JP2001329029A - ビニルエステルとポリエーテルとのポリマーを含有する軟カプセルおよびその使用と製法 - Google Patents
ビニルエステルとポリエーテルとのポリマーを含有する軟カプセルおよびその使用と製法Info
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Abstract
ゼラチンおよびこれまでに記載された様々な代替材料よ
りも優れた軟カプセルの材料を開発すること。 【解決手段】 a)ポリエーテルの存在下にビニルエス
テルの重合により製造されたポリマー b)場合により構造改良助剤および c)場合により別の慣用の成分 から成る軟カプセル。
Description
在下、場合により、構造改良剤および/または他の慣用
のシェル成分の存在下にビニルエステルを重合すること
により製造されるポリマーを含有する、例えば医薬品適
用のための軟カプセルに関し、ならびにその使用および
製法に関する。
つの工程中に実質的に同時に実施することにより区別さ
れる。このようなカプセルのシェルは、カプセルがしば
しば軟ゼラチンカプセルと呼ばれるように、通常は主に
ゼラチンを含有する。ゼラチンは特に耐屈曲性の低い脆
性材料であるので、適当に可塑化されるべきである、す
なわち可塑剤を添加しなければならない。このような可
塑剤は低分子量化合物であり、通常液体であり、例えば
グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール400である。このようなカプセルはしばしば
付加的に、染料、乳白剤および防腐剤を含有する。
くの欠点を有する。例えばゼラチンは動物起源の材料で
あり、適法材料でない。さらに、牛由来のゼラチンはB
SEを製造し易いので、常に、わずかだがBSE残留の
危険性が存在する。好適なゼラチンを得るのは非常に困
難であり、工程を厳しく管理する必要がある。それにも
関わらず、動物起源であるためバッチ毎の相違は大き
く、必然的にばらつきを生じる。ゼラチンは微生物に適
した栄養培地であるので、微生物に強い感受性を有す
る。したがって、製造中に適当な処理を実施するととも
にこのような包装材料の使用が必要となる。多くの場
合、防腐剤の使用も必須である。
必要とされる可塑剤は、しばしば、シェルから充填剤中
へ移行し、そこに変化を生じさせる。シェルが可塑剤を
含有しないと、脆性になり、貯蔵中に機械的に不安定に
なる。また、軟ゼラチンカプセルのシェルは比較的水分
を多く含み、これも同様の可塑化効果を有する。純大気
湿度で貯蔵すると、このようなカプセルではシェルから
水が蒸発し、同時にカプセルを脆くする。非常に吸湿性
の高い材料を被包した場合にも同様のことが起こる。特
に吸湿性または加水分解−感受性の物質を被包すること
は全く不可能である。
分を速やかに放出するためには、胃液または腸液中での
より迅速な溶解速度が要求される。
ノール、還元糖、多価カチオン、電解質、カチオン性ま
たはアニオン性ポリマー等がゼラチンとの相互作用を導
き、架橋が頻発し、その結果カプセルは崩壊するか、非
常にゆっくりとしか溶解しないかまたは全く溶解しなく
なる。このような変化は、効果が損なわれるという意味
で、薬物生成物にとって破滅的である。多くの薬物が、
ゼラチンとの相互作用を誘導する。多くの場合、貯蔵時
に、例えばゼラチンの架橋を誘導するアルデヒド構造を
有する薬物分解生成物を形成する。ゼラチンが酸性およ
び塩基性の両方の基を有するので、別の帯電分子と容易
に反応することは明白である。
酵素を放出するバクテリアによる汚染は、ゼラチンの特
性を顕著に変化させる。
有する条件において、即座に粘着する。
ングの固着は、非常に困難である。このため、カプセル
にはしばしば最初に特別な前コーティングを施さねばな
らず、これは不便なことである。
中のゼラチンの全体または一部を置換する試みが続けら
れてきた。
コールが記載される。しかし、ポリビニルアルコールの
溶解速度は緩慢であり、さらに付加的に可塑剤を必要と
し、可塑剤は前記のように移行を起こし、充填剤の特性
を変化させ、また内部の結晶化の結果として脆弱にな
る。特に、周囲湿度が低いと、貯蔵中に著しく耐屈曲性
が低下する。
はマイクロカプセルを製造するための、ゼラチン、カラ
ゲナンおよびマンナンの組合物が記載されている。これ
らの全ての成分は天然起源でありその質は固有のばらつ
きを有する。低分子量の可塑剤が必要であり、周囲湿度
が低いと生成物は脆くなる。WO9907347に記載
されるカラゲナンの軟カプセルまたは硬カプセルにも同
様のことが言える。
マーとアニオン性ポリマーとの組合物が記載される。周
囲湿度により耐屈曲性が著しく変化することは、データ
から明白であり;湿度の低下に伴い耐屈曲性は著しく低
下する。このことは、ポリマーの帯電が水分を誘引する
ためだと理解される。高粘着性ポリマー混合物と高脆弱
性ポリマー混合物との差異は非常に狭く規定される。特
にほとんどの薬物が同様に帯電しているので、ポリマー
の帯電は充填剤材料および薬物との相互作用を誘起す
る。
軟カプセルの製造に好適な様々な分子量を有するポリエ
チレングリコールの組合物が記載される。しかし、高分
子量のポリエチレングリコールは、水中でゆっくりとし
か溶解せず、脆い。低分子量ポリエチレングリコールと
の組合物は、耐屈曲性が多少高くなるが、より高粘着性
でもある。さらに分子量が小さいので、充填剤へ徐々に
移行する。
テルおよびポリサッカライドならびに金属イオン封鎖剤
とから成る混合物が記載され、ここでセルロースエーテ
ルは硬および軟カプセル製造のための主成分である(9
0〜99.98%)。セルロースエーテルが脆弱である
ので、硬ゼラチンカプセルを製造するのであれば可塑剤
を含まないのが好適であり、可塑剤を添加する場合には
前記欠点が再発する。このようなカプセルの溶解速度も
満足できるものではない。
して硬カプセルを製造するために、ポリエチレングリコ
ール上の部分加水分解酢酸ビニルコポリマーを使用する
ことが記載される。この明細書では、軟カプセルを製造
するための前記コポリマーの使用について言及していな
い。
カプセルに求められる事項とはかなり異なる。硬カプセ
ルは優れた強度を要し、これに対して軟カプセルでは耐
屈曲性が重要視される。製造工程も全く異なる。硬カプ
セルの場合、最初にシェルのみを2つの分離した部分、
すなわちカップおよび本体として浸漬工程により製造
し、これに対して軟カプセルの場合、シェルと充填剤と
を実質的に同時に製造する。
後これらを一緒にしてゆるく結合させるので、医薬品製
造物は機械的に2つの部分に再分離でき、ここに粉末を
導入し、カプセルを閉じる。この方法を詳しく審査する
と、特に充填装置が非常に速く稼働するのでカプセルの
2つの部分が機械的に非常に安定でなければならず、形
の変化によりあらゆる工程が停止してしまうことが明か
になった。
漏れ止め処理されなければならず、そうすることにより
通常液体である充填物は流出できず、次に、充填物はそ
うでなければクラックまたは微小割れを介して流出する
ので、シェルは非常に軟質である。ポリマーフィルムが
穿孔空隙中に吸い込まれ、従って大きく変形および延伸
されるので、製造には特に高い耐屈曲性が必要である。
軟カプセルの製造は、ポリマー特性と機械とが正確に調
和し調節されなければならないので、技術的な要求が非
常に高い方法である。
チンカプセルとの製造方法は、W. FahrigおよびU. Hofe
r, Die Kapsel, Wissenschaftliche Verlagsgesellscha
ft mbH Stuttgart, 1983, 58〜82に記載されている。
グリコール上のビニルエステルのグラフトコポリマーの
製造方法が記載されている。
29には、ポリアルキレングリコール上のポリビニルア
ルコールのグラフトコポリマーの、ビニルエステルを加
水分解することによる製造方法、その保護コロイド、水
溶性包装フィルム、織物のサイジングおよび仕上げ剤と
して、および化粧品中への使用が記載される。
にポリビニルアルコールを使用した軟カプセルの特別な
製造方法が記載されている。被包する前に、溶剤をフィ
ルムに適用して部分的に溶解させることにより、より容
易に固着できるようにする。しかし、これはフィルムの
みに適用でき、相当面倒な方法である。
チンおよびこれまでに記載された様々な代替材料よりも
優れており、特に付加的な可塑剤を添加しなくても加工
できる軟カプセルの材料を開発することである。
り製造されたポリマー b)場合により構造改良助剤および c)場合により別の慣用の成分 から成る軟カプセルにより解決される。
上の共重合性モノマーc)の存在下にフリーラジカル重
合させ、最初のモノマーa)中のエステル部分の少なく
とも一部を加水分解することにより製造できる。本発明
の軟カプセルを、製薬学的な剤形を製造するのに使用す
るのが有利である。
て、重合中にポリエーテル−含有化合物(b)上へグラ
フトされ、これによりポリマーの有利な特性が導かれ
る。しかし、グラフトではない機序も考えられる。
されるポリマーは、完全なグラフト共重合体および前記
した非グラフトポリエーテル−含有化合物を含むグラフ
ト共重合体混合物の両方ならびにモノマーa)および
c)のホモ−またはコポリマーを含有する。
(b)は、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレ
ンおよび他の酸化アルキレンを基礎とするポリアルキレ
ンオキシドとポリグリセロールの両方である。
マーは以下の構造単位を含有する:−(CH2)2−O
−、−(CH2)3−O−、−(CH2)4−O−、−
CH 2−CH(R6)−O−、CH2−CHOR7−C
H2−O−であり、ここで、R6は、C1〜C24−ア
ルキルであり;R7は、水素、C1〜C24−アルキ
ル、R6−C(=O)−、R6−NH−C(=O)−で
ある。
ダムコポリマーおよびブロックコポリマーのいずれでも
