JP2001330204A - ボイラの蒸気圧力制御装置 - Google Patents
ボイラの蒸気圧力制御装置Info
- Publication number
- JP2001330204A JP2001330204A JP2000149248A JP2000149248A JP2001330204A JP 2001330204 A JP2001330204 A JP 2001330204A JP 2000149248 A JP2000149248 A JP 2000149248A JP 2000149248 A JP2000149248 A JP 2000149248A JP 2001330204 A JP2001330204 A JP 2001330204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- pressure switch
- value
- steam
- steam temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
も、ボイラの蒸気圧力を所定の値に制御し続けることが
できるようにする。 【解決手段】 設定圧力と現時点における蒸気圧力値を
比較して出力を決定する圧力スイッチ4と、圧力スイッ
チ4からの出力に基づいて燃焼制御を行う圧力式燃焼制
御装置9を設けたボイラ1であって、蒸気温度センサー
5にて検出する蒸気温度に基づいて燃焼制御を行う温度
式燃焼制御装置10を設け、圧力スイッチ正常時の設定
圧力における蒸気温度を初期値として記憶装置6に記憶
しておき、現時点における圧力スイッチ設定圧力での蒸
気温度と、記憶しておいた初期値の差が所定の値よりも
大きくなったとき、圧力スイッチ4に異常が発生してい
ると判断し、圧力式燃焼制御装置9による燃焼制御から
温度式燃焼制御装置10による燃焼制御に切り換える。
Description
装置に関するものである。
や、高燃焼・低燃焼・停止の3位置で制御する場合、設
定圧力と現時点における蒸気圧力値の大小を比較するこ
とにより出力を決定する圧力スイッチを用いて燃焼状態
を定め、燃焼の制御を行うのが一般的である。圧力スイ
ッチに異常が発生して正常な燃焼制御が行えなくなり、
圧力に関係なく燃焼し続けて蒸気圧力が最高使用圧力以
上に上昇することになると、ボイラが破損するなどの事
故に発展することがあり危険である。そのため、蒸気温
度を検出しておいて蒸気温度が異常設定温度まで上昇す
ると蒸気温度異常としてボイラを異常停止したり、最高
使用圧力に達すると自動的に弁が開く安全弁によって蒸
気を逃がすことにより、蒸気圧力の上昇を防止して安全
を確保している。圧力スイッチに異常が発生したとして
も直ちに事故が発生するという訳ではないが、安全装置
が働いてボイラが異常停止する事態になると、圧力スイ
ッチを修理するまでは、ボイラ及び蒸気を使用している
装置が使用できなくなるという問題は残る。
する課題は、圧力スイッチに異常が発生した場合であっ
ても、異常な燃焼制御が行われることを防止し、また圧
力スイッチの異常を予知することで圧力スイッチが故障
する前に保守を行うことで、ボイラの蒸気圧力を所定の
値に制御し続けることができるようにすることにある。
おいた設定圧力と現時点における蒸気圧力値の大小を比
較して出力を決定する圧力スイッチと、圧力スイッチか
らの出力に基づいて燃焼状態を定める圧力式燃焼制御装
置を用いて燃焼制御を行うボイラであって、蒸気温度を
検出する蒸気温度センサー、圧力スイッチ正常時の設定
圧力における蒸気温度を初期値として記憶しておく記憶
装置、圧力スイッチの異常を判断する異常判断装置、蒸
気温度センサーからの出力値に基づいて燃焼状態を定め
る温度式燃焼制御装置を設けておく。異常判断装置は、
現時点における圧力スイッチ設定圧力での蒸気温度と、
記憶装置に記憶しておいた初期値の差が所定の値よりも
大きくなったとき、圧力スイッチに異常が発生している
と判断し、圧力式燃焼制御装置による燃焼制御から温度
式燃焼制御装置による燃焼制御に切り換える。
精度が劣化していると判断する値である劣化判断用設定
値と、劣化判断用設定値よりも大きな値であって、圧力
スイッチが故障していると判断する値である故障判断用
設定値を設定しておき、異常判断装置は、現時点におけ
る圧力スイッチ設定圧力での蒸気温度と、記憶装置に記
憶しておいた初期値の差が、劣化判断用設定値よりも大
きければ圧力スイッチ劣化との出力を行い、現時点にお
ける圧力スイッチ設定圧力での蒸気温度と、記憶装置に
記憶しておいた初期値の差が、故障判断用設定値よりも
大きければ圧力スイッチ故障の出力を行う。
説明する。図1は本発明を実施しているボイラの制御部
を説明するためのブロック図である。ボイラ1は燃焼装
置2によってボイラ内の缶水を加熱して蒸気を発生する
ものであり、燃焼装置2に接続した運転制御装置3によ
って燃焼を制御する。運転制御装置3には、ボイラで発
生させた蒸気部の圧力に応じて出力を変更する圧力スイ
ッチ4と、蒸気部の温度を検出する蒸気温度センサー5
を接続しており、圧力スイッチ4及び蒸気温度センサー
5から運転制御装置3へ蒸気圧力及び蒸気温度の情報を
送る。運転制御装置3には、圧力スイッチ4の異常を判
断する異常判断装置8、圧力スイッチ4からの出力に基
づいて燃焼装置2の燃焼状態を定める圧力式燃焼制御装
置9、蒸気温度センサー5からの出力値に基づいて燃焼
装置2の燃焼状態を定める温度式燃焼制御装置10を設
ける。
よりも高いか低いかによって出力を変更するものであ
り、通常は圧力スイッチ4に基づき、圧力式燃焼制御装
置9によって燃焼制御を行う。圧力式燃焼制御装置9は
蒸気圧力値が設定圧力よりも低ければ燃焼を行い、蒸気
