JP2001329474A - 熱転写染色法及び転写印刷装置 - Google Patents

熱転写染色法及び転写印刷装置

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JP2001329474A
JP2001329474A JP2000145955A JP2000145955A JP2001329474A JP 2001329474 A JP2001329474 A JP 2001329474A JP 2000145955 A JP2000145955 A JP 2000145955A JP 2000145955 A JP2000145955 A JP 2000145955A JP 2001329474 A JP2001329474 A JP 2001329474A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空吸引により被染着物6aに転写シート7
を密着させた状態で熱転写することにより、色ムラのな
い鮮明な印刷模様を被染着物6aに付与する。 【構成】 昇華性染料を含む着色組成物を塗布した転写
シート7を被染着物6aに重ね合わせてホットプレート
2とゴムシート3との間に入れ、ホットプレート2とゴ
ムシート3との間隙を真空ポンプ5で真空吸引すること
により被染着物6aに転写シート7を密着させる。そし
て、ホットプレート2から加えられる熱エネルギーによ
り転写シート7から被染着物6aに昇華性染料を熱転写
させる。塗装鋼板を被染着物として使用する場合、染着
性に優れた透明又は半透明の樹脂塗膜を表層に形成して
おく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇華性染料が塗布され
た転写シートを用いて意匠性に優れた印刷模様を被染着
物に付与する熱転写染色法及び転写印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル,ポリアミド,アクリル等
からなる繊維,樹脂成形体,フィルム又はこれらの樹脂
を塗装したセラミックボード,金属板の塗装面に昇華性
染料を含む着色組成物を塗布した転写紙を密着させて加
熱すると、昇華性染料が樹脂に浸透し、所定の模様が転
写印刷される。昇華性染料の浸透を利用した意匠の付与
は、繊維ではすでに実用化されており、樹脂成形体,フ
ィルム,塗装セラミックボード,塗装金属板等に対して
も応用・展開が検討されている。たとえば、ボタン等の
凹凸のある樹脂成形体に転写シートを重ね合わせ、13
kPa(≒100トール)以下の減圧雰囲気で加熱する
方法(特開昭49−41689号公報),転写紙のイン
ク面を塗装鋼板の塗膜層に重ね合わせ、両面熱板プレス
で加熱加圧する方法(特開昭59−95143号公
報),昇華性染料インクで図柄を印刷した転写シートを
刺繍部に重ね合わせて加熱することにより刺繍部を染色
する方法(特開平6−220780号公報),昇華性染
料で印刷した転写紙を厚手の網織物と重ね合わせて加熱
ローラに巻きつけることにより網織物を染色する方法
(特開昭49−94982号公報),真空チャンバ内に
昇降自在に配置した加熱加圧板で繊維及び転写シートを
加熱加圧することにより繊維を染色する方法(特開昭4
8−13687号公報),熱板と耐熱クッション材との
間に熱板側から塗装金属板及び昇華性染料を含む着色組
成物を塗布した転写シートを重ね合わせて熱圧着する方
法(特開平10−296904号公報)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】何れの転写方法も、加
圧板を昇降させ、油圧,空気圧等の機械的なプレス圧で
被染着材に転写シートを密着させて昇華性染料で染着し
ているが、所定の印刷模様を均一にムラなく転写するた
めには、被染着物に転写シートを均一に密着させること
が必要である。仮に、被染着物と転写シートの間に一部
でも空気が残留していると被染着物から転写シートが浮
