JP2001329508A - 斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構 - Google Patents

斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構

Info

Publication number
JP2001329508A
JP2001329508A JP2000151277A JP2000151277A JP2001329508A JP 2001329508 A JP2001329508 A JP 2001329508A JP 2000151277 A JP2000151277 A JP 2000151277A JP 2000151277 A JP2000151277 A JP 2000151277A JP 2001329508 A JP2001329508 A JP 2001329508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
cable
plate
damping device
magnetic circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000151277A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuta Katamura
立太 片村
Yoshinori Matsunaga
義憲 松永
Tatsuji Nakano
龍児 中野
Shigehiko Kaneko
成彦 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2000151277A priority Critical patent/JP2001329508A/ja
Publication of JP2001329508A publication Critical patent/JP2001329508A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ケーブルのサグ変化に対しても吸着板と磁気
回路の間のギャップ量を一定に保ち、制振性能を一定に
維持するサグ変化対策機構を提供する。 【解決手段】 磁気回路を内蔵するケース11の上蓋板
に、摺動/回転ベアリング11″を介してシャフト10
を貫通し、先端にベアリングを介して吸着板13を磁気
回路に当接し得るように取付け、ケースの底板部にボー
ルナット16を固着し、ボールネジを螺合しシャフトと
ボールネジ15を、固定部と斜材ケーブルにそれぞれ連
結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、斜張橋の斜材ケ
ーブル等のケーブル制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、斜材ケーブル同士をワイヤで連
結したり、またケーブル端部近くにオイルダンパや粘性
剪断型ダンパを取り付けて対応していた。このような制
振手段では、ある程度の振動減衰効果が期待できるもの
の、ケーブルが長くなると十分な制振効果が期待できな
かった。
【0003】このような問題点を解決するため、ケーブ
ルの拘束/解放を行うことによりケーブルの振動のモー
ドを変化させて制振を行う方法と、これを実現する手段
として、セミアクティブに制御を行う装置(特開平8-32
6013号公報参照)が提案されている。さらに、同様の方
法をパッシブに実現するため、磁石を用いた制振装置
(特許第2993403 号公報参照)が提案されている。ま
た、磁石を用いた制振装置の具体的な装置の形(特願平
11-239531 号参照)も提案されている。
【0004】特願平11-239531 号記載の発明の概略は、
次の通りである。即ち該発明は、磁性体と磁石間の吸引
力を利用して、斜材ケーブルの一部で斜材ケーブルの振
動を拘束し、吸引力と逆向きの振動時の力を利用して、
拘束を解放することにより、斜材ケーブルの振動のモー
ドを変化させ、効果的に、簡単に斜材ケーブルの振動を
抑制するものである。
【0005】図7は特願平11-239531 号で開示された制
振装置であり、磁性体よりなる吸着板13を有する非磁
性体のシャフト10の一端が、非磁性体のハウジングの
上蓋板11から突出し、斜材ケーブルに固定され、他端
が非磁性体の底板11のボス孔に出没自在に嵌合し、底
板11が斜張橋の桁に固定されるように形成される。こ
のような構造で吸着板13がピストンに相当し、その吸
着板13の下に永久磁石12’とヨーク12”からなる
磁気回路を内蔵させる。
【0006】斜材ケーブルの振動は、一種の自励振動と
考えられる。風による斜材ケーブルに作用する力が小さ