よい。
一般式I:
意味を有する:R1は、水素、C1〜C24−アルキ
ル、R6−C(=O)−、R6−NH−C(=O)−、
ポリアルコール残基であり;R5は、水素、C1〜C
24−アルキル、R6−C(=O)−、R6−NH−C
(=O)−であり;R2〜R4は、−(CH2)2−、
−(CH2)3−、−(CH2)4−、−CH2−CH
(R6)−、CH2−CHOR7−CH2−であり;R
6は、C1〜C24−アルキルであり;R7は、水素、
C1〜C24−アルキル、R6−C(=O)−、R6−
NH−C(=O)−であり;Aは、−C(=O)−O、
−C(=O)−B−C(=O)−O、−C(=O)−N
H−B−NH−C(=O)−Oであり;Bは、−(CH
2)t−、アリーレンであり、場合により置換されてい
てよく;nは、1〜1000であり;Sは、0〜100
0であり;tは、1〜12であり;uは、1〜5000
であり;vは、0〜5000であり;wは、0〜500
0であり;xは、0〜5000であり;yは、0〜50
00であり;zは、0〜5000である]のポリマーで
ある。
は、ポリアルキレンオキシドを基礎に製造され、ポリグ
リセロールの二次OH基はさらに、保護されていない形
で遊離して存在してもよく、C1〜C24鎖長さのアル
コールでエーテル化されるかC 1〜C24鎖長さのカル
ボン酸でエステル化されるか、またはイソシアネートと
反応して得られるウレタンの形であってもよい。
7は、分枝鎖または直鎖C1〜C24−アルキル鎖、有
利にはメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチ
ル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロ
ピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、1−メ
チルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、
2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、n−
ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチル
プロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、
3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジ
メチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチ
ルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブ
チル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2
−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,
2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチル
プロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、n−ヘプ
チル、2−エチルヘキシル、n−オクチル、n−ノニ
ル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−
トリデシル、n−テトラデシル、n−ペンタデシル、n
−ヘキサデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシ
ル、n−ノナデシルまたはn−エイコシルである。
は直鎖C1〜C12−、特に有利にはC1〜C6−アル
キル鎖である。
00を下回る範囲、有利には300〜100000の範
囲、特に有利には500〜50000の範囲、非常に有
利には800〜40000の範囲である。
チレンを40〜99質量%含有するコポリマーを使用す
るのが有利である。従って、酸化エチレンポリマー中の
酸化エチレン単位の含量は有利に40〜100モル%で
ある。これらのコポリマーに好適なコモノマーは、酸化
プロピレン、酸化ブチレンおよび/または酸化イソブチ
レンである。好適な例は、酸化エチレンと酸化プロピレ
ンとのコポリマー、酸化エチレンと酸化ブチレンとのコ
ポリマー、酸化エチレン、酸化プロピレンおよび少なく
とも1つの酸化ブチレンとのコポリマーである。コポリ
マーの酸化エチレン含量は、有利に40〜99モル%で
あり、酸化プロピレン含量は1〜60モル%であり、コ
ポリマー中の酸化ブチレン含量は1〜30モル%であ
る。直鎖だけでなく、分枝鎖ホモ−またはコポリマーを
ポリエーテル含有化合物b)として使用できる。
場合により酸化プロピレンおよび/または酸化ブチレン
をポリアルコール残基上、例えばペンタエリスリトー
ル、グリセロールまたはD−ソルビトールおよびD−マ
ンニトールのような糖アルコール、同様にセルロースお
よびスターチのようなポリサッカライド上に添加するこ
とにより製造できる。ポリマー中の酸化アルキレン単位
は、ランダムに分配されてもよくあるいはブロックの形
で存在してもよい。
に記載されるような、分子量1500〜25000であ
る、ポリアルキレンオキシドと脂肪族または芳香族ジカ
ルボン酸、例えばシュウ酸、コハク酸、アジピン酸およ
びテレフタル酸とのポリエステルを、ポリエーテル含有
化合物として使用してもよい。さらに、ポリアルキレン
オキシドとホスゲンまたはカーボネート、例えばジフェ
ニルカーボネートとの反応を介したポリカーボネートお
よびポリアルキレンオキシドと脂肪族および芳香族ジイ
ソシアネートとの反応を介したポリウレタンを使用して
もよい。
分子量が300〜100000の一般式Iのポリマーで
あり、式中の記号は、相互に独立して以下の意味を有す
る:R1は、水素、C1〜C12−アルキル、R6−C
(=O)−、R6−NH−C(=O)−、ポリアルコー
ル残基であり;R5は、水素、C1〜C12−アルキ
ル、R6−C(=O)−、R6−NH−C(=O)−で
あり;R2〜R4は、−(CH2)2−、−(CH2)
3−、−(CH2)4−、CH 2−CH(R6)−、C
H2−CHOR7−CH2−であり;R6は、C1〜C
12アルキルであり;R7は、水素、C1〜C12−ア
ルキル、R6−C(=O)−、R6−NH−C(=O)
−であり;nは、1〜8であり;sは、0であり;u
は、2〜2000であり;vは、0〜2000であり;
wは、0〜2000である。
分子量が500〜50000の一般式Iのポリマーであ
り、式中の記号は、相互に独立して以下の意味を有す
る:R1は、水素、C1〜C6−アルキル、R6−C
(=O)−、R6−NH−C(=O)−であり;R
5は、水素、C1〜C6−アルキル、R6−C(=O)
−、R6−NH−C(=O)−であり;R2〜R4は、
−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4
−、−CH2−CH(R6)−、−CH2−CHOR7
−CH2−であり;R6は、C1〜C6−アルキルであ
り;R7は、水素、C1〜C6−アルキル、R6−C
(=O)−、R6−NH−C(=O)−であり;nは、
1であり;sは、0であり;uは、5〜1000であ
り;vは、0〜1000であり;wは、0〜1000で
ある。
リアルキレンオキシド−含有エチレン性不飽和モノマ
ー、例えばポリアルキレンオキシド(メタ)アクリレー
ト、ポリアルキレンオキシドビニルエーテル、ポリアル
キレンオキシド−(メタ)アクリルアミド、ポリアルキ
レンオキシド−アリルアミドまたはポリアルキレンオキ
シド−ビニルアミドのホモ−およびコポリマーである。
もちろん、このようなモノマーと別のエチレン性不飽和
モノマーとのコポリマーを使用してもよい。
は、ポリエーテルb)の存在下に重合するための成分
a)として提示されている:脂肪族、飽和または不飽和
C1〜C24−カルボン酸、例えばギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸、カプ
リル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノ
セリン酸、セロチン酸およびメリシン酸のビニルエステ
ル。
〜C6−カルボン酸のビニルエステルを使用するのが有
利である。ビニルアセテートは特に有利である。
共重合混合物も可能である。
レン性不飽和共重合性コモノマー(c)との混合物とし
て使用でき、この際、これらの付加的なモノマーの割合
は最大50質量%に制限される。0〜20質量%の割合
が有利である。エチレン性不飽和とは、フリーラジカル
重合の可能な少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有
する、モノ置換、ジ置換、トリ置換またはテトラ置換さ
れていてよいモノマーを意味する。
H2、−NHR16、N(R16)2の群から選択さ
れ;Mは、Na+、K+、Mg++、Ca++、Zn
++、NH4 +、アルキルアンモニウム、ジアルキルア
ンモニウム、トリアルキルアンモニウムおよびテトラア
ルキルアンモニウムから成る群より選択されるカチオン
であり;R16基は、同一または異なっていてよく、−
H、直鎖または分枝鎖C1〜C4 0−アルキル基、N,
N−ジメチルアミノエチル、2−ヒドロキシエチル、2
−メトキシエチル、2−エトキシエチル、ヒドロキシプ
ロピル、メトキシプロピルまたはエトキシプロピルから
成る群より選択され;R15およびR14は、相互に独
立して、−H、直鎖または分枝鎖C1〜C8−アルキル
鎖、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2
−メトキシエトキシおよび2−エトキシエチルから成る
