JP2001329786A - 掘削体及び掘削方法 - Google Patents

掘削体及び掘削方法

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JP2001329786A
JP2001329786A JP2000154275A JP2000154275A JP2001329786A JP 2001329786 A JP2001329786 A JP 2001329786A JP 2000154275 A JP2000154275 A JP 2000154275A JP 2000154275 A JP2000154275 A JP 2000154275A JP 2001329786 A JP2001329786 A JP 2001329786A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径の地中穴でも自由度の高いルートで精度
よく掘削でき、従って障害物がある場合にも方向修正し
て掘削することができる掘削体を提供する。 【解決手段】 掘削ヘッドと、掘削ヘッドの後側に連設
されたロッドユニットとを備え、掘削ヘッドを推進して
地中穴を掘削する掘削体であって、ロッドユニットは、
複数個のロッド部材が軸方向を合せて配設されており、
隣接するロッド部材は弾性部材を介して、ロッドユニッ
トの軸心(Z)に略直交する方向に装着される軸状部材
で連結されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非開削で地中穴を
形成するための掘削体に関し、特に、ガス、上水道など
の地下埋設管に、供給管を分岐する作業を行なうための
地中穴を形成するのに好適な掘削体に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスや上水道などの地下埋設管から供給
管を分岐させるには、地下埋設管部分と供給管敷設部分
を地上から掘削して土砂を取り除いた上で作業を進める
ことが普通であるが、地上からの開削作業が必要であ
り、作業量が増えるだけでなく、工期も長くなって不経
済であり、また道路等を掘り返すことによる地域への影
響も無視できない。これを解決するための工法の一つと
して、地上から掘り下げたピットから供給管敷設用地中
穴をあける推進工法が提案されており、例えば特公平7
−13433号には推進工法用推進管(公知例1)が、
特開平11−270279号には推進体(公知例2)が
開示されている。公知例1の推進管は、一対の剛性管部
と、その両剛性管部の互いに隣接する一端部どうしを屈
曲自在に連結した可撓部を備え、前記剛性管部対の複数
をそれらの長手方向に並べた状態で隣接するものどうし
を着脱自在に剛性連結する連結部を、前記剛性管部各々
の他端に設けたものである。公知例2の推進体は、推進
ヘッドと、その軸心方向に連結される複数個の推進部材
からなる推進本体とを連設したもので、推進ヘッドと推
進本体とは推進本体の軸心まわりに一体的に回転可能
に、かつ軸心と直交する軸のまわりに相対的に揺動可能
に連結されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般家庭への供給管の
ように、小径でポリエチレン等可撓性を有する配管材を
用いる場合、敷設経路途中に他の埋設管等の障害物があ
っても、これを避けるように曲げて敷設することができ
る。この非開削用の地中穴は、道路占有面積の減少、工
期短縮等を図るため、他の配管等の障害物に対し、敷設
ルートの自由度が高く、かつできるだけ小さい曲げ半径
で迂回するように形成する必要がある。しかし、上記公
知例1に記載された推進工法用推進管には、次のような
問題がある。 1)推進用ヘッド先端をシリンダにより首振りさせて方
向を定めるとともに、モータにより掘削刃を回転させて
掘削するので、推進用ヘッド内に駆動装置を組込まなけ