く、その振動が一定振動振幅以下のときは、吸着板13
が磁石12’に吸引されて斜材ケーブルは、風によって
揺れ易い低次の振動モード(不安定モード)で振動して
いるが、風の強さが大きくなると、斜材ケーブルに磁石
12’の吸引力よりも大きな力が作用し、振動振幅の位
相が磁石12’の吸引力と逆方向のとき、吸着板は磁石
12’の拘束から解放される。この時、斜材ケーブルに
風によって揺れ難い高次の振動モード(安定モード)が
発生して不安定な低次モードは乱されて、振動振幅は小
さくなる。図8(a)は、斜材ケーブルが全く振動して
いない状態で、Aは制振装置の定着点を示す。図8
(b)は、風によってケーブルに振動が発生したもの
の、まだ振幅が小さいために制振装置の吸着板13が磁
石12’に吸引されたまま不安定な低次モードで、斜材
ケーブルが振動している状況を示す。図8(c)は、振
幅が大きくなって、磁石12’が吸着板13の拘束を解
放し、定着点Aを節にした新たに安定な高次の振動モー
ドが発生したことを示す。図8(d)は、発生した高次
の振動が、直ちに消滅し全体の振動が減衰していく状況
を示した図である。このようにして、吸着板13が磁気
回路と上蓋板11の間を往復運動しながら、不安定な低
次モードの振動エネルギを安定な高次モードの振動へ移
行させることにより、振動の成長を抑制し、また定常的
な振動を低減し、振動を早期に減衰させることができる
というものである。不安定な低次モードの振動エネルギ
を、より効果的に高次モードに移行させるには、斜材ケ
ーブルの中央部の変位が最大のとき、吸着板の拘束/解
放が行えるよう磁石12’の吸着力を調整する。吸引力
の調整は、ハウジングの外部から、内部のヨーク12”
を短絡させて、磁力線を逃すことにより磁石12’の吸
引力を弱めるショートヨークの大きさを変更して調整す
ればよい。
【0007】斜材ケーブルを固定した吸着板の拘束/解
放を繰り返すことにより、風や地震による振動が抑制で
きるほか、風による振動の一種であるウェイクギャロッ
ピング、レインバイブレーション等の振動が抑制でき
る。また、装置は磁性体と永久磁石12’のみから構成
されるため、構造が単純であり、動力なしで斜材ケーブ
ルの振動抑制が簡単に行える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のこれらの
装置では、ケーブルのサグ(ケーブルの弛み)が変化す
ると、ケーブルと磁石12’の間のギャップ量が変化す
るため、装置の制振性能が変化してしまうという欠点が
あった。本願発明では、この拘束/解放切り替え型の制
振装置において、ケーブルのサグ変化に対してもケーブ
ルと磁石の間のギャップ量を一定に保ち、制振性能を一
定に維持するサグ変化対策機構を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1は、斜材ケーブ
ルの振動のモードを変化させ、該斜材ケーブルの振動を
抑制する、該斜材ケーブルと定着部近傍の固定部の間に
設置される拘束/解放型斜材ケーブル制振装置と直列に
連結されるサグ変化対策機構において、互いに螺合する
一対の部材の何れか一方または双方に回転慣性を付与
し、前記斜材ケーブルにサグが生じた場合、前記回転慣
性が回転してサグ発生による変位を吸収し、前記拘束/
解放型斜材ケーブル制震装置の吸着板と磁気回路との間
のギャップ量を、一定に確保することを特徴とする斜材
ケーブル制振装置用サグ変化対策機構であることを要旨
とする。
【0010】請求項2は、磁気回路を内部に固着し、吸
着板を内蔵したケースの底板部にボールネジ又はボール
ナットを固着し、摩擦抵抗低減手段を介して前記吸着板
を取付け、前記ケースの上蓋板に対して摺動/回転可能
な手段を設けたシャフトを貫通させ、前記ケースに固着
した前記ボールネジ又はボールナットと前記ケースと前
記磁気回路と前記吸着板と前記上蓋板とで回転慣性を構
成する、拘束/解放型斜材ケーブル制震装置と一体化し
てなることを特徴とする請求項1記載の斜材ケーブル制
振装置用サグ変化対策機構であることを要旨とする。
【0011】請求項3は、吸着板を内蔵したケースの底
板部にボールネジ又はボールナットを固着し、前記ケー
スの上蓋板となる吸着板と内蔵した前記吸着板の間に、
摩擦抵抗低減手段を介して磁気回路を取付け前記ケース
上蓋板に対し摺動/回転可能な手段を設けたシャフトを
貫通させ、前記ケースに固着した前記ボールネジ又はボ
ールナットと前記ケースと前記上蓋板を構成する吸着板
と前記ケースに内蔵された吸着板と前記磁気回路とで回
転慣性を構成する、吸着面を2面とした拘束/解放型斜
材ケーブル制震装置と一体化してなることを特徴とする
請求項1記載の斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機