群より選択される]に記載されるエチレン性不飽和コモ
ノマー(c)を付加的に使用してよい。
リル酸またはメタクリル酸およびその塩、エステルおよ
びアミドであるが、これに限定されるものではない。塩
は任意の無毒な金属、アンモニウムまたは置換アンモニ
ウム対イオンに由来してよい。
3〜C40またはカルボン酸C3〜C40アルコール、
2〜約8個のヒドロキシル基を有する多価アルコール、
例えばエチレングリコール、ヘキシレングリコール、グ
リセロールおよび1,2,6−ヘキサントリオール、アミ
ノアルコールまたはアルコールエーテル、例えばメトキ
シエタノールおよびエトキシエタノール、(アルキル)
ポリエチレングリコール、(アルキル)ポリプロピレン
グリコールまたはエトキシル化脂肪族アルコール、例え
ばC12〜C24−脂肪族アルコールを、1〜200個
の酸化エチレン単位と反応させたものに由来してよい。
アルキルアクリレートおよびメタクリレートおよび一般
式(III):
有するアルキル、R18=H、メチル、R19=炭素原
子1〜24個を有する、場合によりアルキルで置換され
たアルキレン、R20、R21=C1〜C40−アルキ
ル基、Z=窒素であればg=1,酸素であればg=0]の
N,N−ジアルキルアミノアルキルアクリルアミドおよ
び−メタクリルアミドである。
N−アルキルアミノ−モノ置換またはN,N−ジアルキ
ル−置換またはN,N−ジアルキルアミノ−ジ置換であ
ってよく、ここでアルキルまたはアルキルアミノ基は、
直鎖C1〜C40、分枝鎖C3〜C40またはカルボン
酸C3〜C40単位に由来する。アルキルアミノ基は付
加的に4級化されてよい。
ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−[3
−(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミドおよ
びN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アクリルアミ
ドである。
換されたアクリル酸およびその塩、エステルならびにア
ミドであり、ここで置換基はアクリル酸の2位または3
位の炭素原子上に位置し、相互に独立して、C1〜C4
−アルキル、CN、COOHから成る群より選択され、
特に有利にはメタクリル酸、エタクリル酸および3−シ
アノアクリル酸である。これらの置換アクリル酸の塩、
エステルおよびアミドは、前記のように、アクリル酸の
塩、エステルおよびアミドとして選択されてよい。
〜C40、分枝鎖C3〜C40または炭素環C3〜C
40カルボン酸のアリルエステル、ハロゲン化ビニルま
たはハロゲン化アリル、有利には塩化ビニルおよび塩化
アリル、ビニルエーテル、有利にはメチル、エチル、ブ
チルまたはドデシルビニルエーテル、ビニルホルムアミ
ド、ビニルメチルアセタミド、ビニルアミン;ビニルラ
クタム、有利にはビニルピロリドンおよびビニルカプロ
ラクタム、ビニル−またはアリル−置換ヘテロ環化合
物、有利にはビニルピリジン、ビニルオキサゾリンおよ
びアリルピリジンである。
て水素、C1〜C4−アルキルまたはフェニルである]
のN−ビニルイミダゾールである。
(V):
のジアリルアミンである。
リデンであり;および少なくとも1つの炭素−炭素二重
結合を有する炭化水素であり、有利にはスチレン、α−
メチルスチレン、tert−ブチルスチレン、ブタジエン、
イソプレン、シクロヘキサジエン、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、ビニルト
ルエン、およびこれらのモノマーの混合物である。
リル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、n
−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t−
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、デシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブ
チルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、デシルメタクリレート、メチルエタクリレート、エ
チルエタクリレート、n−ブチルエタクリレート、イソ
ブチルエタクリレート、t−ブチルエタクリレート、2
−エチルヘキシルエタクリレート、デシルエタクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒド
ロキシプロピルアクリレート、2,3−ジヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルエタク
リレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−メト
キシエチルメタクリレート、2−メトキシエチルエタク
リレート、2−エトキシエチルメタクリレート、2−エ
トキシエチルエタクリレート、ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、グリセリルモノアクリレート、グリセリル
モノメタクリレート、ポリアルキレングリコール(メ
タ)アクリレート、不飽和スルホン酸、例えばアクリル
アミドプロパンスルホン酸;アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、エタクリルアミド、N−メチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−エチルアク
リルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−ブ
チルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、
N−オクチルアクリルアミド、N−t−オクチルアクリ
ルアミド、N−オクタデシルアクリルアミド、N−フェ
ニルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N
−エチルメタクリルアミド、N−ドデシルメタクリルア
ミド、1−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−メチ
ルビニルイミダゾール、N,N−ジメチルアミノメチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノメチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノブチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノブチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノヘキシ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノオク
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノド
デシル(メタ)アクリレート、N−[3−(ジメチルア
ミノ)プロピル]メタクリルアミド、N−[3−(ジメチ
ルアミノ)プロピル]アクリルアミド、N−[3−(ジメ
チルアミノ)ブチル]メタクリルアミド、N−[8−(ジ
メチルアミノ)オクチル]メタクリルアミド、N−[12
−(ジメチルアミノ)ドデシル]メタクリルアミド、N
−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]メタクリルアミ
ド、N−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]アクリルア
ミド;マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸およびそ
のモノエステル、クロトン酸、イタコン酸、ジアリルジ
メチルアンモニウムクロライド、ビニルエーテル(例え
ば:メチル、エチル、ブチルまたはドデシルビニルエー
テル)、ビニルホルムアミド、ビニルメチルアセタミ
ド、ビニルアミン;メチルビニルケトン、マレイミド、
ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルフラン、
スチレン、スチレンスルホネート、アリルアルコール、
およびそれらの混合物である。
メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、無
水マレイン酸およびそのモノエステル、メチルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エ
チルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブ
チルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、t−ブ
チルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブ
チルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレー
ト、N−t−ブチルアクリルアミド、N−t−オクチル
アクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、アルキレングリコール(メタ)アクリレート、スチ
レン、不飽和スルホン酸、例えばアクリルアミドプロパ
ンスルホン酸、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタ
ム、ビニルエーテル(例えば:メチル、エチル、ブチル
またはドデシルビニルエーテル)、ビニルホルムアミ