ればならず、機構が複雑になり動作信頼性に問題があ
る。 2)シリンダやモータは、土中で掘削部を首振りした
り、掘削刃を回転したりするに十分の容量のサイズが必
要で、推進用ヘッドの最小外径には制約があり、数十m
m程度の小径穴の掘削には適しない。 3)推進管は可撓部で座屈し易く、所定の穴を掘削する
ことが難しい。推進管内部に泥水の供給管と回収管を装
着し、さらには前記駆動装置の動力用配管や配線も内装
するので、推進管の曲率半径を小さくすることが難し
い。
【0004】これに対し、公知例2に記載された推進体
は、駆動装置を内蔵しない推進ヘッドを用いるものであ
るが、以下のような問題がある。 1)推進部材は、軸心に対し同じ方向に直交するピンで
結合されているので、一方向にしか進路変更ができず、
また当然ながら、推進体が屈曲した状態では、推進ヘッ
ドと推進体は軸心まわりに一体的に回転することはでき
ない。即ち、一旦曲進した後は、その推進方向を変更す
ることができない。 2)曲進経路は、推進ヘッドの傾斜面からの反力による
推進ヘッドの揺動量のみで決まるので、土質による反力
の大小で曲率が変動し、所望の経路に穴を明けることは
困難である。 3)推進部材間を連結する部分の屈曲防止は、そこに外
嵌されるカバー筒で行なわれるので、直線状穴の掘削は
カバー筒も共に推進して行なわなければならず、掘削開
始時にしかあけることができない。従って、本発明は、
小径の地中穴でも自由度の高いルートで精度よく掘削で
き、従って障害物がある場合にも方向修正して掘削する
ことができる掘削体及び掘削方法を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、掘削ヘッド
と、掘削ヘッドの後側に連設されたロッドユニットとを
備え、掘削ヘッドを推進して地中穴を掘削する掘削体で
あって、ロッドユニットは、複数個のロッド部材が軸方
向を合せて配設されており、隣接するロッド部材は弾性
部材を介して、ロッドユニットの軸心(Z)に略直交す
る方向に装着される軸状部材で連結されていることを特
徴としている。前記軸状部材の軸心方向は、ロッドユニ
ットの軸心(Z)を通るとともに、軸心(Z)に略直交
する平面内の異なった方向のものを含み、ロッドユニッ
トは任意の方向に曲がることができる。また、前記軸状
部材は、隣接し合うロッド部材を、ロッドユニットの軸
心(Z)まわりに一体的に回転可能とするとともに、推
進力を伝達することができる。前記軸状部材は、略90
度方向が異なるように配設されていることが好ましく、
特に、ロッドユニットの曲率半径を小さくするために
は、ピッチ毎に交互に90度方向が異なるようにするこ
とが望ましい。
【0006】また、本発明における弾性部材は、例えば
ゴムや樹脂を用いるとよく、ロッド部材スラスト方向端
部に配置され、隣接するロッド部材と密接的に装着され
るような構造にするとよい。この場合の弾性部材は、ロ
ッド部材が傾いて弾性部材に変位が生じると、弾性率で
定まる曲げ剛性が発生するので、所定力以上の曲げ力が
作用するまではロッドユニットを略真直状態に保持する
機能を有する。また、ロッド部材間の軸方向隙間に土砂
が侵入するのを防ぐシールの作用も有する。また、本発
明における弾性部材は、ロッド部材ラジアル方向に配置
され、隣接するロッド部材が嵌装する穴部と軸部に密接
的に装着されているような構造であってもよい。この場
合は、ロッド部材の心合せを行なわせることができ、ロ
ッドユニットが滑らかな表面を形成するのに効果的であ
る。また、例えばOリングを用いてシール性を有するよ
うにすると、ロッド部材に設けた貫通穴を通じて、ロッ
ドユニット内部に圧力流体を流すことができ、掘削ヘッ
ドから圧力流体を噴出することで、掘削を容易にするこ
とができる。弾性部材は、上述した構成の少なくとも一
つを用いた方がよいが、両方を組合わせて用いるとさら
によい。
【0007】また、本発明の掘削体に用いるロッドユニ