構であることを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、本願発明の
実施の形態を説明する。
【0013】図1は、斜材ケーブル1と斜材ケーブル1
の定着部付近の固定部2(斜張橋の斜材ケーブルの場合
は橋桁)の間に設置された拘束/解放型制振装置3に直
列につながれるサグ変化対策機構4を示す。図1ではサ
グ変化対策機構4は、斜材ケーブル1と拘束/解放型制
震装置3の間に取付けているが、拘束/解放型制震装置
3と橋桁の間に取付けてもよい。
【0014】図2は請求項1の例で、サグ変化対策機構
4の断面を示す。このサグ変化対策機構4は、拘束/解
放型制振装置3に固着されるケース6と、ケース6とケ
ース6に対して摺動自由なサブケース6’に固着される
ボールナット部8から構成される。またボールナット部
8に組み合わされたボールネジ7のケース6の内部に
は、回転慣性5が固着されている。回転慣性のボールネ
ジ7と反対側のボールネジ7と同軸のシャフトは、スラ
スト方向には固定されて軸に対して回転できるような機
構(例えばボールベアリング9)でケース6に支持され
ている。ボールネジ7に固着された、ケース6と摺動自
由なサブケース6’には、シャフト7’がボールネジ7
と同軸にケース6を貫通して固着してあり、シャフト
7’は斜材ケーブル1に固着してある。
【0015】ここに、回転部は回転慣性5とボールネジ
7であるが、逆に、回転慣性5にボールナットを固着し
回転させ、ボールネジを変位させるような構成にするこ
ともできる。また拘束/解放型制振装置3にシャフト
7’を、斜材ケーブル1にケース6側を固着することも
できる。
【0016】拘束/解放型制振装置3は通常拘束状態に
あり(図7参照)、斜材ケーブル1即ち吸着板13と磁
石12’とのギャップ量は0に保たれている。斜材ケー
ブル1のサグが変化した場合は、サグ変化対策機構4の
ボールナット部8に引張、または圧縮力が作用する。こ
の時ボールナット部8が左右に移動してボールナット部
8に力がかからないようになるまで回転慣性5がボール
ネジ7と共にゆっくり回転する。このようにしてサグの
変化に対して、拘束/解放型制振装置3内部の吸着板1
3と磁石12’のギャップ量を一定値0に保持すること
ができる。従って、拘束/解放型制振装置3の性能を一
定に確保することができる。
【0017】斜材ケーブル振動のような速い動きに対し
ては、回転慣性等価質量Mr 〔Mr=Ir /(l/2
π)2 、Ir =慣性モーメント、l=ボールネジのリー
ド〕を十分大きくしておけば非常に大きな反力を発生す
るため、回転慣性5は殆ど固定されているのと同じ状態
になる。
【0018】また回転慣性等価質量を比較的小さく設定
すると、斜材ケーブル1の振動時に回転慣性5も一緒に
運動し、制振装置の拘束/解放動作の相乗効果で斜材ケ
ーブル1の振動を乱す効果が高くなり、制振効果が向上
する。回転慣性等価質量を斜材ケーブル総質量の0.5 〜
1.0 倍相当にした場合の効果は、すでに風洞実験で確認
されている。
【0019】図3は請求項2の例で、拘束/解放型制振
装置自体をサグ変化対策機構の回転慣性として利用した
例の断面図である(拘束/解放型制振装置とサグ変化対
策機構を一体化したもの)。
【0020】拘束/解放型制振装置としては、特願平11
-239531 号に記載の発明が基本にしてある。非磁性体の
ケース11の底板部に、ボールナット16を固着し、こ
のボールナット16にボールネジ15を螺合貫通する。
ケース11の内部に、磁石及びヨークからなる磁気回路
12を、中央に非磁性体のシャフト10及びボールネジ
15が貫通し得る孔を設けて固着し、その磁気回路のボ
ールネジ15と反対側にボールネジ15と同軸にシャフ
ト10を設ける。シャフト10に磁性体の吸着板13
を、ベアリング14を介してケース11にルーズになる
ようにに取付ける。ケース11には、摺動/回転ベアリ
ング11”を介して、シャフト10を貫通した非磁性体
の上蓋板11’で蓋をする。シャフト10及びボールネ
ジ15の先端を、ケーブル定着部付近の固定部2及び斜
材ケーブル1にそれぞれ連結する。
【0021】ケーブルのサグが変化した場合は、ケース
11、磁石及びヨークからなる磁気回路12、吸着板1
3、ボールナット16、上蓋板11’が組み合わさって
回転慣性として働く(図で灰色で示した部分)。
【0022】図4は図3のバリエーションの例で、図3
と構成部品の符号は同じであり、図3と同様拘束/解放
型制振装置自体をサグ変化対策機構の回転慣性として利
用した例である。但し図3の場合は吸着板13のベアリ
ング14で回転部と非回転部を分けているのに対して、
図4は滑り材17(例えばテフロン(登録商標)等)で
回転部と非回転部を分けている。回転慣性として働く部
分はケース11、磁気回路12、ボールナット16、上