き上がり、被染着物に昇華性染料が十分に移行せず、そ
の部分の濃度が低下する。転写シートの浮上りは、転写
シートに含まれていた水分が水蒸気となって逃げ場がな
く被染着物と転写シートの間に滞留する場合にも発生す
る。
【0004】被染着物が寸法の小さな塗装金属板又は塗
装セラミックボードである場合、耐熱クッション材を用
いた熱圧着法(特開平10−296904号公報)によ
り被染着物に転写シートをほぼ均一に密着させることが
でき、転写シートから塗装金属板又は塗装セラミックボ
ードの塗膜に昇華性染料が均一に熱転写され、鮮明な印
刷模様が得られる。しかし、500mm×500mmを
超えるような大きなサイズの被染着物に転写印刷する場
合、均一な圧力で転写シートをムラなく被染着物に密着
させることは困難である。
【0005】被染着物に対する転写シートの密着ムラ
は、転写印刷時の昇温でホットプレートが熱変形すると
き、大きな剛性の被染着物がホットプレートの熱変形に
追従できず、ホットプレートを介して加えられる圧力が
被染着物の面内で変動することにも原因がある。密着ム
ラが生じると、転写シートから塗膜に昇華性染料が不規
則に移行・浸透し、塗膜に付与される印刷模様が不鮮明
になりやすい。また、1m×2m程度の大面積の被染着
物に油圧等の機械的プレス圧で転写シートを密着させる
場合、0.1〜1.0kg/cm2程度の圧力を加えよ
うとしても2〜20トンの荷重が必要となる。その結
果、転写装置が大規模で高価なものとなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、真空吸引を利用
して被染着物に転写シートを密着させることにより、被
染着物のサイズ及び材質に関わらず被染着物に対する転
写シートの密着ムラを防止し、鮮明な印刷模様で昇華性
染料を被染着物に熱転写することを目的とする。
【0007】本発明の熱転写染色法は、その目的を達成
するため、昇華性染料を含む着色組成物を塗布した転写
シートを被染着物に重ね合わせてホットプレートとゴム
シートとの間に入れ、ホットプレートとゴムシートとの
間隙を真空吸引することにより被染着物に転写シートを
密着させ、ホットプレートから加えられる熱エネルギー
により転写シートから被染着物に昇華性染料を熱転写さ
せることを特徴とする。被染着物として塗装金属板を使
用する場合、染着性に優れた透明又は半透明の樹脂塗膜
が表層に形成されている塗装金属板が好ましい。
【0008】また、転写印刷装置は、機枠に開閉可能に
取り付けられたホットプレートと、積層状態の被染着物
及び転写シートが載置され、ホットプレートに接するフ
ランジが周縁に形成されたゴムシートと、ホットプレー
トに対向するゴムシートの上面に開口した排気口を介し
てホットプレートとゴムシートとの間の空間部を真空吸
引する真空ポンプとを備えており、真空吸引により転写
シートを被染着物に密着させる。
【0009】
【実施の形態】本発明で使用される転写印刷装置は、た
とえば図1に示すように、機枠1にホットプレート2を
開閉可能に取り付け、ホットプレート2に接触するフラ
ンジ3a(図2)を周縁に形成したゴムシート3を機枠
1の上面に配置している。ゴムシート3は、排気口4を
介し真空ポンプ5に接続されている。ゴムシート3とし
ては、シリコーンゴム,フッ素ゴム,ブチルゴム,ネオ
プレン(登録商標)ゴム等の軟質弾性体を使用できる
が、150℃以上の温度で熱転写を断続的に繰り返す使
用形態では耐熱性に優れたシリコーンゴムやフッ素ゴム
が好ましい。
【0010】この転写印刷装置を用いて繊維製品(被染
着物6a)に昇華性染料で転写印刷する場合、繊維製品
はそれ自体に通気性があるため、転写シート7(図2)
に含まれている水分に由来する水蒸気は、転写シート7
と被染着物6aとの間に留まることなく、被染着物6a
を透過して外部に逸散する。また、弾力性に富む繊維製
品は、ホットプレート2に対する追従性に優れているの
で、ホットプレート2,転写シート7,被染着物6a,
ゴムシート3の順に重ねて加圧力Pを加えることにより