ットは、ロッドユニットの先端ロッド部材と後端ロッド
部材は、他のロッドユニットの後端ロッド部材あるいは
先端ロッド部材と接続できる連結部を有するものであ
る。予め所定数のロッド部材を連結したロッドユニット
を組立てて準備しておけば、現場施工時、必要な本数の
ロッドユニットを接続することにより、能率良く所定長
さの穴を掘削することができる。また、本発明の掘削方
法は、ガス、上水道、或いは下水道などの地下埋設管と
家屋側を結ぶ分岐管を非開削で敷設するための掘削方法
であって、例えば数十mmといった同じ長さを有する複
数のロッド部材を連結し屈曲方向自在としたロッドユニ
ットと、その先端に設けた掘削ヘッド用い、地上に設け
た推進手段からの推力或いは回転力をロッドユニットを
介して掘削ヘッドに伝達制御し、掘削ヘッドを回転させ
ながら推進することにより形成される直線状穴と、掘削
ヘッドを推進させることにより曲率半径が最小2mまで
小さく形成される曲進状穴を適宜組合わせて、家屋側の
地表から地中の埋設管に向けて穴を掘削することを特徴
としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に本発明の掘削体の一例を示
す。本掘削体は、地中穴を形成する掘削ヘッド1と、掘
削ヘッド1に推力及び回転力を伝達するロッドユニット
2とで構成されている。掘削ヘッド1は、全体が略円柱
状で、先端側が先鋭になるように傾斜面1aが形成さ
れ、後端側に雄ネジ4が形成されている。傾斜面1aの
傾斜角度θは、30°±15°の範囲で、掘削する土質
や、曲線状穴の曲率を考慮して定めればよい。ロッドユ
ニット2は、同一の基本構造を有する3種類のロッド部
材を一列に接続して組立てたものである。即ち、図2に
示すように、ロッドユニット2は、連結された複数(本
図では15個)の中間ロッド部材12(12a、12
b、…)の一端側に前部ロッド部材10が連結され、他
端側に後部ロッド部材11が連結された構造を有する。
【0009】図3は、中間ロッド部材12の断面図であ
る。中間ロッド部材12は、軸部14とフランジ状の胴
部13を持つ段付き円筒形状部材である。胴部13の外
径は、掘削ヘッド1の外径と同じか、それより小さくす
る。胴部13の中心部には、軸部14の外径dよりやや
大きい内径Dの軸部装着穴15が形成されている。軸部
装着穴15の端面側にはOリング装着溝21が設けられ
ている。胴部13には、軸心Xと直交する方向(紙面に
対して垂直)に、連結用ピン20を装着するための胴ピ
ン穴16が設けられ、軸部14には、胴ピン穴16と直
交する方向に、連結用ピン20を装着するための軸ピン
穴17が設けられている。胴ピン穴16と軸ピン穴17
を同一寸法とすることにより、1種類の連結用ピン20
を準備すればよい。
【0010】上記中間ロッド部材12は、図2及び図3
に示すように、隣接するロッド部材と、相互に軸部装着
穴15が軸部14に嵌装され、ピン20を介して軸心X
(図3参照)方向に連結できる構造を有する。組み付け
精度に関連する因子として、軸部14の外径d、長さ
s、段部から軸ピン穴17中心までの距離hと、胴部1
6の軸部装着穴15の内径D、長さS、端部から胴ピン
穴16中心までの距離Hがあり、その寸法関係は下記の
ように設定される。 D=d+α H=h−γ S=s−γ+β 上記α、β、γは、ロッドユニット2を所望の曲率半径
に曲げた状態で部材どうしが干渉しないような値とし、
予め算出することができるので、適宜設定して用いれば
よい。
【0011】前部ロッド部材10は、中間ロッド部材1
2の、軸部装着穴15の内径に雌ネジ5が形成されたも
ので、後部ロッド部材11は、同じく軸部14の外径に
雄ネジ6が形成されたものである。前記掘削ヘッド1の
雄ネジ4と、後部ロッド部材の雄ネジ6を同一仕様と
し、前部ロッド部材10の雌ネジ5にねじ込み可能とす
ることにより、掘削ヘッド1は、前部ロッド部材10に
ネジで結合することができる。また、ロッドユニット2
