JP2001329481A - 抄紙機の脱水装置及び抄紙機用プレスロールの製造方法 - Google Patents

抄紙機の脱水装置及び抄紙機用プレスロールの製造方法

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JP2001329481A
JP2001329481A JP2000151069A JP2000151069A JP2001329481A JP 2001329481 A JP2001329481 A JP 2001329481A JP 2000151069 A JP2000151069 A JP 2000151069A JP 2000151069 A JP2000151069 A JP 2000151069A JP 2001329481 A JP2001329481 A JP 2001329481A
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roll
press roll
blade
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Hisatoku Yoshida
久徳 吉田
Setsuo Suzuki
節夫 鈴木
Junichi Iifushi
順一 飯伏
Naoyuki Harada
尚幸 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶射法により溶射皮膜を形成して製作するプ
レスロールを備える抄紙機の脱水装置において、天然花
崗岩によって製作した場合と略同等又はそれ以上の剥離
性能を得られるようにする。 【解決手段】 溶射法により溶射皮膜を形成して製作さ
れるプレスロール15と、PTFE系樹脂を含むものと
して構成されるPTFE系樹脂付与部材30とを備え、
PTFE系樹脂付与部材30を、PTFE系樹脂をプレ
スロール15の外周表面に付与すべくプレスロール15
の外周表面に対して押し付けられるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿紙剥離性,耐蝕
性,耐久性を考慮して溶射法により溶射皮膜を形成して
製作されるプレスロールを備える脱水装置に好適の、抄
紙機の脱水装置及び抄紙機用プレスロールの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、抄紙機では、紙層形成装置で
形成された湿紙(紙匹)を、プレスパートでプレスしな
がら脱水を行なうが、このようなプレスパートには、抄
紙機用プレスロールが備えられており、このプレスロー
ルを通じて湿紙にニップ圧(ニップ力)を与えること
で、脱水を行なうようになっている。
【0003】ここで、図8は一般的な抄紙機の脱水装置
を示す模式図である。湿紙1aはワイヤ2によりガイド
されて搬送され、ピックアップロール10aによってフ
ェルト4へ移送される。その後、フェルト4の下側に配
置されたフェルト3との間に挟んだ状態で、第1の脱水
ロール11,12により脱水される。更に、脱水ロール
12とプレスロール15との間で脱水された後、フェル
ト4から離れて、プレスロール15側へ移動し、その上
方に配置されたフェルト5に挟まれながら、プレスロー
ル15とプレスロール16との間でさらに脱水される。
【0004】その後、プレスロール15から剥離した湿
紙1bをガイドする湿紙ガイドロール17を介して、脱
水された湿紙1bは次工程へ搬送されて行く。なお、図
8中、符号10は、湿紙1bを搬送するために、湿紙1
bを案内する案内用ワイヤ2やフェルト3,4,5を駆
動するロールである。このような構成によって湿紙1a
は脱水されるが、プレスロール15の表面は、湿紙1b
と直接接触するので,プレスロール15表面の剥離性が
悪いと(即ち、剥離力が低いと)、プレスロール15の
後方側に湿紙1bが巻き込まれてしまい、湿紙1bの破
断等を招くことになる。
【0005】このため、湿紙1bがプレスロール15か
ら剥がれずに巻き込まれてしまった場合にも湿紙1bを
プレスロール15から確実に剥離させることができるよ
うに、図9に示すように、湿紙剥離位置の後方側に、プ
レスロール15に付着してきた湿紙1bを剥ぎ取ってプ
レスロール15から剥離させる剥取ブレード(湿紙剥離
用ブレード)20が配設されている。なお、剥取ブレー