(図2)、転写シート7が被染着物6aに容易に密着す
る。その結果、ホットプレート2で加熱Hした場合、転
写シート7の昇華性染料が満遍なく昇華又は溶融して繊
維製品に浸透し、鮮明な印刷模様が繊維製品に付与され
る。この場合、転写時に繊維製品の折り目を通過した昇
華性染料によるゴムシート3の汚染を防止するため、繊
維製品とゴムシート3との間に紙を挟みこむこともあ
る。
【0011】これに対し、通気性のない塗装金属板,塗
装セラミックボード,樹脂成形体.フィルム等の被染着
物6bに転写印刷する場合、転写シート7と被染着物6
bとの間の空気が抜けず、また転写シート7に含まれて
いる水分に由来する水蒸気が転写シート7と被染着物6
bとの間に残留しやすい。残留空気や残留水分は、被染
着物6bに付与される印刷模様に濃度ムラを発生させる
原因となる。
【0012】しかも、塗装金属板や塗装セラミックボー
ドは、繊維製品やフィルムに比較すると剛性が高いた
め、ホットプレート2,転写シート7,被染着物6b,
ゴムシート3の順に重ね合わせて加圧力Pを加えても、
ホットプレート2の形状に被染着物6bを完全に追従さ
せ、均一な圧力で転写シート7を被染着物6bに密着さ
せることは困難である。なかでも、塗装金属板では、板
厚が厚くなるほど剛性が高くなり、密着不良が一層生じ
やすくなる。しかも、転写時の加熱Hで塗装金属板が膨
張・変形するため、ホットプレート2の形状に塗装金属
板を完全に追従させ、均一な圧力で転写シート7を塗装
金属板に密着させることは一層困難である。
【0013】耐熱クッション8をホットプレート2と転
写シート7との間に介在させることにより、被染着物6
bに対する転写シート7の密着状態を改善できる。すな
わち、ホットプレート2,耐熱クッション8,転写シー
ト7,被染着物6b,ゴムシート3の順に重ね合わせて
加圧力Pを加えると、均一な圧力で被染着物6bに転写
シート7を密着させることができる(図3)。しかし、
ホットプレート2と転写シート7との間に単に耐熱クッ
ション8を挟みこんだだけでは、耐熱クッション8の断
熱作用で転写シート7への熱伝達が妨げられる。その結
果,昇華性染料を被染着物6bに高濃度で転写させるた
めに長時間の加熱が必要になる。
【0014】耐熱クッション8の断熱作用を抑えて転写
効率を高めるためには、2mm以下の厚みで熱伝導性の
高いクッション材の使用が好ましく、通気性のあるクッ
ション材が更に好ましい。通気性のないクッション材で
は、転写シート7と被染着物6bとの間から空気が抜け
ず,また転写シート7に含まれている水分に由来する水
蒸気が転写シート7と被染着物6bとの間に残留し、付
与された転写模様に濃度ムラが発生しやすくなる。な
お、40kPa(≒300トール)以下の真空雰囲気下
で昇華熱転写する場合、真空ポンプ5により空気及び水
蒸気が強制排気されるので、耐熱クッション8には特に
通気性が必要とされない。
【0015】耐熱クッション8としては、綿布,ポリエ
ステル布,芳香族ポリアミド繊維製の耐熱フェルト,シ
リコーンゴムマット,シリコーンゴムスポンジマット,
フッ素ゴムマット,フッ素ゴムスポンジマット等、15
0℃以上の耐熱性をもち、熱圧着後に形状が容易に復元
する材質が好ましい。熱圧着後の形状復元が不完全で転
写後に被染着物6bの輪郭が耐熱クッション8の上にそ
のまま残ると,次回の昇華転写工程で不完全な形状復元
部に圧力ムラが発生し、濃度ムラの原因になる。この
点,綿布,シリコーンスポンジゴムマット,芳香族ポリ
アミド繊維製耐熱フェルト等は、形状復元性に優れてい
ることから耐熱クッション8として好適な材料である。
通気性のないシリコーンゴムやフッ素ゴムを使用する場
合、耐熱クッション8と転写シート7との間に残留する
空気を真空吸引で容易に除去するため、耐熱クッション
8の表面に細かな凹凸をつけることが好ましい。
【0016】金属板は、有機樹脂に比較すると熱伝導性
が高い。高い熱伝導性を利用して塗装金属板6cに印刷
模様を付与することも可能である。すなわち、平滑なホ