圧力値が設定圧力よりも高ければ燃焼は行わないこと
で、ボイラの蒸気圧力値を所定の値に保つ。異常判断装
置8には、圧力スイッチ正常時の設定圧力における蒸気
温度を初期値として記憶しておく記憶装置6と、圧力ス
イッチ4に異常が発生した場合に異常の報知を行う異常
報知装置7を接続しておく。
定圧力における蒸気温度を現状値として検出しておき、
検出した現状値と記憶装置6に記憶しておいた初期値の
差を算出する。また、異常判断装置8には、現状値と初
期値の差に基づき、圧力スイッチ劣化と判断する値であ
る劣化判断用設定値と、劣化判断用設定値よりも大きな
値であって、圧力スイッチ故障と判断する値である故障
判断用設定値を設定しておく。異常判断装置8では、現
状値と初期値の差が、劣化判断用設定値よりも大きけれ
ば圧力スイッチ劣化の出力を行い、現状値と初期値の差
が、故障判断用設定値よりも大きければ圧力スイッチ故
障の出力を行う。
て燃焼の制御を行う様子を示した燃焼制御の説明図であ
り、圧力スイッチ4に異常が発生することで本来の値と
異なった値で燃焼を制御している様子を示している。図
2に記載している正常時とは、圧力スイッチ4が正常な
状態にあり、蒸気温度センサー5の設定を行った直後な
ど、初期値と現状値に差がない状態のものである。この
場合の圧力制御範囲が本来の目標とする圧力範囲であ
る。劣化状態とは、圧力スイッチ4の精度低下等によ
り、本来の値からずれた値で燃焼を制御するようになっ
た状態である。初期値と現状値の差Δ1が劣化判断用設
定値よりも大きな値となった場合、異常判断装置8は圧
力スイッチ劣化と判断する。故障状態とは、圧力スイッ
チ4に故障が発生し、本来の値から大きく外れた値で制
御することになった状態である。初期値と現状値の差Δ
2が故障判断用設定値よりも大きな値となった場合、異
常判断装置8は圧力スイッチ故障と判断する。
る場合、異常判断装置8は異常報知装置7にその旨の出
力を行う。異常報知装置7は、異常判断装置8から圧力
スイッチ劣化の出力を受けると、外部へ向けて圧力スイ
ッチ劣化との報知を行い、異常判断装置8から圧力スイ
ッチ故障の出力を受けた場合には、圧力スイッチ故障と
の報知を行う。また、異常判断装置8は、圧力スイッチ
が劣化又は故障の状態にあると判断した場合、圧力式燃
焼制御装置9による燃焼制御から温度式燃焼制御装置1
0による燃焼制御に切り換える。温度式燃焼制御装置1
0は、蒸気温度センサー5にて検出している蒸気温度に
基づいて燃焼装置2の燃焼を制御する。温度式燃焼制御
装置10は、蒸気温度が設定温度より低いと燃焼を行
い、蒸気温度が設定温度より高いと燃焼を停止すること
で蒸気圧力を制御する。
も、蒸気温度による燃焼制御に切り換えることにより、
本来の値から大きく外れた値で燃焼制御を行うというこ
とはなくなり、ボイラを正常に運転させることができる
ため、ボイラを停止する必要がなくなる。
時には圧力式燃焼制御装置9による燃焼制御から温度式
燃焼制御装置10による燃焼制御に切り換えるとした
が、正常な値からわずかにずれた程度である劣化の場合
には圧力式燃焼制御装置9による燃焼制御を続けるよう
にしても良い。圧力スイッチ4の精度が徐々に悪くな
り、圧力スイッチ劣化と判断する領域に入ったが、故障
のレベルまでは達していない場合、圧力式燃焼制御装置
9による燃焼制御を行っても蒸気圧力値が大きく外れる
わけではないため、圧力による燃焼制御を行うこともで
きる。ただし、そのまま放置しておけば、いずれは故障
のレベルに達することになるため、圧力スイッチの劣化
時には劣化の報知を行っておき、早めに圧力スイッチ4
の調整等を行う。圧力スイッチ4が故障する前の段階
で、異常の予知を行うようにしておけば、圧力スイッチ
4が故障する前に修理等を行うことができる。
イッチ4に異常が発生したとしても本来の制御圧力値か
ら大きく外れた値で制御するということがなくなり、ボ
イラの蒸気圧力を所定の値に制御し続けることができる
ようになる。また、圧力スイッチの異常を予知し、圧力
スイッチが故障する前に圧力スイッチの保守を行うこと
で圧力スイッチの故障を防止することにより、ボイラの
蒸気圧力を所定の値に制御し続けることができる。
するためのブロック図
御を行う様子を示した制御の説明図
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力スイッチに設定しておいた設定圧力
と現時点における蒸気圧力値の大小を比較して出力を決
定する圧力スイッチと、圧力スイッチからの出力に基づ
いて燃焼状態を定める圧力式燃焼制御装置を用いて燃焼
制御を行うボイラであって、蒸気温度を検出する蒸気温
度センサー、圧力スイッチ正常時の設定圧力における蒸
気温度を初期値として記憶しておく記憶装置、圧力スイ
ッチの異常を判断する異常判断装置、蒸気温度センサー
からの出力値に基づいて燃焼状態を定める温度式燃焼制
御装置を設けておき、異常判断装置は、現時点における
圧力スイッチ設定圧力での蒸気温度と、記憶装置に記憶
しておいた初期値の差が所定の値よりも大きくなったと
き、圧力スイッチに異常が発生していると判断し、圧力
式燃焼制御装置による燃焼制御から温度式燃焼制御装置
による燃焼制御に切り換えるものであることを特徴とす
るボイラの蒸気圧力制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のボイラの蒸気圧力制御
装置において、異常判断装置には、圧力スイッチの精度
が劣化していると判断する値である劣化判断用設定値
と、劣化判断用設定値よりも大きな値であって、圧力ス
イッチが故障していると判断する値である故障判断用設
定値を設定しておき、異常判断装置は、現時点における
圧力スイッチ設定圧力での蒸気温度と、記憶装置に記憶
