JP2001330195A - 自動給油装置 - Google Patents
自動給油装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油の温度変化にかかわらず被給油体に対する
吐出量を一定に維持する。 【解決手段】 一定の吐出量のポンプ22と、ポンプ2
2からの油を被給油部に供給する給油ライン2と、給油
ライン2から分岐してタンク1に油を戻すバイパスライ
ン23とを備えた自動供油装置であって、油の一部が常
にバイパスライン23を通ってタンク1に戻るよう被給
油部の必要給油量より多い吐出量を供給するポンプ22
と、バイパスライン23の下流側に位置して油の圧力及
び温度に関係なく油の流量を常に一定に保持し得る圧力
温度補償機能付きの流量調整弁25と、バイパスライン
23の上流側に位置して流量調整弁25の前後差圧を必
要な差圧に維持する圧力調整弁24とを備える。
吐出量を一定に維持する。 【解決手段】 一定の吐出量のポンプ22と、ポンプ2
2からの油を被給油部に供給する給油ライン2と、給油
ライン2から分岐してタンク1に油を戻すバイパスライ
ン23とを備えた自動供油装置であって、油の一部が常
にバイパスライン23を通ってタンク1に戻るよう被給
油部の必要給油量より多い吐出量を供給するポンプ22
と、バイパスライン23の下流側に位置して油の圧力及
び温度に関係なく油の流量を常に一定に保持し得る圧力
温度補償機能付きの流量調整弁25と、バイパスライン
23の上流側に位置して流量調整弁25の前後差圧を必
要な差圧に維持する圧力調整弁24とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定場所に油を塗
布する自動給油装置に関するものである。
布する自動給油装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般機械に備えられる駆動チェーンに
は、なめらかな動きを維持するよう油を塗布しており、
油の塗布には自動給油装置を用いている。
は、なめらかな動きを維持するよう油を塗布しており、
油の塗布には自動給油装置を用いている。
【0003】自動給油装置は、図10に示す如く、油を
貯留するタンク1から油を吸引する給油ライン2を備え
ており、給油ライン2にはモータ3により駆動する一定
の吐出量のポンプ4を備え、給油ライン2の吸引口には
ゴミ等を除去するフィルタ5を取付けている。なお、6
はポンプ4に対し過剰な油の圧力が生じた際に圧力を逃
がす安全弁である。
貯留するタンク1から油を吸引する給油ライン2を備え
ており、給油ライン2にはモータ3により駆動する一定
の吐出量のポンプ4を備え、給油ライン2の吸引口には
ゴミ等を除去するフィルタ5を取付けている。なお、6
はポンプ4に対し過剰な油の圧力が生じた際に圧力を逃
がす安全弁である。
【0004】又、給油ライン2はポンプ4の下流側に圧
力計7を備えた分岐部8を設け、更に分岐部8の下流側
には、油を必要とする複数の被給油部(図示せず)に対
応するよう複数の分岐ライン9を形成しており(図10
では3本)、分岐ライン9には夫々、抵抗式であるオリ
フィス構造の流量弁10を備え、分岐ライン9の下流端
にはノズル11を設けている。
力計7を備えた分岐部8を設け、更に分岐部8の下流側
には、油を必要とする複数の被給油部(図示せず)に対
応するよう複数の分岐ライン9を形成しており(図10
では3本)、分岐ライン9には夫々、抵抗式であるオリ
フィス構造の流量弁10を備え、分岐ライン9の下流端
にはノズル11を設けている。
【0005】一方、分岐部8には、給油ライン2から分
岐するバイパスライン12を設けており、バイパスライ
ン12は、油をタンク1に戻すようタンク1上部まで延
在し、バイパスライン12の中途部には圧力調整弁13
を備えている。
岐するバイパスライン12を設けており、バイパスライ
ン12は、油をタンク1に戻すようタンク1上部まで延
在し、バイパスライン12の中途部には圧力調整弁13
を備えている。
【0006】圧力調整弁13は、図11に示す如く、圧
力調整弁本体14に、バイパスライン12の上流側に接
続される流入口15と、バイパスライン12の下流側に
接続される流出口16とを形成しており、流入口15と
流出口16は内部空間17により接続され、内部空間1
7には外部から回転させることにより前後進可能なネジ
棒18を備え、ネジ棒18の先端にはスプリング座19
を介してスプリング20を配し、スプリング20の先端
には、スプリング20の力により流入口15を塞ぐボー
ル21を備えている。
力調整弁本体14に、バイパスライン12の上流側に接
続される流入口15と、バイパスライン12の下流側に
接続される流出口16とを形成しており、流入口15と
流出口16は内部空間17により接続され、内部空間1
7には外部から回転させることにより前後進可能なネジ
棒18を備え、ネジ棒18の先端にはスプリング座19
を介してスプリング20を配し、スプリング20の先端
には、スプリング20の力により流入口15を塞ぐボー
ル21を備えている。
【0007】ノズル11より被給油部に油を塗布する際
には、モータ3によりポンプ4を駆動することによって
タンク1内の油を給油ライン2に吸引し、分岐部8を介
して流量弁10に送給し、更に流量弁10により油の流
量を所定量にしてノズル11より吐出する。
には、モータ3によりポンプ4を駆動することによって
タンク1内の油を給油ライン2に吸引し、分岐部8を介
して流量弁10に送給し、更に流量弁10により油の流
量を所定量にしてノズル11より吐出する。
【0008】ここで、油が流量弁10を通過する際には
油に一定以上の圧力が必要であるので、予めポンプ4に
よって被給油部の必要給油量より多い吐出量を供給して
おり、余剰な油は、油の圧力によってバイパスライン1
2の圧力調整弁13を作動することによりバイパスライ
ン12を介してタンク1に戻される。
油に一定以上の圧力が必要であるので、予めポンプ4に
よって被給油部の必要給油量より多い吐出量を供給して
おり、余剰な油は、油の圧力によってバイパスライン1
2の圧力調整弁13を作動することによりバイパスライ
ン12を介してタンク1に戻される。
【0009】又、油の圧力によって作動する圧力調整弁
13は、予めネジ棒18を調節してスプリング20を所
定の力にすることにより作動の圧力を設定しており、流
入口15に所定以上の油の圧力が掛った際に、流入口1
5を塞いでいるボール21をスプリング20方向に押圧
して流出口16に通じる隙間を形成し、隙間より油を流
出側へ流下させる。
13は、予めネジ棒18を調節してスプリング20を所
定の力にすることにより作動の圧力を設定しており、流
入口15に所定以上の油の圧力が掛った際に、流入口1
5を塞いでいるボール21をスプリング20方向に押圧
して流出口16に通じる隙間を形成し、隙間より油を流
出側へ流下させる。
【0010】このように、給油ライン2の油が必要給油
量より多くなると、圧力調整弁13は流路を形成して油