どうしもネジ締結で連結することができ、掘削体の長さ
を容易に調整することができる。
【0012】ロッドユニット2は、前部ロッド部材1
0、中間ロッド部材12、後部ロッド部材11を相互に
組み付けて形成され、ロッドユニット2の長さは、中間
ロッド材部材12の個数を地中穴掘削用動力源の推進ス
トロークに応じて選定することにより調整される。ま
た、施工する穴の長さに合せて、予め必要分のロッドユ
ニットを組立てておくと、効率よく掘削作業を行なうこ
とができる。
【0013】次に、図2を参照してロッドユニット2の
組立て手順を説明する。 1)前部ロッド部材10と第1中間ロッド部材12aを
連結する。前部ロッド部材10の軸部14にリング状の
ゴムシート24を挿入する。ゴムシート24は、厚さが
前記γとほぼ同じで、外径が胴部13の外径とほぼ同じ
か、圧縮されても胴部から極端にはみ出さないような寸
法に形成されている。次いで、第1中間ロッド部材12
aのOリング装着溝21(図3参照)にOリング19を
装着した後、当該ロッド部材を前部ロッド部材10の軸
部14に装入する。前部ロッド部材10の軸ピン穴17
と、第1中間ロッド部材12aの胴ピン穴16aを合わ
せ、ピン20aを挿通する。ピン20aの外径と軸ピン
穴17の内径は隙間ばめとなるような寸法関係を有し、
前部ロッド部材10はピン20aを中心に揺動すること
ができるようにする。ピンの長さは、胴部外径より短い
寸法として、胴部から突出しないようにするとともに、
抜け止めのために止め具等をセットする。
【0014】2)第1中間ロッド部材12aと第2中間
ロッド部材12bを連結し、以降、所定数の中間ロッド
部材を順次連結し、最後に後部ロッド部材11を連結す
る。第1中間ロッド部材12aの軸部14aにゴムシー
ト24を挿入する。次いで、第2中間ロッド部材12b
の軸部装着穴15bにOリング19を装着した後、当該
ロッド部材を第1中間ロッド部材12aの軸部14aに
装入する。第1中間ロッド部材12aの軸ピン穴17a
に第2中間ロッド部材12bの胴ピン穴16bを合わ
せ、ピン20bを挿通する。ピン20bの軸中心は、第
1中間ロッド部材の胴部に装着されたピン20aの軸中
心と、90度だけずれている。ピン20b外径と軸ピン
穴17a内径は隙間ばめとなるような寸法関係を有し、
第1中間ロッド部材12aはピン20bを中心に揺動す
ることができる。以降、上記と同様にして第3中間ロッ
ド部材12cから後部ロッド部材11までを連結し、組
立作業は終了する。
【0015】以上のようにして組立てられたロッドユニ
ット2には、軸心Z(図2、図4参照)が形成される。
各ロッド部材は、隣接して嵌装された軸部14と軸部装
着穴15がOリング19で圧着されているので、軸心Z
と同心に保持される。また、各ロッド部材間にはゴムシ
ート24が密接的に装着されているため、ロッドユニッ
トにはゴムシート24の弾性等で定まる所定の曲げ剛性
が付与される。一方、隣接する中間ロッド部材は、軸心
Z方向と直交した方向で互いに90度方向が異なる軸方
向回りに揺動することができる。従って、ロッドユニッ
ト2は、軸心Zから360度の範囲で向きを変えて進む
ことができるとともに、所定の曲げ力が作用した場合は
所定の曲率で曲がることができる。曲げ剛性は、前記O
リング19及びゴムシート24の材質の変更や、組み込
み時の圧縮代の設定により調整することができる。ま
た、ゴムシート24は、中間ロッド部材間隙間に土砂が
入らないようにシールの役割も果たしている。
【0016】上記掘削体によれば、次のようにして直進
穴、曲進穴又は直進穴と曲進穴を掘削することができ
る。直進穴を掘削する場合は、後部ロッド部材11に回
転力と推力を作用させる。回転力及び推力は、ロッド部
材を連結しているピン20を介して掘削ヘッド1に伝達
される。これにより、掘削ヘッド1先端の傾斜面1aは
回転するので、傾斜面1aが受ける推進反力の向きは軸
