JP2001328966A - エステルの製造法 - Google Patents
エステルの製造法Info
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Abstract
と低級アルデヒドとからエステルを製造する新規な方法
を提供する。 【解決手段】 アルコールまたはアルコールとアルデヒ
ドを加圧下で下記触媒に気相接触させることを特徴とす
るエステルの製造法(亜鉛、クロム、アルミニウムおよ
びケイ素からなる群から選ばれた少なくとも1種を含む
金属塩、ジルコニウム塩および銅塩と水酸化アルカリと
の反応により得られる触媒前駆体を水素還元してなる酸
化亜鉛、酸化クロム、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ
素からなる群から選ばれた少なくとも1種の酸化物、酸
化ジルコニウムおよび銅からなる触媒)。
Description
造法に関する。詳しくは、アルコ−ルまたはアルコール
とアルデヒドの気相接触反応による低級エステルの製造
法に関する。
は塗料用溶剤をはじめ抽出溶媒、化成品中間体、医薬品
中間体などとして多量に用いられ化学工業上重要な物質
である。従来、このような低級エステルは、カルボン酸
とアルコールからの脱水エステル化反応、またはTis
hchenko反応と呼ばれるアルデヒドの縮合反応に
よって製造された。近年、ヘテロポリ酸触媒を用いカル
ボン酸とオレフィンからエステルを製造する方法(特開
平5ー65248など)が報告されており、新たな酢酸
エチル製造法として注目されている。しかしながら、こ
れまでの酢酸エチル製造法は、酸とアルコールまたは酸
とオレフィンといった複数の原料を用いるために複数の
原料ソースの確保が必要となるか、或いはアセトアルデ
ヒドのような非工業地帯では入手しにくく、取り扱いの
困難な原料を用いるため、原料の確保、備蓄、ハンドリ
ングが容易ではなかった。さらに、炭素鎖の長さの異な
るエステルを製造する場合、これまでは、対応する酸と
アルコールから脱水エステル化反応によるエステル化反
応が有効な手段ではあったが、原料に酸を用いることか
ら装置の腐食などに問題があった。工業化学雑誌196
8年71巻9号1517〜1522頁には、パラジウム
触媒を用いた酸化的エステル化反応によりエチルアルコ
ールから酢酸エチルを製造する方法が報告されている。
特開平9−29099には、パラジウム−鉛系の触媒に
よるアルコールとアルデヒドからエステルを製造する方
法が開示されている。しかし、これらの反応は酸素を消
費する反応であり、エステルは生成するものの工業的に
有用な水素を副生成物として利用することができない。
従来の技術課題を解決することであり、新規なエステル
の製造法を提供することである。詳しくは、低級アルコ
ールから、または低級アルコールと低級アルデヒドとか
らエステルを製造する方法を提供することである。
の結果、銅と酸化ジルコニウムを必須成分として含み、
酸化亜鉛、酸化クロム、酸化アルミニウムおよび酸化ケ
イ素からなる群から選ばれた少なくとも1種の金属酸化
物を含有する触媒を特別の方法で調製することによっ
て、アルコールからエステルを、またはアルコールとア
ルデヒドからエステルを脱水素反応にて製造する方法を
見いだし、本発明を完成するに至った。
〜(11)項で定義される。 1) アルコールまたはアルコールとアルデヒドを加圧
下において下記触媒に気相接触させることを特徴とする
エステルの製造法(亜鉛、クロム、アルミニウムおよび
ケイ素からなる群から選ばれた少なくとも1種を含む金
属塩、ジルコニウム塩および銅塩と水酸化アルカリとの
反応により得られる触媒前駆体を水素還元してなる酸化
亜鉛、酸化クロム、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素
からなる群から選ばれた少なくとも1種の酸化物、酸化
ジルコニウムおよび銅からなる触媒)。 2) 前記触媒が、銅1モルに対して、5モル以下の酸
化亜鉛、5モル以下の酸化クロム、5モル以下の酸化ア
ルミニウム、200モル以下の酸化ケイ素および0.0
5〜5モルの酸化ジルコニウムである前記1項に記載の
エステル製造法。 3) 前記触媒が、銅1モルに対して、酸化亜鉛2モル
以下、酸化アルミニウム5モル以下および酸化ジルコニ
ウム0.05〜5モルからなる前記1項に記載のエステ
ル製造法。 4) 前記触媒が、銅1モルに対して、酸化亜鉛5モル
以下および酸化ジルコニウム0.05〜5モルからなる