ドは、プレスロール15の表面に付着している紙粉を掻
き取って除去するための紙粉除去用掻取ブレードとして
も機能する。
【0006】ところで、このようなプレスロール15と
しては、従来は剥離性の良好な花崗岩を使用していた
が、近年は花崗岩不足のため、金属製のロールセルの表
面に、セラミック皮膜或いはセラミックと金属との混合
皮膜からなる溶射皮膜を形成したものが用いられてい
る。さらに、プレスロール15としては、耐蝕性,耐久
性,剥離性を向上させる目的で、その組成に関して種々
の工夫がなされている。例えば、特開平10−2988
89号公報に開示されているように、金属製のロールセ
ルの表面にアルミナ−二酸化チタン若しくは炭化タング
ステン−ニッケルクロム等から成る皮膜を溶射(例えば
プラズマ溶射)して溶射皮膜を形成することが開示され
ている。なお、このような溶射皮膜の下地としてはニッ
ケルメッキ等が施されている。
【0007】このような製法で製作されたプレスロール
15を使用して操業した場合、プレスロール15の外周
表面は、例えば図10(a)に示すようになる。このプ
レスロール15の表面には、図10(a)に示すよう
に、ブレード20の摺動跡としてまだら模様が残ってお
り、さらにロール表面材質やブレード20の材質(例え
ばSUS,カーボン等)の磨耗粉(磨耗微粉)25が混
合して付着している。このような磨耗微粉25は、図1
0(b)に拡大して示すように、溶射により発生する微
細なポーラス部分28にも残留している。このようなポ
ーラス部分28は、約1μ以下の微細孔である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
溶射法(金属溶射法)で製作したプレスロール15を用
いて、図9を参照しながら説明した構成の脱水装置にお
いて湿紙1bの脱水を行った場合、プレスロール15か
らの湿紙1bの剥離性能を調査したら、その剥離力(湿
紙を剥離するのに要する単位長さ当たりの力)は、約1
0〜約20gf/cm(即ち、約98〜約196mN/
cm)であった。
【0009】しかしながら、天然花崗岩によって製作し
た場合の湿紙1bの剥離力は、約10gf/cm(即
ち、約98N/cm)程度であり、最も好ましい場合に
は略同等の剥離力が得られることになるが、剥離性能と
して必ずしも十分であるとは言えない。本発明は、この
ような課題に鑑み創案されたもので、溶射法により溶射
皮膜を形成して製作するプレスロールを備える抄紙機の
脱水装置において、天然花崗岩によって製作した場合と
略同等又はそれ以上の剥離性能を得られるようにした、
抄紙機の脱水装置及び抄紙機用プレスロールの製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
抄紙機の脱水装置は、溶射法により溶射皮膜を形成して
製作されるプレスロールと、PTFE系樹脂を含むもの
として構成されるPTFE系樹脂付与部材とを備え、P
TFE系樹脂付与部材が、PTFE系樹脂をプレスロー
ルの外周表面に付与すべくプレスロールの外周表面に対
して押し付けられるように構成されることを特徴として
いる。
【0011】好ましくは、PTFE系樹脂付与部材を、
PTFE系樹脂により製作されるPTFE系樹脂製ブレ
ードとして構成する(請求項2)。また、PTFE系樹
脂付与部材を、平板状のPTFE系樹脂材を平板状部材
で挟み込んで製作されるサンドイッチ状ブレードとして
構成するのも好ましい(請求項3)。
【0012】さらに、PTFE系樹脂付与部材を、PT
FE系樹脂を添加又は含浸させた材料により製作される
PTFE系樹脂含有ブレードとして構成するのも好まし
い(請求項4)。また、PTFE系樹脂付与部材を、薄
板の表面にPTFE系樹脂をコーティングして製作され
る帯状のPTFE系樹脂付与プレートとして構成し、P
TFE系樹脂付与プレートのコーティング面が、プレス
ロールの外周表面に対して押し付けられるように構成す
るのも好ましい(請求項5)。
【0013】さらに、PTFE系樹脂付与プレートをロ
ール状に巻かれたロールと、PTFE系樹脂付与プレー
トを巻回される加圧ロールと、使用済みの前記PTFE
系樹脂付与プレートを巻き取る巻取ロールとを備えるも
のとして構成し、ロールから繰り出されるPTFE系樹
脂付与プレートを巻取ロールで巻き取りながら、加圧ロ
ールによってPTFE系樹脂付与プレートのコーティン