心Zまわりに順次移動し、ロッドユニット2には曲がり
は発生しない。従って、ロッドユニット2は真直状態を
維持して推進することになり、直進穴が形成される。曲
進穴を掘削する場合は、掘削進行方向と逆向きに掘削ヘ
ッド1先端の傾斜面1aを位置決めし、回転させずに掘
削体を推し進める。この時は、掘削ヘッド1先端が傾斜
面1aからの一方向の反力を受けて、ロッドユニット2
に曲げモーメントが作用する。これにより、中間ロッド
部材は、ピン20を中心にゴムシート24の材質や圧縮
代等により定まる曲げ剛性に応じた角度だけ傾き、ロッ
ドユニット2は曲進することになり、曲率を有する穴が
形成される。
【0017】本発明の掘削体は、曲進穴を形成した後で
も、再度直進穴をあけることができる。これは、ロッド
ユニットが、その特徴的構造により、曲がった掘削穴中
でも軸心Z回りに回転することができるからである。以
下、この時の中間ロッド部材の挙動を、図5に示すよう
に、紙面上で右上方から左下方に凹状態に湾曲した穴を
掘削した後、水平方向に直進穴を掘削しようとする場合
を例に、図4も参照して説明する。
【0018】図4(a)は、ちょうど掘削ヘッド1の軸
心が水平方向となり、この後掘削体を回転させ直進穴を
掘削しようとする直前の状態を示したものである。掘削
ヘッド1と、ロッドユニット2の前部ロッド部材10は
ネジで締結されているので、前部ロッド部材10の軸心
も水平状態である。前部ロッド部材10と第1中間ロッ
ド部材12aはピン20aで連結されているが、本図に
おいてはピン20aの軸は上下方向にあり、この状態で
は第1中間ロッド部材12aは上下方向に揺動できない
ため、その軸心も水平方向である。一方、第1中間ロッ
ド部材12aと第2中間ロッド部材12bは、前記ピン
20aと直交する方向に向いたピン20bで連結されて
おり、第2中間ロッド部材12bは、ピン20b廻りに
上下方向に揺動可能であり、掘削穴に沿って右上がりに
傾いている。以降の中間ロッド部材は同様なピン結合構
造であるため、第3中間ロッド部材12cは、第2中間
ロッド部材12bと軸心方向を同一として右上がりに傾
いており、第4中間ロッド部材12dは、第3中間ロッ
ド部材12cの軸心よりさらに右上がりに傾いている。
このように、曲がった掘削穴中での各中間ロッドは、上
記のような状態にある。
【0019】図4(b)は、後部ロッド部材を90度回
転し、中間ロッド部材を介して掘削ヘッド1を90度旋
回させた状態を示したものである。この時の、中間ロッ
ド部材の挙動を、第3、4、5中間ロッド部材12c、
12d、12eに着目して説明する。図4(a)の段階
では、第4中間ロッド部材12dは第5中間ロッド部材
12eと、上下に向いたピン20eで連結されていたた
め、軸心方向は一致していたが、図4(b)に示すよう
に、第5中間ロッド部材12eが、図4(a)の位置か
ら90度旋回するにつれ、ピン20eの軸方向も上下か
ら水平方向へと変るため、第4中間ロッド部材12d
は、90度旋回しながらピン20eの軸廻りに揺動す
る。これに伴い、第4中間ロッド部材12dと連結した
第3中間ロッド部材12cは、ピン20dが水平方向か
ら垂直方向に旋回するにつれて、揺動しながら回転させ
られる。揺動時には、中間ロッド部材は隣接する中間ロ
ッド部材となす軸心のづれ角度だけ振れる。理解を容易
にするために、図4では中間ロッド部材の傾き状態を誇
張して示しているが、実際には数m程度の曲率半径の形
成穴に対し、中間ロッド部材の長さを数十mm程度とす
れば、その傾きは非常に微小なものであり、個々の中間
ロッド部材は、形成された穴との間に生じている隙間で
十分揺動することができる。なお、中間ロッド部材の長
さが短いほど小さいブレで回転することができるので、
曲率半径の小さい穴を形成する時には好ましい。
【0020】図4(c)は、後部ロッド部材を、図4
(b)の位置からさらに90度回転した状態を示す。こ
の時も、前述したように中間ロッド部材は、各々ピンで
