転する。
【0038】そして、図3に示すように、キャップ部材
11の溝部11aには軸受9の側面から突出したガイド
部材14の先端部が係合しており、帯電ローラ2とキャ
ップ部材11が一体的に回転すると、ガイド部材14が
キャップ部材11の螺旋状の溝部11aにガイドされて
長手方向に移動するため、徐々に帯電ローラ2が長手方
向の何れかの方向に自動的に移動する。従って、キャッ
プ部材11とガイド部材14は帯電ローラ2の自動片寄
せ機構を構成している。尚、帯電ローラ2を移動させる
方向としては、キャップ部材11の溝部11aの傾斜方
向を変えることによって自由に設定可能であるが、本実
施の形態においては、図3の左方向(図示矢印方向)に
移動するよう溝部11aの傾斜方向を設定した。
【0039】ところで、前記キャップ部材11とガイド
部材14を構成する材料としては、ポリアセタール、ポ
リカーボネート、ナイロン66、PTFE等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではなく、耐摩耗性及び
摺動性に優れた材料を選定すべきである。
【0040】次に、帯電ローラ2の自動片寄せ機構によ
る効果を本発明者等が行った実験結果に基づいて以下に
説明する。
【0041】即ち、本実施の形態で示したように、帯電
ローラが自動的に長手方向の何れか一方に片寄る機構を
有するプロセスカートリッジと、このような機構を有さ
ない従来のプロセスカートリッジとを2台ずつ用意し、
各々画像形成装置本体に組み込んでプリントを1枚づつ
間欠的に出力し続ける所謂間欠耐久試験を行った。
【0042】ここで、本実験においては、帯電ローラの
自動片寄せ機構におけるキャップ部材の溝部の傾斜方向
を、ディピング法によって製造された感光ドラムの感光
層の塗り終わり側に帯電ローラが徐々に寄る方向に設定
した。尚、初期における帯電ローラの組み付け位置とし
ては、何れも両軸受間を基準としてほぼ中央に帯電ロー
ラが配置されるよう設定した。
【0043】この結果、帯電ローラの自動片寄り機構を
設けたプロセスカートリッジにおいては、予め寿命目標
として設定した3500枚時点にあっても感光ドラムの
削れに起因する黒筋、カブリ等の画像不良は生じなかっ
た。このプロセスカートリッジを分解調査したところ、
帯電ローラは溝部とガイド部材とによる自動片寄り機構
のために何れも感光ドラムの感光層の塗り終わり側に片
寄りしており、感光ドラムの削れ量も長手方向に亘って
ほぼ均一であった。
【0044】これに対し、帯電ローラの自動片寄り機構
を設けていない従来のプロセスカートリッジに関して
は、1台は予め寿命目標として設定した3500枚をク
リアしたものの、もう1台にあっては予め寿命目量とし
て設定した3500枚に達しない2900枚の時点で黒
筋、カブリ等の画像不良が生じてしまった。これらのプ
ロセスカートリッジを分解調査したところ、目標寿命を
達成した1台は、帯電ローラが感光ドラムの感光層の塗
り終わり側に片寄りしていたものの、目標寿命を達成で
きなかったもう1台は、帯電ローラが感光ドラムの感光
層の塗り始め側に片寄りしており、こちら側の帯電ロー
ラ端部に対応する感光ドラムの残存膜厚は他の領域に比
べて薄いことが判明した。
【0045】以上説明したように、キャップ部材11と
ガイド部材14によって構成される帯電ローラ2の自動
片寄せ機構を設けることにより、帯電ローラ2をその長
手方向の所望位置へと自動的に確実に移動させることが
可能となり、これにより感光ドラム1の削れ具合を長手
方向に亘って均一化させることが可能となり、大幅なコ
ストアップ、装置の大型化を招くことなく、プロセスカ
ートリッジ20の品質を飛躍的に向上、安定化させるこ
とが可能となる。
【0046】尚、本実施の形態においては、その基材が
スポンジから成る帯電ローラを用いたが、これに限定さ
れることはなく、例えばその基材がゴムエラストマーか
ら成る帯電ローラ、芯金の外周面に導電性繊維を形成し
た帯電ブラシローラ等を用いても良いことは言うまでも
ない。
【0047】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5に基づいて説明する。尚、図5は画像形成装
置の感光ドラムと帯電ローラ部分の正面図であり、本図
においては図3に示したと同一要素には同一符号を付し
ており、以下、それらについての説明は省略する。
【0048】本実施の形態においては、前記実施の形態
1に示した螺旋状の溝部11aを有するキャップ部材1
1に代えて帯電ローラ2の芯金2a自体に螺旋状の溝部
2eを形成し、この溝部2eにガイド部材14の先端部
を係合させたことを特徴とする。
【0049】上記構成によれば、キャップ部材のような
新たな部材を必要としないため、構成が簡略化できると
ともに、コストアップも抑制することができる。尚、ガ
イド部材14を構成する材料としては、ポリアセター
ル、ポリカーボネート、ナイロン66、PTFE等が挙
げられるが、これらに限定されるものではなく、耐摩耗
