JP2001330321A - 石油暖房機の燃焼制御方法 - Google Patents

石油暖房機の燃焼制御方法

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JP2001330321A
JP2001330321A JP2000150768A JP2000150768A JP2001330321A JP 2001330321 A JP2001330321 A JP 2001330321A JP 2000150768 A JP2000150768 A JP 2000150768A JP 2000150768 A JP2000150768 A JP 2000150768A JP 2001330321 A JP2001330321 A JP 2001330321A
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JP
Japan
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combustion
temperature
room temperature
minimum
oil heater
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JP2000150768A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yamaguchi
正 山口
Yoichi Uchida
陽一 内田
Takashi Araki
隆 荒木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】石油暖房機を暖房開始前の室温と比べてそれほ
ど設定温度を高く設定しないで使用する場合、最小燃焼
での運転時間を長時間継続させ、室内空気を一酸化炭素
等で汚染する可能性を防ぐ為の石油暖房機の燃焼制御方
法を提供する。 【解決手段】運転開始直後に強制的に最大燃焼による運
転を行い設定温度まで一気に室温を上昇させ、さらに室
温が設定温度を越えて室温が上昇するとエラー温度であ
ると認識し所定時間の最小燃焼へ移行する。その後、バ
ーナー5の燃焼が停止されるため、最小燃焼を長時間継
続する運転に比べて排気ガス中に含まれる一酸化炭素等
による室内空気の汚染を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室温によって燃
焼量を制御する石油暖房機の燃焼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石油暖房機が設置された室内の温度を検
出する温度センサと、ユーザーが希望する室内の温度を
定める温度設定手段とを設け、検出した室温と設定した
温度との違いを比較する比較回路が、差信号を燃焼量可
変手段に出力し、該燃焼量可変手段がバーナーに働きか
けて、筐体が設置された室内の温度を設定温度に維持す
る石油暖房機が知られている。
【0003】そして、この種の石油暖房機では燃焼量可
変手段が、最大燃焼から最小燃焼の間で複数段またはリ
ニアに燃焼量が可変できるような燃焼ポジションを持っ
ており、通常の使用で室内が暖まった後では、室内から
放熱した熱量に匹敵する燃焼量で燃焼させることによっ
て、設定温度を維持することができる。
【0004】また、最小燃焼での運転を行っている場合
に、バーナーで異常燃焼が発生すると、一酸化炭素等が
発生して室内空気を汚染してしまうための対応として
は、フレーム電流によって炎電流を検知し、この炎電流
の値によってバーナーでの燃焼を停止する安全性制御の
方法がとられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石油暖
房機を使用するユーザーが暖房開始前の室温と比べてそ
れほど設定温度を高く設定しないで使用する場合、従来
の石油暖房機では運転開始から最小燃焼運転を行ってし
まうケースが多く、最小燃焼運転では排気ガスに一酸化
炭素等を多く含む傾向にあるため、室内空気を汚染し易
い運転が継続的に行われてしまう可能性が高かった。
【0006】本発明では、上述したような石油暖房機を
暖房開始前の室温と比べてそれほど設定温度を高く設定
しないで使用する場合、最小燃焼での運転時間を長時間
継続させ、室内空気を一酸化炭素等で汚染する可能性を
防ぐ為の石油暖房機の燃焼制御方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、部屋の温度を検知する室
温検知部と、部屋の目標温度を設定する温度設定部を有
し、室温が設定温度になるように最大燃焼から最小燃焼
まで燃焼量を調節する制御部を有する石油暖房機におい
て、前記石油暖房機の運転開始時に即最小燃焼で運転す
る場合に、一定時間最大燃焼を保ち、その間に室温が一
定温度になった時に燃焼を停止させることである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の石油暖房機の燃焼制御方法において、室温が一定温度