回転力を伝達され回転するが、ピン軸方向の変化に伴
い、形成穴との隙間で揺動する。このように、ロッドユ
ニット2は、曲線状の穴の中にあってもほぼ軸心Z廻り
に回転することができる。従って、後部ロッド部材を回
転させながら推進させることにより、掘削ヘッド1の傾
斜面1aから受ける推進反力はバランスされるので、掘
削体は再び直進し、直進穴が形成される。これより、所
定の曲率半径の穴をあけるべく曲進掘削中に、硬い土質
に遭遇するなどで、曲率半径が小さくなったような場合
でも、曲進掘削を中止してしばらく直進掘削し、再度曲
進掘削を行なうようにすれば、最終的に所定の曲率半径
の穴を掘削することができる。
【0021】図5は、本発明の掘削体を用いて、地上か
ら地下埋設管9に向けて地中穴を掘削形成する例を示し
たものである。この時の作業について説明する。先ず、
掘削ヘッド1にロッドユニット2を1本接続して掘削体
を形成し、供給管引込み側の地上に設置した掘削装置7
にセットする。掘削装置7には後部ロッド部材11の軸
部雄ネジに嵌合するソケット8が設けてあり、前記ソケ
ット8は掘削装置7に組み込まれた油圧シリンダや油圧
モータ(いずれも不図示)により、直進及び回転するこ
とができる。次に、掘削装置7を操作して掘削体を回転
させながら斜め下方に掘削ヘッド1を地中に推進する。
掘削体が掘削装置のストローク端まで押し込まれたら、
ロッドユニット2とソケット8の結合を外し、ソケット
8を後退させる。
【0022】次いで、新たなロッドユニット2aの前部
ロッドユニット10aを、既挿入のロッドユニット2の
後部ロッドユニット11にネジ込んで結合するととも
に、後部ロッドユニット11aをソケット8にネジ込
み、掘削装置7の操作を再開する。前記操作を、掘削ヘ
ッド1が計画した斜め直進区間s1の終端部に達するま
で繰り返す。水平掘削のための遷移区間としての曲進区
間s2では、掘削体は掘削ヘッド1の傾斜面1aの向き
を所定方向に固定して推進のみを行なう。例えば掘削方
向を斜め下方向から水平方向に修正する場合は、傾斜面
1aを下に向けた状態で、掘削体を回転させずに押込
む。直進区間s3開始点に達し、掘削ヘッド1が水平方
向になると、掘削体を再度回転させながら押込み前進さ
せ、目標地下埋設管9の方向に掘削ヘッド1を推し進め
る。
【0023】ここで、例えば目標地下埋設管9への掘削
区間s3の途中に他の埋設管等障害物があった場合、前
記曲進区間及び再直進区間における操作と同様操作をす
ることにより、迂回することができる。なお、掘削ヘッ
ド1の深さおよび傾斜面1aの向きは、例えば電磁波を
発するゾンデ(図示せず)を掘削ヘッド1に組み込み、
その磁界を受信機器で計測することにより検出すること
ができる。
【0024】また、ロッドユニットは、ロッド部材が円
筒形状で、嵌装している軸部と軸部装着穴とはOリング
が圧着されているため、内部に水、空気等の圧力流体を
流すことができる。従って、掘削ヘッドに、先端に通じ
る貫通穴を設ければ、ロッドユニット内部に供給された
例えば圧力水を掘削ヘッド先端から噴出しながら推進す
ることができ、土質等の状態に合せて適用することによ
り、掘削を容易にすることができる。
【0025】以上、本発明の掘削体の一例を図1〜図3
を中心に説明したが、細部の構造は種々変えることがで
きる。例えば、推進ヘッド1と前部ロッド部材の結合、
及び後部ロッド部材と推進装置7のソケット8との結合
をネジ結合ではなくピン結合とすることもでき、この場
合、ロッド部材は中間ロッド部材で示す1種類にまとめ
ることができる。また、軸部14と軸部装着穴15間隙
間に、ゴム等弾性材の円環部材を密接的に装着するよう
にして、前記Oリング19或いはゴムシート24を省略
するようにすることもできる。また、ロッド部材を、連
結するピン20が90度毎にできるだけ短いピッチ、例
えば20〜70mmピッチで装着できるような構造にす
ると、ロッドユニットの曲率半径を小さくすることがで
