JP2001330787A - 導波路型光スイッチ - Google Patents
導波路型光スイッチInfo
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- JP2001330787A JP2001330787A JP2000152783A JP2000152783A JP2001330787A JP 2001330787 A JP2001330787 A JP 2001330787A JP 2000152783 A JP2000152783 A JP 2000152783A JP 2000152783 A JP2000152783 A JP 2000152783A JP 2001330787 A JP2001330787 A JP 2001330787A
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- optical waveguide
- waveguide
- input optical
- input
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光軸ずれによる損失と損失のばらつきとが少
ない導波路型光スイッチを提供する。 【解決手段】 光信号の光路を機械的に切り替える導波
路型光スイッチの光路を切り替える部分の入力光導波路
5、6と出力光導波路12〜15とが対向する部分のコ
ア径をテーパ状に変化させることにより、光信号のスポ
ットサイズを拡大させることができるので、光の結合効
率を向上させることができ、損失の低減及びずれ量に対
する損失の増加を抑えることができる。
ない導波路型光スイッチを提供する。 【解決手段】 光信号の光路を機械的に切り替える導波
路型光スイッチの光路を切り替える部分の入力光導波路
5、6と出力光導波路12〜15とが対向する部分のコ
ア径をテーパ状に変化させることにより、光信号のスポ
ットサイズを拡大させることができるので、光の結合効
率を向上させることができ、損失の低減及びずれ量に対
する損失の増加を抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信において光
信号の光路を機械的に切り替える導波路型光スイッチに
関する。
信号の光路を機械的に切り替える導波路型光スイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a)は従来の導波路型光スイッチ
の概念図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線断
面図である(Masaya HORINO,Kazut
aka SATO,Teruhisa AKASHI,
Norifumi KOMATSU and Dai
KOBAYASHI,“Development of
Prototype Micromechanica
l OpticalSwitch”,JSME Int
ernational Journal,Series
C,Vol.41,No.4,1998)。
の概念図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線断
面図である(Masaya HORINO,Kazut
aka SATO,Teruhisa AKASHI,
Norifumi KOMATSU and Dai
KOBAYASHI,“Development of
Prototype Micromechanica
l OpticalSwitch”,JSME Int
ernational Journal,Series
C,Vol.41,No.4,1998)。
【0003】導波路型光スイッチ1のスイッチ可動部
は、石英基板2上にSi犠牲層3及び石英からなるクラ
ッド4を堆積させた積層体にエッチングを施し、先端
(図3(a)では右端)が連結され後端が積層体の一端
(図では左端)に固定され、石英基板2との間の犠牲層
3が除去された2本の片持ち梁状の入力光導波路5、6
と、入力光導波路5、6の先端部を連結する連結部7上
に固定された軟磁性体8とで形成されている。
は、石英基板2上にSi犠牲層3及び石英からなるクラ
ッド4を堆積させた積層体にエッチングを施し、先端
(図3(a)では右端)が連結され後端が積層体の一端
(図では左端)に固定され、石英基板2との間の犠牲層
3が除去された2本の片持ち梁状の入力光導波路5、6
と、入力光導波路5、6の先端部を連結する連結部7上
に固定された軟磁性体8とで形成されている。
【0004】入力光導波路5はコア5a及びコア5aを
覆うクラッド5bからなり、入力光導波路6はコア6a
及びコア6aを覆うクラッド6bからなっている。
覆うクラッド5bからなり、入力光導波路6はコア6a
及びコア6aを覆うクラッド6bからなっている。
【0005】クラッド4上の軟磁性体8の両側(図3
(a)では上下)を挟む位置には第1電磁アクチュエー