グ面をプレスロールの外周表面に対して連続的に押し付
けるように構成するのも好ましい(請求項6)。
【0014】また、プレスロールから湿紙を剥離させる
湿紙剥離用ブレードを備えるものとして構成し、PTF
E系樹脂付与部材が、湿紙剥離用ブレードの後方側に配
設されるように構成するのが好ましい(請求項7)。請
求項8記載の抄紙機用プレスロールの製造方法は、金属
製のロールセルの外周表面に溶射法によって溶射皮膜を
形成し、PTFE系樹脂を含むものとして構成されるP
TFE系樹脂付与部材を、ロールセルを回転させながら
ロール外周表面に対して押し付けて、ロール外周表面の
微細ポーラス部分にPTFE系樹脂の磨耗粉を付着させ
て抄紙機用プレスロールを製造することを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る抄紙機の脱水装置及び抄紙機用プレスロールの製造方
法について、図面を参照しながら説明する。本実施形態
にかかる抄紙機の脱水装置は、図1(a)に示すような
プレスロール部を備えて構成される。なお、抄紙機の脱
水装置のその他の構成は従来のものと同様である(図8
参照)。
【0016】ここで、プレスロール部14は、図1
(a)に示すように、プレスロール15,16を備えて
構成され、湿紙1aがこれらのプレスロール15とプレ
スロール16との間にフェルト5とともに導入され、プ
レスロール15とプレスロール16とで挟持されて脱水
された後、脱水された湿紙1bはプレスロール15から
剥離して湿紙ガイドロール17により案内されて、次工
程へ送られるようになっている。
【0017】ここで、プレスロール15は、金属製のロ
ールセルの表面に、アルミナ−二酸化チタン若しくは炭
化タングステン−ニッケルクロム等から成る皮膜を溶射
(例えばプラズマ溶射)して溶射皮膜を形成したものが
用いられる。なお、このような溶射皮膜の下地としては
ニッケルメッキ等が施されている。なお、プレスロール
15は、これに限られるものではなく、ロールセルの表
面に溶射法によって溶射皮膜を形成したものであれば良
く、例えば金属製のロールセルの表面に、セラミック皮
膜或いはセラミックと金属との混合皮膜からなる溶射皮
膜を形成したものであっても良い。
【0018】また、プレスロール部には、図1(a)に
示すように、湿紙1bがプレスロール15から剥離しな
かった場合に湿紙1bを掻き取って剥離させるべく、プ
レスロール15の外周表面に当接しうるように湿紙剥離
用ブレード(湿紙掻取用ブレード,掻取ブレード)20
も配設されている。なお、ここでは2枚(複数枚)の湿
紙剥離用ブレード20が取り付けられているが、これに
限られるものではない。
【0019】ところで、本実施形態では、上述のように
溶射法によって溶射皮膜を形成されて製作されるプレス
ロール15が用いられるため、図1(b)に示すよう
に、プレスロール15の外周表面には微細なポーラス部
分28が存在する。この点に着目して、この微細ポーラ
ス部分28に、剥離性の良い樹脂(例えばPTFE系樹
脂)を付着させ、滞積させて埋め込んだり、ロール表面
を剥離性の良い樹脂(例えばPTFE系樹脂)でコーテ
ィングしたりすれば、脱水された湿紙1bのプレスロー
ル15からの剥離性能を向上させることができると考え
られる。
【0020】このため、本実施形態では、湿紙剥離性能
を向上させるべくプレスロール15の外周表面にPTF
E(ポリテトラフルオロエチレン)系樹脂を付着させる
ために、図1(a)に示すように、上述の湿紙剥離用ブ
レード20の後方側(湿紙剥離用ブレード20の湿紙搬
送路側を前方側とする;湿紙剥離用ブレード20に対し
てロール回転方向下流側)の湿紙1a(又は1b)が巻
き回されていない領域に、PTFE系樹脂付与ユニット
が配設されており、このPTFE系樹脂付与ユニットに
備えられるPTFE系樹脂付与ブレード(PTFE系樹
脂付与部材)30の先端部をプレスロール15の外周表
面に当接させ、ロール表面に対して所定押圧力で押し付
けることで、ロール表面に形成されている微細ポーラス
部分28にPTFE系樹脂の微粉(磨耗粉)29を付着
させ、滞積させて埋め込むようにしている。なお、この
ようにしてPTFE系樹脂の微粉29を微細ポーラス部
分に埋め込むことは、プレスロール15の外周表面をP
TFE系樹脂でコーティングすることと見ることもでき
る。
【0021】このPTFE系樹脂付与ブレード30は、