き望ましいが、必ずしもこれに限定される必要はなく、
2〜3ピッチ毎に方向を変えてもよいし、また例えば6
0度づつ装着方向を変えるようにしてもよい。、
【0026】また、掘削体の他の例として、ロッドユニ
ット30を図6で示す構造としたものを示す。図6に示
すように、ロッドユニット30は、円筒状の外殻ロッド
部材31と、円筒状の内部ロッド部材32とを備え、一
列に配置した外殻ロッド部材31の内部に、同じく一列
に配置した内部ロッド部材32を配してピン33で連結
し、一体構造としている。内部ロッド部材32は、長さ
が外殻ロッド部材31と同一で、その外径は外殻ロッド
部材31の内径より所定量小さくしている。隣接する外
殻ロッド部材31の端面には、所定厚のリング状のゴム
シート34が装着され、その弾性がロッドユニット30
に曲げ剛性を与えている。外殻ロッド部材31の内径部
と内部ロッド部材32の外径部は、Oリング39で圧密
されており、ロッド部材は芯出しされて、外殻ロッド部
材31の外周部は滑らかになり、かつ内部に圧力流体を
流すことができ、掘削を容易にする。ピン33は交互に
90度位相が違う方向に配設されており、ロッドユニッ
ト30は自在に屈曲することができる。
【0027】
【実施例】図7に、曲率半径2mの穴を形成することが
できるように設定した図1に示す掘削体を用い、直進穴
形成後、曲進穴を形成した時の実験結果を示す。実験に
使用した掘削ヘッドは、外径54mm、長さが400m
m、傾斜面の角度は30度であり、ロッドユニットは、
外径40mm、長さ54mm、互いに90度方向が異な
るピンの間隔が30mmのロッド部材を用い、15個の
中間ロッド部材を連結し、組み立て後の長さは510m
mであった。掘削実験は、N値約4の粘性土を堆積した
土槽の側面から、水平方向に回転させながら1m掘削し
た後、回転を止めて水平方向に2m掘削させた。
【0028】図7は、実験した土槽の壁面を座標軸とし
て、ロッドユニットを継ぎ足す毎に掘削ヘッドに組み込
んだゾンデからの電磁波を検出して求めた掘削ヘッドの
通過点をプロットしたものである。下側が掘削開始位置
である。図7から明らかなように、直進に続いて曲率半
径2mという掘削穴としては極めて小さな曲率半径の穴
を掘削することができた。またロッドユニットにスリー
ブ等の屈曲防止のガイドを設けなくても掘削が可能であ
ることを確認した。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は次の効果
を有している。 1)ロッドユニットを形成するロッド部材は、軸心Zに
直交する異なった方向の軸まわりに独立して揺動するこ
とができるので、自由な方向に穴を掘削することができ
る。 2)曲った穴を掘削した後でも、ロッドユニットを軸心
Zまわりに回転させることができるので、その後直進穴
を形成することができる。 3)所定の曲率半径の穴を掘削する時、途中で所定の曲
率半径より小さな穴となっても、直進推進を組合わせる
ことで修正し、所定の曲率半径の穴をあけることができ
る。 4)ロッドユニットのロッド部材は、所定の曲げ剛性を
持って真直状態に保持されており、かつ直進穴形成時は
傾斜面を有する掘削ロッドを回転させて、推進反力をバ
ランスさせて推進するので、ロッドユニットをガイドす
る必要がない。 5)連結する中間ロッド部材間の隙間と、そこに装着す
る弾性材の圧縮量とでロッドユニットの曲率が定まるの
で、これを調節することにより、硬い土質であっても、
所定の曲率の穴を掘削することができる。 6)ロッドユニット内部に流体を通すことができるの
で、掘削ヘッド先端部から圧力流体を噴出しながら掘削
することができ、掘削を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掘削体の一例を示す側面図
【図2】ロッドユニットの一部断面を含む側面図
【図3】ロッドユニットに用いる中間ロッド部材の軸方