蓋板11’である(図で灰色で示した部分)。
【0023】図5は請求項3の例で、図6は図5のバリ
エーションの例である。何れもこれらのバリエーション
では吸着面を2面にした場合であり、図5の場合はシャ
フト10にベアリング14を介して磁石及びヨーク12
からなる磁気回路を取付け、この磁気回路を挟んで左右
に磁性体の吸着板13を配設する。図3、図4の上蓋板
11’は図5では磁性体の吸着板13となる。
【0024】図6では、シャフト10に磁気回路を固着
し、両面に滑り材17(例えばテフロン等)を貼り、回
転部と非回転部を分けている。図5、図6とも回転慣性
として働く部分は灰色で示してある。
【0025】吸着面を2面にすることで、ケーブルの振
動を乱す効果が更に高まることが期待される。回転慣性
を使用しない装置でも、吸着面を2面にすることが考え
られるが(例えば登録番号第2993403 号公報では、あら
ゆる方向の変位に対応した装置を出願している)、この
場合ギャップや磁力のアンバランスにより片側の面だけ
しか有効に働かない可能性が高くなる。これに比べて回
転慣性を使用する装置では、回転慣性の大きさを比較的
小さくすると、確実に両方の吸着面を有効に利用するこ
とができる。
【0026】なお図3、図4、図5、図6何れの場合も
バリエーションとして、ボールネジとボールナットの関
係は入れ代わってもよい。
【0027】また、ボールナット部8が斜材ケーブル側
にあっても、拘束/解放型制振装置側にあってもよく、
制振装置の前後何れに直列に連結されてもかまわない。
【0028】
【発明の効果】従来の斜材ケーブルの制振装置(例えば
登録番号第2993403 号公報、特願平11-239531 号等参
照)で示した装置では、ケーブルのサグ変化によりケー
ブルと磁気回路との間のギャップ量が変わり、装置の制
振性能が変化してしまう。しかし本願発明によれば、ケ
ーブルのサグ変化に対しても、ケーブルと磁石との間の
ギャップ量は常時は一定値0に確保され、制振装置の性
能を一定に確保することができる。また回転慣性等価質
量の大きさを適当に設定することにより、回転慣性の運
動を利用して、制振性能を更に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブル1とケーブル1の定着部付近の固定部
2(斜張橋の斜材ケーブルの場合は橋桁)の間に設置さ
れた制振装置3に直列につながれるサグ変化対策機構4
を示す図である。
【図2】図1に示すサグ変化対策機構4の断面の一例を
示す図である。
【図3】拘束/解放型制振装置自体をサグ変化対策機構
の回転慣性として利用した例の断面図である(制振装置
とサグ変化対策機構を一体化したもの)。
【図4】図3と構成部品の符号は同じであり、図3と同
様に拘束/解放型制振装置自体をサグ変化対策機構の回
転慣性として利用した別の例で、シャフト10に吸着板
13を固着し吸着板に滑り材17(例えばテフロン等)
を貼り、回転部と非回転部を分けた図である。
【図5】図3のバリエーションで吸着面を2面にした場
合であり、図5の場合はシャフト10にベアリング14
を介して磁石及びヨークからなる磁気回路12を取付
け、この磁気回路を挟んで左右に磁性体の吸着板を配設
する図である。
【図6】図4のバリエーションで吸着面を2面にした場
合であり、図6の場合はシャフト10に磁気回路を固着
し、両面に滑り材17(例えばテフロン等)を貼り、回
転部と非回転部を分けた図である。
【図7】特願平11-239531 号で開示された拘束/解放型
制振装置の断面を示す図である。
【図8】(a)は、斜材ケーブルが全く振動していない
状態で、Aは制振装置の定着点を示す。(b)は、風に
よってケーブルに振動が発生したものの、まだ振幅が小
さいために制振装置の吸着板13が磁石12’に吸引さ
れたまま不安定な低次モードで、斜材ケーブルが振動し
ている状況を示す。(c)は、振幅が大きくなって、磁
石12’が吸着板13の拘束を解放し、定着点Aを節に
した新たに安定な高次の振動モードが発生したことを示
す。(d)は、発生した高次の振動が、直ちに消滅し全
体の振動が減衰していく状況を示した図である。
【符号の説明】
1……斜材ケーブル、2……定着部付近の固定部、3…
…拘束/解放型制振装置(例えば特願平11-239531 号に
開示の装置)、4……回転慣性型サグ変化対策機構、5
……回転慣性、6……ケース、6’……サブケース、7
……ボールネジ、7’……サブケース6’に取着したシ
ャフト、8……ボールナット部、9……ベアリング、1
0……シャフト、11……ケース、11’……非磁性体
の上蓋板、11”……摺動/回転ベアリング、12……
磁石及びヨークからなる磁気回路、13……吸着板、1
4……回転ベアリング、15……ボールネジ、16……