をバイパスライン12に流下することにより給油ライン
2の油の流量を低下させ、流量弁10を通過してノズル
11より塗布される油の吐出量を一定にする。
量より多くなると、圧力調整弁13は流路を形成して油
をバイパスライン12に流下することにより給油ライン
2の油の流量を低下させ、流量弁10を通過してノズル
11より塗布される油の吐出量を一定にする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポンプ
4及び圧力調整弁13により調整される油の流量が適切
であっても、気温の低下により油の粘性が高くなると、
流量弁10における通過抵抗の増加によって給油ライン
2内の油の圧力が上昇し、圧力調整弁13を作動させて
油がバイパスライン12を経てタンク1に戻り、結果的
にノズル11からの吐出量が減少してしまうという問題
があった。又、逆に気温の上昇により油の粘性が低くな
ると、流量弁10における通過抵抗の減少によって給油
ライン2内の圧力は上昇せず、圧力調整弁13を作動さ
せることなく油は全てノズル11から塗布し、ノズル1
1からの油の吐出量は増加するという問題があった。こ
のため、従来の給油装置では、春夏秋冬の気温の変化に
伴って圧力調整弁13を適宜調整しないと給油不足又は
給油過多になるという問題があった。
4及び圧力調整弁13により調整される油の流量が適切
であっても、気温の低下により油の粘性が高くなると、
流量弁10における通過抵抗の増加によって給油ライン
2内の油の圧力が上昇し、圧力調整弁13を作動させて
油がバイパスライン12を経てタンク1に戻り、結果的
にノズル11からの吐出量が減少してしまうという問題
があった。又、逆に気温の上昇により油の粘性が低くな
ると、流量弁10における通過抵抗の減少によって給油
ライン2内の圧力は上昇せず、圧力調整弁13を作動さ
せることなく油は全てノズル11から塗布し、ノズル1
1からの油の吐出量は増加するという問題があった。こ
のため、従来の給油装置では、春夏秋冬の気温の変化に
伴って圧力調整弁13を適宜調整しないと給油不足又は
給油過多になるという問題があった。
【0012】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、油の温度変化にかかわらず被給油体に対する吐出量
を一定に維持する自動給油装置を提供することを目的と
している。
で、油の温度変化にかかわらず被給油体に対する吐出量
を一定に維持する自動給油装置を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一定の吐出量のポンプと、該ポンプからの油を被給
油部に供給する給油ラインと、該給油ラインから分岐し
てタンクに油を戻すバイパスラインとを備えた自動供油
装置であって、油の一部が常に前記バイパスラインを通
ってタンクに戻るよう被給油部の必要給油量より多い吐
出量を供給する前記ポンプと、前記バイパスラインの下
流側に位置して油の圧力及び温度に関係なく油の流量を
常に一定に保持し得る圧力温度補償機能付きの流量調整
弁と、前記バイパスラインの上流側に位置して流量調整
弁の前後差圧を必要な差圧に維持する圧力調整弁とを備
えたことを特徴とする自動給油装置、に係るものであ
る。
は、一定の吐出量のポンプと、該ポンプからの油を被給
油部に供給する給油ラインと、該給油ラインから分岐し
てタンクに油を戻すバイパスラインとを備えた自動供油
装置であって、油の一部が常に前記バイパスラインを通
ってタンクに戻るよう被給油部の必要給油量より多い吐
出量を供給する前記ポンプと、前記バイパスラインの下
流側に位置して油の圧力及び温度に関係なく油の流量を
常に一定に保持し得る圧力温度補償機能付きの流量調整
弁と、前記バイパスラインの上流側に位置して流量調整
弁の前後差圧を必要な差圧に維持する圧力調整弁とを備
えたことを特徴とする自動給油装置、に係るものであ
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、一定の吐出量の
ポンプと、該ポンプからの油を被給油部に供給する給油
ラインと、該給油ラインから分岐してタンクに油を戻す
バイパスラインとを備えた自動供油装置であって、油の
一部が常に前記バイパスラインを通ってタンクに戻るよ
う被給油部の必要給油量より多い吐出量を供給する前記
ポンプと、前記バイパスラインに設けられて、最低粘度
の状態で設定することにより油の圧力及び温度に関係な
く油の流量を常に一定に保持し得る圧力温度補償機能付
きの流量調整弁とを備えたことを特徴とする自動給油装
置、に係るものである。
ポンプと、該ポンプからの油を被給油部に供給する給油
ラインと、該給油ラインから分岐してタンクに油を戻す
バイパスラインとを備えた自動供油装置であって、油の
一部が常に前記バイパスラインを通ってタンクに戻るよ
う被給油部の必要給油量より多い吐出量を供給する前記
ポンプと、前記バイパスラインに設けられて、最低粘度
の状態で設定することにより油の圧力及び温度に関係な
く油の流量を常に一定に保持し得る圧力温度補償機能付
きの流量調整弁とを備えたことを特徴とする自動給油装
置、に係るものである。
【0015】請求項1及び請求項2に記載の発明におい
て、請求項3に示す如く、圧力温度補償機能付きの流量
調整弁を、油の圧力により流量が変化しないよう油の圧
力に対応して流路を調整するピストンを設けた圧力補償
機能と、温度に影響を受ける油の粘度により流量が変化
しないよう流路に薄刃オリフィスを設けた温度補償機能
とにより構成してもよい。
て、請求項3に示す如く、圧力温度補償機能付きの流量
調整弁を、油の圧力により流量が変化しないよう油の圧
力に対応して流路を調整するピストンを設けた圧力補償
機能と、温度に影響を受ける油の粘度により流量が変化
しないよう流路に薄刃オリフィスを設けた温度補償機能
とにより構成してもよい。
【0016】油を被給油部に塗布する際には、ポンプに
よって必要給油量より多い油を給油ラインに供給し、バ
イパスラインにより一定量の油をタンクに戻すことによ
って被給油部に吐出する油の吐出量を一定にする。
よって必要給油量より多い油を給油ラインに供給し、バ
イパスラインにより一定量の油をタンクに戻すことによ
って被給油部に吐出する油の吐出量を一定にする。
【0017】ここで、請求項1の発明において、温度が
低下して油の粘性が高くなる場合には、油の圧力が高く
なることによりバイパスラインにおいて油は圧力調整弁
を介して下流に流れ、流量調整弁における圧力補償機能
により油の圧力に関係なく流量が略一定になり、タンク
に略一定の流出量で戻される。
低下して油の粘性が高くなる場合には、油の圧力が高く
なることによりバイパスラインにおいて油は圧力調整弁
を介して下流に流れ、流量調整弁における圧力補償機能
により油の圧力に関係なく流量が略一定になり、タンク
に略一定の流出量で戻される。
【0018】一方、請求項1の発明において、温度が上
昇して油の粘性が低くなる場合には、流量調整弁におけ