になった場合、即燃焼を停止させず、その後一定時間最
小燃焼で運転した後で、燃焼を停止させることである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1から2
に記載の石油暖房機の燃焼制御方法において、最大燃焼
による運転停止の判定制御を有効にするかどうかを、燃
焼開始時に即最小燃焼で運転する場合に加えて、設定温
度が一定温度以下に設定されている時に限定する、もし
くは運転開始時の室温が一定温度帯に入っている時に限
定することである。
【0010】請求項1乃至3に記載の発明には、次の作
用がある。
【0011】本発明の石油暖房機の燃焼制御方法は、石
油暖房機を暖房開始前の室温と比べてそれほど設定温度
を高く設定しないで使用する場合でも、運転開始直後に
最大燃焼による運転を行うため、室温が設定温度まで到
達する時間が短くなるとともに設定温度を越えて室温が
上昇すると所定時間の最小燃焼へ移行し消火されるた
め、最小燃焼を長時間継続する運転に比べて排気ガス中
に含まれる一酸化炭素等による室内空気の汚染を防ぐこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0013】図1は本発明に係る石油暖房機の構造を示
す断面図であり、1は石油暖房機の筐体、2は石油暖房
機が設置された室内の温度を検出する温度センサ、3は
筐体1に取り付けた操作パネルである。5は筐体1内に
取り付けたバーナー、7はバーナー5に取り付けた予熱
兼用の点火ヒータであり、操作パネル3に備えられる運
転スイッチがONすると、点火ヒータ7によってバーナ
ー5を予熱する。
【0014】11はバーナー5の底部に構成した気化部
分、8はバーナー5へ燃焼空気を送風する送風機、9は
バーナーへ燃料を供給する燃料パイプ、10は燃料を気
化部分11へ噴射するノズルであり、点火ヒータ7によ
って予熱が開始されると気化部分11が高温になって予
熱が完了する。その後、図示しない燃料ポンプと送風機
8を運転すると、気化部分11の上部に突出したノズル
10から気化部分11に燃料を噴射し、送風機8によっ
てバーナー5に空気を供給する。そして、気部分11で
燃料が気化して点火ヒータ7の熱によって燃焼を開始
し、バーナー5に続く燃焼室12内で燃焼を完了する。
【0015】13は筐体1内に設けて燃焼室12から燃
焼ガスが流出するための空気流路、14は空気流路13
に連なる筐体1の前面に設けた温風吹出し口、15は空
気流路13の入口となる筐体1の背面に取り付けた対流
ファンであり、燃焼室12から空気流路19に送られた
高温の燃焼ガスは、対流ファン15によって筐体1の背
部から空気流路13へ吹き込まれた空気と一緒になっ
て、筐体1の前面の温風吹出し口14から前方へ吹出
し、暖房に供される。
【0016】4は制御回路を収納した電装箱であり、燃
料ポンプや送風機8を制御してバーナー5の燃焼量を変
更する燃焼量可変手段、温度センサ2が検知する室温と
操作パネルの設定温度を比較し燃焼状態を判定するマイ
コンが配置される。この電装箱4は、筐体1の上面前部
に配置する操作パネル3の直下に配置するのもと、図示
しない燃料タンクの収納部前面に配置されるものがあ
る。
【0017】図2は、電装箱4内に配置される制御装置
の構成を示したブロック構成図であり。マイコン20
は、温度センサ2から入力される温度データを検知する
温度検知部2、操作パネルでの設定温度を入力する設定
温度変更部3からの入力データに基づき、バーナー5へ
燃焼用空気を供給する燃焼用モータ17、温風を室内へ
送風する送風用モータ16、バーナー5の気化部分11
へ燃料を供給する電磁ポンプ19を制御し、またバーナ
ー5の燃焼の状態を判定する燃焼判定部18からの入力
データを監視している。マイコン20は、設定温度変更
部3の入力に基づき燃焼用モータ17と電磁ポンプ19
とを連動可変してバーナー5の燃焼量を複数段もしくは
リニアに変更させるための燃焼ポジションがあり、マイ
コン内の比較回路の出力に基づき最適値を選択設定して
いる。
【0018】従って、燃焼開始時のように室温が設定温
度変更部3によってセットした温度から離れていると燃
焼ポジションはバーナー5の最大燃焼量に対応し、やが
て、室温が設定温度に近づいて安定すると、燃焼ポジシ
ョンはバーナー5の最小燃焼に対応する。気化部分11
はバーナー5からの熱のフィードバックを受けており、
燃焼量に見合って気化部分11の温度は一定の温度に維
持される。
【0019】ところで、ユーザーが暖房開始前の室温と
比べてそれほど設定温度を高く設定しないで使用する場
合、従来の石油暖房機では運転開始から最小燃焼運転を
行ってしまうケースが多く、最小燃焼運転では排気ガス
に一酸化炭素等を多く含む傾向にあるため、室内空気を
汚染し易い運転が継続的に行われてしまう可能性が高か
った。
【0020】本発明の燃焼制御方法では、上述したよう