ボールナット、17……滑り材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 龍児 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 金子 成彦 埼玉県川口市芝富士2−7−30−809 Fターム(参考) 2D059 AA41 BB08 GG12 3J048 AC01 AD06 BF14 DA02 EA39

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜材ケーブルの振動のモードを変化さ
    せ、該斜材ケーブルの振動を抑制する、該斜材ケーブル
    と定着部近傍の固定部の間に設置される拘束/解放型斜
    材ケーブル制振装置と直列に連結されるサグ変化対策機
    構において、互いに螺合する一対の部材の何れか一方ま
    たは双方に回転慣性を付与し、前記斜材ケーブルにサグ
    が生じた場合、前記回転慣性が回転してサグ発生による
    変位を吸収し、前記拘束/解放型斜材ケーブル制震装置
    の吸着板と磁気回路との間のギャップ量を、一定に確保
    することを特徴とする斜材ケーブル制振装置用サグ変化
    対策機構。
  2. 【請求項2】 磁気回路を内部に固着し、吸着板を内蔵
    したケースの底板部にボールネジ又はボールナットを固
    着し、摩擦抵抗低減手段を介して前記吸着板を取付け、
    前記ケースの上蓋板に対して摺動/回転可能な手段を設
    けたシャフトを貫通させ、前記ケースに固着した前記ボ
    ールネジ又はボールナットと前記ケースと前記磁気回路
    と前記吸着板と前記上蓋板とで回転慣性を構成する、拘
    束/解放型斜材ケーブル制震装置と一体化してなること
    を特徴とする請求項1記載の斜材ケーブル制振装置用サ
    グ変化対策機構。
  3. 【請求項3】 吸着板を内蔵したケースの底板部にボー
    ルネジ又はボールナットを固着し、前記ケースの上蓋板
    となる吸着板と内蔵した前記吸着板の間に、摩擦抵抗低
    減手段を介して磁気回路を取付け前記ケース上蓋板に対
    し摺動/回転可能な手段を設けたシャフトを貫通させ、
    前記ケースに固着した前記ボールネジ又はボールナット
    と前記ケースと前記上蓋板を構成する吸着板と前記ケー
    スに内蔵された吸着板と前記磁気回路とで回転慣性を構
    成する、吸着面を2面とした拘束/解放型斜材ケーブル
    制震装置と一体化してなることを特徴とする請求項1記
    載の斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構。
JP2000151277A 2000-05-23 2000-05-23 斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構 Withdrawn JP2001329508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000151277A JP2001329508A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000151277A JP2001329508A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001329508A true JP2001329508A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18656862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000151277A Withdrawn JP2001329508A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001329508A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040015461A (ko) * 2002-08-13 2004-02-19 주식회사 에스코테크놀로지 사장교 케이블의 제진장치
CN101832360A (zh) * 2010-05-17 2010-09-15 南通桑宁精密机械有限公司 阻尼器
CN103742585A (zh) * 2014-01-07 2014-04-23 中铁大桥局集团武汉桥梁科学研究院有限公司 一种斜拉索永磁式电涡流阻尼器及阻尼产生方法
CN107447644A (zh) * 2016-05-30 2017-12-08 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种大跨度桥梁减隔震系统