ットプレート2とゴムシート3との間に、ホットプレー
ト2側から塗装金属板6c,転写シート7,耐熱クッシ
ョン8を挟み、塗装金属板6cの塗装面に転写シート7
の印刷面が合わさるように重ねて熱圧着する(図4)。
市販の昇華性染料は、100℃以上に加熱されたときに
昇華することから、ホットプレート2の表面温度を10
0℃以上に保持する。これにより、高い熱伝導率が維持
された状態で転写シート7が塗装金属板6cに完全に密
着する。なお、塗装金属板6cに替えて薄く熱伝導性が
高い塗装セラミックボード、樹脂成形体又はフィルムを
被染着材に使用しても、同様な印刷模様を付与できる。
【0017】ホットプレート2とゴムシート3との間の
間隙を真空ポンプ5で真空吸引しているため、大気圧
(1.034kg/cm2)以上の圧力を加える必要な
く、好ましくは0.01kg/cm2以上の転写圧力P
で十分である。過剰な転写圧力Pは、塗装金属板6cの
表面に転写シート7又は耐熱クッション8の凹凸が転写
され、表面光沢低下の原因にもなるので、転写圧力Pの
上限を1.0kg/cm2に設定することが好ましい。真
空吸引を併用して転写していることから、油圧又は空気
圧等の機械的なプレス圧と異なり、転写圧力Pが大気圧
を超えることはないので、塗装金属板6cの表面光沢が
実質的に低下しないことも本発明の長所である。
【0018】昇華熱転写される塗装金属板6cとして
は、めっき鋼板,ステンレス鋼板,アルミニウム板等を
下地金属板10とし、下地金属板10の上に透明又は半
透明の樹脂層11を設けた塗装金属板が使用される。最
表層に透明又は半透明の樹脂層11がある限り、樹脂層
11と下地金属板10との間に白色ベースコート層12
を設けた塗装金属板(図5a),更にプライマ層13を
設けた塗装金属板(図5b),白色ベースコート層12
やプライマ層13がなく樹脂層11を下地金属板10表
面に直接設けた塗装金属板(図5c)の何れも使用可能
である。
【0019】透明又は半透明の樹脂層11としては,転
写シート7から移行してくる昇華性染料を受容してよく
染まる樹脂である限り材質に制約を受けない。具体的に
は、ポリビニルアルコール,ポリビニルブチラール,ポ
リビニルアセタール,ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニ
ル,ポリビニルピロリドン,ポリスチレン等のビニル系
樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレート,ポリブチル
(メタ)アクリレート,ポリアクリルアミド,ポリアク
リロニトリル等のアクリレート樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリア
ミド樹脂、尿素樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリア
リレート樹脂、ポリスルホン樹脂、シリコーンポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂等やこれらの共重合体又は混合
物を染着性樹脂として使用できる。なかでも、ポリエス
テル樹脂は、昇華性染料によく染まり、しかも得られる
印刷模様の保存安定性も良好であることから、染着性樹
脂の少なくとも1成分として含有させることが好まし
い。
【0020】透明又は半透明の樹脂層11には、転写時
の加熱温度150〜200℃で著しく軟化することがな
い熱硬化型の樹脂が好ましい。熱硬化型樹脂で樹脂層1
1を形成するとき、熱転写で印刷模様を付与した後に塗
装金属板の表面光沢が低下することが抑制される。
【0021】転写シート7としては、グラビア印刷,オ
フセット印刷,スクリーン印刷等で昇華性染料を印刷塗
布したシートが使用される。小ロット印刷用に製版工程
を必要としないコンピュータグラフィックスを用いた電
子写真法,静電記録法,インクジェット法,感熱転写法
等で昇華性染料を印刷塗布することもできる。昇華性染