ド、ビニルメチルアセタミド、ビニルアミン、1−ビニ
ルイミダゾール、1−ビニル−2−メチルイミダゾー
ル、N,N−ジメチルアミノメチルメタクリレートおよ
びN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルア
ミド;3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムクロライ
ド、3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムメチルスル
フェート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、塩化メチル、硫酸メチルまたは硫酸ジエチルで4級
化されたN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]メタク
リルアミドである。
に以下のようにして4級化されていてよい:アミンの4
級化に好適なのは、例えばアルキル基中に炭素原子1〜
24個を有するアルキルハロゲン化物、例えば塩化メチ
ル、臭化メチル、ヨウ化メチル、塩化エチル、臭化エチ
ル、塩化プロピル、塩化ヘキシル、塩化ドデシル、塩化
ラウリル、ハロゲン化ベンジル、特に塩化ベンジルおよ
び臭化ベンジルである。さらに好適な4級化剤は、ジア
ルキル硫酸、特にジメチル硫酸またはジエチル硫酸であ
る。塩基性アミンの4級化も、酸の存在下に、酸化アル
キレン、例えば酸化エチレンまたは酸化プロピレンを用
いて実施できる。有利な4級化剤は:塩化メチル、ジメ
チル硫酸またはジエチル硫酸である。
よい。
はメタクリル酸と一般式(VI)(R26=C1〜C
40−アルキル)の4級化エピクロロヒドリンとの反応
生成物を使用してもよい。
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドお
よび(メタ)アクリロイルオキシヒドロキシプロピルト
リエチルアンモニウムクロライドである。
酸、臭化水素酸、ヨウ素酸、リン酸または硝酸あるいは
有機酸、例えばギ酸、酢酸、乳酸またはクエン酸を用い
て中和することにより陽イオン化できる。
(c)として、いわゆるマクロモノマー、例えばフリー
ラジカル重合の可能な基を1つ以上含むシリコーン含有
マクロモノマーまたはEP408311に記載されるよ
うなアルキルオキサゾリンマクロモノマーを使用するこ
ともできる。
素含有モノマーおよび架橋作用を有するかまたは分子量
を調節する化合物を、組み合わせてまたは単独で使用す
ることもできる。
の化合物、例えば硫黄化合物(例えば:メルカプトエタ
ノール、2−エチルヘキシルチオグリコレート、チオグ
リコール酸またはドデシルメルカプタン)、およびトリ
ブロモクロロメタン、または最終ポリマーの分子量の調
節作用を有する化合物である。
合物を使用してよい。
る。
を使用できる。架橋という表現は、モノマーが少なくと
も2つの非共役エチレン性二重結合を有することを意味
する。好適な化合物の例は、エチレン性不飽和カルボン
酸、例えばアクリル酸またはメタクリル酸と多価アルコ
ールとのエステル、少なくとも2価のアルコールのエー
テル、例えばビニルエーテルまたはアリルエーテルであ
る。
コール、例えば1,2−エタンジオール、1,2−プロパ
ンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、2−ブテン−1,4−ジ
オール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,10−デカンジオール、1,2−ドデカンジ
オール、1,12−ドデカンジオール、ネオペンチルグ
リコール、3−メチルペンタン−1,5−ジオール、2,
5−ジメチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−
トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,2−シクロ
ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、
1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ヒ
ドロキシピルビン酸ネオペンチルグリコールモノエステ
ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシプロピル)フェ
ニル]プロパン、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピ
レングリコール、3−チアペンタン−1,5−ジオー
ル、およびポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールおよびポリテトラヒドロフランであり、それぞ
れ、200〜10000の分子量を有する。酸化エチレ
ンまたは酸化プロピレンのホモポリマーではなく、酸化
エチレンまたは酸化プロピレンのブロック共重合体ある
いは酸化エチレンおよび酸化プロピレン基を組み込んで
含有するコポリマーを使用してもよい。2個以上のOH
基を有するアルコールの特記すべき例は、トリメチロー
ルプロパン、グリセロール、ペンタエリスリトール、
1,2,5−ペンタントリオール、1,2,6−ヘキサント
リオール、トリエトキシシアヌル酸、ソルビタン、糖、
例えばスクロース、グルコース、マンノースである。も
ちろん、酸化エチレンまたは酸化プロピレンを用いて相
当のエトキシル化またはプロポキシル化の反応を実施し
た後に多価アルコールを使用してもよい。多価アルコー
ルは、エピクロロヒドリンとの反応により初めに相当の
グリシジルエーテルに変換される。
は一価の不飽和アルコールとエチレン性不飽和C3〜C
6−カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸またはフマル酸とのエステルであ
る。このようなアルコールの例は、アリルアルコール、
1−ブテン−3−オール、5−ヘキセン−1−オール、
1−オクテン−3−オール、9−デセン−1−オール、
ジクロロペンテニルアルコール、10−ウンデセン−1
−オール、シンナミルアルコール、シトロネロール、ク
ロチルアルコールまたはシス−9−オクタデセン−1−
オールである。しかし、一価の不飽和アルコールを多塩
基カルボン酸、例えばマロン酸、酒石酸、トリメリト
酸、フタル酸、テレフタル酸、クエン酸またはコハク酸
を用いてエステル化してもよい。
前記多価アルコール、例えばオレイン酸、クロトン酸、
ケイ皮酸または10−ウンデセン酸とのエステルであ
る。
たは分枝鎖、直鎖または環式脂肪族または芳香族炭化水
素も好適であり、脂肪族炭化水素の場合は共役してはな
らず、例えば分子量200〜20000のジビニルベン
ゼン、ジビニルトルエン、1,7−オクタジエン、1,9
−デカジエン、4−ビニル−1−シクロヘキセン、トリ
ビニルシクロヘキセンまたはポリブタジエンである。
びメタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸のアミド、お
よび少なくとも2官能性アミンのN−アリルアミン、例
えばジアミノメタン、1,2−ジアミノエタン、1,3−
ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,6−ジ
アミノヘキサン、1,12−ドデカンジアミン、ピペラ
ジン、ジエチレントリアミンまたはイソホロンジアミン
も好適である。同様に好適なのは、アリルアミンと不飽
和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸または前記のような少なくとも2塩
基のカルボン酸とから成るアミドである。
または相当のアンモニウム塩、例えばトリアリルメチル
アンモニウムクロライドまたはメチル硫酸である。
アミド、シアヌレートまたはウレタンのN−ビニル化合
物、例えば尿素、エチレン尿素、プロピレン尿素または
酒石アミドのN−ビニル化合物、例えばN,N−ジビニ
ルエチレン尿素またはN,N−ジビニルプロピレン尿素
を使用してもよい。
ン、テトラアリルシランおよびテトラビニルシランであ
る。
クリルアミド、ジビニルベンゼン、トリアリルアミンお
よびトリアリルアンモニウム塩、ジビニルイミダゾー
ル、N,N−ジビニルエチレン尿素、多価アルコールと
アクリル酸またはメタクリル酸との反応生成物、ポリア
ルキレンオキシドまたは酸化エチレンおよび/または酸
化プロピレンおよび/またはエピクロロヒドリンと反応
する多価アルコールのメタクリル酸エステルおよびアク
リル酸エステル、および多価アルコール、例えば1,2
−エタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジエチレ
ングリコール、トリメチロールプロパン、グリセロー
ル、ペンタエリスリトール、ソルビタンおよびスクロー
ス、グルコース、マンノースのような糖のアリルまたは
ビニルエーテルである。
ールトリアリルエーテルであり、スクロース、グルコー
ス、マンノースのような糖のアリルエーテル、ジビニル
ベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、N,N’−ジ
ビニルエチレン尿素、およびグリコール、ブタンジオー
ル、トリメチロールプロパンまたはグリセロールの(メ
タ)アクリル酸エステル、酸化エチレンおよび/または
エピクロロヒドリンと反応させたグリコール、ブタンジ
オール、トリメチロールプロパンまたはグリセロールの
(メタ)アクリル酸エステルである。
10質量%、有利には0〜5質量%、特に有利には0〜
2質量%である。
発明のコモノマー(c)を重合の前または後に酸または
塩基を使用して部分的または完全に中和してよく、例え
ばこの方法により水中での溶解性または分散性を所望の
程度に調節する。
る中和剤は、例えば炭酸ナトリウム、アルカリ金属水酸