性及び摺動性に優れた材料を選定すべきである。又、摺
動によるガイド部材14の摩耗を抑制するために、摺動
性の良好な塗料(例えば、フッ素系塗料等)を帯電ロー
ラ2の芯金2aの溝部2eにコーティングしても良い。
【0050】ところで、本実施の形態においては、その
基材がスポンジから成る帯電ローラを用いたが、これに
限定されることはなく、例えばその基材がゴムエラスト
マーから成る帯電ローラ、芯金の外周面に導電性繊維を
形成した帯電ブラシローラ等を用いても良いことは言う
までもない。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、被帯電体に接触して該被帯電体表面を所定の電
位に帯電させる回転自在な帯電部材と、該帯電部材の芯
金両端部を支持する軸受部材とを有する帯電装置におい
て、前記帯電部材の芯金の少なくとも一方の端部外周に
螺旋状の溝部を直接又は間接的に形成するとともに、該
溝部に係合して前記帯電部材をその芯金の軸方向に移動
させるガイド部材を設けたため、被帯電体の削れ具合を
長手方向に亘って均一化させるて該被帯電体の延命化を
図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る帯電装置及びプロ
セスカートリッジを備える画像形成装置要部の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態1に係る帯電装置の帯電ロ
ーラの層構成を示す断面図(図3のA−A線断面図)で
ある。
【図3】本発明の実施の形態1に係る帯電装置及びプロ
セスカートリッジを備える画像形成装置の感光ドラムと
帯電ローラ部分の正面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る帯電装置及びプロ
セスカートリッジを備える画像形成装置の感光ドラムと
帯電ローラ部分の正面図である。
【図6】従来の画像形成装置要部の断面図である。
【図7】従来の画像形成装置の感光ドラムと帯電ローラ
部分の正面図である。
【図8】感光層の長手方向における膜厚の推移を示す図
である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(被帯電体) 2 帯電ローラ(帯電部材) 2a 芯金 2e 溝部 9 軸受(軸受部材) 11 キャップ部材 11a 溝部 14 ガイド部材 20 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂原 賢 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 本橋 悟 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA11 BB11 CC05 EE16 EE19 3J103 AA02 AA15 AA33 AA51 AA83 BA41 CA02 CA66 CA78 DA01 DA07 FA09 FA12 FA26 GA02 GA52 GA58 HA03 HA04 HA05 HA08 HA12 HA20 HA33 HA43 HA44 HA45 HA46 HA52 HA53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に接触して該被帯電体表面を所
    定の電位に帯電させる回転自在な帯電部材と、該帯電部
    材の芯金両端部を支持する軸受部材とを有する帯電装置
    において、 前記帯電部材の芯金の少なくとも一方の端部外周に螺旋
    状の溝部を直接又は間接的に形成するとともに、該溝部
    に係合して前記帯電部材をその芯金の軸方向に移動させ
    るガイド部材を設けたことを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部を外周に形成して成るキャップ
    部材を前記帯電部材の芯金の一端に被着したことを特徴
    とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材を前記軸受部材と一体的
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 被帯電体に接触して該被帯電体表面を所
    定の電位に帯電させる回転自在な帯電部材と、該帯電部
    材の芯金両端部を支持する軸受部材を含んで構成される
    帯電装置を備え、画像形成装置本体に対して着脱自在に
    構成されるプロセスカートリッジにおいて、 前記帯電装置の帯電部材の芯金の少なくとも一方の端部
    外周に螺旋状の溝部を直接又は間接的に形成するととも
    に、該溝部に係合して前記帯電部材をその芯金の軸方向
    に移動させるガイド部材を設けたことを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
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