タ9及び第2電磁アクチュエータ10がそれぞれ配置さ
れている。第1電磁アクチュエータ9は、対向して配置
される一対のコの字形状のヨーク9a、9b、ヨーク9
a、9bにそれぞれ設けられたコイル9c、9d及び両
ヨーク9a、9b間に設けられた永久磁石9eとで構成
されており、第2電磁アクチュエータも同様に一対のコ
の字形状のヨーク10a、10b、ヨーク10a、10
bにそれぞれ設けられたコイル10c、10d及び両ヨ
ーク10a、10b間に設けられた永久磁石10eとで
構成されている。これら軟磁性体8、第1電磁アクチュ
エータ9及び第2電磁アクチュエータ10で駆動手段1
7が構成されている。
(a)では上下)を挟む位置には第1電磁アクチュエー
タ9及び第2電磁アクチュエータ10がそれぞれ配置さ
れている。第1電磁アクチュエータ9は、対向して配置
される一対のコの字形状のヨーク9a、9b、ヨーク9
a、9bにそれぞれ設けられたコイル9c、9d及び両
ヨーク9a、9b間に設けられた永久磁石9eとで構成
されており、第2電磁アクチュエータも同様に一対のコ
の字形状のヨーク10a、10b、ヨーク10a、10
bにそれぞれ設けられたコイル10c、10d及び両ヨ
ーク10a、10b間に設けられた永久磁石10eとで
構成されている。これら軟磁性体8、第1電磁アクチュ
エータ9及び第2電磁アクチュエータ10で駆動手段1
7が構成されている。
【0006】基板1上の他端には、入力光導波路5と選
択的に光結合する2本の出力光導波路12、13と、入
力光導波路6と選択的に光結合する2本の出力光導波路
14、15とが形成されている。
択的に光結合する2本の出力光導波路12、13と、入
力光導波路6と選択的に光結合する2本の出力光導波路
14、15とが形成されている。
【0007】入力光導波路5、6のクラッド5b、6b
と、出力光導波路12〜15のクラッドと、クラッド4
とは一体化されている。
と、出力光導波路12〜15のクラッドと、クラッド4
とは一体化されている。
【0008】入力光導波路5、6と、出力光導波路12
〜15との間隙には、入出力光導波路5、6、12〜1
5と等しい屈折率を有する屈折率整合液(マッチングオ
イル)16が充填されている。
〜15との間隙には、入出力光導波路5、6、12〜1
5と等しい屈折率を有する屈折率整合液(マッチングオ
イル)16が充填されている。
【0009】入力光導波路5、6の連結部7に固定され
た軟磁性体8が、第1電磁アクチュエータ9に矢印18
方向に吸引されると、入力光導波路5が出力光導波路1
2に光学的に結合し、入力光導波路6が出力光導波路1
4に光学的に結合する。これとは逆に、軟磁性体8が第
2電磁アクチュエータ10に矢印19方向に吸引される
と、入力光導波路5が出力光導波路13に光学的に結合
し、入力光導波路6が出力光導波路15に光学的に結合
する。
た軟磁性体8が、第1電磁アクチュエータ9に矢印18
方向に吸引されると、入力光導波路5が出力光導波路1
2に光学的に結合し、入力光導波路6が出力光導波路1
4に光学的に結合する。これとは逆に、軟磁性体8が第
2電磁アクチュエータ10に矢印19方向に吸引される
と、入力光導波路5が出力光導波路13に光学的に結合
し、入力光導波路6が出力光導波路15に光学的に結合
する。
【0010】この結果、両電磁アクチュエータ9、10
に吸引される方向の出力光導波路12〜15に、2本の
入力光導波路5、6の光路を同時に切り替えることがで
きる。
に吸引される方向の出力光導波路12〜15に、2本の
入力光導波路5、6の光路を同時に切り替えることがで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光路切り替
え後の入力光導波路5、6と出力光導波路12〜15と
の位置合わせは、入力光導波路5、6の側面が、クラッ
ド4の壁面に接触することによって行われる。この入出
力光導波路5、6、12〜15の位置合わせの精度は片
持ち梁状の入力光導波路5、6を形成するときのドライ
エッチングの精度で決定される。通常、ドライエッチン
グプロセスには、必ずエッチング量にばらつきが生じ、
同一ウェハ内、かつ異なるウェハ同士でばらつきの分布
が発生する。エッチング誤差により溝の幅寸法が設計値
と異なるため、光路切り替え時に入力光導波路5、6と
出力光導波路12〜15との光軸がずれ、効率良く出力
光導波路12〜15に入射することができずに損失が増
加する問題があった。また、ばらつき分布で入力光導波
路5、6と出力光導波路12〜15との間の溝の幅寸法
にばらつきが生じるので、異なる光スイッチ同士で損失
が大きく異なる問題があった。
え後の入力光導波路5、6と出力光導波路12〜15と
の位置合わせは、入力光導波路5、6の側面が、クラッ
ド4の壁面に接触することによって行われる。この入出
力光導波路5、6、12〜15の位置合わせの精度は片
持ち梁状の入力光導波路5、6を形成するときのドライ
