JPH0155814B2 - - Google Patents

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JPH0155814B2
JPH0155814B2 JP23005483A JP23005483A JPH0155814B2 JP H0155814 B2 JPH0155814 B2 JP H0155814B2 JP 23005483 A JP23005483 A JP 23005483A JP 23005483 A JP23005483 A JP 23005483A JP H0155814 B2 JPH0155814 B2 JP H0155814B2
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JP
Japan
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vibration
additional weight
actuator
relative displacement
signal
Prior art date
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Application number
JP23005483A
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English (en)
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JPS60123676A (ja
Inventor
Yoshio Furuishi
Kyoshi Muto
Yoshihisa Kitora
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS60123676A publication Critical patent/JPS60123676A/ja
Publication of JPH0155814B2 publication Critical patent/JPH0155814B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、例えばビル、アンテナ、原子力の
制御盤などに代表される構造物の振動を低減する
振動制御装置に関し、油圧、空気圧、あるいは電
磁制御による外部エネルギを利用したサーボ減衰
器に関するものである。
〔従来技術〕
従来この種の装置として第1図に示すものがあ
つた。
図において、1は風や地震などの外力を受けて
振動を生ずる構造物で、例えばビル、アンテナ、
原子力の制御盤などである。2は構造物1が設置
される地盤、3は構造物1の水平方向の振動を検
出する振動検出器で、この例では加速度計であ
る。4は振動検出器3からの検出信号に基づいて
アクチユエータ6を制御し、アクチユエータ6の
駆動部7に結合された付加重錘8を駆動する制御
回路である。9はアクチユエータ6の静止部を構
造物1に固定する取付台、10は付加重錘8と構
造物1間に挿入されるばねである。
第2図は第1図に示す従来の振動制御装置の制
御システムを示す構成図であり、図において、4
aは積分回路、4bは演算回路である。
第3図は第1図に示すアクチユエータの一例を
拡大して示す断面図である。図において、6aは
円筒状の永久磁石、6bは円柱状のセンタポー
ル、6cは励磁ヨーク、6dは駆動コイル、6e
は駆動コイル6dを支承するサポートであり、サ
ポート6eの他端には付加重錘8を固着し、直進
往復駆動自在とする。アクチユエータ6の静止部
は取付台9を介して構造物1に固定されている。
次に動作について第1図〜第3図をもとに説明
する。
構造物1が地震や風荷重などの外力を受けて水
平方向に振動すると、この構造物1の振動加速度
は振動検出器3により電気信号として検出され
る。この電気信号は制御回路4へ伝送され、積分
回路4aで1回積分されて振動速度信号となり、
演算回路4bで所要の大きさに増幅されてアクチ
ユエータ6の駆動を制御する。制御回路4からの
制御信号すなわち駆動電流はアクチユエータ6の
駆動コイル6dに供給され、その結果、電磁効果
により駆動コイル6dには電磁力が発生し、その
他端に装着する付加重錘8を水平駆動させる。こ
の時、作用、反作用の原理に基づき、この駆動力
はアクチユエータ6を支持する取付台9を介して
構造物1に作用する。この駆動力は構造物1の振
動速度に比例した力であるため、構造物1に対し
ては等価的にはダンピング力として作用する。し
たがつて、このような装置によつて構造物1の減
衰特性、換言すれば動的剛性が向上することにな
り、振動制御装置としての機能を発揮する。ま
た、ばね10は付加重錘8の動作中立位置を定め
るために装着するものである。