上述の湿紙剥離用ブレード20と同様に、プレスロール
15の軸方向へ沿って延びる平板状のブレードとして構
成され、その先端部がロール表面に当接するように配設
されるため、上述の湿紙剥離用ブレード20と同様に、
湿紙1bがプレスロール15から剥離しなかった場合に
湿紙1bを掻き取って剥離させる機能も発揮しうる。
【0022】このため、上述の湿紙剥離用ブレード20
を設けることは必須ではなく、例えばPTFE系樹脂付
与ブレード30のみを設けるようにしても良い。また、
ここでは、湿紙剥離用ブレード20の後方側にPTFE
系樹脂付与ブレード30を配置しているが、PTFE系
樹脂付与ブレード30の配設位置はこれに限られるもの
ではなく、プレスロール15の外周表面近傍領域のうち
の湿紙1a(又は1b)が巻き回されていない領域に配
置すれば良い。
【0023】ここで、PTFE系樹脂付与ブレード30
は、プレスロール15の外周表面の微細ポーラス部分2
8にPTFE系樹脂の微粉29を付与しうるように、P
TFE系樹脂を含むものとして構成すれば良い。また、
プレスロール15が滑らかに回転しうるように、その先
端部は尖った形状(楔形状)とされ、この楔形状部分の
側面をプレスロール15の外周表面に当接させるように
している。
【0024】以下、PTFE系樹脂付与ブレード30の
具体的な構成例について説明する。 (1)第1構成例としては、PTFE系樹脂付与ブレー
ド30を、PTFE系樹脂単体のものとして構成する。
つまり、図3(a)の模式的側面図及び図3(b)の模
式的正面図に示すように、PTFE系樹脂付与ブレード
30を、PTFE系樹脂のみを材料とするPTFE系樹
脂製ブレード40として製作する。 (2)第2構成例としては、PTFE系樹脂付与ブレー
ド30を、図4の模式的側面図に示すように、例えばス
テンレス材や炭素材等により構成される平板状部材52
によって平板状のPTFE系樹脂材51を挟み込み、サ
ンドイッチ状ブレード50として製作する。
【0025】このように、PTFE系樹脂付与ブレード
30をサンドイッチ状ブレード50として製作すること
により、PTFE系樹脂材51を補強することができる
ので、PTFE系樹脂材51の変形を防止する効果があ
り、その耐久性を向上させることができるという利点が
ある。 (3)第3構成例としては、PTFE系樹脂付与ブレー
ド30を、図5の模式的側面図に示すように、例えば炭
素材や軟材料(例えばアルミニウム等)や金属粉末材
に、PTFE系樹脂粉末を添加又は含浸させてPTFE
系樹脂粉末含有ブレード60を製作する。
【0026】このように、PTFE系樹脂付与ブレード
30をPTFE系樹脂粉末含有ブレード60として製作
することにより、抄紙機の脱水装置への取り付けが容易
であり、強度調整も自由に行なうことができるため、P
TFE系樹脂付与ブレード30を使い易いものとするこ
とができるという利点がある。ところで、このように構
成されるPTFE系樹脂付与ブレード30をプレスロー
ル15の外周表面に対して所定押圧力で押し付けること
により、プレスロール15との接触圧によってPTFE
系樹脂付与ブレード30を磨耗させ、PTFE系樹脂付
与ブレード30に含まれるPTFE系樹脂の微粉(磨耗
粉)29をロール表面の微細ポーラス部分28に付着さ
せて、滞積させることで、微細ポーラス部分28にPT
FE系樹脂を埋め込むように構成するが、PTFE系樹
脂付与ブレード30をプレスロール15の外周表面に対
して押し付けるには、例えば図6(a),(b)に示す
ように、以下の構成例に示すものを含むものとしてPT
FE系樹脂付与ユニット88を構成する。 (1)第1構成例としては、図6(a)の模式的側面図
に示すように、PTFE系樹脂付与ブレード30をブレ
ードホルダ(保持部材)70にセットし、このようにブ
レードホルダ70に取り付けた状態のPTFE系樹脂付
与ブレード30に対して所定圧力Pを作用させて、PT
FE系樹脂付与ブレード30をプレスロール15の外周
表面に対して押し付ける。
【0027】ここで、所定圧力Pを作用させるには、例
えば油圧シリンダ(流体圧シリンダ,油圧アクチュエー
タ)によって油圧を作用させたり、エアシリンダ(流体
圧シリンダ,エアアクチュエータ)によって空気圧を作
用させたり、バネ等の弾性部材を使用して弾性力を作用
させたりすれば良い。 (2)第2構成例としては、図6(b)の模式的側面図