エッチングの精度で決定される。通常、ドライエッチン
グプロセスには、必ずエッチング量にばらつきが生じ、
同一ウェハ内、かつ異なるウェハ同士でばらつきの分布
が発生する。エッチング誤差により溝の幅寸法が設計値
と異なるため、光路切り替え時に入力光導波路5、6と
出力光導波路12〜15との光軸がずれ、効率良く出力
光導波路12〜15に入射することができずに損失が増
加する問題があった。また、ばらつき分布で入力光導波
路5、6と出力光導波路12〜15との間の溝の幅寸法
にばらつきが生じるので、異なる光スイッチ同士で損失
が大きく異なる問題があった。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、光軸ずれによる損失と損失のばらつきとが少ない導
波路型光スイッチを提供することにある。
し、光軸ずれによる損失と損失のばらつきとが少ない導
波路型光スイッチを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の導波路型光スイッチは、基板と、基板上に対
向する端部の一端から他端に向かって所定の長さだけ張
り出すと共に、その張り出した部分と基板との間に隙間
が形成されて可撓性を有し、コア及びコアを覆うクラッ
ドからなる片持ち梁状の入力光導波路と、基板上に入力
光導波路と一定の間隔を隔てて形成され入力光導波路の
側面方向の撓み量を規制するクラッドと、基板の他端に
入力光導波路の先端と対向するように形成され入力光導
波路がいずれか一方のクラッド側に撓んだときに入力導
波路の先端部とそれぞれ選択的に光結合する複数の出力
光導波路と、入力光導波と出力光導波路との間に形成さ
れる溝に充填された屈折率整合液と、入力光導波路の先
端部及びクラッド上に設けられ入力光導波路を側面方向
に撓ませる駆動手段とを備えた導波路型光スイッチにお
いて、入力光導波路及び出力光導波路の光結合する部分
のコア径を変化させたものである。
に本発明の導波路型光スイッチは、基板と、基板上に対
向する端部の一端から他端に向かって所定の長さだけ張
り出すと共に、その張り出した部分と基板との間に隙間
が形成されて可撓性を有し、コア及びコアを覆うクラッ
ドからなる片持ち梁状の入力光導波路と、基板上に入力
光導波路と一定の間隔を隔てて形成され入力光導波路の
側面方向の撓み量を規制するクラッドと、基板の他端に
入力光導波路の先端と対向するように形成され入力光導
波路がいずれか一方のクラッド側に撓んだときに入力導
波路の先端部とそれぞれ選択的に光結合する複数の出力
光導波路と、入力光導波と出力光導波路との間に形成さ
れる溝に充填された屈折率整合液と、入力光導波路の先
端部及びクラッド上に設けられ入力光導波路を側面方向
に撓ませる駆動手段とを備えた導波路型光スイッチにお
いて、入力光導波路及び出力光導波路の光結合する部分
のコア径を変化させたものである。
【0014】上記構成に加え本発明の導波路型光スイッ
チは、入力光導波路及び出力光導波路が複数組平行に形
成され、かつ入力光導波路の先端部が連結されていても
よい。
チは、入力光導波路及び出力光導波路が複数組平行に形
成され、かつ入力光導波路の先端部が連結されていても
よい。
【0015】上記構成に加え本発明の導波路型光スイッ
チの入力光導波路及び出力光導波路は、コアとクラッド
との比屈折率差が0.3%のとき、コア幅を8μmから
11μmに広げたテーパ部を有するのが好ましい。
チの入力光導波路及び出力光導波路は、コアとクラッド
との比屈折率差が0.3%のとき、コア幅を8μmから
11μmに広げたテーパ部を有するのが好ましい。
【0016】上記構成に加え本発明の導波路型光スイッ
チの入力光導波路及び出力光導波路のテーパ部は、テー
パ角度が0.3°以下であるのが好ましい。
チの入力光導波路及び出力光導波路のテーパ部は、テー
パ角度が0.3°以下であるのが好ましい。
【0017】本発明によれば、光信号の光路を機械的に
切り替える導波路型光スイッチの光路を切り替える部分
の入力光導波路と出力光導波路とが対向する部分のコア
径を変化させることにより、光信号のスポットサイズを
拡大させることができるので、光の結合効率を向上させ
ることができ、損失の低減及びずれ量に対する損失の増
加を抑えることができる。
切り替える導波路型光スイッチの光路を切り替える部分
の入力光導波路と出力光導波路とが対向する部分のコア
径を変化させることにより、光信号のスポットサイズを
拡大させることができるので、光の結合効率を向上させ
ることができ、損失の低減及びずれ量に対する損失の増
加を抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【0019】図1(a)は本発明の導波路型光スイッチ
の一実施の形態を示す概念図であり、図1(b)は図1
(a)の駆動手段を取り除いたときの入力光導波路の先
端部付近の部分拡大図である。尚、図3(a)、(b)
に示した従来例と同様の部材には共通の符号を用いた。