前記1項に記載のエステル製造製造法。 5) 前記触媒が、銅1モルに対して、酸化アルミニウ
ム5モル以下および酸化ジルコニウム0.05〜5モル
からなる前記1項に記載のエステル製造法。
酸アルミニウムおよび硝酸ジルコニルの混合水溶液と水
酸化アルカリとから得られる沈澱物の焼成体(触媒前駆
体)を水素還元してなるエステル製造用Cu−ZnO−
Al2O3−ZrO2触媒である前記1項に記載のエステ
ル製造法。 7) 前記触媒が、硝酸銅、硝酸亜鉛および硝酸ジルコ
ニルの混合水溶液と水酸化アルカリとから得られる沈澱
物の焼成体(触媒前駆体)を水素還元してなるエステル
製造用Cu−ZnO−ZrO2触媒である前記1項に記
載のエステル製造法。 8) 前記触媒が、硝酸銅、硝酸アルミニウムおよび硝
酸ジルコニルの混合水溶液と水酸化アルカリとから得ら
れる沈澱物の焼成体(触媒前駆体)を水素還元してなる
エステル製造用Cu−Al2O3−ZrO2触媒ある前記
1項に記載のエステル製造法。 9) 反応圧力が2MPa以下である前記1〜8項のい
ずれか1項に記載のエステルの製造法。
触媒は、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化アルミニウムおよ
び酸化ケイ素からなる群から選ばれた少なくとも1種の
酸化物、酸化ジルコニウムおよび銅からなる触媒であっ
て、該酸化物を構成する金属の少なくとも1種を含む
塩、ジルコニウム塩および銅塩と水酸化アルカリとの反
応により得られる触媒前駆体を水素還元して得られるの
が特徴である。たとえば、触媒に含まれる金属の硝酸塩
の水溶液に水酸化アルカリの水溶液を添加し金属水酸化
物からなる触媒前駆体を沈殿させ、この触媒前駆体を水
洗、乾燥、焼成して後、120〜500℃、1〜48時
間で水素還元することにより、酸化銅を還元して活性な
金属銅−酸化ジルコニウム−酸化物触媒とする。すなわ
ち、本発明のエステルの製造法に用いる触媒の成分は、
金属銅、酸化ジルコニウムが必須であり、これに酸化亜
鉛、酸化クロム、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素か
ら選ばれた1つまたは2種以上の酸化物が含まれるもの
である。酸化物、酸化ジルコニウムの含有量は、銅1モ
ルに対して、5モル以下の酸化亜鉛、5モル以下の酸化
クロム、5モル以下の酸化アルミニウム、200モル以
下の酸化ケイ素および0.05〜5モルの酸化ジルコニ
ウムである
触媒前駆体の段階でエステル製造に使用する反応装置に
所定量採り入れこれを水素還元して活性化して触媒と
し、これにエステル原料を供給するのが適当な方法であ
る。たとえば、高圧気相流通反応装置に所定量の触媒前
駆体を入れ、これを水素還元することにより活性な触媒
層をエステル製造装置内に形成させる。また、金属硝酸
塩と水酸化アルカリとの反応により金属水酸化物からな
る沈澱物の調製には、特に限定しないが共沈法、含浸法
などの方法が好適に適用される。
l2O3−ZrO2触媒における銅または金属酸化物の含
有量は、銅1モルに対して、酸化亜鉛が2モル以下、酸
化アルミニウムが5モル以下、酸化ジルコニウム0.0
5〜5モルが好ましく、より好ましくは銅1モルに対し
て、酸化亜鉛が0.05〜1モル、酸化アルミニウム
0.1〜1モル、酸化ジルコニウムが0.1〜1モルで
ある。含有量が好ましい範囲を外れると目的エステルの
選択率が低下する。この触媒は、硝酸銅、硝酸亜鉛、硝
酸アルミニウムおよび硝酸ジルコニルの混合水溶液と水
酸化アルカリとから得られる沈澱物の焼成体(触媒前駆
体)を水素還元して調製される。その混合水溶液は、硝
酸銅1モルに対して、2モル以下の硝酸亜鉛、10モル
以下の硝酸アルミニウムおよび0.05〜5モルの硝酸
ジルコニルを含有するのが好ましく、より好ましくは
0.05〜1モルの硝酸亜鉛、0.2〜2モルの硝酸ア
ルミニウムおよび0.1〜1モルの硝酸ジルコニルであ
る。
rO2触媒における銅または金属酸化物の含有量は、銅
1モルに対し、酸化亜鉛が5モル以下、酸化ジルコニウ
ム0.05〜5モルが好ましく、より好ましくは銅1モ
ルに対し、酸化亜鉛が0.1〜1モル、酸化ジルコニウ
ム0.1〜1モルである。含有量が好ましい範囲を外れ
ると目的エステルの選択率が低下する。この触媒は、硝
酸銅、硝酸亜鉛および硝酸ジルコニルの混合水溶液と水
酸化アルカリとから得られる沈澱物の焼成体(触媒前駆
体)を水素還元して調製される。その混合水溶液は、硝
酸銅1モルに対して、5モル以下の硝酸亜鉛および0.