従来の振動制御装置は以上のように構成されて
いるので、構造物1の減衰特性の改善には有効で
あるが、静的剛性の制御機能が無く、また、付加
重錘8の中立位置を機械的ばね10で定めている
ため、ばね10の有限疲労寿命で装置の信頼性が
決定されるなどの欠点があつた。
〔発明の概要〕
この発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、外力を受けて振動
を生ずる構造物に設置されたアクチユエータ、こ
のアクチユエータにより駆動される付加重錘、上
記構造物の振動を検出する第1の振動検出器、上
記付加重錘の振動を検出する第2の振動検出器、
上記付加重錘と上記構造物間の相対変位を検出す
る相対変位計、並びに第1の振動検出器の検出信
号から上記構造物の振動速度信号と振動変位信号
を、および第2の振動検出器の検出信号から上記
付加重錘の振動速度信号を得、これらの信号と上
記相対変位計より得られた相対変位信号からなる
4種の信号に基づいて上記アクチユエータを制御
し、上記付加重錘を駆動させる制御回路を備える
ことにより、上記構造物の減衰特性の改善による
動的剛性の向上を図ると共に静的剛性をも向上さ
せ、また、機械的ばねが無くても上記付加重錘の
動作中立位置を定めることができる振動制御装置
を提供することを目的としている。
〔発明の実施例) 以下、この発明の一実施例を図をもとに説明す
る。
第4図はこの発明の一実施例による振動制御装
置を示す。
図において、3は構造物1の水平方向の振動を
検出する第1の振動検出器で、この例では加速度
計である。11は付加重錘8の水平方向の振動を
検出する第2の振動検出器で、この例では加速度
計である。12は付加重錘8と構造物1間の相対
変位を検出する相対変位計である。制御回路4で
は、これら第1、第2の振動検出器3,11およ
び相対変位計12からの検出信号をもとにアクチ
ユエータ6を制御し、付加重錘8を駆動されるの
であるが、以下にその原理を説明する。
すなわち、この発明による装置の振動低減原理
は、構造物1に強制力(外力)と制御力とが作用
した時に成立する次の運動方程式を前提とする。
Mss+KsXs=F−U mdd=U ただしMs:構造物1の質量 Ks:構造物1の剛性 Xs:構造物1の変位 md:付加重錘8の質量 Xd:付加重錘8の変位 F:外力 U:制御力 ここで、制御力Uを次のように構成する。
U=C1x〓s+C2Xs−C3x〓d−C4(Xd−Xs)− ただしC1:構造物速度フイードバツクゲイン (動剛性の改善) C2:構造物変位フイードバツクゲイン (静剛性の改善) C3:付加重錘速度フイードバツクゲイン (安定化) C4:相対変位フイードバツクゲイン (中立位置の確保) 式に式を代入すると、 Mss+C1x〓s+(Ks+C2)Xs+C4(Xs
Xd)−C3x〓d=F mdd+C3x〓d+C4(Xd−Xs)−C1x〓s−C2Xs=0 となり、式から判るように、それぞれのフイー
ドバツクゲインによつて各特性を改善することが
できる。
第5図は第4図に示すこの発明の一実施例に係
わる制御回路の詳細を示す構成図である。図にお
いて、4aは第1の振動検出器3より検出された
構造物1の振動加速度信号を振動速度信号に変換
する積分回路であり、4dはそのゲインを調節す
る演算回路である。4cは積分回路4aの出力、
すなわち構造物1の振動速度信号を振動変位信号
に変換する積分回路であり、4dはそのゲインを
調節する演算回路である。4eは第2の振動検出
器11より検出された付加重錘8の振動加速度信
号を振動速度信号に変換する積分回路で、4fは
そのゲインを調節する演算回路である。4gは相
対変位計12より検出された付加重錘8と構造物
1の相対変位信号の大きさを調節する演算回路で
ある。4hは演算論理回路であり、各演算回路4
b,4d,4f,4gからの信号を受けて所要の
出力を得るように、式によつて各々の信号の位
相、ゲインを調節し、加減算を行なう回路であ
る。演算論理回路4hの出力信号をもとに電力増
幅してアクチユエータ6の駆動を制御し、付加重
錘8を駆動させる。
上記のようなこの発明の一実施例に係わる制御
回路4内の各々の回路4a〜4hの機能は次のよ
うになる。
まず、積分回路4aと演算回路4bからアクチ
ユエータ6に至る制御系は構造物1の振動速度に
応じた駆動力すなわちダンピング力を構造物1へ
付与する機能を有し、構造物1の減衰特性すなわ
ち動的剛性の改善を行なう。
積分回路4cと演算回路4dからアクチユエー
タ6に至る制御系は構造物1の振動変位に応じた
駆動力を構造物1へ付与する機能を有し、構造物
1のばね特性すなわち静的剛性の改善を行なう。
付加重錘8に装着する第2の振動検出器11か
ら積分回路4eを経てアクチユエータ6に至る制
御系は、付加重錘8の振動速度に応じた駆動力を
発生するもので、これは付加重錘8にダンピング