に示すように、PTFE系樹脂付与ブレード30をリン
クレバー方式のブレードホルダ(リンクレバー式ブレー
ドホルダ,保持部材)80にセットし、プレスロール1
5の回転力を利用して、PTFE系樹脂付与ブレード3
0をプレスロール15の外周表面に対して押し付ける。
【0028】また、このようにブレードホルダ70,8
0に保持されるPTFE系樹脂付与ブレード30は、図
示しないブレード突出部材等を用いて磨耗量(磨耗長
さ)に応じて磨耗して短くなった長さに相当する分の長
さが繰り出されるようになっている。ところで、上述の
ように構成されるPTFE系樹脂付与ブレード30を使
用して操業した場合のプレスロール15の表面拡大図は
図1(b)に示すようになる。
【0029】図1(b)に示すように、溶射法によって
溶射皮膜を形成する際にプレスロール15の表面に形成
される微細ポーラス部分28には、従来ブレード20の
磨耗粉(磨耗微粉)25の上側にPTFE系樹脂の微粉
29が付着・滞積していることがわかる。このように、
プレスロール15の表面にPTFE系樹脂の微粉29が
付着・滞積することにより、脱水された湿紙1bの剥離
性能が向上することになる。
【0030】ここで、図2は湿紙剥離性能を剥離力(湿
紙を剥離するのに要する単位長さ当たりの力;gf/c
m,N/cm)で評価したテスト結果を示している。な
お、図2中、横軸は湿紙の含水率(%)を示しており、
縦軸は剥離力を示している。また、図2中、●印は従来
のように湿紙剥離用ブレードのみを配設した場合のテス
ト結果を示しており、〇印は本実施形態にかかるPTF
E系樹脂付与ブレードも配設した場合のテスト結果を示
している。
【0031】図2のテスト結果に示すように、従来のよ
うに湿紙剥離用ブレード20のみを配設した場合には、
剥離力は約14〜約21gf/cm(約137.2〜約
205.8N/cm)であるのに対し、本実施形態のよ
うにPTFE系樹脂付与ブレード30を使用した場合に
は、剥離力は約5.5〜約7gf/cm(約53.9〜
約68.6N/cm)である。
【0032】このように、PTFE系樹脂付与ブレード
30を使用した場合には、プレスロール15を天然花崗
岩によって製作した場合[剥離力は約10gf/cm
(約98N/cm)程度]よりも剥離力が小さくてす
み、剥離性能が良いことがわかる。このテスト結果か
ら、PTFE系樹脂付与ブレード30を用いれば剥離力
が小さくてすみ、剥離性能を向上させうることがわか
る。これは、プレスロール15の表面にPTFE系樹脂
の微粉(磨耗粉)29がプレスロール15の表面の微細
ポーラス部分28に付着して滞積することで、微細ポー
ラス部分28にPTFE系樹脂の微粉(磨耗粉)29が
埋め込まれ、この結果、脱水された湿紙1bがプレスロ
ール15から剥離しやすくなると考えられる。
【0033】一方、フッ素系の樹脂をプレスロール15
の表面にスプレー噴射したり、撥水液を噴射したりして
テストを実施したが、PTFE系樹脂付与ブレード30
を用いた場合のような効果は認められなかった。これ
は、スプレー液中のフッ素系樹脂分(固形分)が少ない
ために、有効な量の固形分付着になっていないためであ
ると考えられる。このようなことからも、本実施形態の
ようにPTFE系樹脂付与ブレード30を用いることに
よる有効性が実証された。
【0034】したがって、本実施形態にかかる抄紙機の
脱水装置によれば、PTFE系樹脂付与ブレード30を
プレスロール15の外周表面に対して押し付けること
で、ロール表面の微細ポーラス部分28にPTFE系樹
脂を埋め込むようにしているため、溶射法により溶射皮
膜を形成して製作するプレスロール15を備える抄紙機
の脱水装置であっても、湿紙剥離力を従来の約1/3に
低下させることができ、プレスロール15を天然花崗岩
によって製作した場合と比べても剥離性能を著しく向上
させることができるという利点がある。このように剥離
性能を著しく向上させることで、脱水された湿紙1bが
プレスロール15に巻きつくことによる断紙等のトラブ
ルを解消するのに効果的である。
【0035】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本実施形態にかかる抄紙機の脱水装置では、上述
の第1実施形態のものと、PTFE系樹脂付与ユニット
をPTFE系樹脂付与ブレード30を備えるものとして
構成するのに代えて、PTFE系樹脂付与ユニットを帯
