JP2001329912A - 気化器装着エンジンのアフタバーン防止方法および装置 - Google Patents

気化器装着エンジンのアフタバーン防止方法および装置

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JP2001329912A
JP2001329912A JP2000149689A JP2000149689A JP2001329912A JP 2001329912 A JP2001329912 A JP 2001329912A JP 2000149689 A JP2000149689 A JP 2000149689A JP 2000149689 A JP2000149689 A JP 2000149689A JP 2001329912 A JP2001329912 A JP 2001329912A
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JP
Japan
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carburetor
key switch
engine
fuel
fuel passage
Prior art date
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Application number
JP2000149689A
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English (en)
Inventor
Naoaki Yanagisawa
直明 柳沢
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Nikki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Carburetor Co Ltd
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キイスイッチをオフとしたとき内部の燃料通
路を閉止する気化器を装着したエンジンのアフタバーン
を確実に防止する。 【解決手段】 キイスイッチ15をオフとしたとき電磁
弁11が燃料通路10を閉止し、その一方でタイマリレ
ー27が発電機レギュレータ19から点火プラグ22に
至る回路を維持して点火プラグ22に或る時間電気火花
を発生させることにより、エンジンの慣性回転で燃料通
路10から吸い出された残存燃料をエンジン燃焼室内で
燃焼させ、その後に電気火花発生を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気化器を装着したエ
ンジンにおいて、キイスイッチをオフとしたときアフタ
バーンを発生させることなく停止に至らせるためのアフ
タバーン防止方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンを停止させるためキイスイッチ
をオフとしたとき、エンジンは慣性で回転を続けた後に
停止に至る。このため、気化器を装着したエンジンにあ
っては、気化器内の燃料を吸い出して未燃焼のまま燃焼
室から排気管に排出し、排気系、主に消音器が高温であ
ると排出された混合気が爆発する。
【0003】この未燃焼混合気が高温の排気系内で爆発
する現象、即ちアフタバーンを防止する手段として、気
化器に燃料遮断用の電磁弁を設けてキイスイッチをオフ
とすると同時に内部の燃料通路を閉止させることが広く
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、気化器
内部の燃料通路を電磁弁で閉止したとき、その下流側に
残存する燃料が吸い出されて未燃焼のまま排気系に送ら
れ、アフタバーンを発生する場合があることを避けられ
ない。このときのアフタバーンは燃料を遮断しないとき
のアフタバーンに比べて小規模であるが、かなりの騒音
や振動を伴うことがある。
【0005】本発明は気化器装着エンジンのアフタバー
ンを防止するために、キイスイッチをオフとすると同時
に気化器内部の燃料通路を電磁弁で閉止するようにした
前記従来の手段では、エンジンが慣性で回転を続けるた
めに電磁弁下流側に残存する燃料が吸い出されて未燃焼
のまま排気系に送られるので、アフタバーンを完全に防
止することができない、という前記課題を解決するため
になされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明はキイスイッチをオフとしたとき内部の燃料
通過を閉止する電磁弁を具えた気化器を装着したエンジ
ンについて、キイスイッチをオフとしたとき点火プラグ
の電気火花発生を或る時間継続させることとした。
【0007】また、本発明は電気回路にタイマを設けキ
イスイッチのオフ後に点火回路を或る時間閉成して点火
プラグに電気火花を発生させるものとした。より具体的
には、タイマはタイマリレーであってそのコイルをキイ
スイッチのオフ端子と発電機レギュレータの充電端子と
を接続させた配線に挿入するとともに、接点を点火モジ
ュールのプラス端子に接続した接地配線に挿入したもの
とされる。
【0008】このように、エンジンを停止させるために
キイスイッチをオフとしたとき、気化器内部の燃料通路
は電磁弁によって閉止されるが、点火回路はタイマによ
って或る時間閉成状態とされることによって点火プラグ
が電気火花を発生するようにした本発明によると、キイ
スイッチをオフとした後もエンジンが慣性で回転を続け
ることによって燃料通路の電磁弁下流側に残存する燃料
が吸い出されて燃焼室に入ったとき、これがエンジン運
転時と同様に燃焼して排出される。このため、未燃焼混
合気が高温の排気系内で爆発するというアフタバーン現
象を高い信頼度で解消することができるものである。
【0009】尚、タイマによる点火プラグへの通電時間
は、キイスイッチをオフとしたときから数秒間、一般に
は2〜5秒間程度でよく、この時間内に残存燃料による
可燃混合気を燃焼室内で燃焼させることが充分可能であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の実施の形
態を説明すると、1は気化器であってチョーク弁3,ベ
ンチュリ4,絞り弁5を有する横向き吸気通路2の下方
に定燃料室6が配置され、主ノズル7およびアイドルポ