05〜5モルの硝酸ジルコニルを含有するのが好まし
く、より好ましくは、0.1〜1モルの硝酸亜鉛および
0.1〜1モルの硝酸ジルコニルである。
ZrO2触媒における銅または金属酸化物の含有量は、
銅1モルに対して、酸化アルミニウムが5モル以下、酸
化ジルコニウム0.05〜5モルが好ましく、より好ま
しくは銅が1モルに対して、酸化アルミニウムが0.1
〜1モル、酸化ジルコニウム0.1〜1モルである。含
有量が好ましい範囲を外れると目的エステルの選択率が
低下する。この触媒は、硝酸銅、硝酸アルミニウムおよ
び硝酸ジルコニルの混合水溶液と水酸化アルカリとから
得られる沈澱物の焼成体(触媒前駆体)を水素還元して
調製される。その混合水溶液は、硝酸銅1モルに対し
て、10モル以下の硝酸アルミニウムおよび0.05〜
5モルの硝酸ジルコニルを含有するのが好ましく、さら
に好ましくは、0.1〜1モルの硝酸アルミニウムおよ
び0.1〜1モルの硝酸ジルコニルである。
の前記触媒にアルコールまたはアルコールとアルデヒド
とを気相加圧下で接触させ、脱水素反応によりエステル
を生成することが特徴である。
しい触媒は、金属銅−酸化ジルコニウム−金属酸化物で
あるが、具体的には、Cu−ZnO−Al2O3−ZrO
2−SiO2;Cu−ZnO−Al2O3−ZrO2;Cu
−ZnO−ZrO2;Cu−ZrO2;Cu−Cr2O3−
ZrO2などがあげられる。また、アルコールから酢酸
エチルの製造、アルコールとアセトアルデヒドとから酢
酸エチルの製造などには、Cu−ZnO−Al2O3−Z
rO2−SiO2;Cu−ZnO−Al2O3−ZrO2;
Cu−ZnO−ZrO2;Cu−ZrO2;Cu−Cr2
O3−ZrO2などが好ましい。
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、ブチルアルコールなどが好ましい。ま
たアルデヒドはアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、イソブチルアルデヒド、ブチルアルデヒドなどが好
ましい。また、これらの原料から得られるエステルとし
ては、ぎ酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸プロピ
ル、酪酸ブチル、酢酸n−ブチル、酢酸n−プロピルな
どがあげられる。特に本発明のエステル製造法は、エチ
ルアルコールから酢酸エチル、エチルアルコールとアセ
トアルデヒドから酢酸エチルの製造に好ましく用いられ
る。
くはゲージ圧2MPa以下、より好ましくは1〜0.0
5MPaで行う。反応温度は、180℃から400℃の
温度範囲が好適に使用される。180℃未満では反応の
進行が十分でなく400℃を越えると生成物選択率が悪
くなる。
は、0〜30重量%の範囲で使用可能であり、好ましく
は0〜15重量%の範囲である。
果を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。なお、実施例、比較例に用いた固定床気
相流通反応装置は、内径27mm、全長600mm(上
部500mmはセラミックリングの充填した気化層であ
り、下部に長さ100mmの触媒層を有する)の反応器
であり、その上端にキャリヤーガス導入口と原料流入口
があり、下端にガス抜け口を有する反応粗液捕集容器
(冷却)を有するものである。また、捕集容器に捕集さ
れた反応粗液は、ガスクマトグラフィーにて測定し、検
量線補正と水分補正後、酢酸エチルなどの収量、エチル
アルコールなどの原料の残量を決定し、この値から転化
率(重量%)、選択率(重量%)、収率(重量%)を求
めた。
20g、硝酸アルミニウム、101g、硝酸ジルコニル
36gを水5リットルに溶解したものに、水酸化ナトリ
ウム179gを水1リットルに溶解した水溶液を加え
る。生じた沈澱を水洗、乾燥、焼成したものを触媒前駆
体とする。この触媒前駆体72gを固定床気相流通反応
装置の触媒層(内径27mm、長さ約100mm)に採
り、つぎに窒素で希釈した水素を還元剤として200℃
以下で12時間水素還元し、この反応装置内にCu−Z
nO−Al2O3−ZrO2エステル製造用触媒層を設定
した。 (エステルの製造)上記Cu−ZnO−Al2O3−Zr
O2触媒層の設定された固定床気相流通反応装置の上部
から原料のエチルアルコール(99.5%)とキャリア
ガスの窒素を供給することにより反応は開始される。気
化層でエチルアルコールは気化され、反応器を密閉する
ことで反応器内は加圧状態となる。気化されたエチルア
ルコールは触媒層へと供給される。反応器内の圧力は反