状のPTFE系樹脂付与プレート(PTFE系樹脂付与
部材)90を備えるものとして構成する点が異なる。な
お、その他の構成は、上述の第1実施形態のものと同様
であるため、ここではその説明を省略する。
【0036】つまり、本実施形態では、従来の湿紙剥離
用ブレード20はそのまま使用し、その後方側に、図7
(b)に示すように、PTFE系樹脂付与プレート9
0,ロール93,加圧ロール94及び巻取ロール95を
備えるPTFE系樹脂付与ユニット89を配設する。こ
れにより、湿紙剥離用ブレード20を脱水された湿紙1
bを掻き取って剥離させるためのに使用する一方、PT
FE系樹脂付与プレート90を剥離性能を向上させるた
めのみに使用するようにしている。なお、PTFE系樹
脂付与プレート90によって十分に剥離性能を向上させ
ることができ、確実に湿紙1bを剥離させることができ
るのであれば、必ずしも湿紙剥離用ブレード20は設け
る必要はない。
【0037】ここで、PTFE系樹脂付与プレート90
は、図7(a)の模式的側面図に示すように、帯状の金
属薄板91の片側の表面(片面)にPTFE系樹脂92
をコーティングすることにより構成される。このPTF
E系樹脂付与プレート90は、図7(b)の模式的側面
図に示すように、ロール93にロール状に巻かれてお
り、このロール93から繰り出されたPTFE系樹脂付
与プレート90を加圧ロール94に巻き回し、巻取ロー
ル95で使用済みのPTFE系樹脂付与プレート90を
巻き取るようになっている。そして、加圧ロール94に
よって、PTFE系樹脂付与プレート90のPTFE系
樹脂92をコーティングされた面が所定押圧力(所定加
圧力)でプレスロール15の外周表面に対して押し付け
られるようになっている。
【0038】このようにして、PTFE系樹脂付与プレ
ート90のPTFE系樹脂92をコーティングされた面
がプレスロール15の外周表面に当接し、所定押圧力で
押し付けられ、これにより、ロール表面の微細ポーラス
部分28にPTFE系樹脂の微粉(磨耗粉)29が付着
し、滞積することで、ロール表面の微細ポーラス部分2
8にPTFE系樹脂が埋め込まれることになる。
【0039】したがって、本実施形態にかかる抄紙機の
脱水装置によれば、上述の第1実施形態のものと同様の
利点があるとともに、PTFE系樹脂付与ユニット89
がPTFE系樹脂付与プレート90を備え、使用済みの
PTFE系樹脂付与プレート90を巻き取るようになっ
ており、巻取ロール95に巻き取られた使用済みの金属
薄板91は再使用でき、PTFE系樹脂のコーティング
も比較的容易なため、PTFE系樹脂付与ユニット89
を比較的低コストで製作できるという利点もある。
【0040】なお、金属製のロールセルの外周表面に溶
射法により溶射皮膜を形成して抄紙機用プレスロール1
5を製作する場合、溶射法により溶射皮膜を形成した
後、上述したようにPTFE系樹脂を含むものとして構
成されるPTFE系樹脂付与部材(PTFE系樹脂付与
ブレードやPTFE系樹脂付与プレート)を、プレスロ
ール15を構成するロールセルを回転させながらロール
表面に対して押し付けて加圧して、溶射法により溶射皮
膜を形成する場合に生じたロール表面の微細ポーラス部
分28にPTFE系樹脂の磨耗粉29を付着・滞積させ
て埋め込んでしまうことにより、抄紙機用プレスロール
15を製造するのが好ましい。そして、このようにして
製造されたプレスロール15を用いて実際の操業を開始
すれば、脱水された湿紙1bの剥離性能を更に向上させ
ることができ、効果的である。
【0041】このように、実際の操業によって、プレス
ロール15の表面に、湿紙剥離用ブレード20の摺動跡
としてまだら模様ができたり、ロール表面材質や湿紙剥
離用ブレード20の材質(例えばSUS,カーボン等)
の磨耗粉(磨耗微粉)25が混合してロール表面の微細
ポーラス部分28に付着・滞積する前に、ロール表面の
微細ポーラス部分28をPTFE系樹脂の磨耗粉29で
埋めてしまい、その上で実際の操業を開始すれば、脱水
された湿紙1bの剥離性能を更に向上させることがで
き、効果的である。
【0042】
【発明の効果】請求項1〜8記載の本発明の抄紙機の脱
水装置及び抄紙機用プレスロールの製造方法によれば、
溶射法により溶射皮膜を形成して製作するプレスロール
を備える抄紙機の脱水装置であっても、湿紙剥離力を従
来の約1/3に低下させることができ、プレスロールを