化物、およびアンモニアのような無機塩基、アミノアル
コールのような有機塩基であり、特に2−アミノ−2−
メチル−1−プロパノール、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン、トリ(2−ヒドロキシ−1−プロピ
ル)アミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,
3−プロパンジオール、およびジアミン例えば、リジン
である。
ノマーを、ポリエーテルの存在下に、フリーラジカル形
成開始剤の助成および高エネルギー放射線への曝露(こ
れには高エネルギー電子への曝露も含まれる)の両方を
実施することにより重合できる。
は、この目的に慣用されるペルオキソおよび/またはア
ゾ化合物であり、例えばアルカリ金属またはアンモニウ
ムペルオキソジスルフェート、ジアセチルペルオキシ
ド、ジベンゾイルペルオキシド、サクシニルペルオキシ
ド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、tert−ブチルペル
ベンゾエート、tert−ブチルペルピバレート、tert−ブ
チルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブ
チルペルマレート、クメンヒドロペルオキシド、ジイソ
プロピルペルオキシジカーボネート、ビス(O−トルイ
ル)ペルオキシド、ジデカノイルペルオキシド、ジオク
タノイルペルオキシド、ジラウロイルペルオキシド、te
rt−ブチルペルイソブチレート、tert−ブチルペルアセ
テート、ジ−tert−アミルペルオキシド、tert−ブチル
ヒドロペルオキシド、アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライドま
たは2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)
である。レドックス開始剤系の開始剤混合物、例えばア
スコルビン酸/硫酸鉄(II)/ナトリウムペルオキソ
ジスルフェート、tert−ブチルヒドロペルオキシド/ナ
トリウムジスルフィット、tert−ブチルヒドロペルオキ
シド/ナトリウムヒドロキシメタンスルフィネートもま
た有利である。
使用するモノマーに対して0.01〜10質量%、有利
には0.1〜5質量%である。
40℃、特に有利には60〜110℃の範囲の温度で実
施される。通常、大気圧下で実施するが、減圧下または
高圧下に実施してよく、有利には1〜5barである。
合、逆乳化重合(inverse emulsion polymerizatio
n)、懸濁重合、逆懸濁重合(inverse suspension poly
merization)または沈殿重合により実施してよいが、こ
れらの方法に限定はしない。
化合物b)を、群a)の少なくとも1つのモノマー、お
よび場合により群c)の1つ以上のコモノマー中に溶解
し、重合開始剤の添加後、混合物を完全に重合させる。
重合は、最初に一部分、例えばポリエーテル含有化合物
b)、群a)の少なくとも1つのモノマー、場合により
群c)の1つ以上のコモノマーおよび開始剤から成る混
合物の10%を導入し、混合物を重合温度にまで加熱
し、重合開始後に重合の進行に従い、重合されるべき混
合物の残りを添加することにより、半連続的に実施して
もよい。ポリマーは、群b)のポリエーテル含有化合物
を反応器中に導入し、重合温度まで加熱し、群a)の少
なくとも1つのモノマー、場合により群c)の1つ以上
のコモノマーおよび重合開始剤を添加し、この際、全て
同時にまたはバッチ毎にまたは有利に連続的に添加し、
重合させる。
してよい。好適な溶剤の例は、アルコール、例えばメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノ
ール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタ
ノール、n−ヘキサノールおよびシクロヘキサノール、
およびグリコール、例えばエチレングリコール、プロピ
レングリコールおよびブチレングリコール、および二価
アルコールのメチルまたはエチルエーテル、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、グリセロールお
よびジオキサンである。溶剤として水を用いて重合を実
施してもよい。この場合、溶液が最初に存在し、該溶液
は、添加される成分a)の量に依存してある程度水に溶
解性である。重合中に製造される水に不溶性の生成物を
溶解させるためには、例えば有機溶剤、例えば炭素原子
1〜3個を有する一価のアルコール、アセトンまたはジ
メチルホルムアミドを添加することが可能である。しか
し、水中での重合方法において、水に不溶性のポリマー
に慣用の乳化剤または保護コロイド、例えばポリビニル
アルコールを添加して微粒子分散液に変換することもで
きる。
の範囲である、イオン性または非イオン性の界面活性剤
である。HLBの定義は、文献W.C Griffin, J. Soc. C
osmetic Chem., volume 5, 249 (1954)を参照した。
1〜10質量%である。溶剤として水を使用することに
より、ポリマーの溶液または分散液が得られる。ポリマ
ー溶液を有機溶剤中または有機溶剤と水との混合物中で
製造する場合、ポリマー100質量部に対して有機溶剤
または溶剤混合物5〜2000、有利には10〜500
質量部を使用する。
ルエステル10〜98質量%を、 b)少なくとも1つのポリエーテル含有化合物2〜90
質量%および c)別の1つ以上の共重合性モノマー0〜50質量% の存在下にフリーラジカル重合させることにより製造さ
れる。
ルエステル50〜97質量%を、 b)少なくとも1つのポリエーテル含有化合物3〜50
質量%および c)別の1つ以上の共重合性モノマー0〜20質量% の存在下にフリーラジカル重合させることにより製造さ
れる。
ルエステル65〜97質量%を、 b)少なくとも1つのポリエーテル含有化合物3〜35
質量%および c)別の1つ以上の共重合性モノマー0〜20質量% の存在下にフリーラジカル重合させることにより製造さ
れる。
機モノマーa)および場合により別のモノマーのエステ
ル基を、加水分解、アルコール分解またはアミノ分解に
より重合後に分解する。この方法工程は一般的に加水分
解としてここに記載する。加水分解は、特に塩基の添
加、有利には水中および/またはアルコール中の水酸化
ナトリウムまたはカリウム溶液を添加することにより慣
用の方法で実施される。メタノール性ナトリウムまたは
カリウム水酸化物溶液を特に有利に使用する。加水分解
を、10〜80℃の範囲、有利には20〜60℃の範囲
の温度で実施する。加水分解の程度は、使用する塩基の
量、加水分解温度、加水分解時間ならびに溶液中の水の
量に依存する。
は、1〜100%の範囲、有利には40〜100%の範
囲、特に有利には65〜100%の範囲、非常に有利に
は80〜100%の範囲である。
ポリマー中に存在するヒドロキシルおよび/またはアミ
ノ基と、式VI(R26=C1〜C40−アルキル)の
エポキシドとを反応させることにより、陽イオン化す
る。
るポリビニルアルコール単位およびビニルアミン単位の
ヒドロキシル基をエポキシドと反応させることができ、
有利である。
リンを塩基、例えば水酸化ナトリウムと反応させること
によりその場で生成される。
モニウムクロライドまたは3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロライドを有利に使
用する。
は25〜250、特に有利には25〜200、非常に有
利には30〜150の範囲である。それぞれの場合に必
要とされるK値を慣用の方法、特に出発物質の組成によ
り調節する。K値は、Fikentscher, Cellulosechemie,
Vol.13, p. 58〜64およびp. 71〜74(1932)の方法に
より、N−メチルピロリドン中で25℃で測定され、
0.1質量%〜5質量%の間のポリマー濃度は、K値の
範囲に依存する。
溶剤を除去してよい。蒸気蒸留を行うと、加水分解の程
度およびポリエーテルb)、ビニルエステルa)および
使用する可能性のあるモノマーc)の性質に依存して、
水溶液または分散液が得られる。
はアミノ基と少なくとも二官能性の試薬とを反応させる
ことにより、得られたポリマーを架橋させることもでき
る。架橋度が低いと水溶性の生成物が得られ、他方で架
橋度が高いと水膨張性または非溶解性の生成物が得られ
る。
およびジケトン、例えばグリオキサール、グルタルアル
デヒド、サクシンアルデヒドまたはテレフタルアルデヒ
ドと反応させることができる。脂肪族または芳香族カル
ボン酸、例えばマレイン酸、シュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸またはクエン酸、またはカルボン酸誘導体、例えば
カルボン酸エステルまたは無水カルボン酸またはカルボ
ン酸ハロゲン化物も好適である。多官能エポキシド、例
えばエピクロロヒドリン、グリシジルメタクリレート、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、1,4−ブ
タンジオールジグリシジルエーテルまたは1,4−ビス
(グリシジルオキシ)ベンゼンも好適である。ジイソシ
アネート、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、メチレンジフェニルジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネートまたはジビニル
スルホンも好適である。
ホウ酸塩、例えばメタホウ酸ナトリウム、ほう砂(テト
ラホウ酸二ナトリウム)、および多価カチオンの塩、例
えば酢酸銅(II)のような銅(II)塩または亜鉛、