応圧力として、気化層および触媒層の温度は反応温度と
して表に示した。所定の反応圧力下での、反応温度に対
するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢酸エチル
収率をつぎの表に示す。
5h-1
以外は、実施例1と同条件でエステル化を行った。反応
温度に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢
酸エチル収率をつぎの表に示す。
5h-1
以外は、実施例1と同条件でエステル化を行った。反応
温度に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢
酸エチル収率をつぎの表に示す。
5h-1
以外は、実施例1と同条件でエステル化を行った。反応
温度に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢
酸エチル収率をつぎの表に示す。
5h-1
は、実施例2と同条件でエステル化を行った。反応温度
に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢酸エ
チル収率をつぎの表に示す。
0h-1
は、実施例2と同条件でエステル化を行った。反応温度
に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢酸エ
チル収率をつぎの表に示す。
0h-1
は、実施例2と同条件でエステル化を行った。反応温度
に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢酸エ
チル収率をつぎの表に示す。
0h-1
ルアルコールであること以外は、実施例5と同条件でエ
ステル化を行った。反応温度に対するエタノール転化
率、酢酸エチル選択率、酢酸エチル収率をつぎの表に示
す。
0h-1
は、実施例1と同条件でエステル化を行った。反応温度
に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢酸エ
チル収率をつぎの表に示す。
0.5h-1
外は、実施例5と同条件でエステル化を行った。反応温
度に対するエタノール転化率、酢酸エチル選択率、酢酸
エチル収率をつぎの表に示す。
0h-1
ルミニウム102gおよび酸化ジルコニウム25gを水
150gと共に物理的に混合し乾燥したものを200℃
で焼成し灰白色の固体の触媒前駆体を得る。この触媒前
駆体20gを固定床気相流通反応装置の触媒層(内径1
7mm、長さ約100mm)に採り、つぎに窒素で希釈
した水素を還元剤として200℃以下で4時間水素還元
し、この反応装置内にCu−ZnO−Al2O3−ZrO
2エステル製造用触媒層を設定した。 (エステルの製造)上記エステル製造用触媒層の設定さ
れた固定床気相流通反応装置の上部からキャリアガスで
ある窒素の供給量は一律としたキャリアガスとして窒素
ガスを20ml/min.の速度で流した。この窒素ガ
スと共に99.5重量%のエチルアルコールを供給し、
触媒層上部に設けられたセラミックリングを充填した気
化層でエチルアルコールを気化して触媒層へ供給し反応
を行った。なお気化層と触媒層の温度は260℃で行っ
た。反応を行った結果をつぎの表に示す。
0g、硝酸アルミニウム504g、硝酸ジルコニル36
gを水5リットルに溶解した。この溶液に30%アンモ
ニア水540mlを水1リットルに溶解した水溶液を加
えて得られる沈澱物を、水洗、乾燥、焼成したものを触
媒前駆体とした。この触媒前駆体20gを固定床気相流
通反応装置の触媒層(内径17mm、長さ約100m
m)に採り、つぎに窒素で希釈した水素を還元剤として
200℃以下で4時間水素還元し、この反応装置内にC
u−ZnO−Al2O3−ZrO2エステル製造用触媒層
を設定した。 (エステルの製造)上記エステル製造用触媒層の設定さ
れた固定床気相流通反応装置の上部からキャリアガスで
ある窒素の供給量は一律としたキャリアガスとして窒素
ガスを20ml/min.の速度で流した。この窒素ガ
スと共に99.5重量%のエチルアルコールを供給し、
触媒層上部に設けられたセラミックリングを充填した気
化層でエチルアルコールを気化して触媒層へ供給し反応
を行った。なお気化層と触媒層の温度は260℃で行っ
た。反応を行った結果をつぎの表に示す。
活性を示し、特に加圧下で効果を示すことが特徴であ
る。このことにより、アルコール、またはアルコールと
アルデヒドからエステルを高収率、高選択率で得ること
ができる。特に酢酸エチルなどの製造に適し、工業上意
義のある製造法である。
Claims (9)