CN109217222A (zh) * 2016-12-30 2019-01-15 北京金风科创风电设备有限公司 抑制围护结构横向振动及保护摆动部件的装置和自旋螺纹机构
WO2019029197A1 (zh) * 2017-08-11 2019-02-14 东南大学 一种电涡流摩擦摆减隔震支座
KR20190071108A (ko) 2017-12-14 2019-06-24 한국건설기술연구원 사장케이블의 진동 저감을 위한 부착형 관성마찰댐퍼
CN110438897A (zh) * 2019-08-15 2019-11-12 中国十七冶集团有限公司 一种钢管混凝土拱桥插板式吊索锚固组件
CN112933931A (zh) * 2021-01-27 2021-06-11 辽宁科技学院 一种烟气湿法脱硫除尘净化塔及其实施方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040015461A (ko) * 2002-08-13 2004-02-19 주식회사 에스코테크놀로지 사장교 케이블의 제진장치
CN101832360A (zh) * 2010-05-17 2010-09-15 南通桑宁精密机械有限公司 阻尼器
CN103742585A (zh) * 2014-01-07 2014-04-23 中铁大桥局集团武汉桥梁科学研究院有限公司 一种斜拉索永磁式电涡流阻尼器及阻尼产生方法
CN107447644A (zh) * 2016-05-30 2017-12-08 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种大跨度桥梁减隔震系统
CN109217222A (zh) * 2016-12-30 2019-01-15 北京金风科创风电设备有限公司 抑制围护结构横向振动及保护摆动部件的装置和自旋螺纹机构
CN109217222B (zh) * 2016-12-30 2019-11-19 北京金风科创风电设备有限公司 抑制围护结构横向振动及保护摆动部件的装置和螺纹机构
WO2019029197A1 (zh) * 2017-08-11 2019-02-14 东南大学 一种电涡流摩擦摆减隔震支座
KR20190071108A (ko) 2017-12-14 2019-06-24 한국건설기술연구원 사장케이블의 진동 저감을 위한 부착형 관성마찰댐퍼
CN110438897A (zh) * 2019-08-15 2019-11-12 中国十七冶集团有限公司 一种钢管混凝土拱桥插板式吊索锚固组件
CN110438897B (zh) * 2019-08-15 2021-04-09 中国十七冶集团有限公司 一种钢管混凝土拱桥插板式吊索锚固组件
CN112933931A (zh) * 2021-01-27 2021-06-11 辽宁科技学院 一种烟气湿法脱硫除尘净化塔及其实施方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001329508A (ja) 斜材ケーブル制振装置用サグ変化対策機構
JP2012168178A (ja) 時計用歯車セットまたは打方機構用歯車セット向けの調速機
EP3677812A1 (en) Eddy current damper
JP2000320607A (ja) 渦電流式ダンパ
JP3319369B2 (ja) 斜張橋斜材ケーブル制振装置
JP4936175B2 (ja) 振動低減機構およびその諸元設定方法
JPH1144338A (ja) 小ストローク免震装置
JP2019173933A (ja) マスダンパ
KR100696934B1 (ko) 자기유변유체를 이용한 쇼크업소버
JP7088312B2 (ja) 渦電流式ダンパ
JPH11159191A (ja) 制振装置
JP2002121704A (ja) 斜材ケーブル制振装置
JP6726381B2 (ja) 回転マスダンパの設置構造
JP7135725B2 (ja) 渦電流式ダンパ
JPH01207574A (ja) 構造物の制振装置
JP2000100148A (ja) 記憶装置
JP7040357B2 (ja) 渦電流式ダンパ
JP2000266117A (ja) 回転磁気ダンパ
JP3125700B2 (ja) 磁石を利用した非接触型ケーブル制振装置
JP2001064911A (ja) 斜張橋斜材ケーブルの制振装置
JP4311716B2 (ja) 自主追随型共振装置
JP2005121135A (ja) 磁性流体ダンパ装置
JP2957014B2 (ja) 回転型制振装置
JPH0431A (ja) 回転型制振装置
JPH0155814B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807