な使用条件において図3のチャート図に示したような燃
焼パターンでの運転を行うように制御している。詳述す
ると、運転開始直後に強制的に最大燃焼による運転を行
い設定温度まで一気に室温を上昇させ、さらに室温が設
定温度を越えて室温が上昇するとエラー温度であると認
識し所定時間の最小燃焼へ移行する。その後、バーナー
5の燃焼が停止されるため、最小燃焼を長時間継続する
運転に比べて排気ガス中に含まれる一酸化炭素等による
室内空気の汚染を防ぐことができる。
【0021】図4は、本発明の燃焼制御方法の動作を示
すフロー図である。
【0022】燃焼制御は、石油暖房機の運転が開始され
ると所定時間の定点燃焼が行われ(ステップS1)、最
小燃焼へ移行するか判断される(ステップS2)。最小
燃焼へ移行されたら、設定温度が所定温度以下であるか
判断され(ステップS3)、所定温度以下であれば強制
最大燃焼での運転を行い(ステップS4)、所定温度以
下でなければ通常の室温センサ2での燃焼制御を行う
(ステップS4→S9)。
【0023】ステップS4の強制最大燃焼での運転が行
われると、この最大燃焼での運転が所定時間を経過した
か判定し(ステップS5)、この時室温が所定温度以上
に到達しているか判断し(ステップS6)、所定温度以
上の場合は強制最小燃焼へ移行する(ステップS7)。
ステップS6で室温が所定温度以下の場合は、ステップ
S4へ戻り最大燃焼を継続する(ステップS6→S
4)。所定時間の最小燃焼での運転を行った後、エラー
消火としてバーナー5の燃焼を停止する(ステップS7
→S8)。ステップ2で最小燃焼へ移行しない場合は、
通常の室温センサ2での燃焼制御を行う(ステップS
9)。
【0024】以上、本発明を上述した実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至3
に記載の発明によれば、本発明の燃焼制御方法は、石油
暖房機を暖房開始前の室温と比べてそれほど設定温度を
高く設定しないで使用する場合でも、運転開始直後に最
大燃焼による運転を行うため、室温が設定温度まで到達
する時間が短くなるとともに設定温度を越えて室温が上
昇すると所定時間の最小燃焼へ移行し消火されるため、
最小燃焼を長時間継続する運転に比べて排気ガス中に含
まれる一酸化炭素等による室内空気の汚染を防ぐことが
できる。
【0026】さらに、上述した燃焼制御方法は、マイコ
ンに記録するプログラムによって実現できるため付加機
構を必要とせずに低コストで実現できるとともに、仕様
変更にも柔軟に対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る石油暖房機の構造を示した断面図
である。
【図2】本発明に係る燃焼制御方法を実施した一例を示
すチャート図である。
【図3】本発明の燃焼制御方法の流れを示すフロー図で
ある。
【図4】本発明に係る燃焼制御方法を実施した一例の構
成を示したブロック構成図である。
【符号の説明】
2 温度検知部(室温センサ) 3 設定温度変更部(操作パネル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 隆 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3K003 EA01 FA01 FB01 GA04 3L028 EA01 EB02 EC01 ED04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部屋の温度を検知する室温検知部と、部屋
    の目標温度を設定する温度設定部を有し、室温が設定温
    度になるように最大燃焼から最小燃焼まで燃焼量を調節
    する制御部を有する石油暖房機において、前記石油暖房
    機の運転開始時に最小燃焼で運転する場合に、所定時間
    最大燃焼を保ち、その間に室温が所定温度になった時に
    燃焼を停止させることを特徴とした石油暖房機の燃焼制
    御方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の石油暖房機の燃焼制御方
    法において、室温が所定温度になった場合、即燃焼を停
    止させず、その後所定時間最小燃焼で運転した後で、燃
    焼を停止させる石油暖房機の燃焼制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1から2に記載の石油暖房機の燃焼
    制御方法において、最大燃焼による運転停止の判定制御
    を有効にするかどうかを、燃焼開始時に即最小燃焼で運
    転する場合に加えて、設定温度が所定温度以下に設定さ
    れている時に限定する、及び/または運転開始時の室温
    が所定温度帯に入っている時に限定する石油暖房機の燃
    焼制御方法。
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Effective date: 20051226