料は、加熱された際に昇華・揮発等によって転移し得る
染料であり、たとえばキノフタロン誘導体,アントラキ
ノン誘導体、アゾ系色素等の分散染料が好適に使用され
る。従来から昇華熱転写、昇華転写捺染等に用いられて
いる染料を特に制限なく使用でき、たとえば次に示す染
料が挙げられる。
【0022】イエローの昇華性染料: Kayacet Yellow
AG, Kayaset Ye1low TDN(以上、日本化薬株式会社
製), RTY 52, Dianix Yellow 5R-E, Dianix Ye1low F
3G-E, Dianix Bri1liant Yellow 5G-E(以上、三菱化学
株式会社製), ブラスト Yellow 8040, DY108(有本
化学株式会社製), Sumikaron Yel1ow EFG, Sumikaron
Yellow E-4GL(以上、住友化学株式会社製), FORON
Brilliant Yel1ow SGGLPI(Sand社製), PS イエローG
G(三井東圧染料株式会社製) マゼンタの昇華性染料:Kayaset Red 026, Kayaset Red
130, Kayaset Red B(以上、日本化薬株式会社製),
Oil Red DR-99, Oil Red DK-99(以上、有本化学株式会
社製), Diacelliton Pink B(三菱化学株式会社製),
SumikaronRed E-FBL(住友化学株式会社製), Latyl
Red B(DuPont社製), Sudan Red7B(BASF社製), R
esolin Red FB, Ceres Red 7B(以上、Bayer社製) シアンの昇華性染料:Kaya1on Fast B1ue FG, Kayalon
Blue FR, Kayacet Blue 136, Kayacet Blue 906(以
上、日本化薬株式会社製), Oil Blue 63(有本化学株
式会社製), HSB9, RTB31(三菱化学株式会社製), D
isperse Blue #1(住友化学株式会社製), MS Blue 50
(三井東圧染料株式会社製), Ceres Blue GN(Bayer
社製), Duranol Brilliant Blue 2G(ICI社製)
【0023】以上に掲げた昇華性染料は、単独で用いて
も良く、或いは2種類以上を併用してもよい。黒色は、
イエロー,マゼンダ,シアン用の昇華性染料を適量配合
することにより得られる。昇華性染料としては、液状物
からの揮発を包含する意味での昇華温度が60℃以上の
染料が好ましい。昇華性染料の選択に際しては、分子量
が多いほど昇華温度が高く、耐候性,耐熱性に優れてい
るので、比較的分子量の多い昇華性染料が好ましい。
【0024】被染着物と接触した状態で転写シート7を
加熱すると、転写シート7に印刷塗布されている昇華性
染料が昇華し、染着性樹脂層11を厚み方向に浸透す
る。昇華性染料の浸透により染着性樹脂層11に印刷模
様14が転写される。印刷模様14は、樹脂層11の表
面だけでなく、厚み方向に浸透した昇華性染料で形成さ
れているため、立体感のある模様となる。このように、
本発明によるとき、必要な模様を必要なときに簡便に付
与できるため、特に小ロット多品種が要求されるアパレ
ル用布,懸垂幕,電飾看板,フィルム,標識用再帰反射
フィルム,スキー板,スノーボード,屋内外広告用幟,
屋内外広告ディスプレイ,装飾用フィルム,装飾用内装
パネル,エレベータ部材,案内板等の生産が容易にな
る。しかも、所定模様をつけた多数の意匠物品の在庫が
不要となり、多用なニーズに対応した模様付けも可能に
なる。
【0025】
【実施例1】板厚0.5mmの亜鉛めっき鋼板に塗装前
処理を施し、白色ポリエステル系樹脂塗料(AT−1001:
関西ペイント株式会社製)を乾燥膜厚で18μmになる
ように塗布した後、板温220℃で1分焼き付けること
により白色ベースコート層12を形成した。次いで、ポ
リエステル系クリア樹脂塗料(AT−1005:関西ペイント