アルミニウムまたはチタンの塩が好適である。
ナトリウムまたはテトラホウ酸二ナトリウムが好適であ
り、続く架橋に有利である。本発明のポリマー溶液に、
ホウ酸またはホウ酸塩、有利には塩溶液を添加する必要
性がある。ホウ酸またはホウ酸塩を水溶性ポリマーに添
加するのが有利である。
マー溶液へ添加してよい。しかし、本発明のポリマー
へ、ホウ酸またはホウ酸塩を、次段階で添加してもよ
く、または軟カプセル製造過程において添加してもよ
い。
ウ酸塩の割合は、0〜15質量%、有利には0〜10質
量%、特に有利には0〜5質量%である。
々な乾燥方法、例えば噴霧乾燥、流動噴霧乾燥、ドラム
乾燥または凍結乾燥により粉末形に変換する。乾燥方法
として有利に噴霧乾燥を利用する。このようにして水中
で得られた乾燥ポリマー粉末を溶解または再分散させ
て、水溶液または分散液を再び製造してよい。粉末形へ
の変換は、貯蔵性に優れ、易運搬性であり微生物の攻撃
を受けにくいという利点を有する。
ールポリマー溶液を直接、粉末系に変換してもよい。
は、軟カプセル、特に医薬品剤形の製造に非常に適して
いる。
の重合性モノマーをポリエーテル含有化合物の存在下に
フリーラジカル重合し、続いて最初のビニルエステルの
エステル基の少なくとも一部を加水分解することによっ
て得られる本発明のポリマーは、軟カプセルの製造に有
利である。
リマーが製造できる。これらの製造にあたり、動物起源
の材料も植物起源の材料も使用しないので、遺伝子技術
による製造物の問題が生じることはない。
ないので、ポリマーは特に微生物感受性ではない。ポリ
マー鎖は酵素または加水分解のいずれでも分解されな
い。フィルムの製造および被包のための溶液は、従って
問題にならない。
の特別な安定性は、その耐屈曲性および軟性に由来す
る。この優れた耐屈曲性は、一般的に、低分子量の可塑
剤を使用する必要性のないことを意味する。従って、移
行によるシェル中のおよびカプセル含有物の変化はいず
れも生じない。
固体および液体の活性成分のような医薬品生成物だけで
なく、ビタミン、カロチノイド、ミネラル、微量元素、
補助食品、香辛料および甘味料である。カプセルは、化
粧品用の活性成分(個人的ケア)、例えば髪および皮フ
用の配合物、オイル、香料、入浴添加物またはタンパク
質のためにも使用できる。個人ケアの分野に関する別の
用途、および水溶性パッケージングの適用については、
WO9940156に記載されている。
は、クリーナー、例えばセッケン、洗剤、着色剤および
漂白剤、農薬、例えば肥料(またはその組合せ物)、植
物保護剤、例えば除草剤、抗真菌剤または殺虫剤、およ
び種である。
るべき内容物を被包するために、本発明のポリマーを使
用できる。
ル試験器(構造分析機TA.XT2;Winopal Forschung
sbedarf社製、30161、ハノーバー)中のフィルム片上で
実施した。
僅かにのみ耐屈曲性が変化する。これは、乾燥環境で貯
蔵した場合に軟カプセルが脆弱にならずかつその機械的
安定性を保持することを意味する。
持される。ポリマーは従って、特に水に感受性の物質を
被包するのに好適である。
る軟カプセルの溶解速度は、ゼラチンとポリビニルアル
コールのそれよりもかなり速くかつ著しく大きい。さら
に、ポリマーは冷水に溶解性である。ゼラチンおよびポ
リビニルアルコールは、高温でのみ溶解する。多くの薬
物が取り込み後に急速に作用するので、この溶解挙動
は、特にこのように使用する場合に明らかに有利であ
る。
armatest PTS)中で、3.5×2.5cmの孔を有するス
ライドフレームに締め付けた100μm厚さのフィルム
を使用して、50rpmで37℃で測定した。フィルム
片の溶解する時間を示した。
互作用を起こしやすい物質、例えばアルデヒドまたは多
価カチオンを被包することもできる。架橋または溶解速
度の低下は起こらない。
マー溶液またはポリマー懸濁液により良好に被覆され
る。従って、胃液に抵抗性でありかつ表面に強力に接着
し、また貯蔵に安定な被覆は、水平ドラム塗装装置中の
Kollicoat MAE 30DP(USPタイプCメタクリル酸ポリ
マー)上で噴霧することにより適用される。
的に胃液に抵抗性のポリマーを20〜80%、有利には
30〜70%含有する。
曲性および強度のような機械特性を変化させることがで
きる。これらの構造改良助剤は、2つの大きな群に分類
される。
は100000を上回るポリマー B)ポリマー鎖の架橋を促進する物質 ここで、ポリマーまたはA)に記載した物質のいずれ
も、有利にアルデヒド、ホウ酸およびその塩であり、場
合により、構造改良助剤のポリマー鎖の架橋を導く物質
は、有利にアルカリ土類金属イオン、アミン、タンニ
ン、およびアルデヒドならびにホウ酸塩である。
下のクラスの物質である:ゼラチン、ゼイン、大豆タン
パク質およびそれらの誘導体のようなポリアミノ酸、ポ
リサッカライド、例えばデンプン、分解デンプン、マル
トデキストリン、カルボキシメチルデンプン、セルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチル
セルロース、酢酸セルロース、酢酸フタル酸セルロー
ス、酢酸フタル酸ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸
コハク酸ヒドロキシプロピルセルロース、ヘミセルロー
ス、ガラクトマンナン、ペクチン、アルギネート、カラ
ゲナン、キサンタン、ゲラン(gellan)、デキストラ
ン、カードラン、プルラン、キチン、およびその誘導
体、合成ポリマー、例えばポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、アクリル酸エステルとメタクリル酸エステルと
のコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセ
テート、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン
/ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリビニル
ピロリドンおよびその誘導体である。
が網目構造を形成するので、軟カプセルの強度が増加す
る。使用される濃度が非常に高くない限り、耐屈曲性が
損なわれることはない。意外にも、水溶性だけでなく非
水溶性ポリマー、例えばアクリル酸エステルとメタクリ
ル酸エステルとのコポリマーがこの目的に好適である。
これらの非水溶性ポリマーが50%を下回る濃度を保持
するかぎり、カプセルは崩壊を続ける。
子量ポリマーの架橋を導く物質は、同様に作用する。
は別の慣用の構成成分を含有してよい。充填剤、放出
剤、流動助剤、安定剤および水溶性または非水溶性染
料、着香剤および甘味料が含まれる。
有利には0.5〜3質量%で添加する酸化鉄、二酸化チ
タンであり、トリフェニルメタン染料、アゾ染料、キノ
リン染料、インジゴ染料、カロチノイドであり、これら
はカプセルの着色を目的とし、二酸化チタンまたはタル
クのような乳白剤は、透明度の減少および染料の節約の
ために使用される。
要があったり、カプセルを噛んだりする場合には、着香
剤および甘味料が特に重要である。
シウム、アルミニウム、ケイ素、チタンの酸化物または
炭酸カルシウムである。充填剤の有利な濃度範囲は、全
ての成分の合計質量に対して、約1〜50質量%、特に
有利には2〜30質量%である。
グネシウムおよびスズのステアリン酸塩およびケイ酸マ
グネシウム、シリコーンおよび類似物である。有利な濃
度範囲は、全ての成分の合計質量に対して、約0.1〜
5質量%、特に有利には約0.1〜3質量%である。
リカであり、場合により変性していてよい。有利な濃度
範囲は、全ての成分の合計質量に対して、0.05〜3
質量%、特に有利には0.1〜1質量%である。
スの代表例である。非混和性の活性成分を相互に分離す
るのに有利である。最小量の活性成分を次いでシェル中
に組み込む。
ーを10〜100%、有利には20〜98%、場合によ
り構造改良助剤を0〜80%、有利には1〜50%、場
合により別の慣用の成分を0〜30%、有利には0.1
〜30%含有する。
ーダイ(rotary die)法、アコゲル(Accogel)法、ノ
ートン(Norton)法、ドロップオアブロー(drop or bl
ow)法またはコルトンアップジョン(Colton-Upjohn)
法により製造される。これらの方法は、W. Fahrig and
U. Hofer, Die Kapsel, Wissenschaftliche Verlagsges
ellschaft mbH Stuttgart, 1983に記載される。
を重合容器中に導入し、穏やかな窒素流下に攪拌しなが
ら80℃に加熱した。酢酸ビニルおよび他のモノマーを
攪拌しながら3時間かけて測り入れた。同時に、メタノ
ール30g中のtert−ブチルペルピバレート1.4g溶
液を、同様に3時間かけて添加した。混合物を次いで8
0℃で2時間攪拌した。冷却後、ポリマーをメタノール
450ml中に溶解させた。加水分解のために、10%
濃度のメタノール性水酸化ナトリウム溶液50mlを3
0℃で添加した。約40分後、1%濃度の酢酸750m
lを添加することにより反応を停止させた。蒸留によ
り、メタノールを除去した。
値を測定した。
リエチレングリコール 2 BASF社製のLuterol F68(PPG:
ポリプロピレングリコール) 3 BASF社製のPluriol A2000E 4 BASF社製のLutensol AT 80(C
16〜C18−脂肪族アルコール+80EO) 5 平均分子量が4000であるポリプロピレングリコ
ール 6 Wacker Chemie社製のBelsil
DMC 6031TM 7 メタクリル酸ナトリウム/メチルポリエチレングリ
コールメタクリレート分子比4:1;分子量が約100
0であるメチルポリエチレングリコール 8 ポリエチレンイミン(平均分子量1400)12.