ート8,スローポート9に至る燃料通路10の定燃料室
6に開口した入口端に向かい合って電磁弁11が設置さ
れている。
【0011】電磁弁11はコイル12に通電したとき弁
体13が燃料通路10から離れているが、コイル12へ
の通電を断つと図示しない閉弁ばねによって弁体13が
燃料通路10の入口を閉止する、というよく知られてい
る燃料遮断用の電磁弁である。
【0012】本実施の形態における電気回路は、一般的
なバッテリ付き汎用エンジンの電気回路であって、キイ
スイッチ15,バッテリ16,スタータ17,電磁スイ
ッチ18,発電機レギュレータ19,点火モジュール2
0,フライホイール固定子21,点火プラグ22を有し
ており、点火回路は点火モジュール20で発電した電気
を点火プラグ22に送るようになっている。また、電磁
弁11のコイル12はキイスイッチ15のオフ位置でバ
ッテリ16および発電機レギュレータ19と非接続とさ
れるが、それ以外の位置でバッテリ16および発電機レ
ギュレータ19と接続されて燃料通路10を開いている
ように働く。
【0013】バッテリ16から電磁スイッチ18を経て
発電機レギュレータ19の充電端子B+に接続された配
線24には、充電端子B+に接近した個所にキイスイッ
チ15のオフ端子Mから延びる配線25が接続されてお
り、タイマリレー27のコイル28がこの配線25に挿
入設置されている。一方、点火モジュール20のプラス
端子に接地配線26が接続されており、この接地配線2
6にタイマリレー27の接点29が挿入設置されてい
る。
【0014】エンジン運転時において、電磁弁11はコ
イル12に通電されていることによって弁体13が磁力
で吸引され燃料通路10を開いており、また点火プラグ
22は点火モジュール20によって定められた順序、タ
イミングで電気火花を発生し燃焼室内の混合気を燃焼さ
せることは従来と全く同じである。
【0015】エンジンを停止させるためキイスイッチ1
5をオフとしたとき、電磁弁11のコイル12はバッテ
リ16および発電機レギュレータ19からの電流が供給
されなくなるために消磁し、弁体13が閉弁ばねのばね
力で燃料通路10の入口を閉止するが、その一方でエン
ジンは慣性で回転を続ける。このため、気化器1の吸気
通路2にエンジン吸入空気流による負圧が生じて燃料通
路10の残存燃料が吸い出され、混合気となってエンジ
ンの燃焼室に送られる。
【0016】キイスイッチ15をオフとしたとき、オフ
端子Mと充電端子B+とを接続した配線25はタイマリ
レー27を介しキイスイッチ15を経て接地する。タイ
マリレー27は予め設定した時間を経過したとき接点2
9を閉じるようにコイル28が働いて接地配線26を閉
成し、点火モジュール20のプラス端子が接地されるこ
とによって点火プラグ22は電気火花を発生しなくな
る。
【0017】前述のキイスイッチ15をオフとしてから
或る時間を経過するまでの間は、発電機レギュレータ1
9から点火プラグ22に至る回路はエンジン運転時と同
じ状態を維持し、点火プラグ22は電気火花を継続して
発生する。このため、先に述べた残存燃料が作る可燃混
合気は燃焼室内で燃焼し、燃焼ガスが排出されることと
なる。
【0018】残存燃料が少量となると混合気は薄くなっ
て未燃焼のまま排出されるが、この混合気によるアフタ
バーンの心配はなく、残存燃料がなくなると空気のみが
燃焼室に送られる。この希薄混合気または空気のみが燃
焼室に送られるようになった時点で点火プラグ22の電
気火花発生を停止することにより、アフタバーンを生じ
させることなくエンジンの回転を停止に至らせることが
できる。電気火花発生を停止するタイミングは燃料通路
10の電磁弁11下流側の容積やエンジンの排気量によ
って異なるが、キイスイッチ15をオフとしたときから
2〜5秒の間に設定することにより、アフタバーン防止
の目的を充分に達成することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、キイスイッチをオフとし
たとき気化器内部の燃料通路を閉止するが点火プラグへ
の通電は或る時間継続して電気火花を発生させ、燃料通
路の残存燃料をエンジン燃焼室内で燃焼させるものとし
た本発明によると、未燃焼ガスが排気系内で爆発するア
フタバーン現象が確実に解消され、騒音や振動を伴う心
配なくエンジン回転を停止に至らせることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路および配置の概
略図。
【符号の説明】
1 気化器,10 燃料通路,11 電磁弁,15 キ
イスイッチ,16 バッテリ,19 発電機レギュレー
タ,20 点火モジュール,22 点火プラグ,25
配線,26 接地配線,27 タイマリレー,28 コ
イル,29 接点,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キイスイッチをオフとしたとき内部の燃
    料通路を閉止する電磁弁を具えている気化器を装着した
    エンジンにおいて、前記キイスイッチをオフとしたとき
    点火プラグの電気火花発生を或る時間継続させ、前記燃
    料通路の電磁弁下流側に残存する燃料を燃焼室で燃焼さ
    せることを特徴とする気化器装着エンジンのアフタバー
    ン防止方法。
  2. 【請求項2】 キイスイッチをオフとしたとき内部の燃
    料通路を閉止する電磁弁を具えている気化器を装着した
    エンジンにおいて、バッテリおよび点火プラグを含む電
    気回路にタイマを設け、前記キイスイッチのオフ後に前
    記点火プラグが或る時間電気火花を発生するように点火
    回路を閉成させるようにしたことを特徴とする気化器装
    着エンジンのアフタバーン防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したアフタバーン防止装
    置において、前記タイマがコイルと接点とを有するタイ
    マリレーであり、前記キイスイッチのオフ端子と発電機
    レギュレータの充電端子とを接続した配線に前記コイル
    が挿入され、点火モジュールのプラス端子に接続した接
    地配線に前記接点が挿入されていることを特徴とする気
    化器装着エンジンのアフタバーン防止装置。
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