また、図1(b)は入力光導波路に取付けられた軟磁性
体が第1電磁アクチュエータに吸引された状態を示して
いる。
の一実施の形態を示す概念図であり、図1(b)は図1
(a)の駆動手段を取り除いたときの入力光導波路の先
端部付近の部分拡大図である。尚、図3(a)、(b)
に示した従来例と同様の部材には共通の符号を用いた。
また、図1(b)は入力光導波路に取付けられた軟磁性
体が第1電磁アクチュエータに吸引された状態を示して
いる。
【0020】本導波路型光スイッチ20の図3に示した
従来例との相違点は、入力光導波路5、6及び出力光導
波路12〜15の光結合する部分のコア径を変化させた
ものである。
従来例との相違点は、入力光導波路5、6及び出力光導
波路12〜15の光結合する部分のコア径を変化させた
ものである。
【0021】すなわち、本導波路型光スイッチ20は、
基板2と、基板2上に対向する端部の一端(図1(a)
では左端)から他端(図1(b)では右端)に向かって
所定の長さだけ張り出すと共に、その張り出した部分と
基板2との間に隙間が形成されて可撓性を有し、コア5
a及びコア5aを覆うクラッド5bからなる片持ち梁状
の入力光導波路5と、入力光導波路5と平行で先端部同
士が連結されたコア6a及びコア6aを覆うクラッド6
bからなる片持ち梁状の入力光導波路6と、基板2上に
入力光導波路5、6と一定の間隔を隔てて形成され、入
力光導波路5、6の側面方向の撓み量を規制するクラッ
ド4と、基板2の他端に入力光導波路5、6の先端と対
向するように形成され入力光導波路5、6がいずれか一
方のクラッド4側に撓んだときに入力光導波路5、6の
先端部とそれぞれ光学的に結合する4本の出力光導波路
12〜15と、入力光導波5、6と出力光導波路12〜
15との間に形成される溝に充填された屈折率整合液1
6と、入力光導波路5、6の先端部の連結部7及びクラ
ッド4上に設けられ入力光導波路5、6を側面方向に撓
ませる駆動手段17とを備えた導波路型光スイッチであ
って、入力光導波路5、6及び出力光導波路12〜15
の光結合する部分のコア径が先端に向かって大きくなる
テーパ部5t、6t、12t、13t、14t、15t
を有しているものである。
基板2と、基板2上に対向する端部の一端(図1(a)
では左端)から他端(図1(b)では右端)に向かって
所定の長さだけ張り出すと共に、その張り出した部分と
基板2との間に隙間が形成されて可撓性を有し、コア5
a及びコア5aを覆うクラッド5bからなる片持ち梁状
の入力光導波路5と、入力光導波路5と平行で先端部同
士が連結されたコア6a及びコア6aを覆うクラッド6
bからなる片持ち梁状の入力光導波路6と、基板2上に
入力光導波路5、6と一定の間隔を隔てて形成され、入
力光導波路5、6の側面方向の撓み量を規制するクラッ
ド4と、基板2の他端に入力光導波路5、6の先端と対
向するように形成され入力光導波路5、6がいずれか一
方のクラッド4側に撓んだときに入力光導波路5、6の
先端部とそれぞれ光学的に結合する4本の出力光導波路
12〜15と、入力光導波5、6と出力光導波路12〜
15との間に形成される溝に充填された屈折率整合液1
6と、入力光導波路5、6の先端部の連結部7及びクラ
ッド4上に設けられ入力光導波路5、6を側面方向に撓
ませる駆動手段17とを備えた導波路型光スイッチであ
って、入力光導波路5、6及び出力光導波路12〜15
の光結合する部分のコア径が先端に向かって大きくなる
テーパ部5t、6t、12t、13t、14t、15t
を有しているものである。
【0022】入力光導波路5、6及び出力光導波路12
〜15は、コア5a、6a、12a〜15aとクラッド
5b、6b、12b〜15bとの比屈折率差が0.3%
のとき、コア幅を8μmから11μmに広げたテーパ部
を有するのが好ましい。また、テーパ角度は0.3°以
下であるのが好ましい。
〜15は、コア5a、6a、12a〜15aとクラッド
5b、6b、12b〜15bとの比屈折率差が0.3%
のとき、コア幅を8μmから11μmに広げたテーパ部
を有するのが好ましい。また、テーパ角度は0.3°以
下であるのが好ましい。
【0023】本導波路型光スイッチは、光路を切り替え
る部分の入力光導波路5、6と出力光導波路12〜15
とが対向する部分のコア径を変化させることにより、光
信号のスポットサイズを拡大させることができるので、
光の結合効率を向上させることができ、損失の低減及び
ずれ量に対する損失の増加を抑えることができる。
る部分の入力光導波路5、6と出力光導波路12〜15
とが対向する部分のコア径を変化させることにより、光
信号のスポットサイズを拡大させることができるので、
光の結合効率を向上させることができ、損失の低減及び
ずれ量に対する損失の増加を抑えることができる。
【0024】尚、本実施の形態では駆動手段17が、軟
磁性体8と、第1電磁アクチュエータ9と、第2電磁ア
クチュエータ10とで構成された場合で説明したが、こ