る前後差圧が低下することにより流量調整弁の流量を調
節できなくなる虞れがあるが、圧力調整弁は流量調整弁
に必要な前後差圧を維持するので、流量調整弁における
圧力補償機能により流量が一定になり、タンクに一定の
吐出量で戻される。
昇して油の粘性が低くなる場合には、流量調整弁におけ
る前後差圧が低下することにより流量調整弁の流量を調
節できなくなる虞れがあるが、圧力調整弁は流量調整弁
に必要な前後差圧を維持するので、流量調整弁における
圧力補償機能により流量が一定になり、タンクに一定の
吐出量で戻される。
【0019】請求項2の発明において、温度が低下して
油の粘性が高くなる場合には、油の圧力が高くなること
によりバイパスラインにおいて油は流量調整弁に流れ、
流量調整弁における圧力補償機能により油の圧力に関係
なく流量が略一定になり、タンクに略一定の流出量で戻
される。
油の粘性が高くなる場合には、油の圧力が高くなること
によりバイパスラインにおいて油は流量調整弁に流れ、
流量調整弁における圧力補償機能により油の圧力に関係
なく流量が略一定になり、タンクに略一定の流出量で戻
される。
【0020】一方、請求項2の発明においては、流量調
整弁による油の流出の設定を最低粘度の状態で設定する
ので、温度が上昇して油の粘性が低くなる場合、すなわ
ち油の粘度が流量調整弁の調整で決定した最低粘度より
も低くなる場合は考慮しない。
整弁による油の流出の設定を最低粘度の状態で設定する
ので、温度が上昇して油の粘性が低くなる場合、すなわ
ち油の粘度が流量調整弁の調整で決定した最低粘度より
も低くなる場合は考慮しない。
【0021】このように、請求項1の発明によれば、バ
イパスラインから流出する油の流量は、圧力調整弁及び
流量調整弁により圧力変化及び温度変化に関係なく一定
であり、しかも被給油部に塗布する油の吐出量は、ポン
プで吸引した油の全流量よりバイパスラインの油の流下
量を引いた値に等しいので、被給油部に塗布する油を、
油の圧力変化及び温度変化に影響を受けることなく一定
量で確実に吐出させることができる。従って、春夏秋冬
の気温の変化があっても、気温の変化により必要であっ
た手動による流量調節を不要にし、作業効率を向上させ
ることができる。
イパスラインから流出する油の流量は、圧力調整弁及び
流量調整弁により圧力変化及び温度変化に関係なく一定
であり、しかも被給油部に塗布する油の吐出量は、ポン
プで吸引した油の全流量よりバイパスラインの油の流下
量を引いた値に等しいので、被給油部に塗布する油を、
油の圧力変化及び温度変化に影響を受けることなく一定
量で確実に吐出させることができる。従って、春夏秋冬
の気温の変化があっても、気温の変化により必要であっ
た手動による流量調節を不要にし、作業効率を向上させ
ることができる。
【0022】又、請求項2の発明によれば、バイパスラ
インから流出する油の流量は、流量調整弁を設けると共
に油の流出の設定を油の最低粘度の状態で設定すること
により流量調整弁の前後差圧を維持できるので圧力変化
及び温度変化に関係なく一定であり、しかも被給油部に
塗布する油の吐出量は、ポンプで吸引した油の全流量よ
りバイパスラインの油の流下量を引いた値に等しいの
で、被給油部に塗布する油を、油の圧力変化及び温度変
化に影響を受けることなく一定量で確実に吐出させるこ
とができる。従って、春夏秋冬の気温の変化があって
も、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を不要にし、作業効率を向上させることができる。
インから流出する油の流量は、流量調整弁を設けると共
に油の流出の設定を油の最低粘度の状態で設定すること
により流量調整弁の前後差圧を維持できるので圧力変化
及び温度変化に関係なく一定であり、しかも被給油部に
塗布する油の吐出量は、ポンプで吸引した油の全流量よ
りバイパスラインの油の流下量を引いた値に等しいの
で、被給油部に塗布する油を、油の圧力変化及び温度変
化に影響を受けることなく一定量で確実に吐出させるこ
とができる。従って、春夏秋冬の気温の変化があって
も、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を不要にし、作業効率を向上させることができる。
【0023】更に、請求項3に示す如く、請求項1及び
請求項2における圧力温度補償機能付きの流量調整弁
を、油の圧力により流量が変化しないよう油の圧力に対
応して流路を調整するピストンを設けた圧力補償機能
と、温度に影響を受ける油の粘度により流量が変化しな
いよう流路に薄刃オリフィスを設けた温度補償機能とに
より構成すると、春夏秋冬の気温の変化があってもバイ
パスラインを流れる油の流下量を略正確に一定にするの
で、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を全く不要にし、作業効率を一層向上させることができ
る。
請求項2における圧力温度補償機能付きの流量調整弁
を、油の圧力により流量が変化しないよう油の圧力に対
応して流路を調整するピストンを設けた圧力補償機能
と、温度に影響を受ける油の粘度により流量が変化しな
いよう流路に薄刃オリフィスを設けた温度補償機能とに
より構成すると、春夏秋冬の気温の変化があってもバイ
パスラインを流れる油の流下量を略正確に一定にするの
で、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を全く不要にし、作業効率を一層向上させることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【0025】図1〜図8は本発明の自動給油装置を実施
する形態の第一の例であって、図中、図10、図11と
同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
する形態の第一の例であって、図中、図10、図11と
同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0026】第一の例の自動給油装置は、タンク1から
油を吸引する給油ライン2にモータ3により駆動するポ
ンプ22を備えており、ポンプ22は、温度変化に対し
て吐出量の変化の少ない比較的大容量であるギヤポンプ
等の容積式ポンプを用いている。
油を吸引する給油ライン2にモータ3により駆動するポ
ンプ22を備えており、ポンプ22は、温度変化に対し
て吐出量の変化の少ない比較的大容量であるギヤポンプ
等の容積式ポンプを用いている。
【0027】又、給油ライン2から分岐して形成される
バイパスライン23は、油をタンク1に戻すようタンク
1上部まで延在しており、バイパスライン23の中途部
には、上流側に圧力調整弁24を設けると共に、下流側
に圧力温度補償機能付きの流量調整弁25を備えてい
る。
バイパスライン23は、油をタンク1に戻すようタンク
1上部まで延在しており、バイパスライン23の中途部
には、上流側に圧力調整弁24を設けると共に、下流側
に圧力温度補償機能付きの流量調整弁25を備えてい