天然花崗岩によって製作した場合と比べても剥離性能を
著しく向上させることができるという利点がある。この
ように剥離性能を著しく向上させることで、脱水された
湿紙がプレスロールに巻きつくことによる断紙等のトラ
ブルを解消するのに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる抄紙機の脱水装置
におけるプレスロール部を示す模式図であって、(a)
はその全体構成を示す図であり、(b)はプレスロール
の外周表面の一部を拡大して示す模式的断面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる抄紙機の脱水装置
によるプレスロールからの剥離力を説明するための図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態にかかるPTFE系樹脂付
与ブレードとしてのPTFE系樹脂製ブレードを拡大し
て示す模式図であって、(a)はその側面図であり、
(b)はその正面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるPTFE系樹脂付
与ブレードとしてのサンドイッチ状ブレードを拡大して
示す模式的側面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるPTFE系樹脂付
与ブレードとしてのPTFE系樹脂含有ブレードを拡大
して示す模式的側面図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかるPTFE系樹脂付
与ユニットを説明するための模式図であって、(a)は
PTFE系樹脂付与ブレードをブレードホルダにセット
したものであり、(b)はPTFE系樹脂付与ブレード
をリングレバー式ブレードホルダにセットしたものであ
る。
【図7】本発明の一実施形態にかかるPTFE系樹脂付
与プレートを含むPTFE系樹脂付与ユニットを説明す
るための模式図であって、(a)はPTFE系樹脂付与
プレートの断面図であり、(b)はPTFE系樹脂付与
ユニットの側面図である。
【図8】一般的な抄紙機の脱水装置を示す模式図であ
る。
【図9】一般的な抄紙機の脱水装置に備えられるプレス
パート部を示す模式図である。
【図10】一般的な抄紙機の脱水装置に備えられる抄紙
機用プレスロールを示す模式図であって、(a)はその
外周表面を示す斜視図であり、(b)はその外周表面を
拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1a,1b 湿紙 15 プレスロール 20 湿紙剥離用ブレード 25 磨耗粉 28 微細なポーラス部分 29 PTFE系樹脂の微粉(磨耗粉) 30 PTFE系樹脂付与ブレード(PTFE系樹脂付
与部材,PTFE系樹脂付与ユニット) 40 PTFE系樹脂製ブレード(PTFE系樹脂付与
部材,PTFE系樹脂付与ユニット) 50 サンドイッチ状ブレード(PTFE系樹脂付与部
材,PTFE系樹脂付与ユニット) 51 PTFE系樹脂材 52 炭素材等の平板状部材 60 PTFE系樹脂含有ブレード(PTFE系樹脂付
与部材,PTFE系樹脂付与ユニット) 70 ブレードホルダ(保持部材,PTFE系樹脂付与
ユニット) 80 リンクレバー式のブレードホルダ(保持部材,P
TFE系樹脂付与ユニット) 88 PTFE系樹脂付与ユニット 89 PTFE系樹脂付与ユニット 90 PTFE系樹脂付与プレート(PTFE系樹脂付
与部材,PTFE系樹脂付与ユニット) 91 帯状の金属薄板 92 PTFE系樹脂 93 ロール(PTFE系樹脂付与ユニット) 94 加圧ロール(PTFE系樹脂付与ユニット) 95 巻取ロール(PTFE系樹脂付与ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯伏 順一 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社紙・印刷機械事業部内 (72)発明者 原田 尚幸 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社紙・印刷機械事業部内 Fターム(参考) 3J103 AA02 AA14 AA33 AA53 AA61 AA72 EA06 EA13 EA20 FA07 GA02 GA55 HA03 HA04 HA15 HA18 HA31 HA43 HA51 HA54 HA55 4L055 CE71 CE72 CG18 FA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶射法により溶射皮膜を形成して製作さ