5%および酸化エチレン87.5%から製造される 例33:3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライドによる反応 3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロライドの60%濃度水溶液22gおよび水酸
化ナトリウム3.5gを、32.9%濃度の例3の溶液4
00gへ添加した。混合物を60℃で3時間攪拌し、次
いでさらに90℃で2時間攪拌した。透明な溶液が得ら
れた。
ピルトリメチルアンモニウムクロライドによる反応 3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロライドの60%濃度水溶液46gおよび水酸
化ナトリウム6gを、例26の15.3%濃度溶液40
0gへ添加した。混合物を60℃で3時間攪拌し、次い
で90℃でさらに2時間攪拌した。透明な溶液が得られ
た。
を、攪拌した19.3%濃度の例28のポリマー水溶液
へ、室温で30分かけて添加した。粘度の増加が見られ
た。
ニルアセテート(15:85)のポリマー1.0kg
を、脱塩水1.5kg中に溶解し、溶液を60℃に加熱
し、30μm厚さのフィルムに延伸し、60℃で乾燥さ
せた。ビタミンE(2質量部)と基材である鎖長さトリ
グリセリド(8質量部)を充填した軟カプセルを、前記
フィルムから、ロータリーダイ法により製造した。カプ
セルを流動床中で35℃で乾燥させた。
あった。11%r.h.での貯蔵において、耐屈曲性およ
び崩壊性が保持されている。
ニルアセテート(15/85)のポリマー0.66k
g、ペクチン0.04kgおよびポリビニルアルコール
(Mowiol4/88)0.16kgを、加熱しなが
ら脱塩水1.58kg中に溶解させた。ベンガラ(Sicov
it red 30、BASF社製)16gおよび二酸化チタン
33gならびに脱塩水115gを、コランダムディスク
ミル中で均質化した後に攪拌しながらポリマー溶液へ添
加することにより、顔料懸濁液を製造した。該懸濁液を
400μm厚さのフィルムに延伸した。イブプロフェン
(3質量部)および基材である鎖長さのトリグリセリド
(7質量部)を充填した軟カプセルを、前記フィルムか
ら、ロータリーダイ法により製造した。次いでカプセル
を流動床中で35℃で乾燥させた。
分03秒であった。11%r.h.で3ヶ月貯蔵した場合
に、耐屈曲性および崩壊性は保持されている。
ニルアセテート(15/85)のポリマー0.6kg、
ゼラチン200ブルーム0.5kgおよび10%β−カ
ロチン乾燥末(Lucarotin 10% CWD)
10gを、加熱しながら脱塩水1.4kgおよびグリセ
ロール0.10kg中に溶解させた。溶液を400μm
厚さのフィルムに延伸した。
ある鎖長さのトリグリセリド(7質量部)を充填した軟
カプセルを、前記フィルムから、ロータリーダイ法によ
り製造した。次いでカプセルを流動床中で35℃で乾燥
させた。
あった。
(Kollicoat MAE 100p)0.175kgを水1.625k
g中に溶解し、20%濃度の水酸化ナトリウム溶液を攪
拌しながら添加することにより、pH6.5に調節し
た。次いで加水分解したメチルポリエチレングリコール
6000/ポリビニルアセテート(15/85)のポリ
マー0.7kgを、攪拌しながら溶解させた。この溶液
を350μm厚さのフィルムに延伸した。
アRH40(1質量部)および基材である鎖長さトリグ
リセリド(6質量部)を充填させた軟カプセルを、前記
フィルムから、ロータリーダイ法により製造した。カプ
セルを次いで、流動床中で35℃で乾燥させた。
あった。
ニルアセテート(15/85)のポリマー0.95k
g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(Pharmacoat
606)0.1kg、カラゲナン0.05kgおよび10%
β−カロチン乾燥末(Lucarotin 10% CWD)10gおよ
びポリエチレングリコール60000.1kgを、加熱
しながら脱塩水1.4kg中に溶解させた。溶液を35
0μm厚さのフィルムに延伸した。
ト80(0.5質量部)および基材である鎖長さのトリ
グリセリド(6質量部)を充填した軟カプセルを、フィ
ルムをダンプリングし、充填物を導入し、2枚目のフィ
ルムで覆うことにより、アコゲル法を用いて前記フィル
ムから製造した。
55秒であった。11%の周囲湿度での貯蔵においても
脆化は認められなかった。
ニルアセテート(15/85)のポリマー1.0kg
を、脱塩水2.3kg中に溶解し、テトラホウ酸ナトリ
ウム10gを添加した。溶液を400μm厚さのフィル
ムに延伸した。酢酸トコフェロール(3質量部)、ポリ
ソルベート80(0.5質量部)および基材である鎖長
さのトリグリセリド(6.5質量部)を充填した軟カプ
セルを、フィルムをダンプリングし、充填物を導入し、
2枚目のフィルムで覆うことにより、アコゲル法を用い
て前記フィルムから製造した。カプセルを流動床中で3
5℃で乾燥させた。胃液類似物中のカプセルの溶解速度
は4分35秒であった。11%の周囲湿度での貯蔵にお
いても脆化は認められなかった。
プロピルメチルセルロースでは、可塑剤を使用せずに軟
カプセルを製造することは不可能であった。フィルムは
脆すぎ、壊れやすい。
Claims (26)
- 【請求項1】 (a)ポリエーテルの存在下にビニルエ
ステルを重合することによって製造したポリマー (b)場合により構造改良助剤 (c)場合により別の慣用の成分 を含有する軟カプセル。 - 【請求項2】 ポリマー(a)が、 a)少なくとも1つのC1〜C24−カルボン酸のビニ
ルエステルを、 b)ポリエーテル含有化合物および c)場合により1つ以上の共重合性モノマー の存在下にフリーラジカル重合し、次いで最初のモノマ
ーa)のエステル部分の少なくとも一部を加水分解する
ことにより得られる、請求項1記載の軟カプセル。 - 【請求項3】 ポリマー(a)が、 a)少なくとも1つのC1〜C24−カルボン酸のビニ
ルエステルを、 b)一般式I: 【化1】 [記号は相互に独立して以下の意味を有する: R1は、水素、C1〜C24−アルキル、R6−C(=
O)−、R6−NH−C(=O)−、ポリアルコール残
基であり;R5は、水素、C1〜C24−アルキル、R
6−C(=O)−、6−NH−C(=O)−であり;R
2〜R4は、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−
(CH2)4−、−CH2−CH(R6)−、−CH2
−CHOR7−CH2−であり;R6は、C1〜C24
−アルキルであり;R7は、水素、C1〜C24−アル
キル、R6−C(=O)−、R6−NH−C(=O)−
であり;Aは、−C(=O)−O、−C(=O)−B−
C(=O)−O、−C(=O)−NH−B−NH−C
(=O)−Oであり;Bは、−(CH2)t−、アリー
レンであり、置換されていてよく;nは、1〜1000
であり;sは、0〜1000であり;tは、1〜12で
あり;uは、1〜5000であり;vは、0〜5000
であり;wは、0〜5000であり;xは、0〜500
0であり;yは、0〜5000であり;zは、0〜50
00である]のポリエーテル含有化合物、および c)場合により1つ以上の別の共重合性モノマーの存在
下にフリーラジカル重合し、次いで、最初のモノマー
a)のエステル部分の少なくとも一部を加水分解するこ
とにより得られる、請求項1または2記載の軟カプセ
ル。 - 【請求項4】 ポリマー(a)が、 a)少なくとも1つのC1〜C24−カルボン酸のビニ
ルエステルを、 b)数平均分子量が300〜100000である一般式
Iのポリエーテル含有化合物(ここで、記号は、相互に
独立して以下の意味を有する:R1は、水素、C1〜C
12−アルキル、R6−C(=O)−、R6−NH−C
(=O)−、ポリアルコール残基であり;R5は、水
素、C1〜C12−アルキル、R6−C(=O)−、R
6−NH−C(=O)−であり;R2〜R4は、−(C
H2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−
CH2−CH(R6)−、−CH2−CHOR7−CH
2−であり;R6は、C1〜C12−アルキルであり;
R7は、水素、C1〜C12−アルキル、R6−C(=
O)−、R6−NH−C(=O)−であり;nは、1〜
8であり;sは、0であり;uは、2〜2000であ
り;vは、0〜2000であり;wは、0〜2000で
ある)および c)場合により1つ以上の別の共重合性モノマーの存在
下にフリーラジカル重合し、次いで、最初のモノマー
a)のエステル部分の少なくとも一部を加水分解するこ
とにより得られる、請求項1から3までのいずれか1項
記載の軟カプセル。 - 【請求項5】 ポリマー(a)が、 a)少なくとも1つのC1〜C24−カルボン酸のビニ
ルエステルを、 b)数平均分子量が500〜50000である一般式I
のポリエーテル含有化合物(ここで、記号は、相互に独
立して以下の意味を有する:R1は、水素、C1〜C6
−アルキル、R6−C(=O)−、R6−NH−C(=
O)−であり;R5は、水素、C1〜C6−アルキル、
R6−C(=O)−、R6−NH−C(=O)−であ