る。
【0028】圧力調整弁24は、図2に示す如く、圧力
調整弁本体26に、バイパスライン23の上流側に接続
される流入口27と、バイパスライン23の下流側に接
続される流出口28とを形成しており、流入口27と流
出口28は内部空間29により接続され、内部空間29
には外部から回転させることにより前後進可能なネジ棒
30を備え、ネジ棒30の先端にはスプリング座31を
介してスプリング32を配し、スプリング32の先端に
は、スプリング32の力により流入口27に近接するボ
ール33を備えている。
調整弁本体26に、バイパスライン23の上流側に接続
される流入口27と、バイパスライン23の下流側に接
続される流出口28とを形成しており、流入口27と流
出口28は内部空間29により接続され、内部空間29
には外部から回転させることにより前後進可能なネジ棒
30を備え、ネジ棒30の先端にはスプリング座31を
介してスプリング32を配し、スプリング32の先端に
は、スプリング32の力により流入口27に近接するボ
ール33を備えている。
【0029】一方、圧力調整弁24の下流に設けられる
圧力温度補償機能付きの流量調整弁25は、流量調整弁
本体34に、上流側に接続される流入口35と、下流側
に接続される流出口36とを形成しており、流入口35
と流出口36の間には、上流から下流に向かって順に、
圧力補償機能を備えた内部空間37、温度補償機能を備
えた内部空間38を形成している。
圧力温度補償機能付きの流量調整弁25は、流量調整弁
本体34に、上流側に接続される流入口35と、下流側
に接続される流出口36とを形成しており、流入口35
と流出口36の間には、上流から下流に向かって順に、
圧力補償機能を備えた内部空間37、温度補償機能を備
えた内部空間38を形成している。
【0030】圧力補償機能を備えた内部空間37は、流
入口35及び下流の流路39に接続される小径の小径室
40と、小径室40の端側から延在して小径室40より
一回り大きい大径の大径室41とから構成されており、
小径室40には、大径室41まで通じる連通路42を備
え且つ小径室40の底面に固設した滑り板43を配置す
ると共に、小径室40及び大径室41には一本のピスト
ン44を摺動可能に備えている。
入口35及び下流の流路39に接続される小径の小径室
40と、小径室40の端側から延在して小径室40より
一回り大きい大径の大径室41とから構成されており、
小径室40には、大径室41まで通じる連通路42を備
え且つ小径室40の底面に固設した滑り板43を配置す
ると共に、小径室40及び大径室41には一本のピスト
ン44を摺動可能に備えている。
【0031】ピストン44は、小径室40から大径室4
1まで延在するピストン軸45の両端に、滑り板43に
載置し且つ小径室40に対して摺動する小径ピストンヘ
ッド46を設けており、大径室41側の位置する小径ピ
ストンヘッド46には、大径室41の径に合致して摺動
する大径ピストンヘッド47を設け、大径ピストンヘッ
ド47の一側面と、大径室41の側面の間にはスプリン
グ48を介在し、大径ピストンヘッド47と大径室41
の小径室40側との間に最少の空間49を形成するよう
にしている。又、大径室41の内部には流出口36近傍
で連通する流路50を設けている。
1まで延在するピストン軸45の両端に、滑り板43に
載置し且つ小径室40に対して摺動する小径ピストンヘ
ッド46を設けており、大径室41側の位置する小径ピ
ストンヘッド46には、大径室41の径に合致して摺動
する大径ピストンヘッド47を設け、大径ピストンヘッ
ド47の一側面と、大径室41の側面の間にはスプリン
グ48を介在し、大径ピストンヘッド47と大径室41
の小径室40側との間に最少の空間49を形成するよう
にしている。又、大径室41の内部には流出口36近傍
で連通する流路50を設けている。
【0032】小径室40の下流に形成される温度補償機
能を備えた内部空間38は、一定の径の流路51に、図
4に示す如く薄刃オリフィス52を設けており、薄刃オ
リフィス52は上流側から下流側に向かって流路51の
径が広がるよう傾斜し、薄刃オリフィス52の上流側面
には、シャッターの絞りの如く、外部の操作部53より
操作して油の通過面積を調整する調整スロットル54を
設けている。
能を備えた内部空間38は、一定の径の流路51に、図
4に示す如く薄刃オリフィス52を設けており、薄刃オ
リフィス52は上流側から下流側に向かって流路51の
径が広がるよう傾斜し、薄刃オリフィス52の上流側面
には、シャッターの絞りの如く、外部の操作部53より
操作して油の通過面積を調整する調整スロットル54を
設けている。
【0033】以下、本発明を実施する形態の第一の例の
作用を説明する。
作用を説明する。
【0034】初めにノズル11より油を流す際には、気
温ができる限り高く油の粘性が低い状態で圧力調整弁2
4のスプリング32の力を適切な状態に設定し、且つ流
量調整弁25のスプリング48の力及び調整スロットル
54も適切な状態に調節する。なお、予め種々の条件で
データを取っておき、このデータに基づいて圧力調整弁
24及び流量調整弁25を設定してもよい。
温ができる限り高く油の粘性が低い状態で圧力調整弁2
4のスプリング32の力を適切な状態に設定し、且つ流
量調整弁25のスプリング48の力及び調整スロットル
54も適切な状態に調節する。なお、予め種々の条件で
データを取っておき、このデータに基づいて圧力調整弁
24及び流量調整弁25を設定してもよい。
【0035】次に、モータ3よりポンプ22を駆動する
ことによってタンク1内から必要給油量より多い油を給
油ライン2に吸引し、分岐部8によりノズル11側とバ
イパスライン23側へ分岐させ、バイパスライン23に
おいて圧力調整弁24及び流量調整弁25を介して一定
量の油をタンク1に戻すことにより、流量弁10を介し
てノズル11より被給油部へ吐出される油の吐出量を一
定にする。
ことによってタンク1内から必要給油量より多い油を給
油ライン2に吸引し、分岐部8によりノズル11側とバ
イパスライン23側へ分岐させ、バイパスライン23に
おいて圧力調整弁24及び流量調整弁25を介して一定
量の油をタンク1に戻すことにより、流量弁10を介し
てノズル11より被給油部へ吐出される油の吐出量を一
定にする。
【0036】ここで、気温の低下によって油の粘性が高
くなり、給油ラインの圧力が上昇すると、油は、バイパ
スライン23の上流に位置する圧力調整弁24において
ボール33をスプリング32の方向に押圧して流量調整
弁25へ流下しようとする。
くなり、給油ラインの圧力が上昇すると、油は、バイパ
スライン23の上流に位置する圧力調整弁24において
ボール33をスプリング32の方向に押圧して流量調整
弁25へ流下しようとする。
【0037】高圧の油が流量調整弁25へ流れると、圧
力補償機能の内部空間37において、油の圧力は大径ピ
ストンヘッド47をスプリング48の方向に押圧して、
小径ピストンヘッド46により流入口35を狭めるよう