株式会社製)を乾燥膜厚で15μmになるように塗布し
た後、板温210℃で1分焼き付けることにより、透明
樹脂層11を形成した。
【0026】シアンの昇華性染料(RTB 31 C.I.Dispers
e Blue 26:三菱化学株式会社製)から作製した昇華性
染料トナー(昇華捺染用トナー:新日鐵化学株式会社
製)を用い、静電プロッタ方式の画像プリントシステム
(Juana:株式会社Exis製)で静電記録紙にシアンのベ
タ模様を出力し、転写シート7を作製した。塗装鋼板
(塗装金属板6c)の塗装面と転写シート7の印刷面が
合わさるようにホットプレート2側から塗装鋼板,転写
シート7,耐熱クッション8(厚さ1mmのコーネック
スフェルト:帝人株式会社製)の順に重ね合わせ、平滑
なホットプレート2とゴムシート3との間に挟みこんだ
(図4)。そして,13kPaの真空雰囲気下、温度1
65℃で150秒間加熱圧着した。圧着完了後、塗装鋼
板から転写シート7を剥離した。
【0027】
【実施例2】通気性のない被染着物6bとして厚さ5m
m,サイズ20cm×20cmのタイル(SP−100:株
式会社INAX製)を使用し、ポリエステル系クリア樹脂塗
料(AT−1005プライマ:関西ペイント株式会社製)を乾
燥膜厚で15μmになるように塗布した後、板温210
℃で1分焼き付けることによりタイル表面に透明樹脂層
11を形成した。実施例1と同じ転写シート7を使用
し、タイル8の塗装面と転写シート7の印刷面が合わさ
るようにホットプレート2側から耐熱クッション8,転
写シート7,タイルの順番に重ね合わせ、平滑なホット
プレート2とゴムシート3との間に挟みこんだ(図
3)。そして、13kPaの真空雰囲気下、温度165
℃で150秒間加熱圧着した。圧着完了後、タイルから
転写シート7を剥離した。
【0028】
【実施例3】実施例1と同じ転写シート7を使用し、厚
さ25μmのポリエステルフィルム(A4100:東洋紡株
式会社製)に印刷模様を転写した。フィルムに転写シー
ト7の印刷面が合わされるように、ホットプレート2側
から耐熱クッション8、転写シート7、ポリエステルフ
ィルムの順に重ね合わせた(図3)。そして、13kP
aの雰囲気下、温度165℃で150秒間加熱圧着し
た。圧着完了後、ポリエステルフィルムから転写シート
7を剥離した。
【0029】
【実施例4】実施例1と同じ転写シート7を使用し、塩
化ビニル樹脂製Pタイル(フラグメントPT706:東リ株
式会社製)に印刷模様を転写した。塩化ビニル樹脂製P
タイルに転写シート7の印刷面が合わさるようにして、
ホットプレート2側から耐熱クッション8,転写シート
7,塩化ビニル樹脂製Pタイルの順番に重ね合わせ、平
滑なホットプレート2とゴムシート3との間に挟みこん
だ(図3)。そして,13kPaの真空雰囲気下、温度
165℃で150秒間加熱圧着した。圧着完了後、塩化
ビニル樹脂製Pタイルから転写シート7を剥離した。
【0030】
【実施例5】実施例1と同じ転写シート7を使用し、通
気性のある被染着物6aとしてのポリエステル布(平織
り150デニール トロピカル:東洋紡株式会社製)に
印刷模様を転写した。ポリエステル布と転写シート7の
印刷面が合わさるようにして、ホットプレート2側から
転写シート7、ポリエステル布の順に重ね合わせ、ホッ
トプレート2とゴムシート3との間に挟みこんだ(図
2)。そして、13kPaの真空雰囲気下、温度165
℃で150秒間加熱圧着した。圧着完了後、ポリエステ
ル布から転写シート7を剥離した。
【0031】
【比較例1】実施例1と同じ転写シート7及び塗装鋼板
(塗装金属板6c)を使用し、塗装鋼板の塗膜面にに転
写シート7の印刷面が合わさるように、ホットプレート
2側から塗装鋼板,転写シート7,耐熱クッション8を
順に重ね合わせ、平滑なホットプレート2と平滑な底板
9との間に挟んで真空チャンパ9aに入れ(図6)、1
3kPaの真空雰囲気下、転写圧力1kg/cm2,温
度165℃で150秒間加熱圧着した。圧着完了後、塗
装鋼板から転写シート7を剥離した。