向断面図
【図4】曲がった状態のロッドユニットが回転する時の
中間ロッド部材の挙動を表す図
【図5】掘削体を用いた穴掘削の一例を示す図
【図6】本発明の掘削体の別のロッドユニット構造例を
示す図
【図7】掘削体を用いて穴掘削実験を行なった時の掘削
穴位置を示す図
【符号の説明】
1 掘削ヘッド 2 ロッドユニット 10 前部ロッド部材 11 後部ロッド部材 12 中間ロッド部材 19 Oリング 20 ピン X ロッド部材の軸心 Z ロッドユニットの軸心

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削ヘッドと、掘削ヘッドの後側に連設
    されたロッドユニットとを備え、掘削ヘッドを推進して
    地中穴を掘削する掘削体であって、 ロッドユニットは、複数個のロッド部材が軸方向を合せ
    て配設されており、隣接するロッド部材は弾性部材を介
    して、ロッドユニットの軸心(Z)に略直交する方向に
    装着される軸状部材で連結されていることを特徴とする
    掘削体。
  2. 【請求項2】 軸状部材の軸心方向は、ロッドユニット
    の軸心(Z)を通るとともに、軸心(Z)に略直交する
    平面内の異なった方向のものを含み、ロッドユニットは
    任意の方向に曲がることができる請求項1記載の掘削
    体。
  3. 【請求項3】 前記軸状部材は、隣接し合うロッド部材
    を、ロッドユニットの軸心(Z)まわりに一体的に回転
    可能とするとともに、推進力を伝達する請求項1又は2
    記載の掘削体。
  4. 【請求項4】 前記軸状部材は、略90度方向が異なる
    ように配設されている請求項1乃至3のいずれかに記載
    の掘削体。
  5. 【請求項5】 弾性部材は、ロッド部材スラスト方向端
    部に配置され、隣接するロッド部材と密接的に装着され
    ている請求項1乃至4のいずれかに記載の掘削体。
  6. 【請求項6】 弾性部材は、ロッド部材ラジアル方向に
    配置され、隣接するロッド部材が嵌装する穴部と軸部に
    密接的に装着されている請求項1乃至4のいずれかに記
    載の掘削体。
  7. 【請求項7】 ロッド部材スラスト方向端部に配置さ
    れ、隣接するロッド部材に密着する弾性部材と、ロッド
    部材ラジアル方向に配置され、隣接するロッド部材が嵌
    装される穴部と軸部に密着する弾性部材とを有する請求
    項1乃至4のいずれかに記載の掘削体。
  8. 【請求項8】 請求項6における弾性部材はシール性を
    有し、ロッド部材に設けた貫通穴を通じて、ロッドユニ
    ット内部に圧力流体を流すことができる請求項1乃至4
    のいずれかに記載の掘削体。
  9. 【請求項9】 ロッドユニットの先端ロッド部材と後端
    ロッド部材は、他のロッドユニットの後端ロッド部材あ
    るいは先端ロッド部材と接続できる連結部を有する請求
    項1乃至8のいずれかに記載の掘削体。
  10. 【請求項10】 ガス、上水道、或いは下水道などの地
    下埋設管と家屋側を結ぶ分岐管を非開削で敷設するため
    の掘削方法であって、同じ長さを有する複数のロッド部
    材を連結し屈曲方向自在としたロッドユニットと、その
    先端に設けた掘削ヘッド用い、地上に設けた推進手段か
    らの推力或いは回転力をロッドユニットを介して掘削ヘ
    ッドに伝達制御し、掘削ヘッドを回転させながら推進す
    ることにより形成される直線状穴と、掘削ヘッドを推進
    させることにより曲率半径が最小2mまで小さく形成さ
    れる曲進状穴を適宜組合わせて、家屋側の地表から地中
    の埋設管に向けて穴を掘削することを特徴とする掘削方
    法。
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