ピストン44を移動し、流路39を流れる油の流量を一
定にする。
力補償機能の内部空間37において、油の圧力は大径ピ
ストンヘッド47をスプリング48の方向に押圧して、
小径ピストンヘッド46により流入口35を狭めるよう
ピストン44を移動し、流路39を流れる油の流量を一
定にする。
【0038】ここで、図3は圧力補償機能における流量
調整弁25の前後の差圧と流量の関係を示したものであ
り、圧力補償機能の内部空間37の下流に位置して最初
に設定される調整スロットル54の開度が異なっていて
も(図3では異なる開度をx、y、zで示す)、開度が
一定である限り、最低圧力差以上においては油の流量は
略一定であることを表している。すなわち、流量調整弁
25に高圧の油が流れる場合には、油の圧力が変化して
も油の差圧は常に最低圧力差より大きくなり、圧力補償
機能により油は下流に一定の流量で流れることを意味し
ている。一方、油の圧力が最低圧力差以下の場合には、
スプリング力がピストン44を押圧して流入口35を全
開にするようピストン44を移動させ、調整スロットル
54の開度のみの単純な絞り弁となり、流量調整弁25
の流量が一定でなくなることを意味している。なお、設
定圧力差は0.1〜0.3MPaに設定している。
調整弁25の前後の差圧と流量の関係を示したものであ
り、圧力補償機能の内部空間37の下流に位置して最初
に設定される調整スロットル54の開度が異なっていて
も(図3では異なる開度をx、y、zで示す)、開度が
一定である限り、最低圧力差以上においては油の流量は
略一定であることを表している。すなわち、流量調整弁
25に高圧の油が流れる場合には、油の圧力が変化して
も油の差圧は常に最低圧力差より大きくなり、圧力補償
機能により油は下流に一定の流量で流れることを意味し
ている。一方、油の圧力が最低圧力差以下の場合には、
スプリング力がピストン44を押圧して流入口35を全
開にするようピストン44を移動させ、調整スロットル
54の開度のみの単純な絞り弁となり、流量調整弁25
の流量が一定でなくなることを意味している。なお、設
定圧力差は0.1〜0.3MPaに設定している。
【0039】次に流量が一定になった油は、温度補償機
能の内部空間38に流下し、図4に示す如く調整スロッ
トル54及び薄刃オリフィス52により一旦絞られるこ
とによって油の温度変化による流量の変化を最小限にし
ている。
能の内部空間38に流下し、図4に示す如く調整スロッ
トル54及び薄刃オリフィス52により一旦絞られるこ
とによって油の温度変化による流量の変化を最小限にし
ている。
【0040】ここで、図5は流量調整弁25の温度補償
機能における油の温度と流量の関係を示したものであ
り、調整スロットル54の開度は異なっていても(図5
では異なる開度をA'、A''、A'''で示す)、油を調整
スロットル54に通過させる限り、油の温度変化に対し
て油の流量は略一定であることを表している。すなわち
油の温度変化に対応する油の粘度変化があっても調整ス
ロットル54及び薄刃オリフィス52を通過した油の流
量は一定であることも意味している。なお、薄刃オリフ
ィス52(幅A、長さL)が、図6に示す如く一定幅A
sで且つ所定の長さLsの流路55である場合には、油
の温度と流量の関係は、図7に示す如く油の温度変化及
び粘度変化に対して変化することが明らかである(図7
では流路の異なる開度をA'、A''、A'''で示す)。
機能における油の温度と流量の関係を示したものであ
り、調整スロットル54の開度は異なっていても(図5
では異なる開度をA'、A''、A'''で示す)、油を調整
スロットル54に通過させる限り、油の温度変化に対し
て油の流量は略一定であることを表している。すなわち
油の温度変化に対応する油の粘度変化があっても調整ス
ロットル54及び薄刃オリフィス52を通過した油の流
量は一定であることも意味している。なお、薄刃オリフ
ィス52(幅A、長さL)が、図6に示す如く一定幅A
sで且つ所定の長さLsの流路55である場合には、油
の温度と流量の関係は、図7に示す如く油の温度変化及
び粘度変化に対して変化することが明らかである(図7
では流路の異なる開度をA'、A''、A'''で示す)。
【0041】更に温度補償機能の内部空間38を通過し
た油は流出口36から流出し、一定の吐出量でタンク1
内に戻される。
た油は流出口36から流出し、一定の吐出量でタンク1
内に戻される。
【0042】一方、気温の上昇によって油の粘性が低く
なり、給油ラインの圧力が低下すると、バイパスライン
23の圧力調整弁24により流量調整弁25の前後の差
圧が確保できるように油の圧力を調整しようとする。
なり、給油ラインの圧力が低下すると、バイパスライン
23の圧力調整弁24により流量調整弁25の前後の差
圧が確保できるように油の圧力を調整しようとする。
【0043】油の圧力が調整されると、圧力補償機能の
内部空間37において、油の圧力は大径ピストンヘッド
47を押圧して、小径ピストンヘッド46により流入口
35を調節するようピストン44を移動し、流路39を
流れる油の流量を一定にする。
内部空間37において、油の圧力は大径ピストンヘッド
47を押圧して、小径ピストンヘッド46により流入口
35を調節するようピストン44を移動し、流路39を
流れる油の流量を一定にする。
【0044】ここで、流量調整弁25の前後の差圧は、
先に図3で示した如く、油の粘性の低下(油の圧力の低
下)により最低圧力差を下まわる場合には、流量調整弁
25の油の流量は一定でなくなる虞れがあるが、圧力調
整弁24により常に最低圧力を超えるよう油の圧力を調
整しているので油の流量が変化することがない。
先に図3で示した如く、油の粘性の低下(油の圧力の低
下)により最低圧力差を下まわる場合には、流量調整弁
25の油の流量は一定でなくなる虞れがあるが、圧力調
整弁24により常に最低圧力を超えるよう油の圧力を調
整しているので油の流量が変化することがない。
【0045】流量が一定になった油は、温度補償機能の
内部空間38に流下し、先に示した場合と同様に、流量
調整弁25の温度補償機能の内部空間38で、油が調整
スロットル54及び薄刃オリフィス52により一旦絞ら
れることによって温度変化による流量の変化を最小限に
し、流出口36から流出して一定の吐出量でタンク1内
に戻される。
内部空間38に流下し、先に示した場合と同様に、流量
調整弁25の温度補償機能の内部空間38で、油が調整
スロットル54及び薄刃オリフィス52により一旦絞ら
れることによって温度変化による流量の変化を最小限に
し、流出口36から流出して一定の吐出量でタンク1内
に戻される。
【0046】以上のことから、本発明の自動給油装置の
第一の例を実施した際のバイパスライン23からの油の
吐出量をまとめてみると、図8に示す油の粘度に対する
油の圧力及び流量の関係になる。すなわち、温度が低下
して粘性が高くなる場合には、給油ライン2の管内にお
ける油の圧力は直線的に増加するのに対し、バイパスラ
イン23の流出量及び流量弁10の吐出量は一定である