れに限定されず、軟磁性体8、第1電磁アクチュエータ
9及び第2電磁アクチュエータ10の代りにそれぞれ電
極を用いて電圧を印加し静電力を用いて駆動させるよう
にしてもよい。
磁性体8と、第1電磁アクチュエータ9と、第2電磁ア
クチュエータ10とで構成された場合で説明したが、こ
れに限定されず、軟磁性体8、第1電磁アクチュエータ
9及び第2電磁アクチュエータ10の代りにそれぞれ電
極を用いて電圧を印加し静電力を用いて駆動させるよう
にしてもよい。
【0025】また、本実施の形態では入力光導波路5、
6の数が2本の場合で説明したが、入力光導波路に対応
する本数の出力光導波路があれば入力光導波路の本数が
1本であっても3本以上であってもよい。
6の数が2本の場合で説明したが、入力光導波路に対応
する本数の出力光導波路があれば入力光導波路の本数が
1本であっても3本以上であってもよい。
【0026】
【実施例】次に具体的な数値を挙げて説明するが限定さ
れるものではない。
れるものではない。
【0027】入力光導波路5、6の先端部と出力光導波
路12〜15の先端部とが対向する部分の溝(スイッチ
切り替え溝)21の幅Wを20μmとし、そのスイッチ
切り替え溝21にはコアの屈折率と同等の屈折率を有す
る屈折率整合液16が充填されている。このような条件
下で入力光導波路5、6と出力光導波路12〜15との
光軸ずれ量(オフセット)が生じた場合の結合損失を図
2に示す。
路12〜15の先端部とが対向する部分の溝(スイッチ
切り替え溝)21の幅Wを20μmとし、そのスイッチ
切り替え溝21にはコアの屈折率と同等の屈折率を有す
る屈折率整合液16が充填されている。このような条件
下で入力光導波路5、6と出力光導波路12〜15との
光軸ずれ量(オフセット)が生じた場合の結合損失を図
2に示す。
【0028】図2は図1に示した導波路型光スイッチの
結合損失特性を示す図であり、横軸が光軸オフセット量
軸であり、縦軸が結合損失軸である。
結合損失特性を示す図であり、横軸が光軸オフセット量
軸であり、縦軸が結合損失軸である。
【0029】同図において、コア高さを8μmとし、コ
ア幅を8μmとした断面正方形のコアの場合と、コア高
さを8μmとし、コア幅を11μmとしたテーパ状コア
の場合とが比較されており、同じ光軸ずれ量に対して損
失が約0.2dB低くなる。また、光軸ずれ量のばらつ
きが3μm以下で分布するとした場合、テーパコアの損
失増加量は1.34dBとなるが、断面正方形コアの最
大損失増加量は1.46dBとなり、損失分布が抑えら
れることが分る。
ア幅を8μmとした断面正方形のコアの場合と、コア高
さを8μmとし、コア幅を11μmとしたテーパ状コア
の場合とが比較されており、同じ光軸ずれ量に対して損
失が約0.2dB低くなる。また、光軸ずれ量のばらつ
きが3μm以下で分布するとした場合、テーパコアの損
失増加量は1.34dBとなるが、断面正方形コアの最
大損失増加量は1.46dBとなり、損失分布が抑えら
れることが分る。
【0030】以上において、光軸ずれによる損失を低減
でき、損失のばらつきを少なくすることができる。ま
た、エッチングの許容誤差が小さいので歩留まり向上が
期待される。
でき、損失のばらつきを少なくすることができる。ま
た、エッチングの許容誤差が小さいので歩留まり向上が
期待される。
【0031】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0032】光軸ずれによる損失と損失のばらつきとが
少ない導波路型光スイッチの提供を実現できる。
少ない導波路型光スイッチの提供を実現できる。
【図1】(a)は本発明の導波路型光スイッチの一実施
の形態を示す概念図であり、(b)は(a)の駆動手段
を取り除いたときの入力光導波路の先端部付近の部分拡
大図である。
の形態を示す概念図であり、(b)は(a)の駆動手段
を取り除いたときの入力光導波路の先端部付近の部分拡
大図である。
【図2】図1に示した導波路型光スイッチの結合損失特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図3】(a)は従来の導波路型光スイッチの概念図で
あり、(b)は(a)のA−A線断面図である。
あり、(b)は(a)のA−A線断面図である。
5、6 入力光導波路 5t、6t、12t〜15t テーパ部 7 連結部 8 軟磁性体 9 第1電磁アクチュエータ 10 第2電磁アクチュエータ 12〜15 出力光導波路 17 駆動手段
Claims (4)
- 【請求項1】 基板と、該基板上に対向する端部の一端
から他端に向かって所定の長さだけ張り出すと共に、そ
の張り出した部分と上記基板との間に隙間が形成されて
可撓性を有し、コア及び該コアを覆うクラッドからなる
片持ち梁状の入力光導波路と、上記基板上に上記入力光
導波路と一定の間隔を隔てて形成され上記入力光導波路
の側面方向の撓み量を規制するクラッドと、上記基板上