【0032】
【比較例2】実施例1と同じ転写シート7を用い、実施
例2と同様に作製したタイルの塗装面に印刷模様を転写
した。タイル(通気性のない被染着物6b)の塗装面に
転写シート7の印刷面が合わさるようにホットプレート
2側から耐熱クッション8,転写シート7,被染着物6
bの順に重ね合わせ、平滑なホットプレート2と平滑な
底板9との間に挟みこみ、真空チャンパ9aに入れた
(図7)。そして、13kPaの真空雰囲気下、転写圧
力1kg/cm2,温度165℃で150秒間加熱圧着
した。圧着完了後、タイルから転写シート7を剥離し
た。
【0033】
【比較例3】実施例1と同じ転写シート7を用い、実施
例3と同じポリエステルフィルムに印刷模様を転写し
た。ポリエステルフィルム(通気性のない被染着物6
b)に転写シート7の印刷面が合わさるようにして、ホ
ットプレート2側から耐熱クッション8,転写シート
7,ポリエステルフィルムの順に重ね合わせて平滑なホ
ットプレート2と平滑な底板9との間に挟み、真空チャ
ンパ9aに入れた(図7)。そして、13kPaの真空
雰囲気下、転写圧力1kg/cm2,温度165℃で1
50秒間加熱圧着した。圧着完了後、ポリエステルフィ
ルムから転写シート7を剥離した。
【0034】
【比較例4】実施例1と同じ転写シート7を用い、実施
例4と同じ塩化ビニル樹脂製Pタイルに印刷模様を転写
した。塩化ビニル樹脂製Pタイル(通気性のない被染着
物6b)に転写シート7の印刷面が合わさるようにし
て、ホットプレート2側から耐熱クッション8,転写シ
ート7,塩化ビニル樹脂製Pタイルの順に重ね合わせて
平滑なホットプレート2と平滑な底板9との間に挟み、
真空チャンパ9aに入れた(図7)。そして、13kP
aの真空雰囲気下、転写圧力1kg/cm2,温度16
5℃で150秒間加熱圧着した。圧着完了後、塩化ビニ
ル樹脂製Pタイルから転写シート7を剥離した。
【0035】
【比較例5】実施例1と同じ転写シート7を用い、実施
例5と同じポリエステル布に印刷模様を転写した。ポリ
エステル布(通気性のある被染着物6a)に転写シート
7の印刷面が合わさるようにして、ホットプレート2側
から転写シート7,ポリエステル布の順に重ね合わせ、
平滑なホットプレート2と平滑な底板9との間に挟み、
真空チャンパ9aに入れた(図8)。そして、13kP
aの真空雰囲気下、転写圧力1kg/cm2,温度16
5℃で150秒間加熱圧着した。圧着完了後、ポリエス
テル布から転写シート7を剥離した。
【0036】実施例1〜5及び比較例1〜5で印刷模様
が付与された被染着物から10cm×10cmの試験片
を切り出し、濃淡差の最も大きな部分の色差及び色濃度
の最も高い部分の反射濃度を測定した。濃淡差の最も大
きな部分の色差は、当該部分の色調(L*a*b*)をそ
れぞれ色差計(SPECTROPHOTOMETER CM−3700d:ミノル
タ株式会社製)で測定し、測定値の差から算出した。色
濃度が最も高い部分の反射濃度は、反射濃度計(Macbet
h RD−1200)で測定した。濃淡差が最も大きな部分の色
差から、濃淡部のΔEが1以下を◎,ΔEが3以下を
○,ΔEが5以下を△,ΔEが10以下を×,ΔEが1
0以上を××として転写ムラを5段階評価した。
【0037】表1の調査結果にみられるように、実施例
1〜5で付与された印刷模様は、色濃度が最も高い部分
の反射濃度が2.0以上になっており、十分に着色され
ていることが判る。また、転写シート7が被染着物に十
分に密着したため、印刷模様に転写ムラがなく均一に着
色されていた。これに対し、比較例1〜5では、色濃度
が最も高い部分の反射濃度は1.8以上となっており十
分着色されているものの、被染着物に対する転写シート
7の密着状態が不充分であったため、付与された印刷模
様に転写ムラが生じていた。すなわち、濃淡差が最も大
きな部分では、色差ΔEが4.4〜12.8の範囲で大
きくばらついていた。
【0038】