しておいた初期値の差が、劣化判断用設定値よりも大き
ければ圧力スイッチ劣化との出力を行い、現時点におけ
る圧力スイッチ設定圧力での蒸気温度と、記憶装置に記
憶しておいた初期値の差が、故障判断用設定値よりも大
きければ圧力スイッチ故障の出力を行うことを特徴とす
るボイラの蒸気圧力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149248A JP2001330204A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | ボイラの蒸気圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149248A JP2001330204A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | ボイラの蒸気圧力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001330204A true JP2001330204A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18655135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000149248A Pending JP2001330204A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | ボイラの蒸気圧力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001330204A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116399400A (zh) * | 2023-04-13 | 2023-07-07 | 大唐绥化热电有限公司 | 一种锅炉机组运行故障检测方法及系统 |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000149248A patent/JP2001330204A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116399400A (zh) * | 2023-04-13 | 2023-07-07 | 大唐绥化热电有限公司 | 一种锅炉机组运行故障检测方法及系统 |
CN116399400B (zh) * | 2023-04-13 | 2023-12-15 | 大唐绥化热电有限公司 | 一种锅炉机组运行故障检测方法及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4791520B2 (ja) | クライオポンプ装置、真空処理装置及びクライオポンプ装置の動作方法 | |
CN109612020B (zh) | 一种空调器的控制方法及其空调器 | |
JP2001330204A (ja) | ボイラの蒸気圧力制御装置 | |
JP2003521623A (ja) | タービンの運転方法及びタービンプラント | |
KR20180054425A (ko) | 전기 보일러의 순환이상 제어장치 및 그 제어방법 | |
JP2001330205A (ja) | ボイラの蒸気圧力制御装置 | |
JP5206766B2 (ja) | 油圧ユニット | |
JP2017161195A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP6502722B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4865335B2 (ja) | ポンプ停止回転速度を自動調整する給水装置 | |
JP3590248B2 (ja) | 射出成形機の過昇温防止装置 | |
JP2006226574A (ja) | 温水循環加熱装置 | |
KR20130034739A (ko) | 차압센서를 이용한 가스압 저하검출방법 | |
US20040112970A1 (en) | Method and device for monitoring burners | |
US5528226A (en) | Apparatus and method for controlling the burn-off operation of a gas in a semiconductor wafer fabrication furnace | |
JP2017125672A (ja) | 給湯装置 | |
JP2005094885A (ja) | バッテリ充電装置 | |
JP5861578B2 (ja) | 給湯装置 | |
KR102235208B1 (ko) | 보일러의 응급운전 장치 및 방법 | |
JP4658900B2 (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP2010065867A (ja) | 燃焼機器の燃焼制御装置 | |
JP2003322306A (ja) | 予備給水ポンプを設けたボイラ | |
JP4039337B2 (ja) | 温水暖房装置 | |
JPH08312948A (ja) | 給湯装置 | |
JP2003153812A (ja) | フライヤー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080630 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081126 |