力を与え付加重錘8の発振を抑制し安定化を図る
ものである。
相対変位計12からアクチユエータ6に至る制
御系は付加重錘8の動作中立位置の設定を行なう
位置制御回路である。
なお、上記実施例では第1、第2の振動検出器
3,11として加速度計を用いた場合について説
明したが、速度計であつてもよく、この場合は第
5図に示す積分回路4a,4eが不要となる。
また、アクチユエータ6としては、電磁アクチ
ユエータの他、空気圧および油圧アクチユエータ
の何れを用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、外力を受け
て振動を生ずる構造物に設置されたアクチユエー
タ、このアクチユエータにより駆動される付加重
錘、上記構造物の振動を検出する第1の振動検出
器、上記付加重錘の振動を検出する第2の振動検
出器、上記付加重錘と上記構造物間の相対変位を
検出する相対変位計、並びに第1の振動検出器の
検出信号から上記構造物の振動速度信号と振動変
位信号を、および第2の振動検出器の検出信号か
ら上記付加重錘の振動速度信号を得、これらの信
号と上記相対変位計より得られた相対変位信号か
らなる4種の信号に基づいて上記アクチユエータ
を制御し、上記付加重錘を駆動させる制御回路を
備えたので、上記構造物の減衰特性の改善による
動的剛性の向上を図ると共に静的剛性をも向上さ
せ、また、機械的ばねが無くても上記付加重錘の
動作中立位置を定せることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の振動制御装置を示す構成図、第
2図は第1図に示す従来の振動制御装置の制御シ
ステムを示す構成図、第3図は第1図に示すアク
チユエータの一例を拡大して示す断面図、第4図
はこの発明の一実施例による振動制御装置を示す
構成図、第5図は第4図に示すこの発明の一実施
例による振動制御装置の制御システムを示す構成
図である。 図において、1は構造物、3は第1の振動検出
器、4は制御回路、4a,4c,4eは積分回
路、4b,4d,4f,4gは演算回路、4hは
演算論理回路、6はアクチユエータ、8は付加重
錘、10はばね、11は第2の振動検出器、12
は相対変位計である。なお、各図中同一符号は同
一または相当部分を示すものとする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外力を受けて振動を生ずる構造物に設置され
    たアクチユエータ、このアクチユエータにより駆
    動される付加重錘、上記構造物の振動を検出する
    第1の振動検出器、上記付加重錘の振動を検出す
    る第2の振動検出器、上記付加重錘と上記構造物
    間の相対変位を検出する相対変位計、並びに第1
    の振動検出器の検出信号から上記構造物の振動速
    度信号と振動変位信号を、および第2の振動検出
    器の検出信号から上記付加重錘の振動速度信号を
    得、これらの信号と上記相対変位計より得られた
    相対変位信号からなる4種の信号に基づいて上記
    アクチユエータを制御し、上記付加重錘を駆動さ
    せる制御回路を備えた構造物の振動制御装置。 2 第1、第2の振動検出器は加速度計である特
    許請求の範囲第1項記載の構造物の振動制御装
    置。
JP23005483A 1983-12-06 1983-12-06 構造物の振動制御装置 Granted JPS60123676A (ja)

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JP23005483A JPS60123676A (ja) 1983-12-06 1983-12-06 構造物の振動制御装置

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JPS60123676A JPS60123676A (ja) 1985-07-02
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0285478A (ja) * 1988-09-20 1990-03-26 Ohbayashi Corp 制振方法
JPH0285479A (ja) * 1988-09-20 1990-03-26 Ohbayashi Corp 制振方法
JP4940472B2 (ja) * 2007-06-08 2012-05-30 倉敷化工株式会社 アクティブ除振装置及び制振装置

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JPS60123676A (ja) 1985-07-02

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