り;R2〜R4は、−(CH2)2−、−(CH2)3
−、−(CH2)4−、−CH2−CH(R6)−、−
CH2−CHOR7−CH2−であり;R6は、C1〜
C6−アルキルであり;R7は、水素、C1〜C6−ア
ルキル、R6−C(=O)−、R6−NH−C(=O)
−であり;nは、1であり;sは、0であり;uは、5
〜1000であり;vは、0〜1000であり;wは、
0〜1000である)および c)場合により1つ以上の別の共重合性モノマーの存在
下にフリーラジカル重合し、次いで、最初のモノマー
a)のエステル部分の少なくとも一部を加水分解するこ
とにより得られる、請求項1から4までのいずれか1項
記載の軟カプセル。 - 【請求項6】 ポリマー(a)が、 a)少なくとも1つのC1〜C24−カルボン酸のビニ
ルエステルを、 b)ポリエーテル含有化合物および c)場合により1つ以上の別の共重合性モノマーの存在
下にフリーラジカル重合し、次いで、最初のモノマー
a)のエステル部分を少なくとも一部加水分解すること
により得られ、ここで、ポリエーテル含有化合物b)
が、エチレン性不飽和アルキレンオキシド含有モノマー
および場合により別の共重合性モノマーの重合により製
造される、請求項1から5までのいずれか1項記載の軟
カプセル。 - 【請求項7】 ポリエーテル含有化合物b)を、ポリア
ルキレンオキシドのビニルエーテル、および場合によ
り、別の共重合性モノマーの重合により製造する、請求
項6記載の軟カプセル。 - 【請求項8】 ポリエーテル含有化合物b)を、ポリア
ルキレンオキシド(メタ)アクリレート、および場合に
より別の共重合性モノマーの重合により製造する、請求
項6記載の軟カプセル。 - 【請求項9】 別の共重合性モノマーc)が、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸、無水マレイン酸およびそのモノエステル、メチルア
クリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、
n−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、
t−ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、
イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリ
レート、N−t−ブチルアクリルアミド、N−オクチル
アクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、アルキレングリコール(メタ)アクリレート、スチ
レン、不飽和スルホン酸、例えばアクリルアミドプロパ
ンスルホン酸、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタ
ム、ビニルエーテル(例えば:メチル、エチル、ブチル
またはドデシルビニルエーテル)、ビニルホルムアミ
ド、ビニルメチルアセタミド、ビニルアミン、1−ビニ
ルイミダゾール、1−ビニル−2−メチルイミダゾー
ル、N,N−ジメチルアミノメチルメタクリレートおよ
びN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルア
ミド;3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムクロライ
ド、3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムメチルスル
フェート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、塩化メチル、硫酸メチルまたは硫酸ジエチルで4級
化したN−[3−(ジメチルアミノ)−プロピル]メタク
リルアミドから選択される、請求項1から8までのいず
れか1項記載の軟カプセル。 - 【請求項10】 量の割合が、 a)10〜98質量% b)2〜90質量% c)0〜50質量% である、請求項1から9までのいずれか1項記載の軟カ
プセル。 - 【請求項11】 量の割合が、 a)50〜97質量% b)3〜50質量% c)0〜20質量% である、請求項1から10までのいずれか1項記載の軟
カプセル。 - 【請求項12】 量の割合が、 a)65〜97質量% b)3〜35質量% c)0〜20質量% である、請求項1から11までのいずれか1項記載の軟
カプセル。 - 【請求項13】 得られるポリマーを重合類似反応によ
り後架橋する、請求項1から12までのいずれか1項記
載の軟カプセル。 - 【請求項14】 後架橋に、ジアルデヒド、ジケトン、
ジカルボン酸、ホウ酸、ホウ酸塩、および多価のカチオ
ンの塩を使用する、請求項1から13までのいずれか1
項記載の軟カプセル。 - 【請求項15】 使用する構造改良助剤(b)が、以下
のクラスの化合物: a)分子量が50000を上回るポリマー b)ポリマーのポリマー鎖の架橋を誘導する物質 c)場合により、構造改良助剤のポリマー鎖の架橋を誘
導する物質 から選択される、請求項1から14までのいずれか1項
記載の軟カプセル。 - 【請求項16】 使用する構造改良助剤が以下の物質の
クラス:ポリアミノ酸、例えばゼラチン、ゼイン、大豆
タンパク質およびその誘導体、ポリサッカライド、例え
ばデンプン、分解デンプン、マルトデキストリン、カル
ボキシメチルスターチ、セルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セル
ロース、酢酸フタル酸セルロース、酢酸フタル酸ヒドロ
キシプロピルセルロース、酢酸コハク酸ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヘミセルロース、ガラクトマンナン、
ペクチン、アルギネート、カラゲナン、キサンタン、ゲ
ラン、デキストラン、カードラン、プルラン、アラビア
ゴム、キチンおよびその誘導体、合成ポリマー、例えば
ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリルエステル
とメタクリルエステルとのコポリマー、ポリビニルアル
コール、ポリビニルアセテート、ポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロッ
ク共重合体、ポリビニルピロリドンおよびその誘導体か
ら選択される、請求項1から15までのいずれか1項記
載の軟カプセル。 - 【請求項17】 存在するシェルの別の慣用の成分が、
充填剤、放出剤、流動助剤、染料、顔料、乳白剤、着香
剤、甘味料、可塑剤、防腐剤および/または活性成分で
ある、請求項1から16までのいずれか1項記載の軟カ
プセル。 - 【請求項18】 シェルが、ポリエーテル上のビニルエ
ステルのポリマーを10〜100質量%、場合により構
造改良助剤を0〜80質量%、場合により別の慣用の成
分を0〜30質量%含有する、請求項1から17までの
いずれか1項記載の軟カプセル。 - 【請求項19】 ロータリーダイ法、アコゲル法、ノー
トン法、ドロップオアブロー法またはコルトンアップジ
ョン法のような方法で得られる、請求項1から18まで
のいずれか1項記載の軟カプセル。 - 【請求項20】 1つ以上の薬理学的に活性な成分、ビ
タミン、カロチノイド、ミネラル、微量元素、補助食
品、化粧品活性物質、植物保護剤、浴槽用混合物、香
料、着香剤、クリーナーまたは洗剤を含有する、請求項
1から19までのいずれか1項記載の軟カプセル。 - 【請求項21】 シェルが、胃液に抵抗性のポリマーを
20〜80%含有する、請求項1から20までのいずれ
か1項記載の軟カプセル。 - 【請求項22】 慣用の薬理学的被覆方法を用いて、製
造後に、胃液に抵抗性の被覆を施すことにより、胃液抵
抗性を確立する、請求項1から21までのいずれか1項
記載の軟カプセル。 - 【請求項23】 請求項1から22までのいずれか1項
記載の軟カプセルの薬理学的適用のための使用。 - 【請求項24】 化粧品の適用、植物保護への適用、ク
リーナーまたは補助食品のための、請求項1から22ま
でのいずれか1項記載の軟カプセルの使用。 - 【請求項25】 a)少なくとも1つのC1〜C24−
カルボン酸のビニルエステルを、 b)ポリエーテル含有化合物、および c)場合により1つ以上の共重合性モノマー の存在下にフリーラジカル重合し、次いで最初のモノマ
ーa)の少なくとも一部を加水分解することにより得ら
れるポリマーの、請求項1から22までのいずれか1項
記載の軟カプセルを製造するための使用。 - 【請求項26】 a)少なくとも1つのC1〜C24−
カルボン酸のビニルエステルを、 b)ポリエーテル含有化合物および c)場合により少なくとも1つの共重合性モノマー の存在下にフリーラジカル重合し、次いで、最初のモノ
マーa)のエステル部分の少なくとも一部を加水分解し
て得られるポリマー(ここで、ポリエーテル含有化合物
b)が、エチレン性不飽和アルキレンオキシド含有モノ
マーおよび場合により別の共重合性モノマーから製造さ
れる)の、請求項1から22までのいずれか1項記載の
軟カプセルを製造するための使用。
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