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、昇華性染料を含む着色組成物を塗布した転写シート
を被染着物に重ね合わせてホットプレートとゴムシート
との間に挟み、ホットプレートとゴムシートとの間隙を
真空吸引することにより、被染着物に転写シートを均一
に密着させている。この密着状態で加熱されるため、昇
華性染料が均一に被染着物に転写され、転写ムラのない
鮮明な印刷模様が被染着物に付与される。印刷模様が付
与された被染着物は、美麗な表面模様を活用し、意匠性
に優れたアパレル用布,懸垂幕,電飾看板,フィルム,
標識用再帰反射フィルム,スキー板,スノーボード,屋
内外広告用幟,屋内外広告ディスプレイ,装飾用フィル
ム,装飾用内装パネル,エレベータ部材,案内板等とし
て広範な分野で使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用される転写印刷装置の概略図
【図2】 通気性のある被染着物に印刷模様を熱転写す
る説明図
【図3】 通気性のない被染着物に印刷模様を熱転写す
る説明図
【図4】 熱伝導性を利用して塗装金属板に印刷模様を
熱転写する説明図
【図5】 被染着物として使用される塗装金属板の塗膜
構成を示す数例
【図6】 塗装金属板に印刷模様を熱転写する比較例1
の説明図
【図7】 タイル,ポリエステルフィルム,塩化ビニル
樹脂製Pタイルに印刷模様を熱転写する比較例2〜4の
説明図
【図8】 繊維製品に印刷模様を熱転写する比較例5の
説明図
【符号の説明】
1:機枠 2:ホットプレート 3:ゴムシート
3a:フランジ 4:排気口 5:真空ポンプ
6a:通気性のある被染着物 6b:通気性のない
被染着物 6c:塗装金属板 7:転写シート
8:耐熱クッション 10:下地金属板 11:透
明又は半透明の樹脂層 12:白色ベースコート層
13:プライマ層 14:印刷模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兒島 薫 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社技術研究所内 (72)発明者 小林 勝司 神奈川県横浜市青葉区荏田西1−1−10 有限会社マーキングマジック内 Fターム(参考) 3B154 AA07 AB20 BA07 BB05 BB12 BD01 BE10 DA13 4H057 AA02 AA03 BA12 DA01 DA02 DA34 FA16 FA17 FA42 GA05 GA15 HA01 HA02 JA10 JA14 JB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇華性染料を含む着色組成物を塗布した
    転写シートを被染着物に重ね合わせてホットプレートと
    ゴムシートとの間に入れ、ホットプレートとゴムシート
    との間隙を真空吸引することにより被染着物に転写シー
    トを密着させ、ホットプレートから加えられる熱エネル
    ギーにより転写シートから被染着物に昇華性染料を熱転
    写させることを特徴とする熱転写染色法。
  2. 【請求項2】 染着性に優れた透明又は半透明の樹脂塗
    膜が表層に形成されている塗装金属板を被染着物として
    使用する請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 機枠に開閉可能に取り付けられたホット
    プレートと、積層状態の被染着物及び転写シートが載置
    され、ホットプレートに接するフランジが周縁に形成さ
    れたゴムシートと、ホットプレートに対向するゴムシー
    トの上面に開口した排気口を介してホットプレートとゴ
    ムシートとの間の空間部を真空吸引する真空ポンプとを
    備え、真空吸引により転写シートが被染着物に密着する
    ことを特徴とする転写印刷装置。
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