ことを示している(範囲A)。一方、温度が上昇して粘
性が低くなる場合でも、圧力調整弁24が開いている限
りは、流量調整弁25に必要な差圧を維持し、給油ライ
ン2の管内における油の圧力は直線的に低減するのに対
し、バイパスライン23の流出量及び流量弁10の吐出
量は一定であることを示している(範囲A)。ここで、
仮に、温度が大幅に上昇して粘性が著しく低くなる場合
には、圧力調整弁24が閉じてバイパスライン23の流
出量はゼロになり、流量弁10の吐出量はバイパスライ
ン23の流出量を加えたものになり、給油ライン2の管
内における油の圧力は一定になることを意味している
(範囲B)。ここで、圧力調整弁24は、初めにノズル
11より油を流す段階において、できる限り最低粘度時
もしくは高温時の条件で設定するので、温度が大幅に上
昇して粘性が著しく低くなる場合(範囲B)はなく、以
後の粘度変化には一定の流量を確保できるので問題はな
い。
第一の例を実施した際のバイパスライン23からの油の
吐出量をまとめてみると、図8に示す油の粘度に対する
油の圧力及び流量の関係になる。すなわち、温度が低下
して粘性が高くなる場合には、給油ライン2の管内にお
ける油の圧力は直線的に増加するのに対し、バイパスラ
イン23の流出量及び流量弁10の吐出量は一定である
ことを示している(範囲A)。一方、温度が上昇して粘
性が低くなる場合でも、圧力調整弁24が開いている限
りは、流量調整弁25に必要な差圧を維持し、給油ライ
ン2の管内における油の圧力は直線的に低減するのに対
し、バイパスライン23の流出量及び流量弁10の吐出
量は一定であることを示している(範囲A)。ここで、
仮に、温度が大幅に上昇して粘性が著しく低くなる場合
には、圧力調整弁24が閉じてバイパスライン23の流
出量はゼロになり、流量弁10の吐出量はバイパスライ
ン23の流出量を加えたものになり、給油ライン2の管
内における油の圧力は一定になることを意味している
(範囲B)。ここで、圧力調整弁24は、初めにノズル
11より油を流す段階において、できる限り最低粘度時
もしくは高温時の条件で設定するので、温度が大幅に上
昇して粘性が著しく低くなる場合(範囲B)はなく、以
後の粘度変化には一定の流量を確保できるので問題はな
い。
【0047】このように、バイパスライン23から流出
する油の流量は、圧力調整弁24及び流量調整弁25に
より圧力変化及び温度変化に関係なく一定であり、しか
も被給油部に塗布する油の吐出量は、ポンプ22で吸引
した油の全流量よりバイパスライン23の油の流下量を
引いた値に等しいので、被給油部に塗布する油を、油の
圧力変化及び温度変化に影響を受けることなく一定量で
確実に吐出させることができる。従って、春夏秋冬の気
温の変化があっても、気温の変化により必要であった手
動による流量調節を不要にし、作業効率を向上させるこ
とができる。
する油の流量は、圧力調整弁24及び流量調整弁25に
より圧力変化及び温度変化に関係なく一定であり、しか
も被給油部に塗布する油の吐出量は、ポンプ22で吸引
した油の全流量よりバイパスライン23の油の流下量を
引いた値に等しいので、被給油部に塗布する油を、油の
圧力変化及び温度変化に影響を受けることなく一定量で
確実に吐出させることができる。従って、春夏秋冬の気
温の変化があっても、気温の変化により必要であった手
動による流量調節を不要にし、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0048】又、圧力温度補償機能付きの流量調整弁2
5を、油の圧力により流量が変化しないよう油の圧力に
対応して流路を調整するピストン44を設けた圧力補償
機能と、温度に影響を受ける油の粘度により流量が変化
しないよう流路に薄刃オリフィス52を設けた温度補償
機能とにより構成すると、春夏秋冬の気温の変化があっ
てもバイパスライン23を流れる油の流下量を略正確に
一定にするので、気温の変化により必要であった手動に
よる流量調節を全く不要にし、作業効率を一層向上させ
ることができる。
5を、油の圧力により流量が変化しないよう油の圧力に
対応して流路を調整するピストン44を設けた圧力補償
機能と、温度に影響を受ける油の粘度により流量が変化
しないよう流路に薄刃オリフィス52を設けた温度補償
機能とにより構成すると、春夏秋冬の気温の変化があっ
てもバイパスライン23を流れる油の流下量を略正確に
一定にするので、気温の変化により必要であった手動に
よる流量調節を全く不要にし、作業効率を一層向上させ
ることができる。
【0049】図9は本発明の自動給油装置を実施する形
態の第二の例であり、図中、図1〜図8と同一の符号を
付した部分は同一物を表わしている。
態の第二の例であり、図中、図1〜図8と同一の符号を
付した部分は同一物を表わしている。
【0050】第二の例の自動給油装置は、バイパスライ
ン23において第一の例の圧力調整弁24をなくしたも
のであって、第一の例と略同様な流量調整弁25のみを
設けており、他の部分は第一の例と略同じ構成を備えて
いる。
ン23において第一の例の圧力調整弁24をなくしたも
のであって、第一の例と略同様な流量調整弁25のみを
設けており、他の部分は第一の例と略同じ構成を備えて
いる。
【0051】以下、本発明を実施する形態の第二の例の
作用を説明する。
作用を説明する。
【0052】初めにノズル11より油を流す際には、流
量調整弁25の必要な前後差圧を得られる状態を形成す
る為に気温が最も高く油の粘性が最も低い状態(最低粘
度の状態)で流量調整弁25のスプリング48の力及び
調整スロットル54も適切な状態に調節する。なお、予
め種々の条件でデータを取っておき、このデータに基づ
いて流量調整弁25を設定してもよい。
量調整弁25の必要な前後差圧を得られる状態を形成す
る為に気温が最も高く油の粘性が最も低い状態(最低粘
度の状態)で流量調整弁25のスプリング48の力及び
調整スロットル54も適切な状態に調節する。なお、予
め種々の条件でデータを取っておき、このデータに基づ
いて流量調整弁25を設定してもよい。
【0053】次に、モータ3よりポンプ22を駆動する
ことによってタンク1内から必要給油量より多い油を給
油ライン2に吸引し、分岐部8によりノズル11側とバ
イパスライン23側へ分岐させ、バイパスライン23に
おいて流量調整弁25を介して一定量の油をタンク1に
戻すことにより、流量弁10を介してノズル11より被
給油部へ吐出される油の吐出量を一定にする。
ことによってタンク1内から必要給油量より多い油を給
油ライン2に吸引し、分岐部8によりノズル11側とバ
イパスライン23側へ分岐させ、バイパスライン23に
おいて流量調整弁25を介して一定量の油をタンク1に
戻すことにより、流量弁10を介してノズル11より被
給油部へ吐出される油の吐出量を一定にする。
【0054】ここで、気温の低下によって油の粘性が高
くなり、油の圧力が上昇する場合には、油はバイパスラ
イン23の流量調整弁25に流下し、第一の例と略同様
に、流量調整弁25の圧力補償機能の内部空間37にお