の他端に上記入力光導波路の先端と対向するように形成
され上記入力光導波路がいずれか一方のクラッド側に撓
んだときに上記入力導波路の先端部とそれぞれ選択的に
光結合する複数の出力光導波路と、上記入力光導波と上
記出力光導波路との間に形成される溝に充填された屈折
率整合液と、上記入力光導波路の先端部及び上記クラッ
ド上に設けられ上記入力光導波路を側面方向に撓ませる
駆動手段とを備えた導波路型光スイッチにおいて、上記
入力光導波路及び上記出力光導波路の光結合する部分の
コア径を変化させたことを特徴とする導波路型光スイッ
チ。 - 【請求項2】 上記入力光導波路及び上記出力光導波路
が複数組平行に形成され、かつ上記入力光導波路の先端
部が連結されている請求項1に記載の導波路型光スイッ
チ。 - 【請求項3】 上記入力光導波路及び上記出力光導波路
は、上記コアと上記クラッドとの比屈折率差が0.3%
のとき、コア幅を8μmから11μmに広げたテーパ部
を有する請求項1または2に記載の導波路型光スイッ
チ。 - 【請求項4】 上記入力光導波路及び上記出力光導波路
のテーパ部は、テーパ角度が0.3°以下である請求項
3のいずれかに記載の導波路型光スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152783A JP2001330787A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 導波路型光スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152783A JP2001330787A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 導波路型光スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001330787A true JP2001330787A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18658153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000152783A Pending JP2001330787A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 導波路型光スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001330787A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100626650B1 (ko) | 2003-12-27 | 2006-09-25 | 한국전자통신연구원 | 마이크로파 대역용 슬라이드식 전도체 금속 도파관 스위치 |
JP2008268891A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-11-06 | Tohoku Univ | 光導波路デバイス及びその製造方法 |
US11121442B2 (en) | 2019-03-25 | 2021-09-14 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Waveguide for changing frequency range by using sectional variable of waveguide and frequency range changing method |
-
2000
- 2000-05-19 JP JP2000152783A patent/JP2001330787A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100626650B1 (ko) | 2003-12-27 | 2006-09-25 | 한국전자통신연구원 | 마이크로파 대역용 슬라이드식 전도체 금속 도파관 스위치 |
JP2008268891A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-11-06 | Tohoku Univ | 光導波路デバイス及びその製造方法 |
US11121442B2 (en) | 2019-03-25 | 2021-09-14 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Waveguide for changing frequency range by using sectional variable of waveguide and frequency range changing method |
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