    れるプレスロールと、 PTFE系樹脂を含むものとして構成されるPTFE系
    樹脂付与部材とを備え、 前記PTFE系樹脂付与部材が、前記PTFE系樹脂を
    前記プレスロールの外周表面に付与すべく前記プレスロ
    ールの外周表面に対して押し付けられるように構成され
    ることを特徴とする、抄紙機の脱水装置。
  2. 【請求項2】 前記PTFE系樹脂付与部材が、前記P
    TFE系樹脂単体により製作されるPTFE系樹脂製ブ
    レードとして構成されることを特徴とする、請求項1記
    載の抄紙機の脱水装置。
  3. 【請求項3】 前記PTFE系樹脂付与部材が、平板状
    のPTFE系樹脂材を平板状部材で挟んで製作されるサ
    ンドイッチ状ブレードとして構成されることを特徴とす
    る、請求項1記載の抄紙機の脱水装置。
  4. 【請求項4】 前記PTFE系樹脂付与部材が、前記P
    TFE系樹脂を添加又は含浸させて製作されるPTFE
    系樹脂含有ブレードとして構成されることを特徴とす
    る、請求項1記載の抄紙機の脱水装置。
  5. 【請求項5】 前記PTFE系樹脂付与部材が、前記P
    TFE系樹脂を帯状薄板の表面にコーティングすること
    により製作されるPTFE系樹脂付与プレートとして構
    成され、 前記PTFE系樹脂付与プレートのコーティング面が、
    前記プレスロールの外周表面に対して押し付けられるよ
    うに構成されることを特徴とする、請求項1記載の抄紙
    機の脱水装置。
  6. 【請求項6】 前記PTFE系樹脂付与プレートをロー
    ル状に巻かれたロールと、 前記PTFE系樹脂付与プレートを巻回される加圧ロー
    ルと、 使用済みの前記PTFE系樹脂付与プレートを巻き取る
    巻取ロールとを備え、 前記ロールから繰り出される前記PTFE系樹脂付与プ
    レートを前記巻取ロールで巻き取りながら、前記加圧ロ
    ールによって前記PTFE系樹脂付与プレートのコーテ
    ィング面を前記プレスロールの外周表面に対して連続的
    に押し付けることを特徴とする,請求項5記載の抄紙機
    の脱水装置。
  7. 【請求項7】 前記プレスロールから湿紙を剥離させる
    湿紙剥離用ブレードを備え、 前記PTFE系樹脂付与部材が、前記湿紙剥離用ブレー
    ドの後方側に配設されることを特徴とする、請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の抄紙機の脱水装置。
  8. 【請求項8】 金属製のロールセルの外周表面に溶射法
    によって溶射皮膜を形成し、 PTFE系樹脂を含むものとして構成されるPTFE系
    樹脂付与部材を、前記ロールセルを回転させながらロー
    ル外周表面に対して押し付けて、前記ロール外周表面の
    微細ポーラス部分に前記PTFE系樹脂の磨耗粉を付着
    させて抄紙機用プレスロールを製造することを特徴とす
    る、抄紙機用プレスロールの製造方法。
JP2000151069A 2000-05-23 2000-05-23 抄紙機の脱水装置及び抄紙機用プレスロールの製造方法 Withdrawn JP2001329481A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6623601B2 (en) * 2000-02-25 2003-09-23 Voith Sulzer Paper Technology North America, Inc. Roll for paper-making machine
JP2012213910A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Daio Paper Corp ティシュペーパーの製造方法及びティシュペーパー製品

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