いて、油の圧力によりピストン44を移動して流路39
を流れる油の流量を一定し、且つ温度補償機能の内部空
間38において、調整スロットル54により一旦絞られ
ることによって温度変化による流量の変化を最小限にし
ている。
くなり、油の圧力が上昇する場合には、油はバイパスラ
イン23の流量調整弁25に流下し、第一の例と略同様
に、流量調整弁25の圧力補償機能の内部空間37にお
いて、油の圧力によりピストン44を移動して流路39
を流れる油の流量を一定し、且つ温度補償機能の内部空
間38において、調整スロットル54により一旦絞られ
ることによって温度変化による流量の変化を最小限にし
ている。
【0055】更に温度補償機能の内部空間38を通過し
た油は流出口36から流出し、一定の吐出量でタンク1
内に戻される。
た油は流出口36から流出し、一定の吐出量でタンク1
内に戻される。
【0056】一方、第二の例においては、流量調整弁2
5による油の流出量の設定を、予め気温が最も高く油の
粘性が最も低い状態(最低粘度の状態)で設定するの
で、温度が上昇して油の粘性が低くなる場合、すなわち
油の粘度が流量調整弁25の調整で決定した最低粘度よ
りも低くなる場合は考慮しない。
5による油の流出量の設定を、予め気温が最も高く油の
粘性が最も低い状態(最低粘度の状態)で設定するの
で、温度が上昇して油の粘性が低くなる場合、すなわち
油の粘度が流量調整弁25の調整で決定した最低粘度よ
りも低くなる場合は考慮しない。
【0057】このように、バイパスライン23から流出
する油の流量は、流量調整弁25を設けると共に油の流
出の設定を油の最低粘度の状態で設定することにより流
量調整弁25の前後差圧を維持できるので圧力変化及び
温度変化に関係なく一定であり、しかも被給油部に塗布
する油の吐出量は、ポンプ22で吸引した油の全流量よ
りバイパスライン23の油の流下量を引いた値に等しい
ので、被給油部に塗布する油を、油の圧力変化及び温度
変化に影響を受けることなく一定量で確実に吐出させる
ことができる。従って、春夏秋冬の気温の変化があって
も、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を不要にし、作業効率を向上させることができる。
する油の流量は、流量調整弁25を設けると共に油の流
出の設定を油の最低粘度の状態で設定することにより流
量調整弁25の前後差圧を維持できるので圧力変化及び
温度変化に関係なく一定であり、しかも被給油部に塗布
する油の吐出量は、ポンプ22で吸引した油の全流量よ
りバイパスライン23の油の流下量を引いた値に等しい
ので、被給油部に塗布する油を、油の圧力変化及び温度
変化に影響を受けることなく一定量で確実に吐出させる
ことができる。従って、春夏秋冬の気温の変化があって
も、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を不要にし、作業効率を向上させることができる。
【0058】又、第一の例と同様に、圧力温度補償機能
付きの流量調整弁25を、油の圧力により流量が変化し
ないよう油の圧力に対応して流路を調整するピストン4
4を設けた圧力補償機能と、温度に影響を受ける油の粘
度により流量が変化しないよう流路に薄刃オリフィス5
2を設けた温度補償機能とにより構成すると、春夏秋冬
の気温の変化があってもバイパスライン23を流れる油
の流下量を略正確に一定にするので、気温の変化により
必要であった手動による流量調節を全く不要にし、作業
効率を一層向上させることができる。
付きの流量調整弁25を、油の圧力により流量が変化し
ないよう油の圧力に対応して流路を調整するピストン4
4を設けた圧力補償機能と、温度に影響を受ける油の粘
度により流量が変化しないよう流路に薄刃オリフィス5
2を設けた温度補償機能とにより構成すると、春夏秋冬
の気温の変化があってもバイパスライン23を流れる油
の流下量を略正確に一定にするので、気温の変化により
必要であった手動による流量調節を全く不要にし、作業
効率を一層向上させることができる。
【0059】更に、バイパスライン23を流量調整弁2
5のみの簡単な構成にするので、製造コストを低減する
ことができる。
5のみの簡単な構成にするので、製造コストを低減する
ことができる。
【0060】尚、本発明の自動給油装置は、上述の形態
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0061】
【発明の効果】上記した本発明の自動給油装置によれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0062】(I)請求項1の発明によれば、バイパス
ラインから流出する油の流量は、圧力調整弁及び流量調
整弁により圧力変化及び温度変化に関係なく一定であ
り、しかも被給油部に塗布する油の吐出量は、ポンプで
吸引した油の全流量よりバイパスラインの油の流下量を
引いた値に等しいので、被給油部に塗布する油を、油の
圧力変化及び温度変化に影響を受けることなく一定量で
確実に吐出させることができる。従って、春夏秋冬の気
温の変化があっても、気温の変化により必要であった手
動による流量調節を不要にし、作業効率を向上させるこ
とができる。
ラインから流出する油の流量は、圧力調整弁及び流量調
整弁により圧力変化及び温度変化に関係なく一定であ
り、しかも被給油部に塗布する油の吐出量は、ポンプで
吸引した油の全流量よりバイパスラインの油の流下量を
引いた値に等しいので、被給油部に塗布する油を、油の
圧力変化及び温度変化に影響を受けることなく一定量で
確実に吐出させることができる。従って、春夏秋冬の気
温の変化があっても、気温の変化により必要であった手
動による流量調節を不要にし、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0063】(II)請求項2の発明によれば、バイパ
スラインから流出する油の流量は、流量調整弁を設ける
と共に油の流出の設定を油の最低粘度の状態で設定する
ことにより流量調整弁の前後差圧を維持できるので圧力
変化及び温度変化に関係なく一定であり、しかも被給油
部に塗布する油の吐出量は、ポンプで吸引した油の全流
量よりバイパスラインの油の流下量を引いた値に等しい
ので、被給油部に塗布する油を、油の圧力変化及び温度
変化に影響を受けることなく一定量で確実に吐出させる
ことができる。従って、春夏秋冬の気温の変化があって
も、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を不要にし、作業効率を向上させることができる。
スラインから流出する油の流量は、流量調整弁を設ける
と共に油の流出の設定を油の最低粘度の状態で設定する
ことにより流量調整弁の前後差圧を維持できるので圧力
変化及び温度変化に関係なく一定であり、しかも被給油
部に塗布する油の吐出量は、ポンプで吸引した油の全流
量よりバイパスラインの油の流下量を引いた値に等しい
ので、被給油部に塗布する油を、油の圧力変化及び温度