- 【請求項1】 アルコールまたはアルコールとアルデヒ
ドを加圧下において下記触媒に気相接触させることを特
徴とするエステルの製造法(亜鉛、クロム、アルミニウ
ムおよびケイ素からなる群から選ばれた少なくとも1種
を含む金属塩、ジルコニウム塩および銅塩と水酸化アル
カリとの反応により得られる触媒前駆体を水素還元して
なる酸化亜鉛、酸化クロム、酸化アルミニウムおよび酸
化ケイ素からなる群から選ばれた少なくとも1種の酸化
物、酸化ジルコニウムおよび銅からなる触媒)。 - 【請求項2】 前記触媒が、銅1モルに対して、5モル
以下の酸化亜鉛、5モル以下の酸化クロム、5モル以下
の酸化アルミニウム、200モル以下の酸化ケイ素およ
び0.05〜5モルの酸化ジルコニウムである請求項1
に記載のエステル製造法。 - 【請求項3】 前記触媒が、銅1モルに対して、酸化亜
鉛2モル以下、酸化アルミニウム5モル以下および酸化
ジルコニウム0.05〜5モルからなる請求項1に記載
のエステル製造法。 - 【請求項4】 前記触媒が、銅1モルに対して、酸化亜
鉛5モル以下および酸化ジルコニウム0.05〜5モル
からなる請求項1に記載のエステル製造法。 - 【請求項5】 前記触媒が、銅1モルに対して、酸化ア
ルミニウム5モル以下および酸化ジルコニウム0.05
〜5モルからなる請求項1に記載のエステル製造法。 - 【請求項6】 前記触媒が、硝酸銅、硝酸亜鉛、硝酸ア
ルミニウムおよび硝酸ジルコニルの混合水溶液と水酸化
アルカリとから得られる沈澱物の焼成体(触媒前駆体)
を水素還元してなるエステル製造用Cu−ZnO−Al
2O3−ZrO 2触媒である請求項1に記載のエステル製
造法。 - 【請求項7】 前記触媒が、硝酸銅、硝酸亜鉛および硝
酸ジルコニルの混合水溶液と水酸化アルカリとから得ら
れる沈澱物の焼成体(触媒前駆体)を水素還元してなる
エステル製造用Cu−ZnO−ZrO2触媒である請求
項1に記載のエステル製造法。 - 【請求項8】 前記触媒が、硝酸銅、硝酸アルミニウム
および硝酸ジルコニルの混合水溶液と水酸化アルカリと
から得られる沈澱物の焼成体(触媒前駆体)を水素還元
してなるエステル製造用Cu−Al2O3−ZrO2触媒
ある請求項1に記載のエステル製造法。 - 【請求項9】 反応圧力が2MPa以下である請求項1
〜8のいずれか1項に記載のエステルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000146198A JP4432205B2 (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | エステルの製造法 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328966A true JP2001328966A (ja) | 2001-11-27 |
JP4432205B2 JP4432205B2 (ja) | 2010-03-17 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP4432205B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116162023A (zh) * | 2021-11-24 | 2023-05-26 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 乙醇脱氢缩合制备乙酸乙酯的方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013114781A1 (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-08 | Jnc株式会社 | 低級エステル製造法 |
-
2000
- 2000-05-18 JP JP2000146198A patent/JP4432205B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN116162023A (zh) * | 2021-11-24 | 2023-05-26 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 乙醇脱氢缩合制备乙酸乙酯的方法 |
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---|---|
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