変化に影響を受けることなく一定量で確実に吐出させる
ことができる。従って、春夏秋冬の気温の変化があって
も、気温の変化により必要であった手動による流量調節
を不要にし、作業効率を向上させることができる。
【0064】(III)請求項3に示す如く、圧力温度
補償機能付きの流量調整弁を、油の圧力により流量が変
化しないよう油の圧力に対応して流路を調整するピスト
ンを設けた圧力補償機能と、温度に影響を受ける油の粘
度により流量が変化しないよう流路に薄刃オリフィスを
設けた温度補償機能とにより構成すると、春夏秋冬の気
温の変化があってもバイパスラインを流れる油の流下量
を略正確に一定にするので、気温の変化により必要であ
った手動による流量調節を全く不要にし、作業効率を一
層向上させることができる。
補償機能付きの流量調整弁を、油の圧力により流量が変
化しないよう油の圧力に対応して流路を調整するピスト
ンを設けた圧力補償機能と、温度に影響を受ける油の粘
度により流量が変化しないよう流路に薄刃オリフィスを
設けた温度補償機能とにより構成すると、春夏秋冬の気
温の変化があってもバイパスラインを流れる油の流下量
を略正確に一定にするので、気温の変化により必要であ
った手動による流量調節を全く不要にし、作業効率を一
層向上させることができる。
【図1】本発明の自動給油装置を実施する形態の第一の
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
【図2】本発明の自動給油装置における圧力調整弁及び
流量調整弁を示す概略断面図である。
流量調整弁を示す概略断面図である。
【図3】流量調整弁の圧力補償機能における流量調整弁
の前後の差圧と流量の関係を示すグラフである。
の前後の差圧と流量の関係を示すグラフである。
【図4】温度補償機能を備えた内部空間の概略側断面図
である。
である。
【図5】流量調整弁の温度補償機能における油の温度と
流量の関係を示すグラフである。
流量の関係を示すグラフである。
【図6】薄刃オリフィスを、一定幅で且つ所定の長さの
流路とした概略側断面図である。
流路とした概略側断面図である。
【図7】一定幅で且つ所定の長さの流路の薄刃オリフィ
スにおける油の温度と流量の関係を示すグラフである。
スにおける油の温度と流量の関係を示すグラフである。
【図8】油の粘度に対する油の圧力及び流量の関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図9】本発明の自動給油装置を実施する形態の第二の
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
【図10】従来の自動給油装置の例を示す概略図であ
る。
る。
【図11】従来の自動給油装置における圧力調整弁を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
1 タンク 2 給油ライン 22 ポンプ 23 バイパスライン 24 圧力調整弁 25 流量調整弁 35 流入口(流路) 39 流路 44 ピストン 52 薄刃オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山手 武 東京都港区新橋5丁目26番5号 日本グリ スターサービス株式会社内 (72)発明者 村田 有弘 東京都港区新橋5丁目26番5号 日本グリ スターサービス株式会社内 Fターム(参考) 3E083 AA20 AE11 AE12 5H307 AA18 BB07 CC03 DD08 DD09 EE02 EE09 ES02 JJ03 KK01
Claims (3)
- 【請求項1】 一定の吐出量のポンプと、該ポンプから
の油を被給油部に供給する給油ラインと、該給油ライン
から分岐してタンクに油を戻すバイパスラインとを備え
た自動供油装置であって、油の一部が常に前記バイパス
ラインを通ってタンクに戻るよう被給油部の必要給油量
より多い吐出量を供給する前記ポンプと、前記バイパス
ラインの下流側に位置して油の圧力及び温度に関係なく
油の流量を常に一定に保持し得る圧力温度補償機能付き
の流量調整弁と、前記バイパスラインの上流側に位置し
て流量調整弁の前後差圧を必要な差圧に維持する圧力調
整弁とを備えたことを特徴とする自動給油装置。 - 【請求項2】 一定の吐出量のポンプと、該ポンプから
の油を被給油部に供給する給油ラインと、該給油ライン
から分岐してタンクに油を戻すバイパスラインとを備え
た自動供油装置であって、油の一部が常に前記バイパス
ラインを通ってタンクに戻るよう被給油部の必要給油量
より多い吐出量を供給する前記ポンプと、前記バイパス
ラインに設けられて、最低粘度の状態で設定することに
より油の圧力及び温度に関係なく油の流量を常に一定に
保持し得る圧力温度補償機能付きの流量調整弁とを備え
たことを特徴とする自動給油装置。 - 【請求項3】 圧力温度補償機能付きの流量調整弁を、
油の圧力により流量が変化しないよう油の圧力に対応し
て流路を調整するピストンを設けた圧力補償機能と、温
度に影響を受ける油の粘度により流量が変化しないよう
流路に薄刃オリフィスを設けた温度補償機能とにより構
成した請求項1又は2記載の自動給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000153193A JP2001330195A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 自動給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000153193A JP2001330195A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 自動給油装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001330195A true JP2001330195A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18658508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000153193A Pending JP2001330195A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 自動給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001330195A (ja) |
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- 2000-05-24 JP JP2000153193A patent/JP2001330195A/ja active Pending
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